JP2004169452A - トイレ装置 - Google Patents

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洋 永里
Yuji Yamamoto
融士 山本
Gendo Kato
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Shinichi Maruyama
真一 丸山
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Abstract

【課題】無効設定を行うことにより、着座/脱座に関わらず常に局部の洗浄が行えるトイレ装置を提供する。
【解決手段】便座52への使用者の着座を検知する着座検知手段56と、着座検知手段56の機能を無効にする無効設定手段67と、人体の局部を洗浄する洗浄手段66と、洗浄手段66を制御する制御手段68とを備え、制御手段66は、着座検知手段56の機能が有効な時には、使用者の着座を検知したときのみ洗浄手段66を制御し、着座検知手段56の機能が無効な時には、着座検知手段56に依存せず、常に洗浄手段66を制御するように構成した。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は人体の局部を洗浄するトイレ装置の着座検知機能に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のトイレ装置は、使用者が意図せぬ時に洗浄水が放出されないようにしている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図8は、前記特許文献に記載された従来のトイレ装置を示すものである。図8において、1は便器、2は便器1の上方に設置された使用者が座るための便座、3は使用者の局部へ洗浄水を吐水する洗浄ノズル、4は洗浄水を供給するポンプ、5は使用者がポンプ4を付勢する指令を与える洗浄スイッチを有するスイッチ付き可変抵抗器、6は便座2に使用者が座ったかどうかを検出するマイクロスイッチである。使用者が便座2に座っていない時にはマイクロスイッチ6はオフしており、また使用者が便座2に座った時には、その体重によって便座2が沈み込むため、マイクロスイッチ6がオンするものである。
【0004】
図9はポンプ4の付勢回路図を示したもので、7は電源、8はスイッチ付き可変抵抗器5における洗浄スイッチであり、9は可変抵抗である。10はポンプ4の給電量を制御する半導体制御素子、11は洗浄スイッチ8のオンによって電源が供給され、かつ可変抵抗9の抵抗値に応じて半導体制御素子10のトリガを位相制御し、ポンプ4の洗浄水供給量を可変する位相制御回路である。
【0005】
上記構成において、ポンプ4は洗浄スイッチ8とマイクロスイッチ6のオンとが同時に行われた時のみ付勢される。従って、便座2に座っていない時に誤って洗浄スイッチ8が入ったとしても、洗浄水が飛び出す心配はない。
【0006】
【特許文献1】
特開昭58−29944号公報(第1−3頁、第1−3図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の構成では、マイクロスイッチ6が故障し、オンしなくなった場合には、マイクロスイッチ6を修理するまで洗浄が出来ないという課題を有していた。
【0008】
また、上記のトイレ装置は既設の便器に後から設置する場合が一般的であり、一方で便器の形状および設置状況は非常に多種多様であるため、便座2と便器本体との組み合わせにおいては、マイクロスイッチ6が非常にオンしにくい構造となってしまうこともあり、このときには、洗浄水が吐水しない、もしくは洗浄中にマイクロスイッチ6が予期せずオフしてしまい洗浄水が途切れるという課題を有していた。
