JPH07117928A - 糸条の切替巻取方法および糸条の切替巻取機 - Google Patents

糸条の切替巻取方法および糸条の切替巻取機

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JPH07117928A
JPH07117928A JP29143593A JP29143593A JPH07117928A JP H07117928 A JPH07117928 A JP H07117928A JP 29143593 A JP29143593 A JP 29143593A JP 29143593 A JP29143593 A JP 29143593A JP H07117928 A JPH07117928 A JP H07117928A
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yarn
traverse
bobbin holder
winding
speed
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Application number
JP29143593A
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English (en)
Inventor
Takami Sugioka
隆美 杉岡
Kazuhiro Soga
一博 曽我
Seiji Yoshioka
誠児 吉岡
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Nabtesco Corp
Original Assignee
Teijin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 糸条がバラバラに分離したり断糸せず、高速
巻取り時にも切替え成功率が高い糸条の切替巻取方法お
よび装置を提供する。 【構成】 2本のボビンホルダ(8、11)を有し、一
方のボビンホルダをコンタクトローラ(7)に圧接し糸
条を綾振りながらボビンホルダ上に糸条を巻取る糸条の
切替巻取機を用いて糸条を巻取る方法において、糸条の
定常巻取り中はトラバース手段(6)を速度の制御方式
により所定の定常速度で駆動し、一方のボビンホルダに
巻取られる糸条が所定量に達し糸条を一方のボビンホル
ダから他方のボビンホルダに切替える際は、トラバース
手段を減速させて、前記速度の制御方式から位置の制御
方式に切替え、トラバース手段のヤーンガイド(6a)
を所定の位置に停止させて糸条を切替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は糸条を連続的に巻取り、
一方のボビンホルダに巻取られる糸条が所定の量に達す
ると、もう一方のボビンホルダに順次切り替えるように
した糸条の切替巻取機を用いた糸条の巻取方法およびそ
の実施装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の糸条を連続的に巻取り、一方のボ
ビンホルダに巻取られる糸条が所定の量に達すると、も
う一方のボビンホルダに順次切り替えるようにした糸条
の切替巻取機として、特公昭57−25466号公報に
は、糸条を切り替える際に、糸条を綾振るための綾振り
装置のヤーンガイドから糸条を外して、糸条規制ガイド
によってボビンに設けた糸条把持手段の近傍に規制し
て、該糸条を糸条把持手段に把持させ、次いで、ピッグ
テイルを成形し該糸条を前記糸条規制ガイドから外し
て、該綾振り装置のヤーンガイドに糸条を把持させた
後、パッケージを巻上げることが開示されている。
【0003】他の従来技術として、特公昭54−178
60号公報に記載のように、切替え時、トラバース速度
を低下させ、トラバース装置全体を軸方向に移動して、
トラバースガイドから糸条を外すことなくトラバースを
続行して糸条をボビンに設けた糸条把持手段に把持させ
ることが知られている。
【0004】
【従来技術の問題点】上記特公昭57−25466号公
報記載の従来技術においては、ピッグテイルを成形した
後、規制ガイドから綾振り装置のヤーンガイドに移行す
る際に、複数の単糸からなる糸条がバラバラに分離した
り、切れたりすることがあった。
【0005】一方、特公昭54−17860号公報記載
