JPH08285706A - トルクセンサ及び歪み検出素子 - Google Patents

トルクセンサ及び歪み検出素子

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JPH08285706A
JPH08285706A JP7126806A JP12680695A JPH08285706A JP H08285706 A JPH08285706 A JP H08285706A JP 7126806 A JP7126806 A JP 7126806A JP 12680695 A JP12680695 A JP 12680695A JP H08285706 A JPH08285706 A JP H08285706A
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coil
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torque sensor
magnetostrictive
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勝章 田中
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泰治 大立
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陽一郎 柏木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数が少なく、小型化が図れるとともに
組付が簡単で、しかも、高感度のトルク検出を行うこと
ができるトルクセンサを提供する。 【構成】磁歪材12はその両端部を固定部12aとし、
該ネジ14にてその固定部12aの裏面がシャフト11
に密着固定される。磁歪材12の配置はシャフト11の
中心軸線に対して45度傾斜するように配置固定されて
いる。磁歪材12は磁気歪み効果を有するものであっ
て、磁歪材12に応力が加えられることによって、磁気
特性が変化する。磁歪材12の固定部12a間には、検
出用コイル15及び検出用コイル15の外周を励磁用コ
イル16が巻回されている。励磁用コイル16に電流が
印加され、その電流によって、磁歪材12→シャフト1
1→磁歪材12といった磁気回路が形成される。検出用
コイル15の出力端子間に誘導起電力Vout が出力され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トルクセンサ及び歪み
検出素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に回転軸のトルクを検出するトルク
センサは、例えば特開昭59−77326、特開昭61
−162726及び特開平3−21747等によって種
々提案されている。
【0003】特開昭59−77326に記載されている
トルクセンサは、磁気歪み効果を利用したトルクセンサ
である。詳述すると、鉄系アモルファス金属よりなる磁
歪膜を回転軸の外周面に形成するとともに、その磁歪膜
に斜めにスリットを形成する。そして、その磁歪膜を形
成した回転軸の外側に励磁用コイルと、検出用コイルを
外嵌する。さらに、その両コイルの外側をヨークを外嵌
する。ヨークの両端部は回転軸に形成した磁歪膜に対し
て間隙が形成されている。
【0004】そして、励磁用コイルに電流を流すと、磁
歪膜→空隙→ヨーク→空隙→磁歪膜という磁気回路が構
成される。そして、回転軸に周方向の力が加わるとその
力に相対して磁歪膜が歪み透磁率が変化する。その変化
により磁束密度が変化する。その変化は、検出用コイル
から出力される誘導起電力の変化としてとらえる。そし
て、その検出用コイルの誘導起電力を整流し、その整流
した直流電圧の大きさに検出して、回転軸に加わったト
ルクの大きさを検出する。この時、磁歪膜に斜めにスリ
ットを形成したことにより、回転軸に周方向の力が正逆
どちらの方向のものかも検出することができる。
【0005】又、スリットの向きを互いに逆に配した磁
歪膜を隣接位置に形成し、それぞれ励磁用コイル、検出
用コイル、及び、ヨークを配置する。そして、2つの両
検出コイルからの誘導起電力を差動アンプに入力するこ
とにより、温度等の外乱に対して補償されたトルクの大
きさを検出する。
【0006】又、特開昭61−162726に記載され
たトルクセンサ(応力検出センサ)は、励磁用コイルを
巻回したコ字状の励磁コアを回転軸と平行に配置し、検
出用コイルを巻回した検出コアを励磁コアと直交する方
向に配置したものである。そして、励磁コア→空隙→回
転軸→空隙→励磁コアという磁気回路と、検出コア→空
隙→回転軸→空隙→検出コアという別の磁気回路を作
