JP4518841B2 - メダル投入装置 - Google Patents

メダル投入装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4518841B2
JP4518841B2 JP2004160727A JP2004160727A JP4518841B2 JP 4518841 B2 JP4518841 B2 JP 4518841B2 JP 2004160727 A JP2004160727 A JP 2004160727A JP 2004160727 A JP2004160727 A JP 2004160727A JP 4518841 B2 JP4518841 B2 JP 4518841B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide
medal
insertion device
main body
guide tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004160727A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005334535A (ja
Inventor
伸裕 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Heiwa Corp
Original Assignee
Heiwa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Heiwa Corp filed Critical Heiwa Corp
Priority to JP2004160727A priority Critical patent/JP4518841B2/ja
Publication of JP2005334535A publication Critical patent/JP2005334535A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4518841B2 publication Critical patent/JP4518841B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Description

本発明は、遊技機等において、メダルを被取付体の内部へ投入させるためのメダル投入装置に関する。
例えば、遊技媒体としてメダルを使用する遊技機(スロットマシン)においては、被取付体をなす筐体の前面右側にメダル投入装置を設けてある。遊技者は、遊技機に向きあった姿勢で、右手でメダル投入装置に複数枚のメダルを載せた状態で、メダルを後方に押し込むことにより、投入口からガイド通路を通じてメダルを1枚ずつ遊技機に投入させるようになっている。
従来、この種のメダル投入装置として、メダルを投入口へ向けて誘導可能な上広がりの案内溝を設けるとともに、この案内溝の後部に投入口を設けたガイド部を、スロットマシン等の遊技機の操作部に固定したものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、支持基板上に案内溝及び投入口を設け、この支持基板を遊技機の操作部にねじ止めするようにした構成のメダル投入装置もある(例えば、特許文献2参照)。
特開平5−307668号公報 特開平7−275435号公報
一般に、遊技機等のメダル投入装置は、遊技機の取り付け位置に正確かつ強固に取り付ける必要がある。仮にメダル投入装置が位置ずれを起こしていると、遊技機内部に設置されているメダルセレクターにメダルが正常に投入されず、途中でメダル詰まりを起こす要因となる。また、取付強度が弱いと、経年変化により取付ガタを生じ、メダル投入装置が浮き上がって、遊技機への取付部分との間に隙間が発生し、見栄えが悪くなるばかりでなく、この隙間から遊技機内部にワイヤ等を挿入して、不正行為が行なわれるおそれもある。
特許文献1に記載されているメダル投入装置は、ガイド部を、操作部に固定されている板状の基体上に載置して固定したものであり(但し、固定手段は記載されていない)、また、特許文献2に記載されているメダル投入装置は、案内溝及び投入口を形成した支持基板を遊技機の操作部にねじ止めしたものであり、いずれもねじ止めのみで操作部に固定するだけであるので、大きい取付強度は望めず、上記のような悪影響が発生するおそれがある。
