JPH06106475A - 数値制御研削装置 - Google Patents

数値制御研削装置

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JPH06106475A
JPH06106475A JP28390492A JP28390492A JPH06106475A JP H06106475 A JPH06106475 A JP H06106475A JP 28390492 A JP28390492 A JP 28390492A JP 28390492 A JP28390492 A JP 28390492A JP H06106475 A JPH06106475 A JP H06106475A
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JP
Japan
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grinding wheel
grinding
contact
workpiece
grindstone
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Application number
JP28390492A
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English (en)
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Katsuharu Inoue
勝晴 井上
Shoji Yamaguchi
昭次 山口
Osamu Toyozumi
修 豊住
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Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
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Publication date
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  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
  • Numerical Control (AREA)
  • Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)
  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】砥石車の摩耗量を正確に測定すること。 【構成】砥石車Gの研削面に対して前進し、砥石面との
接触を検出する接触センサ52と、砥石面の幅方向に対
する接触センサの接触位置データCA,B を工作物の種
類A,B毎に記憶し、工作物の種類に対応する接触位置
データに応じて、接触センサの砥石面の幅方向に対する
位置を制御し、砥石車を接触センサの方向に移動させ、
接触センサ52から信号が出力された時の接触面の位置
が検出される。よって、接触センサが確実に砥石車の摩
耗面に接触し、摩耗面の位置を正確に検出することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、研削部の幅が砥石車の
研削面の幅よりも狭く、研削部の位置が異なる多種類の
工作物を同一の砥石車で研削する数値制御研削盤に関す
る。特に、砥石車の研削部によって摩耗した箇所の位置
を精度良く測定することで、砥石車の適正なツルーイン
グ(整形)を行うようにした装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来、研削部の位置が異なる多種類の工作
物をそれらの研削部の幅よりも広い幅の砥石車で研削す
ることが行われている。この場合は、同一の工作物を数
本繰り返し研削を行うと、砥石車は研削部に対応する部
分が摩耗し、断面がU字形状となる。
【0003】他種類の工作物の研削に先立って、砥石の
摩耗した箇所の位置を検出して、この位置から所定量ツ
ルーイングする必要がある。前記砥石の摩耗箇所の位置
検出を、従来は、砥石を検出ピンに向けて送り、砥石が
検出ピンに接触したときの位置検出装置の信号を取り込
むことにより行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】工作物によって研削部
の位置が工作物の回転軸線方向に異なる場合、砥石の摩
耗箇所も変わってくる。接触センサを砥石車の研削面の
中央部に位置決めしたのでは、必ずしも、接触センサが
砥石車の研削面の摩耗領域に接触するとは限らない。例
えば、工作物の研削部の幅が砥石車の幅の半分よりも狭
い場合には、砥石車と工作物との位置関係によっては、
砥石車の研削面の中央部が摩耗しない場合がある。従っ
て、この場合に、接触センサを砥石車の研削面の中央部
に位置決めして砥石車の方向に送ると、この接触センサ
