JPH082799A - シート後処理装置 - Google Patents

シート後処理装置

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JPH082799A
JPH082799A JP6138885A JP13888594A JPH082799A JP H082799 A JPH082799 A JP H082799A JP 6138885 A JP6138885 A JP 6138885A JP 13888594 A JP13888594 A JP 13888594A JP H082799 A JPH082799 A JP H082799A
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JP
Japan
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sheet
discharge
stacker
belt
discharge belt
Prior art date
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Application number
JP6138885A
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English (en)
Inventor
Minoru Kawano
実 川野
Hirohiko Okabe
宏彦 岡部
Masaaki Sekiguchi
政明 関口
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像記録済のシートを効率良く各部数毎に丁
合、綴じ合わせをして高速で排出し、特にシートを中間
スタッカに収容するときに生じる排出ベルト上の摩擦帯
電を除去し、シートを中間スタッカの所定の停止位置に
搬送停止させるシート束を正しく揃えることにより、紙
揃えされたシート束にステープル等の後処理を正確に行
うことを目的とする。 【構成】 画像形成装置から搬出されたシートPを積載
して一時収納するスタッカ426と、スタッカ426上に積載
されたシート束Pを整合して綴じ合わせる綴じ手段ST
1と、綴じ合わせられたシート束Pを搬送する回動可能
な排出ベルト425と、搬出ベルト425により搬送されたシ
ート束Pを挟持して排出する排紙手段460と、排紙手段4
60から排出されたシート束Pを収容する排紙トレイT1
と、排出ベルト425のシート搬送面を摺接する除電ブラ
シ429とから構成したシート後処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置により画
像を記録された記録紙(シート)を、ステープラにより
自動的に綴じ合わせて排出するシート後処理装置に関
し、特に高速処理の画像形成装置に対応出来るシート後
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置より排紙される画像記録済
の複数枚のシートを、コピー部数ごとに丁合してステー
プラにより綴じ合わせる装置としてフィニッシャと呼ば
れるシート後処理装置が利用される。
【0003】このフィニッシャは画像形成装置本体と機
能が接続されていて、コピープロセスのシーケンス作動
に対応して駆動されるようになっている。
【0004】従ってコピープロセスを高速で処理するこ
との可能な画像形成装置に対しては、そのスピードに追
従して機能を果すことの出来る高速処理の可能なフィニ
ッシャが必要とされる。
【0005】このような高速処理の可能なフィニッシャ
に関しては、すでに特開昭60-142359号、同60-158463
号、同62-239169号さらに特開昭62-288002号、同63-267
667号、特開平2-276691号、特公平5-41991号の各公報に
よる提案が開示されている。
【0006】前記シート後処理装置においては、画像形
成装置本体から搬出された画像記録済みのシートは、中
間スタッカ内に整合されながら順次積載されて一セット
分のシート束が収納後に、ステープラ等のシート後処理
が行われ、綴じ合わせられたシート束は、前記中間スタ
ッカの底部に設けられた排出ベルトによって排紙ローラ
を経て排紙トレイに排出される。
【0007】前記中間スタッカ内に第1枚目のシートを
収納する際に、該シートは中間スタッカ内の排出ベルト
の搬出面上を摺接滑走する。この際に排出ベルトとシー
トとの間に摩擦帯電による静電気が発生し排出ベルトに
貯留され、シートの進行が妨げられてシートが所定位置
