JPH0827870A - 衛生装置 - Google Patents

衛生装置

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JPH0827870A
JPH0827870A JP6188863A JP18886394A JPH0827870A JP H0827870 A JPH0827870 A JP H0827870A JP 6188863 A JP6188863 A JP 6188863A JP 18886394 A JP18886394 A JP 18886394A JP H0827870 A JPH0827870 A JP H0827870A
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sanitary
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sanitary device
signal
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Toshio Kurisaki
登志夫 栗崎
Yasushi Inma
康 因間
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Toto Ltd
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Toto Ltd
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E03WATER SUPPLY; SEWERAGE
    • E03DWATER-CLOSETS OR URINALS WITH FLUSHING DEVICES; FLUSHING VALVES THEREFOR
    • E03D9/00Sanitary or other accessories for lavatories ; Devices for cleaning or disinfecting the toilet room or the toilet bowl; Devices for eliminating smells
    • E03D9/08Devices in the bowl producing upwardly-directed sprays; Modifications of the bowl for use with such devices ; Bidets; Combinations of bowls with urinals or bidets; Hot-air or other devices mounted in or on the bowl, urinal or bidet for cleaning or disinfecting

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  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
  • Safety Devices In Control Systems (AREA)
  • Keying Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 衛生装置は、その故障の発見が容易でありし
かも停電等の電源遮断があっても使い勝手のよい。 【構成】 衛生洗浄装置では、洗浄水用ヒータ等の通電
制御を、便座への着座状態を検出する着座センサの検出
信号に基づいて行なう。着座センサは、検出電圧Vsが
所定電圧Vscを越え(ステップS14)、それが所定
時間(2時間)以上継続したときに異常と判定し、異常
判定フラグFssを1にセットする(ステップS2
2)。この異常判定フラグFssは、バックアップRA
M107に記憶される(ステップS24)。よって、衛
生洗浄機能手段による異常状態は、停電等の非通電時に
も失われることなく、保守等の際に出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人体の洗浄乾燥等を行
なう衛生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の衛生装置として、洋式便
器の便鉢に、モータの駆動により進退する洗浄用ノズル
を備え、洗浄時に洗浄用ノズルを進出位置まで移動して
噴出口から温水を噴出させてお尻洗浄やビデ洗浄等を行
なう装置が知られている。こうした衛生装置において、
近年、お尻洗浄やビデ洗浄の他に多様な機能を付加した
ものが提案されており、例えば、お尻洗浄時に約1秒毎
に水勢の強弱を変化させてお尻をリズムカルに刺激して
スムーズな排便を促すマッサージ洗浄機能、洗浄ノズル
を前後に揺動しながら効果を高めるムーブ洗浄機能、洗
浄ノズルを前後に微小に移動する洗浄位置調節機能、洗
浄水の温度を変える温度設定機能などの多様な機能であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】こうした衛生装置で
は、ノズル装置、吐水温度の調節装置等の機能に故障が
生じた場合には、その旨を報知するために表示ランプを
点滅させたりして、その修理を促す機能を備えている。
【0004】しかし、異常の警告を報知する表示ランプ
を多数設けることは、機能及びコストの点でも難しく、
また、その報知に緊急性を要しない場合がある。また、
異常が発生した場合には、その異常がどのような状況で
生じたかを発見することが難しく、修理に手間取るとい
う問題があった。また、上記衛生装置は、使用者の設定
に応じて種々の機能を発揮するのであるが、こうした機
能は、停電時に消去されてしまい、故障原因を解析する
ためのデータとしても使えず、使い勝手のよいものでは
なかった。
【0005】本発明は、上記従来の技術の問題を解決す
るものであり、多様な機能を装備した衛生装置に関し、
その故障の発見が容易でありしかも停電等の電源遮断が
あっても使い勝手のよい衛生装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項1の発明は、人体の洗浄、乾燥等を行
なう衛生機能手段を備えた衛生装置において、上記衛生
機能手段の洗浄水温度、乾燥温度等を検出するための状
態検出手段と、該状態検出手段により検出された検出デ
ータを上記衛生装置の非通電時であっても記憶する不揮
発性記憶部を有する状態記憶手段とを備えたことを特徴
とする。
【0007】請求項2は、請求項1に記載の衛生装置に
おいて、上記状態記憶手段として、上記不揮発性記憶部
に、上記検出データが所定データであるときに選択的に
該検出データを記憶させるものを用いたものである。
【0008】請求項3は、請求項1に記載の衛生装置に
おいて、上記不揮発性記憶部に記憶された検出データが
所定のデータであるとき、上記衛生機能手段の機能を停
止させる機能停止手段を備えたものである。
【0009】請求項4は、請求項1ないし請求項3にい
ずれか記載の衛生装置において、上記状態検出手段が所
定時間毎にクロック信号を出力するタイマ手段であり、
上記状態記憶手段が上記衛生装置の非通電時であって
も、上記不揮発性記憶部に、上記タイマ手段からのクロ
ック信号を累積的な計測時間として記憶させる累積時間
記憶手段を用いたものである。
【0010】請求項5は、請求項1ないし請求項3にい
ずれかに記載の衛生装置において、上記状態検出手段が
上記衛生機能手段が使用される毎に信号を出力する使用
検出手段であり、上記状態記憶手段が上記衛生装置の非
