JPH08284928A - 内装トリム止着構造 - Google Patents

内装トリム止着構造

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JPH08284928A
JPH08284928A JP8655895A JP8655895A JPH08284928A JP H08284928 A JPH08284928 A JP H08284928A JP 8655895 A JP8655895 A JP 8655895A JP 8655895 A JP8655895 A JP 8655895A JP H08284928 A JPH08284928 A JP H08284928A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
interior trim
mounting hole
locking
stopper
fixed portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP8655895A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Ebato
邦夫 江波戸
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Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 取り付け及び取り外しが容易に行える内装ト
リム止着構造を提供すること。 【構成】 内装トリム10の一方の面の取付孔11の周
縁部位置に一体に突設され、固定部20の取付孔21に
係脱自在に係止する1対の係止爪部12a、12bと、
内装トリム10の他方の面の取付孔11の周縁部位置に
切断可能な脆弱部12cを介して一体に設けられ、該係
止爪部12a、12bを拡開させて取付孔21に係止さ
せる係止摘まみ部12dとから構成してなる止め具12
によって内装トリム10を固定部20に取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば合成樹脂製の車
両の内装トリムを止め具を介して車体内部等の固定部に
取り付ける、内装トリム止着構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の内装組立工程において、合成樹脂
製の内装トリムを車体内部に固定する作業は、例えば内
装トリムに設けた取付孔を車体内部の取付孔と一致させ
た状態で内装トリムを車体内部に仮止めし、ついでこれ
ら取付孔に止め具を挿入して行われる。
【0003】ここで、止め具としては、例えば取付孔へ
の挿入時には撓み、挿入完了後にその弾性復元力により
元の形態に復元して取付孔の周縁部に係止するように構
成した、樹脂製の止め具が使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、別体に
設けられた止め具を取付孔に挿入する作業は、まず止め
具を準備し、次いで取付孔に位置合わせした後、挿入す
ることから、作業性が悪く、生産性を向上させることが
難しい課題がある。
【0005】このような場合、例えば実開昭61−92
123号公報に開示したワイヤハーネス用保護管と同様
に、例えば、止め具を内装トリムの取付面側(車体内部
に重ね合わされる面)の所定箇所に一体に突設すること
が考えられる。このようにすれば、内装トリムを車体内
部に対して位置合わせした後、該内装トリムを車体内部
側に押圧するだけで、止め具が車体内部に設けた取付孔
に挿入されて、内装トリムを車体内部に取り付けること
ができる。このため、作業性が良く、生産性を向上させ
ることが可能となる。しかし、一旦内装トリムを車体内
部に固定してしまうと、これを取り外す際には、止め具
が内装トリムと一体であるから、取り外しが困難となる
不都合がある。
【0006】したがって、本発明は、取り付け及び取り
外しが容易に行える内装トリム止着構造を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の内装トリム止着構造は、内装トリム
に設けた取付孔から固定部に設けた取付孔内に止め具を
挿入することによって、内装トリムを固定部に取り付け
るようにした内装トリム止着構造において、上記止め具
を、上記内装トリムの一方の面の取付孔の周縁部位置に
一体に突設され、上記固定部の取付孔に係脱自在に係止
する係止爪部と、上記内装トリムの他方の面の取付孔の
周縁部位置に切断可能な脆弱部を介して一体に設けら
れ、該係止爪部を拡開させて上記固定部の取付孔に係止
させる係止摘まみ部とから構成してなることを特徴とし
ている。
【0008】また、第2の内装トリム止着構造は、上記
内装トリムに、その取付孔の周縁部位置に上記止め具を
切断可能な脆弱部を介して一体に設けてなることを特徴
としている。
【0009】
【作用】本発明の第1の内装トリム止着構造によれば、
内装トリムを固定部に対して位置決めし、次いで該内装
トリムを固定部側に押し付けると、係止爪部が固定部の
取付孔内に挿入される。この後、係止摘まみ部を係止爪
部側に押し付けると、この押し付け力で該係止摘まみ部
が脆弱部の箇所で内装トリムから切断、分離されて、係
止爪部をその内側から押圧して固定部の取付孔に圧接さ