り、検出コイルから回転軸に加わるトルクの大きさに相
対した誘導起電力を得ようとするものである。
【0007】さらに、特開平3−21747に記載され
たトルクセンサは、半導体装置よりなる歪みゲージであ
って、その歪みゲージを基端部が回転軸に固着された一
対の筒体間に連結された連結板に貼着したものである。
これは回転軸に加わるトルクを連結板にて増幅し、その
増幅されたトルクを歪みゲージで検出するようにしたも
のである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
59−77326に記載されたトルクセンサは、磁歪
膜、励磁用コイル及び検出用コイルの他に、ヨークを必
要としていた。従って、部品点数が多くなり、コストの
面のみならず組立工程数の増加を招くとともに部品管理
の効率化を図る上で問題となる。さらに、回転軸に対し
て励磁用コイル、検出用コイル及びヨークといった多く
の部材を組付ける組付作業は、精度よく行われなければ
ならず、しかも、他の取付部品との関係で直接検出対象
物に配置することが難しい場合が多い。そのため、直接
検出対象物の回転軸と連結する別の回転軸に励磁用コイ
ル、検出用コイル及びヨークを組付たものを予め用意す
るのが一般的であるため、さらにコストが上がるととも
に大型化する問題があった。
【0009】又、このトルクセンサの場合、ヨークと磁
歪膜との間に磁気回路を構成する空隙を設けている。こ
の空隙は、感度の低下をもたらすとともに、S/Nを小
さくするという問題があった。
【0010】又、特開昭61−162726に記載され
たトルクセンサは、上記トルクセンサと同様に、空隙が
形成されているため、感度の低下をもたらすとともに、
S/Nを小さくするという問題があった。又、励磁コア
と検出コアという2種類のコアを必要とするため、部品
数が増加してコストの面のみならず組立工程数の増加を
招くとともに部品管理の効率化を図る上で問題となる。
【0011】さらに、特開平3−21747に記載され
た歪みゲージよりなるトルクセンサは、部品点数からい
えば少ない。しかし、歪みゲージを連結板に貼着するに
は特別な高度の技術が要求され、その貼着作業は非常に
面倒であった。
【0012】本発明は、上記問題点を解消するためにな
されたものであって、その第1の目的は、部品点数が少
なく、小型化が図れるとともに組付が簡単で、しかも、
高感度のトルク検出を行うことができるトルクセンサを
提供することにある。
【0013】又、第2の目的は、簡単な構成で部品点数
が少なく、しかも、精度の高い歪みを検出を可能にする
歪み検出素子を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、回転軸に磁歪材の両端部を固定
し、その磁歪材の固定部間にコイルを巻回したトルクセ
ンサをその要旨とする。
【0015】請求項2の発明は、請求項1のトルクセン
サにおいて、磁歪材の固定部間に巻回されたコイルは励
磁用コイルと検出用コイルである。請求項3の発明は、
請求項2のトルクセンサにおいて、回転軸に固定される
磁歪材は、その配置が回転軸の中心軸線に対して傾斜す
るように固定される。
【0016】請求項4の発明は、請求項2のトルクセン
サにおいて、回転軸に固定される磁歪材は、2個用意さ
れ、その2個の配置が回転軸の中心軸線に対して傾斜す
るするとともに、中心軸線に対して対称となるように固
定されている。
【0017】請求項5の発明は、請求項1乃至4のいず
れか1つに記載のトルクセンサにおいて、磁歪材は回転
軸の中心軸線に対して直交する方向に形成された溝を跨
ぐように固定されている。
【0018】請求項6の発明は、請求項1乃至5のいづ
れか1に記載のトルクセンサにおいて、磁歪材はその表
面側にシールド部材を設けた。請求項7の発明は、請求
項1乃至5のいづれか1に記載のトルクセンサにおい
て、磁歪材はその表面に磁性体を取着した。
【0019】請求項8の発明は、請求項1に記載のトル
クセンサにおいて、磁歪材はコイルが巻回される固定部
間を回転軸から離間する方向に湾曲形成した。請求項9
の発明は、磁歪材の両端部を被検出体に固定される固定
部とし、その磁歪材の固定部間にコイルを巻回した歪み
検出素子をその要旨とする。
【0020】請求項10の発明は、請求項9に記載の歪
み検出素子において、歪み材に巻回されるコイルは、励
磁用コイルと検出用コイルである。請求項11の発明
は、請求項9に記載の歪み検出素子において、磁歪材
は、二叉状に分岐した板材であって、基端部及びその基
端部から分岐した一対の先端部をそれぞれ固定部とし、
その固定部間にそれぞれ励磁用コイルと検出用コイルが
巻回される。
【0021】請求項12の発明は、請求項9乃至11の
