JP3491236B2 - シート後処理装置 - Google Patents

シート後処理装置

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JP3491236B2 JP2001329206A JP2001329206A JP3491236B2 JP 3491236 B2 JP3491236 B2 JP 3491236B2 JP 2001329206 A JP2001329206 A JP 2001329206A JP 2001329206 A JP2001329206 A JP 2001329206A JP 3491236 B2 JP3491236 B2 JP 3491236B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置によ
り画像を記録された記録紙(シート)を、ステープラに
より自動的に綴じ合わせて排出するシート後処理装置に
関し、特に高速処理の画像形成装置に対応出来るシート
後処理装置に関する。 【0002】 【従来の技術】画像形成装置より排紙される画像記録済
の複数枚のシートを、コピー部数ごとに丁合してステー
プラにより綴じ合わせる装置としてフィニッシャと呼ば
れるシート後処理装置が利用される。 【0003】このフィニッシャは画像形成装置本体と機
能が接続されていて、コピープロセスのシーケンス作動
に対応して駆動されるようになっている。 【0004】従ってコピープロセスを高速で処理するこ
との可能な画像形成装置に対しては、そのスピードに追
従して機能を果すことの出来る高速処理の可能なフィニ
ッシャが必要とされる。 【0005】このような高速処理の可能なフィニッシャ
に関しては、すでに特開昭60−142359号、同6
0−158463号、同62−239169号さらに特
開昭62−288002号、同63−267667号、
特開平2−276691号、特公平5−41991号の
各公報による提案が開示されている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】前記シート後処理装置
のうち、ステープル処理後のシート束を排出手段により
搬送して外部の排紙トレイに排出する方式のシート後処
理装置においては、一端を綴じ合わせたシート束を排出
ベルトに載せて搬送し、さらに上下一対の排紙ローラに
よって挟持して排出する際に、搬送ベルトの線速度と排
紙ローラの線速度とが同一であると、排出ベルトの途中
部分に突設したシート後端押し出し用の把持部が、シー
ト後端部と一体になって回動し、該把持部がシート後端
部から離脱するときに、シート後端部と競り合って干渉
し、シート後端部に傷や破れを発生させる。 【0007】本発明の目的は、上記の問題点を解決して
改良した結果、毎分90枚程度の高速プリントの画像形
成装置にも充分対応可能な多数枚のシートをステープル
などの後処理をして、シート束を円滑に排出出来るシー
ト後処理装置(フィニッシャ)を提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的は、画像形成装
置から搬出されたシートを積載して一時収納するスタッ
カと、前記スタッカ上に積載されたシート束を整合して
綴じ合わせる綴じ手段と、前記綴じ合わせられたシート
束を搬送する、排出爪を突設した排出ベルトと、該排出
ベルトにより搬送されたシート束を挟持して排出する排
紙手段と、該排紙手段から排出されたシート束を収容す
る排紙トレイとから構成され、前記排紙手段の排紙線速
度が、前記排出爪によるシート束の押し出し線速度より
高速であり、且つ、最小サイズのシート束を排出する搬
送過程で、排出爪が円弧軌跡を描いて回転するとき、シ
ート束の後端部が排出爪に衝突しないように設定されて
いることを特徴とするシート後処理装置によって達成さ
れる。 【0009】 【実施例】次に、この発明のシート後処理装置の実施例
を添付図面に基づいて説明する。 【0010】図1はシート後処理装置を備えた複写機の
全体構成図であり、100は複写機本体、200は給紙