【0009】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、着座検知機能が故障した場合に、故障を修理するまでの応急処置として、また、着座検知機能が正常に動作しにくい環境下での対応として、着座検知に関わらず常に洗浄を行えるようしたトイレ装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明のトイレ装置は、便座への使用者の着座を検知する着座検知手段と、着座検知手段の機能を無効にする無効設定手段と、人体の局部を洗浄する洗浄手段とを備えたものである。そして、通常は着座中しか洗浄手段を作動させないが、無効設定手段によって着座検知手段の機能が無効設定された場合には、着座/脱座中を問わずに洗浄手段を作動することができるようにしたものである。これによって、無効設定手段で無効設定を行えば、着座検知機能が故障した場合にも、また、着座検知機能が正常に動作しにくい環境下でも洗浄を行うことができるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、使用者が着座する便座と、前記便座への使用者の着座を検知する着座検知手段と、前記着座検知手段の機能を無効にする無効設定手段と、人体の局部を洗浄する洗浄手段と、前記洗浄手段を制御する制御手段と、洗浄の開始及び停止を行うための操作手段を備え、前記着座検知手段の機能が無効な時には、前記着座検知手段に依存せず前記操作手段に基づいて前記洗浄手段を制御するように構成したので、着座検知手段が故障した場合や、着座検知手段が正常に動作しにくい環境下でも容易に洗浄を行うことができる。
【0012】
請求項2に記載の発明は、無効設定手段における操作を、操作手段に対する所定の操作で構成したので、新たなインターフェースを追加する必要がなく、コストアップなしで無効設定手段を実現することができる。また、特殊操作の内容を考慮することによって、不用意に無効設定がされないようにすることができる。
【0013】
請求項3に記載の発明は、無効設定手段で設定した着座検知手段の機能の無効を報知する無効設定報知手段を備えたので、使用者が無効設定の状況を容易に知ることができる。また、使用者に対して無効設定中の操作に対する注意を喚起することができる。
【0014】
請求項4に記載の発明は、トイレ装置の状態を報知する報知手段を備え、無効設定報知手段を、前記報知手段に対して通常の報知と異なる報知を行うことによって構成したので、新たなインターフェースを追加する必要がなく、コストアップなしで無効設定報知手段を実現することができる。
【0015】
請求項5に記載の発明は、洗浄手段以外の機能手段を備え、制御手段は、着座検知手段の機能が有効な時には、前記着座検知手段が便座への着座あるいは脱座を検知した時又は検知から一定期間後に前記機能手段を付勢または消勢し、前記着座検知手段の機能が無効の時には、操作手段に規定の操作がされた時又は操作から一定期間後に前記機能手段を付勢または消勢するように構成したので、通常は着座及び脱座のタイミングに連動して作動する機能手段に対して、着座検知手段が故障中もしくは正常に動作しない環境下でも、通常と同等もしくは類似したタイミングで動作させることができる。
【0016】
請求項6に記載の発明は、洗浄手段以外の機能手段を備え、制御手段は、着座検知手段の機能が有効な時には、前記着座検知手段が便座への着座あるいは脱座を検知した時又は検知から一定期間後に前記機能手段を付勢または消勢し、前記着座検知手段の機能が無効の時には、前記洗浄手段の作動開始時又は終了時、もしくは作動停止又は作動終了から一定期間後に前記機能手段を付勢または消勢するように構成したので、通常は着座及び脱座のタイミングに連動して作動する機能手段に対して、着座検知手段が故障中もしくは正常に動作しない環境下でも、通常と同等もしくは類似したタイミングで動作させることができる。
【0017】
請求項7に記載の発明は、無効設定手段で設定した着座検知手段の機能の無効を、非通電時に保持する為のバックアップ手段を備えたので、一次側の電源を完全に遮断してしまうような待機電力ゼロの電源回路と電源スイッチを持ったトイレ装置において、特に電源スイッチ操作時に毎回無効設定を行う煩雑さを省くことができる。
【0018】
【実施例】
以下本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0019】
(実施例1)
