JPH08284581A - 掘削方法 - Google Patents

掘削方法

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JPH08284581A
JPH08284581A JP8101998A JP10199896A JPH08284581A JP H08284581 A JPH08284581 A JP H08284581A JP 8101998 A JP8101998 A JP 8101998A JP 10199896 A JP10199896 A JP 10199896A JP H08284581 A JPH08284581 A JP H08284581A
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JP
Japan
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wall
hole
section
wall element
drilling
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JP8101998A
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English (en)
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Yitshaq Lipsker
イトシヤク・リプスカー
Oleg Figovsky
オレグ・フイゴブスキ
Daniel Abramov
ダニエル・アブラモブ
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Lipsker & Partners Eng Services 1975 Ltd
Ripusukaa & Partners Eng Services 1975 Ltd
LIPSKER ENG
Original Assignee
Lipsker & Partners Eng Services 1975 Ltd
Ripusukaa & Partners Eng Services 1975 Ltd
LIPSKER ENG
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    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02DFOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
    • E02D17/00Excavations; Bordering of excavations; Making embankments
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02DFOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
    • E02D29/00Independent underground or underwater structures; Retaining walls
    • E02D29/045Underground structures, e.g. tunnels or galleries, built in the open air or by methods involving disturbance of the ground surface all along the location line; Methods of making them
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
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    • E21DSHAFTS; TUNNELS; GALLERIES; LARGE UNDERGROUND CHAMBERS
    • E21D1/00Sinking shafts
    • E21D1/08Sinking shafts while moving the lining downwards
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    • E21DSHAFTS; TUNNELS; GALLERIES; LARGE UNDERGROUND CHAMBERS
    • E21D11/00Lining tunnels, galleries or other underground cavities, e.g. large underground chambers; Linings therefor; Making such linings in situ, e.g. by assembling
    • E21D11/04Lining with building materials