に停止しなくなる。中間スタッカが傾斜配置されたシー
ト後処理装置では第1枚目のシートが中間スタッカに収
納される際に、排出ベルト上にシートとの摩擦帯電によ
り静電気が発生して、シートが所定のストッパ位置まで
滑り落ちず途中で停止してしまう。後続のシートは先行
するシートの面上を滑走して中間スタッカ内に収納され
る。
【0008】このようにして、中間スタッカ内に収納さ
れるシート束は、不揃いとなるから、そのまま次工程の
ステープル綴じ合わせが行われると、不揃いのシート綴
じ合わせが行われてしまう。特に、高速処理を行う画像
形成装置から搬出されシートを受容して後処理するシー
ト後処理装置においては、上述の摩擦帯電によるシート
不揃いが大きい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の問題点を解決して改良した結果、毎分90枚程度の高速
プリントの画像形成装置にも充分対応可能な多数枚のシ
ートを揃えてステープルなどの後処理をして、シート束
を円滑に排出出来るシート後処理装置(フィニッシャ)
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、画像形成装
置から搬出されたシートを積載して一時収納するスタッ
カと、前記スタッカ上に積載されたシート束を整合して
綴じ合わせる綴じ手段と、前記綴じ合わせられたシート
束を搬送する回動可能な排出ベルトと、該搬出ベルトに
より搬送されたシート束を挟持して排出する排紙手段
と、該排紙手段から排出されたシート束を収容する排紙
トレイと、前記排出ベルトのシート搬送面を摺接する除
電ブラシとから構成したことを特徴とするシート後処理
装置によって達成される。
【0011】
【実施例】次に、この発明のシート後処理装置の実施例
を添付図面に基づいて説明する。
【0012】図1はシート後処理装置を備えた複写機の
全体構成図であり、100は複写機本体、200は給紙ユニッ
ト(PFU装置)、300は循環式の自動原稿搬送装置
(RDH装置)、400はシート後処理装置(フィニッシ
ャ、以下FNS装置とも称す)である。
【0013】複写機本体100は、走査露光部110、画像形
成部120、給紙部130、搬送部140、定着部150、排紙切換
部160、複数の給紙カセット170および両面記録用シート
再給紙装置(ADU装置)180から構成されている。
【0014】図中一点鎖線はシートPの搬送経路を示
す。複写機本体100下部の給紙カセット170、または給紙
ユニット(PFU装置)200に収容されたシートPが、
画像形成部120により画像形成されたのち、搬送部140
と、定着部150、排紙切換部160を経てFNS装置400に
収容されるメインルートと、前記排紙切換部160から分
岐されたシートPがADU装置180に一旦ストックされ
たのち、再給送されて複写機本体100の給紙部130に至る
循環ルートとから成る。
【0015】RDH装置300の原稿載置台上に積載され
た原稿Dは、複写機本体100の操作パネル上のコピー釦
の操作により、給紙が開始され、給紙部301を経て搬送
ベルト302によりプラテンガラス111上に搬送され露光位
置に設置される。
【0016】該原稿Dは前記操作露光部110の作動によ
り原稿画像の露光走査を受けて読み取りが行われ、読取
終了後に搬送ベルト302が再び回動して給送され、反転
排紙路303を経由して原稿載置台上の原稿束の最下層に
収納される。
【0017】なお、以上原稿Dの循環給紙について述べ
たが、前記RDH装置300は自動原稿給紙装置(AD
F)の機能も備えていて、その場合画像の読み取りを終
えた原稿Dは直進し、排紙ローラを介して排紙トレイ30
4上に排出、積層される。
【0018】露光走査により得られた原稿Dの複写画像
は、複写機本体100の画像処理プロセスを経て給紙カセ
ット170もしくはPFU装置200より給紙されるシートP
に記録される。
【0019】画像を記録したシートPは、前記のADU
装置180に一旦給送されて表裏反転し、画像面を下向に
した姿勢で排紙切換部160より排紙され、本発明のFN
S装置400に給紙される。
【0020】図2は前記FNS装置400の構成を示す断
面図である。該FNS装置400はシートPの受け入れロ
ーラ401が複写機本体100の排紙口と合致するよう位置と
高さを調節して設置され、複写機本体100の作動に対応
して駆動されるよう制御系に接続される。
【0021】前記受け入れローラ401の後方に接続する
シートPの搬送路は上段のオフセット搬送路410(第1
搬送路)と中段の第2の搬送路420および下段の第3搬
送路430の3系統に分岐されていて、切替ゲートG1お