通電時であっても、上記不揮発性記憶部に、上記使用検
出手段からの信号を累積的な使用回数として記憶させる
累積回数記憶手段を用いたものである。
【0011】請求項6は、請求項5の衛生装置におい
て、上記使用検出手段として、便座への着座状態を検出
する着座検出手段を用いたものである。
【0012】請求項7は、請求項1ないし請求項6のい
ずれかに記載の衛生装置において、上記不揮発性記憶部
に記憶された検出データを外部へ出力する出力手段を備
えたものである。
【0013】請求項8は、請求項1ないし請求項7のい
ずれかに記載の衛生装置において、上記衛生機能手段
は、所定時間で消耗する脱臭剤を適用したものである。
【0014】請求項9は、人体の洗浄、乾燥等を行なう
衛生機能手段を備えた衛生装置において、操作により上
記衛生機能手段を機能させるための信号を出力する状態
設定手段と、該状態設定手段から出力された信号を上記
衛生装置の非通電時であっても記憶する不揮発性記憶部
を有する状態記憶手段と、を備えたものである。
【0015】請求項10は、請求項9に記載の衛生装置
において、上記不揮発性記憶部に記憶された検出データ
を外部へ出力する出力手段を備えたものである。
【0016】請求項11は、請求項9または請求項10
に記載の衛生装置において、上記不揮発性記憶部に記憶
された検出データに基づいて衛生機能手段を機能させる
指令手段を備えたものである。
【0017】請求項12は、人体の洗浄、乾燥等を行な
う衛生機能手段を備えた衛生装置が複数近接して存在す
る状況を想定して、複数の衛生装置のうち1つを識別す
るための識別コードを付した識別コード信号及び衛生機
能手段のうち1つを機能させるための機能コード信号を
無線で発信する遠隔操作手段を備え、該遠隔操作手段か
ら発信される識別コード信号及び機能コード信号を受け
て、該識別コード信号が所定の信号であるときに、機能
コード信号に基づいて上記衛生機能手段を機能させる衛
生装置において、上記衛生装置または上記遠隔操作手段
の少なくとも一方に、上記遠隔操作手段及び/または衛
生装置の上記識別コードを入力する識別コード入力部
と、該識別コード入力部により入力された識別コード信
号を上記衛生機能手段の非通電時であっても記憶する不
揮発性記憶部を有する状態記憶手段と、を備えたことを
特徴とする。
【0018】
【作用】請求項1の発明にかかる衛生装置では、人体の
洗浄、乾燥等を行なう衛生機能手段を備えており、この
衛生機能手段の洗浄水温度、乾燥温度等は、状態検出手
段により検出される。状態検出手段により検出された検
出データは、状態記憶手段の不揮発性記憶部に記憶され
る。不揮発性記憶部は、衛生装置の非通電時であって
も、検出データを記憶しているので、該検出データを、
故障原因等を解析する際のデータとして利用できる。
【0019】請求項2の衛生装置の状態記憶手段は、検
出データが所定のデータであるときに、該検出データを
選択的に不揮発性記憶部に記憶させるので、故障になり
易い状態になったときだけの検出データが記憶され、そ
れ以外のときに毎回記憶する必要がなくなる。
【0020】請求項3の衛生装置では、不揮発性記憶部
に記憶された検出データが所定のデータであるときに、
機能停止手段を介して衛生機能手段の機能を停止させて
いるので、通電復帰直後の異常時でも、状態検出手段か
らの検出データの検出結果を待たずに、衛生機能手段の
機能を停止させることができる。
【0021】請求項4では、タイマ手段が所定時間毎に
クロック信号を累積時間記憶手段に出力する。累積時間
記憶手段では、不揮発性記憶部にクロック信号を累積的
な計測時間として記憶する。したがって、計測時間は、
衛生装置の非通電時であっても不揮発性記憶部に記憶さ
れて失われることなく、通電復帰時に利用されるので、
保守性に優れている。
【0022】請求項5では、使用検出手段が衛生機能手
段の使用される毎に信号を出力して累積回数記憶手段に
入力される。累積回数記憶手段は、その使用回数を不揮
発性記憶部に累積的な使用回数として記憶するから、衛
生装置の非通電時であってもその使用回数のデータが失
われることなく、通電復帰後に利用されるので、保守性
に優れる。
【0023】請求項6では、請求項5の使用検出手段と
して着座検出手段を用いて、その使用回数を検出してい
るので、信頼性の高い使用回数を得ることができる。
【0024】請求項7では、請求項1ないし請求項6の
いずれかに記載の不揮発性記憶部の検出データを出力手
段を介して外部へ出力するので、保守の必要度合いを知
ることができ、衛生機能手段の安全性及びメンテナンス
性が向上する。
【0025】請求項8では、請求項1ないし請求項7の
いずれかに記載の衛生機能手段として保守の必要性の高
い脱臭剤を検出対象とすることにより、保守性の向上を
より図ることができる。
【0026】請求項9では、状態設定手段の操作により
衛生機能手段を機能させるための信号が出力されるが、
この信号は、状態記憶手段の不揮発性記憶部に、衛生装
置の非通電時であっても検出データとして記憶されるの
で、この検出データを故障原因の解析する際のデータと
して利用することができる。
【0027】請求項10では、請求項9の不揮発性記憶
部の検出データを出力手段を介して外部へ出力するの
で、通電復帰直後に、非通電直前の設定状態を知ること
ができ、使用勝手が向上する。
【0028】請求項11では、請求項9または請求項1
0の不揮発性記憶部に記憶された検出データに基づい
て、指令手段が衛生機能手段を機能させるので、一度行
なった操作は、非通電時においても消去されることがな
く、通電復帰時に同じ操作を行なう必要はない。
【0029】請求項12では、複数の衛生装置を近接し
て設置する場合において、遠隔操作手段から識別コード
信号及び機能コード信号を衛生装置へ無線で出力して、
衛生装置の1つを選別して、その衛生機能手段を機能さ
せる。識別コード信号は、複数の衛生装置のうち1を選
別するものであるが、その識別コードは、識別コード入
力部により入力されることにより、衛生装置または遠隔
操作手段の少なくとも一方の、状態記憶手段の不揮発性
記憶部に記憶される。したがって、不揮発性記憶部は、
衛生装置の非通電時においても、識別コードを記憶して
いるので、非通電時の度に識別コードの設定を何度か行
なうという煩わしい操作がなくなり、使い勝手が向上す
る。
【0030】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。
【0031】図1は衛生洗浄装置10を装着した洋式便
器を示す外観図、図2は衛生洗浄装置の温水/ノズル制
御装置を示すブロック図、図3その電子制御装置及び入
出力部のブロック図である。これらの図において、衛生
洗浄装置10は、便器本体5に装着されるものであり、
ケーシング本体11と、ケーシング本体11に装着され
た洗浄水を局部に噴出するノズル装置12と、操作ボタ
ン13A(図3参照)及び表示ランプ13Bを有する操
作部13と、操作部13の操作ボタン13Aの操作に基
づいて上記温水吐水及びノズル位置を制御する温水/ノ
ズル制御装置14(図2参照)とを備えている。
【0032】外部水源は、便器本体5のボール面5aに
流す洗浄水を貯留する洗浄水タンク(図示省略)に配管
接続されると共に、図2に示すように、途中の分岐金具
20から、連結管21を介して、衛生洗浄装置10にも
配管接続され、これに給水している。
【0033】衛生洗浄装置10は、上流側から、給水ア
ダプタ22、減圧弁23、電磁弁24、安全弁25から
なるバルブユニット26と、供給された水を温水用サー
ミスタ28aにより温度検出しつつ洗浄用ヒータ29で
適温まで加熱する熱交換器30及び吐水状態を検出する