せ、係止させる。これによって内装トリムが固定部に取
り付けられる。内装トリムを固定部から取り外すには、
係止摘まみ部を係止爪部から外すことによって、係止爪
部の取付孔への圧接が解除される。したがって、内装ト
リムを固定部から引き離すことによって、係止爪部が固
定部の取付孔から抜け出て、内装トリムを固定部から取
り外すことが出来る。
【0010】また、本発明の第2の内装トリム止着構造
によれば、内装トリムを固定部に対して位置決めし、次
いで止め具を固定部側に押し付けると、この押し付け力
で該止め具が脆弱部の箇所で内装トリムから切断、分離
されて、内装トリムの取付孔から固定部の取付孔を通っ
て該取付孔に係止する。これにより内装トリムが固定部
に取り付けられる。内装トリムを固定部から取り外すに
は、内装トリムから分離した止め具を内装トリムと固定
部の取付孔から抜き取ることによって、内装トリムを固
定部から取り外すことが出来る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
【0012】図1乃至図5は本発明の第1実施例を示す
もので、図1は部分断面図、図2は図1のIIーII線に沿
う矢視断面図、図3は係止爪部側から見た側面図、図4
は取り付け時の説明断面図、図5は内装トリムから分離
した状態の係止摘まみ部の斜視図である。
【0013】本第1実施例の構造は、図1、図2に示す
ように、所定箇所に取付孔11を設けた例えば車両の合
成樹脂製の内装トリム10と、この内装トリム10に一
体に設けられ、該内装トリム10を車体内部等の固定部
20に取り付けるための、同じく合成樹脂製の止め具1
2とから構成される。固定部20には、その所定箇所に
取付孔21が設けてある。
【0014】止め具12は、内装トリム10の一方の面
(固定部20に重ね合わされる取付面)の取付孔11の
周縁部位置に一体に突設され、固定部20の取付孔21
に係脱自在に係止する1対の係止爪部12a、12b
と、その他方の面(取付面と反対側の面)の取付孔11
の周縁部位置に切断可能な脆弱部12cを介して一体に
設けられ、該係止爪部12a、12bを拡開させて取付
孔21に係止させる係止摘まみ部12dとから構成され
る。
【0015】1対の係止爪部12a、12bは、取付孔
11の周縁部に互いに対向するようにして設けられ、そ
の最大外径(隆起した部分での外径)が固定部20の取
付孔21の内径よりも大きく、該取付孔21に挿入した
ときに互いに接近するように内側に撓むが、取付孔21
から容易に抜け出るようにしてある。また、係止摘まみ
部12dは、半球状の頭部12eを除いて平板状であ
り、脆弱部12cを介して取付孔11の周縁部位置に支
持されるが、その先端部分は取付孔11内に位置してお
り、さらに先端に段部を介して係止爪部12a、12b
間内に臨む幅の狭い部分12fが突設される。係止摘ま
み部12dは、脆弱部12cが切断されたときに取付孔
11内から1対の係止爪部12a、12b間内に進入
し、該係止爪部12a、12bの内周面に当接して内側
から押し広げるように構成される。幅の狭い部分12f
は、係止爪部12a、12b間内に進入するときに係止
摘まみ部12dを案内するもので、特に内装トリム10
から切断、分離された係止摘まみ部12dを再度挿入す
る場合に使用する。なお、係止摘まみ部12dは、それ
を係止爪部12a、12b間内で図4に示す状態から時
計方向あるいは反時計方向にほぼ90°回転させると、
係止爪部12a、12bの内周面から外れる。
【0016】上記第1実施例の内装トリム止着構造によ
れば、内装トリム10を固定部20に対して位置決めす
ると、これと同時に内装トリム10の取付孔11及び1
対の係止爪部12a、12bも固定部20の取付孔21
に対して位置決めされる。次いで、内装トリム10を固
定部20側に押し付けると、係止爪部12a、12bが
取付孔21内に挿入される。このとき、係止爪部12
a、12bは取付孔21によって互いに接近するように
内側に撓む。この後、係止摘まみ部12dを内装トリム
10の係止爪部12a、12b側に押し付けると、この
押し付け力で該係止摘まみ部12dが脆弱部12cの箇
所で内装トリム10から切断、分離され、係止摘まみ部
12dが取付孔11から係止爪部12a、12b間に進
入し、これら係止爪部12a、12bを拡開させて取付
孔21の内周面に圧接させて係止させる(図4参照)。
これにより、内装トリム10が固定部20にしっかりと
取り付けられる。
【0017】内装トリム10を固定部20から取り外す
には、係止摘まみ部12dを時計方向あるいは反時計方
向にほぼ90°回転させると、係止爪部12a、12b
の内周面から外れて、係止爪部12a、12bの取付孔
21の内周面に対する圧接を解除する。したがって、係
止摘まみ部12dを引き抜き、内装トリム10を固定部
20から引き離すことによって、係止爪部12a、12
bが取付孔21から容易に抜け出て、内装トリム10を
固定部20から取り外すことが出来る。
【0018】図6及び図7は本発明の第2実施例を示す
もので、図6は部分断面図、図7は取り付け時の説明断
面図である。なお、図中、図1乃至図5に示す部分と同
一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0019】本第2実施例の内装トリム止着構造は、固
