JPH08290130A - ベアリング洗浄装置 - Google Patents

ベアリング洗浄装置

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JPH08290130A
JPH08290130A JP12436895A JP12436895A JPH08290130A JP H08290130 A JPH08290130 A JP H08290130A JP 12436895 A JP12436895 A JP 12436895A JP 12436895 A JP12436895 A JP 12436895A JP H08290130 A JPH08290130 A JP H08290130A
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bearing
roller
rollers
cleaning
grease
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JP12436895A
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English (en)
Inventor
Shinichiro Sada
信一郎 佐田
Masanobu Eguchi
正修 江口
Masayuki Nakamura
正幸 中村
Masaji Kage
正司 鹿毛
Minoru Tanizawa
稔 谷澤
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RITSUKUSU KK
Sankyu Inc
Original Assignee
RITSUKUSU KK
Sankyu Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な装置でかつ、効率良くベアリング内部
に充填されているグリスを除去することができるベアリ
ング洗浄装置を提供する。 【構成】 多数のコロ11が外側に露出した状態のベア
リング12を、軸心を合わせて公転させながら載置する
ターンテーブル13と、コロ11に外側から当接しコロ
11を自転させるコロ回転ローラ47、48と、特定位
置に固定され、コロ11の公転、自転を利用してコロ保
持器53、54内のグリスを洗浄する洗浄液を吹き出す
高圧ノズル16とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外側にコロを露出可能
なベアリングの洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、圧延ロール等に使用されている大
型のベアリングの洗浄作業は、一般に、最初に手作業に
よってベアリングの表面や内輪の内側に付着しているグ
リスを拭き取って除去する粗洗浄、次いで、種々の方式
があるが、ベアリングの内部のグリスを除去する自動洗
浄による中洗浄、最後に、再び手作業によってベアリン
グの内部に残存しているグリス等を取り除く仕上げ洗浄
という行程で行われている。この内、中洗浄作業に使用
されている自動洗浄装置として、特開昭62−5768
5号公報に記載のように、被洗浄ベアリングの上下側面
より、それぞれ所定距離で近接しかつ互いに対向して配
置されたスプレーノズルによって、高温、高圧で洗浄液
を噴出させて、ベアリング内に充填されていたグリスを
軟化させ、焼けついていたグリスも除去するものが知ら
れている。
【0003】さらに、特開昭63−141685号公報
に記載のように、内外ベアリングレースを上下から保持
すると共に、この保持機構を相対的に逆方向に回転させ
る構造とし、かつ保持機構に熱湯のジェット噴射機構を
設けたもので、洗浄に際しては、内外ベアリングレース
を逆方向に回転させながら、熱湯のジェット噴射を行う
ことにより、ベアリングの所定部所に正確にジェットが
当りかつ内外ベアリングレースが回転しているので、レ
ース内側にも流れ込むために、グリスを容易に除去する
ものも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