フロートスイッチ31とからなる熱交換器ユニット32
と、逆止弁33、流調モータ34により駆動される流調
弁35を備えた流調ユニット36と、第1開閉弁37a
及び第2開閉弁37bを有する開閉弁ユニット37とを
備え、その先端には、ノズル装置12が接続されてい
る。ノズル装置12は、洗浄用ノズル40を軸方向に駆
動するための駆動装置41等から構成されている。
【0034】各ユニット等の大まかな動作を説明する。
便座15に使用者が座ると、着座センサ15a(図3参
照)からその旨の信号が出力され、その後、使用者が操
作部13を操作して、例えばお尻洗浄ボタン13aを押
すと、駆動装置41を駆動して洗浄用ノズル40を一体
的に洗浄位置まで前進し、バルブユニット26の第1開
閉弁37aを開いて、洗浄水の噴出を開始する。そし
て、洗浄終了後、操作部13の停止ボタン13c(図
3)を押して洗浄の終了を指示すると、洗浄用ヒータ2
9への通電を終了すると共に、第1開閉弁37aを閉じ
て洗浄水の噴出を終了し、その後、駆動装置41を逆転
して洗浄用ノズル40を収納位置に退避する。なお、ビ
デ洗浄ボタン13bを押すと、ビデ洗浄位置まで洗浄用
ノズル40が進出して第2開閉弁37bを開いて洗浄水
の噴出を開始し、停止ボタン13cの押し下げにより洗
浄を終了する。なお、上記便座15には、便座用ヒータ
53が設けられ、便座面を適温に保持している。
【0035】こうした温水/ノズル制御装置14のうち
洗浄用ヒータ29及び便座用ヒータ53等を制御する回
路は、図3に示すマイクロコンピュータを含む電子制御
装置100を中心に構成されている。
【0036】電子制御装置100は、図3に示すよう
に、予め設定された制御プログラムに従って洗浄水の温
度等を制御するための各種演算処理を実行するCPU1
02と、CPU102で各種演算処理を実行するのに必
要な制御プログラムや制御データ等が予め格納されたR
OM104と、同じくCPU102で各種演算処理を実
行するのに必要な各種データが一時的に読み書きされる
RAM106と、非通電状態でもデータを記憶している
バックアップRAM107と、各センサからの検出信号
やスイッチからの信号を入力してCPU102の処理可
能な信号に変換する入力処理回路108と、CPU10
2での演算結果に応じて電磁弁24等に信号を出力する
出力処理回路109等を備えている。なお、上記バック
アップRAM107は、内蔵電池によりバックアップさ
れるもの、フラッシュメモリなど電気的に書込・読み出
し可能なデバイスであり、電源遮断時にもそのデータが
消去されない各種の装置を適用できる。
【0037】図3に示す操作部13の操作ボタン13A
には、各種のスイッチが設けられている。すなわち、お
尻洗浄ボタン13a、ビデ洗浄ボタン13b、停止ボタ
ン13c、温風を吹き出すための乾燥ボタン13d、マ
ッサージ洗浄を設定するマッサージ設定ボタン13e、
ムーブ洗浄を行なわせるムーブ設定ボタン13f、吐水
温度の調節用の吐水温設定ボタン13g、水量調節用の
水量調節ボタン13h、洗浄用ノズル40を前後方向へ
移動するノズル位置調節ボタン13i、便座用ヒータ5
3を所定時間オフに設定するためのタイマ予約ボタン1
3mが設けられている。
【0038】また、便座15には、該便座15への着座
を検出する着座センサ15aが設けられている。着座セ
ンサ15aとしては、例えば、便座15の表面の便座用
ヒータ53について静電容量の変化を測定して着座の有
無を検出するセンサや、圧力センサを用いることができ
る。また、衛生洗浄装置10の設定状態は、LED等か
らなる表示ランプ13Bにより表示される。表示ランプ
13Bは、各種の作動状態や異常やタイマ予約の有無を
知らせる各種表示機能を備えている。
【0039】次に、電子制御装置100により実行され
る衛生洗浄装置10に発生する各種の異常状態について
の判定処理について説明する。
【0040】まず、着座センサ15aの異常判定処理に
ついて説明する。図4は着座センサ15aの異常判定ル
ーチンを説明するためのフローチャートである。本ルー
チンは、所定時間毎の割込処理にて実行される。まず、
ステップS12にて、着座センサ15aからの出力に基
づいた検出電圧Vsが読み込まれる。続くステップS1
4にて、異常判定フラグFssの判定が実行され、該異
常判定フラグFssが0の場合には、ステップS16へ
進む。この異常判定フラグFssは、着座センサ15a
が異常であると判定されたときに1にセットされるフラ
グである。
【0041】続くステップS16にて、検出電圧Vsが
所定電圧Vsc以上か否かの判定が実行され、所定電圧
Vsc以下の場合には、着座状態でないと判定され本処
理は一旦終了する。一方、ステップS16にて所定電圧
Vsc以上であると判定した場合には、つまり着座状態
であると判定した場合には、ステップS18にて、着座
カウンタCsをインクリメントする。
【0042】続くステップS20にて、着座カウンタC
sが所定時間Csc(Cscは、例えば、2時間に相当
する値)を越えた場合には、ステップS22にて、着座
センサ15aの異常状態を示す異常判定フラグFssを
1にセットする。この異常判定フラグFssは、他のル
ーチンの判定に用いられて、これが1にセットされてい
ると、洗浄動作、乾燥動作、脱臭動作等が強制的にオフ
にされる。そして、ステップS24にて、異常判定フラ
グFssが1にセットされた旨がバックアップRAM1
07に記憶される。すなわち、着座センサ15aから着
座の旨の信号が出力されて、それが通常の着座時間を越
えるような状態が継続した場合には、着座センサ15a
の異常と判定するのである。こうした着座センサ15a
の異常状態については、後の修理の際の故障発見用デー
タとして用いられ、故障の発見を容易にする。
【0043】一方、ステップS14にて、異常判定フラ
グFssが1と判定され、つまり、着座センサ15aが
異常であると判定された場合にも、着座センサ15aが
正常な値を出力した場合には、つまりステップS34〜
ステップS42の条件を満たした場合には、着座センサ
15aの異常判定の解除処理が実行される。すなわち、
ステップS32にて、復帰フラグFsrの判定が実行さ
れる。この復帰フラグFsrは、着座センサ15aが異
常と判定された後に、つまり1つの復帰条件が満たされ
たときに、1にセットされるフラグである。
【0044】続くステップS34にて、検出電圧Vsが
所定電圧Vsc以下であると判定された場合には、復帰
フラグFsrを1にセットする。そして、この復帰フラ
グFsrの1へのセットにより、ステップS32の判定
にてステップS38へ進む。ステップS38では、検出
電圧Vsの判定が実行され、検出電圧Vsが所定電圧V
sc以上であると判定したときに、ステップS40に
て、異常判定フラグFss及び復帰フラグFsrが0に
リセットされる。これにより、衛生洗浄装置10は、他
のルーチンの処理にて、元の正常な洗浄制御に復帰す
る。
【0045】すなわち、着座センサ15aが2時間以上
着座状態を検出し、異常であると判定された場合にも
(ステップS16〜ステップS24)、離座を経て(ス
テップS34、ステップS36)、再度、着座となった
状態を検出した場合には着座センサ15aが異常でない
と判定し(ステップS38)、元の状態に復帰させて、
誤った検出を避けているのである。
【0046】したがって、着座センサ15aが異常とな
った場合には、仮に正常復帰した場合でも、その旨がバ
ックアップRAM107に記憶されるから、これに基づ
いて着座センサ15a等の修理が容易になる。また、着
座センサ15aが異常である旨はバックアップRAM1