の従来技術においては、近年、糸条の巻取速度が高速化
してきたため、トラバースのヤーンガイドの位置と糸条
の把持手段の位置とタイミングを瞬時に対応させること
が困難となり、糸条の切替え成功率が低下するという問
題がある。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上述した従来技術に付随する
問題点を解決して、糸条がバラバラに分離したり断糸せ
ず、高速巻取り時にも切替え成功率が高い糸条の切替巻
取方法および装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
目的を2本のボビンホルダを有し、一方のボビンホルダ
をコンタクトローラに圧接し糸条を綾振りながらボビン
ホルダ上に糸条を巻取る糸条の切替巻取機を用いて糸条
を巻取る方法において、糸条の定常巻取り中はトラバー
ス手段を速度の制御方式により所定の定常速度で駆動
し、一方のボビンホルダに巻取られる糸条が所定量に達
し糸条を該一方のボビンホルダから他方のボビンホルダ
に切替える際は、該トラバース手段を減速させて、前記
速度の制御方式から位置の制御方式に切替え、前記トラ
バース手段のヤーンガイドを所定の位置に停止させて糸
条を切替えるようにしたことを特徴とする糸条の切替巻
取方法により達成する。
【0008】また、この方法を実施する装置として糸条
を綾振るためのトラバース手段および2本のボビンホル
ダを有し、一方のボビンホルダをコンタクトローラに圧
接し糸条を前記トラバース手段により綾振りながらボビ
ンホルダ上に糸条を巻取り、一方のボビンホルダに巻取
られる糸条が所定量に達すると他方のボビンホルダに順
次切替えるようにした糸条の切替巻取機において、前記
トラバース手段の移動速度を変更する速度変更手段、前
記トラバース手段の位置を検出する位置検出手段、前記
検出した位置にトラバース手段を停止させるための停止
手段並びに定常巻取り時には前記トラバース手段を速度
の制御方式により制御するとともに前記速度変更手段に
よるトラバース速度の減速時には前記位置検出手段およ
び停止手段により位置の制御方式により制御する制御手
段を有することを特徴とする糸条の切替巻取機が提供さ
れる。
【0009】
【実施例】以下図示した実施例に従って本発明を詳細に
説明する。図1〜図8は本発明の一実施例の正面図、図
9は図4における側面図で、糸条の切替え順序を説明し
たものである。図10は糸の規制ガイドの一実施例であ
り、図11は糸の規制ガイドの別の実施例である。図1
2は、切替えの作動状況を示すタイムテーブル、図13
は本実施例の系統図である。
【0010】
【構成】先ず本実施例の構成を説明する。図において、
一対のチャンネルからなるベース2に機枠1が載置され
ており、機枠1からサポータ3が突設され、サポータ3
にはフレーム5が支点4を中心として上下に揺動可能に
支持されている。フレーム5はコンタクトローラ7を回
転可能に担持している。
【0011】更に、機枠1からコンタクトローラ7に平
行にトラバース装置6が突設されている。なお、本実施
例では図13に示すように、円筒6bの周面に形成した
エンドレス溝6cに滑子6dを係合させ、滑子6dに止
着したガイド6aによって糸条を綾振りするようにした
公知のカムトラバース装置を使用している。しかし、他
の公知のトラバース装置を使用してもよい。
【0012】トラバース装置6のカム円筒6bはトラバ
ース手段の移動速度を変更する速度変更手段としての可
変速モータに連結されている。図示した実施例では可変
速モータとしてサーボモータ26を使用し、サーボモー
タ26に接続したドライバー27の周波数を制御してト
ラバース装置6の速度を可変としている。なお、可変速
モータとして直流モータ等を使用してもよい。
【0013】更にトトラバース手段の位置を検出する位
置検出手段としてトラバース装置6のカム円筒6b若し
くはカム円筒に連結した可変速モータまたはカム円筒6
bと可変速モータの間にエンコーダを設け、エンコーダ
の近傍に設置したセンサ34によりカム円筒6bの位相
を検出し、従ってカム円筒6bに係合した滑子6dおよ
びそれに取着したトラバースガイドの位置6aを検出す
るようにしている。
【0014】図1において、エアシリンダ31の後端を
ピン29によりサポータ3に連結し、エアシリンダ31
