JPH08287323A - コイン投入口構造 - Google Patents

コイン投入口構造

Info

Publication number
JPH08287323A
JPH08287323A JP8023844A JP2384496A JPH08287323A JP H08287323 A JPH08287323 A JP H08287323A JP 8023844 A JP8023844 A JP 8023844A JP 2384496 A JP2384496 A JP 2384496A JP H08287323 A JPH08287323 A JP H08287323A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coin
passage
slot structure
groove
width
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8023844A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2711088B2 (ja
Inventor
Toshiaki Nakagawa
利昭 中川
Hideo Tsumura
秀夫 津村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konami Group Corp
Original Assignee
Konami Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konami Corp filed Critical Konami Corp
Priority to JP8023844A priority Critical patent/JP2711088B2/ja
Publication of JPH08287323A publication Critical patent/JPH08287323A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2711088B2 publication Critical patent/JP2711088B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一種類のコイン投入口構造によって各種のサ
イズのコインに対応することができるようにする。 【解決手段】 ゲーム機に固定される基台2と、この基
台2の上面部に突設されかつ上流側から下流側に延びる
凹溝31を有するコイン載置部3と、このコイン載置部
3の下流端に上記凹溝31を横断するように設けられた
背面板4とが備えられ、この背面板4と上記凹溝31と
の間にコイン通路に続くコイン投入スリット3aが形成
され、凹溝31に載置されたコイン束を背面板4の方向
に押圧することによってコインCがコイン束C′の下流
側のものから順次コインC投入孔3aに投入されるよう
に構成され、上記コインC通路の左右一対の内壁面の少
なくとも一方に、コインC通路の通路幅を変更するため
のスペーサー7が付設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゲーム機等の被コ
イン投入装置に付設されるコイン投入口構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、コインを投入可能に構成したコイ
ン投入口構造が知られている。かかるコイン投入口構造
は、例えばゲーム機等の被コイン投入装置の適所に設け
られている。かかるコイン投入口構造は、コインが通過
し得るコイン通路を有している。そして、このコイン投
入口構造を介して例えばゲーム機にコインを投入するこ
とにより、ゲーム機で所定のプレイを行うことができる
ようになっている。
【0003】従来のコイン投入口構造は、本体が鋳型に
よって一体に鋳造され、この鋳造された本体にコイン通
路が形成されていた。従って、上記コイン通路は一定の
幅寸法になっている。このようなコイン投入口構造は、
特公平4−50638号公報や実開平1−147468
号公報によって開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常コ
インは径寸法の異なる多くの種類のものがあり、また、
各種の被コイン投入装置は、それぞれ所定サイズのコイ
ンが投入可能に構成されている。このような状況では、
被コイン投入装置毎に投入されるべきコインのサイズに
合致したコイン投入口を有する投入口構造が採用される
ことになり、汎用性に欠けるという問題点を有してい
た。
【0005】また、従来のコイン投入口構造の本体は一
体に形成されており、複雑な立体形状のものを鋳造しな
ければならないため、製造コストが嵩むという問題点を