図1は、本発明の第1の実施例におけるトイレ装置の外観図を示すものである。図1において、51は便器、52は便器51の上方に設置された使用者が座るための便座、53はトイレ装置の各機能を実現するための各種アクチュエータや制御回路を収納する収納ボックス、54は使用者の局部へ洗浄水を吐水するノズル、55はトイレ装置の操作及び表示を行うインターフェースとしての袖部である。また、便座52と収納ボックス53の間には、着座検知手段56が配設されている。着座検知手段56としては、使用者が便座52に座った時の体重を利用した着座スイッチが一般的である。使用者の体重を利用しない着座スイッチとしては、便座52の内部に配設されたアルミシートとトイレ床面との静電容量が、使用者が便座52に着座することで変化し、この変化幅を検知する静電容量タイプのものや、便座の両端に赤外線センサを搭載し、使用者の着座による赤外線が遮断されることで着座を検知するタイプのもの、収納ボックス53から超音波を照射し、使用者が便座52に着座することで使用者の人体によって反射した超音波を検知するタイプもある。
【0020】
図2は袖部の外観図である。図2において、57は洗浄を指令する洗浄スイッチ57a及び洗浄停止を指令する停止スイッチ57bで構成された操作手段であり、58はトイレ装置への通電を表す電源LED58a及び洗浄状態を表す洗浄LED58bで構成された報知手段である。
【0021】
図3は本発明の第1の実施例におけるトイレ装置の水回路図である。図3において、洗浄水は、水道端末から逆止弁59、定流量弁60を介して電磁開閉弁61に給水されており、洗浄時に電磁開閉弁61から真空破壊弁62を介してポンプ63にてヒータ64に給水され、このヒータ64にて所定温度に加温された後、ノズル54に供給されて局部に向けて噴射するように構成されている。65はオーバーフロー通路である。以上の逆止弁59〜ノズル54及びオーバーフロー通路65にて洗浄手段66が構成されている。
【0022】
ポンプ63は、ギヤポンプとDCモータを組み合わせたものが一般的であり、その電圧制御には交流電源を用いた位相制御や直流電源によるPWM(パルス幅変調制御)やPFM(パルス周波数変調制御)を適用することができる。また、DCモータに代えてパルスモータやシンクロナスモータ等の周波数同期型制御モータを用いると、確実に再現性のある流量調整ができるとともに微調整が可能であるため好適である。また、ポンプとモータの組み合わせに代えて電磁ポンプを用いることもできる。
【0023】
図4は本実施例の制御ブロック図である。図4において、67は着座検知手段56の機能を無効にする無効設定手段であり、68は着座検知手段56、操作手段57、無効設定手段67からの各種信号・データに基づいて洗浄手段66、報知手段58を制御する制御手段68である。
【0024】
この制御手段68による具体的な制御動作を説明する。トイレ装置を設置し、電源を投入すると報知手段58の電源LED58aが点灯し、使用者にトイレ装置が使用可能状態であることを報知する。この段階で、無効設定手段67は初期化されて無効設定は解除されている。
【0025】
図5は制御手段68による洗浄手段66の制御フローチャートである。
【0026】
使用者が便座52に着座して操作手段57の洗浄スイッチ57aを押す(S51)。すると操作手段57の信号が制御手段68に入力され、制御手段68はまずはじめに、無効設定手段67の設定状態を確認する(S52)。そして、着座検知手段56の機能が無効設定が解除されているのを確認すると、次に着座検知手段56の現在の出力信号を確認する(S54)。ここで、着座検知手段56が正常に作動していれば、着座が検知されており、それを受けて制御手段68はポンプ3に付勢指令を行って洗浄手段66を作動させ(S55)、洗浄水をノズルから吐水させる。また、それと同時に、消灯していた洗浄LEDを点灯させ、現在トイレ装置が洗浄中であることを表示する。
【0027】
上記の洗浄中に、使用者が停止スイッチを押さずに便座から立ち上がった場合、着座検知手段56が使用者の脱座を検知(S54)して、制御手段68は洗浄手段66を停止させて洗浄水の吐水を中断する(S56)。
【0028】
