JPH08277066A - 紡糸巻取機の昇降枠ガイド - Google Patents

紡糸巻取機の昇降枠ガイド

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JPH08277066A
JPH08277066A JP11014595A JP11014595A JPH08277066A JP H08277066 A JPH08277066 A JP H08277066A JP 11014595 A JP11014595 A JP 11014595A JP 11014595 A JP11014595 A JP 11014595A JP H08277066 A JPH08277066 A JP H08277066A
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Shoji Sakai
昇司 酒井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 紡糸巻取機の機械高さを低くすることができ
る昇降枠ガイドを提供する。 【構成】 2本のボビンホルダ5,6が突設されたタレ
ット4を軸受14を介して機械本体2に回転自在に支持
し、前記ボビンホルダ5が転接する接圧ローラ11を有
する昇降枠10を前記機械本体2に対して昇降自在に設
けた紡糸巻取機に設けられる昇降ガイドに関する。前記
昇降枠10が昇降自在にガイドされるガイド支柱9を、
前記タレット4の前記軸受14の横であって前記ボビン
ホルダ5,6側に立設し、昇降枠10が最も外径の大き
いタレットの軸受14をかわすことができるようにした
昇降ガイドとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は紡糸機から紡出された糸
を高速で巻取る紡糸巻取機であって、特にその昇降枠ガ
イドに関する。
【0002】
【従来の技術】まず、2本のボビンホルダが突設された
タレットを備えたタレット式紡糸巻取機の従来例を図4
及び図5により説明する。図4は紡糸巻取機の側面図で
あり、図5は紡糸巻取機の正面図である。
【0003】紡糸巻取機1は、機械本体2に対して中心
軸3の回りで回転するタレット4と、該タレット4から
突設した2本のボビンホルダ5,6と、タレット4の背
面に固定され上記ボビンホルダ5,6を回転駆動する誘
導モータ7,8と、機械本体2内のガイド支柱9に案内
されて垂直に上昇又は下降する昇降枠10と、この昇降
枠10に支持された接圧ローラ11と、同じく昇降枠1
0に支持されたトラバース装置12とから主に構成され
ている。
【0004】そして、接圧ローラ11やトラバース装置
12を支持する昇降枠10全体の重量は昇降枠10と機
械本体2との間に設けられた接圧シリンダ13によって
支えられ、この重量と接圧シリンダ13による持ち上げ
力との差が接圧ローラ11のパッケージPに対する接圧
力となるようになっている。このように、従来の紡糸巻
取機において、パッケージPに転接する接圧ローラ11
を支持する昇降枠10が接圧シリンダ13によって機械
本体2に対し昇降自在となっており、接圧シリンダ13
によってパッケージPに対する接圧力が調整される構造
となっている。すなわち、昇降枠10の全体が所定の接
圧力を保ちながらボビンBに巻き形成されるパッケージ
Pの巻き太りに応じて上昇できるようになっている。ま
た、接圧シリンダ13に対する空気圧を上げることで、
昇降枠10の全体をパッケージから離して上昇させるこ
ともできる。
【0005】上述した紡糸巻取機の作動の概略は以下の
通りである。図5において、ボビンホルダ5は中心軸3
のほぼ鉛直方向上方の巻取位置にあり、ボビンホルダ6
は中心軸3のほぼ鉛直方向下方の待機位置にある。巻取
位置にあるパッケージが満巻きとなると、タレット4が
180°旋回し、満巻パッケージPが待機位置になり、
空ボビンBが巻取位置となって切り替わる。糸Yは空ボ
ビンBに接しながら、満巻パッケージPに巻き取られる
状態となり、図示されない糸渡し装置によって、糸Yを
満巻パッケージPからボビンBに移し変える。つぎに、
待機位置にあるボビンホルダ6の回転を止め、満巻パッ
ケージPを図示されない玉揚台車に押し出し、同時にボ
ビンホルダ6に空ボビンBが挿入される。以上の動作の
繰り返しによって、連続的に糸Yを巻き取っていく。
【0006】上述した従来の紡糸巻取機においては、ボ
ビンホルダ5,6は片持ち支持された回転体であり、さ
らにボビンBに巻き形成された相当重量のパッケージP
を保持すると共に所定の接圧力が接圧ローラ10を介し
て負荷される構造である。このため、ボビンホルダ5,
6を回転自在に支持するタレット4に対する軸受14は
機械本体2の出来るだけ前方に配設するようにしてい
た。その結果、ガイド支柱9や接圧シリンダ10は、軸
受14の横であって反ボビンホルダ側にずらして設けら
れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、タレッ
ト4の軸受14の部分が最も外径が大きくなるため、こ