07に記憶されるので、停電時にもその情報が失われる
こともない。なお、異常発生時における各種の機能部の
使用経過時間、使用回数等を記憶すると、故障発見用デ
ータとして役立てることができる。
【0047】次に、電子制御装置100により、温水用
サーミスタ28aが所定温度以上を検出したときの異常
判定処理について、図5のフローチャートを用いて説明
する。
【0048】まず、ステップS52にて、温水用サーミ
スタ28aの検出温度TMsが読み込まれる。続くステ
ップS54にて、温水用サーミスタ28aの検出温度T
Msが所定温度TMsc以上が否かについて判定され、
所定温度TMsc以下の場合には、本処理を終了する。
【0049】一方、ステップS54にて、温水用サーミ
スタ28aの検出温度TMsが所定温度TMsc以上の
場合には、ステップS56にて電磁弁24を閉じる。こ
れにより、洗浄用ノズル40から所定温度以上の高温吐
水が禁止される。
【0050】なお、洗浄用ノズル40からの高温吐水を
防止する他の手段として、洗浄用ノズル40をバイパス
するバイパス通路(図示省略)を設けると共に、バイパ
ス通路にバイパス弁を設け、このバイパス弁を開けるこ
とにより高温水をバイパス通路を通じて捨て水してもよ
い。
【0051】続くステップS58にて、RAM106に
一次的に記憶されている他の各種状態の検出データまた
は制御データを読み込む。検出データまたは制御データ
としては、操作ボタン13Aの設定状態、温水用サーミ
スタ28aの検出温度ピーク値THs、着座センサ15
aの着座状態を示す信号、電磁弁24の開弁状態で吐水
中か否かを示す信号等のデータである。
【0052】続くステップS60では、温水用サーミス
タ28aの検出温度TMsが所定温度以上であった旨を
バックアップRAM107に記憶すると共に、ステップ
S58で読み込んだ各種状態の検出データ及び制御デー
タもバックアップRAM107に記憶する。次のステッ
プS62では、所定以上の高温を検出した旨を表示ラン
プ13Bに表示し、その旨を報知する。なお、この検出
データは、通電復帰後も継続して記憶されるため、この
データに基づいて継続して吐水禁止状態にすることも可
能である。
【0053】本処理により、温水用サーミスタ28aが
所定温度以上を検出したときに、この旨をバックアップ
RAM107に記憶し、さらにそのときの検出データ及
び制御データを記憶することから、修理の際における故
障発見が容易となる。
【0054】すなわち、バックアップRAM107に記
憶された検出データ及び制御データのうち、操作ボタン
13Aの設定状態により、お尻洗浄ボタン13aまたは
ビデ洗浄ボタン13bがオンされているか否か及び停止
ボタン13cが押されているか否か、乾燥ボタン13d
のオンオフ等の制御データにより、いずれの時点または
状態にて、温水用サーミスタ28aから所定温度以上が
検出されたか否かを知ることができる。
【0055】また、着座センサ15aの着座検出データ
により、便座15への着座中に故障したか否か、他の温
水用サーミスタ28aの検出温度ピーク値THsや他の
データに基づいて、温水用サーミスタ28a自体の故障
であるか否かを知ることができる。
【0056】さらに、フロートスイッチ31からの信号
により、温水用サーミスタ28aが熱交換器30の満水
時に故障したか否か、洗浄用ヒータ29への制御量によ
り加熱制御に原因があるか否か等を知ることができる。
【0057】次に、衛生装置のメンテナンスを必要とす
る処理、例えば、室内暖房ユニットの埃フィルタ、脱臭
ユニットの埃フィルタ、脱臭剤等のメンテナンス処理に
ついて説明する。ここでは、特に、脱臭剤の交換等を促
す報知処理を例にして説明する。脱臭剤は、所定の期間
経過すれば消耗して交換を必要とするが、本処理は、脱
臭剤を装填したときから所定時間(約7年間)経過した
ときに、または、脱臭動作時間が所定時間経過したと
き、その交換を促す処理である。
【0058】図6に示すように、衛生洗浄装置10の側
部に脱臭剤ユニット150が設けられている。脱臭剤ユ
ニット150は、収納凹所151を有し、この収納凹所
151内に脱臭剤152を収納し、蓋体153で閉める
ことにより装填される。また、蓋体153には、リセッ
トスイッチ154が設けられており、このリセットスイ
ッチ154は、脱臭剤152を交換したときに、リセッ
ト信号を電子制御装置100に出力するものである。
【0059】脱臭剤152の交換時期の報知処理は、図
7に示すフローチャートで示すルーチンにより実行され
る。本処理は、リセットスイッチ154からリセット信
号がCPU102に入力され、初期化処理がされた後に
繰り返し実行される。初期化処理としては、RAM10
6やバックアップRAM107に記憶されているカウン
タ等のリセットである。
【0060】初期化処理の実行後に、ステップS102
にて、第1カウンタCM1のインクリメントが行なわ
れ、ステップS104にて、第1カウンタCM1が所定
値CM1cを越ているか否かの判定が実行される。所定
値CM1cは、例えば、24時間に相当する値に設定さ
れている。そして、ステップS104にて、肯定判断さ
れたときには、ステップS106へ進む。ステップS1
06では、バックアップRAM107から第2カウンタ
CM2の値が読み込まれ、さらにステップS108に
て、第2カウンタCM2がインクリメントされ、ステッ
プS110にて、第2カウンタCM2の値がバックアッ
プRAM107に書き込まれる。
【0061】続くステップS112にて、第2カウンタ
CM2が所定値CM2cを越えているか否かの判定が実
行される。所定値CM2cは、メンテナンスに要する時
間に対応する値に設定されており、例えば、脱臭剤の交
換時期を報知する場合では、7年間に相当する値が設定
されている。
【0062】上記ステップS112にて、第2カウンタ
CM2が所定値CM2cを越えたと判定されたときに
は、ステップS114へ進み、バックアップRAM10
7にその旨を記憶し、さらにステップS116にて表示
ランプ13Bを点灯表示する。
【0063】こうした表示ランプ13Bの報知により、
脱臭剤152の交換の必要性を知ることができる。そし
て、脱臭剤152が交換されたときには、リセットスイ
ッチ154からリセット信号が出力される。なお、リセ
ットスイッチ154は、脱臭剤ユニット150の蓋体1
53に設けて、脱臭剤152の装填と同時にリセット信
号を出力するので、リセット操作が不要になる。なお、
リセットスイッチ154は、リモコンまたは操作部のス
イッチを特殊操作することで代用してもよい。
【0064】上記実施例によれば、脱臭剤152等の所
定期間での交換を必要とするものについて、その交換の
必要性が報知されるから、脱臭剤152の交換を忘れる
ことがない。また、上記処理では、第2カウンタCM2
の値は、バックアップRAM107に記憶されているの
で、停電時にリセットされない。よって、使用中に停電
等があっても、正確な交換時期を知ることができる。
【0065】次に、メンテナンス時期を報知する他の実
施例として、着座回数のデータに基づいて求める処理に
ついて図8のフローチャートにより説明する。すなわ
ち、便座15への着座回数は、脱臭剤の使用回数と一致
するから、そのデータからメンテナンス時期を求めたも
のである。
【0066】図8において、まず、最初のステップS2
00にて、着座フラグFswの判定が行なわれる。この
着座フラグFswは、着座センサ15aがオンされたと
きに1に設定されるフラグであり、最初の処理では0で
あるから、ステップS202へ進む。ステップS202
では、着座センサ15aがオンされているか否かの判定