    • E21D11/08Lining with building materials with preformed concrete slabs
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E21EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
    • E21DSHAFTS; TUNNELS; GALLERIES; LARGE UNDERGROUND CHAMBERS
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 掘削作業効率を上げる方法。 【解決手段】 穴又はトンネルの最初の区分4を掘削
し、この最初の区分壁が支持壁の外部の形状及び寸法に
相当する最終の形状及び寸法にされるようにこの部分を
形成し、この区分内に先頭の支持壁要素16を挿入し、
穴の更なる区分4を掘削し、穴の更なる区分の壁が支持
壁の外部及び形状に寸法とに相当する最終の形状及び寸
法にされるようにこの区分を形成し、最初の支持壁要素
を更なる区分内に移動しそして後続の支持壁要素を最初
の区分内に導入し、穴の全部が施工されるまで所要の段
階を繰り返す諸段階を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に掘削の分野、例
えば基礎要素、擁壁及びトンネルの施工に関する。
【0002】
【従来技術及びその課題】支持壁を持った穴の掘削が、
種々の場合、特に緩い土において、或いは水中掘削又は
地下水位の浅い所で行われる掘削のような水分の多い環
境において実施される掘削において要求される。支持壁
を有する穴は、強度の大きな基礎要素又はトンネル壁を
得るためにも有用である。
【0003】支持壁を有する穴の施工方法の一つは、ま
ず穴を掘り、この穴の中にインサートを置き、次いでこ
のインサートと穴の壁との間の空間内にコンクリートを
打設することによる。この方法は、掘削部がベントナイ
ト又は適切なポリマー物質で常に満たされない限り水分
の多い環境における掘削には不適である。これら充填物
質は、続くコンクリート打設工事中にポンプで掻い出さ
ねばならない。
【0004】これは特別の装置を必要とする時間のかか
る工法であり、かつ費用も比較的多くかかる。かかる方
法の更なる欠点は、打設された基礎要素又は擁壁の(周
囲の土を取った後の)表面が粗く、かつ平滑な表面仕上
げを得るためには表面の処理が必要であり、これまた時
間と労力とを要する作業であることである。
【0005】支持壁を有する穴を掘削する別の公知の方
法は、穴の実際の所要寸法よりかなり大きな寸法の地面
開口部を掘削し、次いで此の掘削部内にプレキャストの
補強壁要素を挿入し、更に掘削部の壁面と補強用要素の
外面との間の隙間に除去した土を埋め戻してこれを締め
固めることである。この方法は複雑で時間を要し、かつ
かなり短くてかつ垂直方向の掘削に限られる。
【0006】補強用の壁を有する穴又はトンネルを作る
方法であって、上述の欠点の幾つかを相当に減らし又は
克服する新規な方法を提供することが本発明の目的であ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明により、支持壁を
有する穴又はトンネルよりなる地下施工物の施工方法で
あって、(a)穴又はトンネルの最初の区分を掘削し、
(b)前記最初の区分の少なくも一部分の壁が、支持壁
の外部の形状及び寸法に相当した最終の形状及び寸法に
されるように、これを形成し、(c)前記区分内に少な
くも先頭の支持壁要素を挿入し、(d)穴の更なる区分
を掘削し、(e)前記穴の更なる区分の壁が、支持壁の
外部の形状及び寸法に相当した最終の形状及び寸法にさ
れるように、これを形成し、(f)前記更なる区分内に
前記少なくも第1の支持壁要素を移動させることを許し
かつ前記最初の区分内に1個又は複数個の後続の支持壁
要素を導入し、(g)前記穴の全部を施工するまで段階
(d)−(f)を繰り返す諸段階を含む方法が提供され
る。
【0008】本発明による方法の1実施例によれば、掘
削は実質的に垂直方向に行われ、そして支持壁を有する
施工物は基礎要素として役立つ。別の実施例によれば、
本方法は支持壁を有する実質的に垂直な穴を互いに隣接
して多数施工することを含み、これら施工物は擁壁とし
て役立つ。
【0009】本発明の更に別の実施例によれば、例えば
電話又は電力用のケーブルを収容するダクト、パイプな
どとして有用な支持壁のあるトンネルを施工するために
掘削は水平又は斜めである。
【0010】上述の実施例による方法は、いずれも、穴
の壁の中の限定された空間をコンクリート、強化コンク
リート、礫、土などのような充填用物質で満たすことも
含む。これは、施工物が基礎要素又は擁壁の要素として
作用する垂直方向の穴である場合に特に然りである。方
法が、限定された空間内を充填用物質、特にコンクリー
トで満たすことを含む場合は、壁要素は、掘削の内壁と
支持壁の外面との間の空隙内にコンクリート又は同等物
を導入するために開口を備えることができる。これに代