有していた。
【0006】特に、被コイン投入装置がゲーム機である
場合、ゲームの種類の変更に応じてコインの種類を変え
ることが望まれるが、従来、このような場合には、コイ
ン投入口構造そのものを全体的に新たなコインのサイズ
に合致したものに更新することが行われていたため、ゲ
ーム機のメンテナンスコストが嵩むという問題点を有し
ていた。
【0007】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、コインのサイズの変更に容
易に対応することができ、しかも製造コストおよびメン
テナンスコストが嵩まないコイン投入口構造を提供する
ことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
径寸法の異なる複数種類のコインのいずれかを選択的に
投入可能にしたコイン投入口構造であって、略垂直方向
に延び、かつ、最大径寸法のコインが通過し得る通路幅
を備えたコイン通路を有する本体が備えられ、この本体
は、上記コイン通路の通路幅より小さい幅寸法を有する
通過幅調整部材を上記コイン通路の内壁面に取り付け得
るように構成されていることを特徴とするものである。
【0009】この発明によれば、コイン通過幅調整部材
を装着したり取り換えることにより、コイン通路は他の
サイズのコインに合致した幅寸法になるため、従来のよ
うに各コインのサイズに応じて複数種類のコイン投入口
構造を予め製造しておく必要はなく、製造コストおよび
メンテナンスコストが低減される。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記本体は、上記通路幅を有する凹溝を備
えた第1の部材と、この第1の部材に着脱自在に取り付
けられる第2の部材とを有し、第2の部材を第1の部材
に取り付けることにより上記コイン通路が形成されるよ
うに構成されていることを特徴とするものである。
【0011】この発明によれば、第2の部材を第1の部
材に取り付けることによりコイン投入口構造が得られる
ため、コイン投入口構造の製造が容易になり、製造コス
トが低減される。
【0012】本発明の請求項3記載の発明は、請求項2
記載の発明において、上記第2の部材は、複数のコイン
を貯留するための、上記コイン通路に交差する方向に延
びた貯留部を有していることを特徴とするものである。
【0013】この発明によれば、複数のコインは積層状
態で貯留部に確実に貯留される。
【0014】本発明の請求項4記載の発明は、請求項3
記載の発明において、上記貯留部は、複数のコインを収
容する少なくとも最大サイズのコインの径寸法よりも大
きめの幅寸法のコイン貯留凹部を有し、このコイン貯留
凹部は、その長手方向に延びる中心が昇り傾斜で上記コ
イン通路に向かうように形成されていることを特徴とす
るものである。
【0015】この発明によれば、コイン貯留凹部に装填
された複数のコインは、貯留部のコイン通路に向かう昇
り勾配の傾斜によって凹溝の下位側に寄った安定した状
態で貯留される。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項3記載の発
明において、上記貯留部は、複数のコインを収容する少
なくとも最大サイズのコインの径寸法に等しい幅寸法の
コイン貯留凹部を有し、このコイン貯留凹部の底部には
長手方向に延びる底溝が設けられていることを特徴とす
るものである。
【0017】この発明によれば、コイン貯留凹部に装填
された複数のコインは、貯留部のコイン通路に向かう昇
り勾配の傾斜によって凹溝の下位側に寄った安定した状
態で貯留され、しかも、コイン貯留凹部の幅寸法より小
さい径寸法のコインであっても、その周面が底溝の両側
縁部に当止した状態でコインの下部が底溝に嵌まり込む
ため、貯留状態が安定する。
【0018】請求項6記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記コイン通過幅調整部材は、頂部に傾斜
面を有していることを特徴とするものである。
【0019】この発明によれば、コイン通路に向かうコ
インは、コイン通過幅調整部材の頂部の傾斜面に誘導さ
れ、円滑にコイン通路に落ち込む。
【0020】請求項7記載の発明は、請求項1記載の発
明において、異なった幅寸法を有する複数のコイン通過
幅調整部材のいずれかが用いられることを特徴とするも
のである。
【0021】この発明によれば、コインの径寸法に対応
したコイン通過幅調整部材を採用することにより、コイ
ン通路はそのコインの通過に適したものになる。
【0022】そして、本発明は、以下の構成をも採用し
得るものである。 (1)コイン投入口構造を、被コイン投入装置に取り付
けられ、かつ、同装置側に向かって延びる凹溝を備えた
コイン載置部と、このコイン載置部の非コイン投入装置
