JP3163792B2 - 数値制御研削盤 - Google Patents

数値制御研削盤

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作物の径が予め設定
された設定値に達した時に、砥石車の送り速度を変更す
る研削盤において、砥石車の摩耗の程度にかかわらず、
研削精度及び研削時間を低下させないようにした数値制
御研削盤に関する。
【0002】
【従来技術】従来、砥石車により工作物を研削している
際に工作物の外径を測定して、その測定値が予め記憶さ
れている設定値に達した時に、砥石車の送り速度を変更
する、即ち、粗研削、精研削、微研削等の研削モードを
変更するようにした研削盤が知られている。
【0003】この研削盤においては、砥石車が研削送り
されている間は、工作物は砥石車からその進行方向に力
を受けて湾曲している。この湾曲量は、砥石車の研削送
り速度が速い程、工作物の剛性が低い程そして砥石車の
摩耗による切れ味が悪くなる程、大きくなる。一定の研
削速度で研削している間は、この湾曲量は一定となり、
工作物の研削速度は砥石車の送り速度に一致する。即
ち、工作物は砥石車の送り位置に対して湾曲量だけ遅れ
て研削されることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、外径測定装置
の出力する測定値が研削送り速度を変更するための設定
値に等しくなった時には、砥石車の現在位置は上記の湾
曲量だけすでに主軸軸線の方向に進んだ位置に達してい
る。一方、粗研削から精研削へ、又は、精研削から微研
削へと研削モードが変化する時には、研削送り速度がス
テップ変化するため、工作物が砥石車から受ける力もス
テップ変化することになる。研削速度がステップ的に低
下すると、変更後の研削モードの最初の期間において、
上記の湾曲量の一部が工作物のスプリングバック作用に
より研削されることになる。この結果、変更後の研削モ
ードにおける研削取代が上記のスプリングバック作用に
よる研削分だけ実質的に少なくなる。この結果、精度の
高い研削が不可能となる。
【0005】このことを防止するためには、送り速度変
更点を上記の湾曲量だけ前進させれば、砥石車の速度変
更点における位置は理論上の位置とすることができ、各
研削モードにおいて予め設計された研削取代だけ研削が
行われる。
【0006】しかしながら、湾曲量は砥石車の摩耗度が
大きくなって切れ味が劣化してくると大きくなる。する
と、砥石車のドレス直後の切れ味に基づいて、送り速度
変更点の前進量を決定すると、砥石車の摩耗程度が大き
くなるに従って、各研削モードにおける実質上の研削取
代が砥石車の摩耗により増加した湾曲量だけ減少するこ
とになり、研削精度が確保できないという問題がある。
【0007】一方、逆に、砥石車の摩耗程度が最大とな
ったドレス直前の切れ味に基づいて、送り速度変更点の
前進量を決定すると、送り速度変更後の研削取代は、設
計値以上となるので、研削精度は確保できるが、その
分、現実の研削量が増加するため、研削時間が長くなる
という問題がある。
【0008】本発明は、上記の課題を解決するために成
されたものであり、その目的とするところは、砥石車の
摩耗の程度にかかわず、研削時間を長期化することなく
研削精度を確保することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、工作物の径を
測定しながら砥石車で工作物を研削し、工作物の径が所
定の予め設定された設定値に達した時に、砥石車の送り
速度を変更するようにした数値制御研削盤において、砥
石車の現在位置を検出する現在位置検出手段と、研削加
工中に前記工作物の現在径を測定する測定手段と、設定
値を記憶する記憶手段と、工作物の加工中に該工作物の
湾曲量を、現在位置検出手段にて検出された砥石車の現
在位置から理論的に決定される工作物の現在径の理論値
に対する、工作物の現在径の測定値との偏差として演算
する偏差演算手段と、偏差演算手段により演算された前
記偏差に応じて、記憶手段に記憶されている設定値を変
更する修正手段とを設けたことである。
【0010】
【作用】工作物の剛性が極めて高く研削中に工作物が湾