が行なわれる。この判定処理は、着座センサ15aから
の検出電圧Vsに基づいて行なわれる。このステップS
202にて、該検出電圧Vsが所定電圧Vsc以上であ
り着座されたと判定されるとステップS204へ進み、
着座フラグFswを1にセットする。ステップS206
では、着座回数を示す着座カウンタNsがインクリメン
トされる。この着座カウンタNsの値は、バックアップ
RAM107に記憶されており、その値がインクリメン
トされることになる。続くステップS208では、着座
カウンタNsが所定回数Nscを越えたか否かの判定が
実行され、否定判定の場合には一旦処理を終了する。
【0067】そして、ステップS200では、ステップ
S204で着座フラグFswが1にセットされているか
ら、ステップS210へ進み、着座フラグFswがオン
してから所定時間経過したか否かの判定が行なわれる。
【0068】ステップS210で所定時間経過したと判
定された場合には、ステップS212で着座フラグFs
wが0にリセットされる。このようにステップS210
にて着座センサ15aがオンしてから所定時間経過しな
いと着座と判定しないのは、便座15での座り直しを新
たな着座であると検出しないためである。
【0069】本処理の繰り返し処理にて、ステップS2
08にて着座カウンタNsが所定回数Nscを越えたと
判定した場合には、ステップS220にてバックアップ
RAM107にその旨を記憶し、さらにステップS22
2にて、所定回数以上の着座があったことを示すために
表示ランプ13Bを点灯する。
【0070】したがって、着座回数により、脱臭剤等の
交換時期を知ることができ、しかも、着座カウンタNs
は、バックアップRAM107に記憶されているから、
停電等でリセットされることもない。なお、交換時期
は、着座カウンタと使用時間とのANDまたはORで知
らせてもよい。
【0071】次に、他の実施例として、衛生洗浄装置1
0の操作部13における操作ボタン13Aの入力設定処
理について説明する。本処理は、衛生洗浄装置10の操
作ボタン13Aの設定状態が停電時にも失われない処理
である。
【0072】本処理は、図9に示すいわゆるタクトスイ
ッチ160を用いて好適に実施することができる。図9
はタクトスイッチ160を用いたスイッチ機構161の
周辺を示す断面図である。タクトスイッチ160は、プ
リント基板162上に固定されており、その上方に上記
プリント基板162と平行にケース163が設置されて
いる。タクトスイッチ160の上方のケース163の部
分は、開口163aとなっており、この開口163a
に、タクトスイッチ160を操作するためのキートップ
部160aが設けられている。このキートップ部160
aは、ケース163の上面に接着された表示シート16
4に固定されている。この表示シート164には、タク
トスイッチ160の操作部を表すスイッチ操作部164
aが表示されている。したがって、スイッチ操作部16
4aを押すと、キートップ部160aを介してタクトス
イッチ160がスイッチング操作されることになる。ま
た、タクトスイッチ160に近接した側方のプリント基
板162には、タクトスイッチ160のスイッチング作
用によりオンオフする表示ランプ165が固定されてい
る。
【0073】こうした構成のスイッチ機構161では、
表示シート164がケース163に密着しているので、
開口163aの周辺に隙間ができず、トイレ等の高い防
水性を必要とする箇所に適している。
【0074】タクトスイッチ160は、通常、一時的に
切換設定する箇所で使用されるが、停電等で電源が遮断
された場合には、その状態が消去される。本実施例で
は、上述した耐水性を活かすと共に、バックアップRA
M107及び図10の処理を実行することにより自己保
持スイッチとして構成している。
【0075】次に、図10の処理について説明する。図
10において、電源がオンされると、本処理が実行され
る。まず、最初のステップS302にてバックアップR
AM107の特定の番地からタクトスイッチ160の設
定状態が読み出される。続くステップS304では、そ
のスイッチデータがオン、オフ、または未設定状態かい
なかの判定が実行される。そして、ステップS304の
判断に応じて、ステップS312,S314,S316
の処理が選択的に実行され、その設定内容に基づいて表
示ランプ13Bが表示される。
【0076】続くステップS320からステップS33
8までの処理をタクトスイッチ160を押す毎に繰り返
し実行する。すなわち、ステップS320では、タクト
スイッチ160が押されたか否かの判定が実行され、押
されたと判定されると、ステップS322へ進む。続く
ステップS322では、タクトスイッチ160が現在オ
ンであるか、オフのいずれの状態かの判定が実行され、
オン状態のときには、バックアップRAM107にオフ
に切り換えられた旨を記憶し(ステップS324)、さ
らに表示ランプ13Bを消灯した後に(ステップS32
6)、オフ状態に設定する(ステップS328)。一
方、ステップS322にて、タクトスイッチ160がオ
フ状態であると判定されると、バックアップRAM10
7への記憶処理(ステップS334)、表示ランプ13
Bの点灯処理(ステップS336)、オン状態への設定
処理(ステップS338)を実行する。
【0077】したがって、上記実施例により、タクトス
イッチ160の設定内容がバックアップRAM107に
記憶され、停電等の電源遮断時にも設定状態が読み出さ
れて、元の状態に復帰させることができる。
【0078】なお、衛生洗浄装置10のタクトスイッチ
160は、使用者の設定状態を記憶しておきたい各種の
箇所に用いることができ、例えば、便座用ヒータのオン
オフのように2つの状態に設定するもののほか、吐水温
度設定ボタン等のように3つ以上の設定状態に切り換え
るものにも適用できる。すなわち、吐水温設定ボタン1
3gは、ヒータ切→低温→中温→高温→ヒータ切と順次
切り換えられるように用いるスイッチである。
【0079】また、上記実施例では、自己保持タイプの
スイッチとしてタクトスイッチを用いたが、これに限ら
ず、パルス信号の入力毎に切り変えるスイッチであれ
ば、各種のスイッチに適用することができる。また、ス
イッチにより設定されるデータは、吐水温度のほか、衛
生洗浄装置の制御条件を設定するものであれば、各種の
ものに適用することができ、例えば、吐水ノズルの水
勢、ノズル位置、マッサージ洗浄、ムーブ洗浄、脱臭入
/切、運転入/切の設定等に適用することができる。
【0080】次に、衛生洗浄装置10のタイマ予約処理
にバックアップRAM107を適用した実施例について
説明する。タイマ予約処理は、便座用ヒータ53または
洗浄用ヒータ29、あるいは室内暖房用ヒータ(図示省
略)の少なくとも1つを所定時間だけ、例えば、使用回
数の少ない夜間の通電を停止する処理として好適に適用
することができる。
【0081】衛生洗浄装置10のタイマ予約ボタン13
mに、所定の時間設定を行なうと、入力されたタイマ予
約データはRAM106に記憶されると共に、バックア
ップRAM107にタイマ予約された旨を示すタイマ予
約フラグFtが1に記憶される。こうしたタイマ予約デ
ータは、図示しないルーチンに基づいて便座用ヒータ5
3のオフ設定処理に用いられる。
【0082】一方、タイマ予約機能は、停電等により電
源が遮断された場合に、時間の計測を行なうことができ
ないために、使用不能となって消去されるが、それが登
録されていた旨のデータ、つまり、タイマ予約フラグF
tのデータは、バックアップRAM107に記憶されて
いるので、以下の処理により利用される。
【0083】すなわち、衛生洗浄装置の停電後の電源投
