JPH08277527A - 土留め支保工の接合部 - Google Patents

土留め支保工の接合部

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JPH08277527A
JPH08277527A JP13984295A JP13984295A JPH08277527A JP H08277527 A JPH08277527 A JP H08277527A JP 13984295 A JP13984295 A JP 13984295A JP 13984295 A JP13984295 A JP 13984295A JP H08277527 A JPH08277527 A JP H08277527A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 土留め支保工の施工に際して、切梁や腹起し
同士あるいは切梁と火打ちを接合するとき;形鋼端面に
溶接した鋼板同士、カバープレート、火打ち受ピース等
を多数のボルト・ナットで締め付けていた。そのため、
多大の労力と加工コストがかかる点で問題があった。こ
れを解決する。 【構成】 H形鋼受入れ用の空間34を設け、その左右
側面38にくさび用溝40を設けたソケット32を、背
中合わせに一体に連結して金具本体26とする。両方の
空間34にH形鋼10の端部を収容し、くさび用溝40
にくさび42をはめて押し込むことにより、接合金具2
0を介してH形鋼10を直線的に接合できる。また、ソ
ケット32を角度をつけて連結して用いれば、切梁と火
打ちとの接合に利用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、土留め支保工(切
梁,腹起し,火打ち)の接合用金具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】土留め支保工の接合は、 切梁同士 腹起し同士 切梁と火打ち 切梁と腹起し 火打ちと腹起しについて行われる。
【0003】の切梁同士の場合は、切梁(H形鋼)の
端面に溶接した鋼板同士をボルト・ナットで締め付け、
さらにH形鋼のフランジ面にカバープレートを当て、ボ
ルト・ナットで締め付ける。の腹起し同士の場合は、
上記と同様にする。の切梁と火打ちの場合は、火打
ち受ピースを介して、ボルト・ナットで締め付ける。
の切梁と腹起しの場合は、腹起しのフランジ部に腰掛け
金物を引っかけ、そこに切梁を仮置きし、ボルト・ナッ
トで腹起しと切梁を締め付ける。の火打ちと腹起しの
場合は、上記と同様にする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 上記の何れの場合も、多数のボルト・ナットで締め付
けているため、多大な労力が必要になる。 H形鋼端面プレートの溶接、ボルト穴加工等が必要
で、加工コストがかかる。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1に例示するように
(請求項1に対応)、 接合金具20を、少なくとも2組のソケット32とく
さび42により構成する。 各ソケット32には、少なくとも底面36と左右側面
38を備える土留め支保工受入れ用の空間34を設け、
かつ空間34の左右側面38の相対する位置にくさび用
溝40を設ける。 前記少なくとも2つのソケット32は、互いに連結し
て一体にする。 くさび42は、左右側縁部が前記ソケット32のくさ
び用溝40にはまって移動できるようにする。
【0006】あるいはまた、図4,図5に例示するよう
に(請求項2に対応)、 接合金具24(または25)を、上記の1組のソケッ
ト32とくさび42並びに下記のクランプ54とクラン
プ用くさび64とにより構成する。 前記クランプ54には、H形鋼10のプレート12が
スライド自在にはまりこむH形鋼用溝56を設け、その
H形鋼用溝56の両側面60にくさび用溝62を設け、
かつ前記ソケット32と一体に連結する。 クランプ用くさび64は、H形鋼10のプレート12
に外嵌したままスライドできるU形の基部66と、その
基部から突出するテーパ部68を有し、そのテーパ部6
8が、クランプ54のくさび用溝62にはまって移動で
きるようにする。
【0007】
【作 用】図1,図2の接合金具20の場合は、ソケッ
ト32の空間34内にH形鋼10の先端を収容し、溝4
0にくさび42をはめて押し込むと、くさび作用によ
り、H形鋼10が空間の底面36に強く押し付けられて
固定される。なお、くさび42の底が平の場合は、図2
のように、空間34の底面36からくさび用溝40の下
辺400までの高さh1を、H形鋼10の高さh2より僅
かに低くしておく必要がある。しかし、くさび42の底
に凸部が形成してある場合は、その必要はない。したが
