JPH08276828A - 洗車装置 - Google Patents

洗車装置

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JPH08276828A
JPH08276828A JP7077557A JP7755795A JPH08276828A JP H08276828 A JPH08276828 A JP H08276828A JP 7077557 A JP7077557 A JP 7077557A JP 7755795 A JP7755795 A JP 7755795A JP H08276828 A JPH08276828 A JP H08276828A
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wash brush
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Kenjiro Soejima
健次郎 副島
Hitoshi Manda
仁 萬田
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Koyo Electronics Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 車体の微妙な凹凸に対しても確実に追従して
洗車ブラシの負荷を常にほぼ一定に保持する。 【構成】 洗車ブラシ13と洗車ブラシ駆動手段との間
にトルク検出器20を介装し、トルク検出器20の出力
信号に対応して洗車ブラシ位置決め手段50を制御す
る。洗車ブラシ13の負荷に対応して変化する軟磁性箔
25の透磁率の変化を検出コイル31aと31bで検出
し、両検出コイル31a,31bの出力電圧の差に対応
して、この差電圧が零になるように洗車ブラシ13を昇
降させるので、洗車ブラシ13の負荷を車体の表面形状
の微妙な変化に対しても速やかに追従でき、洗車ブラシ
13の負荷を常に一定に保持できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車などを洗車する
洗車装置に係り、さらに詳しくは、車体の表面に接触し
て洗車する洗車ブラシの負荷を常にほぼ一定に保持する
ようにした洗車装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に洗車装置は、図12に示すよう
に、門型の装置本体61を有し、その空間部62に車輌
を搬入し、洗車ブラシ13を回転させると共に水を噴射
して洗車ブラシ13を下降させ、車体の表面に接触させ
て装置本体61を前後方向に徐々に移動させ、表面を洗
車するようになっている。この場合、車体に対する洗車
ブラシの接触圧(負荷)が常に均一になるように洗車す
ることが理想的で効率もよいとされており、そのため、
洗車ブラシ13を昇降可能に構成し、車体の表面に凹凸
があるとこれを検出して洗車ブラシ13を昇降させ、そ
の負荷をほぼ一定に保持するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、洗車ブラシ13
の負荷をほぼ一定に保持するために、洗車ブラシ13を
回転駆動するモータ7の負荷電流(負荷電力)を検出
し、その変化に対応して洗車ブラシ13を昇降させてい
た。しかしながら、車体の微妙な凹凸に対する負荷電流
(負荷電力)の変化量はきわめて小さいため、これに基
いて洗車ブラシ13の位置決め制御を行うことは困難で
洗車が不均一になり、洗車後人手によって拭き直した
り、ときとして塗装面に傷がつくこともあった。
【0004】本発明は、上記の課題を解決すべくなされ
たもので、車体の微妙な凹凸に対しても確実に追従して
洗車ブラシの負荷を常にほぼ一定に保持するようにした