使用者が洗浄を終了しようとして、操作手段57の停止スイッチ57bを操作すれば、制御手段68はその信号を受けて、洗浄手段66を停止させると同時に洗浄LEDも消灯させる。
【0029】
次に、着座検知手段56が故障して使用者の着座が検出できない状態となっていた場合を想定してみる。着座が検知できないので、図5に示した制御フローチャートの着座中の判定(S54)による分岐で、常に洗浄手段66は停止となる(S56)。従って、実際に使用者が便座に座っていても洗浄水の吐水が行われない。すなわち着座検知手段56を修理するまでは、トイレ装置の機能を果たさない状況となってしまう。
【0030】
そこで、このような場合に、修理するまでの応急処置として、無効設定手段67によって、故障した着座検知手段56の機能を無効にする。本実施例では無効設定手段67は、操作手段57に対して特殊な操作を行うことによって実現する。この操作は、使用者が不用意に行わないような操作とすることが望ましい。具体的には、操作手段57の洗浄スイッチ57aと停止スイッチ57bを同時に1秒〜数秒以上押しつづけるといった複数スイッチの同時押し続け操作や、洗浄スイッチ57aを1回、停止スイッチ57bを2回、そしてもう一度洗浄スイッチ57aを3回といったパターン操作、あるいは電源投入後数秒以内の操作等がある。なお、本実施例では、無効設定中に同様の操作を行えば、無効設定を解除すなわち、着座検出手段56の機能を有効にできるように構成している。
【0031】
上述の操作を行い、着座検知手段56の機能が無効設定となった場合の制御動作を説明する。使用者が便座52に着座して操作手段57の洗浄スイッチを押す(S51)と、制御手段68は、無効設定手段67の設定状態を確認する(S52)。そして、着座検知手段56の機能が無効設定されているのを確認すると、それを受けて制御手段68は洗浄手段66を作動させて(S55)、洗浄水をノズルから吐水させる。
【0032】
以上のように、本実施例においては無効設定手段67によって、着座検知手段56の機能を無効設定することにより、着座検知手段56が故障して着座を検知しなくなった場合にも、洗浄を行うことができる。
【0033】
なお、図4に仮想線で示すように、着座検知手段56が無効設定になったことを使用者に報知する無効設定報知手段69を設けると、使用者が設定状況を容易に確認することができるため好適である。本実施例では無効設定報知手段69は報知手段58である電源LED58aに対して、特殊な表示を行うことによって実現する。具体的には、無効設定された時に、電源LED58aを2回点滅させる方法や、無効設定中は常に電源LED58aを点滅させる、もしくは輝度を上げる/下げる等の方法である。
【0034】
なお、本実施例では無効設定手段67及び無効設定報知手段69を、トイレ装置が既に備えている操作手段57及び報知手段58を利用して構成することにより、新たなインターフェースを追加するコストアップなしで、無効設定手段67及び報知手段58を実現する例を示したが、もちろん専用のインターフェースを追加して構成してもよいことは言うまでも無い。
【0035】
さらに、図4に仮想線で示すように、トイレ装置への通電がOFFされた時にも着座検知手段56の無効設定を記憶保持するためのEEPROMからなるバックアップ手段70を設けると、トイレ装置に電源投入されたときに、無効設定の状況が常に反映されるので、トイレ装置の電源ON/OFFの都度行わなければならない無効設定の操作を省くことができ、電源の一時側の電力を完全に遮断する待機電力ゼロの回路及びその操作を行う電源スイッチを搭載したトイレ装置において、特に使い勝手を向上させることができる。
【0036】
なお、無効設定手段67を切替スイッチで構成すれば、EEPROMを用いなくても、この切替スイッチをバックアップ手段として兼用できる。例えば、無効設定手段67を、無効設定中は着座検知手段56の出力信号を遮断し、常に着座検知の信号を制御手段68に入力するような構成する方法として、着座検知手段56と制御手段68をつなぐ電気回路ラインに切換スイッチを設ければ、非常に容易に上述の実施例の内容を実現することができる。
【0037】
(実施例2)