わって、又はこれと組み合わせて、差し込まれた管を通
してコンクリート又はコンクリート混和物を噴出させる
ことにより空隙内にこれらを直接打設することができ
る。
【0011】施工物が擁壁の部分を形成する場合は、す
べての壁要素の一方の側がある形又はパターンを有し、
すべてのこの側が一緒に一様な壁を形成することができ
る。壁要素は、これを数個の要素より形成し、一緒に筒
状、例えば円筒状又は角柱状の壁要素を形成することが
できる。例えば、各壁要素は、合わせて筒状の壁要素を
形成する実質的にU字形断面の2個の要素より構成する
ことができる。
【0012】本発明の1実施例により、壁要素の少なく
も一つの側面は除去可能である。別の実施例において
は、壁要素の少なくも一つの側面の内面がポリマー物質
で被覆される。
【0013】先頭の壁要素はその他の壁要素と同じでも
よいし、或いは異なってもよい。本発明の好ましい実施
例によれば、先頭の壁要素は少なくもその一つの縁にく
さび状の先端を備える。
【0014】本発明の好ましい実施例により、掘削は、
半径方向に力を加えるようにされた圧力部材を備えた掘
削装置により行われる。掘削物がトンネルである場合
は、壁要素は、かかる掘削装置の使用により挿入されか
つ穴の中で移動される。
【0015】本発明により、本発明に関連して使用され
るプレハブ式の壁要素が提供される。
【0016】本発明は、これを更によく理解するために
付属図面に示された特別の実施例に関連して説明される
であろう。ただしこの実施例は例示のためだけのもので
ある。
【0017】
【実施例】長方形の基礎要素2を本発明により作る工法
を示す図1及び図2A−5にまず注意が向けられる。
【0018】第1段階において、穴の最初の区分4が、
例えばPCT特願WO 94/19272に明らかにさ
れたような横方向に伸縮できるようにされた掘削用クラ
ムシェルバケット8及び表面クランプ板10を備えた掘
削装置6により掘削される。この掘削装置はケーブル1
2及び13により作動され掘削部に出入させられる。更
に、種々のその他の掘削装置を使用することができる。
【0019】穴の最初の区分4が掘られた後で、表面ク
ランプ板10が、図2Bに見られるようにこの穴の最初
の区分4の内壁の部分14に横向きの圧力を加え、これ
により部分14の壁は最初の長方形の補強用要素16の
外部形状及び寸法に相当した最終形状にされる。掘削装
置6を穴から持ち上げた後に、図3Aに示されるよう
に、先頭の壁要素16がこの形成された部分14内に挿
入される。壁要素は典型的にはプレハブ要素であり、そ
の性質が以下なお詳細に説明されるであろう。
【0020】基礎要素の施工の次の段階は、図3Bに示
されるように、穴の更なる区分18を掘ることであり、
これに次いで圧力板10が拡張して区分18の壁を形成
し、この壁を強化用壁要素の外部形状及び寸法に相当し
た形状及び寸法にする。
【0021】更なる区分18の形成後、圧力板10が後
退すると、先頭の壁要素16がこの更なる区分18内に
落とされ、掘削装置6を引き上げた後に、図4Aに示さ
れるように続く補強用壁要素20が穴の最初の区分4内
に導入される。
【0022】図1に示された所要深さの基礎要素2が得
られるまで図4B及び4Bに示されるように上記の手順
が繰り返される。
【0023】さて、図面の図6及び7A−10を参照す
れば、支持壁を有する円筒状の穴30を本発明に従って
作る方法が示される。
【0024】第1段階においては、丸穴の最初の区分3
2が、例えば英国特許第2176519号に明らかにさ
れたようなドリル装置34の使用により穿孔される。こ
の装置は駆動装置(図示せず)に連結されたオーガー3
6のような穿孔工具を備え、更に円柱状の区分の形状を
有しそして丸穴の壁に半径方向の圧力を加えかつ地面を
圧迫するようにされたクランプシェル(clamp shell)
38を備える。オーガー36の代わりに土の条件に適合
したバケット又はその適宜のドリル工具も使用できる。
ドリル装置は巻上用ケーブル40により丸穴を出入させ
られる。
【0025】丸穴の最初の区分32を穿孔した後で、そ
の壁の少なくも一部分がクランプシェル38により押さ
れ、穴の壁は最初の先頭の円筒状壁要素42の外側の形
状及び寸法に相当する形状及び寸法にされる。次いで、
穴からドリル装置が巻き上げられ、図8Aに示されたよ
うに、先頭の壁要素42が最初の区分32内に挿入され
る。
【0026】その後で、先頭の壁要素42の絞られた空
間を通ってドリル装置34が再び丸穴の中に降ろされ、
次いで図8Bに示されるように穴の更なる区分44が掘
られる。次いで、クランプシェル38により穴の更なる
区分44が補強用壁要素42の外部の形状及び寸法に相
当した形状及び寸法に形成される(図8B)。クランプ
シェル38が後退すると、先頭の壁要素42が穴の更な
る区分44内に落ち、そしてドリル装置34を丸穴から
後退させた後に、図9Aに示されるように、続く壁要素
46が最初の穴の中にかつ先頭の壁要素42の上に挿入
される。
【0027】図6に見られるように、所要深さの補強用
壁30を有する完成した丸穴が作られるまで、上の諸段
