JP2003304621A - ハーネス固定構造 - Google Patents

ハーネス固定構造

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JP2003304621A
JP2003304621A JP2002103972A JP2002103972A JP2003304621A JP 2003304621 A JP2003304621 A JP 2003304621A JP 2002103972 A JP2002103972 A JP 2002103972A JP 2002103972 A JP2002103972 A JP 2002103972A JP 2003304621 A JP2003304621 A JP 2003304621A
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JP
Japan
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harness
wire harness
accommodating chamber
fixing structure
wire
Prior art date
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Pending
Application number
JP2002103972A
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English (en)
Inventor
Satoshi Shionoya
智 塩野谷
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤハーネスのハーネス収容室への収容作
業を容易に行うことができると共に、ワイヤハーネスの
ガタ付きによる異音の発生を確実に防止することができ
るハーネス固定構造を提供する。 【解決手段】 長尺のプロテクタ10内にハーネス収容
室13が設けられ、ハーネス収容室13は長手方向に沿
って設けられた開口部14によって開口され、この開口
部14より多数の電線が収束されたワイヤハーネスWH
がハーネス収容室13内に挿入されるハーネス固定構造
であって、プロテクタ10の底壁11にハーネス収容室
13のほぼ中央に配置される起立リブ15が立設され、
この起立リブ15にワイヤハーネスWH内の電線間を貫
通させた状態でワイヤハーネスWHが収容されるように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂製で断面
コ字状のプロテクタ内に収容されたワイヤハーネスを固
定するハーネス固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来のハーネス固定構造を適用
した配線用ダクトとして、図4及び図5に示す実開平6
−29326号公報に開示されたものがある。
【0003】図4に示す配線用ダクト1Aは断面コ字状
で一方向に長い長尺形状であり、その底壁2とこの両端
側より立設された左右の側壁3,3とを有し、これらに
囲まれて内部にハーネス収容室4が形成されている。こ
のハーネス収容室4の上面側は長手方向に沿って開口部
5となっている。また、左右の両側壁3,3には開口部
5の中央に向かって突出する押さえロッド6,6が相対
向するようにそれぞれ設けられている。
【0004】上記構成において、配線用ダクト1A内へ
の図示しないワイヤハーネスの収容は、作業者が両側の
押さえロッド6,6を押し開き、この両側の押さえロッ
ド6,6を押し開いた開口部5よりワイヤハーネスをハ
ーネス収容室4内に挿入する。このワイヤハーネスの挿
入が完了すると、両側の押さえロッド6,6の強制折曲
を解除し、これにより両側の押さえロッド6,6が弾性
復帰変形により元の位置に戻る。
【0005】ハーネス収容室4に収容されたワイヤハー
ネスは、両側の押さえロッド6,6の干渉により開口部
5より外部に出ることが阻止され、それ以降の配索作業
をスムーズに行うことができる等の効果がある。
【0006】図5に示す配線用ダクト1Bは、前記配線
用ダクト1Aと比較して両側の押さえロッド6,6が両
側の平板状の押さえ板7,7に変更されたものである。
この配線用ダクト1Bにおいても前記と同様の作業によ
りワイヤハーネスをハーネス収容室4に収容することが
でき、また、ワイヤハーネスの外部への飛び出しを両側
の押さえ板7,7によって阻止することができるように
なっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のハーネス固定構造では、ワイヤハーネスの収容作業
は、作業者が両側の押さえロッド6,6や押さえ板7,
7を押し開き、この押し開いた状態でワイヤハーネスを
挿入する必要があるため、収容作業が煩雑であった。
【0008】また、ハーネス収容室4に収容されたワイ