曲していない理想状態を仮定した場合、砥石車の現在位
置から工作物の現在径を求めることができる。そのよう
な理想状態での幾何学的関係から演算された現在径が理
論値である。又、工作物の径は、研削中、常時、測定さ
れており、その測定値の理論値に対する偏差が演算され
る。その偏差は、研削中の工作物の湾曲量を表してい
る。この偏差に応じて、砥石車の送り速度を変更するた
めの設定値が修正される。
【0011】
【発明の効果】上記のように、本発明は、砥石車の現在
位置から演算された工作物の現在径の理論値に対する、
工作物の現在径の測定値の偏差を演算し、その偏差に応
じて、送り速度を変更するための設定値を変更するよう
にしたものである。従って、送り速度の変更のための設
定値が工作物の湾曲量に応じて増加修正されるため、砥
石車の摩耗量、工作物の剛性に拘わらず、各研削モード
における実質的な研削取代を一定の設計値とすることが
できる。よって、研削時間を長期化することなく所定の
研削精度を確保することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。図1において、10は研削盤のベッドで、この
ベッド10上にはテーブル11が摺動可能に配設されて
いる。テーブル11上には主軸13を軸架した主軸台1
2が配設され、その主軸13はサーボモータ14により
回転される。又、テーブル11上の右端には心押台15
が載置され、心押台15のセンタ16と主軸13のセン
タ17とによって工作物Wが挾持されている。工作物W
は主軸13に突設された位置決めピン18に嵌合し、工
作物Wの回転位相は主軸13の回転位相に一致してい
る。
【0013】ベッド10の後方には工作物W側に向かっ
て進退可能な砥石台20が案内され、砥石台20にはモ
ータ21によって回転駆動される砥石車Gが支承されて
いる。この砥石台20は、図略の送り螺子を介してサー
ボモータ23に連結され、サーボモータ23の正逆転に
より前進後退される。
【0014】一方、ベッド10の前方には、工作物Wの
径を測定する外径測定装置50が配設されている。外径
測定装置50は主として、図2に示すようにオフセット
間隔の調整が可能な一対の接触子51と差動トランス5
2と増幅器53とから構成されている。一対の接触子5
1のU,V軸方向の慴動位置決めは外径測定装置50に
より行われる。そして、工作物Wの径の測定時には一対
の接触子51の間隔は工作物Wの径の変動に伴って変化
し、その測定値は外径測定装置50の増幅器53を介し
て数値制御装置30に出力される。この出力値は、設定
されたオフセット間隔に対する一対の接触子51の間隔
の変移を表している。
【0015】ドライブユニット40,41,45は数値
制御装置30から指令パルスを入力して、それぞれサー
ボモータ23,14,外径測定装置50の図示しないサ
ーボモータを駆動する回路である。又、サーボモータ2
3、14には、それぞれ、速度を検出するタコジェネレ
ータ63、61、位置を検出するパルスエンコーダ6
2、60が付加されており、それらの信号は、それぞ
れ、ドライブユニット40、41に帰還している。ドラ
イブユニット40、41はパルスエンコーダ62、60
の出力により砥石車Gの現在位置と工作物Wの現在回転
角を記憶しており、それらの現在位置及び現在回転角は
数値制御装置30により読み取ることが可能である。数
値制御装置30は主として、サーボモータ14,23を
同期制御し、工作物Wの研削加工を制御する装置であ
る。その数値制御装置30には、加工サイクルデータ等
を入力するテープリーダ42と制御データ等の入力を行
う操作盤を兼ねたキーボード43と各種の情報を表示す
るCRT表示装置44が接続されている。
【0016】図2は、数値制御装置30の電気的構成を
示したブロックダイヤグラムである。数値制御装置30
は研削盤を制御するためのメインCPU31と制御プロ
グラムを記憶したROM32と各種データを記憶するR
AM33と入出力インタフェース34とデータ入力手段
を達成するA/Dコンバータ38とから主として構成さ
れている。
【0017】メインCPU31にはA/Dコンバータ3
8が接続されており、そのA/Dコンバータ38にて外
径測定装置50から出力されるアナログ信号をディジタ