62−57685号公報に記載のように、被洗浄ベアリ
ングの上下側面より、スプレーノズルによって、高温、
高圧で洗浄液を噴出させたり、特開昭63−14168
5号公報に記載のように、内外ベアリングレースを逆方
向に回転させながら、ベアリングの所定部所に正確に熱
湯のジェット噴射するだけでは、十分にグリスを除去す
ることが出来ないという問題があった。また、特開昭6
3−141685号公報に記載のものは、内外ベアリン
グレースを上下から保持すると共に、この保持機構を相
対的に逆方向に回転させる構造とし、かつ保持機構に熱
湯のジェット噴射機構を設けているので、装置が複雑で
あり、このためコスト高となるという問題もあった。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、簡単な装置でかつ、効率良くベアリング内部に
充填されているグリスを除去することができるベアリン
グ洗浄装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載のベアリング洗浄装置は、多数のコロが外側に露出
した状態のベアリングを、軸心を合わせて公転させなが
ら載置するターンテーブルと、前記コロに外側から当接
し該コロを自転させるコロ回転手段と、特定位置に固定
され、前記コロの公転、自転を利用してコロ保持器内の
グリスを洗浄する洗浄液を吹き出す高圧ノズルとを有し
ている。
【0007】そして、請求項2記載のベアリング洗浄装
置は、請求項1記載のベアリング洗浄装置において、前
記ベアリングは複列コロ軸受であって、前記高圧ノズル
は、水平方向から上下の前記コロ及びその隙間に洗浄液
を吹き付ける側面ノズルと、前記ベアリングの内輪と前
記コロ保持器の隙間に洗浄液を吹き付ける垂直ノズルと
を備えている。請求項3記載のベアリング洗浄装置は、
請求項1又は2記載のベアリング洗浄装置において、前
記ターンテーブルの下部に、洗浄排水を一時貯留できる
排水タンクを備えている。請求項4記載のベアリング洗
浄装置は、請求項3記載のベアリング洗浄装置におい
て、前記排水タンクに、浮上したグリスと洗浄液を分離
する浮上グリス分離装置を備えている。請求項5記載の
ベアリング洗浄装置は、請求項1〜4の何れか1項に記
載のベアリング洗浄装置において、前記ターンテーブル
に、前記ベアリングの自動着脱装置を備えている。
【0008】
【作用】請求項1〜5記載のベアリング洗浄装置におい
ては、多数のコロが外側に露出した状態のベアリング
を、ターンテーブルに軸心を合わせて載置し、ターンテ
ーブルを回転させてコロを公転させる。同時に、このコ
ロに外側から当接しているコロ回転手段によって、コロ
を自転させる。さらに、特定位置に固定されて洗浄液を
吹き出す高圧ノズルとを有している。したがって、コロ
の公転及び自転を利用しながら高圧の洗浄液をコロ保持
器内に吹き出すことができるので、コロ保持器内のグリ
スを効率良く洗浄することができる。
【0009】特に、請求項2記載のベアリング洗浄装置
においては、複列コロ軸受のベアリングの上下のコロ及
びその隙間に、側面ノズルにより、水平方向から高圧の
洗浄液を吹き付けるので、コロ保持器内のグリスをさら
に効率良く洗浄することができる。また、ベアリングの
内輪とコロ保持器の隙間に、垂直ノズルにより、垂直方
向から高圧の洗浄液を吹き付けるので、コロ保持器内の
グリスをさらに効率良く洗浄することができる。
【0010】また、請求項3記載のベアリング洗浄装置
においては、ターンテーブルの下部に、洗浄排水を一時
貯留できる排水タンクを備えているので、洗浄作業時の
グリスを含む排水を周囲に撒き散らすことがない。請求
項4記載のベアリング洗浄装置においては、排水タンク
に、浮上したグリスと洗浄液を分離する浮上グリス分離
装置を備えているので、洗浄排液から洗浄液を再利用で
きる。請求項5記載のベアリング洗浄装置においては、
ターンテーブルに、ベアリングの自動着脱装置を備えて
いるので、洗浄作業の能率を向上できる。
