JPH08277033A - 物体浮揚装置を具備した物体搬送装置 - Google Patents

物体浮揚装置を具備した物体搬送装置

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JPH08277033A
JPH08277033A JP7104891A JP10489195A JPH08277033A JP H08277033 A JPH08277033 A JP H08277033A JP 7104891 A JP7104891 A JP 7104891A JP 10489195 A JP10489195 A JP 10489195A JP H08277033 A JPH08277033 A JP H08277033A
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Yoshiki Hashimoto
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 物体搬送路からの物体の逸脱防止を、低コス
トにて、しかも、装置構造の簡略化及び小型化と併せて
達成した物体搬送装置を提供すること。 【構成】 振動体3が発生する音波の放射圧を、物体搬
送路の幅方向における両縁側が中央に比して大であるよ
うに設定し、以て、走行する物体7を物体搬送路の中央
に留めようとする力を常に作用させ、上記の効果を得
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超音波の放射圧を利用し
て物体を空中に浮揚させる物体浮揚装置を具備した物体
搬送装置に関し、特に、物体を完全に非接触の状態で搬
送を行う物体搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置として特開平7−2
4415号公報において開示されているものがあり、そ
の開示内容の一部である物体搬送装置を図17乃至図1
9に示す。
【0003】図示のように、当該物体搬送装置は、矩形
板状に形成された振動体101を有している。この振動
体101はその中心部にてホーン102の先端に螺子1
03(図18に図示)によって締結されている。
【0004】図17において、ホーン102による超音
波振動の振動方向を矢印Uにて示す。このように、ホー
ン102は縦振動を行う。振動体101は、ホーン10
2から伝達される振動に基づいて、図17において曲線
Wにて示すような撓み振動をする。この撓み振動は振動
体101の長さ方向及び幅方向において生じ、従って振
動体1は全体として格子状の振動モードにて振動する。
なお、振動体101の寸法を適切な寸法にすれば、稿状
振動モードのみの振動となる。
【0005】図17に示すように、ホーン102は、振
動体101に対する結合部とは反対側において振動子1
04と結合されている。この振動子104の電極104
aと発振器105とが接続されており、振動子104は
該発振器105によって励振されて超音波振動を発生す
る。ホーン102は、この振動子104が発する振動を
機械的に増幅するものである。
【0006】なお、ホーン102にはフランジ部102
bが形成されており、振動子104及び該ホーン102
を内蔵するケース106に対して該フランジ部102b
がパッキン102cを介して締結されている。
【0007】上述したホーン102と、振動子104
と、発振器105とによって、振動体101を励振する
超音波励振手段が構成される。
【0008】図18及び図19に示すように、物体7が
搬送されるべき物体搬送路の両側に沿って板状の音波反
射部材108が配設されており、且つ、上記ケース10
6に取り付けられている。
【0009】次に、上記した構成よりなる物体搬送装置
の作用について説明する。
【0010】まず、当該物体搬送装置が含む物体浮揚装
置の作用について説明する。
【0011】装置の作動に際し、図17に示すように、
振動体101が仮想水平面110に対して平行となるよ
うに装置の姿勢が調整される。この状態で超音波励振手
段への給電がなされ、発振器105によって振動子10
4が励振され、振動体101が撓み振動を行う。振動体
101が振動することにより、該振動体101から音波
(図示せず)が放射される。
【0012】上記のように振動体101が振動を開始し
たら、物体107を振動体101上に持ち来し、静かに
手を離す。但し、物体107は、振動体101の振動開
始以前に予め振動体101上に載置しておいてもよい。
【0013】図17に示すように、振動体101から発
