JPH08277218A - 割溝付き錠剤および割溝形成凸部付き杵 - Google Patents
割溝付き錠剤および割溝形成凸部付き杵Info
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- JPH08277218A JPH08277218A JP10295295A JP10295295A JPH08277218A JP H08277218 A JPH08277218 A JP H08277218A JP 10295295 A JP10295295 A JP 10295295A JP 10295295 A JP10295295 A JP 10295295A JP H08277218 A JPH08277218 A JP H08277218A
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- B30B15/065—Press rams
Abstract
の向上を図り得る割溝付き錠剤であってこの錠剤を割れ
にくくし得る割溝形成凸部を設けた粉末圧縮成形装置の
杵を提供することにある。 【構成】 錠剤本体3と該錠剤本体3の端面の外周縁よ
り径方向内側に向って隆起する隆起部4とを備えた錠剤
であって、前記隆起部4の表面に錠剤の中心線に対して
貫通形成される錠剤を分割するための割溝2を設けた割
溝付き錠剤において、前記割溝2は、角度を90°より
大きく、深さDを前記隆起部4の高さdより深くし、当
該径方向の両端は前記錠剤本体3と前記隆起部4との境
界の位置として、該境界A,A1 より割溝2の両側に当
該割溝2に臨んで径方向内側に向って面取りを形成して
なることを特徴とする。そして、上記構成の割溝付き錠
剤を成形する杵として、上記割溝の形成に応じた割溝形
成凸部を設けたことを特徴とする。
Description
割溝を設けた割溝付き錠剤およびその割溝を形成するた
めの割溝形成凸部を設けた粉末圧縮成形装置の杵に関す
る。
ようなものがある。即ち、この錠剤100は、円柱状の
錠剤本体101と、その錠剤本体101の両端面の外周
縁からそれぞれ径方向内側に向って隆起する隆起部10
2とを備えた形状と成っている。
おいて外円周Pを有し、隆起部102において内円周Q
を有しており、その錠剤100の表面が隆起部102の
表面は外円周Pから高さdの分だけ隆起している。
院薬局等で錠剤を2分割することがある。そのため、図
9に示すように錠剤100の片面に割溝103を設けた
ものがある。
あり、錠剤100の表面の中心線の直下で隆起部102
の高さd分、即ち深さdのところに引いた中心線CL上
の直線Xaと、錠剤100の表面上に中心線CLと平行
に引いた溝幅線である直線Xa1 およびXa2 とから構
成される三角柱状の切れ込みを中心線上に貫通形成した
ものである。図中Yaは、Xa1 およびXa2 間の距離
で、幅を表している。
0の隆起部102の表面に割溝103を設けて錠剤10
0中の主薬含量や患者の個体差などから服用量を半分に
する必要性が生じたときに2分割できるようにしてい
る。このとき、治療量と中毒量の間が近いものやごく微
量で薬理効果を示す錠剤100があるため、可能な限り
均等分割性が要求されている。
ほとんどは隆起部102の高さd分の深さdしかなく、
浅いため分割しにくく正確に2分割できない。また、均
等に分割できるように錠剤100の隆起部102の表面
に中心線上に貫通形成した割溝103を、単に溝角度を
大きくして幅Yaを大きくしたり、深さdを深くするだ
けでは、製造時や輸送時の衝撃に弱いため、錠剤100
が割れたり、割溝103の構造付近、特に径方向両端部