ル値に変換した工作物Wの現在径の測定値がメインCP
U31に入力される。又、メインCPU31からは速度
切換信号等がI/Oポートを介してシーケンスコントロ
ーラ39に入力されている。
【0018】RAM33内にはNCデータ領域331、
設定値メモリ領域332、初期値メモリ領域333、現
在位置レジスタ334とが形成されている。NCデータ
領域331はNCデータを記憶する領域であり、設定値
メモリ領域332は工作物Wの現在径の測定値が設定値
を越えた時に研削速度を切換えるための設定値を各速度
切換点毎に記憶する領域であり、初期値メモリ領域33
3は設定値の初期値、即ち、工作物Wの湾曲量が零の場
合における各速度切換点の理論値を記憶する領域であ
り、現在位置レジスタ334は砥石車の研削点の現在位
置を記憶する領域である。
【0019】数値制御装置30にはその他サーボモータ
14,23の駆動系として、ドライブCPU36とRA
M35とパルス分配回路37が設けられている。RAM
35はメインCPU31から砥石車Gの位置決めデータ
を入力する記憶装置である。ドライブCPU36は砥石
車Gの送りに関しスローアップ、スローダウン、目標点
の補間等の演算を行い補間点の位置決めデータを定周期
で出力する装置である。パルス分配回路37は移動指令
パルスを出力する回路である。
【0020】又、ドライブCPU36はドライブユニッ
ト40、41から、それぞれ、現在位置及び現在回転角
を読取り、RAM35に記憶する。そして、メインCP
U31によりRAM35に記憶された砥石車Gの中心位
置の現在位置は読み取られ、その値はその時の砥石車G
の半径を用いて砥石車Gの研削点における現在位置に変
換されて、RAM33の現在位置レジスタ334に記憶
される。そして、メインCPU31は、任意時刻で現在
位置レジスタ334の値を参照することにより、その時
の砥石車Gの研削点の現在位置を知ることができる。
尚、砥石車Gの研削点の現在位置を以下、単に、砥石車
Gの現在位置という。
【0021】次に、本装置の作動を説明する。図3、図
4は数値制御装置30のCPU31による処理手順を示
したフローチャートである。ステップ100において、
粗研削、精研削、微研削等の研削モードに対応した番号
を記憶する変数nが初期値の0に設定される。次に、ス
テップ102において、RAM33におけるNCデータ
領域331からNCデータが1ステップ読取られ、ステ
ップ104において、そのNCデータがG01コード、
即ち、研削送りコードか否かが判定される。G01コー
ドと判定されると、ステップ106において、変数nが
1だけ更新され、変数nは粗研削モードであることを示
す1に設定される。
【0022】次に、ステップ108において、G01コ
ードで指令された速度で、砥石車Gの単位量の研削送り
制御が実行される。次に、ステップ110において、外
径測定装置50から工作物Wの現在径の測定値Rm が読
取られる。次に、ステップ112において、速度切換後
(研削モード切換後)所定時間経過したか否かが判定さ
れ、所定時間経過した場合には、ステップ114におい
て、設定値S(n) の補正演算が後述する手順で実行され
る。所定時間が経過しない場合には、次のステップ11
4の設定値の補正演算は実行されない。ここで、研削モ
ードが変化してから所定時間後に設定値の補正演算を行
うのは、工作物Wの湾曲量が一定量に安定するのを待つ
ためである。
【0023】ステップ114における設定値S(n) の補
正演算は、図4に示す手順で実行される。ステップ20
0において、RAM33の現在位置レジスタ334から
砥石車の現在位置が読取られ、その値が工作物Wの現在
径の理論値Rt とされる。即ち、図5に示すように、砥
石車の現在位置は主軸軸線(Z軸)から砥石車の送り軸
(X軸)方向に測定した研削点の位置である。従って、
工作物Wの中心線は湾曲がない理想状態で主軸軸線(Z
軸)に一致するので、この砥石車の現在位置が工作物W
の現在径の理論値Rt となる。即ち、工作物Wの剛性が
高くて、湾曲していないなら、工作物Wの現在の径はこ
の理論値Rt に等しくなる。
【0024】次に、ステップ202において、工作物W
の現在径の測定値Rm の理論値Rtに対する偏差Δが演