せられる音波の放射圧によって、物体107は該振動体
101の表面から距離e2 を隔てた状態で浮揚する。
【0014】また、超音波励振手段への給電を断てば振
動体101よりの音波は直ちに停止し、物体107は振
動体101に接触する。
【0015】なお、当該装置によれば、磁性体であるや
否やなど、扱う物体107の材質等の制約を受けること
がなく、また、磁界中におくことができないもの等、あ
らゆる物体を浮揚させ、搬送することができる。しか
も、扱う物体の重量及び寸法が比較的大きくとも、浮揚
させ、搬送することができるものである。
【0016】続いて、上述した物体浮揚装置を含む物体
搬送装置の作用について説明する。この物体搬送装置
は、前述した物体浮揚装置の構成に、浮揚した状態の物
体107を走行させる走行手段を付加したものである。
【0017】この走行のための手段の一例として、図2
0に示すような構成を採用している。すなわち、振動体
101の表面が仮想水平面110に対して角度θだけ傾
斜するようになされる。この傾斜により、浮揚状態の物
体107に重力に基づく加速度が生じ、走行する訳であ
る。
【0018】ところで、上記のようにして物体107が
搬送される際、下記の作用によって物体搬送路からの逸
脱が防止される。
【0019】すなわち、図18及び図19に示すよう
に、該物体搬送路の両側に沿って音波反射部材108が
配設されている。図19から明らかなように、これらの
音波反射部材108は振動体101とは非接触の状態で
あり、図において矢印にて示すように振動体101の下
面側より放射される音波を反射しつつ上記物体搬送路の
側方へと導く。物体搬送路の側方にはこのように導かれ
た音波が存在することとなるため、これが壁となり、物
体107が搬送路から逸脱しようとするとこれを押し戻
す作用をなす。よって、物体107は搬送路から逸脱す
ることがなく、また、音波反射部材108と接触するこ
ともなく、完全に非接触の状態にて搬送される。
【0020】次に、上述のように重力を利用して物体1
07を走行させる形式とは異なる走行手段を備えた他の
物体搬送装置について、図21に基づいて説明する。但
し、この物体搬送装置は、以下に説明する部分以外は図
17乃至図20に示した第1例目の物体搬送装置と同様
に構成されているので、装置全体としての説明は重複す
る故に省略し、要部のみの説明に留める。また、以下の
説明において、図17乃至図20に示した物体搬送装置
の構成部分と同一の構成部分については同じ参照符号を
用いて示している。
【0021】図21に示すように、当該物体搬送装置に
おいては、振動体101が、仮想水平面110に対して
平行となされている。そして、物体107を走行させる
走行手段が、該物体107が走行すべき方向に沿って所
定間隔を隔てて並設された複数のノズル115を有して
いる。これらのノズル115は例えば振動体101の上
方に配設され、斜め後方より物体107に向けて圧搾空
気を噴出する。物体107はこの噴出する圧搾空気によ
って加速され、搬送される。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上述した各例の物体搬
送装置においては、物体107が搬送路から逸脱するこ
とを防止するために音波反射部材108が設けられてい
るが、それ故に装置の複雑化、大型化を招来すると共
に、コストが増大するという問題がある。
【0023】また、搬送される物体の逸脱を防止する他
の手段として、図22及び図23に示すように、物体搬
送路の両側にエアノズル120を水平又は斜め上向きに
配置して圧搾空気による壁を形成することが考えられる
が、これも上記音波反射部材108と同様の問題をもた
らすものである。
【0024】本発明は上記した点に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、物体搬送路からの
物体の逸脱防止を、低コストにて、しかも、装置構造の
簡略化及び小型化と併せて達成した物体搬送装置を提供
することである。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は、振動体と、該
振動体を励振する超音波励振手段と、物体を走行させる
走行手段とを備え、該振動体の音波の放射圧によって該
振動体の表面上に物体を浮揚させ、走行させる物体搬送
装置において、前記放射圧が、物体搬送路の幅方向にお
ける両縁側が中央に比して大であるように設定したもの
である。
【0026】
【作用】上記構成によれば、物体には物体搬送路の中央