ユニット(PFU装置)、300は循環式の自動原稿搬
送装置(RDH装置)、400はシート後処理装置(フ
ィニッシャ、以下FNS装置とも称す)である。 【0011】複写機本体100は、走査露光部110、
画像形成部120、給紙部130、搬送部140、定着
部150、排紙切換部160、複数の給紙カセット17
0および両面記録用シート再給紙装置(ADU装置)1
80から構成されている。 【0012】図中一点鎖線はシートPの搬送経路を示
す。複写機本体100下部の給紙カセット170、また
は給紙ユニット(PFU装置)200に収容されたシー
トPが、画像形成部120により画像形成されたのち、
搬送部140と、定着部150、排紙切換部160を経
てFNS装置400に収容されるメインルートと、前記
排紙切換部160から分岐されたシートPがADU装置
180に一旦ストックされたのち、再給送されて複写機
本体100の給紙部130に至る循環ルートとから成
る。 【0013】RDH装置300の原稿載置台上に積載さ
れた原稿Dは、複写機本体100の操作パネル上のコピ
ー釦の操作により、給紙が開始され、給紙部301を経
て搬送ベルト302によりプラテンガラス111上に搬
送され露光位置に設置される。 【0014】該原稿Dは前記操作露光部110の作動に
より原稿画像の露光走査を受けて読み取りが行われ、読
取終了後に搬送ベルト302が再び回動して給送され、
反転排紙路303を経由して原稿載置台上の原稿束の最
下層に収納される。 【0015】なお、以上原稿Dの循環給紙について述べ
たが、前記RDH装置300は自動原稿給紙装置(AD
F)の機能も備えていて、その場合画像の読み取りを終
えた原稿Dは直進し、排紙ローラを介して排紙トレイ3
04上に排出、積層される。 【0016】露光走査により得られた原稿Dの複写画像
は、複写機本体100の画像処理プロセスを経て給紙カ
セット170もしくはPFU装置200より給紙される
シートPに記録される。 【0017】画像を記録したシートPは、前記のADU
装置180に一旦給送されて表裏反転し、画像面を下向
にした姿勢で排紙切換部160より排紙され、本発明の
FNS装置400に給紙される。 【0018】図2は前記FNS装置400の構成を示す
断面図である。該FNS装置400はシートPの受け入
れローラ401が複写機本体100の排紙口と合致する
よう位置と高さを調節して設置され、複写機本体100
の作動に対応して駆動されるよう制御系に接続される。 【0019】前記受け入れローラ401の後方に接続す
るシートPの搬送路は上段のオフセット搬送路410
(第1搬送路)と中段の第2の搬送路420および下段
の第3搬送路430の3系統に分岐されていて、切替ゲ
ートG1およびG2の占める角度の選択によりシートP
が何れかの搬送路に給送されるようになっている。U1
は上記第1搬送路を構成する第1ユニット、U2は第2
搬送路を構成する第2ユニット、U3は第3搬送路を構
成する第3ユニットである。 【0020】前記の第2搬送路420および第3搬送路
430は、搬送下流側の各端部に案内ベルト422およ
び432を備え、シートP後端をステープラ部に送り込
む。また各案内ベルト422および432に対向する位
置には、それぞれ排出爪424および434を突設した
排出ベルト425,435と、これ等の各排出ベルト4
25,435を挟む位置に第1スタッカ426および第
2スタッカ436がそれぞれ所定の傾斜角をもって設置
されている。上記案内ベルト422,432を巻回する
各3個のローラのうち、最下方のローラを羽根車42
8,438にすることにより、シートPがスイッチバッ
クするとき該羽根車428,438の摺接作用によりス
トッパ441,451に確実に当接するようにしてもよ
い。 【0021】さらに、前記の第1スタッカ426および
第2スタッカ436の各下端部に対向する位置には第1
ステープラST1および第2ステープラST2が配置さ
れている。 【0022】前記第1のスタッカ426のシート搬送下
流側で、FNS装置400のシート排紙部近傍には、上