本発明は、上述のような従来の課題を解決するためになされたもので、その目的は、正確な位置に高強度で固定でき、がた付きを防止したメダル投入装置を提供することにある。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)前後方向を向くガイド凹溝を上面に有するガイド部と、該ガイド部の後方に上方向を向くように形成された後壁と、前記ガイド部の下面に突出され、前記ガイド凹溝と前記後壁との間に形成された投入口に通ずるガイド通路が形成された案内筒とを有する投入装置本体を被取付体の前面の上面板に取り付けてなるメダル投入装置において、前記投入装置本体の下面を前記上面板に当接させるとともに、前記案内筒を前記上面板に形成した窓孔から下方に突出させ、前記上面板の下方において、前記案内筒に設けられる上向き部及び後ろ向き部に当接可能な取付部材を、前向きの締結手段により、前記上面板に固定する。
(2)上記(1)項において、投入装置本体の案内筒に設けられる上向き部または該上向き部に当接可能な取付部材の下向き部の少なくともいずれか一方に傾斜面を設け、該傾斜面と他方の面との係合によるくさび作用で前記投入装置本体を下方に押し下げて上面板に密接させる。
(3)上記(1)または(2)項において、取付部材または案内筒のいずれか一方に他方へ向けて突出する突起部を設けるとともに、前記他方に前記突起部に対して左右方向に係合可能な切欠部を設ける。
(4)上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、投入装置本体の下部に、案内筒の前方に位置する横向きの係止板を設け、該係止板を窓孔の下方に係止させる。
本発明によると、次のような効果を奏することができる。
(a)請求項1記載の発明によると、案内筒に設けられる上向き部及び後ろ向き部に当接可能な取付部材を、前向きの締結手段により、被取付体に固定したことにより、投入装置本体を上面板上に密接させて、上面板上にがた付きが生じることことなく強固に固定できる。
(b)請求項2記載の発明によると、案内筒の上向き部または取付部材の下向き部の少なくともいずれかを一方を傾斜面としたことにより、くさび作用で投入装置本体を下方に押し下げて、投入装置本体の下面を上面板上に強固の密接させることができる。
(c)請求項3記載の発明によると、突出部と切欠部とを互いに左右方向に係合させることにより、投入装置本体を左右方向に位置決めして、がた付きなく強固に固定することができる。
(d)請求項4記載の発明によると、投入装置本体の下面に取り付けられた係止板を窓孔の下方に係止させることにより、投入装置本体の前部も確実に固定され、上面板からの浮き上がりを防止できる。
以下、本発明の一実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明のメダル投入装置の一実施形態を適用した遊技機(スロットマシン)の正面図である。なお、以下の説明では、図1における紙面の手前方向を遊技機の前方、紙面の奥方向を同じく後方、紙面左方を同じく左側、紙面右方を同じく右側とする。
遊技機(1)は、被取付体をなす筐体(2)及び筐体(2)の前面に開閉可能に設けられた前扉(2a)とを備え、遊技媒体を円板状のメダル(コインを含む)とし、このメダルを、前扉(2a)の右側に設けられた後述のメダル投入装置(6)に投入することにより、所定のゲームが行われるものである。筐体(2)内には、外周面に複数種類の図柄が付記された左、中、右の3個の回胴体(3a)を内蔵した図柄表示装置(3)、各装置を制御するための制御基板、照明装置、及び音響装置、並びにその他の装置等が収容されている。
また、前扉(2a)の前面側には、上方から、図柄表示装置(3)の図柄を視認可能な表示窓(2b)、図柄表示装置(3)の入賞有効ラインを表示する表示ランプ(4)、入賞有効ライン上に並ぶ図柄が予め定められた組み合わせになったときに発生する入賞時のメダルの払い出し枚数等を表示する表示器(5)、メダルを1枚ずつ筐体(2)内に投入可能な、本発明に係わるメダル投入装置(6)、各種操作スイッチが配置されたスイッチ配置部(7)、払出されるメダル及び返却されるメダルの払出口(8)、払出口(8)から出てくるメダルを受け入れる受け皿(9)が設けられている。
スイッチ配置部(7)には、予め投入されたメダルをメモリーに記憶して電気的に貯留するクレジット状態のメダルを精算するときに操作される精算スイッチボタン(10)、クレジット状態のメダルを1枚ずつゲームに投資するときに操作される1枚投入スイッチボタン(11)、最大数の3枚をゲームに投資するときに操作されるMAXベットスイッチボタン(12)、図柄表示装置(3)における各回胴体(3a)の回転を開始させるときに操作されるスタートレバー(13)、及び各回胴体(3a)の回転を停止させるときに操作されるストップスイッチボタン(14)等が配置されている。
スロットマシンにおけるゲームは、メダル投入装置(6)に投入された1枚から3枚のメダルを直接、遊技機(1)の内部に取り込ませてゲームに投資するか、または4枚以上のメダルを予め投入してクレジット状態とし、1枚投入スイッチボタン(11)またはMAXベットスイッチボタン(12)を操作して、スタートレバー(13)を操作することによって開始される。