いづれか1に記載の歪み検出素子において、磁歪材はコ
イルが巻回される固定部間を被検出体から離間する方向
に湾曲形成した。
【0022】請求項13の発明は、請求項9乃至12の
いづれか1に記載の歪み検出素子において、磁歪材はそ
の表面側にシールド部材を設けた。請求項14の発明
は、請求項9乃至12のいづれか1に記載の歪み検出素
子において、磁歪材はその表面に磁性体を取着した。
【0023】
【作用】請求項1の発明は、コイルに電流を流すと、磁
歪材→回転軸→磁歪材という磁気回路が構成され、磁気
回路中に空隙が存在しない。そして、回転軸に加わる周
方向のトルクによって、磁歪材の透磁率が変化する。そ
の変化は、その磁歪材の固定部間に巻回したコイルの出
力に現れる。
【0024】請求項2の発明は、励磁用コイルに電流を
流すと、磁歪材→回転軸→磁歪材という磁気回路が構成
される。そして、回転軸に加わる周方向のトルクによっ
て、磁歪材の透磁率が変化する。その変化は、その磁歪
材に巻回した検出用コイルから出力される誘導起電力の
変化として現れる。
【0025】請求項3の発明は、磁歪材の配置が回転軸
の中心軸線に対して傾斜するように固定されている。そ
の結果、回転軸に加わる周方向のトルクが正方向である
場合と、逆方向の場合とで、磁歪材は引っ張られる方向
の力又は圧縮する方向の力を受けることになる。
【0026】請求項4の発明は、その2個の検出コイル
から出力される誘導起電力は、それぞれ同じ量だけの温
度等の外乱ノイズを含んでいる。従って、その2つの誘
導起電力について差を取れば、ノイズは消去される。
【0027】請求項5の発明は、磁歪材は溝を跨いで固
定されるため、磁歪材に巻回されるコイルは回転軸に邪
魔にならない。請求項6の発明は、磁歪材はその表面側
にシールド部材を設けたことにより、磁歪材内のシール
ド部材側部分を通る磁束は減少し、シールド部材を設け
ていない側の部分に磁束が存在する。その結果、トルク
検出について妨げとなる磁歪材内のシールド部材側の部
分の磁束は発生しない。
【0028】請求項7の発明は、磁歪材はその表面に磁
性体を取着したことにより、磁歪材内の磁性体側部分を
通るはずの磁束は、磁性体を通ることになる。その結
果、トルク検出について妨げとなる磁歪材内のシールド
部材側の部分の磁束は発生しない。
【0029】請求項8の発明は、磁歪材はコイルが巻回
される固定部間を回転軸から離間する方向に湾曲形成し
たので、回転軸の表面に溝を形成する必要がない。請求
項9の発明は、固定部を介して磁歪材に応力が加わる
と、磁歪材はその磁気特性を変化させる。磁歪材を被検
出体に固定するだけで、被検出体に加わる力をコイルか
ら検出することができる。
【0030】請求項10の発明は、励磁用コイルに電流
を流すことにより、被検出体に加わる応力によって、磁
歪材の磁気特性が変化する。その変化は、その磁歪材に
巻回した検出用コイルから出力される誘導起電力の変化
として現れる。
【0031】請求項11の発明は、2個の検出コイルか
ら出力される誘導起電力は、それぞれ同じ量だけの温度
等の外乱ノイズを含んでいる。従って、その2つの誘導
起電力について差を取れば、ノイズは消去される。
【0032】請求項12の発明は、固定部間を被検出体
から離間する方向に湾曲形成したので、コイルが邪魔と
なる面を有する被検出体でも取り付けることができる。
請求項13の発明は、磁歪材はその表面側にシールド部
材を設けたことにより、磁歪材内のシールド部材側部分
を通る磁束は減少し、シールド部材を設けていない側の
部分に磁束が存在する。その結果、トルク検出について
妨げとなる磁歪材内のシールド部材側の部分の磁束は発
生しない。
【0033】請求項14の発明は、磁歪材はその表面に
磁性体を取着したことにより、磁歪材内の磁性体側部分
を通るはずの磁束は、磁性体を通ることになる。その結
果、トルク検出について妨げとなる磁歪材内のシールド
部材側の部分の磁束は発生しない。
【0034】
【実施例】
(第1実施例)以下、本発明をパワーステアリング装置
に利用されるトルクセンサに具体化した第1実施例を図
1〜3に従って説明する。図1はトルクセンサの側面
図、図2はトルクセンサの正面図、図3は、トルクセン
サの要部断面図である。
【0035】回転軸としてのステアリングシャフト(以
下、シャフトという)11は、その周方向に溝11aが
形成されている。板状の磁歪材12は、溝11aを跨ぐ
ようにシャフト11に固着されている。磁歪材12は、
その両端部を固定部12aとし、その固定部12aに貫
通孔13が形成されている。そして、ネジ14を貫通孔
13に挿入し、該ネジ14をシャフト11に螺着するこ
とにより、その固定部12aの裏面はシャフト11に密
着固定される。磁歪材12の配置は、図2に示すよう
に、シャフト11の中心軸線に対して45度傾斜するよ