算される。この偏差Δは図5に示すように、工作物Wの
湾曲量を示している。そして、次のステップ204にお
いて、設定値S(n) がその初期値S0(n)+偏差Δにより
求められ、その値はRAM33の設定値メモリ領域33
2に記憶される。尚、設定値は粗研削モードの終了点を
与えるS(1) 、精研削モードの終了点を与えるS(2) 、
微研削モードの終了点を与えるS(3) の3つの値が存在
する。又、初期値S0(1)、S0(2)、S0(3)は、図6に示
すように、工作物Wの湾曲が存在しない理想状態におけ
る速度切換点の理論値を意味し、これらの値は、予め、
RAM33の初期値メモリ領域333に記憶されてい
る。
【0025】次に、図3のステップ116において、工
作物Wの現在径の測定値Rm が設定値メモリ領域332
に記憶されている粗研削モードの設定値S(1) 以下か否
かが判定される。ステップ116の条件が満たされない
場合には、工作物の粗研削は未だ速度切換点まで進行し
ていないことを意味するので、ステップ108に戻り、
所定量の研削送りが実行される。ステップ108〜11
6が繰り返し実行されることで、工作物Wの粗研削が続
行される。
【0026】ステップ116で、Rm ≦S(n) が満たさ
れると、粗研削モードの終了を意味する。この状態の
時、ステップ114において、設定値の補正演算が既に
実行されているので、設定値S(1) はその理論値S0(1)
に対して粗研削モードにおける工作物Wの湾曲量Δだけ
大きくなっている。よって、測定値が設定値に等しくな
った状態では、砥石車Gの現在位置は設定値S(1) の理
論値、即ち、初期値S0(1)に等しくなっている。
【0027】ステップ116で、Rm ≦S(n) が満たさ
れると、粗研削モードの終了であるので、ステップ10
2に戻り、次のNCデータがNCデータ領域331から
読み取られ、ステップ106で、変数nは精研削モード
を示す2に設定される。そして、ステップ108〜11
6が上記の説明のように繰り返し実行されることで、次
の精研削送り速度による研削が実行される。そして、精
研削が安定した後、工作物の湾曲量Δだけ初期値( 理論
値) S0(2)が補正されて補正された設定値S(2) が演算
される。この補正された設定値S(2) に基づいて、図6
に示すように、精研削モードの終了が判定される。同様
にして、微研削が実行される。
【0028】このようにして、研削サイクルが終了する
と、ステップ104で、読込NCデータは、G01コー
ドでないと判定され、ステップ118でNCデータの最
終か否かが判定される。そして、NCデータの最終であ
れば、ステップ120において、砥石車Gのドレス間に
研削された工作物Wの本数を示す変数mが1だけ更新さ
れる。次に、ステップ122において、変数mが所定値
f以上か否かが判定され、所定値以上の場合には、ステ
ップ124において、砥石車Gのドレスが実行される。
そして、ステップ126において、RAM33のステッ
プ332に記憶されている各設定値S(n) は各初期値(
理論値) S0(n)に変更される。
【0029】このように、本実施例では、各研削モード
の終了点を示す設定値S(n) をそのモードでの研削が実
行されている時に測定された偏差Δ(湾曲量)だけ理論
値S0(n)に対して補正している。よって、このような設
定値S(n) の変更により、各研削モードにおける理論的
な研削代が常に確保されるので、研削速度を低下させる
ことなく当初の研削精度を得ることができる。
【0030】又、本実施例では、工作物Wの加工中にそ
の工作物に対する速度変更点を修正するようにしている
が、工作物Wの各速度変更点において偏差Δを演算して
設定値S(n) を変更して、その値を次の工作物Wの研削
における速度変更点の設定値S(n) としても良い。さら
に、粗研削当初、即ち、砥石車Gが工作物Wに接触して
研削が開始される時、上記の偏差Δ(測定値Rm −理論
値Rt )は、時間と共に増加して粗研削速度で決定され
る一定値に飽和する。この偏差Δの立ち上がりの傾斜は
その一定値に比例するから、偏差Δの立ち上がりの傾斜
を測定して、その傾斜から一定値を予測しても良い。
尚、上記実施例ではこの一定値を測定していることにな