に留めようとする力が常に作用し、物体が物体搬送路か
ら逸脱しようとすると該搬送路の両縁側の大きな放射圧
により中央側へと押し戻される。
【0027】
【実施例】次に、本発明の実施例としての物体搬送装置
について、添付図面を参照しつつ説明する。
【0028】図1乃至図4に示すように、この本発明に
係る物体搬送装置は、主振動体3と副振動体4とを結合
してなる振動体を備えている。該主振動体3は、平板状
に形成され、縞状振動モードで振動して搬送されるべき
物体7をその表面上で浮揚させるためのものである。ま
た、副振動体4は、後述する超音波励振手段が発する縦
振動を該主振動体3に対して該主振動体3の厚み方向で
伝達すべく介装されたものである。
【0029】上記主振動体3は、その材質としてジュラ
ルミン等が選定され、寸法としては、一例として、長さ
L(図2参照)が609mm、幅B(図2及び図5参
照)が70mm、厚みt(図3及び図5参照)が3mm
に設定されている。また、副振動体4としては、有限要
素法解析で先端面を均一な振動分布になるように設計さ
れたプレート状のホーンが用いられ、主振動体3の長手
方向両端部に対して多数のねじ9(図1及び図2に図
示)を用いて締結してある。但し、主振動体3と副振動
体4の結合は、このようにねじによる他、接着、ロウ付
け、溶接等によってもよい。
【0030】上記副振動体4はその下端部にてホーン1
2の先端に結合されている。ホーン12に対する副振動
体4の取付けに関しても、ロウ付けや溶接など、種々の
手段が用いられる。
【0031】図1乃至図3に示すように、当該物体搬送
装置においては、上記ホーン12を含む超音波振動発生
部14が2つ設けられている。該各超音波振動発生部1
4は夫々、図7に示す発振器15と共に超音波励振手段
を構成する。続いて、これら超音波振動発生部14につ
いて詳述する。
【0032】図3から明らかなように、該超音波振動発
生部14において、ホーン12は、副振動体4に対する
結合部とは反対側、すなわち下端側において振動子16
と結合されている。この振動子16の電極16aと上記
発振器15とが接続(接続の形態は後述する)されてお
り、振動子16は該発振器15によって励振されて超音
波振動を発生する。ホーン12は、この振動子16が発
する振動を機械的に増幅するものである。
【0033】なお、図3において、ホーン12による超
音波振動の振動方向を矢印Uにて示している。このよう
に、ホーン12は縦振動を行う。
【0034】また、図1乃至図4に示すように、上記ホ
ーン12にはフランジ部12bが形成されており、振動
子16及び該ホーン12を内蔵するケース18に対して
該フランジ部12bがパッキン12cを介して締結され
ている。
【0035】かかる構成の物体搬送装置においては、ホ
ーン12を通じて伝達される縦振動に基づき、主振動体
3が縞状の振動モードにて振動する。具体的には、ホー
ン12は約19.5kHzで励振され、先端には振幅が
20μmp−p程度の振動がのせられる。
【0036】ここで、主振動体3の形状について詳述す
る。
【0037】図1乃至図3に示すように、主振動体3は
全体としては長尺の矩形板状に形成され、特に図5及び
図6から明らかなように、その左右両側にして下面側に
ほぼ全長にわたって断面矩形状の切欠部3aが形成され
ている。但し、この切欠部3aは、副振動体4との結合
部にまでは及んでいない。
【0038】図2、図3、図5及び図6に示すように、
主振動体3は、上記切欠部3aを形成したことにより、
物体搬送路の中央及びその両側をなす各部位が夫々、厚
肉部3b及び薄肉部3cとなっている。すなわち、主振
動体3はその厚みが、物体搬送路の幅方向における中央
部から両縁部に向って漸次、この場合、段階的に変化し
ている。
【0039】図5において、上記切欠部3aの深さdと
幅B2 は各々、0.3mm、20mmに設定されてい
る。従って、副振動体3の上記厚肉部3bの厚みは3m
m(=t:前述)、幅B1 (=B−2B2 :[B=70
mm:前述])は30mmである。また、薄肉部3cの
厚みt1 (=t−d)は2.7mm、幅は20mm(=
2 )である。
【0040】次に、当該物体搬送装置が備える2つの超
音波振動発生部14が夫々有する振動子16と発振器1
5との接続の構成について、図7に基づいて説明する。
【0041】図7において、両振動子16が並列に設け
られ、共に陰極が接地されている。また、発振器15に
ついても陰極が接地されている。発振器15の陽極はリ
レー18のスイッチ18aに接続されている。このリレ