って、たとえば2つのソケット32を背中合わせに連結
し用いれば、2本の土留め支保工を直線状に接合でき
る。また、ソケット32を角度をつけて連結して用いれ
ば、切梁と火打ちの接合に利用できる。
【0008】また、図4、図5の接合金具24,25の
場合は、H形鋼10の所定位置において、H形鋼10の
プレート12と接合金具24のクランプ54のH形鋼用
溝56の底面58とを密着させておき(図5(c))、
クランプ用くさび64の基部66をH形鋼10のプレー
ト12にはめたまま、テーパ部68をくさび用溝62に
押し込むと、クランプ54(すなわち、接合金具24の
金具本体28)が、H形鋼10の所定位置に強く固定さ
れる。なお、テーパ部68の底が平の場合は、図5
(b)のように、辺620と底面58との間隔d1を、
H形鋼10のプレート12の厚みd2より小さくしてお
く必要がある。しかし、テーパ部68の底に凸部が形成
してある場合は、その必要はない。したがって、接合金
具24または接合金具25を用いて、腹起しと切梁また
は腹起しと火打ちの接合が可能になる。
【0009】
【実施例1】図1,図2のように、土留め支保工同士の
直線接続に用いる場合である。10はH形鋼である。な
お、以下、土留め支保工にH形鋼を用いる場合について
説明する。20は接合金具の全体を示す(図1
(a))。接合金具20は金具本体26とくさび42と
からなり、金具本体26は、2つのソケット32(すぐ
後で説明する)を背中合わせに接続して一体としたもの
である。
【0010】各ソケット32は、H形鋼10の端部を受
け入れるための四角の空間34を有する。36は空間3
4の底面、38は側面を示す。両方の側面38にくさび
用溝40を設ける。くさび用溝40の下辺400は底面
36と平行であるが、上辺402は前下がりに傾斜す
る。41は、2つのソケット32の連結部分に設けた隔
壁である。
【0011】くさび42は、テーパ部44と基部46か
らなり、基部46の両側に切込み48が設けられ、くさ
び抜け止め用のボルト50を有する。
【0012】上記の接合金具20によるH形鋼10の接
合方法を、図2に示す。なお、同図(a)は金具本体2
6の側面図で、(b)以下の金具本体26は(a)のB
断面の一部を示した。また、片側の金具本体26につい
てだけ、H形鋼10との接合状態を示した。同図(b)
のように、ソケット32の空間34の底面36からくさ
び用溝40の下辺400までの高さh1は、H形鋼10
の高さh2より僅かに低くしてある。
【0013】H形鋼10を直線状にほぼ突き合わせる
(隔壁41だけの隙間を開けておく)。接合金具20を
下から当てがい、空間34内にH形鋼10の先端を納
め、プレート12と底面36を密着させる(同図
(c))。くさび42のテーパ部44の両側縁をくさび
用溝40にはめて、押し込み(同図(d))、ボルト5
0(図2では省略)を締める。これで、H形鋼10と接
合金具20が固定され、接合金具20を介して、H形鋼
10が直線的に接合される。図1(b)に、切梁同士、
腹起し同士並びに火打ち同士の、接合金具20による接
合状態を示した。
【0014】
【実施例2】切梁と火打ちの接合に用いる場合の例であ
る(図3)。図3(a)のように、この場合の接合金具
22は金具本体28とくさび42(1つだけ示したが実
際は4つ)とからなる。金具本体28は、2つのソケッ
ト32を背中合わせに連結し、さらにその両側に、ソケ
ット32を斜めに連結して一体としたものである。
【0015】この接合金具22を用いて、切梁と火打ち
を接合した状態を同図(b)に示した。各ソケット32
とH形鋼10との接合方法は、実施例1の場合と同じで
ある。なお、52は長さ調整金物であるが、この出願と
は直接関係が無いので説明は省略する。
【0016】
【実施例3】腹起しと切梁、または腹起しと火打ちの接
合に用いる場合の例である(図4、図5)。図4に2つ
の接合金具24,25を示した。接合金具24は腹起し
と切梁の接合用であり、接合金具25は腹起しと火打ち
の接合用である。これらは殆ど同構造であるから、以
下、主に接合金具24について述べる。
【0017】接合金具24は、金具本体30と1つのく
さび42と4つのクランプ用くさび64により構成され
る。金具本体30は上記のソケット32と後記のクラン
プ54を連結して一体としたものである。クランプ54
は、H形鋼用溝56を有する浅いチャンネル形のもの
で、その底面58は、ソケット32の底面36に対して
直角になつている(図5(a))。H形鋼用溝56の幅
w1は、H形鋼10の幅w2とほぼ等しい(図5
(a))。H形鋼用溝56の上下の側面60に、くさび
用溝62を設ける。くさび用溝62の底面58側の辺6
20は底面58と平行であるが、これと相対する辺62
2は、中央までは先細りで、そこから先は先広がりにな
っている。辺620と底面58との間隔d1は、H形鋼
