JPH08280118A - 電線保持機構 - Google Patents

電線保持機構

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JPH08280118A
JPH08280118A JP7078964A JP7896495A JPH08280118A JP H08280118 A JPH08280118 A JP H08280118A JP 7078964 A JP7078964 A JP 7078964A JP 7896495 A JP7896495 A JP 7896495A JP H08280118 A JPH08280118 A JP H08280118A
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tape winding
protector
ribs
groove
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Hisanori Sasaki
久典 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 凹溝の側壁が内側に倒れ込んでいる場合で
も、保持手段を容易に挿入できるようにすると共に、テ
ープ巻きの抜け止めを確実にする。 【構成】 保持手段であるプロテクタ10のテープ巻き
部14の両側面にテーパ18、19が設けれている。ま
た、テープ巻き部14の3面にリブ15、16、17が
設けられ、そのうち、少なくとも両側のリブ15、17
にテーパが設けられている。このプロテクタ10によれ
ば、電気接続箱50の凹溝51の両側壁60、61が内
側に倒れ込んでいたとしても、リブ15、17のテーパ
20、21によって、両側壁60、61が押し広げられ
るので、容易に挿入することができる。また、テープ巻
き部13の3面にリブ15、16、17が設けられてい
るので、テープ巻き66の抜け止めが確実に行なわれ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車などの電気接続
箱にワイヤハーネスを固定するための電線保持機構に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の電装品の電気接続箱、例えばリ
レーボックス等には多数のワイヤハーネスが配線されて
おり、このワイヤハーネスが電気接続箱内のコネクタに
集中して接続されている。ワイヤハーネスは、自動車が
受ける振動により、電気接続箱の内壁に衝突して耳障り
な異音を発したり、リレーやヒューズなどに絡まり断線
の原因とならぬよう、電線保持機構によって電気接続箱
に固定されている。
【0003】図4は、電気接続箱50に適用された従来
の電線保持機構の一例を示す。同図において、電気接続
箱50は略直方体の中空体であり、上面が開口してい
る。開口部には、アッパーカバー(図示せず)が取付け
られる。電気接続箱50の側面には、凹溝51が設けら
れている。凹溝51の両側には、ガイド溝52が設けら
れている。一方、ワイヤハーネス53には、上下のテー
プ巻き65、66によって保持手段であるプロテクタ5
4が取付けられ、このプロテクタ54が電気接続箱50
の凹溝51に挿入される。このときには、プロテクタ5
4の両側に設けられたガイド部55が、ガイド溝52に
挿入されて係止される。これによって、ワイヤハーネス
53が電気接続箱50に固定される。
【0004】プロテクタ54は、図5に示すように一面
が開放された枠体56の両側に、上述のガイド部55が
設けられている。また、枠体56の上下端部には、プロ
テクタ54をワイヤハーネス53に取付けるためのテー
プ巻き部57、58が設けられている。下側のテープ巻
き部58の下端部には、テープ巻き66の抜け止め用の
リブ59が設けられている。そして、ワイヤハーネス5
3の取付け時には、図6に示すようにプロテクタ54の
枠体56内にワイヤハーネス53が挿入され、枠体56
が電気接続箱50の凹溝51に挿入される。このとき、
プロテクタ54のガイド部55も、電気接続箱50のガ
イド溝52に挿入され、これによって、プロテクタ54
のガタ付きが防止される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電気接続箱
50は、樹脂で成形されているのが一般的であり、図7
に示すように、成形時に凹溝51の側壁60、61が内
側に倒れこむという特性がある。この場合には、プロテ
クタ54の枠体56を凹溝51内に挿入するのが困難に
なる。また、何らかの方法で狭くなった凹溝51内にプ
ロテクタ54を挿入できたとしても、枠体56の両側面
