JP3445643B2 - 板材の突起成形方法および塑性加工用雄型 - Google Patents

板材の突起成形方法および塑性加工用雄型

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JP3445643B2 JP24650793A JP24650793A JP3445643B2 JP 3445643 B2 JP3445643 B2 JP 3445643B2 JP 24650793 A JP24650793 A JP 24650793A JP 24650793 A JP24650793 A JP 24650793A JP 3445643 B2 JP3445643 B2 JP 3445643B2
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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21KMAKING FORGED OR PRESSED METAL PRODUCTS, e.g. HORSE-SHOES, RIVETS, BOLTS OR WHEELS
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属製部品の製造業界
において、板材に効率よく確実な突起を形成することが
できる板材の突起成形方法および塑性加工用雄型に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、金属製部品の製造業界において、
例えば、プロジェクション溶接、あるいは、他の部品と
ボルト・ナット等の組み合わせる際の二部材等の位置決
めを行なう場合には、一般的に、塑性加工により、一方
の部材(板材等)へ突起を形成し、他方の部材(板材
等)に、この突起に見合う係止孔を穿設させて、これら
突起と係止孔との係合により行なっていた。
【0003】そして、この板材20への突起21は、用途に
より大きさや形状あるいは高さ等がそれぞれ異なるもの
で、例えば、プロジェクション溶接に用いる場合、被加
工材である板材20が薄・中板のときは、図3(a) に示す
ように、先端部が球面形状をした円錐台形状のポンチ22
を用いて球面状に形成され、また、厚板のときは、図3
(b) に示すように、先端部が平面形状をした円錐台形ま
たは円柱形状のポンチ22を用いて平形状に形成される。
【0004】更に、位置決めに用いる場合では、その目
的から、図3(c) 〜図3(e) に示すように、一般的には
平形状が好ましく、その高さも可能の限り高く形成され
ることが求められる。
【0005】そしてまた、平形状突起においてその高さ
をできるだけ高くする方法として、図3(c) に示すよう
に、円筒形ポンチ22で形成される突起21の直径に対し
て、ポンチ22の直径の大きいものを用いたり、図3(e)
に示すように、円筒形ポンチ22で形成される突起21の直
径と同一径のものを用いたり、更に、図3(d) に示すよ
うに、円錐台形ポンチ22で形成される突起21の直径に対
して、ポンチ21の直径の大きいものを用いることにより
対応していた。
【0006】しかしながら、図3(c) および(d) に示す
ような、形成される突起21の直径に対してポンチ22の直
径の大きいものを用いた場合、ポンチ22の打圧で押し込
まれる板材20は、突起21の突出方向へも打ち出されて移
動するものであるが、一方、突起21の突出方向以外、す
なわち、図3(c) において矢印で示すような横方向へも
打圧力が働いてこの部分の板肉が移動し、その分が不足
となって希望する突起高さ量が得られない。
【0007】その結果、突起21の高さを確保するために
は、前記した逃げ肉分を見越して多くの量、すなわち、
板材20の打圧量を深くして、ポンチ22により押し込む必
要が生ずる。
【0008】この加工は、板材20における残量が減少し
て突起21との接合部が薄肉となるので、図3(d) に示す
ように、突起21の根元部に破断pを生じて強度不足とな
ると共に、突起21の根元周辺部が盛り上がって平坦精度
を失い、他の部材と重ね合わせたときに、両者に隙間が
できて次工程において不都合を生ずる。
【0009】また、図3(e) に示すように、ポンチ22の
直径を突起21の直径と同一寸法に設定すると、突起21の
高さは確保しやすいが、突起21の破断現象は一層助長さ
れやすい。等の様々な問題点を有するものであった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した問
題点を解決するためになされたもので、雌型上に板材を
供給して、該雄型により板材の打圧面の全面に対して、
形成される突起の内方部へ向かって打圧させることによ
り、二部材の位置決め等において用いる突起の形成を、
効率よく確実に行なうことができる板材の突起成形方法
および塑性加工用雄型を提供することを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ための本発明の手段は、雌型上に板材を供給して、雄型
の打圧により板材における打圧面の他側に所定の突起を
形成する板材の突起成形方法および塑性加工用雄型にあ
って、板材の打圧面の全面に対して、形成される突起の
内方部へ向かって打圧させる板材の突起成形方法にあ
る。
【0012】また、板材の打圧面に対して少なくともそ
の外周部を、形成される突起の内方へ向かって打圧させ
る板材の突起成形方法にある。
【0013】更に、雌型上に板材を供給して、この雄型
の打圧により板材における打圧面の他側に所定の突起を