階が繰り返される(図9B及び10)。
【0028】さて、図11A−13Bを参照すれば、い
かにして本発明により支持壁を有する水平のトンネルを
作るかが明らかであろう。しかし、本発明によるトンネ
ルの施工は水平にのみ限定されず斜めにし得ることは明
らかである。
【0029】トンネルの掘削と基礎要素の施工との間の
原理的な相違は、トンネルは実質的に水平方向の穴であ
って重力が掘削或いは壁要素の挿入を支援せず、従って
特殊な装置が必要なことである。
【0030】ドリル装置60は、第1の軸64により駆
動装置(図示せず)に取り付けられた掘削用の端部62
(これは、例えばドリリングビット(drilling bit)、
オーガー又はバケットドリル(backet drill)或いは特
別な地面の条件に適したその他の適宜の掘削用工具とす
ることができる。ドリリングビットの場合にはフラッシ
ング装置の支援により連続掘削作業が可能である)を備
え、更に第2の軸68により第2組のクランプシェル7
0にリンクされた第1組のクランプシェル66を備え、
これら両方の組のクランプシェルは半径方向に拡張及び
縮小ができる。軸64及び68は軸方向に後退可能であ
る。
【0031】第1段階において、穴の最初の区分74が
掘削される(図11A、11B)。次いで、第1組のク
ランプシェル66が半径方向に広げられ、これによりこ
れらシェルは穴の内壁を強く押し付け、続いて第1の軸
64が押し出され、これにより掘削用端部62が土の中
に押し込まれ更に掘削が行われる(図11C)。次い
で、クランプシェル66が収縮し軸64が引き込まれ
る。続いて、クランプシェル70が半径方向に拡張し穴
の壁を押し、第2の軸68が引き込まれる(図12
A)。
【0032】クランプシェル66及び70による穴の最
初の区分74の形成の後で、掘削装置は穴から引き出さ
れ、この穴の最初の区分74内に先頭の壁要素78が挿
入される。
【0033】次いで、この先頭の壁要素78を通って掘
削装置が挿入され、上のの手順が繰り返され(図12B
−13A)、これによりトンネルは長くなり、トンネル
が完成するまで、後続の壁要素80が先頭の壁要素78
に続いて挿入される(図13B)。
【0034】クランプシェル66及び70は、(図13
Aに示されたように)クランプシェルがその内面におい
て壁要素をしっかりと掴みこれらを穴の中に進めるとい
うクランプシェルの支援により壁要素78及び80の挿
入をなし得るように設計される。
【0035】図面の図14は多数の垂直方向の強化され
た穴92より構成される擁壁90を示し、これら穴の各
は多数の壁要素94よりなり、かつ図1及び2A−5に
関連して説明されたように施工される。
【0036】穴92及び壁要素94を互いに整列させる
ために、上下に隣接した壁要素94は、はめ込み式の配
列96により互いに固定され、一方、互いに近接した隣
接の壁要素は、はめ込みの配列98により固定される。
【0037】さて、図15を参照すれば、はめ込み式の
配列100も互いに縦方向になった2個の円筒状の壁要
素102及び104を固定させるに適することが示され
る。かかる壁要素の各はその下側の縁に数個の切取り部
106を有し、一方、各要素の反対側、上端は後続の壁
要素の切取り部と噛み合うようにされた形状及び寸法の
突起108を備える。
【0038】図面の図16は擁壁の近接した隣の壁要素
を固定する別の方法を示す。この方法により、穴116
の壁要素112及び穴118の壁要素114はU字形の
側面120を有し、一方、2個の隣接した壁要素はU字
形の縁が互いに向かい合いかつ互いに隣接して施工さ
れ、空洞部122を作る。この空洞部はセメント打設に
より、又は土などによりこれを強化することができ、こ
れにより隣接した補強穴116と118との間の横方向
の動きを防ぐことができる。
【0039】図17及び18は、向かい合いの2個の縁
にくさび状のエッジ130を備えた長方形の先頭の壁要
素128を示す。この配置は壁要素の進行を妨げる可能
性のある穴の区分内への土の突起を掻き落とすことによ
り先頭の壁要素の通り道をはっきりさせる点で有用であ
る。くさび状のエッジは掘削用工具を穴から引き出す際
のこれの案内としても作用する。
【0040】穴の壁の中の限られた空間は、例えば普通
のコンクリート又は強化されたコンクリート、穴の掘削
中に排除された土、岩などでよい充填物質で満たすこと
ができる。
【0041】基礎要素又は擁壁が、後で周囲の土の排除
により露出される場合には、施工物の一方又はそれ以上
の側を装飾的なパターン又は意匠とするか、或いは単に
更なる作業が不必要な良好な表面の質を得ることが望ま
れることがある。
【0042】図19の長方形の壁要素138は、固定用
ナット142により要素に固定される取外し可能な壁1
40を備え、この壁140の内面にはモールディングパ
ターンが設けられる。この配置は、穴を施工しこの中に
コンクリートを打設した後で、基礎要素又は擁壁の周囲
の地面が掘削され取外し可能な壁140(全部が同じ側
を向いている)が外され、外された壁の内面の装飾パタ
ーンの凹凸が逆のデザインを持ったコンクリート壁を露