よびG2の占める角度の選択によりシートPが何れかの
搬送路に給送されるようになっている。U1は上記第1
搬送路を構成する第1ユニット、U2は第2搬送路を構
成する第2ユニット、U3は第3搬送路を構成する第3
ユニットである。
【0022】前記の第2搬送路420および第3搬送路430
は、搬送下流側の各端部に案内ベルト422および432を備
え、シートP後端をステープラ部に送り込む。また各案
内ベルト422および432に対向する位置には、それぞれ排
出爪424および434を突設した排出ベルト(タイミングベ
ルト)425,435と、これ等の各排出ベルト425,435を挟
む位置に第1スタッカ426および第2スタッカ436がそれ
ぞれ所定の傾斜角をもって設置されている。上記案内ベ
ルト422,432を巻回する各3個のローラのうち、最下方
のローラを羽根車428,438にすることにより、シートP
がスイッチバックするとき該羽根車428,438の摺接作用
によりストッパ423,433に確実に当接するようにしても
よい。
【0023】さらに、前記の第1スタッカ426および第
2スタッカ436の各下端部に対向する位置には第1ステ
ープラST1および第2ステープラST2が配置されて
いる。
【0024】前記第1のスタッカ426のシート搬送下流
側で、FNS装置400のシート排紙部近傍には、上下一
対の排紙ローラから成る第1の排紙手段460が設けてあ
る。同様にして第2のスタッカ436の下流側には第2の
排紙手段470が設けてある。
【0025】さらに、FNS装置400の右側部には、排
紙トレイ昇降手段480が配置されている。該排紙トレイ
昇降手段480には、複数のガイドローラ481に係合して上
下動する前後に一対の支持部材482が設けられていて、
該支持部材482に第1排紙トレイT1と第2排紙トレイ
T2がそれぞれ挟持されて別々に上下動する。
【0026】前記一対の支持部材482は個別の専用モー
タM1,M2とプーリ483の間に張架した昇降ワイヤ484
に固定されていて、モータM1,M2の回転により前記
の第1排紙トレイT1および第2排紙トレイT2が個別
に上下方向に平行移動されるようになっている。
【0027】複写機本体100の内蔵する制御回路は図3
に示すような基本回路から構成されていて、コピー操作
の開始に先立ち、排紙モード(ステープルモード又はノ
ンソートモード)が選択され、原稿枚数とコピー部数の
設定が行われる。
【0028】綴じ合わせ不要のノンソートモードに設定
されたときには、切替えゲートG1,G2は初期状態に
保持されて、シートPは直進して、受入れローラ401、
中間ローラ402、搬送ベルト403、搬送ローラ404により
成る第1搬送路(オフセット搬送路)410を経て機外に
排出され上段の第1排出トレイT1上に載置収納され
る。
【0029】また排紙モードにオフセットモードが選択
された場合には、前記の切替ゲートG1とG2が初期状
態に保持されて、シートPは上向き給送されて第1の搬
送路410に給紙されて搬送ベルト403および排出ローラ40
4を介して第1排出トレイT1の上に排出される。
【0030】駆動ローラと従動ローラとから成る一対の
前記排出ローラ404は図面に対し垂直方向に往復動の出
来るオフセット駆動部を備えていて、排出されるシート
Pの後端通過検知後にシフト駆動してシートPを部数別
に排紙に対し左右方向にジグザグ状に積み重ねて容易に
仕分け出来るように構成されている。
【0031】排紙モードに綴じ合わせモードが選択され
た場合、前記の切替ゲートG2は回動し、受入れローラ
401によって給送されるシートPは直進して第2の搬送
路420に給紙され、第2ユニットU2内の案内ベルト422
を介して一旦前記第1スタッカ426の上に押し上げ載置
されるが、この際シートPの後端部は案内ベルト422の
回転とシートPの自重とにより第1のスタッカ426上を
滑落し、前記第1ステープラST1の綴じ込み部(シー
ト受け渡し部440のストッパ441)へと誘導される。
【0032】原稿Dの枚数に該当する1部目のシートP
の最終紙がセンサS1で検知された後、前記の切替ゲー
トG1が回動して、2部目のシートPは下向きに給送さ
れて第3の搬送路430に給紙され、前述同様案内ベルト4
32の作用により第2スタッカ436の上に押し上げ載置を
開始される。なお、第3ユニットU3の受け渡し部450
は第2ユニットU2のシート受け渡し部440と同一構造
をなす。
【0033】一方では2部目のシートPの給紙の間に、
積層を終了した前記の1部目のシートPは第1ステープ
ラST1の作動により綴じ合わせが行われ、そのあと受
