JPH08277047A - シート給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート給送装置及び画像形成装置

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JPH08277047A
JPH08277047A JP7084289A JP8428995A JPH08277047A JP H08277047 A JPH08277047 A JP H08277047A JP 7084289 A JP7084289 A JP 7084289A JP 8428995 A JP8428995 A JP 8428995A JP H08277047 A JPH08277047 A JP H08277047A
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sheet
preliminary
conveying
pressing
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Daigo Nakagawa
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 予備搬送する原稿を安定した押圧力で分離ロ
ーラに押圧することができるようにして、重送や不送り
が生じないようにする。 【構成】 予備搬送部材4を保持部材31に対して、基
端の支軸32,33を中心として上下の方向に回動可能
となうように取り付けた。そして、保持部材31と予備
搬送部材4との間に介装された引張りコイルばね36の
付勢力によって予備搬送部材4を反時計回り方向に付勢
させた。この構成では、引張りコイルばね36の付勢力
が予備搬送部材4の押圧部4Aに作用するので、予備搬
送される原稿枚数が多い場合も少ない場合も押圧部4A
の押圧力はあまり変わらず安定している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ、プリン
タ、複写機等の画像形成装置に備えられるシート搬送装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ、プリンタ、複写機等の画
像形成装置には、積載されているシート(記録シート、
原稿等)を自動的に1枚ずつ分離して画像形成部へ給送
するためのシート給送装置が備えられている。
【0003】このシート給送装置には種々の方式のもの
が用いられているが、その中の1つに、分離ローラと、
予備搬送部材と、摩擦部材と、を具備している方式のも
のがある。本明細書では、この方式を予備搬送分離一体
方式と称することにする。
【0004】この予備搬送分離一体方式のシート給送装
置においては、分離ローラと予備搬送部材とで積載され
ているシートの予備搬送を行い、分離ローラと摩擦部材
とで予備搬送されたシートの分離を行う。
【0005】分離ローラはシート積載部の下流端に配置
されてシート搬送方向に回転する。この分離ローラ上の
回転方向上流側に所定の角度に傾斜している予備搬送部
材が配置され、また回転方向下流側に所定の角度に傾斜
している摩擦部材が配置される。この場合、予備搬送部
材と摩擦部材の先端部は分離ローラの外周面に所定の圧
力で接触する。
【0006】一般的に、予備搬送部材と摩擦部材は、画
像形成装置本体に取り付けられる1つの保持部材によっ
て保持されている。
【0007】図10ないし図13に、予備搬送分離一体
方式における従来例のシート給送装置の構成を示す。
【0008】まず、図10に示す従来例1のシート給送
装置の構成を説明する。
【0009】本シート給送装置100Aにおいては、摩
擦部材101と予備搬送部材102とが、保持部材10
3に保持されている。この場合、自由端となっている摩
擦部材101の先端101Aは保持部材103の押圧部
103Aによって分離ローラ104の外周面に所定の圧
力で押し付けられている。また、自由端となっている予
備搬送部材102の押圧部102Aは自らのばね機能に
より分離ローラ104の外周面に所定の圧力で接触して
いる。
【0010】本シート給送装置の場合、保持部材103
及び予備搬送部材102には、モールド部品を使用して
いるのが一般的である。
【0011】次に、本シート給送装置100Aの動作を