は研削面の摩耗していない部分に接触することになり、
砥石車の摩耗箇所の位置を正確に検出することができな
い。この結果、砥石車のツルーイングが不十分となり、
その工作物の研削精度及び面性状が低下するという問題
がある。
【0005】本発明は、上記の課題を解決するために成
されたものであり、その目的とするところは、研削位置
の異なる多種類の工作物をそれらの幅よりも広い幅の砥
石車で研削する研削盤において、砥石車の摩耗した面の
位置を正確に測定することでツルーイングを適正に行う
ことにより工作物の研削精度及び面性状を向上させるこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、砥石と工作物
をそれぞれ回転させる回転駆動装置と、砥石を工作物に
対して接近離間する方向に相対移動させる送り装置とを
備え、工作物の研削部の幅が砥石の幅よりも狭くかつ研
削部の位置が工作物回転軸線方向に異なる複数の工作物
の研削部を同一の砥石により研削するようにした研削装
置において、送り装置によって移動される砥石に接触す
る検出ピンを有し、接触信号を出力する接触検出装置
と、接触信号が出力された時の砥石の位置を検出する位
置検出装置と、砥石と接触検出装置を工作物回転軸線方
向に相対移動させる移動装置と、工作物の研削部の位置
に応じた砥石に対する接触検出装置の位置を工作物毎に
記憶する位置記憶手段と、この位置記憶手段の位置信号
に基づき砥石と接触検出装置を相対移動させ、砥石を検
出ピンに接触する方向に移動させ、接触検出装置から接
触信号が出力された時の位置検出装置からの砥石の位置
信号を位置記憶手段に記憶させるべく移動装置、送り装
置、位置検出装置並びに位置記憶手段を制御する制御手
段を備えたことを特徴とする。
【0007】
【作用】砥石車の研削面の位置を測定する場合に、位置
記憶手段から、現在研削中の工作物の研削部の位置に応
じた接触検出装置の位置が読み出される。その後、この
位置記憶手段の位置信号に基づき砥石と接触検出装置を
相対移動させ、砥石を検出ピンに接触する方向に移動さ
せ、接触検出装置から接触信号が出力された時の位置検
出装置からの砥石の位置信号を位置記憶手段に記憶させ
る。
【0008】
【発明の効果】上述したように、本発明は、砥石車の研
削面の摩耗領域に正確に検出ピンが接触するように、工
作物の研削部の位置に応じた砥石と接触検出装置の位置
を工作物毎に記憶しておき、現在、研削している工作物
に対応する位置に基づいて、砥石車と接触検出装置を相
対移動させるようにしたものである。従って、研削中の
工作物の種類にかかわらず、接触センサを正確に砥石車
の研削面の摩耗領域に接触させることができる。その結
果、砥石車の摩耗した面の位置を正確に測定でき、この
位置から所定量のツルーイングを行うことができるの
で、工作物の研削精度及び面性状を向上させることがで
きる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。図1において、10は研削盤のベッドで、この
ベッド10上にはテーブル11が摺動可能に配設されて
いる。テーブル11上には主軸13を軸架した主軸台1
2が配設され、その主軸13は主軸モータ18により回
転される。又、テーブル11上の右端には心押台15が
載置され、心押台15のセンタ16と主軸13のセンタ
17とによって工作物Wが挾持されている。工作物Wは
主軸13に突設された位置決めピン18と嵌合し、これ
により、工作物Wの回転と主軸13の回転とが同期して
いる。
【0010】ベッド10の後方には工作物W側に向かっ
て進退可能な砥石台20が案内され、砥石台20にはモ
ータ21によって回転駆動される所定間隔を隔てて設け
られた砥石車Gが支承されている。この砥石台20は、
図略の送り螺子を介してサーボモータ23に連結され、
サーボモータ23の正逆転により前進後退される。
【0011】一方、テーブル11上において、主軸台1
2の砥石車側には、砥石車Gをツルーイング(整形)す
るためのツルア53を先端に回転可能に保持したツルー
イング装置50と、先端に検出ピン52を有したAEセ
ンサ(音波電気変換センサ、接触センサ)51が配設さ
れている。AEセンサ51の出力は比較器54を介し
て、2値信号に変換されて数値制御装置30に入力して
いる。この検出ピン52及びツルア53の砥石車Gに対
する主軸軸線方向(Z軸方向)の相対位置はサーボモー
タ14の回転によりテーブル11を移動させることで変
化させることができ、主軸軸線に垂直な方向(X軸方
向)の位置は砥石台20をサーボモータ23によりテー
ブル11に対して移動させることで変化させることがで
きる。
【0012】ドライブユニット40,41は数値制御装
置30から指令パルスを入力して、それぞれサーボモー
タ23,14を駆動する回路である。又、サーボモータ
23、14には、それぞれ、速度を検出するタコジェネ
レータ63、61、位置を検出するパルスエンコーダ6
2、60が付加されており、それらの信号は、それぞ
れ、ドライブユニット40、41に帰還している。ドラ
イブユニット40、41はパルスエンコーダ62、60