入時には、図11のフローチャートで示す停電時復帰処
理が実行される。最初のステップS352にて、バック
アップRAM107の特定の番地からタイマ予約フラグ
Ftが読み込まれる。続くステップS354では、タイ
マ予約フラグFtの判定が実行される。このステップS
354のフラグ判定により、タイマ予約がないと判定さ
れると、タイマ予約表示ランプ13Bの点滅表示をする
ことなく、本処理を終了する。一方、タイマ予約があっ
たと判定されると、ステップS356へ進み、タイマ予
約表示ランプ13Bを点滅して、停電によりタイマ予約
機能が使用不能となった旨が表示され、使用者によるリ
セットまたは再設定を促す。
【0084】続くステップS358では、使用者により
タイマ予約ボタン13mが入力されたか否かの判定がさ
れ、入力された場合には、次のステップS360へ進
む。ステップS360では、タイマ予約ボタン13mに
よる入力データがタイマ設定信号か、あるいはタイマ予
約解除信号か否かの判定が実行され、タイマ設定信号の
場合には、ステップS362へ進み、タイマ予約表示ラ
ンプ13Bを点灯する。一方、ステップS360にてタ
イマ予約解除信号であると判定されると、ステップS3
64にて表示ランプ13Bを点灯し、さらにステップS
366にてタイマ予約フラグFtを0にリセットする。
【0085】したがって、停電後に電源投入した際に、
非通電前にタイマ予約されていた場合には、表示ランプ
13Bを点滅表示して、タイマ予約の設定を促す旨を表
示する。よって、便座用ヒータ53の夜間での通電を停
止する予約をしている場合のように、タイマ予約機能が
使用不能となっていることを知らずに放置して、無駄な
電力を消費することもない。一方、停電前にタイマ予約
されていなかった場合には、表示ランプ13Bが点滅表
示されないので、タイマ予約されていないにもかかわら
ず、点滅表示して、操作を促すような煩わしい表示がさ
れることもない。
【0086】なお、タイマ予約の停電時復帰処理は、電
池駆動のリモコンを装備した衛生洗浄装置10におい
て、タイマ予約をリモコンの操作で行なう構成では、リ
モコン内のタイマ予約データは、停電により消去されな
いので、衛生洗浄装置本体へ送信のみで行なえばよく、
面倒な設定操作をする必要がなく、より使い勝手がよ
い。
【0087】次に、衛生洗浄装置10の設定状態をリモ
コンで操作する機能を備えた実施例について説明する。
この衛生洗浄装置10では、公共施設等で同じタイプの
ものを複数連立して設置した場合には、隣のリモコンの
信号で作動することを防止する必要がある。本実施例で
は、衛生洗浄装置10を識別するための識別コードを設
置場所にかかわらず簡単に設定又は変更できるように、
リモコンまたは操作部の設定手段としてバックアップR
AM107を用いたものである。
【0088】本処理は、衛生洗浄装置本体に識別コード
を設定する処理と、これに対応してリモコン側に同じ識
別コードを設定する処理を備えている。
【0089】まず、衛生洗浄装置本体側への識別コード
の設定について図12のフローチャートを用いて説明す
る。本ルーチンは、ビデ洗浄ボタン13bを押しながら
電源を投入すると起動される。最初のステップS402
では、入力モードの待機処理となる。この状態から、お
尻洗浄ボタン13a、乾燥ボタン13d、停止ボタン1
3cのいずれかが押されると、次のステップS404へ
進み、いずれのボタンが押されたか否かの判定が実行さ
れる。
【0090】ステップS404の判定処理にて、選択さ
れたボタンに対応した識別コードがステップS406,
S408,S410で選択される。すなわち、お尻洗浄
ボタン13aが押されると、ステップS406にて標準
コードC0が選択され、乾燥ボタン13dが押される
と、ステップS408にて特定コードC1が選択され、
停止ボタン13cが押されると、ステップS410にて
特定コードC2が選択される。なお、これらのコード
は、予めROM104に記憶されており、上記対応する
ボタンが押されたときに選択的に読み出される。続くス
テップS412では、確定ボタン13kが押されたと判
定されると、ステップS414にて、選択された識別コ
ードがバックアップRAM107の所定の番地に記憶さ
れる。
【0091】一方、リモコン側の識別コードの設定は、
上記処理とほぼ同様な処理にて実行する。すなわち、リ
モコンのお尻洗浄ボタンを押しながら、リモコンの電池
ボックスに電池を入れると、リモコンコード設定モード
になる。予め割り付けられた識別コードに対応するボタ
ンのうちから、衛生洗浄装置本体で押したボタンと同じ
ボタンを押し、さらに確定ボタンを押す。これにより、
衛生洗浄装置本体で設定したと同じ識別コードがリモコ
ンのバックアップRAMに記憶される。
【0092】このように、衛生洗浄装置本体側及びリモ
コンに、予め割り付けられた複数の識別コードのうちか
ら1を選択して、同じ識別コードを設定することによ
り、複数の識別コードから、隣接する衛生洗浄装置10
で設定したものと異なった識別コードを設定することが
できる。こうして設定された識別コードは、バックアッ
プRAM107に記憶され、停電時にもデータが消去さ
れないから、その機種を特定するデータとなる。
【0093】上記実施例によれば、公共施設等に、リモ
コンを備えた衛生洗浄装置10を連立して設置する際
に、その設置現場において、隣接するもの同士を異なっ
た識別コードとする設定を簡単に行なうことができる。
したがって、従来のように、衛生洗浄装置の生産ライン
や設置現場において、衛生洗浄装置本体の制御装置内の
パターンカットを行なったり、ジャンパー線や抵抗を付
加して、識別コードを設定するような面倒な作業が不要
になる。
【0094】なお、上記実施例では、衛生洗浄装置本体
及びリモコンの両方について識別コードの設定を行なっ
ているが、以下の構成を採用することにより、衛生洗浄
装置本体だけで一層簡単に設定することができる。すな
わち、衛生洗浄装置10の操作部13のビデ洗浄ボタン
13bを押しながら電源を入れて、リモコンの識別コー
ド設定処理に移行させる。そして、リモコンから送信を
行なうと、送信信号に含まれている識別コードを判別
し、該判別した識別コードが衛生洗浄装置本体のバック
アップRAM107に記憶させる。
【0095】したがって、識別コードが予め設定された
複数のリモコンのうちから1を選択して、該リモコンか
ら送信をすれば、衛生洗浄装置本体がリモコンから受信
した信号に基づいて識別コードを抽出して衛生洗浄装置
本体のバックアップRAM107に記憶するから、衛生
洗浄装置10及びリモコンでの識別コードの設定作業も
不要となり、一層作業が簡単になる。なお、衛生洗浄装
置10の操作部13のうちから1つを選択して、リモコ
ンへ送信するようにしてもよい。その他、特殊な外部入
力装置を用いて、衛生洗浄装置10及びリモコンの設定
コードを設定することも可能である。
【0096】次に、図13に示すように、衛生洗浄装置
10の漏電制御装置に適用した実施例について説明す
る。図13に示すように、電子制御装置200の電子制
御部201は、商用電源Vに接続された電源回路部21
0により給電されている。電源回路部210は、100
Vの商用電源を5Vの直流電圧に変換する定電源回路で
ある。
【0097】また、電子制御部201の出力処理回路に
は、ヒータ駆動部211が接続されている。ヒータ駆動
部211は、ヒータ駆動回路222を駆動する。ヒータ
駆動回路222は、トランジスタ222a、リレー接点
223a及びリレーコイル223bを備えている。電子
制御部201からヒータ駆動部211に駆動信号が出力
されると、トランジスタ222aをオンして、リレーコ