洗車装置を得ることを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明に係る洗車装置は、洗車ブラシと、この洗
車ブラシを駆動する洗車ブラシ駆動手段と、洗車ブラシ
及び洗車ブラシ駆動手段を昇降させて洗車ブラシの負荷
を調整する洗車ブラシ位置決め手段とを有し、洗車ブラ
シと洗車ブラシ駆動手段との間にトルク検出器を介装
し、トルク検出器の出力信号に対応して洗車ブラシ位置
決め手段を制御するようにしたものである。
【0006】(2)また、上記(1)の洗車装置のトル
ク検出器を、対向部に設けた連結部により僅かなすき間
を介して連結された円筒状の第1、第2の保護部材と、
第1、第2の磁気異方性部を有する軟磁性箔が外周に固
着され、連結された第1、第2の保護部材に嵌合されて
両端部が第1、第2の保護部材に固定された薄肉円筒状
の検出軸と、軟磁性箔の第1、第2の磁気異方性部にそ
れぞれ近接して配設された第1、第2の検出コイルとに
よって構成し、連結された第1、第2の保護部材の両端
部を洗車ブラシと洗車ブラシ駆動手段にそれぞれ固定し
たものである。
【0007】(3)さらに、上記(1)の洗車装置のト
ルク検出器を、対向部に設けた連結部により僅かなすき
間を介して連結された有底円筒状の第1、第2の保護部
材、及びこの第1、第2の保護部材の円筒部内に両端部
が回転不能に嵌合されたトーションバーと、連結された
第1、第2の保護部材の両端部が嵌入固定された円筒状
の第1、第2のセンサ保護部材と、第1、第2の磁気異
方性部を有する軟磁性箔が外周に固着され、その両端部
が第1、第2のセンサ保持部材に嵌合固定された薄肉円
筒状の検出軸と、軟磁性箔の第1、第2の磁気異方性部
にそれぞれ近接して配設された第1、第2の検出コイル
とによって構成し、センサ保持部材の両端部を洗車ブラ
シと洗車ブラシ駆動手段にそれぞれ固定したものであ
る。
【0008】(4)また、上記(2),(3)の洗車装
置の薄肉円筒状の検出軸に代えて、磁歪特性を有し磁気
異方性が付与されたFe−Al系合金、Fe−Ni系合
金又はSNCM系浸炭鋼からなる検出軸を用いたもので
ある。 (5)上記(4)の検出軸に、左右対称に平面ほぼV状
のスリット又は凹溝を設けて磁気異方性を付与したもの
である。
【0009】
【作用】
(1)洗車ブラシの負荷が変化するとこの変化がトルク
検出器で検出され、トルク検出器から上記負荷の変化に
対応した電圧が出力する。この出力電圧はマイクロコン
ピュータで設定負荷と比較処理され、その出力制御信号
が洗車ブラシ位置決め手段に加えられて洗車ブラシを昇
降させ、洗車ブラシの負荷を常にほぼ一定に保持する。
【0010】(2)洗車ブラシの負荷が変化すると、こ
れによるトルクが第2の保護部材を介して検出軸に加え
られ、これに固着された軟磁性箔の透磁率が変化する。
これにより第1、第2の検出コイルの自己インダクタン
スが変化してその出力端に洗車ブラシの負荷の変化に対
応した電圧が出力される。起動時などに第2の保護部材
に大きなトルクが加えられると、第2の保護部材に大き
なねじれが生じてその連結部が第1の保護部材の連結部
に接触して機械的に結合し、両保護部材の間にトルクが
伝達されるので、検出軸に過大なトルクが加えられるこ
とはない。
【0011】(3)洗車ブラシの負荷が変化するとこれ
によるトルクが、第2のセンサ保持部材を介して検出軸
に加えられ、これに固着された軟磁性箔の透磁率が変化
する。これにより、第1、第2の検出コイルの自己イン
ダクタンスが変化してその出力端に洗車ブラシの負荷の
変化に対応した電圧が出力される。起動時などに第2の
センサ保持部材に大きなトルクが加えられると、これに
結合された第2の保護部材に大きなねじれが生じてその
連結部が第1の保護部材の連結部に接触して機械的に結
合され、両保護部材の間にトルクが伝達されるので、検
出軸に過大なトルクが加えられることはない。トルクが
小さくなると、トーションバーの復元力により第2の保