うに配置固定されている。又、板状の磁歪材12の裏面
は、シャフト11の外周面と同一面となるように湾曲形
成されている。
【0036】磁歪材12は、磁気歪み効果を有するもの
であって、パーマロイ、鉄・ニッケル・クロム合金、又
は、Ni SpanC等が使用されている。又、磁歪材12に
は、鉄−アルミニウム系の磁歪材、アモルファス磁歪材
や芯材に磁歪膜を形成してなる磁歪材で実施してもよ
い。そして、磁歪材12に応力が加えられることによっ
て、その磁歪材12の磁気特性、即ち透磁率が変化す
る。従って、図2において、シャフト11の右側にA矢
印方向に周方向のトルクが発生すると、磁歪材12は引
っ張られる方向の力が加えられて歪む。反対に、シャフ
ト11の右側に反A矢印方向に周方向のトルクが発生す
ると、磁歪材12は圧縮される方向の力が加えられて歪
む。この引っ張られる力の大きさ及び圧縮される力の大
きさに相対して磁気特性、即ち透磁率が変化する。本実
施例では、引っ張られる力が大きければ大きいほど透磁
率は大きくなり、圧縮される方向の力が大きければ大き
いほど透磁率は小さくなる。即ち、引っ張り方向の歪み
εが大きいほど大きいほど透磁率は大きくなり、圧縮す
る方向の歪み−εが大きければ大きいほど透磁率は小さ
くなる。
【0037】磁歪材12の固定部12a間には、検出用
コイル15が巻回されている。又、その検出用コイル1
5の外周を励磁用コイル16が巻回されている。本実施
例では、検出用コイル15の巻数Na は励磁用コイル1
6の巻数Nb より大きくしている。励磁用コイル16の
入力端子には、一定の振幅及び周波数の交流電流が印加
される。その結果、その電流によって、磁歪材12→シ
ャフト11→磁歪材12といった磁気回路が形成され
る。そして、磁歪材12に巻回されている検出用コイル
15の出力端子間には、誘導起電力Vout が出力され
る。
【0038】誘導起電力Vout は、以下の式で表され
る。 Vout =k・Na ・φ・ε+V0 k,は形状等による比例定数、Na は検出用コイル15
の巻数、φは磁束、εは歪み、V0 は歪み零の時の誘導
起電力である。
【0039】歪みεは、以下の式で表される。 ε=k0 ・T k0 は形状等による比例定数、Tはシャフト11の右側
にA矢印方向に周方向のトルクである。尚、反A矢印方
向のトルクは負のトルクとなる。
【0040】又、磁束φは、以下の式で表される。 φ=Nb ・I/R Nb は励磁用コイル16の巻数、Iは励磁用コイル16
に流れる電流値、Rは磁歪材12の磁気抵抗である。
【0041】従って、検出用コイル15から出力される
誘導起電力Vout は、上記式から磁歪材12の歪みε、
即ち、シャフト11の周方向に発生するトルクTの大き
さに比例することがわかる。
【0042】つまり、図2において、シャフト11の右
側にA矢印方向に周方向のトルクが発生すると、磁歪材
12は引っ張られる方向の力が加えられて歪む。この歪
みはトルクの大きさに比例する。従って、検出用コイル
15から出力される誘導起電力Vout も比例して大きく
なる。
【0043】反対に、シャフト11の右側に反A矢印方
向に周方向のトルクが発生すると、磁歪材12は圧縮さ
れる方向の力が加えられて歪む。この歪みはのトルクの
大きさに反比例して小さくなる。従って、検出用コイル
15から出力される誘導起電力Vout も反比例して小さ
くなる。
【0044】そして、この誘導起電力Vout は、公知の
処理装置19に出力され、内部に設けられた整流回路等
で整流されて公知の回路でトルクの値が求められること
になる。ちなみに、トルクTに対する誘導起電力Vout
の出力特性は図17に示す。尚、縦軸の誘導起電力Vou
t の値は、整流回路等で整流されて得られた直流の値に
している。
【0045】このように本実施例において、検出用コイ
ル15及び励磁用コイル16を巻回した磁歪材12は、
シャフト11に対してその両固定部12aの裏面がシャ
フト11に密着するように固定した。従って、励磁用コ
イル16に電流を流すことによって形成される磁気回路
は磁歪材12→シャフト11→磁歪材12となり、従来
のように、磁気回路中に空隙がほとんど存在しない。そ
の結果、本実施例のトルクセンサは、空隙による感度の
低下及びS/Nが小さくなるということはなく、感度が
高くS/Nが大きいトルクセンサとなる。
【0046】しかも、トルクセンサは、板状の磁歪材1
2に検出用コイル15及び励磁用コイル16を巻回し、
その両端部に固定部12aを形成しただけなので、その
構成は簡単で、しかも、部品数が従来のものに比べ少な
い。その結果、センサとして非常に小型にすることがで
きるとともに、部品管理が簡単になる。
【0047】又、検出用コイル15及び励磁用コイル1