ー18の一方の端子18bは他のリレー19の一方の端
子19bと共に片方の振動子16の陽極に接続されてい
る。また、リレー18の他方の端子18cは該リレー1
9の他方の端子19cと共に他方の振動子16の陽極に
接続されている。このリレー19のスイッチ19aには
並列に設けられたコイルL及び抵抗Rの各一端が接続さ
れ、該コイルL及び抵抗Rの他端は接地されている。そ
して、図示のように、両リレー18,19の各スイッチ
18a,19aは互いに連動するようになされている。
【0042】上記各スイッチ18a及び19aの切替え
は、図1に示した2つのフォトセンサ21及び22から
発せられる検知信号に基づいて行われる。これらのフォ
トセンサ21,22は夫々いわゆる反射型のもので、発
光素子と受光素子とを内蔵し、該発光素子から発せられ
た照射光が走行中の物体7の表面にて反射し、この反射
光が該受光素子に入射することによって該受光素子が上
記検知信号としての受光出力を発する。
【0043】なお、図1から明らかなように、上記両フ
ォトセンサ21及び22は、主振動体3による物体搬送
路の搬送方向端よりも所定距離だけ手前側に配設されて
いる。
【0044】次に、上記した構成の物体搬送装置の動作
を説明する。
【0045】まず、装置の作動に際し、搬送されるべき
物体7を主振動体3の一端部上に載置する。但し、物体
7は装置の作動後に載せてもよい。
【0046】この状態で、例えば、図7に示した両リレ
ー18,19の各スイッチ18a,19aが、同図に示
すように該両リレーの端子18c,19bに夫々接触し
ている場合、一方の振動子16が発振器15によって励
振される。これによって、上記主振動体3が縞状振動モ
ードにて振動を行い、該主振動体3の表面から音波が放
射され、物体7はこの音波の放射圧によって該主振動体
3の表面から距離e1(図3に図示)を隔てた状態で浮
揚する。なお、縞状振動モードの場合、物体7の走行が
円滑に行われる。また、主振動体3が平板状である故、
有効な縞状振動モードが生ずる。
【0047】上記のようにして、図7に示す一方の振動
子16の振動によって物体7が主振動体3上で浮揚する
のと同時に、該主振動体3の振動は同図に示す他の振動
子16に伝わって該振動子16によって機械的エネルギ
ーである超音波エネルギーから電気エネルギーに変換さ
れる。この電気エネルギーはコイルL及び抵抗Rからな
る回路を経ることによって更にジュール熱に変換され、
放散される。これにより、主振動体3に生ずる振動の波
が進行波となり、物体7はこの進行波に乗る状態で矢印
G(図1及び図3参照)にて示すように一方向へと走行
する。
【0048】なお、上記エネルギー変換に関しては、詳
しくは、電気エネルギーは抵抗Rにてジュール熱に変換
されて消費され、コイルLはそのインダクタンスによっ
てエネルギー変換の整合作用をなすもので、効率が最も
大きくなる値に作られている。
【0049】上記のようにして物体7が矢印G方向への
走行を始めると、図1に示す2つのフォトセンサ21及
び22が設けられた位置を次々と通過することとなる。
この場合、これら2つのフォトセンサ21及び22の両
者から物体7の通過を示す検知信号が順に発せられる。
マイクロコンピュータ等からなって当該物体搬送装置の
作動制御をなす制御部(図示せず)は、これらフォトセ
ンサ21,22から発せられる検知信号の順番によって
物体の走行方向を確認することができる。そして、該制
御部は、これらのフォトセンサ21,22からの検知信
号が共に得られたならば、図7に示した両リレー18及
び19の各スイッチ18a,19aを切り替える。
【0050】両リレー18,19の各スイッチ18a,
19aが切り替えられて該両リレーの他方の端子18
b,19cに夫々接触すると、進行波の向きが逆とな
り、物体7は減速して停止し、直ちに上記矢印G方向と
は逆方向に走行を開始する。この方向転換時、物体7は
その慣性によって、停止までにある距離を走ることとな
る。前述したように、上記フォトセンサ21,22を物
体搬送路の搬送方向端よりも所定距離だけ手前側に配置
したのはこのためである。これによって、物体7が物体
搬送路をその慣性によって行き過ぎて脱落することが防
止される。
【0051】以下、上記と同様にして物体7の走行方向
が切り替わり、作動が続けられる。そして、装置への給
電が断たれると直ちに振動は停止し、物体7は主振動体
3に接触して停止する。
【0052】上記から明らかなように、図7において、
一方の振動子16が超音波エネルギーを発しているとき