護部材は元の状態に戻り、第1の保護部材との結合が解
除される。
【0012】(4)磁歪特性を有し磁気異方性が付与さ
れたFe−Al系合金、Fe−Ni系合金又はSNCM
系浸炭鋼からなる検出軸を用いることにより、トルクの
大きい洗車ブラシに対して検出軸の強度を十分に確保す
ることができる。 (5)検出軸に直接磁気異方性を付与するようにしたの
で、構造が簡単で製造も容易である。
【0013】
【実施例】
実施例1 図1は本発明の第1の実施例を説明するための模式図、
第2図はその洗車ブラシ駆動部の断面図、図3は図2の
一部の拡大図である。図において、2は両端部がフレー
ム63a,63bに固定された固定軸で、このフレーム
63a,63bは洗車ブラシ13の位置決め手段である
洗車ブラシ位置決めモータ50に駆動されて、例えば、
装置本体61に設けたレール(図示せず)に沿って上下
に移動しうるように構成されている。3は軸受4を介し
て固定軸2に回転可能に装着された回転伝達部材で、一
方の面にはプーリ5が固定されており、他方の面には円
筒部を有し軸受押えを兼ねた連結部材6が固定されてい
る。
【0014】7はフレーム63a,63bと一体に設け
られたフレーム64に取付けられた洗車ブラシ駆動モー
タで、その出力軸に取付けたプーリ8とプーリ5との間
にはベルト9が掛けられており、これら回転伝達部材
3、プーリ5,8、連結部材6、洗車ブラシ駆動モータ
7及びベルト9により洗車ブラシ駆動手段を構成する。
20は後述のトルク検出器である。10a,10bは固
定軸2に遊嵌されたブッシュで、固定軸2が挿通された
洗車ブラシ13の中空軸14の両端部に嵌入して固定さ
れており、軸受11a,11bを介して固定軸2に回転
可能に支持されている。12aは円筒部を有し、軸受押
えを兼ねてブッシュ10aに固定された連結部材、12
bはブッシュ10bに固定された軸受押えである。
【0015】トルク検出器20において、21a,21
bは円筒状の第1、第2の保護部材で、図4に示すよう
に、その対向部には、連結部である例えば4つの凸部2
2と4つの凹部23が交互に設けられており、凸部22
の幅は凹部23の幅より僅かに狭く形成されている。2
4a,24bは長手方向のほぼ中央部外周に突設された
大径部である。この第1、第2の保護部材21a,21
bは固定軸2に嵌合されてその凸部22と凹部23を互
いに相手方の凹部23と凸部22に嵌合して連結され、
両端部がそれぞれ連結部材6,12aの円筒部に固定さ
れる。このとき、各凸部22と凹部23の間には、僅か
なすき間gが形成されている。
【0016】25は薄肉(実施例では直径約55mm、
厚さ約0.5mm)の金属材料からなる検出軸で、図5
に示すように、両端部は肉厚に形成されており、その中
央凹部外周には、表面に互いに反対方向に多数の傾斜す
る浅い凹溝27a,27bが設けられて、互いに反対方
向の第1、第2の磁気異方性部26a,26bが形成さ
れた軟磁性箔26が固着されており、連結された第1、
第2の保護部材21a,21bの外周に嵌合されて、両
端部(厚肉部)がその大径部24a,24bにそれぞれ
固定されている。なお、検出軸25の薄肉部の肉厚は、
本発明のアプリケーション、軸径、トルク検出感度、機
械的強度などにより決定されるものであり、上記実施例
に限定するものではない。
【0017】30は円筒状のボビンで、図6に示すよう
に、第1、第2の検出コイル31a,31bが装着され
ており、軟磁性箔26の透磁率の変化により自己インダ
クタンスが変化する。32は第1、第2の検出コイル3
1a,31bの引き出し線である。33は外輪で、その
内周にはボビン30が固定されており、軸受34a,3
4bを介して連結された第1、第2の保護部材21a,
21bの外周に、第1、第2の検出コイル31a,31
bが第1、第2の磁気方向性部26a,26bに近接し
て対向するように支持され、ステー65a,65bによ