メダル投入装置(6)に投入されたメダルは、筐体(2)の内部に設けられ、かつメダル投入装置(6)の真下に配置されたメダルセレクター(15)(図6,図7に示す)に送出されて、メダルの真偽及び投入が検知された後、メダルセレクター(15)の下方に配置されたメダル払出ホッパ(図示略)に送出される。
メダルが遊技機(1)の内部に取り込まれた後、スタートレバー(13)を操作すると、3個の回胴体(3a)が一斉に回転して、ゲームが開始される。所定時間が経過した後、各回胴体(3a)に対応するストップスイッチボタン(14)を順次操作して、各回胴体(3a)の回転を個別に停止させることによって、入賞有効ライン上に並ぶ図柄の組み合わせにより、入賞の有無、及び賞の大小に応じたメダルの配当枚数が決定される。入賞した場合には、メダルが、メダル払出ホッパにより、配当枚数分だけ払出口(8)から受け皿(9)に払い出される。
次に、メダル投入装置(6)について、各図に基づいて詳細に説明する。
図2は、メダル投入装置(6)の正面図、図3は、メダル投入装置(6)の平面図、図4は、図3のIV−IV線に沿う断面図である。なお、図2における紙面の手前方向及び図3における下方をメダル投入装置(6)の前方とし、図2における紙面の奥方向及び図3における上方をメダル投入装置(6)の後方とする。
図2に示すように、メダル投入装置(6)は、スイッチ配置部(7)の上面板(20)の右側に取付けるとともに、投入装置本体(21)と、投入装置本体(21)を上面板(20)に固定するための取付部材(22)(図6〜図12参照)とを有する。
投入装置本体(21)は、前扉(2a)の上面板(20)上に前後方向に向けて配置されたガイド部(23)と、このガイド部(23)の後方に上方向を向くように形成された半円板状の後壁(24)とを有している。ガイド部(23)は、中央部上面に、縦断面略U字状をなすガイド凹溝(31)を形成し、かつガイド凹溝(31)の左右両側及び前側に、外向きに下り傾斜する側壁部(32)を設けたものである。
図4に示すように、投入装置本体(21)の底部には、案内筒(27)が、下向きに突出されている。ガイド凹溝(31)の最後部で、かつ後壁(24)の直前には、投入口(25c)から案内筒(27)内に通ずるガイド通路(25)が形成されている。ガイド通路(25)の下端部には、前後開口幅が若干拡大した拡幅部(25d)が形成されており、拡幅部(25d)の下端は、遊技メダルセレクター(15)に設けられた受入口(15a)(図6参照)に通じる。
ガイド凹溝(31)は、主に図3に示すように、前部が後部より左寄りになるように、すなわち、筐体(2)の前扉(2a)の前面に直角の直線(L4)に対して水平方向へ所定の角度(θ3)だけ傾斜し、かつ、前扉(2a)の上面板(20)上に、前部側から後部のガイド通路(25)側に登り傾斜の状態で設けられるとともに、主に図4に示すように、正面視において、下部を形成する底面(31a)と、この底面(31a)から両側に、上広がりに傾斜して立上る側部を有する側部ガイド面(31b)(31c)とを備える断面略U字状のものである。
図15は、後述の図8におけるXV部の拡大図である。同図に示すように、後壁(24)の前面(24a)は、ガイド通路(25)の後壁面(25b)に連続している。投入装置本体(21)を上面板(20)に取付けた状態において、後壁(24)の前面(24a)を垂直面とし、後壁(24)の前面(24a)から連続するガイド通路(25)の後壁面(25b)に対向する前壁面(25a)を、後壁面(25b)及び前面(24a)に対して前方向に微少角度(θ4)だけ傾斜した形状、すなわち、ガイド通路(25)の入口をなす投入口(25c)が僅かに前方向に広がった傾斜面としている。なお、微少角度(θ4) は約2°前後が好ましい。ガイド凹溝(31)からガイド通路(25)に至る角部は、面取り加工することにより、丸み(r)が設けられている。
図5は、ガイド凹溝(31)を正面から見て輪郭線で示す説明図である。同図において、底面(31a)は、(01)を中心とする円弧状をなし、この底面(31a)の両終端点を(A1)(A2)とし、両終端点(A1)(A2)間の中点を(A0)で示してある。なお、円弧状の底面(31a)の半径は、メダル(33)の半径より小さい。
ガイド凹溝(31)の相対する両側面にそれぞれ設けられている側部ガイド面(31b)(31c)は、底面(31a)における曲線の両終端点(A1)(A2)から接線方向に延びる直線(平面から見ると平坦面)となっている。ガイド凹溝(31)にメダル(33)を直径方向が左右方向に向くように起立させて載せたときのメダル(33)の中心を(O)とすると、中点(A0)と中心(O)を通る直線(L0)は、 中心(O)を通る鉛直線(L)に対して微少角度(θ0)だけ左側に傾いている。