に、他の振動子16は、コイルL及び抵抗Rからなる回
路と協働して該超音波エネルギーを電気エネルギーに変
換して音波を進行波とするエネルギー変換手段として作
用する。このエネルギー変換手段が、物体7を走行させ
る走行手段となる。
【0053】上記のように、複数の超音波振動発生部1
4(図1などに図示)を物体7を走行させるべき方向に
おいて並設し、該各超音波振動発生部14が発する超音
波エネルギーについて選択的にエネルギー変換を行うこ
とにより、物体7を往復走行させることが可能となって
いる。
【0054】なお、上記は、単に物体7の往復動につい
ての説明であるが、物体7を所望の位置に停止させる場
合、次のような制御を行う。
【0055】すなわち、一方向に向って走行中の物体7
について、その走行の慣性力を打ち消すように上記のス
イッチ18a,19aを切り替え、停止するまで逆方向
の進行波を生じさせる。そして、物体7が停止したら、
受動側すなわちエネルギー消費側の端子をオープン状態
にし、定在波振動モードにするか、あるいは駆動側すな
わち超音波振動発生側の駆動周波数をそれまでとは異な
る共振点に変化させ、完全に停止させる。
【0056】ところで、当該物体搬送装置においては、
下記の構成によって、物体搬送路側方への物体7の逸脱
が防止されている。
【0057】すなわち、前述したように、主振動体3
が、物体搬送路の中央及びその両側をなす厚肉部3bと
薄肉部3cとを有している。つまり、主振動体3の厚み
が、物体搬送路の幅方向における中央部から両縁部に向
って漸次変化、具体的には漸次小となるように設定され
ている。
【0058】かかる構成の採用により、主振動体3の物
体搬送路の幅方向における振動分布は、図5に示すよう
になる。数値的には、物体搬送路の中央部に約10μm
p−p、両縁部に約20μmp−pの振動がのせられ
る。これによって図6にて多数の矢印で示すように、主
振動体3が発する音波の放射圧は、物体搬送路の幅方向
における両縁側が中央に比して大となる。
【0059】上記構成によれば、走行する物体には、物
体搬送路の中央に留めようとする力が常に作用し、物体
7が物体搬送路から側方に逸脱しようとすると該物体搬
送路の両縁側の大きな放射圧により中央側へと押し戻さ
れる。よって、物体7は逸脱することなく確実に搬送さ
れる。
【0060】このような作用は、本実施例のように、物
体搬送路の幅方向において主振動体3の厚みに変化をも
たせること等によって比較的簡単に実施できるからコス
トが安く済むものであり、しかも、当該物体搬送装置の
構造の簡略化と小型化も併せて達成され、実用上非常に
有効である。
【0061】特に、上記のように、振動体の厚みを上記
幅方向における中央部から両縁部に向って漸次変化させ
て上記放射圧の変化を得る構成では、複雑な加工を要す
こともなく、安価であり、放射圧の強弱や変化の率を自
在に設定できるものである。具体的には、本実施例のよ
うに、主振動体3の厚みを段階的に変化させる構成で
は、厚さtを有するジュラルミン製等の平板状の素材に
切削加工や研削加工を施すことによって容易に形成する
ことができる。
【0062】上述した物体搬送路からの物体の逸脱防止
に関する実験を行ったので、以下、その結果について説
明する。
【0063】この実験は、前述した構成の物体搬送装置
を使用して行い、測定の条件等は次のように設定した。
【0064】まず、前述した物体搬送装置において、図
2にて参照符号25で示す物体搬送路中心線上に供試体
の中心を合致させて載せる。この状態で装置を5秒間作
動させた後、停止させる。そして、該物体搬送路中心線
25からの供試体のずれ量を測定する。但し、この場
合、図7に示した回路において、受動側すなわちエネル
ギー消費側の端子をオープン状態として進行波は生じさ
せず、浮揚のみ行わせる。
【0065】供試体としては図8に示すものを用意し
た。すなわち、幅及び長さが夫々65mm、90mmの
ベークライトを素材とする矩形板である。但し、この図
8において、該供試体の厚みを実寸法ではなく符号t2
にて示したのは、該厚みが夫々異なる複数枚、この場合
5枚の供試体を用意したためである。これら5枚の供試
体の重量は各々、2.03(kgf/m2 )、8.07
(kgf/m2 )、13.60(kgf/m2 )、1
9.80(kgf/m2 )及び28.36(kgf/m
2 ) である。
【0066】一方、上記供試体をその表面上で浮揚させ
るための主振動体についても、図9及び図10に夫々断
面形状を示すものを用意し、これら全ての主振動体に関
して上記各供試体のずれ量測定を行った。