け渡しレバー442の押し戻し動作により第1スタッカ426
の上を重力に抗して所定の位置まで押し上げ保持され
る。
【0034】図4はシート排出部の断面図である。図5
(A)はシート排出部の平面図、図5(B)はA−A断
面図を示す。
【0035】前記シート受け渡し部440の受け渡しレバ
ー442は、綴じ合わせをしたシート束の排出時にのみ往
復作動する。
【0036】前記の第1排出ベルト425がモータM3の
駆動により歯車Z1,Z2、タイミングベルトTB1を
介して、矢示方向に回動を始め、排出爪424によりシー
トPの後端面を押上げて1周して停止する間に綴じ合わ
せをした1部目のシートPを前記の第1排紙トレイT1
の上に排出する。
【0037】またこの間に2部目のシートPの積層が終
了して前記の切替ゲートG2を再び復帰させると共に、
第2ステープラST2の作動により2部目のシートPの
綴じ合わせが行われ、前述同様ストッパ433の突出と第
2排出ベルト435の回動により綴じ合わせをした2部目
のシートPが前記の第2排紙トレイT2の上に排出され
る。
【0038】このように本発明のFNS装置400によれ
ば、画像を記録した複数部のシートPを時間差を特に置
くことなく2ケ所で並行して丁合し、綴じ合わせするこ
とが出来るのでシートPの後処理が迅速に行われること
となる。
【0039】シートPの排出量に応じ前記モータM3が
作動して処理枚数に応じただけ前記の第1および第2の
各排紙トレイT1およびT2を下降させてシートPの排
出を可能とする。
【0040】なお前記の第1および第2のステープラS
T1およびST2は共に第1および第2のスタッカ426
および436のそれぞれ図面手前側に設けることにより、
シートPを縦長置きにして排出した時に左上1ケ所をス
テープルにより綴じ合わせることが出来るが、図面の奥
側にもステープラを追設すれば2ケ所のステープルによ
る綴じ合わせも可能であり、さらにシートPを横長置き
にして排出した場合に左上1ケ所をステープルにより綴
じ合わせることも出来る。
【0041】スタッカ426および436上に排出されるシー
トPの位置は、スタッカ426の一体とする基準面(立上
り面)426Aと、モータM2の作動によりピニオン427A
とラック427Bの噛合を介して平行移動されるスライド
部材427Cから成る整合手段427とによって規制される。
【0042】前記スタッカ426(436)上に排出されるシ
ートPが多数枚で、かつ高速搬送されるとき、該スタッ
カ426(436)上に次第に積載されるシートPの束が急速
に増して分厚くなり、最終のシートPが傾斜したシート
束の上面に沿って確実に自重落下せず、途中で停止して
シートPの後端がストッパ423(433)に当接せず、正確
にステープルされないことがある。ステイプル可能なシ
ート束の枚数が50枚のとき、約25枚目以降に上記シート
Pの不揃いが発生しやすい。本発明はこの問題点を解決
して、25枚以上の分厚いシート束でも確実に整合して正
確な綴じ合わせを可能にするものである。以下、本発明
の整合工程を図4および図5により説明する。
【0043】複写機本体からの通信により複写する部
数と、一部毎のシート枚数の設定値(N1)が送られて
くる。
【0044】シート後処理装置400のスタッカ426(43
6)入口付近に設けたセンサS42(S43)により通過す
るシートPの枚数を順次カウントする(N2)。
【0045】スタッカ426(436)上にシートPが搬送
され、傾斜面を滑落してストッパ423(433)に当接して
停止する。
【0046】この停止位置で、整合手段427のスライ
ド部材(可動整合板)427Cが、シートPの幅方向の外
方より約20mm離れた位置から、シートPの側端に向って
移動して、シートPを基準面426Aに圧接し、さらにシ
ートPの幅より約3mm内側の位置まできて反転して原位
置に戻る。
【0047】シートPが1枚ずつスタッカ426(436)
上に搬送される毎に、可動整合板427Cが1往復して上
記ペーパー整合動作を行う。スタッカ426(436)上に積
載されるシートPは、後続のシートPが滑落するとき、
先行のシートPは自重および後続のシートPの摺接とに
より、ストッパ423(433)側へ滑落する。
【0048】スタッカ426(436)上に搬送されたシー
トPの枚数がセンサS42(S43)によりカウントされ
て、設定値N1に合致(N2=N1)になったことが検
知されると、最終のシートPを積重したシート束に対し
て、可動整合板427Cは前記ペーパー整合動作による1
往復移動を行ったのち、再びシート束の側端に移動し
て、シート束側端を圧接する(最終整合動作)。