6を巻回した磁歪材12をシャフト11に対してネジ1
4にて固定するだけなので、組付作業が非常に簡単にな
るとともに、既存のシャフト11にも簡単に組付けるこ
とができる。
【0048】さらに、本実施例では、磁歪材12をネジ
12で固定したので、簡単に外れることはない。さら
に、本実施例の磁歪材12は、中心軸線に対して45度
傾けて固定配置したので、正逆の周方向に発生するトル
クを確実に検出することができる。
【0049】さらにまた、磁歪材12は、溝11aを跨
いで固定したので、各コイル15,16のシャフト側
は、溝11a内に収容される形となり、シャフト11に
邪魔になることなく磁歪材12を固定させることができ
る。
【0050】尚、本発明は、上記実施例に限定されるも
のではなく、以下の態様で実施してもよい。 (1)図4(a)に示すように磁歪材12の表面にアル
ミ又は鉄等のシールド板21を配設してもよい。このシ
ールド板21を配設することにより、さらに、トルク検
出の感度を上げることができる。つまり、例えば、図
1,2に示すシャフト11に反A矢印方向にトルクが発
生すると、磁歪材12には、圧縮される方向に力を受け
る。しかし、厳密にいうと、板状の磁歪材12は、図4
(b)に示すように、シャフト11の外周面と同一面と
なるように湾曲形成されている。従って、磁歪材12の
裏面側は圧縮される方向の力を受けるが、表面側は引っ
張られる方向の力を受ける。すなわち、裏面側は圧縮さ
れる方向の歪みεdとなるに大して、表側は引っ張られ
る方向の歪みεu となり、磁歪材12の表側と裏側では
正反対の歪みが生じている。これは、A矢印方向にトル
クが発生する場合にも、同様に正反対の歪みが発生して
いる。そして、一般に裏面側の引っ張りによる歪みのほ
うが、表側の圧縮による歪みよりはるかに影響が大き
い。
【0051】即ち、検出用コイル15から出力される誘
導起電力Vout は、裏面側の誘導起電力をVoutd、表面
側の誘導起電力をVoutuとすると、 Vout =Voutd+Voutu =k・Na ・φd ・εd−k・Na ・φu ・εu となる。φd は磁歪材12の裏面側を通る磁束、φu は
磁歪材12の表面側を通る磁束、εdは磁歪材12の裏
面側の歪み、εu は磁歪材12の裏面側の歪みである。
【0052】そして、εd≒εu 、φd >φu となる。
このことは、誘導起電力Vout に対して表面側の誘導起
電力Voutu(=k・Na ・φu ・εu )が逆方向に作用
しているため、その分だけ感度が低下していることを意
味する。
【0053】そこで、図4に示すように、シールド板2
1を配設すると、シールド板21にて磁歪材12の表面
側を通る磁束が減少し、ほぼ図5に示す磁束分布とな
る。即ち、磁歪材12の表面側を通る磁束φu はほぼ0
になる。その結果、誘導起電力Vout はマイナスに作用
する表面側の誘導起電力Voutu(=k・Na ・φu ・ε
u )はほぼ0になるため、感度が上昇する。従って、シ
ールド板21を配置することで、より感度の高いトルク
検出ができる。
【0054】尚、シールド板21は、磁歪材12の表面
側において検出用コイル15と励磁用コイル16との間
に配設してもよい。又、励磁用コイル16に流れる電流
が周波数が高いほど、渦電流損を考慮してシールド板2
1はアルミ材が有利となる。
【0055】又、図6に示すように、磁歪材12の表面
に例えばケイ素鋼、軟磁性ステンレス等の磁性材22を
密着してもよい。この場合に、磁歪材12の表面側を通
る磁束φu をほぼ0にする効果を有する。即ち、表面に
取着した磁性材12によって、図7に示すように、磁歪
材12の表面側を通るはずの磁束φu は、磁性材22を
経由して磁歪材12を経由しない。その結果、誘導起電
力Vout はマイナスに作用する表面側の誘導起電力Vou
tu(=k・Na ・φu ・εu )はほぼ0になるため、感
度が上昇する。尚、磁性材22は、磁歪率が低く透磁率
の高いものであればよく、例えばパーマロイでも前記条
件に該当るものがあれば使用してもよい。
【0056】(2)図8に示すように、二叉状に磁歪材
24を形成してもよい。この場合、基端部と、その基端
部から斜め反対方向に分岐した二つの先端部をそれぞれ
固定部24a,24b,24cとして、ネジ14でシャ
フト11に固定している。分岐した各部分24d,24
eはそれぞれシャフト11の中心軸線に対して互いに反
対方向に45度傾けている。そして、その各部分24
d,24eにそれぞれ検出用コイル15と励磁用コイル
16とが巻回されている。尚、励磁用コイル16に電流
を流したとき、固定部24aと固定部24cとが異なる
磁極となるように各励磁用コイル16を配線している。
【0057】この場合にも、上記実施例と同様な作用効
果を期待できる。しかも、この場合には、A矢印方向の