下一対の排紙ローラから成る第1の排紙手段460が設
けてある。同様にして第2のスタッカ436の下流側に
は第2の排紙手段470が設けてある。 【0023】さらに、FNS装置400の右側部には、
排紙トレイ昇降手段480が配置されている。該排紙ト
レイ昇降手段480には、複数のガイドローラ481に
係合して上下動する前後に一対の支持部材482が設け
られていて、該支持部材482に第1排紙トレイT1と
第2排紙トレイT2がそれぞれ挟持されて別々に上下動
する。 【0024】前記一対の支持部材482は個別の専用モ
ータM1,M2とプーリ483の間に張架した昇降ワイ
ヤ484に固定されていて、モータM1,M2の回転に
より前記の第1排紙トレイT1および第2排紙トレイT
2が個別に上下方向に平行移動されるようになってい
る。 【0025】複写機本体100の内蔵する制御回路は図
3に示すような基本回路から構成されていて、コピー操
作の開始に先立ち、排紙モード(ステープルモード又は
ノンソートモード)が選択され、原稿枚数とコピー部数
の設定が行われる。 【0026】綴じ合わせ不要のノンソートモード、ある
いはシフト揃えするオフセットモードに設定されたとき
には、切替えゲートG1,G2は初期状態に保持され
て、シートPは直進して、受入れローラ401、中間ロ
ーラ402、搬送ベルト403、搬送ローラ404によ
り成る第1搬送路(オフセット搬送路)410を経て機
外に排出され上段の第1排出トレイT1上に載置収納さ
れる。 【0027】また排紙モードにオフセットモードが選択
された場合には、前記の切替ゲートG1とG2がシート
Pは上向き給送されて第1の搬送路410に給紙されて
搬送ベルト403および排出ローラ404を介して第1
排出トレイT1の上に排出される。 【0028】駆動ローラと従動ローラとから成る一対の
前記排出ローラ404は図面に対し垂直方向に往復動の
出来るオフセット駆動部を備えていて、排出されるシー
トPの後端通過検知後にシフト駆動してシートPを部数
別に排紙に対し左右方向にジグザグ状に積み重ねて容易
に仕分け出来るように構成されている。 【0029】排紙モードに綴じ合わせモードが選択され
た場合、前記の切替ゲートG2は回動し、受入れローラ
401によって給送されるシートPは直進して第2の搬
送路420に給紙され、第2ユニットU2内の案内ベル
ト422を介して一旦前記第1スタッカ426の上に押
し上げ載置されるが、この際シートPの後端部は案内ベ
ルト422の回転とシートPの自重とにより第1のスタ
ッカ426上を滑落し、前記第1ステープラST1の綴
じ込み部(シート受け渡し部440のストッパ441)
へと誘導される。 【0030】原稿Dの枚数に該当する1部目のシートP
の最終紙がセンサS1で検知された後、前記の切替ゲー
トG1が回動して、2部目のシートPは下向きに給送さ
れて第3の搬送路430に給紙され、前述同様案内ベル
ト432の作用により第2スタッカ436の上に押し上
げ載置を開始される。なお、第3ユニットU3の受け渡
し部450は第2ユニットU2のシート受け渡し部44
0と同一構造をなす。 【0031】一方では2部目のシートPの給紙の間に、
積層を終了した前記の1部目のシートPは第1ステープ
ラST1の作動により綴じ合わせが行われ、そのあと受
け渡しレバー442の押し戻し動作により第1スタッカ
426の上を重力に抗して所定の位置まで押し上げ保持
される。 【0032】図4はシート排出部の正面図である。図5
(A)はシート排出部の平面図、図5(B)はA−A断
面図を示す。 【0033】前記シート受け渡し部440の受け渡しレ
バー442は、綴じ合わせをしたシート束の排出時にの
み往復作動する。 【0034】前記の第1排出ベルト425がモータM3
の駆動により歯車Z1,Z2、タイミングベルトTB1
を介して、矢示方向に回動を始め、排出爪424により
シートPの後端面を押上げて1周して停止する間に綴じ
合わせをした1部目のシートPを前記の第1排紙トレイ
T1の上に排出する。 【0035】またこの間に2部目のシートPの積層が終