したがって、側部ガイド面(31b)(31c)は、直線(L0)に対しては対称的な角度となっており、鉛直線(L)に対しては非対称的な角度となっている。すなわち、左側の側部ガイド面(31b)(ガイド凹溝(31)の前後方向を水平方向へ傾けた側に位置する方の側部ガイド面)の水平面に対する傾斜角度(θb)は、右側の側部ガイド面(31a)の水平面に対する傾斜角度(θa)より大きくなる。
上述により、図5に示すように、メダル(33)を直径方向が左右方向へ向くように起立させた状態で、ガイド凹溝(31)上に載せたとき、メダル(33)の外周は、正面視で直線をなす側部ガイド面(31b)(31c)の2か所の点(P1)(P2)において点接触する(以下、この点を接触点と呼ぶ)。
ここで、メダル(33)の中心(O)と各接触点(P1)(P2)を通る直線を、それぞれ(L1)(L2)とし、鉛直線(L)と直線(L1)及び(L2) のそれぞれのなす角度を(θ1)及び(θ2)とすると、θ2>θ1となり、左側の接触点(P2)と右側の接触点(P1)とを結ぶ直線(L3)は、右下り傾斜した状態となる。そのため、メダル(33)は、高低差のある接触点(P1)と(P2)の2点に接触して保持されている。
上述のように、前扉(2a)の正面中央に向き合った遊技者が、右手で複数枚のメダル(33)をガイド凹溝(31)に載せて後方に押し込むと、メダル(33)は、ガイド凹溝(31)の側部ガイド面(31b)(31c)の接触点(P1)(P2)の2点接触しつつ誘導される。
次に、図6〜図15を参照して、メダル投入装置の取付構造を説明する。図6は、遊技機内部の要部とメダル投入装置を後斜め上からみた分解斜視図、図7は、遊技機内部の要部とメダル投入装置を斜め下からみた分解斜視図、図8、図9及び図10は、それぞれ、図3のVIII−VIII線、IX−IX線及びX−X線に沿う断面図、図11は、図8のA方向から見た要部の拡大底面図、図12は、取付部材の斜視図、図13は、案内筒と取付部材の分離状態の要部の拡大断面図、図14は、案内筒と取付部材の結合状態の要部の拡大断面図である。
図7に示すように、投入装置本体(21)の前部底面には、ねじ孔(28)(図8参照)付きの下方に突出するボス(29)が形成され、このボス(29)の前部には、一体的に形成された翼片(30)が突設されている。このボス(29)の下面には、翼片(30)より前方に突出するように、金属板により形成されたほぼ水平方向を向く係止板(50)が、上方を向くねじ(51)により固定されている。なお、翼片(30)の下面には、突部(29a)が突出されており、この突部(29a)に係合板(50)を係止させることにより、係止板(50)をねじ止めした際、係止板(50)を回り止めするようにしている。
案内筒(27)の後面下部には、後方に突出する左右1対の突起(35)が形成され、同じく、下端縁の中央には、切欠部(36)が形成されている。突起(35)の上面、すなわち案内筒(27)に設けられる上向き部は、後方に向かう下り傾斜の傾斜面(35a)となっている(図13参照)。
図6及び図7に示すように、前扉(2a)におけるスイッチ配置部(7)の上面板(20)には、方形の窓孔(44)が形成され、この窓孔(44)の前縁には、切欠溝(45)が形成されている。この切欠溝(45)の下方には、左右1対のリブ(45a)が形成されている。上面板(20)の下方における窓孔(44)の両側には、ねじ孔(47)付きの左右1対のボス(48)が後方に向けて突出するように設けられている。投入装置本体(21)は、案内筒(27)を窓孔(44)から、また、係止片(50)を切欠溝(45)から、それぞれ前扉(2a)の内側に挿入することにより、上面板(20)上に取り付けられる。
図11及び図12に示すように、取付部材(22)は、左右方向(図11及び図12における上下方向)を向く基部(22a)の両端に、前方(図11及び図12における左方)に折曲された長さの異なる折曲部(38a)(38b)が設けられ、この折曲部(38a)(38b)の端部にフランジ部(40)が設けられている。
基部(22a)の前面(図11において左側の面)上部には、前向き突部(41b)が左右方向に沿って設けられ、同じく前面下部(41a)には、案内筒(28)の後面(27a)側に向けて突出する突起部をなすピン(42)が突設されている。フランジ部(40)の前面には、凹部(40a)が設けられ、凹部(40a)には前後方向に貫通する取付孔(39)が設けられている。
投入装置本体(21)を前扉(2a)の上面板(20)上に固定するには、先ず投入装置本体(21)を前扉(2a)における上面板(20)上に載置するとともに、翼片(30)を切欠溝(45)に係合させ、かつ係止板(50)を切欠溝(45)の下面のリブ(45a)(45a)間に係合させる。