出させるような配置である。
【0043】更に良好な表面品質を得るために、少なく
も取外し可能な壁140の内面はポリマー物質でこれを
塗装することができる。これが滑らかなコンクリート面
を確保するであろう。
【0044】図20は、数個の区分、この事例では互い
に要素を取り付けるための固定用要素152を有する2
個の実質的にU字形の要素148及び150より、いか
にして筒状の壁要素146を施工し得るかを示す。かか
る要素は、例えば擁壁の施工に有用である。これでは、
隣接した壁要素間の仕切り壁は取り去られ、これにより
連続壁が得られるであろう。
【0045】基礎要素又は擁壁と地面との間の接触の改
良が必要な場合、例えば施工物に極端な荷重がかけられ
又は水分の多い環境における場合は、穴の内壁と壁要素
の外面との間の空隙内にコンクリート又は連絡用混和物
を導入することが有効なときがある。この目的で、例え
ば、図21に見られるように多数の側部開口162を備
えた壁要素160を使うことができる。穴の中に壁要素
を挿入した後で、壁の内部の限定された空間内にコンク
リートを導入し、次いでこれを孔162を通して前記空
隙内に送り込む。
【0046】施工物と周囲の地面との間の連結に加え
て、或いはこれに代わって、図22に示されたように、
空隙166内に導入された多数の噴射管168(各管は
多数のノズル170を備える)により空隙166内にコ
ンクリート混和物を直接打設することによっても改善す
ることができる。管168は圧力装置174から加圧さ
れた連結用混和物を受け取っている中央管172に連結
され、これにより連結用混和物は空隙166内に強制的
に噴射される。
【0047】本発明により穴を作るための掘削は種々の
掘削用手段により行うことができるが、掘削用装置の重
要な特徴は、穴の壁面を補強用の壁の外部形状及び寸法
に相当した形状及び寸法に形成するために穴の壁に横方
向に圧力を加えこれにより穴の壁を押し付けるその能力
であることに注意すべきである。
【0048】壁要素は非常に様々な寸法及び多種の材
料、例えば普通のコンクリート又は強化コンクリート、
ポリマー、金属又はこれらの種々の組合せで製造される
プレハブ要素であることが熟練技術者には明らかであろ
う。
【0049】隣接した壁要素の整列を確保するためにこ
れらの間の連結を得るためにその他の固定用手段を使用
し得ることもまた熟練技術者に明らかであろう。
【0050】本発明の実施態様は以下のとおりである。
【0051】1.支持壁を有する穴又はトンネルよりな
る地下施工物の施工方法であって、(a)穴又はトンネ
ルの最初の区分を掘削し、(b)前記最初の区分の少な
くも一部分の壁が、支持壁の外部の形状及び寸法に相当
した最終の形状及び寸法にされるように、これを形成
し、(c)前記区分内に少なくも先頭の支持壁要素を挿
入し、(d)穴の更なる区分を掘削し、(e)前記穴の
更なる区分の壁が、支持壁の外部の形状及び寸法に相当
した最終の形状及び寸法にされるように、これを形成
し、(f)前記更なる区分内に前記少なくも第1の支持
壁要素を移動させることを許しかつ前記最初の区分内に
1個又は複数個の後続の支持壁要素を導入し、(g)前
記穴の全部を施工するまで段階(d)−(f)を繰り返
す諸段階を含む方法。
【0052】2.壁要素がコンクリートより作られる実
施態様1による方法。
【0053】3.実質的に垂直な穴を掘削し、そしてこ
の穴の中に前記壁要素を挿入することを含む実施態様1
による方法。
【0054】4.穴の壁の中の限定された空間を充填物
質により満たすことを含む実施態様3の方法。
【0055】5.強化用の壁を有する穴が基礎要素とし
て作用することを含んだ実施態様3による方法。
【0056】6.互いに隣接した強化用の壁を有する実
質的に垂直方向の多数の穴を施工することを含み、施工
物が擁壁の要素として作用する実施態様3による方法。
【0057】7.擁壁の一方の側がある形又はパターン
を有し、かかる側のすべてが一緒になって一様な壁を形
成する実施態様5による方法。
【0058】8.実質的に水平な穴を掘削しこの穴の中
に前記壁要素を挿入することを含み、この施工物がトン
ネルとして作用する実施態様1による方法。
【0059】9.隣接した壁要素が固定用手段により互
いに固定される実施態様1による方法。
【0060】10.前記固定用手段がはめ込み式の配列
を備える実施態様9による方法。
【0061】11.壁要素が、一緒に筒状の壁要素を形
成する実質的にU字形断面形状を有する2個の要素を備
える実施態様1による方法。
【0062】12.1個又は複数個の壁要素が開口を有
する実施態様1による方法。
【0063】13.前記先頭の壁要素が少なくもその一
方の側にくさび状の先頭の縁を備える実施態様1による
方法。
【0064】14.壁要素の一方の側が除去可能である
実施態様1による方法。
【0065】15.壁要素の少なくも一方の側の内面が
ポリマー物質で被覆される実施態様1による方法。
【0066】16.掘削が半径方向に力を加えるに適し
た圧力部材を備えた掘削装置により行われる実施態様1
によう方法。