側に上記凹溝を横断するように設けられた背面板とが備
えられ、この背面板と上記凹溝との間にコイン1枚分の
隙間を有するコイン投入スリットが形成され、このコイ
ン投入スリットの下部にコイン通路が延設されてなるコ
イン投入口構造において、上記コイン通路の左右一対の
内壁面の少なくとも一方は、コイン径に応じて上記コイ
ン通路の通路幅を規制するスペーサーが付設され得るよ
うに構成されていることを特徴とするものにする。
【0023】このようにすれば、コイン束をコイン載置
部の凹溝上に載置し、それを背面板の方向に押圧すれ
ば、コイン束の先頭のコインが背面板に当止してコイン
投入スリットに臨んだ状態になり、その結果コインはコ
イン投入スリットから落下し、コイン通路を通って被コ
イン投入装置内に投入される。
【0024】そして、コイン通路は、左右一対の内壁面
の少なくとも一方にスペーサーを付設することによって
通路幅が変更されるようになっているため、被コイン投
入装置が要求するコインのサイズに合わせて適切な幅厚
のスペーサーを選択し、それを上記内壁面に付設するこ
とによって、コイン投入口構造そのものの仕様を変更す
ることなく、コイン投入装置はそのコインに適したもの
になる。
【0025】(2)コイン投入口構造を、上記(1)の
コイン投入口構造において、上記内壁面は凹設された係
止溝を有し、上記スペーサーは上記係止溝に嵌合可能な
係止突片を有していることを特徴とするものにする。
【0026】このようにすれば、コイン通路の内壁面に
凹設された係止溝に、スペーサーに突設された係止突片
を嵌入することによって、スペーサーはコイン通路の内
壁面に付設された状態になる。
【0027】(3)コイン投入口構造を、上記(1)ま
たは(2)のコイン投入口構造において、上記スペーサ
ーは、その上部に上方から下方に向けてコイン通路が順
次縮幅するような傾斜面を有していることを特徴とする
ものにする。
【0028】このようにすれば、コイン投入スリットか
ら落下するコインは、この傾斜面に案内されてコイン通
路に導入される。
【0029】(4)コイン投入口構造を、上記(1)〜
(3)のいずれかのコイン投入口構造において、上記凹
溝は、その底部に凹溝の延びる方向に凹設された底溝を
有していることを特徴とするようにする。
【0030】こうすることによって、凹溝の溝幅に比べ
て小径のコインが凹溝に装填された場合、上記小径コイ
ンは底溝に誘導される。
【0031】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るコイン投入
口構造の一例を示す斜視図、図2は、図1の正面図、図
3は、図1の背面図である。また、図4は、図2のA−
A線断面図である。これらの図に示すように、コイン投
入口構造1は、ゲーム機G(図8)の表面ボードG1に
固定される基台(第2の部材)2と、この基台2の中央
部に上部に向けて突設されたコイン載置部(貯留部)3
と、このコイン載置部3の背面部に設けられた背面板
(第1の部材)4と、この背面板4の手前側に設けられ
た化粧板5と、上記基台2の一側部に上方に向けて突設
された詰り解除ボタン6とを備えた基本構成を有してい
る。
【0032】上記基台2の背部には、下方に延びる支持
部21が設けられ、この支持部21の存在によって基台
2は側面視でL字形状を呈している。そして、支持部2
1の適所には、複数の上下方向に延びる長孔22が穿設
されており、これら長孔22に図略のビスを挿通し、ゲ
ーム機Gの表面ボードG1に螺設された図略のビス孔に
螺着することによってコイン投入口構造1がゲーム機G
の表面ボードG1に固定されるようになっている。
【0033】上記コイン載置部3は、その上面に前後方
向に延びる正面視で円弧状の凹溝(貯留部、コイン貯留
凹部)31を有している。上記円弧の極率半径は、もっ
とも大きいコインCの半径よりも大きめの値に設定され
ている。この凹溝31上に、複数のコインCを重ねたコ
イン束C′が載置される。そして、コイン載置部3は、
図4に示すように、全体的に背面板4に向かって先登り
の傾斜が形成され、この傾斜によって凹溝31内に載置
されたコイン束C′は、上流側(凹溝の下位側であっ
て、図4の右方、以下凹溝31の手前側を上流側とい
い、背面板4側を下流側という)に傾くようになってい
る。
【0034】なお、コイン載置部3および凹溝31に背
面板4に向かって先登りの傾斜を形成させる代わりに、
水平方向に延びるように、あるいは先下がりの傾斜が形
成されるように姿勢設定することも可能である。但し、
このようにしたときは、凹溝31の最下流側に突起を膨
設するなどしてコイン束C′の先頭のコインCが一旦停
止するようにするのが好ましい。
【0035】また、凹溝31の底面には上流側から下流
側に向けて底溝31aが設けられており、凹溝31に装