次いで、図13に示すように、取付部材(22)を案内筒(27)の後方に位置させて、凸部(41b)の前面を案内筒(27)の後面(27a)に対向させる。そして、凸部(41b)の下面に設けられた下向き傾斜面(41c)、すなわち取付部材(22)の下向き部を、案内筒(27)における突起(35)の傾斜面(35a)に、またピン(42)を、案内筒(27)の切欠部(36)にそれぞれ係合させた状態で、取付部材(22)を前方へ押し込み、取付部材(22)のフランジ部(40)の凹部(40a)をボス(48)の後端に嵌合させる(図11参照)。この状態で、フランジ部(40)の取付孔(39)に挿入した締結手段をなす前方を向くねじ(52)を、ボス(48)のねじ孔(47)にねじ込む。これにより、突起(35)の上面の傾斜面(35a)と凸部(41b)の下向き傾斜面(41c)とが互いに上下に係合することにより、くさび作用をもって、投入装置本体(21)は下方に押し下げられて上面板(20)に強く密着する。
なお、本実施形態では、突起(35)の上面及び凸部(41b)の下面のそれぞれを傾斜面としたが、これに代えて、突起(35)の上面または凸部(41b)の下面のいずれか一方を傾斜面とし、他方を平坦面としても良い。また、取付部材(22)を前扉(2a)に固定するための締結手段は、ねじ(52)に特定されるものでない。例えば、ボス(48)に雄ねじ部を設け、この雄ねじ部に螺合可能なナットを締結手段とすること、または、ボス(48)に嵌合可能な合成樹脂製の段付きピンを締結手段としても良い。要するに、取付部材(22)を後方から前扉(2a)に固定しうる構造であれば、どのような構成であっても良い。
ねじ(52)をボス(48)のねじ孔(47)にねじ込むと、取付部材(22)の突部(41b)の前面が、案内筒(27)の後面(27a)、すなわち案内筒(27)に設けられる後ろ向き部に当接することにより、投入装置本体(21)は、取付部材(22)を介して前方に押される。これにより、ボス(29)の前部に形成された翼片(30)が、切欠溝(45)に嵌合して切欠溝(45)の後面に強く当接するとともに、係止板(45)が切欠溝(45)の下方のリブ(45a)(45a)間に係合するため、投入装置本体(21)は、前部において、浮き上がり及び左右方向のがた付き、並びに前方へのがた付きが抑制される。
また、投入装置本体(21)の後部において、取付部材(22)における突部(41b)の下向き傾斜面(41c)と案内筒(27)における突起(35)の傾斜面(35a)との係合により、投入装置本体(21)の浮き上がりが抑制される。また、取付部材(22)の凸部(41b)の前面が案内筒(27)の後面(27a)に当接することにより、投入装置本体(21)の後方へのがた付きが抑制される。さらには、取付部材(22)のピン(42)と案内筒(27)の切欠部(36)との係合により、投入装置本体(21)を左右方向に位置決めするとともに、がた付きを抑制する。
なお、本実施形態においては、取付部材(22)における凸部(41b)の前面を、案内筒(27)の後面(27a)に当接させることにより、投入装置本体(21)を前方へ押し付けるようにしたが、これに代えて、取付部材(22)における前面下部(41a)を、案内筒(27)における突起(35)の後面に当接させることにより、投入装置本体(21)を前方へ押し付けるようにしても良い。この場合には、突起(35)の後面が、案内筒(27)に設けられる後ろ向き部となる。
次に、メダル投入の動作について説明する。
遊技機(1)の前面中央に向き合って座っている遊技者は、遊技者の右側にあるガイド凹溝(31)上に、複数枚のメダル(33)を前後方向に重ねて載せた状態で、右手親指で後方へ押し込む。
この場合、メダル(33)は、図5における左側の側部ガイド面(31b)の接触点(P2)と、右側の側部ガイド面(31c)の接触点(P1)の2点に接触した状態となるとともに、ガイド凹溝(31)が前下がりに傾斜しているので、メダル(33)には、重力により手前にずり落ちようとする力が働く。
この状態で、メダル(33)を右手親指でガイド通路(25)の方向、すなわち後方に押し込んで移動させると、親指で押す方向は遊技機(1)の前面に対して直交する直線(L4)にほぼ平行の矢印Y方向(図3参照)となる。また、ガイド凹溝(31)が、遊技機(1)の前面に直角な直線(L4)に対して左方向に若干傾斜しているので、メダル(33)には、遊技者寄り側、具体的には、傾きが大きい方の左側の側部ガイド面(31b)の面に押し付けられるような力が働く。