のピストンロッドをピン30によりフレーム5により連
結しており、シリンダ31に所定の圧縮空気を供給して
フレーム5とコンタクトローラ7の重量を支えるととも
にコンタクトローラ7と巻取り中のボビンホルダ11の
間に所定の圧接力を付与する。
【0015】機枠1の、フレーム5の下側に大略三角形
状をした開口1aが形成されており、開口1aの垂直に
近い右辺に接近して、機枠1の内側に第1スライダー案
内手段20が固定設置されている。
【0016】また、機枠1は、その下部の開口1aの左
側にボビンホルダ8、11の軸方向に伸びる軸18を支
持しており、第2スライダー案内手段17を軸18によ
って揺動可能に支承するとともにシリンダ19に連結し
ており、第2スライダー案内手段17をシリンダ19に
より軸18の回りに図1の矢印A方向へ揺動できる。
【0017】更に、スライダー13が第2スライダー案
内手段17に沿って上下(図1の矢印B方向へ)に摺動
自在であり、一方、スライダー14は第1スライダー案
内手段20に沿って上下(図1の矢印C方向へ)に摺動
可能である。
【0018】キャリア15、16がボビンホルダ8、1
1を回転可能に支承しており、更に、ボビンホルダ8、
11にはキャリア15、16に一体的に止着された駆動
モータ(図示せず)が連結されている。スライダー14
と連結されたキャリア15、16は、スライダー14の
第1スライダー案内手段20に沿う移動によって、コン
タクトローラ7にボビンホルダ8、11上のボビンが接
触する巻取位置から、第1スライダー案内手段20に沿
って下降し、玉揚げ位置へと移動可能である。
【0019】また、スライダー13と一体的に連結され
たキャリア15、16は第2スライダー案内手段17の
軸18の回りの揺動およびスライダー13の第2のスラ
イダー案内手段17に沿う移動によって上述の玉揚げ位
置から待機位置へ、そして更に待機位置から巻取位置へ
と移動可能である。
【0020】本実施例ではヤーンガイド6aが1往復す
るとサーボモータ26が1回転するようにプーリー比が
設定されている。ボビンホルダ11上に巻上げられたパ
ッケージ10がコンタクトローラ7から離脱すると、ト
ラバース装置6を所定の速度まで減速させ、センサ34
(本実施例ではエンコーダを使用)で円筒6bの回転位
置を検出してヤーンガイド6aを所定の位置に停止させ
ることができる。本実施例では、切替え時、パッケージ
の端においてもう一方のボビンホルダ8に装着したボビ
ン9に成形した糸条把持溝9aの近傍に前記ヤーンガイ
ド6aが位置するように構成されている。
【0021】トラバース装置6によって綾振られる時の
糸条の形成するトラバース面37に対向する位置にトラ
バース方向に延在して糸条を規制する規制ガイド32が
配設され、切替え時に糸条がトラバースガイド6aから
外れることを防止しており、糸条巻取り時は規制ガイド
32は糸道(トラバース面)37から退避し、糸条を切
替えるときは前記糸道(トラバース面)37に接近し
て、切替え時に生じる糸条の緩みによってヤーンガイド
6aから糸条が外れるのを防止している。
【0022】本実施例では、糸条の規制ガイドを切替え
時、該規制ガイドの待機位置から糸道近傍へ移動可能と
したが、図11のように切替え時に糸条がヤーンガイド
によって規制される近傍に規制ガイド38を固着しても
よい。
【0023】図1においてトラバース装置6の上方に設
けられたガイド装置28は、最初の糸掛け時に左方向に
揺動させて、トラバース装置6のガイドに糸条が接触し
ないようにするものである。
【0024】本実施例の糸条の切替巻取機は、トラバー
ス手段の移動速度を変更する速度変更手段、前記トラバ
ース手段の位置を検出する位置検出手段、前記検出した
位置にトラバース手段を停止させるための停止手段並び
に定常巻取り時には前記トラバース手段を速度の制御方
式により制御するとともに前記速度変更手段によるトラ
バース速度の減速時には前記位置検出手段および停止手
段により位置の制御方式により制御する制御手段を有
し、制御手段は、一方のボビンホルダに巻取られる糸条
が所定量に達すると、他方のボビンホルダを所定の回転
数に昇速し、該一方のボビンホルダとコンタクトローラ
とを離脱させ、前記トラバース手段の移動速度を減速せ
しめ、前記移動速度が所定の値に達したらトラバース手