に欠けが生じやすい。
状の大きな錠剤の開発は技術的に困難であった。
るためになされたもので、その目的とするところは、容
易かつ正確に分割できると共に、耐衝撃性の向上を図り
得る割溝付き錠剤であってこの錠剤を割れにくくし得る
割溝形成凸部を設けた粉末圧縮成形装置の杵を提供する
ことにある。
に、本発明にあっては、錠剤本体と該錠剤本体の端面の
外周縁より径方向内側に向って隆起する隆起部とを備え
た錠剤であって、前記隆起部の表面に錠剤の中心線に対
して貫通形成される錠剤を分割するための割溝を設けた
割溝付き錠剤において、前記割溝は、角度を90°より
大きく、深さを前記隆起部の高さより深くし、当該径方
向の両端は前記錠剤本体と前記隆起部との境界の位置と
して、該境界より割溝の両側に当該割溝に臨んで径方向
内側に向って面取りを形成してなることを特徴とする。
隆起部との境界を頂点とする面で、当該径方向内側の辺
が前記割溝幅の線と接する点と前記隆起部の外周縁と接
する点とを結ぶもので、前記頂点側にくぼむ円弧状であ
ることが好適である。
る杵として、支持部材に配設された臼と、該臼に対向し
て摺動自在に設けられ、臼内に充填された粉末を錠剤本
体と該錠剤本体の外周縁より径方向内側に向って隆起す
る隆起部を備えた錠剤に圧縮成形するための杵と、該杵
を押圧するための圧縮手段とを備えた粉末圧縮成形装置
であって、前記杵の前記錠剤の圧縮成形部の圧縮面に錠
剤の隆起部表面に錠剤の中心線に対して貫通形成される
錠剤を分割するための割溝を設けるための割溝形成凸部
を設けた杵において、前記割溝形成凸部は、角度を90
°より大きく、高さを前記圧縮形成部の隆起部形成部の
深さより高くし、当該径方向の両端は前記圧縮形成部の
外周縁の位置を境界として、該境界より割溝形成凸部の
両側に当該割溝形成凸部に臨んで径方向内側に向って面
取りを形成してなることを特徴とする。
成部の外周縁との境界を頂点とする面で、当該径方向内
側の辺が前記割溝形成凸部の幅の線と接する点と前記隆
起部形成部の外周縁と接する点とを結ぶもので、前記頂
点側にくぼむ円弧状であることが好適である。
度を従来の90°より大きくしているので、従来の割溝
幅より大きく成り、また深さを従来の隆起部の高さ分よ
り深くしている。これらにより、容易かつ正確に分割す
ることができる。
隆起部との境界の位置として、その境界より割溝の両側
に当該割溝に臨んで径方向内側に向って面取りを形成し
ている。この面取りにて製造時や輸送時等に受ける衝撃
を緩衝することができ、欠けにくくなる。また、径方向
の両端を錠剤本体と隆起部との境界の位置としているこ
とから、溝の深さが中央部より浅くなり、単に深くして
いるものよりも衝撃に対して強くなる。
溝幅の線と接する点と隆起部の外周縁と接する点とを結
ぶもので、錠剤本体と隆起部との境界の位置側にくぼむ
円弧状とすることで、面取りに加わった衝撃力が径方向
内部に作用するのを抑えてくれるため、衝撃に対してよ
り強くなる。
るための割溝形成凸部付き杵の圧縮成形部において、上
記した割溝形状に対応して面取りを設けているため、上
記作用により衝撃が緩衝されることになり、割れにくく
なる。
の辺をくぼむ円弧状とすることで、上記した作用により
衝撃に対してより強くなるため、割れにくくなる。
する。本発明の一実施例に係る割溝付き錠剤を示す図1
において、1は割溝付き錠剤(以下、単に錠剤という)
全体を示しており、この実施例では錠剤1の片面に割溝
2を1つ設けて2分割するものである。
体3と、その錠剤本体3の両端面の外周縁からそれぞれ
径方向内側に向って隆起する同心円柱状の隆起部4とを