【0011】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに、図1は本発明の一実施例に係るベアリング
洗浄装置の斜視図、図2は同正面図、図3は同平面図、
図4は他の実施例を示す要部拡大正面図、図5は固定手
段を示す平面図、図6はコロ回転手段の他の実施例の平
面図である。
【0012】図1〜5に示すように、本発明の一実施例
に係るベアリング洗浄装置10は、多数のコロ11が外
側に露出した複列コロ軸受であるベアリング12を、軸
心を合わせて公転させながら載置するターンテーブル1
3と、ターンテーブル13を駆動するテーブル回転ユニ
ット14と、コロ11を自転させるコロ回転ユニット1
1aと、コロ保持器53、54内のグリスを洗浄するた
めの洗浄液を吹き出す高圧ノズル16とを有して構成さ
れている。以下、これらについて詳しく説明する。
【0013】図2、5に示すように、ターンテーブル1
3は、ベアリング12を載置し、固定すると共に、外側
面に回転用のリング状のピンラック19が固着された円
盤状のテーブル本体17と、テーブル本体17の下部に
装着された4個の車輪18と、テーブル本体17の中心
部を回転可能に軸支する、架台20上に設けられた旋回
支持部21とから成っている。
【0014】図5に示すように、テーブル本体17の上
面には、ベアリング12の内径の違いに対応してベアリ
ング12をテーブル本体17に固定するための固定手段
32が設けられている。固定手段32は、テーブル本体
17に固着された、4隅を面取りされた略四角形状の平
板からなるガイド部材33と、ガイド部材33の4辺に
それぞれ設けられた、4個の進退可能な支持部材34か
ら成っている。この支持部材34には、先端がベアリン
グ12の内輪12aに接触する半円球状の当接部35
と、当接部35の中心部にはねじ棒36が、さらにねじ
棒36の両側には2本のガイド棒37が取り付けられて
いる。なお、ねじ棒36及び2本のガイド棒37に対応
する雌ねじ部及びガイド部(図示されていない)が、ガ
イド部材33に設けられているものとする。図示されて
いないが、各ねじ棒36のガイド部材33の中心側の端
部にはそれぞれベベルギアが設けられており、4個のベ
ベルギアに噛み合うベベルギアが、ガイド部材33の中
心にハンドル付の回転軸に取り付けられており、ハンド
ルを介して4個のねじ棒36を同期回転させることによ
って、当接部35を半径方向に進退させて、種々のサイ
ズのベアリング12を固定可能に成っている。なお、内
輪12aが一定サイズの場合には、上記のように、当接
部35を進退可能にする必要はなく、固定式で十分であ
る。
【0015】図1〜3に示すように、テーブル回転ユニ
ット14は、テーブル本体17に装着されたピンラック
19に噛合するスプロケット22を有する回転軸23
と、回転軸23の上部に固着されたスプロケット24
と、スプロケット24をチェーン25を介して回転させ
るスプロケット28が出力軸27に取り付けられた無段
変速機26と、無段変速機26を駆動するモータ29と
によって構成され、モータ29を回転することによっ
て、テーブル本体17を回転するようになっている。な
お、回転軸23、モータ29及び無段変速機26は、タ
ーンテーブル13と同様に、架台20に突出して設けら
れた架台20a上に設置されている。テーブル本体17
は、無段変速機26等により、1.6〜6.4rpm、
好ましくは、2.5〜5rpmとなるように減速比が決
められている。テーブル本体17の回転速度(rpm)
は、速過ぎれば、十分に洗浄液がベアリング内に噴出さ
れず、また、遅過ぎれば、洗浄の能率が低下するという
考え方により決定されている。なお、図1において符号
31はカバーを示す。
【0016】コロ回転ユニット11aは、架台20上に
取り付けられた支持枠38に設けられたモータ39と、
モータ39の出力軸40に固着されたスプロケット41
と、支持枠38に水平方向に突出して設けられた2個の
ブラケット42、43(図4参照)と、ブラケット4
2、43の先端部に軸受部を介して取り付けられた回転
軸44と、回転軸44の上部にチェーン45を介して設
けられたスプロケット46と、スプロケット46の下部