説明する。
【0012】シート積載トレイ105上に積載されたシ
ートSは、分離ローラ104がシート搬送方向(矢印方
向)に回転すると、同分離ローラ104によって最下位
のシートSから順に繰り出される。そして、分離ローラ
104によって繰り出されたシートSは、予備搬送部材
102の押圧部102Aによって分離ローラ104に押
圧されることにより下流へ予備搬送される。そして、予
備搬送部材102により予備搬送されたシートSは、摩
擦部材101による摩擦力で最下位のシートS以外のシ
ートSが下流への移動を阻止され、最下位のシートSの
みが分離して分離ローラ104によって下流へ搬送され
る。
【0013】次に、図11に示す従来例2のシート給送
装置の構成を説明する。
【0014】本シート給送装置100Bにおいては、摩
擦部材106と、予備搬送ガイド部材107と、予備搬
送押圧部材108とが、保持部材109に保持されてい
る。この場合、自由端となっている摩擦部材106の先
端106Aは保持部材109の押圧部109Aによって
分離ローラ110の外周面に所定の圧力で押し付けられ
ている。また、自由端となっている予備搬送押圧部材1
08の先端108Aは自らのばね機能により分離ローラ
110の外周面に所定の圧力で接触している。
【0015】本シート給送装置100Bにおいては、予
備搬送部材を別部材の予備搬送ガイド部材107と予備
搬送押圧部材108とで構成している。一般的に予備搬
送押圧部材108にはばね材が用いられている。
【0016】シート積載トレイ111上に積載されてい
るシートSを給送する際の本シート給送装置100Bの
動作は、上記従来例1のシート給送装置100Aの場合
と同じであるので、ここでは動作説明を省略する。
【0017】次に、図12に示す従来例3のシート給送
装置の構成を説明する。
【0018】本シート給送装置100Cにおいては、予
備搬送機能を併せ持つ板ばね製の保持部材112に摩擦
部材113が保持されている。保持部材112の両側部
には予備搬送押圧部112A,112Bが一体的に形成
されており、この予備搬送押圧部112A,112Bは
自らのばね機能により分離ローラ114の外周面に所定
の圧力で接触している。また、自由端となっている摩擦
部材113の先端113Aは保持部材112の押圧部材
112Aによって分離ローラ114の外周面に所定の圧
力で押し付けられている。
【0019】シート積載トレイ115上に積載されてい
るシートSを給送する際の本シート給送装置100Cの
動作は、上記従来例1のシート給送装置100Aの場合
と同じであるので、ここでは動作説明を省略する。
【0020】次に、図13に示す従来例4のシート給送
装置の構成を説明する。
【0021】本シート給送装置100Dにおいては、予
備搬送ガイドを兼用している保持部材116に、予備搬
送押圧部材117と摩擦部材118とが保持されてい
る。予備搬送押圧部材117は保持部材116に対して
中央部の支軸119を中心に回動可能に取り付けられ、
かつ、後端部117Aと保持部材116との間に介装さ
れたコイルばね120によって反時計回り方向に付勢さ
れ、自由端となっている先端117Bが分離ローラ12
1の外周面に所定の圧力で接触している。また、自由端
となっている摩擦部材118の先端118Aは保持部材
116の押圧部116Aによって分離ローラ121の外
周面に所定の圧力で押し付けられている。
【0022】シート積載トレイ122上に積載されてい
るシートSを給送する際の本シート給送装置100Dの
動作は、上記従来例1のシート給送装置100Aの場合
と同じであるので、ここでは動作説明を省略する。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例1のシート給送装置100Aの場合、予備搬送部材
102にモールド部品を用いているために、押圧部10
2Aの押圧力が予備搬送するシート枚数によって異なり
安定しない欠点があった。例えば、少数枚のシートSを
予備搬送する場合には、押圧部102Aの押圧力が高過
ぎて重送を生じてしまい、逆に多数枚のシートSを予備
搬送する場合には、押圧部102Aの押圧力が低過ぎて
不送りが生じてしまう。
【0024】また、上記従来例2のシート給送装置10
0Bの場合には、ばね材が用いられている予備搬送押圧
部材108を1つ1つ同じ精度に形成(特に曲げ部)す