イル223bを励磁してリレー接点223aをオンオフ
する。リレー接点223aの断続により、洗浄用ヒータ
29には、商用電源Vの接続線L1,L2を介して通電
制御されて、熱交換器30内の温水が所定温度に維持さ
れる。なお、洗浄用ヒータ29は、商用電源Vの接続線
L1,L2に漏電遮断装置240の遮断用コイル252
aを介して接続されている。
【0098】次に、電子制御部201により実行される
ヒータ温度制御処理について図14のフローチャートを
用いて説明する。まず、吐水温設定ボタン13gにより
設定された目標設定温度Tmを読み込み(ステップS5
02)、続いて、温水用サーミスタ28aからの検出温
度TMsを読み込み(ステップS504)、その検出温
度TMsと目標設定温度Tmと比較し、所定温度△T以
上の偏差があると判断されると(ステップS506)、
ヒータ駆動部211に駆動信号を出力し(ステップS5
08、洗浄用ヒータ29をオンオフして、目標設定温度
Tmに向かうようにフィードバック制御を実行する。こ
うした制御により熱交換器30内の温水は、目標設定温
度Tmに向かうように制御されて洗浄用ノズル40から
洗浄水が噴出される。
【0099】また、図13に示す漏電遮断装置240
は、洗浄用ヒータ29の漏電を防止する装置であり、接
続線L1,L2に流れる電流の不平衡状態を検出する交
流器241と、交流器241の出力によって漏電を検出
する漏電制御部204と、遮断回路250とを備えてい
る。遮断回路250は、トランジスタ251、リレー回
路252を備えている。リレー回路252は、遮断用コ
イル252aと、遮断用コイル252aの励磁により開
放されるリレー接点252b,252cから構成されて
いる。
【0100】こうした漏電遮断装置240の構成によ
り、接続線L1,L2に不平衡電流が流れたときには、
交流器241を介して漏電制御部204が漏電状態を検
出し、トランジスタ251に駆動信号を出力して、遮断
用コイル252aを励磁する。これにより、リレー接点
252b,252cが同時に開放されて、洗浄用ヒータ
29への通電を遮断して漏電を防止する。なお、漏電遮
断装置240が遮断動作を行なっても、電源回路部21
0の接続点はリレー接点252b,252cに対して、
商用電源V側にあるから、電子制御部201への通電が
停止されることがない。したがって、電子制御部201
は、漏電遮断動作後においても通電されて動作が保障さ
れるから、漏電時の温水/ノズル制御装置14の動作状
態を記憶する処理を実行することができる。
【0101】電子制御部201は、漏電制御部204か
ら漏電検出信号が入力されたときにその旨の信号をバッ
クアップRAM(図示省略)に記憶する。なお、このと
き、他のデータ、例えば、着座の有無、吐水状態やフロ
ートスイッチ31等の情報を記憶する。これらの情報
は、漏電がいかなる状態で生じたかについての有力なデ
ータとなり、修理の際の故障箇所の発見に役立てること
ができる。
【0102】すなわち、着座センサ15aからの着座検
出信号に基づいて、洗浄用ヒータ29の加熱中に漏電が
生じたか否かを知ることができる。洗浄用ヒータ29
は、吐水中の方が頻繁に通電されている。待機中に生じ
たものか、吐水中に生じた漏電であるかを判定すること
により、洗浄用ヒータ29が通電時に生じたものか、あ
るいは他の原因により生じたかを判定することができ、
洗浄用ヒータ29の信頼性の向上に役立てることができ
る。また、漏電のような重大な故障が発生したことがバ
ックアップRAM207に記憶された場合に、次に電源
投入された際、この内容を判断し、少なくとも漏電故障
は、機能させないようにすることも可能である。
【0103】
【発明の効果】請求項1の発明にかかる衛生装置によれ
ば、人体の洗浄、乾燥等を行なう衛生機能手段の洗浄水
温度、乾燥温度等を状態検出手段により検出し、該状態
検出手段により検出した検出データを衛生装置の非通電
時にも不揮発性記憶部に記憶しているので、該検出デー
タを、故障原因等を解析する際のデータとして利用する
ことができる。
【0104】請求項2の衛生装置の状態記憶手段によれ
ば、検出データが所定のデータであるときに、選択的に
検出データを不揮発性記憶部に記憶させるので、たとえ
ば、故障になり易い状態になったときのみの検出データ
が記憶され、それ以外のときに毎回記憶する必要がなく
なる。よって、不揮発性記憶部の記憶容量を小さくでき
たり、または、その構成を簡単にできる。
【0105】請求項3の衛生装置によれば、不揮発性記
憶部に記憶された検出データが所定のデータであるとき
に、機能停止手段を介して衛生機能手段の機能を停止さ
せているので、通電復帰直後の異常時でも、状態検出手
段からの検出データの検出結果を待たずに、衛生機能手
段を停止させることができ、使用性に優れている。
【0106】請求項4によれば、タイマ手段から出力さ
れた所定時間毎のクロック信号は、累積時間記憶手段の
不揮発性記憶部に累積的な計測時間として記憶される。
したがって、計測時間は、衛生装置の非通電時であって
も不揮発性記憶部に記憶されて失われることなく、通電
復帰時に利用されるので、保守性に優れる。
【0107】請求項5によれば、使用検出手段が衛生機
能手段の使用時に発生する信号を、累積回数記憶手段の
不揮発性記憶部に累積的な使用回数として記憶するの
で、衛生装置の非通電時であってもその使用回数のデー
タが失われることなく、通電復帰後に利用することがで
き、保守性に優れる。
【0108】請求項6によれば、請求項5の使用検出手
段として着座検出手段を用いて、その使用回数を検出し
ているので、信頼性の高い使用回数を得ることができ
る。
【0109】請求項7によれば、請求項1ないし請求項
6のいずれかに記載の不揮発性記憶部の検出データを出
力手段を介して外部へ出力するので、保守の必要度合い
を知ることができ、衛生機能手段の安全性およびメンテ
ナンス性が向上する。
【0110】請求項8によれば、請求項1ないし請求項
7のいずれかに記載の衛生機能手段として保守の必要性
の高い脱臭剤を検出対象とすることにより、保守性の向
上をより図ることができる。
【0111】請求項9によれば、状態設定手段の操作に
より出力されかつ衛生機能手段を機能させるための信号
が状態記憶手段の不揮発性記憶部に、衛生装置の非通電
時であっても検出データとして記憶されるので、この検
出データを故障原因の解析する際のデータとして利用す
ることができる。
【0112】請求項10によれば、請求項9の不揮発性
記憶部の検出データを出力手段を介して外部へ出力する
ので、通電復帰直後に、非通電直前の設定状態を知るこ
とができ、使用勝手が向上する。
【0113】請求項11によれば、請求項9または請求
項10の不揮発性記憶部に記憶された検出データに基づ
いて、指令手段が衛生機能手段を機能させるので、一度
行なった操作は、非通電時においても消去されることが
なく、通電復帰時に同じ操作を行なう必要はない。
【0114】請求項12によれば、複数の衛生装置を近
接して設置した場合に、遠隔操作手段からの識別コード
信号の無線送信により、複数の衛生装置から1を選別す
るものであり、その識別コード信号の識別コードが識別
コード入力部から衛生装置または遠隔操作手段の少なく
とも一方の、状態記憶手段の不揮発性記憶部に記憶され
る。したがって、不揮発性記憶部は、衛生機能手段の非
通電時においても、識別コードを記憶しているので、非
通電時の度に識別コードの設定を行なうという煩わしい
操作がなくなり、使い勝手が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る衛生洗浄装置を搭載し