了して前記の切替ゲートG2を再び復帰させると共に、
第2ステープラST2の作動により2部目のシートPの
綴じ合わせが行われ、前述同様ストッパ451の突出と
第2排出ベルト435の回動により綴じ合わせをした2
部目のシートPが前記の第2排紙トレイT2の上に排出
される。 【0036】このように本発明のFNS装置400によ
れば、画像を記録した複数部のシートPを時間差を特に
置くことなく2ケ所で並行して丁合し、綴じ合わせする
ことが出来るのでシートPの後処理が迅速に行われるこ
ととなる。 【0037】シートPの排出量に応じ前記モータM3が
作動して処理枚数に応じただけ前記の第1および第2の
各排紙トレイT1およびT2を下降させてシートPの排
出を可能とする。 【0038】なお前記の第1および第2のステープラS
T1およびST2は共に第1および第2のスタッカ42
6および436のそれぞれ図面手前側に設けることによ
り、シートPを縦長置きにして排出した時に左上1ケ所
をステープルにより綴じ合わせることが出来るが、図面
の奥側にもステープラを追設すれば2ケ所のステープル
による綴じ合わせも可能であり、さらにシートPを横長
置きにして排出した場合に左上1ケ所をステープルによ
り綴じ合わせることも出来る。 【0039】スタッカ426および436上に排出され
るシートPの位置は、スタッカ426の一体とする基準
面(立上り面)426Aと、モータM2の作動によりピ
ニオン427Aとラック427Bの噛合を介して平行移
動されるスライド部材427Cから成る整合手段427
とによって規制される。 【0040】前記スタッカ426(436)上に排出さ
れるシートPが多数枚で、かつ高速搬送されるとき、該
スタッカ426(436)上に次第に積載されるシート
Pの束が急速に増して分厚くなり、最終のシートPが傾
斜したシート束の上面に沿って確実に自重落下せず、途
中で停止してシートPの後端がストッパ441(45
1)に当接せず、正確にステープルされないことがあ
る。ステイプル可能なシート束の枚数が50枚のとき、
約25枚目以降に上記シートPの不揃いが発生しやす
い。以下、25枚以上の分厚いシート束でも確実に整合
して正確な綴じ合わせを可能にする整合工程を図4によ
り説明する。 複写機本体からの通信により複写する部数と、一部毎
のシート枚数の設定値(N1)が送られてくる。 シート後処理装置400のスタッカ426(436)
入口付近に設けたセンサS42(S43)により通過す
るシートPの枚数を順次カウントする(N2)。 スタッカ426(436)上にシートPが搬送され、
傾斜面を滑落してストッパ441(451)に当接して
停止する。 この停止位置で、整合手段427のスライド部材(可
動整合板)427Cが、シートPの幅方向の外方より約
20mm離れた位置から、シートPの側端に向って移動
して、シートPを基準面426Aに圧接し、さらにシー
トPの幅より約3mm内側の位置まできて反転して原位
置に戻る。 シートPが1枚ずつスタッカ426(436)上に搬
送される毎に、可動整合板427Cが1往復して上記ペ
ーパー整合動作を行う。スタッカ426(436)上に
積載されるシートPは、後続のシートPが滑落すると
き、先行のシートPは自重および後続のシートPの摺接
とにより、ストッパ441(451)側へ滑落する。 スタッカ426(436)上に搬送されたシートPの
枚数がセンサS42(S43)によりカウントされて、
設定値N1に合致(N2=N1)になったことが検知さ
れると、最終のシートPを積重したシート束に対して、
可動整合板427Cは前記ペーパー整合動作による1往
復移動を行ったのち、再びシート束の側端に移動して、
シート束側端を圧接する(最終整合動作)。 このシート束圧接状態において、後述の紙押さえレバ
ー443が上昇して、シート束の後端を押圧し、ステー
プル動作が行われる。 シート枚数N2が25枚以下のときは、上述のシート
1枚毎のペーパー整合動作と、最終シート停止後の最終
整合動作を行う。 シート枚数N2が25枚以上のときには、上述のペー
パー整合動作を行い、最終のシートPがスタッカ426
