JPH06278021A - 研削装置 - Google Patents

研削装置

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JPH06278021A
JPH06278021A JP7442693A JP7442693A JPH06278021A JP H06278021 A JPH06278021 A JP H06278021A JP 7442693 A JP7442693 A JP 7442693A JP 7442693 A JP7442693 A JP 7442693A JP H06278021 A JPH06278021 A JP H06278021A
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JP
Japan
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workpiece
diameter
grinding
amount
machining diameter
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JP7442693A
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English (en)
Inventor
Takao Yoneda
孝夫 米田
Takayuki Hotta
尊之 堀田
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Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】粗研,精研,微研の順に繰り返し研削を行う場
合において、砥石車の研削面の性状に応じて砥石台の送
り速度又は送り速度を変えるときの工作物の加工径を変
更することによって、工作物の加工精度を向上させる。 【構成】工作物の加工径を計測する定寸装置24からの
信号を基に中央処理装置31で工作物Wの振れ量と減少
量を演算し、メモリ32に設定された許容値と演算値を
比較し、許容値を越えていれば、送り速度と送り速度を
変えるときの工作物の加工径を演算し、この演算された
加工径になった時点で演算された送り速度でもって砥石
台を切込み前進させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、予め設定された工作物
の加工径になったときに次の送り速度を選定し、この送
り速度に基づいて砥石台を送りを制御することにより工
作物の研削を行うようにした研削装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の円筒研削盤は、定寸装置によって
定寸信号を出すときの工作物の加工径を複数設定し、複
数の送り速度を設定し、定寸装置からの定寸信号に基づ
いて工作物の加工径に応じた送り速度を選定し、この選
定された送り速度に基づいて砥石台の送りを制御するこ
とによって工作物の研削加工を行っている。即ち、イン
プロセスゲージでもって粗研,精研,微研の切り換えを
行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】同じ砥石車で複数の工
作物を繰り返し研削加工した場合、砥石車の研削面の性
状(切れ味、真円度、面粗さ、砥粒の突出し高さ等)が
変化するため、工作物の加工精度(面粗さ、円筒度、真
円度等)にバラツキが生じる問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した問題点
を解決するためになされたもので、図1に対応づけて説
明すると、制御装置30は、計測手段24からの信号に
基づいて工作物Wの振れ量と工作物加工径の減少量の少
なくとも1つを演算する演算手段103と、工作物の振
れ量と工作物加工径の減少量の少なくとも1つの許容値
を設定した設定手段101と、前記演算手段103によ
って演算された工作物Wの振れ量と工作物加工径の減少
量の少なくとも1つが前記設定手段101に設定された
許容値を外れたかどうか判定するチェック手段102
と、このチェック手段102によって許容値を外れたこ
とを判定したときは予め設定された研削条件を修正する
修正手段104とを備えたものである。
【0005】また、制御装置30は、計測手段24から
の信号に基づいて工作物Wの振れ量と工作物加工径の減
少量の少なくとも1つを演算する演算手段103と、工
作物Wの振れ量と工作物加工径の減少量の少なくとも1
つの許容値を設定した設定手段101と、前記演算手段