したがって、メダルを後方へ押し込むと、メダル(33)の外周が、高い位置にある接触点(P2)に強く接触しつつ投入口(25)へ向けて誘導される。また、ガイド凹溝(31)の底面が、メダル(33)の半径より小さい半径をもって、円弧状に形成されているので、メダル(33)は、底面(31a)に接触することなく、接触点(P1)(P2)の2点に接触して保持されることとなり、移動時の摩擦抵抗が小さく、軽快に投入口(25)に向けて移動させることができる。
図15に示すように、投入口(25c)に移動してきたメダル(33)は、正確な姿勢に保たれており、この状態で、メダル(33)は後壁(24)の前面(24a)に当たり、垂直な姿勢となって投入口(25c)から1枚ずつ落下する。この際、ガイド通路(25)の前壁面(25a)は、前方向に微少角度(θ)だけ傾斜し、ガイド通路(25)の上端開口部である投入口(25c)が僅かに前方向に広がった形状となっているので、後壁(24)の前面(24a)に当たったメダル(33)と、ガイド通路(25)の前壁面(25a)との間に若干の隙間(G)が生じ、これにより、メダル(33)は前壁面(25a)に当たって詰まることがなく、ガイド通路(25)にスムーズに入り込み、ガイド通路(25)に沿って落下する。
仮に、前壁面(25a)が後壁(24)の前面(24a)と平行をなす垂直面であると、メダル(33)は前壁面(25a)に引っ掛かってガイド通路(25)に円滑に入り込めず、メダル詰まりが発生しやすい。もし、これを防ぐために、ガイド通路(25)の奥行幅を広くすると、従来のように複数のメダルが噛み合うメダル噛みが発生しやすくなる。本実施形態の構造では、メダル詰まり及びメダル噛みの両者を有効に防止することができる。
投入口(25c)に落下したメダル(33)は、ガイド通路(25)を通って、遊技メダルセレクター(15)の受入口(15a)に受け入れられ、遊技メダルセレクター(15)によりメダルの真偽が判別され、真のメダル(33)のみが遊技メダルホッパに投入される。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、本実施形態に対して、次のような種々の変形や変更を施すことが可能である。
(i)被取付体を、遊技機(1)の筐体(2)(前扉(2a)を含む)に代えて、他の筐体とする。例えば、自動販売機、自動券売機等の筐体とする。
(ii)案内筒(27)に設けられる突起(35)を、案内筒(27)の側面に形成する。
(iii)ピン(42)を案内筒(27)側に、また切欠き(36)を取付部材(22)側にそれぞれ設ける。
本発明のメダル投入装置の一実施形態を適用した遊技機の正面図を示す。 メダル投入装置の正面図である。 メダル投入装置の平面図である。 図3のIV-IV線に沿う縦断面図である。 ガイド凹溝の構成を示す説明図である。 遊技機内部の要部とメダル投入装置を後斜め上からみた分解斜視図である。 遊技機内部の要部とメダル投入装置を後斜め下からみた分解斜視図である。 図3におけるVIII-VIII線縦断面図である。 図3におけるIX-IX線に沿う縦断面図である。 図3におけるX-X線に沿う縦断面図である。 図8のA方向から見た要部の拡大底面図である。 取付部材の斜視図である。 案内筒と取付部材の分離状態の要部の拡大断面図である。 案内筒と取付部材の結合状態の要部の拡大断面図である。 図8におけるXV部の拡大図である。
符号の説明
(1)遊技機
(2)筐体(被取付体)
(2a)前扉(被取付体)
(2b)表示窓
(3)図柄表示装置
(3a)回胴体
(4)表示ランプ
(5)表示器
(6)メダル投入装置
(7)スイッチ配置部
(8)払出口
(9)受け皿
(10)精算スイッチボタン
(11)1枚投入スイッチボタン
(12)MAXベットスイッチボタン
(13)スタートレバー
(14)ストップスイッチボタン
(15)遊技メダルセレクター
(15a)受入口
(20)上面板
(21)投入装置本体
(22)取付部材
(22a)基部
(23)ガイド部
(24)後壁
(24a)前面
(25)ガイド通路
(25a)前壁面
(25b)後壁面
(25c)投入口
(25d)拡幅部
(27)案内筒
(27a)後面(後ろ向き部)
(28)ねじ孔
(29)ボス
(29a)突部
(30)翼片
(31)ガイド凹溝
(31a)底面
(31b)(31c)側部ガイド面
(32)側壁部
(33)メダル
(35)突起
(35a)傾斜面(上向き部)
(36)切欠部
(37)取付片
(38a)(38b)折曲部
(39)取付孔
(40)フランジ部
(40a)凹部
(41a)前面下部
(41b)凸部
(41c)下向き傾斜面(下向き部)
(42)ピン(突起部)
(44)窓孔
(45)切欠溝
(45a)リブ
(47)ねじ孔
(48)ボス
(50)係止板
(51)ねじ
(52)ねじ(締結手段)
(P1)(P2)点
(O)(O1)中心
(L)鉛直線
(L1)(L2)(L3)直線
(θ0) (θ1) (θ2) (θ3)角度
(θ4)微少角度
(G)間隙