段のヤーンガイドの位置を検出して、該検出した位置か
ら所定の位置に該ヤーンガイドを停止させ、該ヤーンガ
イドに規制された糸条を該糸条把持手段に糸条を補足せ
しめ、次いで前記トラバース手段を所定の速度でトラバ
ースの中央方向へ移動してピッグテイルを付与し、次い
で、前記トラバース手段の移動速度を増速して所定の速
度で綾振る。
【0025】機枠1にはコンタクトローラ7を具備した
フレーム5の移動量を検出する図示しないセンサ(リミ
ットスイッチまたは他の公知のセンサを使用してもよ
い)が設けられ、糸条巻取り中、パッケージの巻き太り
によりコンタクトローラ7が上方向へ微小量移動する
と、移動量を上記センサで検出し、巻取り中のボビンホ
ルダ11を支持したスライダー14を所定量だけ下方向
(ボビンホルダがコンタクトローラから離脱する方向)
へ移動させる。
【0026】ボビンホルダ8、11は、糸条の切替え時
には、図示されていないシリンダによってボビンホルダ
8、11の軸方向へ所定量摺動可能に構成されている。
【0027】前記軸方向の移動により、ボビンホルダに
装着されたボビンの端部近傍に成形された糸条の把持溝
が、前記パッケージの端部近傍でヤーンガイド6aによ
って規制された糸条と係合して、糸条が該把持溝に把持
される。
【0028】図1では控えの位置に待機しているボビン
ホルダ8に紙管9が装着され、スライダー13と一体化
されたキャリア15に担持され、パッケージ10を巻取
っているボビンホルダ11にはボビン12が装着され、
パッケージ10が巻取られる。
【0029】ボビンホルダ8、11はそれぞれキャリア
に搭載された電動機(図示せず)で駆動され、糸条巻取
り中、前記コンタクトローラの回転数が所定の回転にな
るようにコントローラ(図示せず)によって公知の方法
により制御される。
【0030】切替え後、パッケージの取出し位置にボビ
ンホルダ8、11を移動させ、その位置で前記パッケー
ジ10を巻取ったボビン9、12と係合するプレート3
5をシリンダ(図示せず)によってボビンホルダ8、1
1に平行に押し出し、パッケージ10を押し出す。
【0031】
【作用】次に上記構成からなる本実施例の作動について
説明する。なお、以下の動作は制御手段により行われ
る。
【0032】図1のように、ボビンホルダ11に装着さ
れたボビン12上にパッケージ10が巻かれ、パッケー
ジ10に圧接されているコンタクトローラ7が上方向に
微小距離移動すると、センサ(図示せず)がONされ、
ボビンホルダ11が下方向へ下降して該センサをOFF
にするとボビンホルダ11の下降が停止する。以下、パ
ッケージ10の巻き太りに従って上記動作を繰り返す。
この間、トラバース装置6は制御手段により所定のトラ
バース速度となるようそのトラバース速度が制御され
る。
【0033】ボビンホルダ11上に形成されるパッケー
ジ10が所定の量に達すると(図2参照)、第2スライ
ダー13上のボビンホルダ8の回転を起動する。ボビン
ホルダ8が所定の回転数に達すると、スライダー14、
キャリア16とともにボビンホルダ11を第1スライダ
ー案内手段20に沿って下方向へ移動させコンタクトロ
ーラ7から離脱させてボビンの取出し位置へ移動させ、
キャリア着脱機構33によりその位置に固定する(図3
参照)。
【0034】ボビンホルダ11上に巻き上げられたパッ
ケージ10がコンタクトローラ7から離脱すると、制御
手段によりトラバース装置6を駆動するサーボモータ2
6のインバータへの周波数を制御し、トラバース装置6
を所定速度まで減速させる。
【0035】図3において、規制ガイド32をトラバー
ス装置6側へ揺動させて、糸条がヤーンガイド6aから
外れることなくヤーンガイド6aによって綾振りされる
ように糸道に沿って糸条を規制する(図10参照)。
【0036】トラバース装置6が所定の速度に減速する
と、センサ34によりヤーンガイド6aの位置を検出
し、制御手段によってサーボモータ26を制御して検出
した位置から所定の距離離れた位置(パッケージの端面
の近傍)へヤーンガイド6aを停止させる。
【0037】次に図4に示すように、第2スライダー案
内手段17を軸18の回りに回動させ、ボビン9に成形
した糸条把持溝9aが、前記糸条がヤーンガイド6aに
規制された糸条と係合して糸条が糸条把持溝9aに把持
され、少量のバンチ巻き(棒巻き)が成形される。この