トルクが発生した時、磁歪材24の一方の部分24dは
引っ張り方向の力に基づいて歪み、他方の部分24eは
圧縮方向の力に基づいて歪む。従って、磁歪材24は、
同時に引っ張り方向の力に基づいて歪みと圧縮方向の力
に基づいて歪みが発生する。
【0058】磁歪材24の一方の部分24dに巻回され
た検出コイル15の誘導起電力VoutAと、他方の部分2
4eに巻回された検出コイル15の誘導起電力VoutB
は、トルクTに対して図18に示す特性を示す。その結
果、従来と同様にこの二つの誘導起電力VoutA,VoutB
を差動回路で減算すれば、図18の実線で示すトルクT
に対する誘導起電力Vout の特性を得ることができる。
しかも、差動回路で減算することにより、温度変化等に
よる外乱ノイズが相殺されて補償されるため、より精度
の高いトルク検出をすることができる。尚、図18にお
ける縦軸の値は、整流回路等で整流された後の直流の値
に変換した値である。
【0059】尚、図9は、上記実施例の磁歪材12を2
つ用い、それぞれシャフト11の中心軸線に対して互い
に反対方向に傾くように配置固定したのである。この場
合にも、図8で示したトルクセンサと同様な作用効果を
期待することができる。勿論、図8及び図9に示す磁歪
材の表面にシールド板21や磁性材22を取着して実施
しもよい。この場合にはより精度の高いトルクセンサを
得ることができる。
【0060】(3)図10に示すように、X状に磁歪材
26を形成してもよい。この場合、図8及び図9に示す
トルクセンサと同様な作用効果を期待することができ
る。勿論、この場合にも磁歪材26の表面にシールド板
21や磁性材22を取着して実施しもよい。
【0061】(4)図11及び図12に示すように、板
状の磁歪材31は、両端部の固定部31aをネジ14に
てシャフト11に固定されている。そして、コイルが巻
回される固定部31a間をシャフト11から離間する方
向に円弧状に湾曲形成し、その湾曲部に検出用コイル1
5及び励磁用コイル16を巻回するようにしたものであ
る。この場合、溝11aが形成されていないシャフト1
1に対しても巻回したコイル15,16がシャフト11
の表面に当たって組付ができないということはなく、シ
ャフト11の形状に関係なく組付けることができる。
【0062】又、図13に示すように、この円弧状に湾
曲形成した磁歪材31を2個用意して互いにクロスする
ようにシャフト11に固定する。そして、そのクロス部
分に共通の励磁用コイル16を巻回する。そして、各磁
歪材31にはそれぞれ検出用コイル15を巻回する。こ
の場合、図8及び図9で示したトルクセンサと同様な作
用効果を期待できる。
【0063】さらに、図14に示すように、X状の磁歪
材32を形成してもよい。この場合、その4方の端部を
固定部32aとする。4つの固定部32a間をシャフト
11から離間する方向に湾曲形成するとともに、分岐し
た2か所に検出用コイル15を巻回し、中央クロス部分
に励磁用コイル16を巻回する。従って、シャフト11
の形状に関係なく組付けることができるとともに、図8
及び図9で示したトルクセンサと同様な作用効果を期待
できる。勿論、磁歪材32の表面にシールド板21や磁
性材22を取着して実施しもよい。
【0064】さらに又、図15及び図16に示すよう
に、平板状の磁歪材42で実施してもよい。即ち、磁歪
材42は水平の板形状であって、その両端部を固定部4
2aとし、固定部42a間に検出用コイル15及び励磁
用コイル16が巻回されている。そして、浸炭焼入鋼又
は高周波焼入鋼よりなるシャフト11に一対のツバ4
3,44を形成する。そのツバ43,44には、それぞ
れ相対する位置に互いに面一となる平面が形成された台
座43a,44aを形成する。又、台座43a,44a
と180度ずれた位置には同台座43a,44aと同形
状の台座43b,44bを形成する。
【0065】そして、各対となる台座43a,44a,
43b,44b間には平板状の磁歪材42がシャフト1
1の中心軸線に対して傾斜して配置固定される。この
時、台座43a,44a間に配置される磁歪材42と、
台座43b,44b間には配置される磁歪材42との傾
斜の向きは同じとなっている。
【0066】配置固定は、台座43a,44a,43
b,44bに形成した凹溝45に磁歪材42の両端部の
固定部42aを嵌合させる。そして、その凹溝45に嵌
合した固定部42aをレーザ、電子ビーム等のビーム溶
接にて台座43a,44a,43b,44bに対してそ
れぞれ固着させる。尚、溶接は、スポット溶接、抵抗溶
接、TIG、MIG等でもよい。又、固着方法として
は、ロウ付け、圧接、又は、ネジ等にて固着してもよ
い。
【0067】シャフト11には、スパイラルユニット4
7が設けられている。スパイラルユニット47は、シャ