Claims (4)

  1. 前後方向を向くガイド凹溝を上面に有するガイド部と、該ガイド部の後方に上方向を向くように形成された後壁と、前記ガイド部の下面に突出され、前記ガイド凹溝と前記後壁との間に形成された投入口に通ずるガイド通路が形成された案内筒とを有する投入装置本体を被取付体の前面の上面板に取り付けてなるメダル投入装置において、
    前記投入装置本体の下面を前記上面板に当接させるとともに、前記案内筒を前記上面板に形成した窓孔から下方に突出させ、前記上面板の下方において、前記案内筒に設けられる上向き部及び後ろ向き部に当接可能な取付部材を、前向きの締結手段により、前記上面板に固定したことを特徴とするメダル投入装置。
  2. 投入装置本体の案内筒に設けられる上向き部または該上向き部に当接可能な取付部材の下向き部の少なくともいずれか一方に傾斜面を設け、該傾斜面と他方の面との係合によるくさび作用で前記投入装置本体を下方に押し下げて上面板に密接させるようにしたことを特徴とする請求項1記載のメダル投入装置。
  3. 取付部材または案内筒のいずれか一方に他方へ向けて突出する突起部を設けるとともに、前記他方に前記突起部に対して左右方向に係合可能な切欠部を設けたことを特徴とする請求項1または2記載のメダル投入装置。
  4. 投入装置本体の下部に、案内筒の前方に位置する横向きの係止板を設け、該係止板を窓孔の下方に係止させたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のメダル投入装置。