備えた形状と成っており、錠剤本体3は外円周Pを有
し、隆起部4は内円周(外周縁)Qを有しており、その
錠剤1の表面である隆起部4の表面は外円周Pから高さ
dの分だけ隆起している。
る割溝2が設けられている。この割溝2は、角度が90
°より大きい110°であり、錠剤1の表面の中心線の
直下で隆起部3の高さd分より深いD(図1(b)中F
−F1 の深さ)のところに引いた中心線CL上の直線X
と、錠剤1の表面上に中心線CLと平行に引いた溝幅線
である直線X1 およびX2 とから構成される三角柱状の
切れ込みを中心線上に貫通形成したものである。図中Y
は、X1 およびX2 間の距離で、幅を表している。
隆起部4との境界の位置となっている。即ち、Xの両端
は外円周P上の点A、A1 にて結ばれている。そして、
その両端部であってその両側に面取り5がそれぞれ設け
られている。この面取り5の両端部の形状は同じである
ため、図中左側について以下に説明する。尚、右側につ
いては図中対応する左側の符号に’を付けた符号を付す
ることで説明は省略する。
に臨んで径方向内側に向って形成されており、その形状
はAを頂点とする略三角形状と成っている。そして、そ
の径方向内側の辺が割溝幅の線であるX1 及びX2 と接
する点C1 及びC2 と隆起部3の外周縁である内円周P
と接する点B1 及びB2 とを結ぶもので、A側にくぼむ
半径Rの円弧状と成っている。
を従来の90°より大きい110°としているので、幅
Yが従来の幅Yaより大きく成り、また深さDを従来の
隆起部4の高さd分より深くしている。これらにより、
容易かつ正確に分割することができる。尚、割溝2の角
度は錠剤1の大きさ,材料等によって適宜変更されるも
ので、少なくとも従来の90°より大きければ良い。
の両側にそれぞれ面取り5を設けているので、その面取
り5にて衝撃を緩衝することができ、欠けにくく成る。
また、径方向の両端A,A1 を錠剤本体3と隆起部4と
の境界の位置としていることから、割溝2の深さが中央
部より浅くなり、単に深くしているものよりも衝撃に対
して強い。
1 側にくぼむ円弧状としているので、面取り5に加わっ
た衝撃力が径方向内部に作用するのを抑えてくれるた
め、衝撃に対してより強くなる。
ると共に、耐衝撃性の向上を図ることができる。
部付き杵として、上記構成の錠剤1を成形するための粉
末圧縮成形装置としての回転式粉末圧縮成形装置(図示
せず)に適用される上杵6を図2及び図3に基づいて説
明する。
杵8から成る成形型にて圧縮成形される。これら上杵
6、臼7、下杵8は、図示しない回転盤にそれぞれ周方
向に複数設けられている。即ち、臼7は、支持部材とし
ての回転盤内に配設されており、その臼7にそれぞれ対
向して上杵6と下杵8が摺動自在に設けられている。
剤1における割溝2を形成するようになっており、圧縮
面10に本発明の特徴部分である割溝形成凸部11が設
けられている。
するための隆起部形成部としての陥没部12を有する略
凹形状で、その外周縁から径方向内側に向って陥没する
形状と成っている。つまり、錠剤本体3の外周縁を成す
外円周Sを有し、陥没部12は内円周Tを有しており、
その陥没部12は外円周Sから深さhの分だけ陥没して
おり、その底面が錠剤1を圧縮成形するための圧縮面1
0と成っている。
1が設けられている。この割溝形成凸部11は、上記し
た錠剤1の割溝2を形成するためのもので、その角度が
90°より大きい110°であり、圧縮面10の中心線
CLの直上で陥没部12の深さh分より高いHのところ
に引いた中心線CL上の直線Zと、圧縮面10の表面上
に中心線CLと平行に引いた凸幅線である直線Z1 およ