103によって演算された工作物Wの振れ量と工作物加
工径の減少量の少なくとも1つが前記設定手段101に
設定された許容値を外れたかどうか判定するチェック手
段102と、このチェック手段102によって許容値を
外れたことを判定したときは送り速度を変更するときの
工作物の加工径を修正する修正手段104とを備えたも
のである。
【0006】
【作用】工作物Wの加工径を計測手段24によって計測
しながら砥石台13を設定された送り速度で工作物側へ
移動させることにより、工作物Wの研削加工を行う。こ
のとき、計測手段24からの信号を演算手段103に送
信し、演算手段103によって工作物Wの振れ量と工作
物加工径の減少量の少なくとも1つを演算し、チェック
手段102で前記演算された工作物Wの振れ量と工作物
加工径の減少量の少なくとも1つが設定手段101で設
定された許容値を外れたかどうか判定し、許容値を外れ
たときは修正手段104によって予め設定された研削条
件を修正し、この修正された研削条件に基づいて工作物
Wの研削加工を引き続き行う。これによって、砥石車の
研削面の性状に応じた最適な研削条件で引き続き研削を
行うため、工作物の加工精度が向上する。
【0007】また、チェック手段102で工作物の振れ
量と工作物加工径の減少量の少なくとも1つが設定手段
101で設定された許容値を外れたかどうか判定し、許
容値を外れたときは修正手段104によって送り速度を
変更するときの工作物の加工径を修正し、修正された工
作物の加工径になったときは、次の送り速度を選定して
研削加工を引き続き行う。これによって、砥石車の研削
面の性状に応じた最適なタイミングでもって送り速度を
変更していくため、工作物の加工精度が向上する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図2は、本発明による研削装置の全体の構成図で
ある。図2おいて、10は円筒研削盤、30は研削盤を
制御する数値制御装置である。研削盤10は、ベッド1
1上にZ軸方向に移動可能に設置した工作物テーブル1
2、およびベッド11上にX軸方向に移動可能に設置し
た砥石台13を備える。
【0009】工作物テーブル12は、図略のサーボモー
タおよび送りねじによりZ軸方向に移動されるようにな
っているとともに、工作物テーブル12上には、主軸1
5を軸承する主軸台14と心押台16が左右に位置して
対向設置されている。工作物Wの両端は、主軸15と心
押台16にそれぞれ設けたセンタ15a,16aによっ
て支持され、さらに工作物Wの左端部には主軸15に突
設した回止め部材17が係合され、これによって工作物
Wを主軸15と一体に回転させるようになっている。ま
た、主軸15は主軸台14に設けたモータ18により回
転駆動され、主軸15の回転角度はエンコーダ18aに
よって検出されるようになっている。
【0010】砥石台13は、工作物Wの円筒部Waを研
削するCBN砥石などの砥石車19、この砥石車19を
主軸15と平行に支持する砥石軸20、及びこの砥石軸
20とベルトなどの回転伝達機構21を介して砥石車1
9を回転駆動するモータ22を有する。また、砥石台1
3は、ベッド11に設けたサーボモータ(駆動手段)2
3と、このサーボモータ23により回転される送りねじ
(図示せず)によってX軸方向(工作物Wの軸線と直交
する方向)に移動される。砥石台13の位置はエンコー
ダ25によって検出されるようになっている。
【0011】図2において、24は工作物テーブル12
上に設置され、工作物Wの円筒部Waの加工径を計測す
るインプロセス定寸装置(計測手段)であり、その計測
信号(アナログ信号)は数値制御装置30に入力され
る。数値制御装置30は、図2に示すように研削装置全
体を制御し管理する中央処理装置(以下CPUという)
31、メモリ32、外部とのデータを授受するインタフ
ェース33、およびCPU31からの指令に応じて駆動
パルスを分配送出するパルス分配回路34を備える。C
PU31には、A−Dコンバータ35を介して定寸装置
24が接続され、また、CPU31にはエンコーダ(位
置検出手段)25とエンコーダ18aがそれぞれ接続さ
れている。また、インタフェース33には、制御データ
等を入力するキーボード等の入力装置40が接続され、
パルス分配回路34には、駆動回路41を介して砥石台
用サーボモータ23が接続されている。
【0012】メモリ32には、図2に示すように工作物
Wを研削加工するための加工プログラム、粗研,精研,
微研の研削条件を格納する研削条件データ、工作物1回
転中の工作物の最大径と最小径を格納する最大径並びに