た洋式便器を示す外観図。
【図2】衛生洗浄装置の温水/ノズル制御装置を示すブ
ロック図。
【図3】電子制御装置及びその入出力装置を示すブロッ
ク図。
【図4】着座センサの異常判定処理を示すフローチャー
ト。
【図5】温度センサの異常判定処理を示すフローチャー
ト。
【図6】衛生洗浄装置に搭載される脱臭剤ユニットを示
す斜視図。
【図7】脱臭剤のメンテナンス処理を示すフローチャー
ト。
【図8】他のメンテナンス処理を示すフローチャート。
【図9】タクトスイッチを示す断面図。
【図10】スイッチ設定処理を示すフローチャート。
【図11】タイマ予約処理の停電時復帰処理を示すフロ
ーチャート。
【図12】リモコンの識別コード設定処理を示すフロー
チャート。
【図13】衛生洗浄装置の主要な回路を示す回路図。
【図14】ヒータ温度制御処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
5…便器本体 5a…ボール面 10…衛生洗浄装置 11…ケーシング本体 12…ノズル装置 13…操作部 13A…操作ボタン 13B…表示ランプ 13a…お尻洗浄ボタン 13b…ビデ洗浄ボタン 13c…停止ボタン 13d…乾燥ボタン 13e…マッサージ設定ボタン 13f…ムーブ設定ボタン 13g…吐水温設定ボタン 13h…水量調節ボタン 13i…ノズル位置調節ボタン 13k…確定ボタン 13m…ボタン 14…温水/ノズル制御装置 15…便座 15a…着座センサ 20…分岐金具 21…連結管 22…給水アダプタ 23…減圧弁 24…電磁弁 25…安全弁 26…バルブユニット 28a…温水用サーミスタ 29…洗浄用ヒータ 30…熱交換器 31…フロートスイッチ 32…熱交換器ユニット 33…逆止弁 34…流調モータ 35…流調弁 36…流調ユニット 37…開閉弁ユニット 37a…第1開閉弁 37b…第2開閉弁 40…洗浄用ノズル 41…駆動装置 53…便座用ヒータ 100…電子制御装置 102…CPU 104…ROM 106…RAM 107…バックアップRAM 108…入力処理回路 109…出力処理回路 150…脱臭剤ユニット 151…収納凹所 152…脱臭剤 153…蓋体 154…リセットスイッチ 160…タクトスイッチ 160a…キートップ部 161…スイッチ機構 162…プリント基板 163…ケース 163a…開口 164…表示シート 164a…スイッチ操作部 165…表示ランプ 200…電子制御装置 201…電子制御部 204…漏電制御部 207…バックアップRAM 210…電源回路部 211…ヒータ駆動部 222…ヒータ駆動回路 222a…トランジスタ 223a…リレー接点 223b…リレーコイル 240…漏電遮断装置 241…交流器 250…遮断回路 251…トランジスタ 252…リレー回路 252a…遮断用コイル 252b,252c…リレー接点

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体の洗浄、乾燥等を行なう衛生機能手
    段を備えた衛生装置において、 上記衛生機能手段の洗浄水温度、乾燥温度等を検出する
    ための状態検出手段と、 該状態検出手段により検出された検出データを上記衛生
    装置の非通電時であっても記憶する不揮発性記憶部を有
    する状態記憶手段とを備えたことを特徴とする衛生装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の衛生装置において、 上記状態記憶手段は、上記不揮発性記憶部に、上記検出
    データが所定データであるときに選択的に該検出データ
    を記憶させる衛生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の衛生装置において、 上記不揮発性記憶部に記憶された検出データが所定のデ
    ータであるとき、上記衛生機能手段の機能を停止させる
    機能停止手段を備えた衛生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3にいずれか記載
    の衛生装置において、 上記状態検出手段は、所定時間毎にクロック信号を出力
    するタイマ手段であり、 上記状態記憶手段は、上記衛生装置の非通電時であって
    も、上記不揮発性記憶部に、上記タイマ手段からのクロ
    ック信号を累積的な計測時間として記憶させる累積時間
    記憶手段である衛生装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項3にいずれかに記
    載の衛生装置において、 上記状態検出手段は、上記衛生機能手段が使用される毎
    に信号を出力する使用検出手段であり、 上記状態記憶手段は、上記衛生装置の非通電時であって
    も、上記不揮発性記憶部に、上記使用検出手段からの信
    号を累積的な使用回数として記憶させる累積回数記憶手
    段である衛生装置。
  6. 【請求項6】 請求項5の衛生装置において、 上記使用検出手段は、便座への着座状態を検出する着座
    検出手段である衛生装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれかに記
    載の衛生装置において、 上記不揮発性記憶部に記憶された検出データを外部へ出
    力する出力手段を備えた衛生装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれかに記
    載の衛生装置において、 上記衛生機能手段は、所定時間で消耗する脱臭剤である
    衛生装置。
  9. 【請求項9】 人体の洗浄、乾燥等を行なう衛生機能手
    段を備えた衛生装置において、 操作により上記衛生機能手段を機能させるための信号を
    出力する状態設定手段と、 該状態設定手段から出力された信号を上記衛生装置の非
    通電時であっても記憶する不揮発性記憶部を有する状態
    記憶手段と、 を備えた衛生装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の衛生装置において、 上記不揮発性記憶部に記憶された検出データを外部へ出
    力する出力手段を備えた衛生装置。
  11. 【請求項11】 請求項9または請求項10に記載の衛
    生装置において、 上記不揮発性記憶部に記憶された検出データに基づいて
    衛生機能手段を機能させる指令手段を備えた衛生装置。
  12. 【請求項12】 人体の洗浄、乾燥等を行なう衛生機能
    手段を備えた衛生装置が複数近接して存在する状況を想
    定して、 複数の衛生装置のうち1つを識別するための識別コード
    を付した識別コード信号及び衛生機能手段のうち1つを
    機能させるための機能コード信号を無線で発信する遠隔
    操作手段を備え、 該遠隔操作手段から発信される識別コード信号及び機能
    コード信号を受けて、該識別コード信号が所定の信号で
    あるときに、機能コード信号に基づいて上記衛生機能手
    段を機能させる衛生装置において、 上記衛生装置または上記遠隔操作手段の少なくとも一方
    に、上記遠隔操作手段及び/または衛生装置の上記識別
    コードを入力する識別コード入力部と、 該識別コード入力部により入力された識別コード信号を
    上記衛生機能手段の非通電時であっても記憶する不揮発
    性記憶部を有する状態記憶手段と、 を備えたことを特徴とする衛生装置。
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