JPH08279203A - 光磁気情報再生装置 - Google Patents

光磁気情報再生装置

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JPH08279203A
JPH08279203A JP7887395A JP7887395A JPH08279203A JP H08279203 A JPH08279203 A JP H08279203A JP 7887395 A JP7887395 A JP 7887395A JP 7887395 A JP7887395 A JP 7887395A JP H08279203 A JPH08279203 A JP H08279203A
Authority
JP
Japan
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differential operation
voltage
current
magneto
optical information
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7887395A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Miyazaki
靖浩 宮崎
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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Publication of JPH08279203A publication Critical patent/JPH08279203A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】DCドリフトが発生する条件下でDC〜RF帯
域にわたって差動演算回路での差動演算を正常に動作さ
せることができる光磁気情報再生装置を提供する。 【構成】光磁気情報を含む第1、第2の光電変換電流を
電圧に変換する第1、第2の電流電圧変換回路3、4
と、第1、第2の電流電圧変換回路3、4によって変換
されたそれぞれの電圧信号のDC成分を検出する第1、
第2のDC成分検出回路7、8と、第1、第2のDC成
分検出回路7、8からの出力信号の差動演算を行う第1
の差動演算回路9と、第2の電流電圧変換回路4によっ
て変換された電圧信号と、第1の差動演算回路9からの
出力信号とを加算した信号と、第1の電流電圧変換回路
9によって変換された電圧信号との差動演算を行う第2
の差動演算回路(ビデオアンプ)10とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光磁気情報再生装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】記録媒体に記録マークを形成し、マーク
長とマーク間隔長とに情報を与える、いわゆるマークエ
ッジ記録方式では、記録データパタン列によりマーク長
とマーク間隔長の比率が時間とともに不連続に変化する
ため、時間軸情報を正確に伝送する手段としてDC近傍
からRF帯域までの周波数帯域をもつ再生回路が一般的
に用いられる。しかし、このような周波数帯域を持つ回
路では以下に述べるようないくつかの問題点がある。
【0003】例えば、近年、再生信号のS/Nの向上を
目的として、フォトダイオード/電流電圧変換回路一体
素子が用いられるようになってきた。しかし素子の個体
差によりDCドリフトが生じるという問題がある。ま
た、フォトダイオード/電流電圧変換回路一体素子に限
らず、実公平2−40579号公報が開示しているよう
な構成においても、電流電圧変換素子やその周辺素子の
特性のばらつきにより、差動演算回路への二つの入力端
子間にDC電位差が生じる。さらにオペアンプの入出力
電位を最適化するためにツェナーダイオード等が用いら
れるが、これも素子の個体差によりDCドリフトが生じ
るという問題がある。
【0004】一方、差動演算により同相ノイズを除去す
る必要のある光磁気信号再生回路では、差動演算回路で
リニアリティ不足による波形歪みが生じないように設定
する必要がある。もし前述のDCドリフトが差動演算回
路の二入力間でアンバランスとなった場合、この差動演
算回路出力でのリニアリティ保証範囲を超えて波形歪み
が発生するため再生不能の状態になるという問題が生じ
る。特に光磁気信号再生回路では小信号を大きなゲイン
で増幅する必要があるため、二入力間のアンバランス量
が小さくても出力段では大きなDCオフセットとなりリ
ニアリティ劣化への影響が大きい。
【0005】もし非常に高価なDC〜RF帯域までをカ
バーするオペアンプを用い、さらに電源電圧を12Vぐ
らいに大きく設定できれば前述のような波形歪みの問題
は解決できる。しかし部品のコストダウンのために一般
的な差動演算回路をDC〜RF帯域で用いる場合は、差
動演算回路の性能上リニアリティが保証されている出力
電圧範囲が小さいため、二入力間の電位差をほぼ0に押
さえる必要がある。
【0006】特開平5−151637号公報はこのよう
な問題を解決するための一方法を開示している。すなわ
ち図4において、フォトダイオード50、51に接続さ
れた光磁気ディスク記録情報再生用IC31は、第1、
第2の電流電圧変換回路35、36と、差動演算回路と
しての差動増幅回路32とを具備するとともに、差動増
幅回路32の2つの入力信号間にバランス調整トリマ抵
抗34を具備しており、このバランス調整トリマ抵抗3
4によって部品の個体差によって生じるDCのアンバラ
ンスを調整している。このような方法によれば初期的な
バランスをとることが可能となるが、温度変化等による
光学系の偏光ビームスプリッター分光比の変化や各回路
素子の温度ドリフトに対しては対応できず、差動増幅回
路32の出力が飽和して再生不能となってしまう。
【0007】また、上記した特開平5−151637号
公報は、再生信号のS/Nの向上のために同相ノイズ成
分除去を目的としてバランス調整トリマ抵抗34を設け
ている。しかし実際の同相ノイズで問題となるのはDC
成分よりもむしろAC成分であるため、同相ノイズ除去
に対する解決法として適さない。むしろ解決すべき問題
は前述した差動演算回路の出力でのリニアリティの確保
である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、電流
電圧変換素子やその周辺素子、さらに光学素子の特性の
ばらつき、及び温度変化などによる経時的な変化によっ