の出力により砥石台20とテーブル11の移動量が検出
される。それらの移動量は数値制御装置30により読み
取ることが可能であり、機械原点を基準とした砥石台2
0とテーブル11の移動量を検出することができる。数
値制御装置30は主として、サーボモータ14,23を
制御し、工作物Wの研削加工を制御する装置である。そ
の数値制御装置30には、加工サイクルデータ等を入力
するテープリーダ42と制御データ等の入力と操作指令
を与える制御盤43とが接続されている。制御盤43に
は加工開始を指令する加工ボタン45と工作物指定スイ
ッチ44が設けられており、その工作物指定スイッチ4
4の操作により研削すべき工作物の種類が指定される。
【0013】図2は、数値制御装置30の電気的構成を
示したブロックダイヤグラムである。数値制御装置30
は研削盤を制御するためのメインCPU31と制御プロ
グラムを記憶したROM32と各種データを記憶するR
AM33と入出力インタフェース34とから主として構
成されている。
【0014】RAM33内にはNCデータ領域331、
工作物の種類と接触位置データとの対応関係を規定した
接触位置テーブル領域332とツルーイング時期を指定
するツルーイング指令フラグ領域333と砥石車の研削
面の中点Pの設定された座標系(工作物Wに固定された
座標系で、テーブル11と砥石台20との移動を、砥石
車Gの中点Pの2次元座標での移動に変換するための座
標系。本実施例では、図6に示すように、主軸13のセ
ンタ17の先端位置を原点とする座標系が設定されてい
る。)におけるX座標とZ座標とで表される現在位置
(以下、単に、砥石車の現在位置という)を記憶する現
在位置レジスタ334と砥石車Gの摩耗量を記憶する摩
耗量領域335と工作物の種類を記憶する工作物種類領
域336と砥石車の現在径を記憶する現在径領域337
とが形成されている。
【0015】数値制御装置30には、その他、サーボモ
ータ14,23の駆動系として、ドライブCPU36と
RAM35とパルス分配回路37が設けられている。R
AM35はメインCPU31から砥石車Gの現在位置に
関する位置決めデータを入力する記憶装置である。ドラ
イブCPU36は砥石車Gの送りに関しスローアップ、
スローダウン、目標点の補間等の演算を行い補間点の位
置決めデータを定周期で出力する装置である。パルス分
配回路37は移動指令パルスを出力する回路である。
【0016】又、ドライブCPU36はドライブユニッ
ト40、41から砥石台20及びテーブル11の移動量
を読取りRAM35に記憶する。そして、メインCPU
31によりRAM35に記憶された砥石台20の移動量
に応じて、RAM33の現在位置レジスタ334の値が
加減算されて、砥石車Gの現在位置のX座標及びZ座標
が更新される。この現在位置レジスタ334の値は、砥
石台20とテーブル11の移動に伴ってリアルタイムで
更新される。そして、メインCPU31は、任意時刻で
現在位置レジスタ334の値を参照することにより、そ
の時の砥石車Gの現在位置のX、Z座標を知ることがで
きる。
【0017】次に、本装置の作動を説明する。図3は数
値制御装置30のCPU31による処理手順を示したフ
ローチャートである。初期操作として、砥石車Gが交換
された場合、その他、砥石車Gの現在位置の較正が必要
となった場合には、砥石車Gの研削面と検出ピン52と
が接触する位置に位置決めし、現在位置レジスタ334
の値を検出ピン52の先端の既知の座標Gに置換するこ
とで、精密な位置決めが行われる。その後、現在位置レ
ジスタ334の値X、Zは、砥石台20とテーブル11
の移動量に応じてリアルタイムで更新され、現在位置レ
ジスタ334を参照することで、砥石車Gの現在位置を
正確に知ることができる。加工開始する場合には、作業
者が心押台16と主軸台13間に工作物Wをセットし、
加工ボタン45を押すと、ステップ100において、操
作盤40の工作物指定スイッチ41の状態が読み取られ
る。次に、ステップ102において、工作物指定スイッ
チ41で指定された工作物の種類と、RAM33の工作
物種類領域336に記憶されている現在の工作物の種類
とが比較され、工作物の種類が変化したか否かが判定さ
れる。工作物の種類が変化した場合には、ステップ10
4において、工作物指定スイッチ41で指定された工作
物の種類が、新しく、RAM33の工作物種類領域33
6に記憶され、研削される工作物の種類の新規設定が完
了される。次に、ステップ106において、RAM33
の領域333に設けられているツルーイング指令フラグ
がオンとされる。これは、工作物の種類が変化する毎
に、砥石車Gの形状を整形するためである。
【0018】次に、ステップ108において、RAM3
3のNCデータ領域331から1ブロックのNCデータ
が読み取られる。そして、ステップ110において、そ
のNCデータがG01コード、即ち、研削送りコードで
あるか否かが判定される。研削送りコードであると判定
されると、次のステップ112において、ツルーイング
指令フラグがオンか否かが判定される。ツルーイング指
令フラグがオンである場合には、ステップ114へ移行