側にベアリング12の2列の傾斜したコロ11に当接す
るように、1列にそれぞれ2個取り付けられたコロ回転
ローラ47、48とから成っている。したがって、モー
タ39を駆動することによって、チェーン45を介して
コロ回転手段の一例であるコロ回転ローラ47、48を
回転することにより、コロ回転ローラ47、48に接触
するベアリング12のコロ11を回転させることができ
る。コロ11は、洗浄効果と能率との両方を考慮して3
0rpmになるように減速比が決められている。なお、
支持枠38の架台20に対する取り付け部は、ベアリン
グ12のサイズに応じて、コロ回転ローラ47、48が
コロ11に当接するように、架台20をテーブル本体1
7の半径方向に対して位置の調整が可能な長穴30とし
ている。
【0017】高圧ノズル16は、ベアリング12の上端
面に吹き出し口を向けて配置された垂直ノズルの一例で
ある上ノズル49と、ベアリング12の下端面に吹き出
し口を向けて配置された垂直ノズルの一例である下ノズ
ル50と、上下2列のそれぞれの側面のコロ11に吹き
出し口を向けて配置された側面ノズル51、52及び上
下2列のコロ保持器53、54間の隙間に吹き出し口を
向けて配置された側面ノズル55とから成っている(図
4参照)。なお、上ノズル49及び下ノズル50は、ベ
アリングの内輪12aとコロ保持器53、54の隙間に
洗浄液の一例である高圧水を吹き付けるようになってい
る。また、各ノズル49、50、51、52、55に
は、図1〜3に示すように、図外のポンプにより、配管
56を経由して、高圧(5〜10MPa)の水が供給さ
れるようになっている。なお、配管56は、単独配管と
なっている。また、図1〜3においては、側面ノズル5
1、52、55をコロ回転ユニット11a側に設けた
が、他の実施例として、図4、5に示すように、側面ノ
ズル51、52、55を、図1〜3に示す場合の180
°回転した位置に設けることもできる。また、上ノズル
49と下ノズル50も、図1〜3に示す場合の約60°
又は120°回転した位置に設けることもできる。
【0018】ターンテーブル13、コロ回転ユニット1
1aが取り付けられた架台20には、上面と側面の取り
付け枠57aに透明アクリル板57bが張りつけられた
簡易着脱式のカバー57が設けられている。このカバー
57は透明アクリル板57bから成るカバーであるため
に、洗浄作業時のグリスを含む排水を周囲に撒き散らす
ことがないと同時に、洗浄作業の状況を観察することが
できる。カバー57の無段変速機26側の透明アクリル
板57bの一部には、チェーン25用に着脱式のゴムカ
ーテン63が取り付けられている。なお、カバーは、そ
の一部に、内部の取り付け、調整用のための点検口及び
覗き窓を備えていれば、必ずしも簡易着脱式である必要
はなく、固定式であっても構わない。
【0019】また、架台20の下部には、洗浄後の排水
を受ける排水タンク58が設けられている。この洗浄排
水を洗浄液として再循環するために、図示していない
が、排水タンク58内に浮上したグリスと水を分離する
浮上グリス分離装置を設けている。浮上グリス分離装置
としては、例えば、洗浄排液面上に浮いているグリス
を、先端に細長い板状の掻き取り板を付けたスクレパー
で掻き取って、グリスボックスに排出するものがある。
この排水タンク58の内面の向かい合う側壁59、60
の上部には、2本の溝型鋼61、62が所定の間隔で横
架、固着されていて、架台20が溝型鋼61、62上に
設置可能になっている。なお、図1、2の符号64は排
水タンク58の排水口を示す。
【0020】続いて、本発明の一実施例に係るベアリン
グ洗浄装置10の使用方法について説明する。まず、ベ
アリング12を、簡易着脱式のカバー57が取り外され
ているターンテーブル13のテーブル本体17上に芯を
合わせて載置し、固定手段32の減速機のハンドルを回
してテーブル本体17に固定する。同時に,ベアリング
12のサイズに応じて、コロ回転ローラ47、48がコ
ロ11に当接するように、支持枠38を架台20に対し
てテーブル本体17の半径方向に位置の調整を行う。さ
らに、事前にテーブル回転ユニット14の無段変速機2