10のプレート12の厚みd2より小さくしてある(図
5(b))。
【0018】クランプ用くさび64の基部66は、短冊
状の板金をU形に折り曲げた形で、両辺の間隔d3は
(図5(a))、H形鋼10のプレート12の厚みd2
より僅かに大きく、プレート12に外嵌したままスライ
ドできる。基部66からテーパ部68が突出し、またく
さび抜け止め用のボルト70を有する。
【0019】接合金具24のソケット32とH形鋼10
との接合は、実施例1,2の場合と同じである。そこ
で、クランプ54をH形鋼10に固定する方法について
述べる。図5の(b)以下は、(a)をBで切断し、上
から見た状態を示す(H形鋼10はウェブ14から下で
あるから、プレート12は断面で示される。なお1本だ
け示し、他側のプレートは省略した)。
【0020】腹起しのH形鋼10の所定位置において、
H形鋼10のプレート12と金具本体30のクランプ5
4のH形鋼用溝56の底面58とを密着させる(図5
(c))。クランプ用くさび64の基部66を下からH
形鋼10のプレート12にはめたまま、テーパ部68を
くさび用溝62に押し込み、ボルト70を締める(図5
(d)、ボルト70は図示省略)。H形鋼10のウェブ
14から上側でも同様に、クランプ用くさび64を押し
込み、ボルト70を締める。これで、クランプ54を含
む金具本体30が腹起しのH形鋼10に固定される。金
具本体30のソケット32に切梁のH形鋼10を接合す
ると、接合金具24を介して切梁と腹起しとが接合され
ることになる。
【0021】
【発明の効果】請求項1の接合金具により、切梁や腹起
し同士の接合、切梁と火打ちの接合に際して、 多数のボルト・ナットの締め付け作業が不要になり、
組立作業が簡素化される。 H形鋼端面プレートの溶接やボルト穴明け作業が不要
になり、加工コストが低減される。
【0022】また、請求項2の接合金具により、腹起し
と切梁、あるいは腹起しと火打ちの接合に際して、 多数のボルト・ナットの締め付け作業が不要になり、
組立作業が簡素化される。 H形鋼端面プレートの溶接やボルト穴明け作業が不要
になり、加工コストが低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に関するるもので、(a)は
接合金具20の説明図、(b)は接合金具20の仕様状
態を示す説明図。
【図2】本発明実施例1における接合金具20のH形鋼
10の接合方法の説明図。
【図3】本発明の実施例2に関するるもので、(a)は
接合金具22の説明図、(b)は接合金具22の仕様状
態を示す説明図。
【図4】本発明の実施例3の接合金具24,25の説明
図。
【図5】本発明実施例3における接合金具24のクラン
プ54のH形鋼10に対する固定方法の説明図。
【符号の説明】
10 H形鋼 12 H形鋼のプレート 14 H形鋼のウェブ 20,22,24,25 接合金具 26,28,30 金具本体 32 ソケット 34 空間 36 底面 38 側面 40 くさび用溝 400 溝の下辺 402 溝の上辺 41 隔壁 42 くさび 44 くさびのテーパ部 46 くさびの基部 48 切込み 50 くさび抜け止め用ボルト 52 長さ調整金物み 54 クランプ 56 H形鋼用溝 58 溝の底面 60 溝の側面 62 くさび用溝 620,622 くさび用溝の辺 64 クランプ用くさび 66 くさびの基部 68 くさびのテーパ部 70 くさび抜け止め用ボルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2組のソケットとくさびとに
    より構成され、前記少なくともつの2ソケットは、それ
    ぞれが、少なくとも底面と左右側面を備える土留め支保
    工受入れ用の空間を有し、当該空間の左右側面の相対す
    る位置にくさび用溝が設けられており、かつ互いに一体
    に連結されているものであり、前記くさびは、左右側縁
    部が前記各ソケットのくさび用溝にはまって移動可能に
    なっている、土留め支保工の接合金具。
  2. 【請求項2】 請求項1の1組のソケットとくさび並び
    に下記のクランプとクランプ用くさびにより構成され、
    前記クランプは、H形鋼のプレートがスライド自在には
    まりこむH形鋼用溝を有し、当該H形鋼用溝の両側面に
    くさび用溝が設けられ、かつ前記ソケットと一体に連結
    されており、前記クランプ用くさびは、H形鋼のプレー
    トに外嵌したままスライドできるU形の基部と当該基部
    から突出するテーパ部を有し、当該テーパ部が、前記ク
    ランプのくさび用溝にはまって移動できるようになって
    いる、土留め支保工の接合金具。
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