して、後述する砥石車Gの摩耗面の位置が検出される。
そして、次のステップ116で、後述するツルーイング
サイクルが実行される。ツルーイングサイクルでは、テ
ーブル11と砥石車Gとが所定の位置に位置決めされた
後、テーブル11がサーボモータ14により主軸方向に
トラバースされることにより、砥石車Gがツルーイング
される。そして、ツルーイングサイクルの実行の完了後
に、ステップ118において、ツルーイング指令フラグ
がオフとされる。
【0019】尚、ステップ112において、ツルーイン
グ指令フラグがオフの場合には、砥石車は未だ、ツルー
イングを行う程、摩耗していないか、工作物の種類が変
化しなかったので、ステップ116以下のツルーイング
サイクルは実行されない。また、ステップ110におい
て、G01コードでないと判定された場合には、ステッ
プ130において、読み取られたNCデータに応じた処
理、例えば、Sコード、Mコードであれば、主軸の回転
数の制御、クーラント等の補助機能の制御等が実行され
る。
【0020】次に、ステップ120において、NCデー
タで指令された移動速度で指令された位置までの研削送
りが実行され、工作物は研削される。次に、ステップ1
22で、読み込まれたNCデータは最後か否かが判定さ
れ、最後でなければ、ステップ108に戻り、次のNC
データが読み込まれる。NCデータが最後であれば、ス
テップ124において、研削された工作物の本数nが1
だけ加算される。そして、ステップ126において、研
削本数nが所定値A以上か否かが判定され、所定値以上
であれば、ステップ128において、研削本数nを0に
リセットし、ツルーイング指令フラグがオンにされ、本
プログラムは終了する。本実施例では、工作物の種類が
変化しなくても、研削本数nが所定本数Aを越えた時
に、砥石車Gの摩耗は所定量に達したとみなして、ツル
ーイングを行うようにしている。
【0021】次に、ステップ114で実行される摩耗面
の位置検出プログラムの処理手順を図4を参照して説明
する。ステップ200において、RAM33の接触位置
テーブル領域332が検索され、工作物種類領域336
に記憶されている工作物種類に対応する位置データCが
読み出される。この位置データCは、図6に示すよう
に、砥石車Gの摩耗領域の中点の砥石車Gの幅の中心線
Lからの相対位置で与えられている。位置データCは工
作物Aに対しては−CA (CA ≧0)、工作物Bに対し
てはCB (CB ≧0)で与えられている。検出ピン52
の先端の主軸軸線Zからの距離、即ち、X座標Gは既知
である。又、検出ピン52及びツルア53はテーブル1
1に固定されているので、検出ピン52の中心線UのZ
座標Q1(図6ではQ1<0)及びツルア53の中心線
VのZ座標Q2(図6ではQ2<0)は固定値で既知で
ある。又、本実施例では、工作物Wを研削する時の現在
位置のZ座標Q3(図6ではQ3>0)は固定値で既知
である。
【0022】よって、ステップ202において、砥石車
Gの現在位置のZ座標がQ1−Cとなる位置にテーブル
11を移動させる。即ち、検出ピン52の中心線Uが砥
石車の中心線Lに対してCだけオフセットした位置に位
置決めされる。研削終了時の位置関係からの移動量で言
えば、Q3−Q1+C(工作物Aの場合には、(Q3−
Q1−CA )、工作物Bの場合には、(Q3−Q1+C
B ))だけテーブル11を砥石車Gの方向に移動させる
ことになる。この移動により、検出ピン52の中心線U
を砥石車Gの摩耗領域の中点に位置決めすることができ
る。
【0023】次に、ステップ204で、砥石台20を主
軸軸線X方向に単位量だけ前進させる。そして、ステッ
プ206でAEセンサ51から接触信号が検出されたか
否かが判定される。接触信号が検出されなければ、ステ
ップ204に戻り、砥石台20の送りが継続され、AE
センサ51から接触信号が出力されるまで、砥石台20
の送りが実行される。AEセンサ51から接触信号が出
力されれば、ステップ208に移行して、現在位置レジ
スタ334から砥石車Gの現在位置のX座標Jが読み取
られる。ステップ210において、砥石車Gの摩耗量Δ
MがG−Jにより演算され、次のステップ212におい
て、摩耗量ΔMがRAM33の摩耗量領域335に記憶
される。次に、224において、現在位置レジスタ33
4のX座標の値が検出ピン52の先端のX座標Gに変更
される。これにより、砥石車Gの現在位置のX座標は摩
耗面Sの位置のX座標により管理される。
【0024】次に、図3のステップ116で実行される
ツルーイングサイクルの手順について、図5を参照して
説明する。ステップ300において、図6に示す位置関
係となるように、砥石車Gを主軸軸線から充分に遠ざ
け、砥石台Gの現在位置のZ座標がQ2+Dとなるよう
に、テーブル11を移動させる。Dはツルア53の中心
線Vと砥石車Gの中心線Lとの予め設定された相対距離
である。これにより、砥石車Gは図6に示す位置関係に
位置決めされる。
【0025】次に、ステップ302において、砥石車G
の現在位置がK+aとなるまで早送りされる。Kはツル
ア53の先端のX座標であり、aは、図7に示すよう