【0067】なお、図9に示した主振動体3の切欠部3
aの深さを実寸法ではなく符号d2で示したのは、該深
さが各々異なる複数、この場合3種類の主振動体を用意
したためである。これら3種類の主振動体の切欠部3a
の深さは夫々、0.1(mm)、0.2(mm)及び
0.3(mm)に設定した。
【0068】また、図10に示した主振動体3の切欠部
3aの幅寸法を実寸法ではなく符号B2 にて示したの
は、該幅寸法が夫々異なる主振動体を3種類用意したた
めである。該3種類の主振動体の切欠部3aの幅寸法は
各々、5(mm)、10(mm)及び20(mm)とし
た。すなわち、切欠部3aの深さを互いに異ならしめた
ものを含め、合計9種類の主振動体を用意し、夫々につ
いて測定を行った。但し、これら9種類の主振動体の長
さは同一とし、609(mm)とした。
【0069】上述した条件下にて行った実験の結果を図
11及び図12に示す。なお、夫々の測定において、各
種の主振動体にはその左右両縁部にて約15μmp−p
の振動振幅が生ずるように設定された。この振動振幅値
の測定は、図1及び図2に示したねじ9の頭部に測定器
を直接接触させて行った。
【0070】図11及び図12から、本発明に係る物体
搬送装置によれば、物体は常に物体搬送路の中央に留ま
るようになされ、該搬送路の側方へ逸脱することがな
い。特に、上記切欠部3aの深さ及び幅寸法を各々0.
3(mm)、20(mm)に設定した場合に良好な結果
が得られた。このことは、上記の実験と併せて同じ条件
の元で各種主振動体に進行波を生ぜしめて行った搬送実
験によっても確認した。
【0071】なお、上述した本発明に係る物体搬送装置
による物体の逸脱防止の効果と比較するため、上記切欠
部3aを有さない、すなわち物体搬送路の幅方向におけ
る厚みの変化がない、断面が完全に矩形状の主振動体を
用いての実験も行った。その結果、供試体は、前述した
本発明に係る物体搬送装置のように物体搬送路の中央に
は維持されず、搬送路の側方へとずれてしまい、主振動
体上から脱落してしまう場合が殆どであった。
【0072】図13は、本発明の第2実施例としての物
体搬送装置の要部である主振動体31について、物体搬
送路に対して直角な断面形状を示すものである。なお、
当該物体搬送装置は、この主振動体31を除いては図1
乃至図7に示した第1実施例としての物体搬送装置と同
様に構成されている故、装置全体としての説明は省略す
る。また、このことは、後述する他の実施例に関しても
同様である。
【0073】図示のように、この主振動体31は、幅寸
法の異なる複数、この場合8枚の板状部材31a乃至3
1hを幅寸法の大きさの順に重ねて結合してなる。この
構成によって、該主振動体31の厚みが、物体搬送路の
幅方向における中央部から両縁部に向って漸次変化、具
体的には段階的に変化している。
【0074】図14に、本発明の第3実施例としての物
体搬送装置の要部である主振動体32について、物体搬
送路に対して直角な断面形状を示す。図示のように、こ
の主振動体32は単一の部材からなり、その下面側に互
いに交差する方向の2面の傾斜面32aが形成され、こ
れにより、該主振動体32の厚みが、物体搬送路の幅方
向における中央部から両縁部に向って連続的に漸次変化
している。
【0075】図15は、本発明の第4実施例としての物
体搬送装置の要部である主振動体33について、物体搬
送路に対して直角な断面形状を示すものである。図示の
ように、この主振動体33は、幅寸法の異なる例えば7
枚の板状部材33a乃至33gを幅寸法の大きさの順に
重ねて結合してなる。そして、該各板状部材33a乃至
33gの左右両側部の下面側には傾斜面が形成され、各
板状部材33a乃至33gはその各々の傾斜面が一直線
に連なるようになされている。従って、当該主振動体3
3は、全体として、その下面側に互いに交差する方向の
2面の傾斜面を有し、これによって、該主振動体33の
厚みが、物体搬送路の幅方向における中央部から両縁部
に向って漸次変化、この場合連続的に変化している。
【0076】上記第2実施例乃至第4実施例側の各物体
搬送装置においても、夫々の物体搬送装置が備える各主
振動体31,32及び33が発する音波の放射圧は、物
体搬送路の幅方向における両縁部が中央に比して大とな
る。従って、前述した第1実施例の物体搬送装置と同様
に、これら主振動体31乃至33上を走行する物体には
これを物体搬送路の中央に留めようとする力が常に作用
し、物体が物体搬送路から側方に逸脱しようとすると該
搬送路の両縁側の大きな放射圧により中央側へと押し戻