最小径データ、1回転前の工作物の加工径を格納する前
加工径データ、1回転後の工作物の加工径を格納する現
加工径データ、砥石台10の位置に応じて許容できる工
作物の加工径の許容値を複数設定した工作物径許容値デ
ータ、現加工径に応じて許容できる工作物径の振れ量の
許容値を複数設定した振れ量許容値データ、現加工径に
応じて許容できる工作物径の減少量の許容値を複数設定
した減少量許容値データ、振れ量の演算,工作物加工径
の減少量の演算,工作物径のチェック,振れ量のチェッ
ク,減少量のチェック及び研削条件の修正を行う演算チ
ェック修正プログラムが格納されている。
【0013】本実施例と請求項との対応において、メモ
リ32が設定手段101を構成し、CPU31およびメ
モリ32がチェック手段102,演算手段103および
修正手段104を構成している。次に、加工プログラム
について図3及び図4に示すフローチャートを参照して
説明する。
【0014】作業者が主軸台14と心押台16から加工
済の工作物Wを取外し、主軸台14と心押台16に新し
い工作物Wを取付け、入力装置40の研削加工ボタンを
押すとメモリ32内の加工プログラムに従って研削加工
が開始される。まず、ステップS1では、工作物Wと砥
石車19を予め設定された速度で回転させ、砥石台13
を予め設定された送り速度で所定の位置まで早送り前進
させる。すなわち、加工プログラム内の砥石台早送り指
令をCPU31で解読してパルス分配回路34に指令値
を与え、これによりパルス分配回路34から送出される
パルス信号を駆動回路42を介してサーボモータ23に
加えることにより、サーボモータ23を駆動し、砥石台
13を砥石車19が工作物Wに接触する直前まで早送り
前進させる。ステップS2以降は、後述する演算チェッ
ク修正プログラムを工作物Wの1回転毎に繰り返し実行
する。ステップS3で主軸回転速度Sbで主軸15を回
転させるとともに送り速度Fbで切込み完了径Pbまで
砥石台13を前進させ、工作物Wを粗研削する。ステッ
プS4で演算チェック修正プログラムで研削条件、即ち
送り速度,切込み完了径の修正を行っているか判定し、
修正を行っているときはステップS6に進んで修正され
た送り速度Faで切込み完了径Paまで砥石台13を前
進させる。修正されていなければ、ステップS5に進ん
で定寸装置24からの現在の加工径Daと前記切込み完
了径Pbが同じかどうか判定し、同じであればステップ
S9に進み、同じでなければステップS3に戻る。
【0015】ステップS7で演算チェック修正プログラ
ムで送り速度,切込み完了径の修正を行っているか判定
し、修正を行っているときはステップS6に進んでさら
に修正された送り速度Faで切込み完了径Paまで砥石
台13を前進させる。修正されていなければ、ステップ
S8に進んで定寸装置24からの現在の加工径Daと前
記切込み完了径Paが同じかどうか判定し、同じであれ
ばステップS9に進み、同じでなければステップS6に
戻る。
【0016】ステップS9では主軸回転速度Scで主軸
15を回転させるとともに送り速度Fcで切込み完了径
Pcまで砥石台13を前進させ、工作物Wを精研削す
る。ステップS10で演算チェック修正プログラムで送
り速度,切込み完了径の修正を行っているか判定し、修
正を行っているときはステップS12に進んで修正され
た送り速度Faで切込み完了径Paまで砥石台13を前
進させる。修正されていなければ、ステップS11に進
んで定寸装置24からの現在の加工径Daと前記切込み
完了径Pcが同じかどうか判定し、同じであればステッ
プS15に進み、同じでなければステップS9に戻る。
【0017】ステップS13で演算チェック修正プログ
ラムで送り速度,切込み完了径の修正を行っているか判
定し、修正を行っているときはステップS12に進んで
さらに修正された送り速度Faで切込み完了径Paまで
砥石台13を前進させる。修正されていなければ、ステ
ップS14に進んで定寸装置24からの現在の加工径D
aと前記切込み完了径Paが同じかどうか判定し、同じ
であればステップS15に進み、同じでなければステッ
プS12に戻る。
【0018】ステップS15で主軸回転速度Sdで主軸
15を回転させるとともに送り速度Fdで切込み完了径
Pdまで砥石台13を前進させ、工作物Wを微研削す
る。ステップS16で演算チェック修正プログラムで送
り速度,切込み完了径の修正を行っているか判定し、修
正を行っているときはステップS18に進んで修正され
た送り速度Faで切込み完了径Paまで砥石台13を前
進させる。修正されていなければ、ステップS17に進
んで定寸装置24からの現在の加工径Daと前記切込み