りフレーム64に固定されている。
【0018】41は第1、第2の検出コイル31a,3
1bを2辺とし、他の2辺に抵抗器43a,43bが接
続されたブリッジ回路、42はブリッジ回路41の電源
端子間に接続され、第1、第2の検出コイル31a,3
1bを励振する発振回路である。44a,44bはブリ
ッジ回路41の出力電圧を直流電圧に整流する整流回
路、45は整流されたブリッジ回路41の出力電圧を比
較した両電圧の差の直流電圧を出力する比較器である。
【0019】再び図1において、41は前述のブリッジ
回路、42は発振回路、44a,44bは整流回路、4
5は比較回路である。比較回路45の出力電圧は増幅回
路46で増幅され、A/D変換器47でディジタル信号
に変換されてマイクロコンピュータ48に加えられ、設
定負荷と比較処理されて制御信号を出力する。この制御
信号はD/A変換器49でアナログ信号に変換され、洗
車ブラシ位置決めモータ50に加えられる。
【0020】51は装置本体61に設けた操作パネル
で、例えば、電源スイッチ、設定ボタン、起動ボタン、
設定負荷の表示窓、現在負荷の表示窓などが設けられて
おり、設定された負荷はマイクロコンピュータ48に記
憶される。
【0021】次に、上記のように構成した本実施例の作
用を説明する。先ず、洗車しようとする車輌を装置本体
61の空間部62に搬入する(このとき、洗車ブラシ1
3は上方に位置しており、車輌の搬入には干渉しな
い)。ついで、電源スイッチをONし、操作パネル51
の設定ボタンにより当該車輪に適応した洗車ブラシ13
の負荷を設定し、これをマイクロコンピュータ48に記
憶させる。この設定負荷は、洗車装置の機種や洗車する
車輌の種類などによって異なるが、一般に、洗車ブラシ
13の先端部の10〜15cm程度が車体の表面に接触
する状態が、一番洗車効率がよいとされており、例えば
このときの洗車ブラシ13の負荷をあらかじめ調査して
おき、この値を設定する。この設定値は操作パネル51
の設定負荷の表示窓に表示される。
【0022】そして、起動ボタンを押すと、マイクロコ
ンピュータ48の指令により装置本体61が車体方向へ
の移動を開始すると共に位置決めモータ50が駆動さ
れ、洗車ブラシ13を下降端まで下降させる。そして、
洗車ブラシ駆動モータ7が駆動され、その回転は、プー
リ8、ベルト9、プーリ5を介して回転伝達部材3に伝
えられ、さらに、連結部材6、トルク検出器20の保護
部材21a,21b、連結部材12a、ブッシュ10
a、中空軸14を経て洗車ブラシ13に伝達され、洗車
ブラシ13を回転させると共に水が噴出する。やがて、
洗車ブラシ13が車体へ接触し、洗車を開始して車体の
表面を洗浄する。このときの洗車ブラシ13の負荷は、
操作パネル51の現在負荷の表示窓に表示される。な
お、このとき、ブリッジ回路41の出力端子には同一又
は異なる一定の電圧が出力するように調整されている。
【0023】洗車の進行に伴って装置本体61が徐々に
移動し、洗車ブラシ13が例えば車体の凸部に乗上げる
と、洗車ブラシ13の負荷が増加する。これにより、第
2の保護部材21bは例えば矢印b方向にねじられ(図
3)、両保護部材21a,21bに一体に固定された検
出軸25の軟磁性材26にねじり応力が発生し、このね
じり応力に応じて軟磁性材26の透磁率が変化する。
【0024】この透磁率の変化に対応して変化したブリ
ッジ回路41の出力電圧は、整流回路44a,44bで
直流電圧に変換されて比較回路45に加えられる。そし
て、比較回路45からは第1、第2の検出コイル31a
と31bの出力電圧の差の直流電圧が出力するが、その
値は軟磁性箔26の透磁率の変化に対応した値、すなわ
ち、検出軸25に加えたトルク、さらに換言すれば、洗
車ブラシ13の負荷の変化に対応した値である。
【0025】比較回路45の出力電圧は、増幅回路46
で増幅されてA/D変換器47でディジタル信号に変換