形成する板材の突起成形にあって、前記雄型における打
圧体の先端面に、板材の打圧面の全面に対してあるいは
少なくともその外周部に対して、形成される突起の内方
部へ向かって打圧させる凹状の凹み部を形成した塑性加
工用雄型の構成にある。
【0014】
【作用】前記のように構成される本発明は以下に述べる
作用を奏する。
【0015】塑性加工機における雌型上へ被加工材であ
る板材を供給し、該板材に向かって雄型を降下させる
と、この板材に打圧力が掛かり、これにより板材の一側
面から他側へ向かって所定の突起が形成される。
【0016】このとき、前記雄型の打圧先端面には、凹
状の凹み部を形成してあるので、雄型の打圧力は、板材
の打圧面の全面または少なくともその外周部に対して、
形成される突起の内方部へ向かって打圧させる。
【0017】すなわち、この打圧力は、打圧面に対して
略垂直方向へ分布されるので、突起の横方向への打圧力
を抑えて、より高い突起の突出に対して有効に働く。
【0018】
【実施例】次に本発明に関する板材の突起成形方法およ
び塑性加工用雄型の実施の一例を図面に基づいて説明す
る。
【0019】図1においてAはプレス機械等の成形機の
要部で、塑性加工により板材bに対して所定の突起1を
形成するものであって、金型であるダイス等の雌型2
と、ポンチ等の雄型3とにより構成されていて、この雄
型3の先端部には、円筒形または緩やかな円錐台形に形
成された、板材bに突起1を形成させる打圧体4を突設
してある。
【0020】そして、この打圧体4の先端面には、凹状
の凹み部5を形成してあるもので、例えば、図2(a) に
示すように円錐状か、図2(b) に示すように、円弧状
か、図2(c) に示すように逆円錐状で中央部が平滑状
か、図2(d) に示すように、円弧状で中央部が平滑状
か、図2(e) に示すように、逆円錐状で中央部が円錐状
に突出する形状か、図2(f)に示すように、円弧状で中
央部が逆円弧状に突出する形状等が採用される。
【0021】したがって、この凹状の凹み部5により、
図2(a),(b) に示す場合は、板材bの打圧面6の全面に
対して、形成される突起1の内方へ向かって打圧させる
ものであり、また、図2(c),(d) に示す場合は、板材b
の打圧面6に対して、その外周部を、形成される突起1
の内方へ向かって、また、中央部は中心へ向かって打圧
させるものである。
【0022】更に、図2(e),(f) に示す場合は、板材b
の打圧面6においてその外周部による打圧力と、中央部
による打圧力との合成により、形成される突起1の内方
から突起1の外方へ向かって打圧させるものである。
【0023】前記した打圧力の作用分布を、図2におけ
る各図において矢印で示してあり、板材bの打圧面6に
対して垂直方向、すなわち、突起1の中心方向へ作用し
て、該突起1の材料b横方向へ逃げる打圧力をできるだ
け抑え、材料bへより高い突起1の突出を効率よく、か
つ、確実に与えることができる。
【0024】なお、前記した突起1の直径と、これを形
成する雄型3の直径との関係は、雄型3の直径より形成
される突起1の直径の方が小径になることが好ましい。
【0025】
【発明の効果】前述のように構成される本発明は、雄型
における打圧体の先端面に、凹状の凹み部を形成して、
板材の打圧面の全面あるいは少なくともその外周部に対
して、形成される突起の内方へ向かって打圧させること
により、打ち出した板材の板肉を効率よく突起形成に作
用させると共に、板材に対する雄型の押し込み量を可及
的に減少させることができるので、突起の根元の強度を
向上させ、該部分の破断等を生じさせない高精度の加工
を行なうことができる特有な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する方法の一例を実施する成形機の
作動状態を示す要部の断面図である。
【図2】図1における雄型とそれによる成形状態の各例
を示す説明図である。
【図3】従来の成形機による突起の成形状態の各例を示
す要部の断面図である。
【符号の説明】
b 板材 1 突起 2 雌型 3 雄型 4 打圧体 5 凹み部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 22/02 B21D 28/10 B21J 5/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雌型上に板材を供給して、雄型の打圧に
    より板材における打圧面の他側に所定の突起を形成する
    板材の突起成形方法にあって、板材の打圧面の全面に対
    して、形成される突起の内方部へ向かって打圧させるこ
    とを特徴とする板材の突起成形方法。
  2. 【請求項2】 雌型上に板材を供給して、雄型の打圧に
    より板材における打圧面の他側に所定の突起を形成する
    板材の突起成形方法にあって、板材の打圧面に対して少
    なくともその外周部を、形成される突起の内方部へ向か
    って打圧させることを特徴とする板材の突起成形方法。
  3. 【請求項3】 雌型上に板材を供給して、この雄型の打
    圧により板材における打圧面の他側に所定の突起を形成
    する板材の突起成形にあって、前記雄型における打圧体
    の先端面に、板材の打圧面の全面に対してあるいは少な
    くともその外周部に対して、形成される突起の内方部へ
    向かって打圧させる凹状の凹み部を形成したことを特徴
    とする塑性加工用雄型。
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