図6は、本発明の第2の実施例のトイレ装置の制御ブロック図である。実施例1と異なる点は、洗浄手段以外の機能手段71を備えた点である。制御手段68は洗浄手段66、報知手段58に加えて機能手段71の制御も行い、その内部には時間を計時するタイマーを備える。具体的に機能手段71は脱臭ファンモータと脱臭剤で構成された脱臭手段である。その他の構成要素については実施例1と同様であり、説明を省略する。
【0038】
以上のように構成されたトイレ装置の脱臭手段の動作、作用を説明する。脱臭手段の自動運転は、使用者が排泄を行って臭気が発生し始めたところから、その臭気がなくなるまでの期間行うのが好適である。そこで、一般的に上記の期間を、便座52への着座および脱座を利用して検出する。
【0039】
図7は本実施例の脱臭手段の制御フローチャートである。無効設定手段67による着座検出手段56の無効設定が解除されている通常の場合(S61)、制御手段68は着座検知手段56の出力によって脱臭手段を制御する。着座検知手段56によって着座を検出(S62)し、着座中であれば、脱臭手段を作動させて(S63)自動運転を行う。そして、脱座を検出すると、制御手段68の内部に備えたタイマーで計時を開始し、遅延時間としてあらかじめ定めた時間(例えば1分)が経過すると脱臭手段を自動停止させる(S64、S65)。なお、1分以内であれば、脱臭手段の作動を継続する(S67、S68)。
【0040】
ここで、実施例1と同様に、着座検知手段56が故障して使用者の着座が検出できない状態となっているいた場合を想定してみる。着座が検出できないのでこのままでは脱臭手段を起動することができない。そこで、実施例1と同様の手法で着座検知手段56の機能を無効設定にする。この場合、制御手段68は洗浄手段66の作動状況によって脱臭手段を制御する。洗浄スイッチが押されて洗浄手段66が作動している間は、脱臭手段を作動させ(S67)て自動運転を行う。停止スイッチが押されて洗浄手段66が停止すると、制御手段68の内部に備えたタイマーで計時を開始し、脱臭の遅延時間である1分が経過すると脱臭手段を自動停止させる(S68、S69)。また、洗浄停止中に、停止スイッチ57bの操作で脱臭をスタート、洗浄動作中に停止スイッチ57bの操作で脱臭の遅延時間の計時を開始するように構成するなど、操作方法は適宜設定することができる。
【0041】
また、本実施例では、操作スイッチ57を洗浄スイッチ57a、停止スイッチ57bで構成したが、他のスイッチがあればそのスイッチを利用しても良い。
【0042】
以上のように、本実施例においては無効設定手段67によって、着座検知手段56の機能が無効設定された時には、着座あるいは脱座のタイミングの代わりに、洗浄手段66の作動のタイミングにあわせて、脱臭手段を制御することにより、着座検知手段56が故障して着座を検知しなくなった場合にも、着座検知手段56が正常な場合と同等もしくは類似したタイミングで、脱臭手段を自動運転することができる。
【0043】
また、実施例1で述べたように、着座検知手段56の機能が無効設定されているときには、洗浄手段66の作動状況は操作手段57の洗浄スイッチおよび停止スイッチのみに依存する。すわわち洗浄スイッチが押されたことと洗浄中であること、また停止スイッチが押されたことと洗浄停止であることはそれぞれ1対1に対応している。そこで、図7の制御フローチャートのS66における判定を、「洗浄スイッチが押されたか」と「停止スイッチが押されたか」という2つのスイッチ入力を確認する内容に変更し、洗浄スイッチが押されていれば脱臭手段を作動させて、停止スイッチが押されたら脱臭の遅延時間の計時を行うように構成しても同様の結果が得られる。
【0044】
なお、本実施例では、脱臭手段を停止するタイミングを遅延時間1分後としたが、使用者が排泄した時に発生する臭気を脱臭するのに十分な時間を設定するのが望ましい。
【0045】