フト11と共に回転する回転部47aと図示しないフレ
ームに固定されている固定部47bとから構成され、回
転部47aに設けられたハーネス48には、検出用コイ
ル15及び励磁用コイル16が接続されている。又、固
定部47bに設けられたハーネス49には、処理装置1
9(図1参照)に接続されている。スパイラルユニット
47は、内部にリールを内蔵したものであって、シャフ
ト11と共に回転部47aが回転した場合に、ハーネス
49の巻き取り、巻き戻しを可能にしてシャフト11の
回転を許容している。
【0068】従って、この場合でも前記各実施例と同様
に高出力で、図18に示すような直線性のよい優れた特
性が得られる。又、磁歪材42は、シャフト11から張
り出したツバ43,44に固定したので、シャフト11
の強度が低下することがないとともに、溶接等によるシ
ャフト11の強度低下のおそれもない。
【0069】次に、磁歪材42は、水平の板形状で湾曲
していないことから以下の優れた効果を有する。磁歪
材42は、前記各実施例の磁歪材のようにプレスや磁気
焼鈍時に発生する曲げ加工によるスプリングバックの量
及び内部応力のバラツキが少ない。磁歪材42は、取
り扱いが容易で例えば検出用コイル15及び励磁用コイ
ル16又はボビンコイルの挿入等が容易となる。磁歪
材42は、固定部42aの固定時のセッティングも容易
で取付けミスを少なくすることができる。磁歪材が形
状磁気異方性を有するため、磁歪材42は前記実施例の
湾曲した各磁歪材に比べ磁歪材42の長さを調節するだ
けで容易にセンサ出力特性を調節することができる。
【0070】尚、台座43a,44a間及び台座43
b,44b間に磁歪材42をそれぞれ設けたが、いずれ
か一方のみで実施してもよい。又、磁歪材42を凹溝4
5に嵌合させたが、凹溝45を形成せず台座43a,4
4a,43b,44bの面に直接固定してもよい。さら
に、平板状の磁歪材42に代えて磁歪材を直線状の棒体
にして実施してもよい。この場合にも同様な効果を有す
る。
【0071】(5)図1〜図16に示した検出用コイル
15及び励磁用コイル16を巻回した各磁歪材12,2
4,26,31,32,42は、ステアリングシャフト
11のトルク検出として利用したが、例えばトルクレン
チ等の回転軸に取着して該軸のトルクを検出するように
してもよく、その他各種機器に設けられる回転軸のトル
ク検出に使用してもよい。
【0072】(6)図1〜図16に示した検出用コイル
15及び励磁用コイル16を巻回した各磁歪材12,2
4,26,31,32,42は、トルク検出として利用
したが、各磁歪材12,24,26,31,32,42
をその他の応力を検出するための歪み検出素子として使
用してもよい。この場合にも、前記した作用効果が同様
に期待することができる。
【0073】(7)図1〜図16に示した各磁歪材1
2,24,26,31,32,42は、検出用コイル1
5及び励磁用コイル16の2つのコイルを巻回したが、
励磁用コイル16のみ巻回したもので実施してもよい。
この場合、この場合、各磁歪材12,24,26,3
1,32,42の歪みによる磁気特性の変動は、励磁用
コイル16に流れる電流又はコイル16の端子間電圧の
変動でとらえらる。この電流又は電圧の変化に基づいて
トルク検出するようにしてもよい。
【0074】(8)図1〜図16に示した各磁歪材1
2,24,26,31,32,42は、シャフト11の
中心軸線に対して45度傾けて配置したが、適宜変更し
て実施してもよい。勿論、シャフト11の中心軸線に対
して平行に配置してもよい。この場合、どちらの向きに
トルクが発生しているかの判別はできないことになる。
しかし、常に一定の方向にトルクが発生する回転軸のト
ルクを検出する場合には、取付が簡単で有利となる。
【0075】(9)励磁用コイル16に流す電流の周波
数は適宜変更してもよい。例えば、10KHZ 〜10M
HZ の間で行えばより効果が顕著にあらわれる。勿論、
直流電流を流してもよい。
【0076】(10)前記各磁歪材12,24,26,
31,32は、ネジ14にてシャフト11に固定した
が、溶接等で固定してもよい。尚、上記各実施例から把
握できる請求項の発明以外の技術思想について、以下に
それらの効果と共に記載する。
【0077】 請求項2項のトルクセンサにおいて、
回転軸に固定される磁歪材は、その配置が回転軸の中心
軸線に平行となるように固定したトルクセンサ。常に一
定の方向にトルクが発生する回転軸のトルクを検出する
場合には、取付が簡単で有利である。
【0078】 請求項1〜7のトルクセンサおいて、
回転軸は、自動車用ステアリングシャフトであるトルク
センサ。ドライバのステアリング操作力をステアリング
シャフトに発生するトルクによって検出することができ
る。
【0079】