定部20に重ね合わされる面と反対側の内装トリム10
の一方の面の取付孔11の周縁部位置に、止め具12を
切断可能な脆弱部12gを介して一体に設けて構成して
ある。
【0020】止め具12は、取付孔11の周縁部で互い
に対向するように脆弱部12gを介して設けられ、固定
部20の取付孔21に係脱自在に係止する1対の平板状
の係止爪部12h、12iと、これら係止爪部12h、
12iの頭部に連接された例えば半球状の摘まみ部12
jとから構成される。
【0021】上記第2実施例の内装トリム止着構造によ
れば、内装トリム10を固定部20に対して位置決めす
ると、これと同時に内装トリム10の取付孔11及び止
め具12が固定部20の取付孔21に位置決めされる。
次いで、止め具12の摘まみ部12jを固定部20側に
押圧すると、この押圧力で該止め具12が脆弱部12g
の箇所で内装トリム10から切断、分離され、1対の係
止爪部12h、12iが、内装トリム10の取付孔11
から固定部20の取付孔21を互いに接近するように撓
んだ状態で通過する。係止爪部12h、12iは、取付
孔21を通った後、その復元弾性力で拡開して取付孔2
1に係止する。これにより内装トリム10が固定部20
に取り付けられる。
【0022】内装トリム10を固定部20から取り外す
には、内装トリム10から分離した止め具12を内装ト
リム10と固定部20の取付孔11、21から抜き出す
ことによって、内装トリム10を固定部20から取り外
すことが出来る。
【0023】上記実施例では車両用の内装トリムの止着
構造に適用した場合を示したが、これに限定されるもの
ではない。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明の第1の内装
トリム止着構造によれば、内装トリムの一方の面の取付
孔の周縁部位置に一体に突設され、固定部の取付孔に係
脱自在に係止する係止爪部と、内装トリムの他方の面の
取付孔の周縁部位置に切断可能な脆弱部を介して一体に
設けられ、該係止爪部を拡開させて固定部の取付孔に係
止させる係止摘まみ部とからなる止め具を使用するの
で、内装トリムの固定部への取り付け及び取り外しが容
易に行え、生産性を向上させることができる。また、係
止摘まみ部によって係止爪部を固定部の取付孔に圧接さ
せることができるので、内装トリムを固定部にしっかり
取り付けることができる。
【0025】また、本発明の第2の内装トリム止着構造
によれば、内装トリムに、その取付孔の周縁部位置に止
め具を切断可能な脆弱部を介して一体に設けてなる止め
具を使用するので、同様に内装トリムの固定部への取り
付け及び取り外しが容易に行え、生産性を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す部分断面図である。
【図2】図1のIIーII線に沿う矢視断面図である。
【図3】係止爪部側から見た側面図である。
【図4】取り付け時の説明断面図である。
【図5】内装トリムから分離した状態の係止摘まみ部の
斜視図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す部分断面図である。
【図7】取り付け時の説明断面図である。
【符号の説明】
10 内装トリム 11 取付孔 12 止め具 12a、12b、12h、12i 係止爪部 12c、12g 脆弱部 12d、12j 摘まみ部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内装トリムに設けた取付孔から固定部に
    設けた取付孔内に止め具を挿入することによって、内装
    トリムを固定部に取り付けるようにした内装トリム止着
    構造において、 上記止め具を、上記内装トリムの一方の面の取付孔の周
    縁部位置に一体に突設され、上記固定部の取付孔に係脱
    自在に係止する係止爪部と、上記内装トリムの他方の面
    の取付孔の周縁部位置に切断可能な脆弱部を介して一体
    に設けられ、該係止爪部を拡開させて上記固定部の取付
    孔に係止させる係止摘まみ部とから構成してなることを
    特徴とする内装トリム止着構造。
  2. 【請求項2】 内装トリムに設けた取付孔から固定部に
    設けた取付孔内に止め具を挿入することによって、内装
    トリムを固定部に取り付けるようにした内装トリム止着
    構造において、 上記内装トリムに、その取付孔の周縁部位置に上記止め
    具を切断可能な脆弱部を介して一体に設けてなることを
    特徴とする内装トリム止着構造。
JP8655895A 1995-04-12 1995-04-12 内装トリム止着構造 Pending JPH08284928A (ja)

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JP8655895A JPH08284928A (ja) 1995-04-12 1995-04-12 内装トリム止着構造

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002200322A (ja) * 2000-12-27 2002-07-16 Heiwa Corp 収納体用ロック装置
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