(436)上のシート束上に載置されたのち、約1秒経
過後に最終整合動作を行い、シート束の側端を圧接した
状態で紙押さえレバー443の上昇とステープル動作と
を行う。これは25枚以上の多数枚のシートをスタッカ
426(436)上に積載するとき、最終紙はストッパ
に当接しないまま停止するようになる。これに対して、
最終整合動作のためにペーパー整合後に約1秒の余裕時
間をおくことにより、最終のシートPは先行のシートP
上を自重で滑落して、ストッパ441(451)に向っ
て進み停止する。このように最終のシートPは確実に滑
落して所定の停止位置へ滑落することができる。特に高
速でシート搬送するときにはこのシート整合結果は大き
い。なお、上記余裕時間約1秒間はこれに限定されるも
のではなく、シート搬送速度や、シートの表面摩擦や、
シートの質量、スタッカ426(436)の傾斜角度等
により異なり、これらの設定条件により最適の余裕時間
が定められる。 【0041】さらに前記の各ステープラST1,ST
2、スタッカ426,436、排出ベルト425,43
5等は、第2ユニットU2及び第3ユニットU3の各基
板に支持され、それぞれに設けた一対のガイドレールR
1,R2を介してFNS装置400内に着脱する構造と
なっているので、装置の図示手前側を扉によって解放出
来るように構成すれば、前記のステープラ等をユニット
の状態で取り外すことが出来て、ジャム処理等のメンテ
ナンスを容易に行うことが出来る。 【0042】図6は前記ステープラST1とシート受け
渡し部440の斜視図である。なお、上段の第2搬送路
420の末端に設けた受け渡し部およびステープラST
1と、下段の第3搬送路430の末端に設けた受け渡し
部およびステープラST2は同一構造をなすから、以下
共通構造によって説明する。 【0043】上記シート受け渡し部440とステープラ
ST1とは一体になっていて、図示しないスライドレー
ル上を摺動してシート搬送方向と直交する方向に移動可
能であり、駆動プーリと従動プーリ間に張架された回動
自在なタイミングベルトの一部に固定され、ギヤ列を介
して駆動源のステッピングモータM4に接続している。
そして上記シート受け渡し部440とステープラST1
の駆動と位置制御は上記ステッピングモータM4によっ
て行われる。 【0044】シート受け渡し部440は、第2搬送路4
20から導入され、案内ベルト422により第1排出ベ
ルト425および第1スタッカ426上を滑走し上昇
し、排出後に下降に転じたシートPの後端を一旦保持し
て停止させ、この停止位置において綴じ合わせ処理(ス
テープル処理)した後、再び送り出して排出ベルト42
5の排出爪424により送出する機構である。 【0045】シート受け渡し部440は、前記シートP
の後端を突き当てて整列させる突当て基準用ストッパ4
41と、シートPを排出ベルト425側に送り出す移動
可能な左右一対の受け渡しレバー442と、ステープル
時にシートPを押さえる移動可能な左右一対の紙押さえ
レバー443とから構成されている。 【0046】モータM4の駆動により、紙押さえレバー
443が上昇してシート束を押圧挟持する。次いでステ
ープル作動が行われる。その後、受け渡しレバー442
は図示斜右方向に移動される。この受け渡しレバー44
2の移動により、受け渡しレバー442の突当面部44
2AはシートPの後端を押し出して排出ベルト425側
へ送り出す。 【0047】図7は排紙手段460の断面図である。前
記排出ベルト425上に載置されたシート束Pは、排紙
爪424によってシート後端部を保持されながら回動す
る排出ベルト425上およびスタッカ426の面上を斜
め上昇していき、シート束Pの先端部が排紙手段460
を通過したのち、第1トレイT1上に載置される。 【0048】排紙手段460は、駆動源(モータM5)
に接続して駆動回転する下ローラ461、上ローラ46
2と、上ローラ462を揺動可能に支持するアーム46
3と、揺動可能なアーム463を支持する支軸464
と、アーム463をばね付勢するばね465と、下ロー