の軸受14の部分を跨いで昇降枠10が設けられ、昇降
枠10の位置が高くなり、その分紡糸巻取機の機械高さ
が高くなるという問題点があった。
【0008】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、紡糸巻取機の機械高さを低くすることができる
昇降枠ガイドを提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の紡糸巻取機の昇降枠ガイドは、2本のボビンホルダ
が突設されたタレットを軸受を介して機械本体に回転自
在に支持し、前記ボビンホルダが転接する接圧ローラを
有する昇降枠を前記機械本体に対して昇降自在に設けた
紡糸巻取機であって、前記昇降枠が昇降自在にガイドさ
れるガイド支柱を、前記タレットの前記軸受の横であっ
て前記ボビンホルダ側に立設したものである。そして、
前記タレットは、前記軸受に対する円盤部と、前記ボビ
ンホルダの取付部と、該取付部と前記円盤部との間の胴
部からなり、前記ガイド支柱は、この胴部に沿って立設
されたものがあり、前記胴部に沿って、前記ガイド支柱
と平行に、昇降枠に対する接圧シリンダが設けられたも
のがある。
【0010】
【作用】昇降枠のガイド支柱をタレットの軸受よりボビ
ンホルダ側にずらして配設するため、昇降枠が最も外径
の大きいタレットの軸受部をかわすことができる。タレ
ットの軸受部からボビンホルダ側に向かって胴部を設け
ると、この胴部を軸受がある円盤部より小径にでき、こ
の胴部に沿ってガイド支柱のみならず接圧シリンダも配
設できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は本発明にかかる紡糸巻取機側面の要部の
断面図、図2は本発明にかかる紡糸巻取機上面の要部断
面図、図3は本発明にかかる紡糸巻取機の正面図であ
る。なお、図4及び図5で説明した紡糸巻取機と同じ機
能を有する部分には同じ符号を付してその説明を省略す
る。
【0012】図1及び図2において、タレット4は、軸
受14に対する円盤部21と、小径の胴部22と、ボビ
ンホルダ5,6に対する取付部23とを連設したもので
ある。円盤部21の外周に軸受14の内輪24が嵌入さ
れ、軸受14の外輪25は機械本体2の前側の壁に取り
付けられている。
【0013】機械本体2には台座26と押さえ部材27
が設けられ、この台座26と押さえ部材27との間にガ
イド支柱9が立設されている。このガイド支柱9の位置
は、軸受14の横の位置であって、胴部22に沿った位
置であって、スピンドルモータ7,8からの連結軸2
8,29の回転軌跡と干渉しない範囲で幅を狭めた位置
である。すなわち、胴部22の小径の程度は連結軸2
8,29の回転軌跡(タレット4の回転によるもの)以
内であればよい。
【0014】図1において、ガイド支柱9は機械本体2
の前面の壁より前に立設されているため、昇降枠10は
機械本体2の前面の壁から切り離された状態で昇降自在
になっている。そのため、ボビンホルダ5,6と干渉し
ない程度に昇降枠10が設置される部分の高さを低くす
ることができる。また、図2において、スピンドルモー
タ7の連結軸28の回転軌跡(タレット4の回転による
もの)と干渉しない程度に、ガイド支柱9と接圧シリン
ダ13が並設されているため、ガイド支柱9,9の間隔
と接圧シリンダ13,13の間隔で決まる機械幅が狭く
なる。
【0015】ボビンホルダ5,6の位置が胴部22の分
だけ前に伸び、軸受14の負荷が増大するが、軸受14
の外周部分には邪魔になるものがないため、高負荷の軸
受14を選定して取り付けることができる。そのため、
軸受14に対する負荷の増大を吸収できる。なお、31
はタレット4の回転軸、32は回転軸31に対するプー
リ、33はベルト、34はプーリ、35は回転駆動用モ
ータであり、これらによってタレット4は所定の位置ま
で回転できる。また、36と機械本体2が載るベースで
ある。
【0016】つぎに、上述した昇降枠ガイドの機構によ
る機械高さの減少を最大限に活用した紡糸巻取機を図3
により説明する。接圧ローラ11は巻取当初(糸層厚み
20mm程度まで)だけ上昇し、a1位置からa2位置
まで上昇する。このとき、ボビンホルダ5の位置Aは固
定位置にある。この巻取当初の間に満巻パッケージPの
玉揚が行われる。玉揚が終わると、タレット4が時計方
向に回転し、ボビンホルダ5がA位置からB位置とな
り、接圧ローラ11もa3位置まで下がる。そして、接
圧ローラ11の位置はa3位置にとどまったままにな
り、パッケージの巻き太りはタレット4の時計方向の回
転で逃がされる。最終的にb1位置の満巻パッケージP
が巻き形成される。すると、タレット4を僅かに回転さ
せ、満巻パッケージPを玉揚可能なb2位置にし、接圧
ローラ11を上昇させてボビンホルダ6に挿着された空
ボビンBに転接する糸渡し可能な状態にする。そして、
満巻パッケージPから空ボビンBに糸渡しを行い、満巻
パッケージPの玉揚を行うという一連の動作を繰り返し
て連続した糸Yの巻取を行う。