完了径Pdが同じかどうか判定し、同じであればステッ
プS21に進み、同じでなければステップS15に戻
る。
【0019】ステップS19で演算チェック修正プログ
ラムで送り速度,切込み完了径の修正を行っているか判
定し、修正を行っているときはステップS18に進んで
さらに修正された送り速度Faで切込み完了径Paまで
砥石台13を前進させる。修正されていなければ、ステ
ップS20に進んで定寸装置24からの現在の加工径D
aと前記切込み完了径Paが同じかどうか判定し、同じ
であればステップS21に進み、同じでなければステッ
プS18に戻る。
【0020】ステップS21で砥石台13を早送り後退
させ、工作物Wと砥石車19の回転を停止させ、研削加
工プログラムが終了する。ここで、送り速度はFb>F
c>Fdの関係になるように設定され、切込み完了径は
Pb>Pc>Pdの関係になるように設定され、主軸回
転速度はSb>Sc>Sdの関係になるように設定され
ている。
【0021】次に図5及び図6を基に演算チェック修正
プログラムについて説明する。図3及び図4の研削加工
プログラムのステップS2で演算チェック修正プログラ
ムが実行され、この演算チェック修正プログラムは研削
加工プログラムのステップS3以降のステップと並行し
て工作物1回転毎に繰り返し実行される。ステップS3
0で定寸装置24から出力される1回転中の現在の加工
径Daがメモリ32に格納されている最大径Dbよりも
大きいか判別し、大きければステップS31に進みメモ
リ32に格納されている最大径Dbを現在の加工径Da
に更新してステップS32に進む。大きくなければステ
ップS32に進む。
【0022】ステップS32で定寸装置24から出力さ
れる1回転中の現在の加工径Daがメモリ32に格納さ
れている最小径Dcよりも小さいか判別し、小さければ
ステップS33に進みメモリ32に格納されている最小
径Dcを現在の加工径Daに更新してステップS34に
進む。小さくなければステップS34に進む。ステップ
S34で工作物Wが1回転したと判定するまで、ステッ
プS30からステップS34を繰り返し実行する。
【0023】工作物Wが1回転した時点で、ステップS
35でメモリ32に格納されている1回転前の前加工径
Dfがメモリ32に格納されている1回転後の現加工径
Deに更新される。ステップS36でメモリ32に格納
されている1回転後の現加工径Deが定寸装置24から
の現加工径Daに更新される。ステップS37で砥石台
13の位置を基にメモリ32に格納されている工作物加
工径Dgを選定し、ステップS38でDg<Daかどう
か判定する。Dg<Daであれば、ステップS40に進
み、Dg<Daでなければ、ステップS39に進んでA
を1にセットし、ステップS40に進む。
【0024】ステップS40でメモリ32に格納されて
いる最大径Dbと最小径Dcを基に工作物径の振れ量B
aを演算する。ステップ41で現加工径Daに応じてメ
モリ32に格納されている振れ量の許容値Bbを選定
し、ステップS42でBb<Baかどうか判定する。B
b<Baでなければ、ステップS44に進み、Bb<B
aであれば、ステップS43に進んでAを1にセット
し、ステップS44に進む。前記振れ量Bbは現加工径
に応じて複数設定され、加工径が小さくなるに従って小
さいなるように設定されている。
【0025】ステップS44でメモリ32に格納されて
いる1回転前の前加工径Dfと1回転後の現加工径De
を基に工作物径の減少量Eaを演算する。ステップ45
で現加工径Daに応じてメモリ32に格納されている減
少量の許容値Ebを選定し、ステップS46でEb>E
a又はEb<Eaかどうか判定する。粗研、即ち現加工
径DaがDa1〜Da3の範囲に入る時は、Eb>Ea
の判定を選定し、精研,微研、即ち現加工径DaがDa
3〜Da7の範囲に入る時は、Eb<Eaの判定を選定
する。即ち、粗研の時に工作物径の減少量が少ない時
は、砥石車の研削面が劣化していると判定し、精研,微
研の時に減少量が多い時は、粗研時の工作物の撓みが多
く、精研,微研時に砥石台の送り速度を遅くすることに
よって工作物のスプリングバックにより急激に工作物が
削れ始め、これによって工作物の加工精度が劣化すると
判定している。ステップS46でYESであればステッ
プS47に進んでAを1にセットしてステップS48に
進み、NOであれば、ステップS52に進む。前記減少
量の許容値Ebは現加工径に応じて複数設定され、加工
径が小さくなるに従って小さくなるように設定されてい
る。
【0026】ステップS48でAが1であるか判定し、
Aが1であればステップS49へ進み、Aが1でなけれ