るのが難しいので、予備搬送押圧部材108の押圧力に
バラツキが生じてしまう欠点があった。このため、予備
搬送押圧部材108の押圧力が高過ぎると重送が生じて
しまい、予備搬送押圧部材108の押圧力が低過ぎると
不送りが生じてしまう。
【0025】また、上記従来例3のシート給送装置10
0Cの場合にも、板ばね製の保持部材112の予備搬送
押圧部112A,112Bを1つ1つ同じ精度に形成
(特に曲げ部)するのが難しいので、予備搬送押圧部1
12A,112Bの押圧力にバラツキが生じてしまう欠
点があった。
【0026】また、上記従来例4のシート給送装置10
0Dの場合には、予備搬送押圧部材117をその後端部
117Aと保持部材116との間に介装されたコイルば
ね120によって反時計回り方向に付勢しているため、
保持部材116に時計回り方向の反力Pが働き、保持部
材116に保持されている摩擦部材118の分離ローラ
121に対する押付け力が弱められてしまう欠点があっ
た。このように、摩擦部材118の分離ローラ121に
対する押付け力が弱められると、分離機能が低下して重
送が生じてしまう。
【0027】そこで本発明は、上述の如き事情に鑑みて
なされたもので、予備搬送するシートを安定した押圧力
で分離ローラに押圧することが可能であり、重送や不送
りが生じないようにしたシート給送装置を提供すること
を目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明は、シート搬送方
向に回転する分離ローラと、前記分離ローラ上に配置さ
れて前記分離ローラが繰り出したシートを下流の分離部
へ予備搬送する予備搬送部材と、前記分離ローラ上に配
置されて前記予備搬送部材によって予備搬送されたシー
トを1枚ずつ分離する摩擦部材と、を具備しているシー
ト給送装置に係る。
【0029】そして、本発明は、上記目的を達成するた
め、前記予備搬送部材を後端の支軸を中心として前記分
離ローラの方向に回動可能となるように支持部に取り付
けると共に、前記予備搬送部材と前記支持部との間に介
装されたコイルばねの付勢力によって前記予備搬送部材
を前記分離ローラの方向に付勢するようにしたことを特
徴とする。
【0030】
【作用】上記構成とした本発明のシート給送装置によれ
ば、前記予備搬送部材の押圧部は前記コイルばねの付勢
力によって前記分離ローラの外周面に押し付けられるよ
うになる。
【0031】従って、予備搬送部材にモールド部品が用
いられていても、押圧部自体のばね機能によって前記分
離ローラの外周面に押し付けられるのではないので、予
備搬送するシート枚数に関係なく安定した押圧力を得る
ことができる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 〈実施例1〉図1及び図2は本発明の実施例1に係るシ
ート給送装置を備えたファクシミリ装置の全体構成を示
す。なお、図1は縦断側面図であり、図2は外観斜視図
である。
【0033】まず、本ファクシミリ装置の全体構成の概
要を説明する。
【0034】原稿台1上に積載された原稿Pは、本発明
が適用されている原稿給送装置(シート給送装置)2A
の原稿搬送方向に回転する分離ローラ3によって最下位
の原稿Pから順に繰り出される。そして、分離ローラ3
によって繰り出された原稿Pを予備搬送部材4が分離ロ
ーラ3に押し付けて下流の分離部へ予備搬送する。予備
搬送部材4の押し付けによって予備搬送した原稿Pのう
ち最下位の原稿P以外は摩擦部材5によって移動が阻止
され、最下位の原稿Pのみが分離して分離ローラ3によ
って下流へ搬送される。
【0035】このようにして、原稿給送装置2によって
給送された原稿Pは、搬送ローラ対6によって密着型の
イメージセンサ7へ搬送される。イメージセンサ7へ搬
送された原稿Pの情報は順次イメージセンサ7によって
読み取られて行く。そして、イメージセンサ7による情
報の読み取りを終えた原稿Pは、排紙ローラ対8によっ
て機外の排紙トレイ9上へ排紙される。
【0036】送信モードの場合、イメージセンサ7によ
って読み取られた原稿情報は、制御部10から相手ファ
クシミリ装置の制御部へ送信される。
【0037】受信モード及び複写モードの場合には、相
手ファクシミリ装置の制御部から送信された原稿情報又
はイメージセンサ7によって読み取られた原稿情報が制