ラ461の周面近傍に設けたシート導入用のガイド板4
26とから構成されている。前記下ローラ461はFN
S装置400の枠体の所定位置に回転可能に支持されて
いる。上ローラ462は自重及び前記ばね465による
所定の付勢力によって下ローラ461に圧接している。
468は下ローラ461近傍に固設したシート導入用F
ガイド板である。また、前記アーム463の下面はシー
ト導入用の上ガイド板463Aを兼ねている。 【0049】なお、第3搬送路430の最下流の排紙手
段470は、前記排紙手段460とほぼ同一の構造であ
る。 【0050】図8は排紙手段460の駆動系を示す平面
図、図9は該駆動系の構成図である。 【0051】モータM5の駆動軸に軸止した歯車Z1
は、中間軸に設けた歯車Z2、タイミングプーリTP1
を介して二系統に分岐される。 【0052】下方の分岐は、タイミングベルトTB1に
よりタイミングプーリTP2を回転させる。該タイミン
グプーリTP2と同軸上には、カップリング466を介
して駆動軸428A、駆動ローラ428Bが設けてあ
り、他方の従動ローラ428Cと共に排出ベルト425
を回動させる。 【0053】上方の分岐は、タイミングベルトTB2に
より中間軸に設けたタイミングプーリTP3、歯車Z3
を介して更に上下二系統に分岐される。下方の分岐は、
歯車Z3,Z4,Z5を介して歯車Z5と同軸一体をな
す下ローラ軸461Aを回転させる。上方の分岐は、歯
車Z3,Z6,Z7およびタイミングプーリTP4,T
P5、タイミングベルトTB3を介して、さらに歯車Z
8,Z9に伝達して歯車Z9と同軸一体をなす上ローラ
軸462Aを回転させる。 【0054】前記歯車Z7とタイミングプーリTP4と
は、前記支軸464の軸端に一体に設けられていて、該
支軸464を中心にして揺動可能なアーム463に、前
記タイミングプーリTP5と歯車Z8とから成る中間軸
と、歯車Z8に歯合する歯車Z9を有する上ローラ軸4
62Aとが配置されている。従って上ローラ軸462A
は支軸464を中心にして伝達系ともに揺動する。 【0055】上述のように、本発明のシート後処理装置
においては、排出ベルト425を駆動する駆動源のモー
タM5により、主搬送力を有する下ローラ461および
上ローラ462を駆動回転させるとともに、駆動回転さ
れる上ローラ462を支軸464を中心にして揺動可能
にした。排出ベルト425上を排出爪424によって押
し出されたシート束Pは、第1スタッカ425上を滑走
し、更に下ガイド板468を経てシート束先端部は、駆
動回転している上ローラ462と下ローラ461のニッ
プ部に到達し、上ガイド板463Aを有するアーム46
3および上ローラ462を持ち上げて、上のローラ46
2と下ローラ461に挟持されて搬送され、第1排紙ト
レイT1上に載置される。 【0056】図10はこのシート束Pの排出過程を示す
断面図である。図10(A)は、シート束Pの後端部P
Bが排出爪424により押し進められて搬送され、シー
ト束Pの先端部PAが排出手段460の上ローラ462
と下ローラ461のニップ部に挟持された状態を示す。 【0057】本発明のシート後処理装置の駆動系では、
排出ベルト425の線速度、即ち排出爪424によるシ
ート束Pの押し出し線速度V1と、下ローラ461の線
速度V2との比(V1:V2)は、(1:1.1)〜
(1:1.4)になるように設定した。例えば排出ベル
ト425の線速度V1=550mm/sに対して、下ロ
ーラ461の線速度V2=692mm/sに設定した。
このようにシート排出下流側の線速度V2を、上流側の
排出爪424の線速度V1より若干速く設定することに
より、シート束Pの先端部PAがニップ部に加えられる
までは、図10(A)に示すように排出爪424の線速
度V1で搬送される。そしてシート束Pの先端部PA
下ローラ461と上ローラ462とのニップ押圧力によ
って挟持されたのちは、シート束Pは線速度V2によっ
てやや高速で搬送される。従ってシート束Pの後端部P
Bは次第に排出爪424の押し出し面から離間してい
く。さらにシート束Pの搬送が進行して排出爪424が