6を所定の減速比に調整すると共に、配管56を、図外
のポンプからの配管に接続しておく。その後、カバー5
7を架台20上に載置する。
【0021】次いで、テーブル回転ユニット14のモー
タ29を駆動することによって、テーブル本体17上の
ベアリング12を1.6〜6.4rpmで回転(公転)
させながら、同時にコロ回転ユニット11aのモータ3
9を駆動することによって、公転しているベアリング1
2のコロ11に順々に当接されるコロ回転ローラ47、
48により、コロ11を30rpmで自転させる。この
ように、ベアリング12のコロ11を公転かつ自転させ
ながら、ポンプを運転して、5〜10MPaの高圧の水
を上ノズル49を介してベアリング12の上端面に、下
ノズル50を介してベアリング12の下端面に、さら
に、側面ノズル51、52及び側面ノズル55を介して
ベアリング12の上下2列のそれぞれのコロ11の側面
及び上下2列のコロ保持器53、54間の隙間に噴出さ
せる。
【0022】以上のように、ベアリング12のコロ11
を公転かつ自転させながら、高圧の水を噴射するので、
コロ保持器53、54内部に充填されていたグリスを、
効率良くしかも短時間に外部に排出することができる。
高圧水は、コロ保持器53、54内部に充填されていた
グリスを排出する一方、外面のグリスを吹き飛ばす作用
もある。ここで、ベアリング12のコロ11の公転及び
自転の方向を、高圧水の噴射方向と同じにすることによ
り、グリスを、さらに効率良くしかも短時間に排出する
ことができる。
【0023】最後に、ベアリング12の表面に付着して
いる水分等を取り除く仕上げを行ってベアリング12の
洗浄作業を終了する。
【0024】前記の実施例においては、コロ回転手段と
して、コロ回転ローラ47、48を使用したが、それに
代わって、図6に示すように、コロ回転ベルト65を使
用することもできる。図外のモータ、減速機、及び減速
機の出力軸に取り付けられたベルトプーリ66に駆動ベ
ルト67を介してベルトプーリ68を設け、ベルトプー
リ68、ベルトプーリ69及びベルトプーリ70にコロ
回転ベルト65を掛け渡すようにし、ベルトプーリ69
とベルトプーリ70との間のコロ回転ベルト65がベア
リング12のコロ11に当接するように配置する。した
がって、モータを駆動することによって、ベアリング1
2のコロ11に当接するコロ回転ベルト65を可動でき
るので、コロ11が自転する。なお、コロ回転ベルト6
5は、コロ11の傾きに合わせて、傾けて取り付ける。
【0025】また、前記の実施例においては、ベアリン
グのターンテーブルへの取り付け、取外しは、固定手段
のハンドルを回すなど手作業で行ったが、それに代わっ
て、ベアリングの自動着脱装置を設けて、自動化するこ
ともできる。すなわち、ベアリングの持ち込み及び排出
は、例えばロボットにより、さらに、ベアリングのター
ンテーブルへの着脱は、前記固定手段のハンドルに代え
てモータを取り付けると共に、ベアリングの載置を検知
して固定手段のモータを駆動するためのセンサを設けた
り、高圧水の噴射の終了を検知してモータを駆動する等
の制御を行うようにすることもできる。
【0026】さらに、洗浄液として常温の高圧水を用い
たが、温水を用いれば、さらに効率良くグリスを除去す
ることができる。さらに、特殊洗浄液を使用すれば、一
層効果的である。また、高圧ノズルとして、上ノズルを
1ケ、下ノズルを1ケ、及び側面ノズルを3ケ使用した
が、必要に応じて個数を増減することもできる。
【0027】
【発明の効果】請求項1〜5記載のベアリング洗浄装置
においては、ベアリングのコロの公転及び自転を利用し
ながら高圧の洗浄液をコロ保持器内に吹き出すことがで
きるので、簡単な装置でもって、コロ保持器内のグリス
を効率良く洗浄することができる。特に、請求項2記載
のベアリング洗浄装置においては、側面ノズルにより、
複列コロ軸受の水平方向から上下のコロ及びその隙間
に、かつ、垂直ノズルにより、垂直方向から内輪とコロ
保持器の隙間に洗浄液を吹き付けるので、さらにグリス
を効率良く洗浄することができる。
【0028】また、請求項3記載のベアリング洗浄装置