御部10からレーザースキャナ11へ出力される。これ
により、レーザースキャナ11は制御部10から送られ
た原稿情報に基づくレーザー光Lを時計回り方向に回転
している感光ドラム12上に照射し、感光ドラム12上
に原稿情報の静電潜像を形成する。
【0038】感光ドラム12上に形成された静電潜像は
現像ローラ13から供給されるトナーによって顕像化
(トナー像)され、感光ドラム12と転写ローラ14と
の間の転写部へ搬送される。
【0039】レーザースキャナ11によるレーザー光L
の照射が開始されると、給紙カセット15内に積載収納
されているシートSの給送も開始される。
【0040】支軸16を中心として上下の方向に回動可
能なリフター17が中板18の先端側を持ち上げて、中
板18上に積載されている最上位のシートSの先端を反
時計回り方向に回転している分離ローラ19の外周面に
所定の圧力で押し付ける。これによって分離ローラ19
が最上位のシートSから順に繰り出す。
【0041】分離ローラ19によって繰り出されたシー
トSは分離ローラ19と所定の圧力で接触している分離
パッド20によって1枚ずつ分離されて下流へ搬送され
る。そして、分離パッド20によって分離されたシート
Sは搬送ローラ21及び搬送コロ22,23によって転
写部へ搬送される。
【0042】転写部へ搬送されたシートSのシート面に
は、感光ドラム12上のトナー像が転写ローラ14によ
って順次転写されて行く。そして、転写部においてトナ
ー像の転写を終えたシートSは、定着ローラ対24へ送
られ、同定着ローラ対24を通過する過程で加熱及び加
圧されてトナー像の定着処理が行われる。
【0043】トナー像の定着処理を終えたシートSは、
内排紙ローラ対26によって機外の排紙トレイ9上へ排
紙される。または、内排紙ローラ対26によって外排紙
ローラ対27へ送られ、同外排紙ローラ対27によって
原稿台1下の排紙トレイ28上へ排紙される。
【0044】定着処理済みシートSの排紙場所を排紙ト
レイ9にするか排紙トレイ28にするかは自由に選択す
ることができる。排紙トレイ9を選択した場合には、切
換え部材29が内排紙ローラ対26と外排紙ローラ対2
7の間のパス30を想像線図示のように閉じ、排紙トレ
イ28を選択した場合には、切換え部材29がパス30
を実線図示のように開く。
【0045】図3に、本発明が適用された原稿給送装置
2Aの構成を示す。
【0046】本原稿給送装置2Aにおいては、予備搬送
部材4と摩擦部材5を、保持部材31で保持している。
【0047】予備搬送部材4の基端両側に保持部材31
の基端両側に一体的に設けられている円形軸32,33
の内側部分に回動可能に嵌め込まれる軸嵌合部34,3
5が設けられている。予備搬送部材4は、この軸嵌合部
34,35を軸32,33に嵌め込むことにより、保持
部材31に保持される。軸嵌合部34,35は軸32,
33の外周面側から軸32,33に嵌め込むことがで
き、嵌め込み位置から回動させて位置をずらすと軸3
2,33から離脱しなくなる。
【0048】このようにして、保持部材31に取り付け
られている予備搬送部材4は、保持部材31の上面側に
おいて、保持部材31と予備搬送部材4との間に介装さ
れた引張りコイルばね36の付勢力によって反時計回り
方向に付勢されている。これにより、予備搬送部材4の
押圧部4Aは分離ローラ3の外周面に所定の圧力で接触
している。
【0049】引張りコイルばね36の両端のフックは保
持部材31の係止部37と予備搬送部材4の係止部38
とに引っ掛けられている。この場合、引張りコイルばね
36は原稿搬送方向に直交する方向の中央部に位置して
おり、かつ、保持部材31の上面と略平行となる状態で
介装されている。
【0050】摩擦部材5は保持部材31に対して図4に
示すようにして取り付けられている。すなわち、保持部
材31の下面の基端側には、摩擦部材5を位置決めする
ためのピン39,40と、摩擦部材5を固定するための
固定部42と、が設けられており、摩擦部材5の位置決
め用の穴43,44をピン39,40に嵌め込み、固定
用の穴45を固定部42に嵌め込む。
【0051】図5及び図6に、予備搬送部材4と摩擦部
材5を保持している保持部材31の取り付け構造を示
す。
【0052】保持部材31は原稿Pをガイドするための
上ガイド部材46に取り付けられている。上ガイド部材
46の基端の原稿搬送方向に対して直交する方向の中央