【0067】17.前記掘削装置の前記圧力部材により
壁要素が穴の中に挿入されかつ移動させられる実施態様
15による方法。
【0068】18.穴の内壁と強化用の壁の外側との間
の空隙内に接触混和物が打設される先行実施態様のいず
れかによる方法。
【0069】19.実施態様1による方法に使用するた
めのプレハブ式の筒状壁要素。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法により施工された長方形の基礎要
素の部分的に切り取られた等角図である。
【図2】図1の基礎要素を施工する諸段階を示し、各図
は正面及び側面の断面図を示している。
【図3】図1の基礎要素を施工する諸段階を示し、各図
は正面及び側面の断面図を示している。
【図4】図1の基礎要素を施工する諸段階を示し、各図
は正面及び側面の断面図を示している。
【図5】図1の基礎要素を施工する諸段階を示し、各図
は正面及び側面の断面図を示している。
【図6】本発明の方法により施工された円筒状基礎要素
の部分的に切り取られた等角図である。
【図7】図6の基礎要素を施工する諸段階を示す。
【図8】図6の基礎要素を施工する諸段階を示す。
【図9】図6の基礎要素を施工する諸段階を示す。
【図10】図6の基礎要素を施工する諸段階を示す。
【図11】本発明の方法によるトンネルの施工の諸段階
を示す。
【図12】本発明の方法によるトンネルの施工の諸段階
を示す。
【図13】本発明の方法によるトンネルの施工の諸段階
を示す。
【図14】本発明の方法により施工された擁壁の部分的
に切り取られた等角図である。
【図15】本発明による基礎要素の2個の連続した円筒
状壁要素のはめ込み式の配列を示す等角図である。
【図16】本発明の方法により施工されたされた擁壁の
2個の隣接した壁要素を固定する1方法を示す上方から
見た断面図である。
【図17】本発明による長方形の先頭の壁要素の等角図
である。
【図18】図17の線X−Xに沿った断面図である。
【図19】除去可能な側壁を備えた壁要素の等角図であ
る。
【図20】2個のU字形の壁要素で形成された壁要素の
等角図である。
【図21】開口を備えた本発明による壁要素の等角図で
ある。
【図22】穴の内壁と強化用要素の外壁との間の空隙内
にコンクリート混和物を注入する方法を示す基礎要素の
部分的に切り取られた等角図である。
【符号の説明】
2 基礎要素 4 区分 6 掘削装置 10 表面クランプ板 16 壁要素 18 区分 20 補強用壁要素 36 オーガー 40 ケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダニエル・アブラモブ イスラエル・ハイフア32692・シルバース トリート29

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持壁を有する穴又はトンネルよりなる
    地下施工物の施工方法であって、 (a)穴又はトンネルの最初の区分を掘削し、 (b)前記最初の区分の少なくも一部分の壁が、支持壁
    の外部の形状及び寸法に相当した最終の形状及び寸法に
    されるように、これを形成し、 (c)前記区分内に少なくも先頭の支持壁要素を挿入
    し、 (d)穴の更なる区分を掘削し、 (e)前記穴の更なる区分の壁が、支持壁の外部の形状
    及び寸法に相当した最終の形状及び寸法にされるよう
    に、これを形成し、 (f)前記更なる区分内に前記少なくも第1の支持壁要
    素を移動させることを許しかつ前記最初の区分内に1個
    又は複数個の後続の支持壁要素を導入し、 (g)前記穴の全部を施工するまで段階(d)−(f)
    を繰り返す諸段階を含む方法。
  2. 【請求項2】 請求項1による方法に使用するためのプ
    レハブ式の筒状壁要素。
JP8101998A 1995-04-05 1996-04-02 掘削方法 Pending JPH08284581A (ja)

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IL113262 1995-04-05
IL11326295A IL113262A0 (en) 1995-04-05 1995-04-05 Construction of holes and tunnels having support walls

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JPH08284581A true JPH08284581A (ja) 1996-10-29

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ID=11067320

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EP0736665A3 (en) 1997-11-19
IL113262A0 (en) 1995-07-31
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