とき、ボビン9に成形した糸条把持溝9aの近傍に前記
ヤーンガイド6aを位置させ糸把持を確実にするため、
ボビンホルダ8を軸方向へ移動させることが好ましい
(図9参照)。
【0038】図5において、ボビンホルダ8が手前へ移
動すると同時に、サーボモータ26が起動され、ヤーン
ガイド6aがトラバースの中心方向へ所定の速度で移動
される。
【0039】前記ボビンホルダ8の移動速度とトラバー
スの中心方向移動速度の相対速度によって、ボビン上に
所定のピッチでピッグテイルが成形される。
【0040】次いで、規制ガイド32を元の位置に戻
し、規制ガイド32を糸道から退避させる。制御手段に
よりトラバース速度を所定の速度まで増速して所定の巻
取りに入る。
【0041】図6において、切替えが完了すると、スラ
イダー14に指示されたボビンホルダ11は制動装置
(図示せず)によって停止される。キャリア着脱機構に
よりキャリア16とスライダー14との係合を解く。こ
の状態でキャリア16を玉揚げ位置に残して、スライダ
ー14は巻取位置にある別のキャリア15のところに戻
る。巻取位置においてキャリア着脱機構によりスライダ
ー14とキャリア15とを一体化する。
【0042】図7において、次いで、取出位置にあるパ
ッケージ10がプレート35により押し出され、空ボビ
ン9が装着される(図7参照)。また、スライダー13
上のキャリア着脱機構によりキャリア15と係合してい
たスライダー13はキャリア15から外され、玉揚げ位
置に下降され、そこのキャリア16に係合する。
【0043】図8において、次に、キャリア着脱機構3
3からキャリア16を解放して、第2スライダー案内手
段17は軸18の回りに回動され、ボビンホルダ11を
支持したスライダー13が、控えの位置まで上昇して停
止して、ボビンホルダ11を軸方向へ移動して、切替え
時、糸条の規制位置とボビンに成形した把持手段とを対
応させる。
【0044】本実施例では、ボビンホルダをそれぞれ別
のキャリアに突設し、循環するようにしたが、ターレッ
トテーブル2本のボビンホルダを突設した巻取機におい
ても実施できる。
【0045】本実施例では円筒に溝を成形したカム式の
トラバース装置について説明したが、互いに逆回転する
回転羽根を使用したトラバース装置等の他の公知のトラ
バース装置であってもよい。
【0046】本実施例では、切替え時にヤーンガイドの
位置の検出をエンコーダによって行ったが、光センサ、
リミットスイッチ等によりヤーンガイトの位置、または
糸条の位置を検出してもよい。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば糸条の切替え時、糸条を
トラバース装置のヤーンガイドから外すことがないた
め、糸条切替え後の糸条に単糸割れや毛羽等の不良糸が
生じることがなく品質が安定するとともに、後工程にお
ける糸条の解舒において糸条が切れることがなく生産効
率が向上する。
【0048】また、本発明によれば、切替え時、トラバ
ースの速度と位置を正確に制御できるため糸条の切替え
が安定し高い成功率を得ることができる。
【0049】更に、本発明によれば切替え時に糸条がト
ラバース装置のヤーンガイドから外れないように規制ガ
イドを配設しているため、切替え時に生ずる糸条の張力
変動によって、糸条の単糸が綾振り装置のヤーンガイド
からはみ出すことがなく、後工程における糸条の解舒に
おいて糸条が切れることがなく、生産成功率が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の正面図である。
【図2】本発明の一実施例の正面図で糸条の切替え順序
を図2〜図8に従い説明したものである。
【図3】本発明の実施例の図2に引続く正面図である。
【図4】本発明の実施例の図3に引続く正面図である。
【図5】本発明の実施例の図4に引続く正面図である。
【図6】本発明の実施例の図5に引続く正面図である。
【図7】本発明の実施例の図6に引続く正面図である。
【図8】本発明の実施例の図7に引続く正面図である。
【図9】図4における側面図である。
【図10】糸の規制ガイドの一実施例である。
【図11】図10の別の実施例である。
【図12】切替えの作動状況を示すタイムテーブルであ
る。
【図13】本実施例の系統図である。
【符号の説明】