【発明の効果】以上詳述したように本発明のトルクセン
サによれば、部品点数が少なく、小型化が図れるととも
に組付が簡単で、しかも、高感度のトルク検出を行うこ
とができる効果を有する。
【0080】又、本発明の歪み検出素子によれば、簡単
な構成で部品点数が少なく、しかも、精度の高い歪みを
検出を可能にする効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を説明するトルクセンサの側面図。
【図2】実施例を説明するためのトルクセンサの正面図
図。
【図3】実施例を説明するためのトルクセンサの要部断
面図。
【図4】(a)トルクセンサの別例を説明するための要
部断面図、(b)磁歪材の歪み方向を説明する説明図。
【図5】磁歪材の磁束分布を説明するための説明図。
【図6】トルクセンサの別例を説明するための要部断面
図。
【図7】磁歪材の磁束分布を説明するための説明図。
【図8】トルクセンサの別例を説明するための正面図。
【図9】トルクセンサの別例を説明するための正面図。
【図10】トルクセンサの別例を説明するための正面
図。
【図11】トルクセンサの別例を説明するための側面
図。
【図12】トルクセンサの別例を説明するための正面
図。
【図13】トルクセンサの別例を説明するための正面
図。
【図14】トルクセンサの別例を説明するための正面
図。
【図15】トルクセンサの別例を説明するための斜視
図。
【図16】トルクセンサの別例を説明するための要部斜
視図。
【図17】トルクセンサの誘導起電力とトルクとの関係
を示す特性図。
【図18】トルクセンサの誘導起電力とトルクとの関係
を示す特性図。
【符号の説明】
11…ステアリングシャフト、11a…溝、12,2
4,26…磁歪材、12a,24a〜24c…固定部、
13…貫通孔、14…ネジ、15…検出用コイル、16
…励磁用コイル、21…シールド板、22…磁性材。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸に磁歪材の両端部を固定し、その
    磁歪材の固定部間にコイルを巻回したトルクセンサ。
  2. 【請求項2】 磁歪材の固定部間に巻回されたコイルは
    励磁用コイルと検出用コイルである請求項1に記載のト
    ルクセンサ。
  3. 【請求項3】 回転軸に固定される磁歪材は、その配置
    が回転軸の中心軸線に対して傾斜するように固定される
    請求項2に記載のトルクセンサ。
  4. 【請求項4】 回転軸に固定される磁歪材は、2個用意
    され、その2個の配置が回転軸の中心軸線に対して傾斜
    するするとともに、中心軸線に対して対称となるように
    固定されている請求項2に記載のトルクセンサ。
  5. 【請求項5】 磁歪材は回転軸の中心軸線に対して直交
    する方向に形成された溝を跨ぐように固定されている請
    求項1乃至4のいずれか1つに記載のトルクセンサ。
  6. 【請求項6】 磁歪材は、その表面側にシールド部材を
    設けたものである請求項1乃至5のいづれか1に記載の
    トルクセンサ。
  7. 【請求項7】 磁歪材は、その表面に磁性体を取着した
    ものである請求項1乃至5のいづれか1に記載のトルク
    センサ。
  8. 【請求項8】 磁歪材は、コイルが巻回される固定部間
    を回転軸から離間する方向に湾曲形成したものである請
    求項1に記載のトルクセンサ。
  9. 【請求項9】 磁歪材の両端部を被検出体に固定される
    固定部とし、その磁歪材の固定部間にコイルを巻回した
    歪み検出素子。
  10. 【請求項10】 磁歪材に巻回されるコイルは、励磁用
    コイルと検出用コイルである請求項9に記載の歪み検出
    素子。
  11. 【請求項11】 磁歪材は、二叉状に分岐した板材であ
    って、基端部及びその基端部から分岐した一対の先端部
    をそれぞれ固定部とし、その固定部間にそれぞれ励磁用
    コイルと検出用コイルが巻回されたものである請求項9
    に記載の歪み検出素子。
  12. 【請求項12】 磁歪材は、コイルが巻回される固定部
    間を被検出体から離間する方向に湾曲形成したものであ
    る請求項9乃至11のいづれか1に記載の歪み検出素
    子。
  13. 【請求項13】 磁歪材は、その表面側にシールド部材
    を設けたものである請求項9乃至12のいづれか1に記
    載の歪み検出素子。
  14. 【請求項14】 磁歪材は、その表面に磁性体を取着し
    たものである請求項9乃至12のいづれか1に記載の歪
    み検出素子。
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