され、マイクロコンピュータ48に加えられる。マイク
ロコンピュータ48はこの入力信号と設定負荷とを比較
し、現在負荷が設定負荷よりどれだけ大きいか又は小さ
いか(この場合は大きい)を演算し、その結果に対応し
た制御信号を出力する。この制御信号はD/A変換器4
9でアナログ信号に変換されて位置決めモータ50に加
えられ、位置決めモータ50を駆動して洗車ブラシ13
をその負荷が小さくなる方向、したがって上方に移動さ
せ、現在負荷が設定負荷と等しくなった位置、すなわ
ち、ブリッジ回路41の出力電圧の差が零になった位置
で停止する。
【0026】一方、洗車ブラシ13が平坦部から凹部に
移動し、あるいは凸部から平坦部に移動するなどして上
記と反対に洗車ブラシ13の負荷が低下すると、検出軸
25に加わるトルクも減少する。これにより、軟磁性箔
25の透磁率が変化し、これに伴って第1、第2の検出
コイル31a,31bの出力電圧も変化する。この出力
電圧が整流されて加えられた比較回路45からは両出力
電圧の差の電圧が出力し、増幅されてディジタル信号に
変換され、マイクロコンピュータ48に加えられる。そ
して、設定負荷と比較処理されて位置決めモータ50に
加えられ、洗車ブラシ13をその負荷が設定負荷と等し
くなるまで下降させる。
【0027】このように、本実施例においては、洗車ブ
ラシ13の負荷に対応して変化する軟磁性箔25の透磁
率の変化を検出コイル31aと31bで検出し、両検出
コイル31a,31bの出力電圧の差に対応して、この
差電圧が零になるように洗車ブラシ13を昇降させるよ
うにしたので、洗車ブラシ13の負荷を車体の表面形状
の微妙な変化に対しても速やかに追従させることがで
き、洗車ブラシ13の負荷を常に一定に保持することが
できる。
【0028】ところで、大径の軸は、一般に低トルクに
対してねじれが少ないため、高感度に検出することは困
難である。そこで、トルク検出器に細径の軸を用いれば
低トルクを高感度で検出することができるが、この場合
は機械的強度に問題があり、現実的ではない。本発明に
おいては、トルク検出器に大径で薄肉の検出軸25を用
いてこれに磁気異方性が付与された軟磁性箔26を固着
することにより、大径の軸を用いたにもかかわらず低ト
ルクを高感度で検出し、洗車ブラシの微妙な位置決め制
御を可能にした。
【0029】しかしながら、検出軸25を大径で薄肉の
中空軸で構成した場合、起動時などにおいてこの検出軸
25に大きなトルクが加えられると、変形したり破損し
たりするおそれがある。そこで、本実施例においては、
対向部に交互に凸部22と凹部23からなる連結部を有
する第1、第2の保護部材21a,21bを設け、この
凸部22と凹部23の間にわずかなすき間gを設けて互
いに嵌合し、両端部を回転部(連結部材6,12a)に
固定し、これに検出軸25を嵌合して固定するようにし
た。
【0030】これにより、洗車ブラシ13の負荷の通常
の変化に対しては、第2の保護部材21bに比較的小さ
いトルクが加えられ、このトルクにより検出軸25にね
じれが生じて軟磁性箔26の透磁率が変化する。この場
合、トルクによる第2の保護部材21bの変位は僅か
で、第1の保護部材21aとの連結部に形成されたすき
間gの範囲内にあるため、第2の保護部材21bからの
み検出軸25にトルクが伝達される。
【0031】また、起動時などにおいて、第2の保護部
材21bに大きなトルクが加えられたときは、第2の保
護部材21bに大きなねじれが生じて第1の保護部材2
1aとの連結部のすき間gがつまり、両保護部材21
a,21bの凸部22と凹部23が接触して機械的に結
合され、両保護部材21a,21bにトルクが伝達され
る。したがって、検出軸25には、両保護部材21a,
21bの凹凸部が接触するまでのトルクが作用し、それ
を超えるトルクは両保護部材21a,21b間に伝達さ
れるので、検出軸25が変形したり破損したりするおそ