1 機枠 1a 開口 2 ベース 3 サポータ 4 支点 5 フレーム 6 トラバース装置 6a ヤーンガイド 6b 円筒 6c エンドレス溝 6d 滑子 7 コンタクトローラ 8 ボビンホルダ 9 ボビン 9a 糸条把持溝 10 パッケージ 11 ボビンホルダ 12 ボビン 13 スライダー 14 スライダー 15 キャリア 16 キャリア 17 第2スライダー案内手段 18 軸 19 シリンダ 19a ピン 19b ピン 20 第1スライダー案内手段 21 タイミングプーリ 22 タイミングプーリ 23 タイミングベルト 26 サーボモータ 27 ドライバー 28 ガイド 29 ピン 30 ピン 31 シリンダ 32 規制ガイド 33 コントローラ 34 エンコーダ 35 プレート 36 制動装置 37 糸道(トラバース面) 40 規制ガイド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本のボビンホルダを有し、一方のボビ
    ンホルダをコンタクトローラに圧接し糸条を綾振りなが
    らボビンホルダ上に糸条を巻取る糸条の切替巻取機を用
    いて糸条を巻取る方法において、糸条の定常巻取り中は
    トラバース手段を速度の制御方式により所定の定常速度
    で駆動し、一方のボビンホルダに巻取られる糸条が所定
    量に達し糸条を該一方のボビンホルダから他方のボビン
    ホルダに切替える際は、該トラバース手段を減速させ
    て、前記速度の制御方式から位置の制御方式に切替え、
    前記トラバース手段のヤーンガイドを所定の位置に停止
    させて糸条を切替えるようにしたことを特徴とする糸条
    の切替巻取方法。
  2. 【請求項2】 糸条を綾振るためのトラバース手段およ
    び2本のボビンホルダを有し、一方のボビンホルダをコ
    ンタクトローラに圧接し糸条を前記トラバース手段によ
    り綾振りながらボビンホルダ上に糸条を巻取り、一方の
    ボビンホルダに巻取られる糸条が所定量に達すると他方
    のボビンホルダに順次切替えるようにした糸条の切替巻
    取機において、前記トラバース手段の移動速度を変更す
    る速度変更手段、前記トラバース手段の位置を検出する
    位置検出手段、前記検出した位置にトラバース手段を停
    止させるための停止手段並びに定常巻取り時には前記ト
    ラバース手段を速度の制御方式により制御するとともに
    前記速度変更手段によるトラバース速度の減速時には前
    記位置検出手段および停止手段により位置の制御方式に
    より制御する制御手段を有することを特徴とする糸条の
    切替巻取機。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、一方のボビンホルダに
    巻取られる糸条が所定量に達すると、他方のボビンホル
    ダを所定の回転数に昇速し、該一方のボビンホルダとコ
    ンタクトローラとを離脱させ、前記トラバース手段の移
    動速度を減速せしめ、前記移動速度が所定の値に達した
    らトラバース手段のヤーンガイドの位置を検出して、該
    検出した位置から所定の位置に該ヤーンガイドを停止さ
    せ、該ヤーンガイドに規制された糸条を該糸条把持手段
    に糸条を補足せしめ、次いで前記トラバース手段を所定
    の速度でトラバースの中央方向へ移動してピッグテイル
    を付与し、次いで、前記トラバース手段の移動速度を増
    速して所定の速度で綾振りをするようにしたことを特徴
    とする請求項2に記載の糸条の切替巻取機。
  4. 【請求項4】 前記トラバース手段のヤーンガイドに規
    制された糸条が、該ヤーンガイドから離脱しないよう
    に、少なくとも糸条の切替え時、糸条の規制ガイドを配
    設したことを特徴とする請求項2または3に記載の糸条
    の切替巻取機。
  5. 【請求項5】 前記トラバース手段がヤーンガイドに規
    制された糸条をボビンの端部近傍に位置させ、ボビンホ
    ルダを軸方向に移動させてボビンに成形した糸条の把持
    手段と前記糸条を係合させるようにしたことを特徴とす
    る請求項2または3に記載の糸条の切替巻取機。
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