62、63が凹溝51の側壁60、61に当接するの
で、凹溝51の開口面に配置される枠体56の正面64
にだけしかリブ59を設けることができない。したがっ
て、テープ巻き66の抜け止めが不十分となることがあ
る。
【0006】そこで、本発明の目的は上記課題を解消す
ることにあり、凹溝の側壁が内側に倒れ込んでいてもワ
イヤハーネスの保持手段を容易に挿入することができ、
また、保持手段のリブを少なくとも2面に設けてテープ
巻きの抜け止めを確実に行なうことが可能な電線保持機
構を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、電
気接続箱にワイヤハーネスを固定するための電線保持機
構において、前記電気接続箱に凹溝が設けられ、前記ワ
イヤハーネスに取付けられた保持手段が前記凹溝に挿入
され、前記保持手段に前記ワイヤハーネスをテープ巻き
するためのテープ巻き部が設けられ、前記テープ巻き部
の下端部にテープ巻きの抜け止め用のリブが設けられ、
前記リブのうち少なくとも2面にテーパが設けられたこ
とを特徴とする電線保持機構により達成される。
【0008】また、本発明の上記目的は、上記構成にお
いて、前記テープ巻き部が前記リブに向かって径を小さ
くするテーパを有する構造、前記プロテクタの装着方向
に対して直交する方向に張出して形成されたガイド部の
先端が、該ガイド部が挿入されるガイド溝への挿入の誘
い込みを可能とするテーパ構造によっても達成すること
ができる。
【0009】
【作用】本発明の電線保持機構においては、保持手段の
テープ巻き部及びリブに設けられたテーパから、電気接
続箱の凹溝に挿入されるので、電気接続箱の成形時に凹
溝の側壁が内側に倒れ込んだ場合でも、凹溝の側壁をテ
ーパで広げながら保持手段を容易に挿入することが可能
になる。また、テープ巻きの抜け止め用のリブにもテー
パが設けられているので、保持手段の周囲の面のうち凹
溝の側壁に対向する面にリブを設けた場合でも、このリ
ブのテーパによって凹溝の側壁が広げられる。したがっ
て、本発明では、保持手段の少なくとも2面にリブが設
けられ、これによって、テープ巻きの抜け止めが確実に
行なわれる。
【0010】
【実施例】次に、本発明に係わる電線保持機構の実施例
について、図1乃至図3を参照して詳細に説明する。図
1は本発明による電線保持機構を適用した電気接続箱の
斜視図、図2はワイヤハーネスに保持手段を取付けた状
態を示す斜視図、図3は保持手段の形状を示す正面図で
ある。なお、上述の電線保持装置と同一の部分には、同
一の符号を付けた。
【0011】図1に示すように、本発明による電線保持
機構を適用した電気接続箱50は、従来例と同様に略直
方体の中空体であり、上面が開口している。開口部に
は、アッパーカバー(図示せず)が取付けられる。電気
接続箱50の側面には、凹溝51が設けられている。凹
溝51の両側には、ガイド溝52が設けられている。一
方、ワイヤハーネス53には、上下のテープ巻き65、
66によって保持手段であるプロテクタ10が取付けら
れ、このプロテクタ10が電気接続箱50の凹溝51に
挿入される。このときには、プロテクタ10の両側に設
けられたガイド部11が、ガイド溝52に挿入されて係
止される。これによって、ワイヤハーネス53が電気接
続箱50に固定される。
【0012】本発明のプロテクタ10は、図2に示すよ
うに一面が開放された枠体12の両側に、上述のガイド
部11が設けられている。ガイド部11は、枠体12の
長手方向に沿って平板状に形成されている。また、枠体
12の上下端部には、プロテクタ10をワイヤハーネス
53に取付けるためのテープ巻き部13、14が設けら
れている。枠体12内にワイヤハーネス53を挿入した
後、ワイヤハーネス53とテープ巻き部13、14にテ
ープ巻き65、66を施すことにより、プロテクタ10
がワイヤハーネス53に取付けられる。本実施例におい
ては、プロテクタ10の装着方向に対して直交する方向
に張出して形成された前記ガイド部11の先端11aが
テーパ構造となっている。すなわち、ガイド部11がガ
イド溝52へ挿入されるときにおいて、先端11aの適
宜傾斜したテーパによりガイド部11の挿入を容易にす
ることができる。なお、この先端11aのテーパ構造は
ガイド部張出方向(図中の左右方向)並びに厚み方向の
両方であることが最も望ましい。
【0013】このプロテクタ10には、下側のテープ巻
き部14の下端部の全面、本例では3面にリブ15、1
6、17が設けられている。そして、テープ巻き部14
には、電気接続箱50の凹溝51の両側壁60、61
(図1)と対向する両側面にテーパ18、19が設けら
れている。更に、凹溝51の両側壁60、61と対向す