填されたコインCは、その左右の下側縁部が上記底溝3
1aの上側縁部に当接するようになっている。
【0036】上記凹溝31は、コイン載置部3の下流端
の手前まで形成され、凹溝31の下流端よりも先のコイ
ン載置部3には、背面板4を嵌め込むための嵌込み部3
2が形成されている。この嵌込み部32は、図3に示す
ように、背面板4の形状に沿うように背面視で十字形状
に形成されている。そして、この嵌込み部32に背面板
4を嵌め込んだ状態で、背面板4の表面と凹溝31の下
流側端部との間にコインCの厚みよりも若干大きめの隙
間からなるコイン投入スリット(凹溝)3aが形成され
ている。背面板4に基台2を取り付けることにより、上
記コイン投入スリット3aによって、投入されたコイン
Cをゲーム機G内に導くコイン通路が形成される。
【0037】上記化粧板5には、中央部に上方に突出し
た堰部51が突設され、この堰部51によって凹溝31
内に装填されたコイン束C′が脱落するのを阻止するよ
うにしている。この堰部51の背面部には上部および背
部が開放した切欠き溝52が設けられ、この切欠き溝5
2によって堰部51に凭れ掛った凹溝31内のコインC
と堰部51との間に隙間が形成されるようにし、この隙
間によって凹溝31内のコインCの摘み出しを容易にし
ている。
【0038】上記詰り解除ボタン6は、投入されたコイ
ンCがコイン投入スリット3aのさらに下流側に設けら
れたコイン溜あるいはコイン選別器内で詰った場合に押
圧操作するもので、詰り解除ボタン6の押圧操作によっ
て図略の詰り解消機構が所定の動作を行い、それによっ
て上記コインCの詰りが解消されるようにしている。
【0039】コイン投入口構造1の上記構成によれば、
所定枚数のコイン束C′を指で摘んでコイン載置部3の
凹溝31に載置し、図4の白抜き矢印で示すように、コ
イン束C′を下流側(左方)に押圧すれば、先頭のコイ
ンCがコイン投入スリット3aに移行して落下し、コイ
ン投入スリット3aを通ってゲーム機G内に投入され
る。
【0040】そして、凹溝31の底部には、凹溝31の
延びる方向に底溝31aがさらに凹設されているため、
凹溝31の溝幅Wに比べて相当小径のコインの複数枚が
凹溝31に装填された場合、小径コイン束は底溝31a
に嵌まり込み、凹溝31内での溝方向の整列が確実に行
われる。従って、コイン束を背面板4の方向に押圧する
ことによっては各小径コインは凹溝31内で横ずれする
ことなく底溝31aに案内されつ移動するため、小径コ
インを確実にコイン投入孔から被コイン投入装置内に投
入する上で好都合である。
【0041】図5は、背面板の一例を示す斜視図であ
り、スペーサーが装着されていない状態を示している。
また、図6は、同斜視図であり、スペーサーが装着され
た状態を示している。これらの図に示すように、背面板
4は、板状の背面板本体41と、この背面板本体41の
両側部に設けられた第1係止腕42および第2係止腕4
3とから構成されている。
【0042】上記背面板本体41の上側部には左右一対
の突片41aが突設され、背面板4が基台2背面の嵌込
み部32に嵌め込まれた状態で、図1に示すように、こ
れらの突片41aがコイン載置部3の背面側の上縁部に
当止され、背面板4が下方に脱落するのを阻止するよう
にしている。また、上記係止腕42,43は、背面板4
の上下方向の略中間位置から下部にかけて互いに離反す
る方向でかつ水平方向に突設されている。これらの係止
腕42,43は、背面板本体41よりも厚み寸法が大き
く設定され、厚い部分が前方に突出されている。
【0043】そして、係止腕42,43の前方に突出し
た部分の内壁面42a,43aと、背面板本体41の表
面と、コイン載置部3の背面部とに囲繞された部分にコ
イン通路が形成されている。かかる左右一対の係止腕4
2,43の適所には貫通孔44が穿設され、この貫通孔
44を通してビスが基台2に螺設された図略のネジ孔に
螺着され、その結果、背面板4が基台2に固定されてい
る。また、上記第1係止腕42のコイン通路に臨む内壁
面42aには、同内壁面42aから第1係止腕42の内
部に向かって正面視がL字形状の係止溝45が掘削形成
されている。
【0044】一方、コイン投入スリット3aの溝幅L
(本実施形態では、コイン投入スリット3aの溝幅Lと
上記凹溝31の溝幅Wとは同一寸法に設定されている)
を調節するスペーサー(コイン通過幅調整部材)7が設
けられている。このスペーサー7は、コイン投入スリッ
ト3aの隙間寸法と同寸法の厚み寸法を有する縦長の板
状体で形成され、上下方向の長さ寸法は第1係止腕42
の上下寸法と略同一に設定されている。このスペーサー
7は、一方の側縁部に上記係止溝45に嵌合可能に対応
したL字形状の係止突片71が突設されているととも
に、他方の上側縁部に傾斜面72が形成され、この傾斜
面72によってスペーサー7の上部は先細りになってい
る。