れはない。
【0032】実施例2 図7は本発明の第2の実施例の洗車ブラシ駆動部の断面
図である。なお、第1の実施例と同じ機能の部分にはこ
れと同じ符号を付し、説明を省略する。15は一端がフ
レーム63aに軸受66aを介して回転可能に支持され
た第1の回転軸で、他端にはプーリ16が固定されてお
り、このプーリ16と洗車ブラシ駆動モータ7のプーリ
8との間にはベルト9が掛けられている。6はプーリ1
6に固定された連結部材である。
【0033】17は洗車ブラシ13の中空軸14内に挿
通された第2の回転軸で、中空軸14の両端部に嵌入さ
れたブラケット10a,10bを介して中空軸14と一
体に固定されており、一端はフレーム63bに軸受66
bを介して回転可能に支持されている。12はブラケッ
ト10aに固定された連結部材で、連結部材6との間に
はトルク検出器20aが介装されている。
【0034】トルク検出器20aの実施例を図8に示
す。35a,35bは厚肉円筒状の第1、第2のセンサ
保持部材で、図9に示すように対向する端部には大径部
36a,36bが設けられている。37a,37bは厚
肉で有底円筒状の第1、第2の保護部材で、図10に示
すように、対向する端部には連結部を構成する複数の凸
部38と凹部39が交互に設けられており、凸部38の
幅は凹部39の幅より若干狭く形成されている。40は
両端部に大径部40a,40bを有するトーションバー
でこのトーションバー40はその大径部40a,40b
が第1、第2の保護部材37a,37bの中空部内に圧
入されており、両保護部材37a,37bの凸部38と
凹部39は互いに相手方の凹部39と凸部38に嵌合さ
れ、これらは一体に連結されている。このとき、凸部3
8と凹部39の間には僅かなすき間gが形成される。な
お、トーションバー40の大径部40a,40bを第
1、第2の保護部材37a,37bの中空部に圧入する
代りに、例えばスプラインなどにより回転不能に結合し
てもよい。
【0035】このようにして連結された第1、第2の保
護部材37a,37bの両端部は、第1、第2のセンサ
保持部材35a,35bの中空部内に挿入され、磁気異
方性が付与された軟磁性箔26を有し、両センサ保持部
材35a,35bの大径部36a,36b間に嵌合され
た検出軸25(第1の実施例のものと同じ)と共に一体
に固定される。33は内周面に第1、第2の検出コイル
31a,31bが設けられた外輪(第1の実施例のもの
と同じ)で、第1、第2の検出コイル31a,31bが
検出軸25の軟磁性箔26に近接して対向するように軸
受34a,34bを介して両センサ保持部材35a,3
5bの外周に装着され、これらによりトルク検出器20
aが構成されている。なお、第1、第2のセンサ保持部
材35a,35bの一端は連結部材6,12の円筒部に
固定されており、外輪33はステー65a,65bを介
してフレーム64に固定されている。
【0036】上記のように構成した本実施例において、
洗車中に、例えば洗車ブラシ13の負荷が増加すると、
連結部12に連結された第2のセンサ保持部材35bに
この負荷に対応したトルクが加えられ、これに固定され
た検出軸25にねじり応力が発生して軟磁性箔26の透
磁率が変化し、両検出コイル31a,31bにこの透磁
率の変化に対応した電圧が生じる。以下、第1の実施例
の場合と同様に、この出力電圧に対応して位置決めモー
タ50が駆動され、洗車ブラシ13をその負荷が設定負
荷と等しくなるまで上昇させる。洗車ブラシ13の負荷
が低下したときも、ほぼ第1の実施例の場合と同様に洗
車ブラシ13を下降させてほぼ一定の負荷に保持する。
【0037】また、洗車ブラシ13に大きなトルクが発
生したときは、両保護部材37a,37bが機械的に結
合されてトルクを伝達し、検出軸25に影響を与えない
ようにしている。そして、トルクが平常の状態に戻る
と、両保護部材37a,37bと一体にねじれていたト