【0017】なお、巻き太りに応じてタレット4を逃が
す方法としては、接圧ローラの上下限位置をセンサで検
知し、所定の上下限位置に納まるようにタレット4を間
欠的に回転させる方法や、パッケージの巻き太り径を演
算し、タレット4を自動的に回転させる方法や、時間の
経過と共に所定の関数値でタレット4を自動的に回転さ
せる方法がある。
【0018】パッケージの巻き太りをタレット4の回転
で逃がす巻取方法によると、接圧ローラ11の上限高さ
がa2位置となって低くなる。そして、本発明の昇降枠
ガイドで昇降枠19の高さを低くすることと相まって、
紡糸巻取機の機械高さが低くなる。また、パッケージの
軌跡が横にはみ出ることがないため、機械幅を狭くして
所定のスペースに多数台の紡糸巻取機を列設することも
可能になる。
【0019】なお、以上の実施例はボビンBを挿着する
ボビンホルダ5,6をスピンドルモータ7,8で直接駆
動する、いわゆるスピンドルドライブ型の紡糸巻取機を
説明したが、ボビンホルダに挿着されたボビンBに転接
する接圧ローラを駆動することによりボビンBを間接的
に駆動するいわゆるフリクションドライブ型の紡糸巻取
機にも本発明の昇降枠ガイドが適用される。
【0020】また、タレット4も、パッケージの巻き太
りをタレット4の回転で逃がすものに限らず、図5のよ
うに巻取位置と待機位置を固定して180°毎に回転す
るものにも本発明の昇降枠ガイドが適用される。さら
に、一本の接圧シリンダ13で昇降枠10の全重量の殆
どを受け持つと共に、残りの重量としての接圧力を接圧
シリンダ13への空気圧を微妙に変化させることによっ
て、接圧力を制御する紡糸巻取機以外に、接圧シリンダ
13をベースシリンダにし、別に小径のコンロール用接
圧シリンダを並設するものであってもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明の紡糸巻取機の昇降枠ガイドにお
いては、昇降枠を昇降自在にガイドするガイド支柱がタ
レットの軸受の横であってボビンホルダ側にずらされて
立設されているため、最も外径が大きい軸受部をかわし
て昇降枠を配設できるため、昇降枠をできるだけ、ボビ
ンホルダ側に下げた状態にして設けることができ、その
分だけ紡糸巻取機の機械高さを低くすることができる。
また、タレットの軸受が設けられる部分より小径の胴部
を設け、この胴部にガイド支柱や接圧シリンダを配設す
ることによって、紡糸巻取機の機械幅も狭くすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる紡糸巻取機側面の要部の断面図
である。
【図2】本発明にかかる紡糸巻取機上面の要部の断面図
である。
【図3】本発明にかかる紡糸巻取機の正面図である。
【図4】従来の紡糸巻取機の側面図である。
【図5】従来の紡糸巻取機の正面図である。
【符号の説明】
2 機械本体 4 タレット 5,6 ボビンホルダ 9 ガイド支柱 10 昇降枠 11 接圧ローラ 13 接圧シリンダ 14 軸受 21 円盤部 22 胴部 23 取付部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本のボビンホルダが突設されたタレッ
    トを軸受を介して機械本体に回転自在に支持し、前記ボ
    ビンホルダが転接する接圧ローラを有する昇降枠を前記
    機械本体に対して昇降自在に設けた紡糸巻取機であっ
    て、前記昇降枠が昇降自在にガイドされるガイド支柱
    を、前記タレットの前記軸受の横であって前記ボビンホ
    ルダ側に立設したことを特徴とする紡糸巻取機の昇降枠
    ガイド。
  2. 【請求項2】 前記タレットは、前記軸受に対する円盤
    部と、前記ボビンホルダの取付部と、該取付部と前記円
    盤部との間の胴部からなり、前記ガイド支柱は、この胴
    部に沿って立設された請求項1記載の紡糸巻取機の昇降
    枠ガイド。
  3. 【請求項3】 前記胴部に沿って、前記ガイド支柱と平
    行に、昇降枠に対する接圧シリンダが設けられた請求項
    1記載の紡糸巻取機の昇降枠ガイド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1213246A2 (en) * 2000-11-08 2002-06-12 Murata Kikai Kabushiki Kaisha Take-up winder

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1213246A2 (en) * 2000-11-08 2002-06-12 Murata Kikai Kabushiki Kaisha Take-up winder
EP1213246A3 (en) * 2000-11-08 2003-04-02 Murata Kikai Kabushiki Kaisha Take-up winder

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