部には、保持部材31を設置するための開口部47が形
成されている。そして、この開口部47の両側部には、
保持部材31の軸32,33の外側部分を回動可能に嵌
め込むことのできる軸嵌合部48,49が設けられてい
る。保持部材31はこの軸嵌合部48,49に軸32,
33を嵌め込むことにより、上ガイド部材46に取り付
けられる。軸32,33は外周面側から軸嵌合部48,
49に嵌め込むことができ、嵌め込み位置から回動させ
て位置をずらすと軸嵌合部48,49から離脱しなくな
る。
【0053】このようにして、上ガイド部材46に取り
付けられている保持部材31は自重により軸32,33
を中心として反時計回り方向に回動している。図3(a)
はこの状態を示している。そして、保持部材31がこの
状態になると、予備搬送部材4の押圧部4Aが分離ロー
ラ3の外周面に所定の圧力で接触し、また、摩擦部材5
の先端5Aが分離ローラ3の外周面に所定の圧力で接触
する。
【0054】なお、摩擦部材5の先端5Aは保持部材3
1の押圧部50によって分離ローラ3に押し付けられて
いるが、所定の押し付け力が得られるように、保持部材
31の先端側を上ガイド部材46に取り付けられた引張
りコイルばね51が付勢している。この引張りコイルば
ね51の両端のフックは、上ガイド部材46に設けられ
ている係止部52,53に引っ掛けられている。 〈実施例2〉上記実施例1の原稿給送装置2Aにおいて
は予備搬送部材4を保持部材31に取り付けているが、
図7に示す本実施例の原稿給送装置2Bにおいては予備
搬送部材54を上ガイド部材46に取り付けている。
【0055】予備搬送部材54は基端の支軸55を中心
として上下の方向に回動可能となるように上ガイド部材
46に取り付けられている。そして、この予備搬送部材
54は、上ガイド部材46と予備搬送部材54との間に
介装された引張りコイルばね56の付勢力によって反時
計回り方向に付勢されている。これにより、予備搬送部
材54の押圧部54Aは分離ローラ3の外周面に所定の
圧力で接触している。
【0056】引張りコイルばね56の両端のフックは、
上ガイド部材46の、支軸55よりも下流側に設けられ
ている係止部57と、予備搬送部材54の、支軸55よ
りも上流側に設けられている係止部58とに引っ掛けら
れている。
【0057】このように、予備搬送部材54を上ガイド
部材46に取り付けた場合、予備搬送部材54の原稿P
に対する相対角度θを小さくすることができるために原
稿Pの先端の上向きのカールが押え易くなると共に、押
圧部54Aの分離ローラ3に対する接触面積を大きくす
ることができるために予備搬送性能が高められる利点が
ある。 〈実施例3〉上記実施例1及び2の原稿給送装置2A,
2Bに使用されている予備搬送部材4,54においては
両側に2つの押圧部4A,54Aを有しているのみであ
るが、図8に示す本実施例の予備搬送部材59において
は幅方向に多数の押圧部59A,59B,59C,59
Dを等間隔で配置して、原稿Pの幅方向全域を均等に押
圧できるようにしている。このようにすると、安定した
予備搬送が可能になる。 〈実施例4〉図9に、上記実施例3の予備搬送部材59
の別の構成例を示す。
【0058】本実施例では、両側に配置されている2つ
の押圧部59A,,59Dを原稿Pの先端の上向きのカ
ールを押えることもできる湾曲した形状にしている。こ
のようにすると、原稿Pの先端の上向きのカールを押え
るための専用の部材を設ける必要がなくなる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシート給
送装置においては、予備搬送部材を後端の支軸を中心と
して回動可能となるように摩擦部材を保持する保持部材
又は画像形成装置本体に取り付け、予備搬送部材と、保
持部材又は画像形成装置本体との間に介装されたコイル
ばねの付勢力によって予備搬送部材を付勢するようにし
たので、予備搬送部材にモールド部品を用いている場合
であっても、予備搬送部材の押圧部の押圧力は安定する
ようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係るシート給送装置を備え
たファクシミリ装置(画像形成装置)の全体構成を示す
縦断側面図。
【図2】同ファクシミリ装置の全体構成を示す外観斜視
図。
【図3】同シート給送装置の全体構成を示す縦断側面図