ヤハーネスは、外部への飛び出しが両側の押さえロッド
6,6や押さえ板7,7によって規制されるが、ハーネ
ス収容室4内では移動可能であってガタ付くため、ワイ
ヤハーネスが両側壁3,3や底壁2に衝突して異音が発
生した。
【0009】そこで、本発明は、前記した課題を解決す
べくなされたものであり、ワイヤハーネスのハーネス収
容室への収容作業を容易に行うことができると共に、ワ
イヤハーネスのガタ付きによる異音の発生を確実に防止
することができるハーネス固定構造を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、長尺
のプロテクタ内にハーネス収容室が設けられ、このハー
ネス収容室は長手方向に沿って設けられた開口部によっ
て開口され、この開口部より多数の電線が収束されたワ
イヤハーネスが前記ハーネス収容室内に挿入されるハー
ネス固定構造であって、前記プロテクタの底壁にハーネ
ス収容室のほぼ中央に配置される起立リブが立設され、
この起立リブに前記ワイヤハーネス内の前記電線間を貫
通させた状態で前記ワイヤハーネスが収容されるように
したことを特徴とする。
【0011】このハーネス固定構造では、ワイヤハーネ
スを開口部よりハーネス収容室に挿入する際に、ワイヤ
ハーネスの多数の電線で起立リブを押圧するように挿入
し、このように挿入すると、起立リブが電線の間を貫通
するように進入し、これによってワイヤハーネスがハー
ネス収容室内に挿入される。また、ワイヤハーネスが完
全にハーネス収容室に挿入されると、起立リブがワイヤ
ハーネス内を貫通した状態となり、ワイヤハーネスが起
立リブに固定される。
【0012】請求項2の発明は、請求項1記載のハーネ
ス固定構造であって、前記立設リブは、先端が球面形状
で、且つ、側面が円筒面形状であることを特徴とする。
【0013】このハーネス固定構造では、請求項1の発
明の作用に加え、起立リブがワイヤハーネスに対して球
面で接触し、当たりが柔らかい。
【0014】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
記載のハーネス固定構造であって、前記立設リブは、絶
縁体であることを特徴とする。
【0015】このハーネス固定構造では、請求項1又は
請求項2の発明の作用に加え、仮にワイヤハーネス内の
電線の絶縁外皮が損傷した場合にあっても、起立リブを
介した短絡事故が防止される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0017】図1〜図3は本発明の一実施形態を示し、
図1は本発明のハーネス固定構造を適用したプロテクタ
の斜視図、図2は同プロテクタの平面図、図3は同プロ
テクタの側面図である。
【0018】図1〜図3に示すように、プロテクタ10
は合成樹脂により断面コ字状で一方向に長い長尺形状に
形成してあり、その底壁11とこの両端側より立設され
た左右の側壁12,12とを有している。これら底壁1
1と両側壁12,12とで囲まれた内部にハーネス収容
室13が形成されている。このハーネス収容室13の上
面側は長手方向に沿って開口部14とされている。
【0019】底壁11にはハーネス収容室13のほぼ中
央に配置される起立リブ15が一体突出形成されてお
り、この起立リブ15はプロテクタ10の長手方向の適
所に配置されている(図面には1ヶ所のみ記載)。ま
た、起立リブ15は、先端が球面形状で、且つ、側面が
円筒面形状を有している。さらに、起立リブ15は、底
壁11及び両側の側壁12,12と共に絶縁材の合成樹
脂材の射出成形により一体に成形されている。
【0020】一方、ワイヤハーネスWHは、多数の電線
が集合され、長手方向の適所で粘着テープ16等が巻か
れることによって収束されている。
【0021】上記構成において、合成樹脂製のプロテク
タ10内へのワイヤハーネスWHの収容は、ワイヤハー
ネスWHを開口部14よりハーネス収容室13に挿入す
ることにより行われる。その際に、起立リブ15に対応
するワイヤハーネスWHの箇所は、外周に粘着テープ1
6等が巻かれていない箇所とし、この箇所の多数の電線
で起立リブ15を押圧するようにワイヤハーネスWHを
挿入すると、起立リブ15が電線の間を貫通するように
進入する。このように起立リブ15が電線間に進入する
と、起立リブ15の箇所でワイヤハーネスWHが起立リ
ブ15を境として2つの分割ハーネス部WHa,WHb
にその部分だけ分岐される。このようにワイヤハーネス
WHが分岐されると、起立リブ15が挿入ガイドになっ
てワイヤハーネスWHがハーネス収容室13内に挿入さ
れる。
【0022】また、ワイヤハーネスWHが完全にハーネ
ス収容室13に挿入されると、起立リブ15がワイヤハ
ーネスWH内を貫通した状態となり、ワイヤハーネスW
Hが起立リブ15に固定される。つまり、起立リブ15
はワイヤハーネスWHの挿入時には挿入ガイドとして機
能し、ワイヤハーネスWHの挿入完了後にはワイヤハー
ネスWHの固定手段として機能する。以上より、ワイヤ