る。
【0031】上記実施例では、初期値メモリ領域333
に工作物Wの湾曲量が零の場合における各速度切換点の
理論値を記憶していたが、他の実施例として、この初期
値メモリ領域333に設定値の初期値としてドレス完了
後の1本目における各速度切換点の実測値を初期値とし
て記憶させ、図4のフローチャートの代わりに図7に示
すフローチャートを実行してもよい。
【0032】以下、図7のフローチャートについて説明
する。ステップ210においてRAM33の現在位置レ
ジスタ334から砥石車の現在位置が読取られ、その値
が工作物Wの現在径の理論値Rt とされる。次にステッ
プ212において、工作物Wの現在径の測定値Rm の理
論値Rt に対する偏差Δが演算される。そして、次のス
テップ214において、研削車Gのドレス間に研削され
た工作物Wの本数を示す変数mが零、即ちドレス直後で
あるか否かを判定し、変数mが零であればステップ21
6で設定値S(n) がその初期値S0(n)とされ、RAM3
3の設定メモリ領域332に記憶される。次にステップ
218に進み偏差Δを砥石車Gの切れ味が一番良いとき
の工作物Wの湾曲量を基準湾曲量Z(n) として記憶して
おく。そして、ステップ214で変数mが零以外と判定
された場合にステップ220で現在、研削加工中の工作
物Wの偏差Δから基準湾曲量Z(n) を減算して偏差Δと
し、ステップ222で設定値S(n) を求めることで、砥
石車Gの切れ味が悪くなった分だけ速度切換点を変更す
るようにすれば、工作物の切れ味に応じて速度切換点を
変更できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的な実施例に係る数値制御研削盤
の構成図。
【図2】数値制御研削盤の数値制御装置の構成図。
【図3】数値制御装置のCPUによる処理手順を示した
フローチャート。
【図4】数値制御装置のCPUによる処理手順を示した
フローチャート。
【図5】測定値と理論値と偏差との関係を示した説明
図。
【図6】各研削モードにおける工作物の径の測定値と理
論値との関係から設定値を補正する方法を説明した説明
図。
【図7】他の実施例における数値制御装置CPUによる
処理手順を示したフローチャート。
【符号の説明】
W…工作物 G…砥石車 30…数値制御装置 33…RAM 50…外径測定装置(測定手段) 332…設定値メモリ領域(記憶手段) 333…初期値メモリ領域(記憶手段) 334…現在位置レジスタ ステップ200〜202…偏差演算手段 ステップ204…修正手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−55093(JP,A) 特開 昭53−145188(JP,A) 特開 昭63−312063(JP,A) 実開 昭52−21083(JP,U) 特公 昭49−6423(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23Q 15/00 - 15/28 B24B 41/00 - 51/00 G05B 19/18 - 19/46

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作物の径を測定しながら砥石車で工作
    物を研削し、前記工作物の径が所定の予め設定された設
    定値に達した時に、前記砥石車の送り速度を変更するよ
    うにした数値制御研削盤において、 前記砥石車の現在位置を検出する現在位置検出手段と、 研削加工中に前記工作物の現在径を測定する測定手段
    と、 前記設定値を記憶する記憶手段と、前記工作物の加工中に該工作物の湾曲量を、 前記現在位
    置検出手段にて検出された前記砥石車の前記現在位置か
    ら理論的に決定される前記工作物の現在径の理論値に対
    する、前記工作物の前記現在径の前記測定値との偏差
    して演算する偏差演算手段と、 前記偏差演算手段により演算された前記偏差に応じて、
    前記記憶手段に記憶されている前記設定値を変更する修
    正手段とを有する数値制御研削盤。
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