(図3(a) )、及び同シート給送装置の要部(発明部
分)の構成を示す斜視図(図3(b) )。
【図4】同シート給送装置の摩擦部材を保持部材に取り
付ける構造を示す分解斜視図(図4(a) )、及び組立斜
視図(図4(b) )。
【図5】同保持部材を上ガイド部材に取り付ける構造を
示す分解斜視図。
【図6】同保持部材を上ガイド部材に取り付ける構造を
示す平面図。
【図7】本発明の実施例2に係るシート給送装置の構成
を示す縦断側面図。
【図8】予備搬送部材の別の構成例(実施例3)を示す
斜視図。
【図9】予備搬送部材の更に別の構成例(実施例4)を
示す斜視図。
【図10】従来例1のシート給送装置の構成を示す縦断
側面図(図10(a) )、及び保持部材と摩擦部材と予備
搬送部材の構成を示す分解斜視図(図10(b) )。
【図11】従来例2のシート給送装置の構成を示す縦断
側面図(図11(a) )、及び保持部材と摩擦部材と予備
搬送ガイド部材と予備搬送押圧部材の構成を示す分解斜
視図(図11(b) )。
【図12】従来例3のシート給送装置の構成を示す縦断
側面図(図12(a) )、及び斜視図(図12(b) )。
【図13】従来例4のシート給送装置の構成を示す縦断
側面図(図13(a) )、及び平面図(図13(b) )。
【符号の説明】
3 分離ローラ 4,45,59 予備搬送部材 5 摩擦部材 31 保持部材(支持部材) 32,33,55 支軸 46 上ガイド部材(支持部材) 36,56 引張りコイルばね

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート搬送方向に回転する分離ローラ
    と、前記分離ローラ上に配置されて前記分離ローラが繰
    り出したシートを下流の分離部へ予備搬送する予備搬送
    部材と、前記分離ローラ上に配置されて前記予備搬送部
    材によって予備搬送されたシートを1枚ずつ分離する摩
    擦部材と、を具備しているシート給送装置において、 前記予備搬送部材を後端の支軸を中心として前記分離ロ
    ーラの方向に回動可能となるように支軸部材に取り付け
    ると共に、前記予備搬送部材と前記支軸部材との間に介
    装されたコイルばねの付勢力によって前記予備搬送部材
    を前記分離ローラの方向に付勢するようにしたことを特
    徴とするシート給送装置。
  2. 【請求項2】 前記予備搬送部材は、前記摩擦部材を保
    持している保持部材に取り付けられていることを特徴と
    する請求項1記載のシート給送装置。
  3. 【請求項3】 前記予備搬送部材は、画像形成装置本体
    を形成している部材に取り付けられていることを特徴と
    する請求項1記載のシート給送装置。
  4. 【請求項4】 前記予備搬送部材にはモールド部品が用
    いられていることを特徴とする請求項1記載のシート給
    送装置。
  5. 【請求項5】 前記コイルばねは、前記予備搬送部材の
    シート搬送方向に対して直交する方向の中央部に配置さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のシート給送装
    置。
  6. 【請求項6】 前記コイルばねは、前記摩擦部材を保持
    している保持部材に対してほぼ平行に配置されているこ
    とを特徴とする請求項5記載のシート給送装置。
  7. 【請求項7】 前記予備搬送部材には、シート搬送方向
    に対して直交する方向に所定の間隔を置いて配置されて
    いる多数の押圧部が設けられていることを特徴とする請
    求項1記載のシート給送装置。
  8. 【請求項8】 前記多数の押圧部のうちの一部の押圧部
    は、シート先端の上向きのカールを押えることができる
    形状をなしていることを特徴とする請求項6記載のシー
    ト給送装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8に記載のうちのいずれ
    か1項のシート給送装置と、前記シート給送装置によっ
    て給送されたシートに所定の処理を行なう処理部と、を
    備えたことを特徴とする画像形成装置。
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