【0045】そして、上記係止突片71を係止溝45に
嵌合することによって、スペーサー7は第1係止腕42
の内壁面42aに取り付けられた状態になり、このスペ
ーサー7によってコイン投入スリット3aは、当初の溝
幅Lからそれよりも狭い溝幅L1になる。背面板4は第
1係止腕42にスペーサー7が装着されてから基台2の
背面部に固定される。
【0046】上記の実施例においては、第1係止腕42
に設けられる係止溝45、およびこれに対応したスペー
サー7の係止突片71はL字形状に形状設定されている
が、本発明は、係止溝45および係止突片71がL字形
状に設定されることに限定されるものではなく、楔形や
T字形状等、一旦嵌め込むと容易に引き抜くことができ
ない形状であればどのような形状であってもよい。
【0047】さらに、第1係止腕42の頂部に縦溝を削
設し、一方スペーサーの頂部に同頂部から下方に折り返
され、かつ、上記縦溝に嵌合する折り返し片を設けるよ
うにすれば、背面板4が基台2に装着された状態でコイ
ン投入スリット3aからスペーサーをコイン投入スリッ
ト3a内に差し込み、折り返し片を縦溝に嵌入すること
によってスペーサーが第1係止腕42の内壁面42aに
装着された状態になり、スペーサーの組み付け作業の簡
素化上好都合である。
【0048】また、上記の実施例においては、スペーサ
ー7は第1係止腕42の内壁面42aに設けられている
が、スペーサー7が係止腕42の一方に設けられること
に限定されるものではなく、双方の係止腕42,43の
内壁面42a,43aにそれぞれ設けるようにしてもよ
い。
【0049】さらに、上記実施例においては、スペーサ
ー7の上方内面に傾斜面72が形成されているが、かか
る傾斜面の形成は必須ではなく、スペーサー7の上端面
が水平面を形成していてもよい。
【0050】図7は、背面板の正面図であり、(イ)は
スペーサーが装着されていない状態、(ロ)は細幅のス
ペーサーが装着された状態、(ハ)は太幅のスペーサー
が装着された状態をそれぞれ示している。まず、図7の
(イ)に示すように、第1係止腕42にスペーサー7が
装着されていない状態では、コイン投入スリット3aの
溝幅Lを通過することが可能な大径コインC1が適用可
能である。
【0051】また、図7の(ロ)に示すように、細幅の
スペーサー7aを第1係止腕42に装着すれば、それに
よってコイン投入スリット3aの溝幅は上記Lよりも小
さいL1になり、従って、背面板4を、上記大径コイン
C1よりも径の小さい中径コインC2用として使用する
ことができるようになる。
【0052】さらに、図7の(ハ)に示すように、太幅
のスペーサー7bを第1係止腕42に装着すれば、コイ
ン投入スリット3aの溝幅Lは中径コインC2よりもさ
らに小さいL2になり、小径コインC2用として背面板
4を使用することができるようになる。
【0053】そして、いずれのスペーサー7において
も、その上部には傾斜面72が形成されているため、コ
イン載置部3の凹溝31からコイン投入スリット3aに
導入されたコインCは、上記傾斜面72に案内されて落
下するため、コインCのゲーム機Gへの投入はスムーズ
に行われる。
【0054】本発明のコイン投入口構造1の上記構成に
よれば、予め幅寸法の異なるスペーサー7を複数種類つ
くっておくことにより、ゲーム機Gで使用するコインC
のサイズが当初のコイン投入スリット3aの溝幅Lと異
なっても、上記複数種類のスペーサー7からそのコイン
Cに合うものを選びだし、それを第1係止腕42に装着
することによって、当初から背面板4のコイン投入スリ
ット3aをそのコインCに合うように製造する必要はな
く、背面板4の種類は一種類でも対応可能になり、背面
板4の製造コストを低減させる上で好都合である。
【0055】以上の実施例においては、コイン投入スリ
ット3aの縮幅量の調節は、横幅の異なる複数のスペー
サー7の内から所望のものを選択することによって行わ
れるようにしているが、複数のスペーサー7を用意する
代わりに、一種類の積層接続可能な細幅のスペーサーを
多数設け、それらの積層数を変えることによってスペー
サーの横幅を調節するようにしてもよい。そうすれば、
一種類のスペーサーで賄うことが可能になり、製造コス
トの削減をさらに進める上で有効である。
【0056】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、本体は、
略垂直方向に延び、かつ、最大径寸法のコインが通過し
得る通路幅を備えたコイン通路を有し、この本体のコイ
ン通路にその通路幅より小さい幅寸法のコイン通過幅調
整部材を取り付け得るように構成することによってコイ
ン投入口構造が形成されているため、コイン通過幅調整
部材を装着したり取り換えることにより、コイン通路は
他のサイズのコインに合致した幅寸法になり、従来のよ