て差動演算回路への二つの入力端子間にDC電位差が生
じるため、差動演算回路の出力でのリニアリティ保証範
囲を超えてしまい、波形歪みの発生により情報信号の再
生が不可能となってしまう。
【0009】本発明の光磁気情報再生装置はこのような
課題に着目してなされたものであり、その目的とすると
ころは、差動演算回路の2つの入力信号間のDCバラン
スを自動的にとることにより、DCドリフトが発生する
条件下でDC〜RF帯域にわたる差動演算を正常に動作
させることができる光磁気情報再生装置を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の光磁気情報再生装置は、光磁気情報を含
む第1、第2の光電変換電流を電圧に変換する第1、第
2の電流電圧変換手段と、この第1、第2の電流電圧変
換手段によって変換されたそれぞれの電圧信号のDC成
分を検出する第1、第2のDC成分検出手段と、この第
1、第2のDC成分検出手段からの出力信号の差動演算
を行う第1の差動演算手段と、前記第2の電流電圧変換
手段によって変換された電圧信号と、前記第1の差動演
算手段からの出力信号とを加算した信号と、前記第1の
電流電圧変換手段によって変換された電圧信号との差動
演算を行う第2の差動演算手段とを具備する。
【0011】
【作用】すなわち、本発明の光磁気情報再生装置におい
ては、第1、第2の電流電圧変換手段によって光磁気情
報を含む第1、第2の光電変換電流を電圧に変換し、変
換されたそれぞれの電圧信号のDC成分を第1、第2の
DC成分検出手段によって検出する。次に、第1の差動
演算手段によって第1、第2のDC成分検出手段からの
出力信号の差動演算を行う。次に、前記第2の電流電圧
変換手段によって変換された電圧信号と、前記第1の差
動演算手段からの出力信号とを加算した信号と、前記第
1の電流電圧変換手段によって変換された電圧信号との
差動演算を第2の差動演算手段によって行なうようにす
る。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図示せぬ光源から出射する光は記録媒体へ
照射され、記録面の磁化方向によって記録媒体からの反
射光の偏向面が回転する。この反射光をフォトダイオー
ドへ導いて受光量の変化によって情報信号を検出する。
図1は本発明の一実施例としてのマーク長方式の光磁気
情報再生装置の構成を示す図である。フォトダイオード
1、2は第1、第2の光磁気信号をそれぞれ検出して光
電変換する。第1、第2の電流電圧変換回路3、4はフ
ォトダイオード1、2からの出力電流をそれぞれ電圧に
変換する。DC成分検出回路7、8は電圧に変換された
それぞれの信号のDC成分を検出する。第1の差動演算
回路9はそれぞれのDC成分の信号を差動演算する。加
算回路11は第1の差動演算回路9からの出力と第2の
電流電圧変換回路4からの出力を加算して加算電圧を出
力する。第2の差動演算回路としてのビデオアンプ10
は、この加算電圧と第1の電流電圧変換回路3からの出
力との差動演算を行なう。
【0013】ここで、5、6は電流電圧変換された信号
のDC値をビデオアンプ10の動作電位又は後段の回路
の入力動作電位にあわせて任意の値に設定するためのツ
ェナーダイオードであるが、本実施例には必ずしも必要
なものではない。
【0014】次に図1の回路各部の信号を図2を用いて
説明する。ただしツェナーダイオード5、6はここでは
構成から省いている。
【0015】図2において、Mは記録媒体上の記録マー
ク及びギャップを示す。A、A′はフォトダイオード
1、2からの出力電流を第1、第2の電流電圧変換回路
3、4によってそれぞれ電圧に変換した信号であり、
B、B′はDC成分検出回路7、8の出力信号である。
第1、第2の電流電圧変換回路3、4で発生した、大き
さの異なるDCオフセットにより、信号レベルaとa′
はアンバランスとなる。したがって、第1の差動増幅回
路9で検出したDC成分信号B、B′の差動演算出力信
号はCに示すような波形となる。加算回路11において
これをA′に加えることにより第2の差動演算回路とし
てのビデオアンプ10への2つの入力信号A、A′+C
はDCレベルの等しい信号となり、飽和することがなく
同相ノイズが除去された正常な光磁気再生信号Dが得ら
れる。
【0016】図3に、図1で示したDC成分検出回路
7、8の具体的構成例を示す。20はバッファアンプで
あり、抵抗21とコンデンサ22でローパスフィルタを
構成することによりDC成分を検出する。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、波形歪みが発生しない
ように差動演算回路で入力電位を自動的に最適値に設定
しておけるため、安定に光磁気信号の再生が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図2】図1に示す構成の各部の信号波形を示す図であ
る。
【図3】DC成分検出回路の具体的構成を示す図であ
る。
【図4】従来の構成を示す図である。
【符号の説明】
1、2…フォトダイオード、3、4…第1、第2の電流
電圧変換回路、5、6…ツェナーダイオード、7、8…
DC成分検出回路、9…第1の差動演算回路、10…第
2の差動演算回路(ビデオアンプ)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光磁気情報を含む第1、第2の光電変換
    電流を電圧に変換する第1、第2の電流電圧変換手段
    と、 この第1、第2の電流電圧変換手段によって変換された
    それぞれの電圧信号のDC成分を検出する第1、第2の
    DC成分検出手段と、 この第1、第2のDC成分検出手段からの出力信号の差
    動演算を行う第1の差動演算手段と、 前記第2の電流電圧変換手段によって変換された電圧信
    号と、前記第1の差動演算手段からの出力信号とを加算
    した信号と、前記第1の電流電圧変換手段によって変換
    された電圧信号との差動演算を行う第2の差動演算手段
    と、 を具備したことを特徴とする光磁気情報再生装置。
JP7887395A 1995-04-04 1995-04-04 光磁気情報再生装置 Withdrawn JPH08279203A (ja)

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JP7887395A JPH08279203A (ja) 1995-04-04 1995-04-04 光磁気情報再生装置

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