なお、本実施例では、洗浄以外の機能手段71として、脱臭手段を例にあげて説明したが、着座の有無に連動して動作するものであれば、トイレ空間の空調を行う暖房および冷房手段、洗浄後に濡れた局部を乾かす乾燥手段、使用者の排泄物を流す便器洗浄手段等に置き換えても同様に適用することができる。例えば、便器洗浄手段であれば、一般的に脱座してから数秒後に自動的に便器洗浄を行う。そこで、着座検知手段56が無効設定の時には、洗浄終了後および停止スイッチが押された時から数秒後に自動洗浄を行うことによって同様の効果を得ることができる。また、乾燥手段を有するものについては乾燥終了後に自動便器洗浄を行うことしても同様の効果を得ることができる。
【0046】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、通常は着座中しか洗浄手段を作動させないが、無効設定手段によって着座検知手段の機能が無効設定された場合には、着座/脱座中を問わずに洗浄手段を作動することができるようにしたので、無効設定手段で無効設定を行えば、着座検知機能が故障した場合にも、また、着座検知機能が正常に動作しにくい環境下でも洗浄を行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1、2におけるトイレ装置の概観図
【図2】本発明の実施例1におけるトイレ装置の袖部の概観図
【図3】本発明の実施例1におけるトイレ装置の水回路図
【図4】本発明の実施例1におけるトイレ装置の制御ブロック図
【図5】本発明の実施例1におけるトイレ装置の洗浄手段の制御フローチャート
【図6】本発明の実施例2におけるトイレ装置の制御ブロック図
【図7】本発明の実施例2におけるトイレ装置の洗浄手段の制御フローチャート
【図8】従来のトイレ装置の概観図
【図9】従来のトイレ装置のポンプの付勢回路図
【符号の説明】
52 便座
56 着座検知手段
57 操作手段
58 報知手段
66 洗浄手段
67 無効設定手段
68 制御手段
69 無効設定報知手段
70 バックアップ手段
71 機能手段

Claims (7)

  1. 使用者が着座する便座と、前記便座への使用者の着座を検知する着座検知手段と、前記着座検知手段の機能を無効にする無効設定手段と、人体の局部を洗浄する洗浄手段と、前記洗浄手段を制御する制御手段と、洗浄の開始及び停止を行うための操作手段を備え、前記着座検知手段の機能が無効な時には、前記着座検知手段に依存せず前記操作手段に基づいて前記洗浄手段を制御するように構成したことを特徴とするトイレ装置。
  2. 無効設定手段における操作を、操作手段に対する所定の操作で構成したことを特徴とする請求項1に記載のトイレ装置。
  3. 無効設定手段で設定した着座検知手段の機能の無効を報知する無効設定報知手段を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のトイレ装置。
  4. トイレ装置の状態を報知する報知手段を備え、無効設定報知手段を、前記報知手段に対して通常の報知と異なる報知を行うことによって構成したことを特徴とする請求項3に記載のトイレ装置。
  5. 洗浄手段以外の機能手段を備え、制御手段は、着座検知手段の機能が有効な時には、前記着座検知手段が便座への着座あるいは脱座を検知した時又は検知から一定期間後に前記機能手段を付勢または消勢し、前記着座検知手段の機能が無効の時には、操作手段に規定の操作がされた時又は操作から一定期間後に前記機能手段を付勢または消勢するように構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のトイレ装置。
  6. 洗浄手段以外の機能手段を備え、制御手段は、着座検知手段の機能が有効な時には、前記着座検知手段が便座への着座あるいは脱座を検知した時又は検知から一定期間後に前記機能手段を付勢または消勢し、前記着座検知手段の機能が無効の時には、前記洗浄手段の作動開始時又は終了時、もしくは作動停止又は作動終了から一定期間後に前記機能手段を付勢または消勢するように構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のトイレ装置。
  7. 無効設定手段で設定した着座検知手段の機能の無効を、非通電時に保持する為のバックアップ手段を備えた請求項1〜6のいずれか1項に記載のトイレ装置。
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