うに各コインのサイズに応じて複数種類のコイン投入口
構造を予め製造しておく必要はなく、製造コストおよび
メンテナンスコストを低減することが可能になる。
【0057】請求項2記載の発明によれば、本体は、上
記通路幅を有する凹溝を備えた第1の部材と、この第1
の部材に着脱自在に取り付けられる第2の部材とを有
し、第2の部材を第1の部材に取り付けることにより上
記コイン通路が形成されるようにしているため、第2の
部材を第1の部材に取り付けることによりコイン投入口
構造が得られ、コイン投入口構造の製造が容易になり、
製造コストの低減が可能になる。
【0058】本発明の請求項3記載の発明によれば、第
2の部材は、複数のコインを貯留する凹溝状の貯留部を
有し、この貯留部は上記コイン通路に交差する方向に延
びているため、複数のコインを貯留部に積層状態で確実
に貯留することができる。
【0059】本発明の請求項4記載の発明によれば、貯
留部は、複数のコインを収容する少なくとも最大サイズ
のコインの径寸法より大きめの幅寸法のコイン貯留凹部
を有し、このコイン貯留凹部は、その長手方向に延びる
中心が昇り傾斜で上記コイン通路に向かうように形成さ
れているため、コイン貯留凹部に装填された複数のコイ
ンを、貯留部のコイン通路に向かう昇り勾配の傾斜によ
って凹溝の下位側に寄った安定した状態で貯留すること
ができる。
【0060】請求項5記載の発明によれば、貯留部は、
複数のコインを収容する少なくとも最大サイズのコイン
の径寸法に等しい幅寸法のコイン貯留凹部を有し、この
コイン貯留凹部の底部には長手方向に延びる底溝が設け
られているため、コイン貯留凹部に装填された複数のコ
インは、貯留部のコイン通路に向かう昇り勾配の傾斜に
よって凹溝の下位側に寄った安定した状態で貯留され、
しかも、コイン貯留凹部の幅寸法より小さい径寸法のコ
インであっても、その周面が底溝の両側縁部に当止した
状態でコインの下部が底溝に嵌まり込み、これによって
コインの貯留状態を安定させることができる。
【0061】請求項6記載の発明によれば、コイン通過
幅調整部材の頂部に傾斜面を設けているため、コイン通
路に向かうコインは、コイン通過幅調整部材の頂部の傾
斜面に誘導され、円滑にコイン通路に落ち込むことがで
きるようになる。
【0062】請求項7記載の発明によれば、コイン通路
には、異なった幅寸法を有する複数のコイン通過幅調整
部材のいずれかを用いるようにしているため、コインの
径寸法に対応したコイン通過幅調整部材を採用すること
により、コイン通路はそのコインの通過に適したものに
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコイン投入口構造の一例を示す斜
視図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の背面図である。
【図4】図2のA−A線断面図である。
【図5】背面板の一例を示す斜視図であり、スペーサー
を装着する前の状態を示している。
【図6】図5の背面板にスペーサーを装着した状態を示
す斜視図である。
【図7】背面板の正面図であり、(イ)はスペーサーが
装着されていない状態、(ロ)は細幅のスペーサーが装
着された状態、(ハ)は太幅のスペーサーが装着された
状態をそれぞれ示している。
【図8】コイン投入口構造が付設されたゲーム機の一実
施形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 コイン投入口構造 2 基台 21 支持部 22 長孔 3 コイン載置部 3a コイン投入スリット 31 凹溝 31a 底溝 32 嵌込み部 4 背面板 41 背面板本体 41a 突片 42 第1係止腕 42a,43a 内壁面 43 第2係止腕 44 貫通孔 44 係止溝 5 化粧板 51 堰部 6 詰り解除ボタン 7 スペーサー 71 係止突片 72 傾斜面 C コイン C′ コイン束

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 径寸法の異なる複数種類のコインのいず
    れかを選択的に投入可能にしたコイン投入口構造であっ
    て、略垂直方向に延び、かつ、最大径寸法のコインが通
    過し得る通路幅を備えたコイン通路を有する本体が備え
    られ、この本体は、上記コイン通路の通路幅より小さい
    幅寸法を有する通過幅調整部材を上記コイン通路の内壁
    面に取り付け得るように構成されていることを特徴とす
    るコイン投入口構造。
  2. 【請求項2】 上記本体は、上記通路幅を有する凹溝を
    備えた第1の部材と、この第1の部材に着脱自在に取り
    付けられる第2の部材とを有し、第2の部材を第1の部
    材に取り付けることにより上記コイン通路が形成される