びZ2 とから構成される三角柱状の凸部を中心線上に外
周縁より突設形成したものである。図中Wは、Z1 およ
びZ2 間の距離で、幅を表している。
周縁の位置となっている。即ち、Xの両端は外円周S上
の点G、G1 にて結ばれている。そして、その両端部で
あってその両側に面取り13がそれぞれ設けられてい
る。この面取り13の両端部の形状は同じであるため、
図中左側について以下に説明する。尚、右側については
図中対応する左側の符号に’を付けた符号を付すること
で説明は省略する。
両側に割溝形成凸部11に臨んで径方向内側に向って形
成されており、その形状はGを頂点とする略三角形状と
成っている。そして、その径方向内側の辺が凸部幅の線
であるZ1 及びZ2 と接する点I1 及びI2 と陥没部1
2の外周縁である内円周Tと接する点J1 及びJ2 とを
結ぶもので、G側にくぼむ半径Rの円弧状と成ってい
る。
の所定の位置には、それぞれ鍔61,81が形成されて
いる。
記鍔61,81が係合し、回転盤が回転したときに工程
に応じて上杵6と下杵8を案内する案内溝14が設けら
れている。
末圧縮形成装置の中心展開図に示すように、まず下杵8
の先端部は常に臼7内に挿入されるようになっており、
粉末充填工程では上,下杵6,8が互いに離れる方向
に、また圧縮成形工程では上杵6が臼7内に挿入される
ように、錠剤取出工程では上杵6を臼7から離れる方向
に、下杵8を錠剤が臼7から突出するように設けられて
いる。
8にて圧縮成形するために上,下杵6,8を押圧する圧
縮手段を設けている。この圧縮手段は、本実施例では錠
剤1を予備成型と本成型にて圧縮成形するようになって
いるため、予備圧縮ローラ15と本圧縮ローラ16とを
備えている。
記構成の錠剤1の成形について図4及び図5に基づき説
明する。
臼7の孔71に所定量充填され(図4中K部及び図5
(a)参照)、回転盤の回転により案内溝14を介して
上下方向に上,下杵6,8が所定の位置に案内され、そ
の後予備圧縮ローラ15にて上,下杵6,8が押圧され
て粉末1Aが予備圧縮成形(予備成型)され(図4中L
部参照及び図5(b)参照)、その後本圧縮ローラ16
にて上,下杵6,8が押圧されて本圧縮成形(本成型)
され(図4中M部及び図5(b)参照)、上記構成の割
溝2を付した錠剤1が成形される。
の圧縮成形部9に割溝形成凸部11を設けており、この
割溝形成凸部11は上記したように割溝2の形状に対応
して面取り13を設けているため、押圧時の衝撃が緩衝
されることになり、錠剤1が割れにくくなる。
方向内側の辺をくぼむ円弧状とすることで、成形時にお
いて、上記した作用により衝撃に対してより強くなるた
め、割れにくくなる。
を介して上下方向に上,下杵6,8が所定の位置に案内
されて、錠剤1が臼7より突出し(図4中N部及び図5
(c)参照)、回転盤外に取り出される。
ための割溝2を片面に設けたものを例にとって説明した
が、多少耐衝撃性が劣るかもしれないが、割れ性からみ
て両面に設けても良い。
例にとって説明したが、特に2分割に限るものではな
く、割溝を2つ設けて4分割する場合にも同様に適用す
ることができる。
例、上記効果を示す試験例を以下に説明する。
は、外円周Pの直径は通常の錠剤に用いられる6〜9m
mが好ましく、外円周Pが7mmの場合、内円周Qの直
径は6.03mm、隆起部4の高さdが0.28mm、
深さDが0.5mm、幅Yが1.42mmであり、円R
の半径は0.3〜0.7mmである。
る。
1.7部(土幌農協製)を流動層造粒機(Glatt社
製、WSG−I型)へ仕込み、粉末へ結合剤としてポリ
ビニルアルコール26.4部(日本合成化学製)の5.