される。よって、物体は逸脱することなく確実に搬送さ
れる。
【0077】なお、図14に示した主振動体32のよう
に単一の部材の厚みを連続的に変化させる構成では、図
1乃至図7に示した第1実施例の物体搬送装置が備えた
主振動体3と同様、平板状の素材に切削加工等を施すこ
とによって容易に形成することができる。
【0078】一方、図13及び図15に示したように、
幅寸法の異なる複数の薄い板状部材31a乃至31h、
33a乃至33gを重ねて結合する構成では、これら薄
い板状部材は素材を単に切断(但し、図15に示すもの
では両側部に傾斜面を形成すべくプレス加工等も併用)
するだけで得られ、該各板状部材を重ねて結合する作業
も特に困難ではないので、上記切削加工等による場合に
比して大量生産に適する。
【0079】また、物体搬送路の幅方向で音波の放射圧
を変化させる他の手段として、下記の構成が採用され
る。
【0080】すなわち、前述のように主振動体の厚みに
変化をもたせることはせず、図1、図4及び図6に示し
た副振動体4の形状を適宜設定するものである。具体的
には、本発明の第5実施例として図16に示すように、
該副振動体4の左右両側下部に、例えば矩形状の切欠部
4cを形成する。かかる構成によれば、物体を浮揚状態
にて担持する上記主振動体には加工を何等施す必要がな
く、梁のようにして架設される該主振動体の断面係数、
すなわち梁としての機械的強度を確保し易い。よって、
搬送距離を増大させ得る等の効果が得られる。
【0081】なお、前述した各実施例の物体搬送装置に
おいては、2つの超音波振動発生部14を設けて該各超
音波振動発生部14が発する超音波エネルギーについて
選択的にエネルギー変換を行うことによって物体7を搬
送させることとしているが、物体搬送のための手段とし
ては、図17乃至図21に示したような他の種々の構成
が適用可能であることは勿論である。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による物体
搬送装置においては、搬送されるべき物体を浮揚させる
ための振動体に生ずる音波の放射圧が、物体搬送路の幅
方向における両縁側が中央に比して大であるように設定
されている。かかる構成によれば、走行する物体には物
体搬送路の中央に留めようとする力が常に作用し、物体
が物体搬送路から側方に逸脱しようとすると該搬送路の
両縁側の大きな放射圧により中央側へと押し戻される。
よって、物体は逸脱することなく確実に搬送される。こ
のような作用は、物体搬送路の幅方向において振動体の
厚みに変化をもたせること等によって比較的簡単に実施
できるからコストが安く済むものであり、しかも、物体
搬送装置の構造の簡略化と小型化も併せて達成され、実
用上非常に有効である。特に、振動体の厚みを上記幅方
向における中央部から両縁部に向って漸次変化させて上
記放射圧の変化を得る構成では、複雑な加工を要すこと
もなく、安価であり、放射圧の強弱や変化の率を自在に
設定できるものである。具体的には、振動体の厚みを段
階的若しくは連続的に変化させる構成では、平板状の素
材に切削加工などを施すことによって容易に形成するこ
とができる。一方、振動体の厚みを変化させるには、上
記のように比較的厚手の素材に切削加工等を施すことに
よる他、幅寸法の異なる複数の薄い板状部材を幅寸法の
大きさの順に重ねて結合することによっても実施でき
る。この構成では。これら薄い板状部材は素材を単に切
断するだけで得られ、各板状部材を重ねて結合する作業
も特に困難ではないので、上記切削加工等による場合に
比して大量生産に適する。また、物体搬送路の幅方向で
音波の放射圧を変化させる他の手段として、下記の構成
が採用される。すなわち、振動体を、主振動体と副振動
体との結合体とする。該主振動体は平板状にして縞状振
動モードで振動して物体をその表面上で浮揚させるため
のものであり、副振動体は、超音波励振手段が発する縦
振動を該主振動体に対して該主振動体の厚み方向で伝達
すべく介装されるものである。そして、該副振動体の形
状を適宜設定することによって物体搬送路の幅方向にお
ける音波放射圧の変化を生ぜしめる。かかる構成によれ
ば、物体を浮揚状態にて担持する上記主振動体には加工
を何等施す必要がなく、梁のようにして架設される該主
振動体の断面係数、すなわち梁としての機械的強度を確
保し易い。よって搬送距離を増大させ得る等の効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施例としての物体搬送
装置の要部の斜視図である。