ハーネスWHのハーネス収容室13への収容作業が容易
であると共に、ワイヤハーネスWHのガタ付きによる異
音の発生が確実に防止される。
【0023】起立リブ15は、上述したように、ワイヤ
ハーネスWHの挿入ガイドと、ワイヤハーネスWHの固
定手段とを兼用するため、プロテクタ10の構成をシン
プルにすることができる。
【0024】また、立設リブ15は、先端が球面形状
で、且つ、側面が円筒面形状であるので、起立リブ15
がワイヤハーネスWHに対し球面で接触し、当たりが柔
らかいため、ワイヤハーネスWHのスムーズな挿入が可
能であり、さらに、ワイヤハーネスWHへのダメージが
小さくワイヤハーネスWHの損傷を確実に防止すること
ができる。
【0025】また、立設リブ15は絶縁体であるので、
仮にワイヤハーネスWH内の電線の絶縁外皮が損傷した
場合にあっても、起立リブ15を介した短絡事故を確実
に防止することができる。
【0026】さらに、プロテクタ10は、樹脂成形に際
して上下方向に相対移動させる型枠のみで成形されるた
め、型のスライド抜きが不要となり、その分成形が容易
となると共に、低コスト安になる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、起立リブにおりワイヤハーネス内の電線間を貫
通させた状態でワイヤハーネスが収容されるようにした
ので、ワイヤハーネスを開口部よりハーネス収容室に挿
入する際には、ワイヤハーネスの多数の電線で起立リブ
を押圧するように挿入し、このように挿入すると、起立
リブが電線の間を貫通するように進入し、これによって
ワイヤハーネスがハーネス収容室内に挿入される。ま
た、ワイヤハーネスが完全にハーネス収容室に挿入され
ると、起立リブがワイヤハーネス内を貫通した状態とな
り、ワイヤハーネスが起立リブに固定される。従って、
ワイヤハーネスのハーネス収容室への収容作業を容易に
行うことができると共に、ワイヤハーネスのガタ付きに
よる異音の発生を確実に防止することができる。さら
に、起立リブはワイヤハーネスの挿入ガイドとワイヤハ
ーネスの固定手段とを兼用するため、プロテクタの構成
をシンプルにすることができる。
【0028】請求項2の発明によれば、起立リブがワイ
ヤハーネスに対して球面で接触し、当たりが柔らかいた
め、ワイヤハーネスのスムーズな挿入が可能となり、ま
た、ワイヤハーネスへのダメージが小さくワイヤハーネ
スの損傷を確実に防止することができる。
【0029】請求項3の発明によれば、起立リブを絶縁
体で構成したので、仮にワイヤハーネス内の電線の絶縁
外皮が損傷した場合にあっても、起立リブを介した短絡
事故を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示し、本発明のハーネス
固定構造を適用したプロテクタの斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態を示し、プロテクタの平面
図である。
【図3】本発明の一実施形態を示し、プロテクタの側面
図である。
【図4】従来例のハーネス固定構造を適用した配線用ダ
クトの斜視図である。
【図5】他の従来例のハーネス固定構造を適用した配線
用ダクトの斜視図である。
【符号の説明】
10 プロテクタ 11 底壁 13 ハーネス収容室 14 開口部 15 起立リブ WH ワイヤハーネス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺のプロテクタ内にハーネス収容室が
    設けられ、このハーネス収容室は長手方向に沿って設け
    られた開口部によって開口され、この開口部より多数の
    電線が収束されたワイヤハーネスが前記ハーネス収容室
    内に挿入されるハーネス固定構造であって、 前記プロテクタの底壁にハーネス収容室のほぼ中央に配
    置される起立リブが立設され、この起立リブに前記ワイ
    ヤハーネス内の前記電線間を貫通させた状態で前記ワイ
    ヤハーネスが収容されるようにしたことを特徴とするハ
    ーネス固定構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のハーネス固定構造であっ
    て、 前記立設リブは、先端が球面形状で、且つ、側面が円筒
    面形状であることを特徴とするハーネス固定構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のハーネス固
    定構造であって、 前記立設リブは、絶縁体であることを特徴とするハーネ
    ス固定構造。
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Cited By (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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