5%(重量%)水溶液をスプレーすることにより、造
粒、乾燥させた。乾燥粉末は二本ローター整粒機(徳寿
工作所)で整粒し、それぞれに滑沢剤としてステアリン
酸マグネシウムを9.9部加えてVブレンダー(徳寿工
作所)で5分間混合した。
る上杵(6)を回転式粉末圧縮成形装置としての高速ロ
ータリー式打錠機CRRECT−12K−PURE−P
RESS(菊水製作所)を用い、回転数30rpmで打
錠し、1錠122mgの錠剤1を得た。
代わりに従来の割溝形成凸部を有する上杵を用い、従来
の錠剤100を作成した。その錠剤100の重量、形状
(図7参照)は下記の表1の通りである。尚、表1には
上記具体例で得た錠剤1についても示している。
0及び具体例で得た錠剤1の径方向と厚み方向の強度を
錠剤破壊強度測定器(富山産業社製:TH203CP)
にて測定した。径方向は通常の測定方法で行い、厚み方
向は治具を用いて強度を測定した。その強度(硬度)測
定結果を下記の表2に示す。
を面が円形の試料台91上に立てて置き(径方向に載
置)、測定スタートスイッチ(図示せず)を入れること
により試料台91が上昇し、試料台91に対向して設け
られている加圧面が円形のヘッド92に挟み込まれた錠
剤100(1)に加圧していく。そして、錠剤100
(1)が破壊されたときの加圧数値をその錠剤100
(1)の径方向の強度(硬度)としている。これを10
回繰り返し平均値を以下に示している。
る。
測定するための治具として試料台91上に所定間隔を有
して一対の棒状部材93を設け、その棒状部材93上に
錠剤100(1)を平置きする。このとき錠剤100
(1)の割溝103(2)の方向は棒状部材93の向き
とほぼ平行とする。
同様に図示しない測定スタートスイッチを入れることに
より試料台91が上昇し、試料台91に対向して設けら
れ、かつ割溝103(2)に対向して設けられている厚
み方向の強度を測定するための治具として加圧部が鋭利
な刃状と成っているヘッド94に挟み込まれた錠剤10
0(1)に加圧していく。そして、錠剤100(1)が
破壊されたときの加圧数値をその錠剤100(1)の厚
み方向の強度(硬度)としている。これを10回繰り返
し平均値を以下に示している。尚、割溝103(2)が
上向き,下向き両方について測定を行っている。
強度が不変のまま厚み方向上下の強度を弱めることがで
きた。即ち、錠剤1の方が径方向の耐衝撃性に優れ、容
易に分割ができる。
5人に錠剤100と錠剤1を各10錠を2分割させ、こ
のときの分割のしやすさの官能を3段階で現した。評価
は割れやすい:2点、普通:1点、割れにくい:0点と
し、10点満点とした。また、分割した錠剤をそれぞれ
化学天秤で精秤し、平均重量や重量変動係数を求めた。
その官能評価点および分割錠の特性の結果を下記の表3
に示した。
に比べて3点高く、分割した錠剤の重量変動係数も従来
の錠剤より低く、最大から最小までの幅も小さく良好な
結果を示した。即ち、錠剤1の方が正確に分割されてい
る。
るもので、割溝付き錠剤の割溝の角度を従来の90°よ
り大きくしているので、従来の割溝幅より大きく成り、
また深さを従来の隆起部の高さ分より深くしていること
から、容易かつ正確に分割することができる。
隆起部との境界の位置として、その境界より割溝の両側
に当該割溝に臨んで径方向内側に向って面取りを形成し
ているので、この面取りにて製造時や輸送時等に受ける
衝撃を緩衝することができ、欠けにくくなる。また、径
方向の両端を錠剤本体と隆起部との境界の位置としてい
るので、溝の深さが中央部より浅くなり、単に深くして
いるものよりも衝撃に対して強くなる。
溝幅の線と接する点と隆起部の外周縁と接する点とを結
ぶもので、錠剤本体と隆起部との境界の位置側にくぼむ
円弧状とすることで、面取りに加わった衝撃力が径方向
内部に作用するのを抑えてくれるため、衝撃に対してよ
り強くなる。
ると共に、耐衝撃性の向上を図ることができる。
るための割溝形成凸部付き杵の圧縮成形部において、上
記した割溝形状に対応して面取りを設けているので、上
記作用により衝撃が緩衝されることになり、割れにくく
なる。
の辺をくぼむ円弧状とすることで、上記した作用により
衝撃に対してより強くなるため、割れにくくなる。
示しており、同図(a)は平面図で、同図(b)は側面
図で、同図(c)は斜視図で、同図(d)は要部断面図