    ように構成されていることを特徴とする請求項1記載の
    コイン投入口構造。
  3. 【請求項3】 上記第2の部材は、複数のコインを貯留
    するための、上記コイン通路に交差する方向に延びた貯
    留部を有していることを特徴とする請求項2記載のコイ
    ン投入口構造。
  4. 【請求項4】 上記貯留部は、複数のコインを収容する
    少なくとも最大サイズのコインの径寸法よりも大きめの
    幅寸法のコイン貯留凹部を有し、このコイン貯留凹部
    は、その長手方向に延びる中心が昇り傾斜で上記コイン
    通路に向かうように形成されていることを特徴とする請
    求項3記載のコイン投入口構造。
  5. 【請求項5】 上記貯留部は、複数のコインを収容する
    少なくとも最大サイズのコインの径寸法に等しい幅寸法
    のコイン貯留凹部を有し、このコイン貯留凹部の底部に
    は長手方向に延びる底溝が設けられていることを特徴と
    する請求項3記載のコイン投入口構造。
  6. 【請求項6】 上記コイン通過幅調整部材は、頂部に傾
    斜面を有していることを特徴とする請求項1記載のコイ
    ン投入口構造。
  7. 【請求項7】 異なった幅寸法を有する複数のコイン通
    過幅調整部材のいずれかが用いられることを特徴とする
    請求項1記載のコイン投入構造。
JP8023844A 1995-02-13 1996-02-09 コイン投入口構造 Expired - Fee Related JP2711088B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8023844A JP2711088B2 (ja) 1995-02-13 1996-02-09 コイン投入口構造

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2429295 1995-02-13
JP7-24292 1995-02-13
JP8023844A JP2711088B2 (ja) 1995-02-13 1996-02-09 コイン投入口構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08287323A true JPH08287323A (ja) 1996-11-01
JP2711088B2 JP2711088B2 (ja) 1998-02-10

Family

ID=26361272

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8023844A Expired - Fee Related JP2711088B2 (ja) 1995-02-13 1996-02-09 コイン投入口構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2711088B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005334535A (ja) * 2004-05-31 2005-12-08 Heiwa Corp メダル投入装置
JP2005342074A (ja) * 2004-06-01 2005-12-15 Samii Kk 遊技機
JP2006326369A (ja) * 2003-07-04 2006-12-07 Copcom Co Ltd メダル投入装置およびこの装置を備えたメダルゲーム機
JP2007244909A (ja) * 2003-07-04 2007-09-27 Copcom Co Ltd メダル投入装置およびこの装置を備えたゲーム機
JP2009072299A (ja) * 2007-09-19 2009-04-09 Daito Giken:Kk メダルセレクタ、およびメダルセレクタを備えるスロットマシン
JP2009112466A (ja) * 2007-11-05 2009-05-28 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2011000453A (ja) * 2003-07-04 2011-01-06 Copcom Co Ltd メダル投入装置およびこの装置を備えたゲーム機
JP2013031761A (ja) * 2012-11-19 2013-02-14 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2014008066A (ja) * 2012-06-27 2014-01-20 Namco Bandai Games Inc メダル投入装置、及びメダルゲーム装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53108994U (ja) * 1977-02-04 1978-08-31