に、砥石車Gの摩耗面Sを基準とするツルーイング開始
位置である。これにより、砥石車はツルア53の先端に
対して図7のG' で示す位置に位置決めされる。砥石車
の摩耗していない面とツルア53の先端との距離がa−
ΔMとなる。尚、aは摩耗量ΔMにδを加算した値であ
り、摩耗量ΔMに応じて変化する。又、十分大きめのa
を用いれば、aは固定値であっても良い。
【0026】次に、ステップ304において、テーブル
11が所定量Tだけトラバースされる。次に、ステップ
306において、砥石車Gの現在位置のX座標がK−b
に等しくなったか否が判定される。bは、図7に示すよ
うに、砥石車Gの摩耗面Sを基準とするツルーイング終
了位置である。等しくなければ、ステップ308におい
て、砥石台20が所定量δだけX軸に平行に移動され、
ステップ304に戻り、テーブル11のトラバース移動
が繰り返される。このようにして、ステップ306にお
いて、砥石車Gの現在位置のX座標がK−bになるまで
トラバース、切り込みが繰り返され、図7に示す動作経
路により、砥石車Gのツルーイングが完了する。
【0027】次に、ステップ310において、現在径領
域337に記憶されている現在径RがΔM+bだけ減少
されて、新砥石径が現在径領域337に記憶され、現在
径が更新される。又、ステップ312において、現在位
置レジスタ334に記憶されている砥石車Gの現在位置
のX座標がbだけ加算されて、現在位置レジスタ334
に記憶され、現在位置の修正が完了される。この砥石径
は、砥石の摩耗限界(使用限界)を見るなどに用いられ
る。
【0028】以上述べたように、砥石車Gの摩耗面Sの
位置を検出する時に、工作物の種類にかかわらず砥石車
Gの摩耗面Sに検出ピン52が確実に接触するので、砥
石車の摩耗面の位置が正確に検出されるので、適正な量
bのツルーイングを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的な実施例に係る数値制御研削盤
の構成図。
【図2】数値制御研削盤の数値制御装置の構成図。
【図3】数値制御装置のCPUによる主処理手順を示し
たフローチャート。
【図4】数値制御装置のCPUによる摩耗量の測定処理
手順を示したフローチャート。
【図5】数値制御装置のCPUによるツルーイングの処
理手順を示したフローチャート。
【図6】摩耗量の測定時及びツルーイング時の位置決め
方法を示した説明図。
【図7】ツルーイング時の位置決め方法を示した説明
図。
【符号の説明】
W…工作物 G…砥石車 30…数値制御装置 33…RAM 50…ツルーイング装置 53…ツルア 51…AEセンサ(接触検出装置) 52…検出ピン(接触検出装置) 332…接触位置テーブル領域(位置記憶手段) 31…CPU(制御手段) ステップ206、208…位置検出装置 ステップ200〜204、210、224…制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05B 19/403 F 9064−3H

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 砥石と工作物をそれぞれ回転させる回転
    駆動装置と、砥石を工作物に対して接近離間する方向に
    相対移動させる送り装置とを備え、工作物の研削部の幅
    が砥石の幅よりも狭くかつ研削部の位置が工作物回転軸
    線方向に異なる複数の工作物の研削部を同一の砥石によ
    り研削するようにした数値制御研削装置において、 前記送り装置によって移動される砥石に接触する検出ピ
    ンを有し、接触信号を出力する接触検出装置と、 接触信号が出力された時の砥石の位置を検出する位置検
    出装置と、 砥石と接触検出装置を工作物回転軸線方向に相対移動さ
    せる移動装置と、 工作物の研削部の位置に応じて砥石に対する接触検出装
    置の位置を工作物毎に記憶する位置記憶手段と、 この位置記憶手段の位置信号に基づき砥石と接触検出装
    置を相対移動させ、砥石を検出ピンに接触する方向に移
    動させ、接触検出装置から接触信号が出力された時の位
    置検出装置からの砥石の位置信号を位置記憶手段に記憶
    させるべく前記移動装置、送り装置、位置検出装置並び
    に位置記憶手段を制御する制御手段を備えたことを特徴
    とする数値制御研削装置。
JP28390492A 1992-09-28 1992-09-28 数値制御研削装置 Pending JPH06106475A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006142464A (ja) * 2004-11-24 2006-06-08 Toyoda Mach Works Ltd ツルーイング方法および研削盤
JP2011152619A (ja) * 2010-01-28 2011-08-11 Jtekt Corp 研削盤

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