【0049】このシート束圧接状態において、後述の
紙押さえレバー443が上昇して、シート束の後端を押圧
し、ステープル動作が行われる。
【0050】シート枚数N2が25枚以下のときは、上
述のシート1枚毎のペーパー整合動作と、最終シート停
止後の最終整合動作を行う。
【0051】シート枚数N2が25枚以上のときには、
上述のペーパー整合動作を行い、最終のシートPがスタ
ッカ426(436)上のシート束上に載置されたのち、約1
秒経過後に最終整合動作を行い、シート束の側端を圧接
した状態で紙押さえレバー476の上昇とステープル動作
とを行う。これは25枚以上の多数枚のシートをスタッカ
426(436)上に積載するとき、最終紙はストッパに当接
しないまま停止するようになる。これに対して、最終整
合動作のためにペーパー整合後に約1秒の余裕時間をお
くことにより、最終のシートPは先行のシートP上を自
重で滑落して、ストッパ423(433)に向って進み停止す
る。このように最終のシートPは確実に滑落して所定の
停止位置へ滑落することができる。特に高速でシート搬
送するときにはこのシート整合結果は大きい。なお、上
記余裕時間約1秒間はこれに限定されるものではなく、
シート搬送速度や、シートの表面摩擦や、シートの重
量、スタッカ426(436)の傾斜角度等により異なり、こ
れらの設定条件により最適の余裕時間が定められる。
【0052】図6は前記ステープラST1とシート受け
渡し部440の斜視図である。なお、上段の第2搬送路420
の末端に設けた受け渡し部およびステープラST1と、
下段の第3搬送路430の末端に設けた受け渡し部および
ステープラST2は同一構造をなすから、以下共通構造
によって説明する。
【0053】上記シート受け渡し部440とステープラS
T1とは一体になっていて、図示しないスライドレール
上を摺動してシート搬送方向と直交する方向に移動可能
であり、駆動プーリと従動プーリ間に張架された回動自
在なタイミングベルトの一部に固定され、ギヤ列を介し
て駆動源のステッピングモータM4に接続している。そ
して上記シート受け渡し部440とステープラST1の駆
動と位置制御は上記ステッピングモータM4によって行
われる。
【0054】シート受け渡し部440は、第2搬送路420か
ら導入され、案内ベルト422により第1排出ベルト425お
よび第1スタッカ426上を滑走し上昇し、排出後に下降
に転じたシートPの後端を一旦保持して停止させ、この
停止位置において綴じ合わせ処理(ステープル処理)し
た後、再び送り出して排出ベルト425の排出爪424により
送出する機構である。
【0055】シート受け渡し部440は、前記シートPの
後端を突き当てて整列させる突当て基準用ストッパ441
と、シートPを排出ベルト425側に送り出す移動可能な
左右一対の受け渡しレバー442と、ステープル時にシー
トPを押さえる移動可能な左右一対の紙押さえレバー44
3とから構成されている。
【0056】モータM4の駆動により、紙押さえレバー
443が上昇してシート束を押圧挟持する。次いでステー
プル作動が行われる。その後、受け渡しレバー475は図
示斜右方向に移動される。この受け渡しレバー442の移
動により、受け渡しレバー442の突当面部442Aはシート
Pの後端を押し出して排出ベルト425側へ送り出す。
【0057】図7(A)は排出ベルト425近傍の正面断
面図、図7(B)は図7(A)におけるA矢視図、図8
は上記排出ベルト425近傍の底面図であり、図7(A)
におけるB矢視図である。
【0058】これらの図において、前記排出ベルト425
の架設位置下方には、除電手段(除電ブラシ)429が機
枠体に固設されている。該除電手段429は、複数本の導
電性細線から成る導電性ブラシ429Aと、該導電性ブラ
シ429Aを保持する導電性のブラシ保持部材429Bと、該
ブラシ保持部材429Bを固定し前記機枠体に固設する取
付部材429Bを固定し前記機枠体に固設する取付部材429
Cとから構成されている。上記導電性ブラシ429Aは、
通常の導電性と剛性と弾性を有するもので、ステンレス
鋼等の金属細線や導電性繊維体を使用し、所定の間隔
(例えばピッチ10mm)でブラシ保持部材429Bにより挟
持固定した。また、上記導電性ブラシ429Bの先端部
は、前記排出ベルト425のシート搬送面に軽圧接し、排
出ベルト425上に滞留した静電気を、ブラシ保持部材429
Bを介して接地させることにより除電する。
【0059】前記排出ベルト425の一部には、ステープ
ル処理済みのシート束の後端を押し上げて排出する。排
出爪424が一体に形成されているから、該排出ベルト425
の回動にともなって排出爪424は、前記除電手段429の複