駆動ローラ428Bに周面に沿って円弧軌跡Rを描いて
回転開始する図10(B)に示す時点では、シート束P
の後端部PBは、前記円弧軌跡Rの圏外に脱出して干渉
しないように、前記線速度差を設定してある。即ち、上
記線速度V1,V2の設定は、最小サイズ、例えばB5
判サイズのシート束Pを排出する搬送経過で、排出爪4
24が円弧軌跡Rを描いて回転するとき、シート束Pの
後端部PBが排出爪424に衝突しないよう、後端部PB
と排出爪424が離間するようにしてある。 【0058】なお本実施例では、複写装置に接続した例
を示したが、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置
や軽印刷機等と接続して使用することも可能である。 【0059】 【発明の効果】本発明により、複数枚の分厚いシート束
を各部数毎に効率良く高速をもって円滑に丁合しかつ綴
じ合わせが出来、特にシート束排紙時に、シート束に皺
や傷の発生のないシート後処理装置が提供されることと
なった。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のシート後処理装置を備えた複写機の全
体構成図。 【図2】シート後処理装置の断面図。 【図3】制御系の基本を示すブロック図。 【図4】シート排出部の正面図。 【図5】シート排出部の平面図およびA−A断面図。 【図6】ステープラとシート受け渡し部の斜視図。 【図7】排紙手段の断面図。 【図8】排紙手段の駆動系を示す平面図。 【図9】排紙手段の駆動系の構成図。 【図10】シート束の排出過程を示す断面図。 【符号の説明】 100 複写機本体 400 シート後処理装置(FNS装置、フィニッシ
ャ) 420(430) 第2(第3)搬送路 422,432 案内ベルト 424,434 排出爪 425(435) 第1(第2)排出ベルト 426(436) 第1(第2)スタッカ 440 シート受け渡し部 441 ストッパ 442 受け渡しレバー 443 紙押さえレバー 460,470 排紙手段 461 下ローラ 462 上ローラ 463 アーム 464 支軸 465 ばね 468 下ガイド板 480 排紙トレイ昇降手段 G1,G2 切替えゲート M1,M2,M3,M4,M5 モータ P シート(記録紙),シート束 ST1 第1ステープラ(綴じ手段) ST2 第2ステープラ(綴じ手段) T1 第1排紙トレイ(上段トレイ) T2 第2排紙トレイ(下段トレイ) V1,V2,V3 線速度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−267667(JP,A) 特開 平6−72611(JP,A) 特開 平4−133641(JP,A) 特開 平5−278928(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 29/22 B65H 29/18 B65H 31/30 B65H 37/04 G03G 15/00 534

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 画像形成装置から搬出されたシートを積
    載して一時収納するスタッカと、前記スタッカ上に積載
    されたシート束を整合して綴じ合わせる綴じ手段と、前
    記綴じ合わせられたシート束を搬送する、排出爪を突設
    した排出ベルトと、該排出ベルトにより搬送されたシー
    ト束を挟持して排出する排紙手段と、該排紙手段から排
    出されたシート束を収容する排紙トレイとから構成さ
    れ、前記排紙手段の排紙線速度が、前記排出爪によるシ
    ート束の押し出し線速度より高速であり、且つ、最小サ
    イズのシート束を排出する搬送過程で、排出爪が円弧軌
    跡を描いて回転するとき、シート束の後端部が排出爪に
    衝突しないように設定されていることを特徴とするシー
    ト後処理装置。
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