である。
き杵としての上杵を示しており、同図(a)は正面図
で、同図(b)は拡大底面図で、同図(c)は先端部拡
大側面図で、同図(d)は先端部斜視図である。
る。
図(a)は粉末充填工程を示し、同図(b)は圧縮成形
工程を示し、同図(c)は錠剤取出工程を示している。
図である。
示す正面図であり、同図(b)は斜視図である。
(b)は同図(a)の側面図である。
(a)は平面図で、同図(b)は側面図で、同図(c)
は斜視図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 錠剤本体と該錠剤本体の端面の外周縁よ
り径方向内側に向って隆起する隆起部とを備えた錠剤で
あって、前記隆起部の表面に錠剤の中心線に対して貫通
形成される錠剤を分割するための割溝を設けた割溝付き
錠剤において、 前記割溝は、角度を90°より大きく、深さを前記隆起
部の高さより深くし、当該径方向の両端は前記錠剤本体
と前記隆起部との境界の位置として、該境界より割溝の
両側に当該割溝に臨んで径方向内側に向って面取りを形
成してなることを特徴とする割溝付き錠剤。 - 【請求項2】 前記割溝の面取りは、前記錠剤本体と前
記隆起部との境界を頂点とする面で、当該径方向内側の
辺が前記割溝幅の線と接する点と前記隆起部の外周縁と
接する点とを結ぶもので、前記頂点側にくぼむ円弧状で
あることを特徴とする請求項1に記載の割溝付き錠剤。 - 【請求項3】 支持部材に配設された臼と、 該臼に対向して摺動自在に設けられ、臼内に充填された
粉末を錠剤本体と該錠剤本体の外周縁より径方向内側に
向って隆起する隆起部を備えた錠剤に圧縮成形するため
の杵と、 該杵を押圧するための圧縮手段と を備えた粉末圧縮成形装置であって、 前記杵の前記錠剤の圧縮成形部の圧縮面に錠剤の隆起部
表面に錠剤の中心線に対して貫通形成される錠剤を分割
するための割溝を設けるための割溝形成凸部を設けた杵
において、 前記割溝形成凸部は、角度を90°より大きく、高さを
前記圧縮形成部の隆起部形成部の深さより高くし、当該
径方向の両端は前記圧縮形成部の外周縁の位置を境界と
して、該境界より割溝形成凸部の両側に当該割溝形成凸
部に臨んで径方向内側に向って面取りを形成してなるこ
とを特徴とする割溝形成凸部付き杵。 - 【請求項4】 前記割溝形成凸部の面取りは、前記圧縮
形成部の外周縁との境界を頂点とする面で、当該径方向
内側の面が前記割溝形成凸部の幅の線と接する点と前記
隆起部形成部の外周縁と接する点とを結ぶもので、前記
頂点側にくぼむ円弧状であることを特徴とする請求項3
に記載の割溝形成凸部付き杵。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP10295295A JP3670710B2 (ja) | 1995-04-04 | 1995-04-04 | 割溝付き錠剤および割溝形成凸部付き杵 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10295295A JP3670710B2 (ja) | 1995-04-04 | 1995-04-04 | 割溝付き錠剤および割溝形成凸部付き杵 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08277218A true JPH08277218A (ja) | 1996-10-22 |
JP3670710B2 JP3670710B2 (ja) | 2005-07-13 |
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ID=14341155
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP10295295A Expired - Lifetime JP3670710B2 (ja) | 1995-04-04 | 1995-04-04 | 割溝付き錠剤および割溝形成凸部付き杵 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3670710B2 (ja) |
Cited By (8)
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