ばステップS52へ進む。ステップS49で研削残量T
0を算出する。研削残量T0は定寸装置24の加工径D
aに砥石台13の位置から求められる加工径Dpを引い
た値である。ステップS50で以下の計算式に基づいて
切込み完了径Paを演算する。例えば、精研完了径Pb
をPaに変更することにより、微研にて加工径がPbに
なった場合の許容できる減少量の許容値をEbとし、現
在の研削残量がT0,現在の減少量がE0,現在の工作
物1回転当たりの切込み量がUであるとすると、 k=T0/E0, E1=(T0+U)/(k+1), T1=kE1, E2=(T1+U)/(k+1), ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ Ti−1=kEi−1, Ei=(Ti−1+U)/(k+1), Eb以下のEiを求める。 Pa=Pb+E1+E2・・・+Ei ステップS51で以下の研削式に基づいて送り速度Fa
を演算する。例えば、精研中にEb<Eaと判定された
場合、T0はEb<Eaと判定された時点での研削残
量,E0はEb<Eaと判定された時点での減少量,E
bは加工径(Eb<Eaと判定された時点での加工径)
に応じて選定された許容できる減少量,Uは現在の工作
物1回転当りの切込み量,UaはEb<Eaと判定され
た時点でEb=Eaとなるための工作物1回転当たりの
切込み量、Tpは精研開始時の研削残量であるとする
と、 k=T0/E0, Ua=(Tp−(T0−kEb))×U/Tp Fa=Ua×現在の主軸回転速度 ステップS51で送り速度Faを演算する代わりに以下
の演算式に基づいて主軸回転速度Saを演算しても良
い。例えば、精研中にEb<Eaと判定された場合、T
0はEb<Eaと判定された時点での研削残量、E0は
Eb<Eaと判定された時点での減少量,Ebは加工径
(Eb<Eaと判定された時点での加工径)に応じて選
定された許容できる減少量,Uは現在の工作物1回転当
りの切込み量,Fは砥石台の送り速度,Sは現在の主軸
回転速度,UaはEb<Eaと判定された時点でEb=
Eaとなるための工作物1回転当たりの切込み量,Tp
は精研開始時の研削残量であるとすると、 k=T0/E0, U=F/S, Ua=(Tp─(T0─kEb))×U/Tp Sa=F/Ua ステップS52でAを0にセットする。
【0027】ステップS53で最大径Dbを仕上げ径に
セットし、ステップS54で最小径Dcを素材径にセッ
トする。ステップS55で微研完了、即ち加工プログラ
ムのステップS21であるか判定し、微研完了していな
ければ、ステップS30に戻り、微研完了していれば終
了する。
【0028】このように本発明は、砥石車の研削面の性
状が悪くなれば例えば粗研の最中に切込み完了径を修正
して粗研を早めに終わらせ、精研,微研の切込み量を多
くすることによって工作物の加工精度が向上する。ま
た、砥石車の研削面の性状が悪くなれば例えば粗研の最
中に砥石台の送り速度を遅くするか主軸回転速度を早く
する(主軸回転速度を早くする代わりに砥石車の回転速
度を遅くしても良い)ことによって工作物の加工精度が
向上する。
【0029】なお、上述した実施例は、工作物加工径,
振れ量および減少量をチェックする例について述べた
が、工作物加工径,振れ量および減少量のいずれか1つ
をチェックするようにしても良い。また、切込み完了径
と送り速度と主軸回転速度を修正する例について述べた
が、切込み完了径と送り速度と主軸回転速度と砥石車回
転速度のいずれか1つを修正しても良い。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、計
測手段からの信号に基づいて工作物の振れ量と工作物加
工径の減少量の少なくとも1つを演算する演算手段と、
工作物の振れ量と工作物加工径の減少量の少なくとも1
つの許容値を設定した設定手段と、前記演算手段によっ
て演算された工作物Wの振れ量と工作物加工径の減少量
の少なくとも1つが前記設定手段に設定された許容値を
外れたかどうか判定するチェック手段と、このチェック
手段によって許容値を外れたことを判定したときは予め
設定された研削条件、例えば送り速度、主軸回転速度、
砥石車回転速度を修正する修正手段とを備えたものであ
るため、砥石車の研削面の性状が悪くなったときに、研
削条件の修正して修正された研削条件で引き続き加工を
行うので、工作物の加工精度が向上する。
【0031】また、チェック手段によって許容値を外れ
たことを判定したときは送り速度を変更するときの工作
物の加工径を修正する修正手段を備えたものであるた
め、砥石車の研削面の性状が悪くなったときに、粗研を
