JPH11278755A - 糸条の切替え巻取機および巻取方法 - Google Patents

糸条の切替え巻取機および巻取方法

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JPH11278755A
JPH11278755A JP7989798A JP7989798A JPH11278755A JP H11278755 A JPH11278755 A JP H11278755A JP 7989798 A JP7989798 A JP 7989798A JP 7989798 A JP7989798 A JP 7989798A JP H11278755 A JPH11278755 A JP H11278755A
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隆美 杉岡
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利博 弓達
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動化が困難であったり、ドッファーが
複雑となるという問題や、屑糸増加や切替え成功率が低
下するという問題を解消できる糸条の切替え巻取機を提
供する。 【解決手段】 糸条の巻始め巻径(D0)から所定の巻
径(D1)に達する間は、ターレットテーブル2を所定
の位置に固定するとともにコンタクトローラ7を巻始め
の位置からパッケージの巻径が所定の巻径(D1)に巻
太る位置まで移動させて糸条を巻取り、その間に、コン
タクトローラがボビンホルダ3に対して退避する間のパ
ッケージの巻太りの速度を学習し、パッケージの巻径が
所定の巻径(D1)に達した以降から糸条切替え前の最
大巻径(Dmax)に達するまでの間は学習した巻太りの
速度に基づいて以後の巻太り速度を算出し、所定の巻径
(D1)のパッケージと接触したときのコンタクトロー
ラの位置から糸条の巻始め(D0)のパッケージと接触
したときのコンタクトローラの位置へコンタクトローラ
が復帰するようにボビンホルダがコンタクトローラから
退避する方向へターレットテーブルを回動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は連続的に供給される
糸条を巻取る糸条の切替え巻取機および巻取方法に関
し、特に合成繊維の紡糸引取り装置のように糸条が連続
的に供給される装置に使用するのに好適な糸条の切替え
巻取機および巻取方法に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平2−276771号公報には、連
続的に送り込まれる糸のための巻取り装置であって、回
転可能なボビンリボルバが設けられていて、該ボビンリ
ボルバに2つの巻取りスピンドルが支承されており、糸
走行方向で見てボビンリボルバの手前に切り替え装置と
接触ローラが設けられており、該接触ローラの外周面
が、作業位置にある一方の巻取りスピンドルに形成され
たボビンの外周面に接触していて、接触ローラの軸と作
業位置にある前記巻取りスピンドルの軸との間の間隔
が、ボビンリボルバが回転することによって巻取り過程
中に次第に増大するボビン直径に応じて巻取り過程中に
変化するようになっている形式のものにおいて、前記接
触ローラが支持体に支承されており、該支持体は、接触
ローラが前記作業位置にある巻取りスピンドルに対して
相対的に半径方向で分力を伴う行程運動を行うように可
動に構成されており、前記接触ローラに支持体の運動方
向で所定の力が作用するようになっており、前記ボビン
リボルバが回転駆動装置に接続されていて、該回転駆動
装置によってボビンリボルバが、接触ローラの軸と作業
位置にある巻取りスピンドルの軸との間の間隔を増大さ
せるように駆動せしめられ、前記回転駆動装置が調節回
路を介してセンサ及び回転制御装置に接続されており、
前記センサが前記接触ローラの行程運動を検出し、回転
駆動装置が、接触ローラの目標位置と実際位置とのずれ
に応じてセンサによって前記調節回路内で、接触ローラ
の位置が巻取り過程中にほぼ変化せずに維持されるよう
に制御せしめられることを特徴とする、巻取り装置が開
示されている。
【0003】また、特開平8−290870号公報に
は、巻取パッケージの巻径が増大するに従ってボビン位
置を調整する巻取機のボビン位置調整方法において、ボ
ビン回転数から上記巻径を求め、その巻径値に基づいて
ボビン位置を調整することを特徴とする巻取機のボビン
位置調整方法、およびボビン回転数を検出する回転検出
手段と、ボビンホルダを所定の経路に沿って移動させる
ボビン移動手段と、上記回転検出手段により検出された
ボビン回転数から巻径を算出すると共に該算出値に基づ
いて上記ボビン移動手段を適宜作動させる演算制御手段
とを備えたことを特徴とする巻取機のボビン位置調整装
置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の特開平2−27
6771号公報に記載の糸条の切替巻取機においては、
糸条を巻取り中、コンタクトローラの位置が変化しない
ようにボビンホルダがコンタクトローラから離れるよう
にターレットテーブルを常時回動させるようにしてい
る。
【0005】すなわち、この従来技術においてはコンタ
クトローラの位置が変化しないようにし、糸条の切替え
後、ボビンホルダの位置が前記コンタクトローラから離
れるようにターレットを回動させているために、巻上げ
たパッケージが常に移動するように構成されている。パ
ッケージの玉揚げの自動化に際しては、パッケージをド
ッファー(玉揚げ機)によってボビンホルダから取り出
す。しかし、この従来技術では、巻上げたパッケージが
常に移動しているため、上述の自動化が困難であった
り、ドッファーが複雑となるという問題があった。
【0006】また、特開平8−290870号公報に記
載の巻取機では、切替え時に、コンタクトローラが切替
え前の位置から空ボビンと接触するまでの移動距離が大
きいため、コンタクトローラは切替え前の位置から空ボ
ビンとの接触位置まで長距離を移動し、切替えに要する
時間が長く、切替え作業中の屑糸が増加したり切替え成
功率が低下するという問題があった。
【0007】
【発明の目的】本発明は、上述の特開平2−27677
1号公報に記載の糸条の切替巻取機に付随する自動化が
困難であったり、ドッファーが複雑となるという問題
や、特開平8−290870号公報に記載の巻取機に付
随する屑糸増加や切替え成功率が低下するという問題を
解消する糸条の切替え巻取機および巻取方法を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、機枠に回動可
能に取付けたターレットテーブルに回転可能に突設した
2本のボビンホルダにボビンを装着し、該ボビン上に巻
取られる糸条にコンタクトローラを圧接して糸条を巻取
り、一方のボビンホルダに巻取られる糸条が所定量に達
すると、もう一方のボビンホルダに順次切り替えるよう
にするとともに、前記一方のボビンホルダに巻取られる
パッケージの巻太りに従って前記巻取り側のボビンホル
ダと前記コンタクトローラの間隔が大きくなるように前
記ターレットテーブルを回動するようにした糸条の切替
え巻取機において、糸条の巻始めから予め設定した所定
の初期条件に達するまでの間は、前記ターレットテーブ
ルを所定の位置に固定するとともに前記コンタクトロー
ラを巻始めの位置からパッケージが巻太る位置まで移動
させて糸条を巻取り、次いで、前記前記所定の初期条件
に達した以降から糸条切替え前の巻径(Dmax)に達す
るまでに前記コンタクトローラが巻始めの位置に復帰す
るように前記ボビンホルダが前記コンタクトローラから
退避する方向へ前記ターレットテーブルを回動するよう
に制御することを特徴とする糸条の切替え巻取機の巻取
方法により、上記の目的を達成する。
【0009】本発明においては、初期条件が糸条の巻始
めから所定の巻取時間Tが経過するまでの時間であって
もよく、また、巻取パッケージの所定の巻径(D1)で
あってもよい。更に、切替え巻取機が玉揚げ手段を具備
しており、前記初期条件が前記玉揚げ手段からの玉揚げ
完了信号の発信であってもよい。
【0010】本発明によれば、巻取パッケージが所定の
巻径(D1)等の所定の巻量になるまでとか、糸条の巻
始めから所定の巻取時間Tが経過するまでの時間とか、
玉揚げ手段からの玉揚げ完了信号の発信までのように所
定の初期条件が満たされるまではターレットテーブルが
固定されているため、満巻パッケージの取り出し、空ボ
ビンの挿入の自動化が簡単にできる。
【0011】また、本発明によれば、切替えのターレッ
ト開始前には、空ボビンとコンタクトローラが接触する
Sの位置へコンタクトローラが復帰しているため、ボ
ビン切替え時にコンタクトローラが空ボビンと接触する
状態に戻るまでの待ち時間が必要なく、ターレットテー
ブルの回転速度が速くでき、切替え時間の短縮ができる
ため切替え成功率が向上できるとともに屑糸が減少す
る。
【0012】本発明の切替え巻取方法を実施する本発明
の糸条の切替え巻取機は、請求項5に記載のように、機
枠に回動可能に取付けたターレットテーブルに回転可能
に突設した2本のボビンホルダにボビンを装着し、該ボ
ビン上に巻取られる糸条にコンタクトローラを圧接して
糸条を巻取り、一方のボビンホルダに巻取られる糸条が
所定量に達すると、もう一方のボビンホルダに順次切り
替えるようにするとともに、前記一方のボビンホルダに
巻取られるパッケージの巻太りに従って前記巻取り側の
ボビンホルダと前記コンタクトローラの間隔が大きくな
るように前記ターレットテーブルを回動するようにした
糸条の切替え巻取機において、所定の初期条件を設定す
る設定手段、前記糸条の切替え巻取機の糸条の巻始めか
らの状態を検知する検知手段、該検知手段により検知し
た状態と前記設定手段により設定した初期条件とを比較
する比較手段並びに前記ターレットテーブルの回動およ
びコンタクトローラの移動を制御する制御手段からな
り、該制御手段は、糸条の巻始めから前記比較手段が前
記所定の初期条件に達したと判定するまでの間は、前記
ターレットテーブルを所定の位置に固定するとともに前
記コンタクトローラを巻始めの位置からパッケージが巻
太る位置まで移動させて糸条を巻取り、次いで、前記比
較手段が前記所定の初期条件に達したと判定した以降か
ら糸条切替え前の巻径(Dmax)に達するまでに前記コ
ンタクトローラが巻始めの位置に復帰するように前記ボ
ビンホルダが前記コンタクトローラから退避する方向へ
前記ターレットテーブルを回動するように制御すること
を特徴としてもよい。また、請求項6に記載のように、
機枠に回動可能に取付けたターレットテーブルに回転可
能に突設した2本のボビンホルダにボビンを装着し、該
ボビン上に巻取られる糸条にコンタクトローラを圧接し
て糸条を巻取り、一方のボビンホルダに巻取られる糸条
が所定量に達すると、もう一方のボビンホルダに順次切
り替えるようにするとともに、前記一方のボビンホルダ
に巻取られるパッケージの巻太りに従って前記巻取り側
のボビンホルダと前記コンタクトローラの間隔が大きく
なるように前記ターレットテーブルを回動するようにし
た糸条の切替え巻取機において、糸条の巻始めから所定
の初期巻取時間を設定する設定手段、前記糸条の切替え
巻取機の糸条の巻始めからの巻取時間を検知する検知手
段、該検知手段により検知した巻取時間と前記設定手段
により設定した所定の初期巻取時間とを比較する比較手
段並びに前記ターレットテーブルの回動およびコンタク
トローラの移動を制御する制御手段からなり、該制御手
段は、糸条の巻始めから前記比較手段が前記所定の初期
巻取時間に達したと判定するまでの間は、前記ターレッ
トテーブルを所定の位置に固定するとともに前記コンタ
クトローラを巻始めの位置からパッケージが巻太る位置
まで移動させて糸条を巻取り、次いで、前記比較手段が
前記所定の初期巻取時間に達したと判定した以降から糸
条切替え前の巻径(Dmax)に達するまでに前記コンタ
クトローラが巻始めの位置に復帰するように前記ボビン
ホルダが前記コンタクトローラから退避する方向へ前記
ターレットテーブルを回動するように制御することを特
徴とする糸条の切替え巻取機としてもよい。
【0013】更に、本発明は請求項7に記載のように、
機枠に回動可能に取付けたターレットテーブルに回転可
能に突設した2本のボビンホルダにボビンを装着し、該
ボビン上に巻取られる糸条にコンタクトローラを圧接し
て糸条を巻取り、一方のボビンホルダに巻取られる糸条
が所定量に達すると、もう一方のボビンホルダに順次切
り替えるようにするとともに、前記一方のボビンホルダ
に巻取られるパッケージの巻太りに従って前記巻取り側
のボビンホルダと前記コンタクトローラの間隔が大きく
なるように前記ターレットテーブルを回動するように
し、ターレットテーブルの回動後に巻太ったパッケージ
を玉揚げする玉揚げ手段を含む糸条の切替え巻取機にお
いて、前記糸条の切替え巻取機は、玉揚げ手段が巻太っ
たパッケージを玉揚げすると玉揚げ完了信号を発信する
発信手段並びに前記ターレットテーブルの回動およびコ
ンタクトローラの移動を制御する制御手段を含んでお
り、該制御手段は、糸条の巻始めから発信手段が前記玉
揚げ手段が巻太ったパッケージを玉揚げして玉揚げ完了
信号を発信するまでの間は、前記ターレットテーブルを
所定の位置に固定するとともに前記コンタクトローラを
巻始めの位置からパッケージが巻太る位置まで移動させ
て糸条を巻取り、次いで、前記比較手段が前記所定の初
期条件に達したと判定した以降から糸条切替え前の巻径
(Dmax)に達するまでに前記コンタクトローラが巻始
めの位置に復帰するように前記ボビンホルダが前記コン
タクトローラから退避する方向へ前記ターレットテーブ
ルを回動するように制御することを特徴とする糸条の切
替え巻取機としてもよい。
【0014】また、本発明は請求項8に記載のように、
機枠に回動可能に取付けたターレットテーブルに回転可
能に突設した2本のボビンホルダにボビンを装着し、該
ボビン上に巻取られる糸条にコンタクトローラを圧接し
て糸条を巻取り、一方のボビンホルダに巻取られる糸条
が所定量に達すると、もう一方のボビンホルダに順次切
り替えるようにするとともに、前記一方のボビンホルダ
に巻取られるパッケージの巻太りに従って前記巻取り側
のボビンホルダと前記コンタクトローラの間隔が大きく
なるように前記ターレットテーブルを回動するようにし
た糸条の切替え巻取機において、所定の初期パッケージ
巻径を設定する設定手段、ボビンの上に形成されたパッ
ケージの巻径を検知する検知手段、該検知手段により検
知したパッケージ巻径と前記設定手段により設定した所
定の初期パッケージ巻径とを比較する比較手段並びに前
記ターレットテーブルの回動およびコンタクトローラの
移動を制御する制御手段からなり、該制御手段は、糸条
の巻始め巻径(D0)から所定の巻径(D1)に達する間
は、前記ターレットテーブルを所定の位置に固定すると
ともに前記コンタクトローラを巻始めの位置からパッケ
ージが前記所定の巻径(D1)に巻太る位置まで移動さ
せて糸条を巻取り、次いで、パッケージの巻径が前記所
定の巻径(D1)に達した以降から糸条切替え前の巻径
(Dmax)に達するまでに前記コンタクトローラが巻始
めの位置に復帰するように前記ボビンホルダが前記コン
タクトローラから退避する方向へ前記ターレットテーブ
ルを回動するようにしたことを特徴とする糸条の切替え
巻取機とすることもできる。
【0015】この場合に本発明は、請求項9に記載のよ
うに機枠に回動可能に取付けたターレットテーブルに回
転可能に突設した2本のボビンホルダにボビンを装着
し、該ボビン上に巻取られる糸条にコンタクトローラを
圧接して糸条を巻取り、一方のボビンホルダに巻取られ
る糸条が所定量に達すると、もう一方のボビンホルダに
順次切り替えるようにするとともに、前記一方のボビン
ホルダに巻取られるパッケージの巻太りに従って前記巻
取り側のボビンホルダと前記コンタクトローラの間隔が
大きくなるように前記ターレットテーブルを回動するよ
うにした糸条の切替え巻取機において、所定の初期パッ
ケージ巻径を設定する設定手段、ボビンの上に形成され
たパッケージの巻径を検知する検知手段、該検知手段に
より検知したパッケージ巻径と前記設定手段により設定
した所定の初期パッケージ巻径とを比較する比較手段並
びに前記ターレットテーブルの回動およびコンタクトロ
ーラの移動を制御する制御手段からなり、該制御手段
は、糸条の巻始め巻径(D0)から所定の巻径(D1)に
達する間は、前記ターレットテーブルを所定の位置に固
定するとともに前記コンタクトローラを巻始めの位置か
らパッケージの巻径が前記所定の巻径(D1)に巻太る
位置まで移動させて糸条を巻取り、その間に、前記コン
タクトローラが前記ボビンホルダに対して退避する間の
パッケージの巻太りの速度を学習し、パッケージの巻径
が前記所定の巻径(D1)に達した以降から糸条切替え
前の最大巻径(Dmax)に達するまでの間は前記学習し
た巻太りの速度に基づいて以後の巻太り速度を算出し、
前記所定の巻径(D1)のパッケージと接触したときの
コンタクトローラの位置から前記糸条の巻始め(D0
のパッケージと接触したときのコンタクトローラの位置
へ前記コンタクトローラが復帰するように前記ボビンホ
ルダが前記コンタクトローラから退避する方向へターレ
ットテーブルを回動するようにしたことを特徴とする糸
条の切替え巻取機とすることが好ましい。 本発明にお
いては、コンピュータを制御手段として用い、制御手段
によりターレットテーブルおよびコンタクトローラを各
請求項に記載のように制御する。
【0016】
【実施例】以下、初期条件として巻取パッケージの所定
の巻径(D1)を選定した本発明の実施例を図示した図
面に従って、本発明を詳細に説明する。図1は本発明の
1実施例に係る切替え巻取機の正面図で、図1(a)〜
図1(e)は本実施例の切替え巻取機における巻取りの
手順を時系列的に示している。
【0017】ベース9の上に機枠1が載置されている。
機枠1にターレットテーブル2が水平軸線の回りに回動
自在に取付けられており、ターレットテーブル2はター
レットテーブル回動用モータ(図示せず)によって回動
される。
【0018】ターレットテーブル2には2本のボビンホ
ルダ3、4が回転自在に突設されており、ボビンホルダ
3、4には夫々複数のボビン5、6が装着される。ボビ
ンホルダ3、4はそれぞれボビンホルダ回転用モータ
(図示せず)によって回転駆動される。
【0019】図1において、ターレットテーブル2の左
上方において、機枠1からフレーム10が突設されてお
り、フレーム10には、支持部材12を介してスライド
フレーム11がスライド可能に支持されている。支持部
材12は、スライドフレーム11の上下方向の中央近傍
に止着されたハウジング14とスライド軸13とからな
るスライド軸受を含んでいる。コンタクトローラ7がス
ライドフレーム11に回転自在に支持されている。更
に、図1の紙面に垂直な方向に糸条を綾振る綾振り装置
8がコンタクトローラ7の上方位置においてスライドフ
レーム11に設けられている。
【0020】図1に示す実施例においては、ボビンホル
ダ4に挿着されたボビン6にコンタクトローラ7が常時
圧接されており、コンタクトローラ7の回転数を検出
し、その回転数が所定の値になるようにボビンホルダ4
を駆動するボビンホルダ回転用モータの回転数がコンピ
ュータ(図示せず)により制御される。なお、コンピュ
ータ(制御手段)は所定巻径D1を設定する設定手段を
含んでおり、糸条の巻取開始からの所定巻径を設定する
ことができる。
【0021】コンタクトローラ7を支持するスライドフ
レーム11と機枠に取付けたフレーム10との間には公
知の形式の作動トランス(図示せず)が取付けられてい
る。作動トランスは、スライドフレーム11とフレーム
10とに係合して、フレーム10に対するコンタクトロ
ーラ7の相対位置を検出し、前述のコンピュータに糸条
巻取り中のコンタクトローラ7の位置を伝達する。ま
た、本実施例の作動トランスはボビンホルダに装着され
たボビン上に形成されたボビンの巻径を検知する手段で
もある。更に、コンピュータ(制御手段)はその内部に
作動トランス(検知手段)により検知したパッケージの
巻径が所定の初期巻径D1に達しているか否かを比較す
る比較手段を含んでいる。
【0022】次に本実施例の巻取り手順を図面に従って
説明をする。図1(a)は糸条を巻始めたときの状態を
示している。
【0023】糸条の巻始め状態では、ターレットテーブ
ル2を固定した状態(すなわち、回動を停止させた)状
態で、糸条は綾振り装置8によって綾振られ、綾振られ
た糸条はボビン6上に巻上げられてパッケージを形成す
る。なお、ボビン6はボビンホルダ4に装着されてお
り、糸条はコンタクトローラ7にプリントされた後、コ
ンタクトローラ7に圧接されたボビン6上に巻上げられ
る。コンタクトローラ7の回転中心とターレットテーブ
ル2の回動中心との垂直距離はLsが前述したコンピュ
ータに入力される。
【0024】上述の状態から糸条の巻取りが継続され
る。この際に、図2に示すように(巻き始め〜所定巻径
1参照)、ターレットテーブル2は依然として固定し
た状態(回動停止状態)であり、糸条がボビンホルダ4
に装着したボビン6上に巻上げられており、パッケージ
Pの巻太りに従ってコンタクトローラ7がスライド軸受
(前述のように、ハウジング14とスライド軸13とか
ら構成されている)に沿って上昇する。この際に、比較
手段は作動トランス(検知手段)により検知したパッケ
ージの巻径が所定の初期巻径D1に達しているか否かを
比較している。
【0025】パッケージが所定量のパッケージ径D1
達したことを比較手段が判定するまで、コンタクトロー
ラ7は、、スライド軸13の上昇端近傍の位置までA方
向へ上昇する。コンタクトローラ7が上昇を始めると、
糸条の巻始め開始位置からのコンタクトローラ7の移動
距離と糸条の巻始め開始時点からの経過時間との関係
が、前述した作動トランス(ボビンの巻径を検知する手
段)によって計測され、コンピュータに入力される。
【0026】この糸条の巻始めからの時間とコンタクト
ローラの移動量の関係の測定は、パッケージの巻太りに
よってコンタクトローラが、パッケージ径D1に対応す
る位置まで、所定量移動すると、一旦終了する。この状
態を図1(b)に示し、この際にコンタクトローラ7の
回転中心とターレットテーブル2の回動中心との垂直距
離はL1である。
【0027】次に、前述のようにして測定した時間(以
下、「前記測定をした時間」と称する)と前述のように
して測定した移動量(以下、「前記測定した移動量」と
称する)との関係を用いて、予め設定された完巻時間迄
のこれから以後に巻取られるパッケージに対するコンタ
クトローラ7の移動位置を前述したコンピュータにより
算出(予測)する。
【0028】本実施例では、 (「予め設定された完巻時間」−「前記測定をした時
間」)/「前記測定した移動量」 の演算を行い、パッケージ径がD1に到達した時点以降
の時間経過とコンタクトローラの位置との関係をコンピ
ュータ内で演算によって決定(予測)する。
【0029】次に、このようにしてパッケージD1以降
の時間の経過に対してコンピュータ内で決定したコンタ
クトローラの位置(基準値)に、現実のコンタクトロー
ラの位置が一致するように、前述したコンピュータから
の指令により図1(c)に示すように、ターレットテー
ブル2をC方向へ徐々に回動をさせる。この作動を繰り
返すことによってコンタクトローラ7はB方向に徐々に
下降する。
【0030】その結果、図2に示すように(巻径D1
完巻き参照)、ターレットテーブル2の回動速度および
コンタクトローラ7の下降速度の両が制御され、図1
(c)に示すパッケージ径がD1の時点から、図1
(d)に示す最大巻径Dmaxに至る時点の間に、現実の
ターレットテーブル2の回動中心からコンタクトローラ
7の回転中心までの距離L1が上述のように演算して求
めたターレットテーブル2の回動中心からコンタクトロ
ーラ7の回転中心までの距離LFになるようにる。ここ
で、距離LFが巻始めのターレットテーブル2の回動中
心からコンタクトローラ7の回転中心までの距離LS
等しい値となるよう選定する。
【0031】パッケージ径が糸条切替え前の巻径(D
max)に達すると、ターレットテーブル2をC方向へ回
動させ(図2の完巻き〜巻き始め参照)、糸条の巻取り
をボビンホルダ4に装着したボビン6からボビンホルダ
3に装着したボビン5に公知の方向で切替える(図1
(d)および図2の完巻き参照)。
【0032】次いで、前述の手順と同様にして巻取り側
のボビンホルダ3に巻取られるパッケージPが巻太り、
コンタクトローラ7の位置が図1(b)に示す位置に達
するまでに控え側にあるボビンホルダ4の上に形成され
たパッケージPがボビンホルダ4から取出され(玉揚げ
され)、その後に、空のボビンがボビンホルダ4に装着
される。以下、前記の順で繰り返される。
【0033】本実施例ではパッケージ径D1以降のコン
タクトローラ7の移動を巻取り時間で等配したが、巻径
に対して等配してもよい。
【0034】本実施例では、コンタクトローラ7の移動
距離の測定器およびボビンホルダに装着されたボビン上
に形成されたボビンの巻径を検知する手段として作動ト
ランスを使用したが、エンコーダ等の周知の測定器を使
用してもよい。
【0035】また、本実施例では、コンタクトローラの
位置の検出に作動トランスを使用したが、コンタクトロ
ーラの下限位置と上限位置にリミットスイッチ等の検知
装置を取付けて位置を検出し、その間はプログラムコン
トロールをしてもよい。
【0036】本実施例では、糸条の巻始めにボビン5、
6とコンタクトローラ7とを接触させていたが、巻始め
にボビン3、4とコンタクトローラ7との間に微少の隙
間を与えて巻取るようにしてもよい。
【0037】以上説明した実施例においては、初期条件
として巻取パッケージの所定の巻径(D1)を選定した
が、本発明は、この実施例のように初期条件として巻取
パッケージの所定の巻径(D1)を選定する他、糸条の
巻始めから所定の巻取時間Tが経過するまでの時間とし
たり、玉揚げ手段からの玉揚げ完了信号の発信迄とする
こともできる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、巻取パッケージが所定
の巻径(D1)等の所定の巻量になるまでとか、糸条の
巻始めから所定の巻取時間Tが経過するまでの時間と
か、玉揚げ手段からの玉揚げ完了信号の発信までのよう
に所定の初期条件が満たされるまではターレットテーブ
ルが固定されているため、満巻パッケージの取り出し、
空ボビンの挿入の自動化が簡単にできる。
【0039】また、本発明によれば、切替えのターレッ
ト開始前には、空ボビンとコンタクトローラが接触する
Sの位置へコンタクトローラが復帰しているため、ボ
ビン切替え時にコンタクトローラが空ボビンと接触する
状態に戻るまでの待ち時間が必要なく、ターレットテー
ブルの回転速度が速くでき、切替え時間の短縮ができる
ため切替え成功率が向上できるとともに屑糸が減少す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る切替え巻取機の正面図
で、(a)〜(e)は本実施例の切替え巻取機における
巻取りの手順を時系列的に示している。
【図2】図1に示す実施例におけるターレットテーブル
とコンタクトローラの移動の関係を示すタイムチャート
である。
【符号の説明】
9 ベース 1 機枠 2 ターレットテーブル 3 ボビンホルダ 4 ボビンホルダ 5 ボビン 6 ボビン 10 フレーム 12 支持部材 11 スライドフレーム 14 ハウジング 13 スライド軸 D0 巻始めの巻径 D1 所定の巻径 Dmax 最大巻径

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機枠に回動可能に取付けたターレットテ
    ーブルに回転可能に突設した2本のボビンホルダにボビ
    ンを装着し、該ボビン上に巻取られる糸条にコンタクト
    ローラを圧接して糸条を巻取り、一方のボビンホルダに
    巻取られる糸条が所定量に達すると、もう一方のボビン
    ホルダに順次切り替えるようにするとともに、前記一方
    のボビンホルダに巻取られるパッケージの巻太りに従っ
    て前記巻取り側のボビンホルダと前記コンタクトローラ
    の間隔が大きくなるように前記ターレットテーブルを回
    動するようにした糸条の切替え巻取機において、 糸条の巻始めから予め設定した所定の初期条件に達する
    までの間は、前記ターレットテーブルを所定の位置に固
    定するとともに前記コンタクトローラを巻始めの位置か
    らパッケージが巻太る位置まで移動させて糸条を巻取
    り、次いで、前記前記所定の初期条件に達した以降から
    糸条切替え前の巻径(Dmax)に達するまでに前記コン
    タクトローラが巻始めの位置に復帰するように前記ボビ
    ンホルダが前記コンタクトローラから退避する方向へ前
    記ターレットテーブルを回動するように制御することを
    特徴とする糸条の切替え巻取機の巻取方法。
  2. 【請求項2】 前記初期条件が糸条の巻始めから所定の
    巻取時間Tが経過するまでの時間であることを特徴とす
    る請求項1に記載の糸条の切替え巻取機の巻取方法。
  3. 【請求項3】 前記切替え巻取機が玉揚げ手段を具備し
    ており、前記初期条件が前記玉揚げ手段からの玉揚げ完
    了信号の発信であるとを特徴とする請求項1に記載の糸
    条の切替え巻取機の巻取方法。
  4. 【請求項4】 前記初期条件が巻取パッケージの所定の
    巻径(D1)であることを特徴とする請求項1に記載の
    糸条の切替え巻取機の巻取方法。
  5. 【請求項5】 機枠に回動可能に取付けたターレットテ
    ーブルに回転可能に突設した2本のボビンホルダにボビ
    ンを装着し、該ボビン上に巻取られる糸条にコンタクト
    ローラを圧接して糸条を巻取り、一方のボビンホルダに
    巻取られる糸条が所定量に達すると、もう一方のボビン
    ホルダに順次切り替えるようにするとともに、前記一方
    のボビンホルダに巻取られるパッケージの巻太りに従っ
    て前記巻取り側のボビンホルダと前記コンタクトローラ
    の間隔が大きくなるように前記ターレットテーブルを回
    動するようにした糸条の切替え巻取機において、 所定の初期条件を設定する設定手段、前記糸条の切替え
    巻取機の糸条の巻始めからの状態を検知する検知手段、
    該検知手段により検知した状態と前記設定手段により設
    定した初期条件とを比較する比較手段並びに前記ターレ
    ットテーブルの回動およびコンタクトローラの移動を制
    御する制御手段からなり、該制御手段は、糸条の巻始め
    から前記比較手段が前記所定の初期条件に達したと判定
    するまでの間は、前記ターレットテーブルを所定の位置
    に固定するとともに前記コンタクトローラを巻始めの位
    置からパッケージが巻太る位置まで移動させて糸条を巻
    取り、次いで、前記比較手段が前記所定の初期条件に達
    したと判定した以降から糸条切替え前の巻径(Dmax
    に達するまでに前記コンタクトローラが巻始めの位置に
    復帰するように前記ボビンホルダが前記コンタクトロー
    ラから退避する方向へ前記ターレットテーブルを回動す
    るように制御することを特徴とする糸条の切替え巻取
    機。
  6. 【請求項6】 機枠に回動可能に取付けたターレットテ
    ーブルに回転可能に突設した2本のボビンホルダにボビ
    ンを装着し、該ボビン上に巻取られる糸条にコンタクト
    ローラを圧接して糸条を巻取り、一方のボビンホルダに
    巻取られる糸条が所定量に達すると、もう一方のボビン
    ホルダに順次切り替えるようにするとともに、前記一方
    のボビンホルダに巻取られるパッケージの巻太りに従っ
    て前記巻取り側のボビンホルダと前記コンタクトローラ
    の間隔が大きくなるように前記ターレットテーブルを回
    動するようにした糸条の切替え巻取機において、 糸条の巻始めから所定の初期巻取時間を設定する設定手
    段、前記糸条の切替え巻取機の糸条の巻始めからの巻取
    時間を検知する検知手段、該検知手段により検知した巻
    取時間と前記設定手段により設定した所定の初期巻取時
    間とを比較する比較手段並びに前記ターレットテーブル
    の回動およびコンタクトローラの移動を制御する制御手
    段からなり、該制御手段は、糸条の巻始めから前記比較
    手段が前記所定の初期巻取時間に達したと判定するまで
    の間は、前記ターレットテーブルを所定の位置に固定す
    るとともに前記コンタクトローラを巻始めの位置からパ
    ッケージが巻太る位置まで移動させて糸条を巻取り、次
    いで、前記比較手段が前記所定の初期巻取時間に達した
    と判定した以降から糸条切替え前の巻径(Dmax)に達
    するまでに前記コンタクトローラが巻始めの位置に復帰
    するように前記ボビンホルダが前記コンタクトローラか
    ら退避する方向へ前記ターレットテーブルを回動するよ
    うに制御することを特徴とする糸条の切替え巻取機。
  7. 【請求項7】 機枠に回動可能に取付けたターレットテ
    ーブルに回転可能に突設した2本のボビンホルダにボビ
    ンを装着し、該ボビン上に巻取られる糸条にコンタクト
    ローラを圧接して糸条を巻取り、一方のボビンホルダに
    巻取られる糸条が所定量に達すると、もう一方のボビン
    ホルダに順次切り替えるようにするとともに、前記一方
    のボビンホルダに巻取られるパッケージの巻太りに従っ
    て前記巻取り側のボビンホルダと前記コンタクトローラ
    の間隔が大きくなるように前記ターレットテーブルを回
    動するようにし、ターレットテーブルの回動後に巻太っ
    たパッケージを玉揚げする玉揚げ手段を含む糸条の切替
    え巻取機において、 前記糸条の切替え巻取機は、玉揚げ手段が巻太ったパッ
    ケージを玉揚げすると玉揚げ完了信号を発信する発信手
    段並びに前記ターレットテーブルの回動およびコンタク
    トローラの移動を制御する制御手段を含んでおり、該制
    御手段は、糸条の巻始めから発信手段が前記玉揚げ手段
    が巻太ったパッケージを玉揚げして玉揚げ完了信号を発
    信するまでの間は、前記ターレットテーブルを所定の位
    置に固定するとともに前記コンタクトローラを巻始めの
    位置からパッケージが巻太る位置まで移動させて糸条を
    巻取り、次いで、前記比較手段が前記所定の初期条件に
    達したと判定した以降から糸条切替え前の巻径
    (Dmax)に達するまでに前記コンタクトローラが巻始
    めの位置に復帰するように前記ボビンホルダが前記コン
    タクトローラから退避する方向へ前記ターレットテーブ
    ルを回動するように制御することを特徴とする糸条の切
    替え巻取機。
  8. 【請求項8】 機枠に回動可能に取付けたターレットテ
    ーブルに回転可能に突設した2本のボビンホルダにボビ
    ンを装着し、該ボビン上に巻取られる糸条にコンタクト
    ローラを圧接して糸条を巻取り、一方のボビンホルダに
    巻取られる糸条が所定量に達すると、もう一方のボビン
    ホルダに順次切り替えるようにするとともに、前記一方
    のボビンホルダに巻取られるパッケージの巻太りに従っ
    て前記巻取り側のボビンホルダと前記コンタクトローラ
    の間隔が大きくなるように前記ターレットテーブルを回
    動するようにした糸条の切替え巻取機において、 所定の初期パッケージ巻径を設定する設定手段、ボビン
    の上に形成されたパッケージの巻径を検知する検知手
    段、該検知手段により検知したパッケージ巻径と前記設
    定手段により設定した所定の初期パッケージ巻径とを比
    較する比較手段並びに前記ターレットテーブルの回動お
    よびコンタクトローラの移動を制御する制御手段からな
    り、該制御手段は、糸条の巻始め巻径(D0)から所定
    の巻径(D1)に達する間は、前記ターレットテーブル
    を所定の位置に固定するとともに前記コンタクトローラ
    を巻始めの位置からパッケージが前記所定の巻径
    (D1)に巻太る位置まで移動させて糸条を巻取り、次
    いで、パッケージの巻径が前記所定の巻径(D1)に達
    した以降から糸条切替え前の巻径(Dmax)に達するま
    でに前記コンタクトローラが巻始めの位置に復帰するよ
    うに前記ボビンホルダが前記コンタクトローラから退避
    する方向へ前記ターレットテーブルを回動するようにし
    たことを特徴とする糸条の切替え巻取機。
  9. 【請求項9】 機枠に回動可能に取付けたターレットテ
    ーブルに回転可能に突設した2本のボビンホルダにボビ
    ンを装着し、該ボビン上に巻取られる糸条にコンタクト
    ローラを圧接して糸条を巻取り、一方のボビンホルダに
    巻取られる糸条が所定量に達すると、もう一方のボビン
    ホルダに順次切り替えるようにするとともに、前記一方
    のボビンホルダに巻取られるパッケージの巻太りに従っ
    て前記巻取り側のボビンホルダと前記コンタクトローラ
    の間隔が大きくなるように前記ターレットテーブルを回
    動するようにした糸条の切替え巻取機において、 所定の初期パッケージ巻径を設定する設定手段、ボビン
    の上に形成されたパッケージの巻径を検知する検知手
    段、該検知手段により検知したパッケージ巻径と前記設
    定手段により設定した所定の初期パッケージ巻径とを比
    較する比較手段並びに前記ターレットテーブルの回動お
    よびコンタクトローラの移動を制御する制御手段からな
    り、該制御手段は、糸条の巻始め巻径(D0)から所定
    の巻径(D1)に達する間は、前記ターレットテーブル
    を所定の位置に固定するとともに前記コンタクトローラ
    を巻始めの位置からパッケージの巻径が前記所定の巻径
    (D1)に巻太る位置まで移動させて糸条を巻取り、そ
    の間に、前記コンタクトローラが前記ボビンホルダに対
    して退避する間のパッケージの巻太りの速度を学習し、 パッケージの巻径が前記所定の巻径(D1)に達した以
    降から糸条切替え前の最大巻径(Dmax)に達するまで
    の間は前記学習した巻太りの速度に基づいて以後の巻太
    り速度を算出し、前記所定の巻径(D1)のパッケージ
    と接触したときのコンタクトローラの位置から前記糸条
    の巻始め(D0)のパッケージと接触したときのコンタ
    クトローラの位置へ前記コンタクトローラが復帰するよ
    うに前記ボビンホルダが前記コンタクトローラから退避
    する方向へターレットテーブルを回動するようにしたこ
    とを特徴とする糸条の切替え巻取機。
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CNB998045098A CN1155499C (zh) 1998-03-26 1999-03-23 丝条切换卷绕机与卷绕方法
PCT/JP1999/001427 WO1999048787A1 (fr) 1998-03-26 1999-03-23 Bobineur a changement ameliore des bobines de fil et procede de bobinage
DE19983057T DE19983057T1 (de) 1998-03-26 1999-03-23 Aufwickelvorrichtung des Wechseltyps und Verfahren zum Aufwickeln eines Garns
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013063819A (ja) * 2011-09-16 2013-04-11 Tmt Machinery Inc 紡糸巻取装置
JP2013086934A (ja) * 2011-10-19 2013-05-13 Tmt Machinery Inc 紡糸巻取装置

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