数本の導電性ブラシ429Aに次々に衝突して倒すが、該
導電性ブラシ429Aは弾性を有するから、排出爪424の通
過後に容易に自己復帰して初期姿勢に復元する。また、
上記導電性ブラシ429Aは、図7(B)に示すように排
出ベルト425のシート搬送面に対して斜めに当接するよ
うに傾斜配列されているから、導電性ブラシ429Aの弾
性で確実に排出ベルト425へ圧接することができ、かつ
復元性にも有効である。さらに、除電手段429の導電性
ブラシ429Aの基部のブラシ保持部材429Bは、斜め配置
されているから、前記排出爪424の回動時の通行を妨げ
ることはなく、かつ排出ベルト425に近接して設けら
れ、前記導電性ブラシ429Aの圧接力と復元力の確保お
よび省スペースに有効である。
【0060】なお本実施例のシート後処理装置は、複写
装置に接続した例を示したが、プリンタ、ファクシミリ
等の画像形成装置や軽印刷機等と接続して使用すること
も可能である。
【0061】
【発明の効果】本発明により、複数枚の分厚いシート束
を各部数毎に効率良く高速をもって円滑に丁合しかつ綴
じ合わせが出来、特にシートを中間スタッカに収容する
時に生じる排出ベルト上の摩擦帯電を除去し、シートを
中間スタッカの所定の停止位置に搬送停止させて、シー
ト束を正しく揃えることができるから、紙揃えされたシ
ート束にステープル綴じ合わせを正確に行ことができる
シート後処理装置が提供されることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート後処理装置を備えた複写機の全
体構成図。
【図2】シート後処理装置の断面図。
【図3】制御系の基本を示すブロック図。
【図4】シート排出部の断面図。
【図5】シート排出部の平面図およびA−A断面図。
【図6】ステープラとシート受け渡し部の斜視図。
【図7】排出ベルト近傍の正面断面図およびA矢視図。
【図8】上記排出ベルト近傍の底面図。
【符号の説明】
100 複写機本体 400 シート後処理装置(FNS装置、フィニッシャ) 420(430) 第2(第3)搬送路 422,432 案内ベルト 423,433 ストッパ 424,434 排出爪 425(435) 第1(第2)排出ベルト 426(436) 第1(第2)スタッカ(中間スタッカ) 428A 駆動軸 428B 駆動ローラ 429 除電手段(除電ブラシ) 429A 導電性ブラシ 429B ブラシ保持部材 429C 取付部材 440 シート受け渡し部 441 ストッパ 442 受け渡しレバー 443 紙押さえレバー 460,470 排紙手段 M1,M2,M3,M4,M5 モータ P シート(記録紙),シート束 ST1 第1ステープラ(綴じ手段) ST2 第2ステープラ(綴じ手段) T1 第1排紙トレイ(上段トレイ) T2 第2排紙トレイ(下段トレイ)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置から搬出されたシートを積
    載して一時収納するスタッカと、前記スタッカ上に積載
    されたシート束を整合して綴じ合わせる綴じ手段と、前
    記綴じ合わせられたシート束を搬送する回動可能な排出
    ベルトと、該搬出ベルトにより搬送されたシート束を挟
    持して排出する排紙手段と、該排紙手段から排出された
    シート束を収容する排紙トレイと、前記排出ベルトのシ
    ート搬送面を摺接する除電ブラシとから構成したことを
    特徴とするシート後処理装置。
  2. 【請求項2】 前記除電ブラシは、シート搬送路以外で
    あって、前記排出ベルトの架設位置下方に設けられてい
    ることを特徴とする請求項1記載のシート後処理装置。
  3. 【請求項3】 前記排出ベルトの外周には、前記シート
    束の後端に当接してシートを搬送する少なくとも一つの
    排出爪が突設し、前記除電ブラシの基部は前記排出爪を
    避けるように斜め配置されたことを特徴とする請求項1
    または2記載のシート後処理装置。
JP6138885A 1994-06-21 1994-06-21 シート後処理装置 Pending JPH082799A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3050965A1 (en) 2008-09-05 2016-08-03 Nitto Denko Corporation Agent for treating myelofibrosis

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