早めに終わらせ、精研,微研の切込み量を多くすること
ができ、工作物の加工精度が向上する効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクレーム対応図である。
【図2】本発明の研削条件の修正を適用した円筒研削盤
の一例を示す全体の構成図である。
【図3】本実施例における研削加工プログラムの内容を
示すフローチャートである。
【図4】本実施例における研削加工プログラムの内容を
示すフローチャートである。
【図5】本実施例における演算チェック修正プログラム
の内容を示すフローチャートである。
【図6】本実施例における演算チェック修正プログラム
の内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 研削盤 12 工作物テーブル 13 砥石台 14 主軸台 16 心押台 19 砥石車 23 サーボモータ(駆動手段) 24 定寸装置(計測手段) 25 エンコーダ(位置検出手段) 30 数値制御装置 31 CPU 32 メモリ W 工作物 101 設定手段 102 チェック手段 103 演算手段 104 修正手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動される砥石車を有する砥石台
    と、工作物を支持してモータにより回転駆動する主軸台
    と、前記砥石車により研削される工作物と砥石車とが接
    近離間する方向に前記砥石台および工作物を相対移動さ
    せる駆動手段と、前記工作物の加工径を計測する計測手
    段と、この計測手段からの信号に基づいて変更する複数
    の研削条件が予め設定され、工作物の加工径に応じて選
    定された研削条件に基づいて前記駆動手段とモータを制
    御する制御装置とを備えた研削装置において、前記制御
    装置は、前記計測手段からの信号に基づいて工作物の振
    れ量と工作物加工径の減少量の少なくとも1つを演算す
    る演算手段と、工作物の振れ量と工作物加工径の減少量
    の少なくとも1つの許容値を設定した設定手段と、前記
    演算手段によって演算された工作物の振れ量と工作物加
    工径の減少量の少なくとも1つが前記設定手段に設定さ
    れた許容値を外れたかどうか判定するチェック手段と、
    このチェック手段によって許容値を外れたことを判定し
    たときは予め設定された前記研削条件を修正する修正手
    段とを備えたことを特徴とする研削装置。
  2. 【請求項2】 回転駆動される砥石車を有する砥石台
    と、前記砥石車により研削される工作物と砥石車とが接
    近離間する方向に前記砥石台および工作物を相対移動さ
    せる駆動手段と、前記工作物の加工径を計測する計測手
    段と、複数の送り速度と送り速度を変更するときの工作
    物の加工径が予め設定され、計測手段によって計測され
    た工作物の加工径が予め設定された加工径になったとき
    に該当する送り速度を選定し、この選定された送り速度
    に基づいて前記駆動手段を制御する制御装置とを備えた
    研削装置において、前記制御装置は、前記計測手段から
    の信号に基づいて工作物の振れ量と工作物加工径の減少
    量の少なくとも1つを演算する演算手段と、工作物の振
    れ量と工作物加工径の減少量の少なくとも1つの許容値
    を設定した設定手段と、前記演算手段によって演算され
    た工作物の振れ量と工作物加工径の減少量の少なくとも
    1つが前記設定手段に設定された許容値を外れたかどう
    か判定するチェック手段と、このチェック手段によって
    許容値を外れたことを判定したときは送り速度を変更す
    るときの工作物の加工径を修正する修正手段とを備えた
    ことを特徴とする研削装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6881133B2 (en) 2002-08-06 2005-04-19 Daisho Seiki Corporation Method of grinding for a vertical type of double disc surface grinding machine for a brake disc
JP2013111686A (ja) * 2011-11-28 2013-06-10 Jtekt Corp 実切込み量測定方法および加工方法および工作機械

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