JP2004160727A 2004-05-31 2004-05-31 メダル投入装置 Expired - Fee Related JP4518841B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004160727A JP4518841B2 (ja) 2004-05-31 2004-05-31 メダル投入装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004160727A JP4518841B2 (ja) 2004-05-31 2004-05-31 メダル投入装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005334535A JP2005334535A (ja) 2005-12-08
JP4518841B2 true JP4518841B2 (ja) 2010-08-04

Family

ID=35488710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004160727A Expired - Fee Related JP4518841B2 (ja) 2004-05-31 2004-05-31 メダル投入装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4518841B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0316694U (ja) * 1989-07-03 1991-02-19
JPH08287323A (ja) * 1995-02-13 1996-11-01 Konami Co Ltd コイン投入口構造
JP2003038721A (ja) * 2001-07-31 2003-02-12 Gurifin:Kk コイン投入用補助具
JP2004147880A (ja) * 2002-10-30 2004-05-27 Aruze Corp 遊技機

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0316694U (ja) * 1989-07-03 1991-02-19
JPH08287323A (ja) * 1995-02-13 1996-11-01 Konami Co Ltd コイン投入口構造
JP2003038721A (ja) * 2001-07-31 2003-02-12 Gurifin:Kk コイン投入用補助具
JP2004147880A (ja) * 2002-10-30 2004-05-27 Aruze Corp 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005334535A (ja) 2005-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3306027B2 (ja) 入賞装置
JP6497722B1 (ja) 遊技機
JP4441474B2 (ja) 遊技機
JP4518841B2 (ja) メダル投入装置
JP4615895B2 (ja) メダル投入装置
JP4476239B2 (ja) 遊技機
JP4704795B2 (ja) メダル投入装置
JP3805656B2 (ja) 遊技メダルの投入装置
JP5070459B2 (ja) パチンコ遊技機
JP4252249B2 (ja) 遊技機
JP6030483B2 (ja) 遊技媒体収容箱
JP6579564B1 (ja) 遊技機
JP6632099B1 (ja) 遊技機
JP6632098B1 (ja) 遊技機
JP6632100B1 (ja) 遊技機
JP6632101B1 (ja) 遊技機
JP3062533B1 (ja) メダル選別装置
JP6940208B2 (ja) 遊技機
JP5030210B2 (ja) 遊技機の配線抜け止め防止構造
JP2009146023A (ja) スロットマシン
JP2019154937A (ja) 遊技機
JP7140247B2 (ja) 遊技機
JP7272995B2 (ja) 遊技機
JP7272996B2 (ja) 遊技機
JP7528739B2 (ja) 硬貨処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100331

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100511

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100518

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130528

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4518841

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130528

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140528

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees