JPH08279442A - 張り合わせ半導体基板の作製方法 - Google Patents
張り合わせ半導体基板の作製方法Info
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- JPH08279442A JPH08279442A JP10473595A JP10473595A JPH08279442A JP H08279442 A JPH08279442 A JP H08279442A JP 10473595 A JP10473595 A JP 10473595A JP 10473595 A JP10473595 A JP 10473595A JP H08279442 A JPH08279442 A JP H08279442A
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Abstract
合わせウェーハを作製する。その張り合わせ不良を低減
する。反りを防止してパターンずれのない張り合わせウ
ェーハを得る。 【構成】 シリコンウェーハ表面に600〜650℃で
CVD法によりポリシリコン層を堆積し、これを110
0〜1250℃でアニールする。その後、このポリシリ
コン層を研磨し、研磨面はRa値で0.5nm以下とす
る。このポリシリコン層研磨面と別のシリコンウェーハ
鏡面とを重ね合わせる。さらに所定の研削・研磨の結
果、張り合わせウェーハが得られる。上記ポリシリコン
層の上記一方のウェーハ表面の少なくとも一部は酸化膜
で覆われ。張り合わせ後に熱処理が施されても、張り合
わせ界面にボイドが発生することはない。ポリシリコン
層にはドーパントを拡散することもできる。
Description
の作製方法、詳しくはポリシリコン層を介在させた張り
合わせ半導体基板の作製方法に関する。
作製方法としては以下の方法が知られている。すなわ
ち、LOCOS等でその表面に酸化膜を島状に形成した
シリコンウェーハについて張り合わせは、以下のように
行っていた。例えば酸化膜を含むシリコンウェーハの表
面にCVDによりポリシリコン層を形成し、このポリシ
リコン層を支持基板(シリコンウェーハ)の表面に重ね
合わせて張り合わせていた。
うな張り合わせ半導体基板の作製方法にあっては、酸化
膜を形成して段差が大きくなったウェーハ表面にポリシ
リコン膜を堆積したとしても、CVDでは上記段差部に
巣(空隙)ができることがある。よって、張り合わせ後
の熱処理などではその張り合わせ界面にボイドが発生し
て張り合わせ不良が多発してしまうという課題が生じて
いた。また、ポリシリコン膜の被着によりウェーハが反
ってしまい、張り合わせたとしてもパターンずれが生じ
るという課題があった。
検討を重ねた結果、アニール後にポリシリコン膜の表面
を研磨して平坦にすることにより、張り合わせ不良を低
減することができることを見出した。
ウェーハを用いて張り合わせウェーハを作製することで
ある。張り合わせ不良を低減した張り合わせ方法を提供
するものである。また、反りを防止してパターンずれの
ない張り合わせウェーハを得ることを目的としている。
は、一方のウェーハ表面に低温でポリシリコン層を堆積
し、高温でアニールを施した後、このポリシリコン層を
研磨し、このポリシリコン層と他方のウェーハ表面とを
重ね合わせることにより、ウェーハ同士を張り合わせる
張り合わせ半導体基板の作製方法である。
ン層は600〜650゜でCVD法により堆積した請求
項1に記載の張り合わせ半導体基板の作製方法である。
温度は1100〜1250゜である請求項1または請求
項2に記載の張り合わせ半導体基板の作製方法である。
ン層の研磨面はRa値で0.5nm以下とした請求項1
〜請求項3のいづれか1項に記載の張り合わせ半導体基
板の作製方法である。
ーハ表面の少なくとも一部は酸化膜で覆われた請求項1
〜請求項4のいづれか1項に記載の張り合わせ半導体基
板の作製方法である。
半導体基板を張り合わせが可能な半導体基板に加工する
ことができる。すなわち、ポリシリコン層の表面を研磨
して平坦にすることができ、張り合わせ後に熱処理が施
されても、張り合わせ界面にボイドが発生することはな
い。なお、ポリシリコン層にはドーパントを拡散するこ
ともできる。これは酸化膜を有しないウェーハの張り合
わせを行う場合で、ウェーハ同士の導通を確保する場合
に有用である。
る。図1は、この発明に係る張り合わせウェーハの製造
方法の一実施例での主要工程を示す断面図である。
コンウェーハ11の表面側には例えば所定のプロセスを
経て溝状の段差12が形成されている。例えば鏡面に深
さ0.1μmの誘電体分離用の溝を形成してある。そし
て、この段差12を覆うように二酸化シリコン膜13が
所定の厚さに被着されている。例えばウェーハ表面に厚
さ1.0μmの二酸化シリコン膜13を熱酸化法で形成
している。さらに、この二酸化シリコン膜13の上には
ポリシリコン膜14が低温CVD(例えば620〜64
0℃)により所定の厚さ(例えば2〜3μm)だけ積層