JPS5795672U (ja) * 1980-12-01 1982-06-12
JPS61160572U (ja) * 1985-03-25 1986-10-04
JPH0245896A (ja) * 1988-08-08 1990-02-15 Toshio Tanikado コイン投入口構造

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53108994U (ja) * 1977-02-04 1978-08-31
JPS5795672U (ja) * 1980-12-01 1982-06-12
JPS61160572U (ja) * 1985-03-25 1986-10-04
JPH0245896A (ja) * 1988-08-08 1990-02-15 Toshio Tanikado コイン投入口構造

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006326369A (ja) * 2003-07-04 2006-12-07 Copcom Co Ltd メダル投入装置およびこの装置を備えたメダルゲーム機
JP2007244909A (ja) * 2003-07-04 2007-09-27 Copcom Co Ltd メダル投入装置およびこの装置を備えたゲーム機
JP2011000453A (ja) * 2003-07-04 2011-01-06 Copcom Co Ltd メダル投入装置およびこの装置を備えたゲーム機
JP2005334535A (ja) * 2004-05-31 2005-12-08 Heiwa Corp メダル投入装置
JP4518841B2 (ja) * 2004-05-31 2010-08-04 株式会社平和 メダル投入装置
JP2005342074A (ja) * 2004-06-01 2005-12-15 Samii Kk 遊技機
JP2009072299A (ja) * 2007-09-19 2009-04-09 Daito Giken:Kk メダルセレクタ、およびメダルセレクタを備えるスロットマシン
JP2009112466A (ja) * 2007-11-05 2009-05-28 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2014008066A (ja) * 2012-06-27 2014-01-20 Namco Bandai Games Inc メダル投入装置、及びメダルゲーム装置
JP2013031761A (ja) * 2012-11-19 2013-02-14 Daito Giken:Kk 遊技台

Also Published As

Publication number Publication date
JP2711088B2 (ja) 1998-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08287323A (ja) コイン投入口構造
EP0893212B1 (en) Paper cutter
US5777302A (en) Token chute device
JPH05294032A (ja) 端末機器
JP2000312756A (ja) パチンコ機の球タンク
JPH0721467Y2 (ja) 排紙トレー
JP4720017B2 (ja) 紙幅調節機構及びこれを備えたプリンタ
JP4442725B2 (ja) ネジ供給装置
JP3900920B2 (ja) メダルプッシャーゲーム機のエッジプレート調整機構
US20030136825A1 (en) Till tray assembly
JP2003178367A (ja) 自動販売機の商品収納装置
JPH0810580Y2 (ja) 自動原稿送り装置における原稿ストッパ
JP3890794B2 (ja) 給紙カセット
JP2006243522A (ja) カードホルダ
JP3962549B2 (ja) 給紙トレイ、これを用いた画像形成装置
JP3820753B2 (ja) 給紙カセット
JP3249803B2 (ja) メダルゲーム機の払出調整機構
JP4254912B2 (ja) コインセレクタ
JPH0749576Y2 (ja) コイン自動補給装置
JPH0615709Y2 (ja) 状差し
JPH10307959A (ja) 自動販売機
JPH10118310A (ja) パチンコ遊技台の設置装置
JP3460052B2 (ja) ドロッパ分離位置決め方法及びその装置
JP2003305980A (ja) 紙綴具及び紙綴具用クリップ
JPS6313587Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees