JPH11322191A - 糸条の切替え巻取機および切替え巻取方法 - Google Patents

糸条の切替え巻取機および切替え巻取方法

Info

Publication number
JPH11322191A
JPH11322191A JP13660998A JP13660998A JPH11322191A JP H11322191 A JPH11322191 A JP H11322191A JP 13660998 A JP13660998 A JP 13660998A JP 13660998 A JP13660998 A JP 13660998A JP H11322191 A JPH11322191 A JP H11322191A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
package
contact roller
yarn
bobbin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13660998A
Other languages
English (en)
Inventor
Takami Sugioka
隆美 杉岡
Toshihiro Yumitatsu
利博 弓達
Seiji Yoshioka
誠児 吉岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nabtesco Corp
Original Assignee
Teijin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Seiki Co Ltd filed Critical Teijin Seiki Co Ltd
Priority to JP13660998A priority Critical patent/JPH11322191A/ja
Priority to CNB998045098A priority patent/CN1155499C/zh
Priority to PCT/JP1999/001427 priority patent/WO1999048787A1/ja
Priority to KR1020007010627A priority patent/KR100553355B1/ko
Priority to AU28545/99A priority patent/AU2854599A/en
Priority to DE19983057T priority patent/DE19983057T1/de
Priority to TW088104678A priority patent/TW434179B/zh
Publication of JPH11322191A publication Critical patent/JPH11322191A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Winding Filamentary Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動化が困難であったり、ドッファーが
複雑となるという問題や、屑糸増加や切替え成功率が低
下するという問題を解消できる糸条の切替え巻取機を提
供する。 【解決手段】 糸条の巻始め巻径(D0 )から所定の巻
径(D1 )に達する間は、ターレットテーブル2を所定
の位置に固定するとともにコンタクトローラ7を巻始め
の位置からパッケージの巻径が所定の巻径(D1 )に巻
太る位置まで移動させて糸条を巻取り、その間に、コン
タクトローラがボビンホルダ3に対して退避する間のパ
ッケージの巻太りに関する因子を学習し、パッケージの
巻径が所定の巻径(D1 )に達した以降から糸条切替え
前の最大巻径(Dmax )に達するまでの間は学習した巻
太りに関する因子に基づいて、所定の巻径(D1 )のパ
ッケージと接触したときのコンタクトローラの位置から
糸条の巻始め(D0 )のパッケージと接触したときのコ
ンタクトローラの位置へコンタクトローラが復帰するよ
うにボビンホルダがコンタクトローラから退避する方向
へターレットテーブルを回動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は連続的に供給される
糸条を巻取る糸条の切替え巻取機および切替え巻取方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平2−276771号公報に記載の
糸条の切替巻取機は、糸条を巻取り中、コンタクトロー
ラの位置をセンサで検出し、コンタクトローラの位置が
変化しないようにボビンホルダがコンタクトローラから
離れるようにターレットテーブルを回動させるようにし
ている。
【0003】特表平9−507822号公報に記載の糸
条の切替巻取機は、巻取り中のコンタクトローラの回転
速度とコンタクトローラの径と乗算して得られる積と、
ボビンホルダの回転速度とからその都度直径を算出し、
パッケージの直径に基づいてターレットテーブルを回動
させるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開平2−27677
1号公報においてはコンタクトローラの位置が変化しな
いようにフィードバック制御しているため、巻取り中、
コンタクトローラが微小量ではあるが、上昇・下降を常
に繰返している。このため、巻取り中の接圧が微妙に変
化して糸条の中寄りという現象を起こす。従って、後工
程において解舒が悪くなるという問題があった。特表平
9−507822号公報においては、巻取り中のボビン
ホルダの回転数を検出してボビンホルダの回転数とコン
タクトローラの回転数から巻取り中のパッケージ径を算
出する。次に、算出したパッケージ径からターレットテ
ーブルの回転位置を算出して、ターレットテーブルを所
定の位置へ回転させている。従って、巻取り中のボビン
ホルダの回転数は、糸条巻取り中に発生する回転数の変
動によってパッケージの径の算出がバラツクためターレ
ットの回動角度が変動することがあり、接圧が不安定に
なって巻取り中の糸条が切れるという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明においては、請求
項1に記載したように、機枠に回動可能に取付けたター
レットテーブルに回転可能に突設した2本のボビンホル
ダにボビンを装着し、該ボビン上に巻取られる糸条にコ
ンタクトローラを圧接して糸条を巻取り、一方のボビン
ホルダに巻取られる糸条が所定量に達すると、もう一方
のボビンホルダに順次切替えるようにするとともに、前
記一方のボビンホルダに巻取られるパッケージの巻太り
に従って前記巻取り側のボビンホルダと前記コンタクト
ローラの間隔が大きくなるように前記ターレットテーブ
ルを回動するようにした糸条の切替え巻取機において、
糸条の巻始め(D0 )から所定の巻径(D1 )の間は、
ターレットテーブルを所定の位置に固定するとともに前
記コンタクトローラを巻始めの位置からパッケージが巻
径(D1 )に巻太る位置まで移動させて糸条を巻取り、
該コンタクトローラが前記ボビンホルダに対して退避す
る間にパッケージの巻太りに関する因子を学習し、パッ
ケージの巻径が(D1 )に達した以降からパッケージの
最大巻径(Dmax )の間は前記学習した巻太りに関する
因子に基づいてボビンホルダがコンタクトローラから退
避する方向へターレットテーブルを回動するようにした
ことを特徴とする糸条の切替え巻取方法により、上述の
問題を解消する。
【0006】なお、本発明における「巻太りに関する因
子」とは、巻取り時間、空ボビンの径、パッケージの
幅、糸の太さ、巻取り速度等を言う。
【0007】なお、本発明は、機枠に循環可能に取付け
た2本のボビンホルダにボビンを装着し、該ボビン上に
巻取られる糸条にコンタクトローラを圧接して糸条を巻
取り、一方のボビンホルダに巻取られる糸条が所定量に
達すると、もう一方のボビンホルダに順次切替えるよう
にするとともに、前記一方のボビンホルダに巻取られる
パッケージの巻太りに従って前記巻取り側のボビンホル
ダと前記コンタクトローラの間隔が大きくなるように前
記ボビンホルダを移動するようにした糸条の切替え巻取
機、すなわち、例えば特開平6−9154号公報等にお
いて本願出願人が提案したような2本のボビンホルダを
有し、一方のボビンホルダ上のボビンにコンタクトロー
ラを圧接して、綾振り装置により糸条を綾振りつつ、該
一方のボビンホルダのボビンに巻取られる糸条が所定量
に達すると、もう一方のボビンホルダのボビンに糸条を
順次切り替えるようにした、糸条の切替巻取機におい
て、前記ボビンホルダを案内する第1スライダー案内手
段および前記ボビンホルダを案内する第2スライダー案
内手段を有しており、前記第1および第2スライダー案
内手段に沿って往復移動可能にスライダーがそれぞれ設
けられており、前記ボビンホルダはキャリアに担持され
ており、該キャリアが前記第1および第2スライダー案
内手段のスライダーに移載可能であることを特徴とする
自動切替巻取機にも適用できる。
【0008】この場合には、請求項2に記載したよう
に、本発明は機枠に循環可能に取付けた2本のボビンホ
ルダにボビンを装着し、該ボビン上に巻取られる糸条に
コンタクトローラを圧接して糸条を巻取り、一方のボビ
ンホルダに巻取られる糸条が所定量に達すると、もう一
方のボビンホルダに順次切替えるようにするとともに、
前記一方のボビンホルダに巻取られるパッケージの巻太
りに従って前記巻取り側のボビンホルダと前記コンタク
トローラの間隔が大きくなるように前記ボビンホルダを
移動するようにした糸条の切替え巻取機において、糸条
の巻始め(D0 )から所定の巻径(D1 )の間は、少な
くとも一方のボビンホルダを所定の位置に固定するとと
もに前記コンタクトローラを巻始めの位置からパッケー
ジが巻径(D1 )に巻太る位置まで移動させて糸条を巻
取り、該コンタクトローラが前記ボビンホルダに対して
退避する間にパッケージの巻太りに関する因子を学習
し、パッケージの巻径が(D1 )に達した以降からパッ
ケージの最大巻径(Dmax )の間は前記学習した巻太り
に関する因子に基づいてボビンホルダがコンタクトロー
ラから退避する方向へ移動するようにしたことを特徴と
する糸条の切替え巻取方法とする。
【0009】好ましくは、前述の学習した巻太りに関す
る因子が巻始めからパッケージ巻径(D1 )に達するま
での時間であって、前記時間によって以降の巻取り経過
時間とボビンホルダの位置を決定し、ボビンホルダがコ
ンタクトローラから退避する方向へターレットテーブル
を回動またはボビンホルダを移動するようにするのが好
ましい。
【0010】更に、前記パッケージの巻径が(D1 )に
達した以降から巻取機の最大巻径(Dmax )の間は前記
学習した巻太りに関する因子に基づいてボビンホルダが
コンタクトローラから退避する方向へターレットテーブ
ルを回動するとき前記コンタクトローラが「パッケージ
の巻径(D1 )に巻太る位置」から「前記コンタクトロ
ーラが巻始めの位置」まで等速移動するようにしたこと
によって効果を発揮できる。
【0011】更に本発明によれば、上述の切替え巻取方
法を実施する装置として、請求項5、6に記載したよう
に、機枠に回動可能に取付けたターレットテーブルまた
は機枠に循環可能に取付けた2本のボビンホルダに回転
可能に突設した2本のボビンホルダにボビンを装着し、
該ボビン上に巻取られる糸条にコンタクトローラを圧接
して糸条を巻取り、一方のボビンホルダに巻取られる糸
条が所定量に達すると、もう一方のボビンホルダに順次
切り替えるようにするとともに、前記一方のボビンホル
ダに巻取られるパッケージの巻太りに従って前記巻取り
側のボビンホルダと前記コンタクトローラの間隔が大き
くなるように前記ターレットテーブルを回動またはボビ
ンホルダを移動するようにした糸条の切替え巻取機にお
いて、所定の初期パッケージ巻径を設定する設定手段、
ボビンの上に形成されたパッケージの巻太りに関する因
子を検知する検知手段、該検知手段により検知した巻太
りに関する因子に基きパッケージ巻径を計算するパッケ
ージ巻径計算手段、該パッケージ巻径計算手段により計
算したパッケージ巻径と前記設定手段により設定した所
定の初期パッケージ巻径とを比較する比較手段並びに前
記ターレットテーブルの回動およびコンタクトローラの
移動を制御する制御手段からなり、該制御手段は、糸条
の巻始め巻径(D0 )から所定の巻径(D1 )に達する
間は、前記ターレットテーブルまたはボビンホルダを所
定の位置に固定するとともに前記コンタクトローラを巻
始めの位置からパッケージの巻径が前記所定の巻径(D
1)に巻太る位置まで移動させて糸条を巻取り、その間
に、前記コンタクトローラが前記ボビンホルダに対して
退避する間のパッケージの巻太りに関する因子を学習
し、パッケージの巻径が前記所定の巻径(D1 )に達し
た以降から糸条切替え前の最大巻径(Dmax )に達する
までの間は前記学習した巻太りに関する因子に基づいて
以後の巻太りに関する因子を算出し、前記所定の巻径
(D1 )のパッケージと接触したときのコンタクトロー
ラの位置から前記糸条の巻始め(D0 )のパッケージと
接触したときのコンタクトローラの位置へ前記コンタク
トローラが復帰するように前記ボビンホルダが前記コン
タクトローラから退避する方向へターレットテーブルを
回動しまたはボビンホルダを移動するようにしたことを
特徴とする糸条の切替え巻取機が提供される。
【0012】
【実施例】以下、図面に従って本発明を説明する。図1
(a)〜(e)は請求項1に記載の本発明に係る切替え
巻取り方法を時系列的に説明する正面図である。
【0013】ベース9の上に機枠1が載置されている。
機枠1にターレットテーブル2が水平軸線の回りに回動
自在に取付けられており、ターレットテーブル2はター
レットテーブル回動用モータ(図示せず)によって回動
される。
【0014】ターレットテーブル2には2本のボビンホ
ルダ3、4が回転自在に突設されており、ボビンホルダ
3、4には夫々複数のボビン5、6が装着される。ボビ
ンホルダ3、4はそれぞれボビンホルダ回転用モータ
(図示せず)によって回転駆動される。
【0015】図1において、ターレットテーブル2の左
上方において、機枠1からフレーム10が突設されてお
り、フレーム10には、支持部材12を介してスライド
フレーム11がスライド可能に支持されている。支持部
材12は、スライドフレーム11の上下方向の中央近傍
に止着されたハウジング14とスライド軸13とからな
るスライド軸受を含んでいる。コンタクトローラ7がス
ライドフレーム11に回転自在に支持されている。更
に、図1の紙面に垂直な方向に糸条を綾振る綾振り装置
8がコンタクトローラ7の上方位置においてスライドフ
レーム11に設けられている。
【0016】図1に示す実施例においては、ボビンホル
ダ4に挿着されたボビン6にコンタクトローラ7が常時
圧接されており、コンタクトローラ7の回転数を検出
し、その回転数が所定の値になるようにボビンホルダ4
を駆動するボビンホルダ回転用モータの回転数がコンピ
ュータ(図示せず)により制御される。なお、コンピュ
ータ(制御手段)は所定巻径D1 を設定する設定手段を
含んでおり、糸条の巻取開始からの所定巻径を設定する
ことができる。
【0017】コンタクトローラ7を支持するフレーム1
1と機枠1に取付けたフレーム10の間には、フレーム
10に対するコンタクトローラ7の最上死点(所定の巻
径D1 のパッケージ径に対応する位置)と最下点(パッ
ケージ径がD0 の巻始めに対応する位置)の位置を検出
するセンサ15、16が配設されている。センサ15、
16は本発明のコンタクトローラ位置検知手段である。
【0018】次に本実施例の巻取り手順を図面に従って
説明をする。図1(a)は糸条を巻始めたときの状態を
示している。
【0019】糸条の巻始め状態では、ターレットテーブ
ル2を固定した状態(すなわち、回動を停止させた)状
態で、糸条は綾振り装置8によって綾振られ、綾振られ
た糸条はボビン6上に巻上げられてパッケージを形成す
る。なお、ボビン6はボビンホルダ4に装着されてお
り、糸条はコンタクトローラ7にプリントされた後、コ
ンタクトローラ7に圧接されたボビン6上に巻上げられ
る。コンタクトローラ7の回転中心とターレットテーブ
ル2の回動中心との垂直距離はLs が前述したコンピュ
ータに入力される。
【0020】上述の巻始め状態から糸条の巻取りが継続
される。この際に、ターレットテーブル2は依然として
固定した状態(回動停止状態)であり、糸条がボビンホ
ルダ4に装着したボビン6上に巻上げられており、パッ
ケージPの巻太りに従って図2に示すように(巻始め〜
所定巻径D1 となるS点参照)、コンタクトローラ7が
スライド軸受(前述のように、ハウジング14とスライ
ド軸13とから構成されている)に沿って上昇する。
【0021】本実施例においては、巻径がD1 になるま
での間、ターレット2は停止しており、ボビンホルダ4
も停止しているので、ボビンの交換が容易に行える。
【0022】本実施例においては巻太り因子として巻取
り時間を採用している。パッケージ巻径がD1 となるS
点まではコンタクトローラ7が所定量(スライドシャフ
トの上昇端近傍)までA方向へ上昇する。コンタクトロ
ーラが上昇を始めると、センサ15がONの状態からO
FFになる。センサ15がOFFになると本発明の巻取
り因子学習手段の一部であるタイマー(図示せず)が作
動し糸条を巻始めてからの時間が計測される(図1
(c)参照)。糸条が巻太ることによって、パッケージ
径がD1 所定量になると、コンタクトローラ7が上昇端
近傍へ到達してセンサ16がONとなって、糸条を巻始
めてからの時間とコンタクトローラの移動量の関係の測
定が一旦終了する。
【0023】次に上述のようにして「前記測定した時間
と移動量」と「予め設定された完巻き時間」とから以後
巻取られるパッケージにおけるコンタクトローラの移動
位置を算出する。
【0024】図2は所定の巻取速度、所定の糸の太さ、
所定の巻き幅におけるコンタクトローラの移動位置とタ
ーレットテーブルの回転角度との関係を示す。
【0025】前記図2の関係から、所定の巻取速度、所
定の糸の太さ、所定の巻き幅における前記巻始めからD
1 までの径におけるコンタクトローラの移動位置と巻取
りパッケージ径D1 からDmax の間のコンタクトローラ
の移動位置と巻取経過時間との間には図3に示す関係が
ある。
【0026】パッケージ巻径D1 以降のコンタクトロー
ラは本実施例では、制御手段により、パッケージの巻径
が前記所定の巻径(D1 )に達した以降から糸条切替え
前の最大巻径(Dmax )に達するまでの間は前記巻太り
因子学習手段により学習した巻太りに関する因子に基づ
いて以後の巻太りに関する因子を算出し、前記所定の巻
径(D1 )のパッケージと接触したときのコンタクトロ
ーラの位置から前記糸条の巻始め(D0 )のパッケージ
と接触したときのコンタクトローラの位置へ前記コンタ
クトローラが復帰するように前記ボビンホルダが前記コ
ンタクトローラから退避する方向へターレットテーブル
を回動するように、コンタクトローラ7が等速度でD
max の巻径までに下降端まで下降するように設定されて
いる。
【0027】また図3に示すように、巻取条件における
パッケージ径D1 からDmax の間の巻取経過時間T2
所定のコンタクトローラの位置におけるターレット回転
角度の関係のデータが基準パターンとして前記コンピュ
ータに記憶されている。
【0028】前記基準パターンは、糸条の巻取りによっ
て測定された時間t1 によって、時間が縮小・拡大され
るようになっている。
【0029】例えば、測定された時間t1 の場合は、基
準パターンのT2 と所定のコンタクトローラの位置にお
けるターレット回転角度θの関係において、時間軸のフ
ルスケールがt2 =T2 *t1 /T1 の比で縮小または
拡大されるようになっている(図4は縮小された場合を
示す)。前記パターンが巻取りにおける実際の基準パタ
ーンとなる。
【0030】従って、コンタクトローラの上昇端のセン
サ16が作動してからは、図示していないタイマーによ
って経過時間がカウントされ、実際のパターン図4から
経過時間tx におけるターレットの回転角度θx が割り
出されターレットテーブルを駆動するサーボモータによ
ってターレットテーブルが所定の位置に回転される。本
実施例では、経過時間は5/100sec 毎にターレット
の回転角度θx を割り出してターレットテーブルを所定
の位置へ回転させる。
【0031】前述した作動の繰返しによって、図1
(c)に示すように、ターレットテーブル2をC方向へ
徐々に回転するとともにコンタクトローラ7はB方向に
後々に下降する。
【0032】その結果、ターレットテーブル2の中心か
らコンタクトローラ7の中心までの距離を巻始めを
S 、巻取り中をL1 、満巻時をLF とすると、ターレ
ットテーブル上の巻取りボビンの切替えのためのターレ
ット直前には、上記ターレットテーブル2の中心からコ
ンタクトローラ7の中心までの距離L1 が巻始めの距離
S と等しいLF (LS =LF )になるように制御され
る。
【0033】パッケージ径がDmax に達するとターレッ
トテーブル2をC方向へ回転させ、糸条の巻取りをボビ
ンホルダ4に装着したボビン6からボビンホルダ3に装
着したボビン5に周知の方法で切替える。
【0034】次いで、巻取り側のボビンホルダに巻取ら
れるパッケージが巻太り、コンタクトローラに位置が図
1(b)に示す位置に達するまでに控え側にあるパッケ
ージがボビンホルダから取出され、ボビンが装着され
る。以下、前記の順で繰返される。
【0035】本実施例では、糸条の巻始めにボビンとコ
ンタクトローラを接触させているが、巻始めにボビンと
コンタクトローラに微小の隙間を与えて巻取るようにし
てもよい。
【0036】本実施例ではターレット型の巻取機につい
て説明したが、本発明は特開平6−9154号公報、特
開平7−33333号公報等において本出願人が提案し
た機枠に循環可能に取付けた2本のボビンホルダにボビ
ンを装着し、ボビン上に巻取られる糸条にコンタクトロ
ーラを圧接して糸条を巻取り、一方のボビンホルダに巻
取られる糸条が所定量に達すると、もう一方のボビンホ
ルダに順次切替えるようにするとともに、一方のボビン
ホルダに巻取られるパッケージの巻太りに従って巻取り
側のボビンホルダとコンタクトローラの間隔が大きくな
るようにボビンホルダを移動するようにした糸条の切替
え巻取機においても実施できる。
【0037】本発明のこの実施例について次に説明す
る。図5は本発明に係る糸条の切替巻取機の一実施例の
正面図である。一対のチャンネルからなるベース9に機
枠1が載置されており、機枠1に突設したフレーム10
に揺動フレーム11が支点34を中心として上下に揺動
可能に支持され、揺動フレーム11はコンタクトローラ
7を担持している。さらに、機枠1からコンタクトロー
ラ7に平行に綾振り装置8が突設されている。なお、本
実施例の綾振り装置8としては円筒カム溝に係合させた
滑子に止着したガイドによって糸条を綾振りする公知の
トラバース装置を使用しているが、他の公知のトラバー
ス装置としてもよい。
【0038】図5において、エアシリンダ31の後端を
ピン29によりフレーム10に連結し、エアシリンダ3
1のピストンロッドをピン30により揺動フレーム11
に連結しており、シリンダ31に所定の圧縮空気を供給
して揺動フレーム11とコンタクトローラ7の重量を支
え、コンタクトローラ7と巻取り中のボビンホルダ4の
間に所定の圧接力を付与する。
【0039】機枠1の、揺動フレーム11の下側に大略
逆三角形状をした開口1aが形成されており、開口1a
の垂直に近い右辺に接近して、機枠1の内側に第1スラ
イダー案内手段20が固定設置されている。また、機枠
1の下部の開口1aの左側にはボビンホルダ3、4の軸
方向に伸びる軸18を支持しており、軸18によって第
2スライダー案内手段17を揺動自在に支持している。
また、図5において、機枠1にピン19aによりシリン
ダ19の後端を連結し、そしてピン19bによりシリン
ダ19のピストンロッドを第2スライダー案内手段17
に連結しており、第2スライダー案内手段17をシリン
ダ19により軸18の回りに図5の矢印A方向へ揺動で
きる。
【0040】更に、スライダー13が第2スライダー案
内手段17に沿って上下に摺動自在であり、一方、スラ
イダー14は第1スライダー案内手段20に沿って上下
に摺動可能である。
【0041】ボビンホルダ3は駆動モータとともにキャ
リア15に支持されており、ボビンホルダ4は駆動モー
タとともにキャリア16に支持されている。
【0042】キャリア15、16には前述のようにボビ
ンホルダ3、11を回転可能に支承しており、更に、ボ
ビンホルダ3、11にはキャリア15、16に一体的に
止着した駆動モータ(図示せず)を連結している。スラ
イダー14と連結されたキャリア15、16は、スライ
ダー14の第1スライダー案内手段20に沿う移動によ
って、コンタクトローラ7にボビンホルダ3、11上の
ボビンが接触する巻取り位置から、第1スライダー案内
手段20に沿って下降し、玉揚げ位置へと移動可能であ
る。また、スライダー13と一体的に連結されたキャリ
ア15、16は第2スライダー案内手段17の軸18の
回りの揺動およびスライダー13の第2スライダー案内
手段17に沿う移動によって上述の玉揚げ位置から巻取
り位置近傍の待機位置へ、そして更に待機位置から巻取
り位置へと移動可能である。
【0043】機枠1にはコンタクトローラ7を具備した
揺動フレーム11の移動量を検出するセンサ47、48
(本発明のコンタクトローラ位置検知手段であり、図5
ではリミットスイッチだが他の公知のセンサを使用して
もよい)が設けられ、糸条巻取り中、パッケージの巻太
りによりコンタクトローラ7が上方向へ移動すると、巻
径D0 を上記センサ47で検出し、巻径D1 に達すると
センサ48で検出する。また、コンピュータからなる本
発明の制御手段によりコンタクトローラ7および巻取り
中のボビンホルダ4を支持したスライダー14を所定の
プログラムに従い移動させる。
【0044】図5では控えの位置に待機しているボビン
ホルダ3にボビン5が装着され、スライダー13と一体
化されたキャリア15に担持され、パッケージPを巻取
っているボビンホルダ4にはボビン6が装着され、その
上にパッケージPが巻取られる。ボビンホルダ3、4は
それぞれキャリアに搭載された電動機(図示せず)で駆
動され、糸条巻取中、前記コンタクトローラの回転数が
所定の回転になるようにコントローラ(図示せず)によ
って公知の方法により制御される。
【0045】切替え後、パッケージの取出し位置にボビ
ンホルダ3、4を移動させ、その位置で前記パッケージ
Pを巻取ったボビン5、12と係合するプレート35を
シリンダ(図示せず)によってボビンホルダ3、4に平
行に押し出し、パッケージPを押し出す。ボビンホルダ
3、4は、糸条の切替え時には、シリンダ(図示せず)
によってボビンホルダ3、4の軸方向へ所定量摺動可能
である。
【0046】次に本実施例の巻取り手順を説明をする。
本実施例においては、糸条の巻始め(D0 )から所定の
巻径(D1 )の間は、少なくとも一方のボビンホルダを
所定の位置に固定するとともにコンタクトローラを巻始
めの位置からパッケージが巻径(D1 )に巻太る位置ま
で移動させて糸条を巻取り、該コンタクトローラがボビ
ンホルダに対して退避する間にパッケージの巻太りに関
する因子を学習し、パッケージの巻径が(D1 )に達し
た以降からパッケージの最大巻径(Dmax )の間は学習
した巻太りに関する因子に基づいてボビンホルダがコン
タクトローラから退避する方向へ移動するようにしてい
る。
【0047】すなわち、糸条の巻始め状態では、ボビン
ホルダ4を定位置に固定した状態(すなわち、キャリア
16の移動を停止させた)状態で、糸条は綾振り装置8
によって綾振られ、綾振られた糸条はボビン6上に巻上
げられてパッケージPを形成する。なお、ボビン6はボ
ビンホルダ4に装着されており、糸条はコンタクトロー
ラ7にプリントされた後、コンタクトローラ7に圧接さ
れたボビン6上に巻上げられる。コンタクトローラ7の
回転中心とボビンホルダ4の回動中心との垂直距離はL
s が前述した制御手段を構成しているコンピュータに入
力される。
【0048】上述の状態から糸条の巻取りが継続され
る。この際に、ボビンホルダ4は依然として固定した状
態(キャリア16の移動停止状態)であり、糸条がボビ
ンホルダ4に装着したボビン6上に巻上げられており、
パッケージPの巻太りに従ってコンタクトローラ7を担
持した揺動フレーム11は支点34を中心として揺動し
上昇する。コンタクトローラが上昇を始めると、センサ
47が図示していないタイマーを作動させる。コンタク
トローラ7はパッケージ径D1 に対応する所定量まで上
昇する。糸条が巻太ることによって、コンタクトローラ
が上昇端近傍へ到達するとセンサ48が糸条を巻始めて
からの時を計測する。
【0049】次いで、パッケージPの巻太りによってコ
ンタクトローラ7が所定量(パッケージ径D1 に対応す
る位置まで)移動すると、糸条を巻始めてからの時間と
コンタクトローラの移動量の関係の測定が一旦終了す
る。
【0050】次に前述した実施例と同様にして、制御手
段おいて、「測定した時間と移動量」と「予め設定され
た完巻き時間」とから以後巻取られるパッケージPにお
けるコンタクトローラ7の移動位置を算出する。
【0051】巻取条件におけるパッケージ径D1 からD
max の間の巻取経過時間T2 と所定のコンタクトローラ
の位置におけるキャリアの位置の関係のデータが基準パ
ターンとして前記コンピュータに記憶されている。前記
基準パターンは、糸条の巻取りによって測定された時間
1 によって、時間が縮小・拡大されるようになってい
る。
【0052】従って、コンタクトローラが上昇端に達し
てセンサ48が検知してからは、図示していないタイマ
ーによって経過時間がカウントされ、実際のパターン図
から経過時間tx におけるボビンホルダ11の位置が割
り出されボビンホルダ4を担持したキャリア16を駆動
するサーボモータ(図示せず)によってキャリア16と
ともにボビンホルダ4が第1スライダ案内手段20に沿
って所定の位置に移動される。
【0053】前記の繰返しによって、キャリア16を下
方向へ徐々に下降し、それとともにボビンホルダ4も下
降する。
【0054】その結果、ボビンホルダ4をボビンホルダ
3に切替える直前には、巻取り中のボビンホルダ4に装
着されたボビン4上に形成されたパッケージPに接触す
るコンタクトローラ7の位置が、巻始めにボビンホルダ
4のボビン6に接触した状態のコンタクトローラ7が位
置していた位置とほぼ等しくなる。
【0055】パッケージ径がDmax に達すると第2スラ
イダ案内手段17を軸18の回りにA方向へ揺動させボ
ビンホルダ4に装着したボビン6からボビンホルダ3に
装着したボビン5に糸条を切替える。このようにして巻
取り側となったボビンホルダ3のボビン5に巻取られる
パッケージPが巻太り、控え側となったボビンホルダ4
からパッケージPがボビンホルダ4から取出され、新た
に空のボビンが装着される。以下、前記の順で繰返され
る。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、巻始めから所定の巻径
の間に巻太りに関する因子を学習し、以降の巻取りは所
定(微小)の巻取り経過時間毎にターレットテーブルを
所定角度回転させるためボビンホルダの回転変動の影響
やフィードバックによるハンティングの影響を受けるこ
とがなく、ターレットテーブルの回転が滑らかに回転す
る。その結果、コンタクトローラとパッケージP間の接
圧が安定するため巻取り中の糸条の断糸が防止できると
ともに糸品質の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(e)は本発明の切替え順序を示す正
面図である。
【図2】本発明における巻取経過時間とコンタクトロー
ラの変位・ターレットテーブルの回転角度関係を示すタ
イムチャート。
【図3】S点からの経過時間とターレットテーブル回転
角の関係を示すコンピュータの記憶装置に記憶されたデ
ータ。
【図4】実際の経過時間とターレットテーブル回転角の
関係を演算してコンピュータの記憶装置に記憶されたデ
ータ。
【図5】本発明の別の実施例を実施する切替え巻取機の
正面図である。
【符号の説明】
1 機枠 2 ターレットテーブル 3 ボビンホルダ 4 ボビンホルダ 5 ボビン 6 ボビン 9 ベース 10 フレーム 11 スライドフレーム D0 巻始めの巻径 D1 所定の巻径 Dmax 最大巻径

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機枠に回動可能に取付けたターレットテ
    ーブルに回転可能に突設した2本のボビンホルダにボビ
    ンを装着し、該ボビン上に巻取られる糸条にコンタクト
    ローラを圧接して糸条を巻取り、一方のボビンホルダに
    巻取られる糸条が所定量に達すると、もう一方のボビン
    ホルダに順次切替えるようにするとともに、前記一方の
    ボビンホルダに巻取られるパッケージの巻太りに従って
    前記巻取り側のボビンホルダと前記コンタクトローラの
    間隔が大きくなるように前記ターレットテーブルを回動
    するようにした糸条の切替え巻取機において、 糸条の巻始め(D0 )から所定の巻径(D1 )の間は、
    ターレットテーブルを所定の位置に固定するとともに前
    記コンタクトローラを巻始めの位置からパッケージが巻
    径(D1 )に巻太る位置まで移動させて糸条を巻取り、
    該コンタクトローラが前記ボビンホルダに対して退避す
    る間にパッケージの巻太りに関する因子を学習し、パッ
    ケージの巻径が(D1 )に達した以降からパッケージの
    最大巻径(Dmax )の間は前記学習した巻太りに関する
    因子に基づいてボビンホルダがコンタクトローラから退
    避する方向へターレットテーブルを回動するようにした
    ことを特徴とする糸条の切替え巻取方法。
  2. 【請求項2】 機枠に循環可能に取付けた2本のボビン
    ホルダにボビンを装着し、該ボビン上に巻取られる糸条
    にコンタクトローラを圧接して糸条を巻取り、一方のボ
    ビンホルダに巻取られる糸条が所定量に達すると、もう
    一方のボビンホルダに順次切替えるようにするととも
    に、前記一方のボビンホルダに巻取られるパッケージの
    巻太りに従って前記巻取り側のボビンホルダと前記コン
    タクトローラの間隔が大きくなるように前記ボビンホル
    ダを移動するようにした糸条の切替え巻取機において、 糸条の巻始め(D0 )から所定の巻径(D1 )の間は、
    少なくとも一方のボビンホルダを所定の位置に固定する
    とともに前記コンタクトローラを巻始めの位置からパッ
    ケージが巻径(D1 )に巻太る位置まで移動させて糸条
    を巻取り、該コンタクトローラが前記ボビンホルダに対
    して退避する間にパッケージの巻太りに関する因子を学
    習し、パッケージの巻径が(D1 )に達した以降からパ
    ッケージの最大巻径(Dmax )の間は前記学習した巻太
    りに関する因子に基づいてボビンホルダがコンタクトロ
    ーラから退避する方向へ移動するようにしたことを特徴
    とする糸条の切替え巻取方法。
  3. 【請求項3】 前記学習した巻太りに関する因子が巻始
    めからパッケージ巻径(D1 )に達するまでの時間であ
    って、前記時間によって以降の巻取り経過時間とボビン
    ホルダの位置を決定し、ボビンホルダがコンタクトロー
    ラから退避する方向へターレットテーブルを回動または
    ボビンホルダを移動するようにしたことを特徴とする請
    求項1または2に記載の糸条の切替え巻取方法。
  4. 【請求項4】 前記パッケージの巻径が(D1 )に達し
    た以降からパッケージの最大巻径(Dmax )の間に前記
    学習した巻太りに関する因子に基づいてボビンホルダが
    コンタクトローラから退避する方向へターレットテーブ
    ルを回動またはボビンホルダを移動するときに、前記コ
    ンタクトローラがパッケージの巻径(D1 )の位置から
    前記コンタクトローラの巻始めの位置までほぼ等速で移
    動するようにしたことを特徴とする請求項1、2または
    3に記載の糸条の切替え巻取方法。
  5. 【請求項5】 機枠に回動可能に取付けたターレットテ
    ーブルに回転可能に突設した2本のボビンホルダにボビ
    ンを装着し、該ボビン上に巻取られる糸条にコンタクト
    ローラを圧接して糸条を巻取り、一方のボビンホルダに
    巻取られる糸条が所定量に達すると、もう一方のボビン
    ホルダに順次切り替えるようにするとともに、前記一方
    のボビンホルダに巻取られるパッケージの巻太りに従っ
    て前記巻取り側のボビンホルダと前記コンタクトローラ
    の間隔が大きくなるように前記ターレットテーブルを回
    動するようにした糸条の切替え巻取機において、 所定の初期パッケージ巻径(D1 )に対応するコンタク
    トローラ位置を検知するコンタクトローラ位置検知手
    段、巻太りに関する因子を学習する巻太り因子学習手段
    並びに前記ターレットテーブルの回動およびコンタクト
    ローラの移動を制御する制御手段からなり、該制御手段
    は、糸条の巻始め巻径(D0 )から前記コンタクトロー
    ラ位置検知手段が所定の巻径(D1 )に達したことを検
    知するまでの間は、前記ターレットテーブルを所定の位
    置に固定するとともに前記コンタクトローラを巻始めの
    位置からパッケージの巻径が前記所定の巻径(D1 )に
    巻太る位置まで移動させて糸条を巻取り、その間に、前
    記巻太り因子学習手段によりコンタクトローラが前記ボ
    ビンホルダに対して退避する間のパッケージの巻太りに
    関する因子を学習し、 パッケージの巻径が前記所定の巻径(D1 )に達した以
    降から糸条切替え前の最大巻径(Dmax )に達するまで
    の間は前記巻太り因子学習手段により学習した巻太りに
    関する因子に基づいて以後の巻太りに関する因子を算出
    し、前記所定の巻径(D1 )のパッケージと接触したと
    きのコンタクトローラの位置から前記糸条の巻始め(D
    0 )のパッケージと接触したときのコンタクトローラの
    位置へ前記コンタクトローラが復帰するように前記ボビ
    ンホルダが前記コンタクトローラから退避する方向へタ
    ーレットテーブルを回動するようにしたことを特徴とす
    る糸条の切替え巻取機。
  6. 【請求項6】 機枠に循環可能に取付けた2本のボビン
    ホルダにボビンを装着し、該ボビン上に巻取られる糸条
    にコンタクトローラを圧接して糸条を巻取り、一方のボ
    ビンホルダに巻取られる糸条が所定量に達すると、もう
    一方のボビンホルダに順次切替えるようにするととも
    に、前記一方のボビンホルダに巻取られるパッケージの
    巻太りに従って前記巻取り側のボビンホルダと前記コン
    タクトローラの間隔が大きくなるように前記ボビンホル
    ダを移動するようにした糸条の切替え巻取機において、 所定の初期パッケージ巻径を設定する設定手段、ボビン
    の上に形成されたパッケージの巻太りに関する因子を検
    知する検知手段、該検知手段により検知した巻太りに関
    する因子に基きパッケージ巻径を計算するパッケージ巻
    径計算手段、該パッケージ巻径計算手段により計算した
    パッケージ巻径と前記設定手段により設定した所定の初
    期パッケージ巻径とを比較する比較手段並びに前記ター
    レットテーブルの回動およびコンタクトローラの移動を
    制御する制御手段からなり、該制御手段は、糸条の巻始
    め巻径(D0 )から所定の巻径(D1 )に達する間は、
    前記ボビンホルダを所定の位置に固定するとともに前記
    コンタクトローラを巻始めの位置からパッケージの巻径
    が前記所定の巻径(D1 )に巻太る位置まで移動させて
    糸条を巻取り、その間に、前記コンタクトローラが前記
    ボビンホルダに対して退避する間のパッケージの巻太り
    に関する因子を学習し、 パッケージの巻径が前記所定の巻径(D1 )に達した以
    降から糸条切替え前の最大巻径(Dmax )に達するまで
    の間は前記学習した巻太りに関する因子に基づいて以後
    の巻太りに関する因子を算出し、前記所定の巻径
    (D1 )のパッケージと接触したときのコンタクトロー
    ラの位置から前記糸条の巻始め(D0 )のパッケージと
    接触したときのコンタクトローラの位置へ前記コンタク
    トローラが復帰するように前記ボビンホルダが前記コン
    タクトローラから退避する方向へボビンホルダを移動す
    るようにしたことを特徴とする糸条の切替え巻取機。
JP13660998A 1998-03-26 1998-05-19 糸条の切替え巻取機および切替え巻取方法 Pending JPH11322191A (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13660998A JPH11322191A (ja) 1998-05-19 1998-05-19 糸条の切替え巻取機および切替え巻取方法
CNB998045098A CN1155499C (zh) 1998-03-26 1999-03-23 丝条切换卷绕机与卷绕方法
PCT/JP1999/001427 WO1999048787A1 (fr) 1998-03-26 1999-03-23 Bobineur a changement ameliore des bobines de fil et procede de bobinage
KR1020007010627A KR100553355B1 (ko) 1998-03-26 1999-03-23 실의 절환권취기 및 권취방법
AU28545/99A AU2854599A (en) 1998-03-26 1999-03-23 Thread switching winder and winding method
DE19983057T DE19983057T1 (de) 1998-03-26 1999-03-23 Aufwickelvorrichtung des Wechseltyps und Verfahren zum Aufwickeln eines Garns
TW088104678A TW434179B (en) 1998-03-26 1999-03-24 Changing type yarn winding apparatus and winding method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13660998A JPH11322191A (ja) 1998-05-19 1998-05-19 糸条の切替え巻取機および切替え巻取方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11322191A true JPH11322191A (ja) 1999-11-24

Family

ID=15179310

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13660998A Pending JPH11322191A (ja) 1998-03-26 1998-05-19 糸条の切替え巻取機および切替え巻取方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11322191A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013063819A (ja) * 2011-09-16 2013-04-11 Tmt Machinery Inc 紡糸巻取装置
CN103058014A (zh) * 2011-10-19 2013-04-24 日本Tmt机械株式会社 纺纱卷绕装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013063819A (ja) * 2011-09-16 2013-04-11 Tmt Machinery Inc 紡糸巻取装置
CN103058014A (zh) * 2011-10-19 2013-04-24 日本Tmt机械株式会社 纺纱卷绕装置
JP2013086934A (ja) * 2011-10-19 2013-05-13 Tmt Machinery Inc 紡糸巻取装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0606900B1 (en) Yarn winder
JPH06507368A (ja) 巻取り機
CN101544323B (zh) 纱线卷绕机及纱线卷绕方法
EP1947046A1 (en) Yarn winding device
US4552313A (en) Method and apparatus for switching yarn in turret-type winder
KR101249308B1 (ko) 사조 권취기 및 사조 권취 방법
JPH11322191A (ja) 糸条の切替え巻取機および切替え巻取方法
KR100553355B1 (ko) 실의 절환권취기 및 권취방법
JP4024377B2 (ja) 糸条の切替え巻取機および巻取方法
JPH07256338A (ja) 線条体用リール巻取機のトラバース制御装置
JP3269327B2 (ja) 巻取機
TWI768276B (zh) 將心軸準確定位在轉臺式自動捲線機中之方法
JP3945060B2 (ja) 紡糸巻取機
JPH05162925A (ja) 糸条の切替巻取機
JPH0789671A (ja) 高伸度糸条の巻取方法ならびに装置
JP4570275B2 (ja) 線状体の巻き付け方法および装置
JPH0820473A (ja) 釣り糸巻替え機における張力調節装置
JPH07165356A (ja) シート及びフィルム巻取機
JPH07117928A (ja) 糸条の切替巻取方法および糸条の切替巻取機
ITMI20012483A1 (it) Procedimento e dispositivo per spostare un filo
JP4477866B2 (ja) 線状物の巻取り方法及び巻取り装置
JPH0723050Y2 (ja) 線材巻取機
JPH06191723A (ja) 糸条巻取機の駆動制御方法
JP2732072B2 (ja) 紡糸巻糸機における糸掛け方法
JP2000226156A (ja) 糸状体の捲取り装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20041013

A521 Written amendment

Effective date: 20041015

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821