【図2】図2は、図1に示した物体搬送装置の平面図で
ある。
【図3】図3は、図1及び図2に示した物体搬送装置
の、一部断面を含む正面図である。
【図4】図4は、図3に関するA−A矢視図である。
【図5】図5は、図3に関するC−C矢視図である。
【図6】図6は、図1乃至図3に示した物体搬送装置の
一部の拡大図である。
【図7】図7は、図1乃至図3に示した物体搬送装置が
具備するエネルギー変換部の回路図である。
【図8】図8は、本発明に係る物体搬送装置を用いた実
験に供される供試体の斜視図である。
【図9】図9は、図8に示した供試体を浮揚させるため
の主振動体の一例の縦断面図である。
【図10】図10は、図8に示した供試体を浮揚させる
ための主振動体の他の例の縦断面図である。
【図11】図11は、図9に示した主振動体を用いた実
験における測定結果を示す図である。
【図12】図12は、図10に示した主振動体を用いた
実験における測定結果を示す図である。
【図13】図13は、本発明の第2実施例としての物体
搬送装置が具備する主振動体の縦断面図である。
【図14】図14は、本発明の第3実施例としての物体
搬送装置が具備する主振動体の縦断面図である。
【図15】図15は、本発明の第4実施例としての物体
搬送装置が具備する主振動体の縦断面図である。
【図16】図16は、本発明の第5実施例としての物体
搬送装置の要部の拡大図である。
【図17】図17は、従来の物体搬送装置の、一部断面
を含む正面図である。
【図18】図18は、図17に示した物体搬送装置の平
面図である。
【図19】図19は、図17に関するP−P矢視図であ
る。
【図20】図20は、図17乃至図19に示した物体搬
送装置の動作説明図である。
【図21】図21は、他の従来例としての物体搬送装置
の要部を示す正面図である。
【図22】図22は、物体搬送路上から物体が逸脱する
ことを防止する構成を示す縦断面図である。
【図23】図23は、物体搬送路上から物体が逸脱する
ことを防止する他の構成を示す縦断面図である。
【符号の説明】
3 主振動体 3a 切欠部 3b 厚肉部 3c 薄肉部 4 副振動体 7 物体 9 ねじ 12 ホーン 14 超音波振動発生部 15 発振器 16 振動子 21,22 フォトセンサ 25 物体搬送路中心線 31,32,33 主振動体 31a〜31h、33a〜33g 板状部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動体と、該振動体を励振する超音波励
    振手段と、物体を走行させる走行手段とを備え、該振動
    体の音波の放射圧によって該振動体の表面上に物体を浮
    揚させ、走行させる物体搬送装置において、前記放射圧
    が、物体搬送路の幅方向における両縁側が中央に比して
    大であるように設定されていることを特徴とする物体搬
    送装置。
  2. 【請求項2】 前記振動体の厚みが前記幅方向における
    中央部から両縁部に向って漸次変化していることを特徴
    とする請求項1記載の物体搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記振動体の厚みが段階的に変化してい
    ることを特徴とする請求項2記載の物体搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記振動体の厚みが連続的に変化してい
    ることを特徴とする請求項2記載の物体搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記振動体は、幅寸法の異なる複数の板
    状部材を幅寸法の大きさの順に重ねて結合してなること
    を特徴とする請求項2乃至請求項4のうちいずれか1記
    載の物体搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記振動体は、平板状にして縞状振動モ
    ードで振動して前記物体をその表面上で浮揚させるため
    の主振動体と、前記超音波励振手段が発する縦振動を前
    記主振動体に対して該主振動体の厚み方向で伝達すべく
    介装された副振動体とを有し、該副振動体の形状が適宜
    設定されることによって前記物体搬送路の幅方向におけ
    る前記放射圧の変化が生ずることを特徴とする請求項1
    乃至請求項5のうちいずれか1記載の物体搬送装置。
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