されている(図1(A))。
アニールを施す。例えば、1100〜1250℃でアニ
ールする。この処理によりシリコンウェーハ11の反り
を低減するものである。その後、このポリシリコン膜1
4の表面が、2μm□をAFM測定の条件において例え
ばRa値で0.5nm以下、望ましくは0.2nm以下
となるように、所定の研磨を施す(図1(B))。
支持ウェーハ21の鏡面とを室温で重ね合わせてこれら
を密着させる。この結果、シリコンウェーハ11は支持
ウェーハ21に張り合わされることとなる(図1
(C))。そして、この張り合わされたウェーハについ
ては、例えば所定時間、所定温度(1000℃〜120
0℃)で張り合わせ熱処理が行われる。
ーハ11側の表面)を研削、研磨して張り合わせウェー
ハを得る(図1(D))。すなわち、シリコンウェーハ
11の裏面側から研削、研磨して二酸化シリコン膜13
の一部を露出させ、これにより単結晶シリコン層11A
を絶縁分離した張り合わせウェーハが得られる。
ハの製造方法の他の実施例での主要工程を示す断面図で
ある。この実施例では、シリコンウェーハ31の表面に
はLOCOSで島状に二酸化シリコン膜32が形成され
て存在している(図2(A))。そして、この二酸化シ
リコン膜32の表面はエッチングで除去される(図2
(B))。さらに、このウェーハ表面にも上記実施例と
同様にポリシリコン膜33を低温CVDで所定厚さに形
成する(図2(C))。そして、高温でのアニール後、
ポリシリコン膜33表面を研磨する。研磨面のRa値は
0.5nm以下とする(図2(D))。
を支持ウェーハ22の鏡面に重ね合わせて張り合わせる
(図2(E))。さらに、シリコンウェーハ31の裏面
側(上記二酸化シリコン膜形成面の裏面)を所定厚さだ
け研削して二酸化シリコンの埋め込み層32を有する張
り合わせシリコンウェーハを得る(図2(F))。
製方法によれば、島状に酸化膜を有するウェーハを用い
て張り合わせウェーハを作製することができる。また、
張り合わせ不良を低減することができる。また、反りの
低減によりパターンずれのない張り合わせウェーハを得
ることができる。
程を示す流れ図である。
工程を示す流れ図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 一方のウェーハ表面に低温でポリシリコ
ン層を堆積し、これに高温でアニールを施した後、この
ポリシリコン層を研磨し、このポリシリコン層と他方の
ウェーハ表面とを重ね合わせることにより、ウェーハ同
士を張り合わせる張り合わせ半導体基板の作製方法。 - 【請求項2】 上記ポリシリコン層は600〜650℃
でCVD法により堆積した請求項1に記載の張り合わせ
半導体基板の作製方法。 - 【請求項3】 上記アニールの温度は1100〜125
0℃である請求項1または請求項2に記載の張り合わせ
半導体基板の作製方法。 - 【請求項4】 上記ポリシリコン層の研磨面はRa値で
0.5nm以下とした請求項1〜請求項3のいづれか1
項に記載の張り合わせ半導体基板の作製方法。 - 【請求項5】 上記一方のウェーハ表面の少なくとも一
部は酸化膜で覆われた請求項1〜請求項4のいづれか1
項に記載の張り合わせ半導体基板の作製方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10473595A JP3614927B2 (ja) | 1995-04-04 | 1995-04-04 | 張り合わせ半導体基板の作製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP10473595A JP3614927B2 (ja) | 1995-04-04 | 1995-04-04 | 張り合わせ半導体基板の作製方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH08279442A true JPH08279442A (ja) | 1996-10-22 |
JP3614927B2 JP3614927B2 (ja) | 2005-01-26 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP10473595A Expired - Fee Related JP3614927B2 (ja) | 1995-04-04 | 1995-04-04 | 張り合わせ半導体基板の作製方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3614927B2 (ja) |
-
1995
- 1995-04-04 JP JP10473595A patent/JP3614927B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3614927B2 (ja) | 2005-01-26 |
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