る両側のリブ15、17にも、テーパ20、21が設け
られている。また、凹部51の形状によっては、前面側
のリブ16にも必要に応じてテーパ22を設けることが
できる。
【0014】このプロテクタ10においては、電気接続
箱50の凹溝51内に挿入する場合は、図3に示すよう
に凹溝51の上面の開口からリブ15、16、17の先
端を差込んで全体を押し下げる。このとき、凹溝51の
両側壁60、61が内側に倒れ込んで、凹溝51の幅が
狭くなっていたとしても、リブ15、17のテーパ2
0、21及びテープ巻き部14のテーパ18、19によ
って、凹溝51の両側壁60、61が押し広げられるの
で、プロテクタ10を容易に挿入することができる。
【0015】また、このプロテクタ10は、凹溝51の
側壁60、61に対向するリブ15、17にも、テーパ
20、21が設けられているので、正面のリブ16に加
えて、従来はリブを設けることができなかった面、すな
わち、凹溝51の側壁60、61に対向するテープ巻き
部14の2側面にも、リブ15、17を設けることがで
きる。これによって、テープ巻き部14の合計3面にリ
ブ15、16、17が設けられているので、テープ巻き
66の抜け止めを確実に行なうことができる。また、こ
の場合にはテープ巻き66の下端縁がリブ15、16、
17によって保護されるので、凹溝51内に挿入すると
きテープ巻き66に傷が付いたり、切断されたりするこ
とがなくなる。なお、リブはプロテクタの少なくとも2
面に設けることが好ましい。さらに、テープ巻き部14
がリブ15、16、17に向かって径を小さくするテー
パ18、19を有していることによっても、このテープ
巻き部14に巻かれたテープ巻き66を内側に逃がすこ
とができ、テープ保護機能を一層高めることができる。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は、保持手段
のテープ巻き部及びリブに設けられたテーパから、電気
接続箱の凹溝に挿入されるので、電気接続箱の成形時に
凹溝の側壁が内側に倒れ込んだ場合でも、凹溝の側壁を
テーパで広げながら保持手段を容易に挿入することが可
能になるだけでなく、テープ巻きの抜け止め用のリブに
もテーパが設けられているので、保持手段の周囲の面の
うち凹溝の側壁に対向する面にリブを設けた場合でも、
このリブのテーパによって凹溝の側壁が広げられる。し
たがって、本発明によれば、保持手段の少なくとも2面
にリブが設けられ、これによって、テープ巻きの抜け止
めが確実に行なわれる。また、本発明において、プロテ
クタのガイド部の先端がテーパ構造となっている場合に
は、ガイド部のガイド溝への挿入も容易にすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる電線保持機構を適用した電気接
続箱の斜視図である。
【図2】ワイヤハーネスに保持手段を取付けた状態を示
す斜視図である。
【図3】電気接続箱の凹溝に保持手段を挿入する方法を
示す正面図である。
【図4】従来例に係わる電線保持機構を適用した電気接
続箱の斜視図である。
【図5】従来例の保持手段を示す斜視図である。
【図6】従来例の保持手段を凹溝に挿入した状態を示す
断面図である。
【図7】凹溝の側壁が内側に倒れ込んだ状態を示す断面
図である。
【符号の説明】
10 プロテクタ 12 枠体 14 テープ巻き部 15、16、17 リブ 18、19、20、21、22テーパ 50 電気接続箱 51 凹溝 53 ワイヤハーネス 66 テープ巻き

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気接続箱にワイヤハーネスを固定する
    ための電線保持機構において、 前記電気接続箱に凹溝が設けられ、 前記ワイヤハーネスに取付けられた保持手段が前記凹溝
    に挿入され、 前記保持手段に前記ワイヤハーネスをテープ巻きするた
    めのテープ巻き部が設けられ、 前記テープ巻き部の下端部にテープ巻きの抜け止め用の
    リブが設けられ、 前記リブのうち少なくとも2面にテーパが設けられたこ
    とを特徴とする電線保持機構。
  2. 【請求項2】 前記テープ巻き部が前記リブに向かって
    径を小さくするテーパを有することを特徴とする請求項
    1記載の電線保持機構。
  3. 【請求項3】 前記プロテクタの装着方向に対して直交
    する方向に張出して形成されたガイド部の先端が、該ガ
    イド部が挿入されるガイド溝への挿入の誘い込みを可能
    とするテーパ構造を備えたことを特徴とする請求項1記
    載の電線保持機構。
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