においては、洗浄作業時のグリスを含む排水を周囲に撒
き散らすことがないので作業環境が改善される。請求項
4記載のベアリング洗浄装置においては、洗浄排液から
洗浄液を再利用できるので、経済的である。請求項5記
載のベアリング洗浄装置においては、ベアリングの自動
着脱装置を備えているので、洗浄作業の能率を向上でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るベアリング洗浄装置の
斜視図である。
【図2】同正面図である。
【図3】同平面図である。
【図4】他の実施例を示す要部拡大正面図である。
【図5】固定手段を示す平面図である。
【図6】コロ回転手段の他の実施例の平面図である。
【符号の説明】
10 ベアリング洗浄装置 11 コロ 11a コロ回転ユニット 12 ベアリング 12a 内輪 13 ターンテーブル 14 テーブル回転ユニット 16 高圧ノズル 17 テーブル本体 18 車輪 19 ピンラック 20 架台 20a 架台 21 旋回支持部 22 スプロケット 23 回転軸 24 スプロケット 25 チェーン 26 無段変速機 27 出力軸 28 スプロケット 29 モータ 30 長穴 31 カバー 32 固定手段 33 ガイド部材 34 支持部材 35 当接部 36 ねじ棒 37 ガイド棒 38 支持枠 39 モータ 40 出力軸 41 スプロケット 42 ブラケット 43 ブラケット 44 回転軸 45 チェーン 46 スプロケット 47 コロ回転ローラ 48 コロ回転ローラ 49 上ノズル 50 下ノズル 51 側面ノズル 52 側面ノズル 53 コロ保持器 54 コロ保持器 55 側面ノズル 56 配管 57 カバー 57a 取り付け枠 57b 透明アクリル板 58 排水タンク 59 側壁 60 側壁 61 溝型鋼 62 溝型鋼 63 ゴムカーテン 64 排水口 65 コロ回転ベルト 66 ベルトプーリ 67 駆動ベルト 68 ベルトプーリ 69 ベルトプーリ 70 ベルトプーリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 正幸 福岡県北九州市小倉北区高峰町9−12− 202 (72)発明者 鹿毛 正司 福岡県宗像郡福間町大字畦町450−35 (72)発明者 谷澤 稔 福岡県福岡市東区美和台4−21−1

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のコロが外側に露出した状態のベア
    リングを、軸心を合わせて公転させながら載置するター
    ンテーブルと、前記コロに外側から当接し該コロを自転
    させるコロ回転手段と、特定位置に固定され、前記コロ
    の公転、自転を利用してコロ保持器内のグリスを洗浄す
    る洗浄液を吹き出す高圧ノズルとを有することを特徴と
    するベアリング洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記ベアリングは複列コロ軸受であっ
    て、前記高圧ノズルは、水平方向から上下の前記コロ及
    びその隙間に洗浄液を吹き付ける側面ノズルと、前記ベ
    アリングの内輪と前記コロ保持器の隙間に洗浄液を吹き
    付ける垂直ノズルとを備えている請求項1記載のベアリ
    ング洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記ターンテーブルの下部に、洗浄排水
    を一時貯留できる排水タンクを備えた請求項1又は2記
    載のベアリング洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記排水タンクに、浮上したグリスと洗
    浄液を分離する浮上グリス分離装置を備えた請求項3記
    載のベアリング洗浄装置。
  5. 【請求項5】 前記ターンテーブルに、前記ベアリング
    の自動着脱装置を備えた請求項1〜4の何れか1項に記
    載のベアリング洗浄装置。
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