ーションバー40が元の状態に戻り、これと一体に結合
された両保護部材37a,37bを反対方向に回転させ
て凸部38と凹部39との間に再びすき間gが形成され
る。
【0038】上記の説明では、第1、第2の保護部材2
1a,21b及び37a,37bの連結部を、互いに嵌
合する複数の凸部と凹部を交互に設け、凸部と凹部との
間に僅かなすき間を形成した場合を示したが、この連結
部は凸部と凹部に限定するものではなく、平常時に両者
の間にわずかなすき間を生ずるものであれば、他の構造
にしてもよい。
【0039】実施例3 第1、第2の実施例では、外周に磁気異方性部を有する
軟磁性箔が固着された金属材料からなる薄肉円筒状の検
出軸を用いた場合を示したが、本実施例は、応力が加わ
ると磁気特性が変化するFe−Al系合金、Fe−Ni
系合金、SNCM系浸炭鋼等からなる円筒状の検出軸
に、直接磁気異方性を付与したものである。実施例で
は、図11に示すように、検出軸25aに左右対称にそ
れぞれ45°に傾斜する平面ほぼV字状のスリット27
a,27bを設け、これにより第1、第2の磁気異方性
部26a,26bを形成した。なお、スリットに代え
て、凹溝を設けてもよい。本実施例においても、第1、
第2の実施例と同様の効果が得られた。
【0040】本実施例によれば、検出軸25aに直接磁
気異方性部26a,26bを設けたので構造が簡単で製
造も容易である。また、洗車ブラシ13の大きいトルク
に対してもその強度を十分に確保することができる。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、次のような効果を得ることができる。 (1)洗車ブラシと、洗車ブラシを駆動する洗車ブラシ
駆動手段と、洗車ブラシ及び洗車ブラシ駆動手段を昇降
させて洗車ブラシの負荷を調整する洗車ブラシ位置決め
手段とを有し、洗車ブラシと洗車ブラシ駆動手段との間
にトルク検出器を介装し、このトルク検出器の出力信号
に対応して洗車ブラシ位置決め手段を制御するようにし
たので、車体の表面形状の微妙な変化を確実に検出して
洗車ブラシの位置を制御し、その負荷を常にほぼ一定に
保持することができる。そのため、車体をむらなく洗浄
することができ、また、車体表面に傷をつけることもな
い。
【0042】(2)上記(1)のトルク検出器を、対向
部に設けた連結部により僅かなすき間を介して連結され
た円筒状の第1、第2の保護部材と、第1、第2の磁気
異方性部を有する軟磁性箔が外周に固着され、連結され
た第1、第2の保護部材に嵌合されて両端部が第1、第
2の保護部材に固定された薄肉円筒状の検出軸と、軟磁
性箔の第1、第2の磁気異方性部にそれぞれ近接して配
設された第1、第2の検出コイルとによって構成し、連
結された第1、第2の保護部材の両端部を洗車ブラシと
洗車ブラシ駆動手段にそれぞれ固定したことにより、車
体の表面形状の微妙な変化を確実に検出できると共に、
トルク検出器に大きなトルクが作用しても、第1、第2
の保護部材によりこれを吸収して、軟磁性箔を有する検
出軸には所定以上のトルクが作用しないように構成した
ので、検出軸の変形や破損を防止することができる。
【0043】(3)また、上記(1)のトルク検出器
を、対向部に設けた連結部により僅かなすき間を介して
連結された有底円筒状の第1、第2の保護部材、及び第
1、第2の保護部材の円筒部内に両端部が回転不能に嵌
合されたトーションバーと、連結された第1、第2の保
護部材の両端部が嵌入固定された円筒状の第1、第2の
センサ保護部材と、第1、第2の磁気異方性部を有する
軟磁性箔が外周に固着され、その両端部が第1、第2の
センサ保護部材に嵌合固定された薄肉円筒状の検出軸
と、軟磁性箔の第1、第2の磁気異方性部にそれぞれ近
接して配設された第1、第2の検出コイルとによって構
成し、センサ保持部材の両端部を洗車ブラシと洗車ブラ
シ駆動手段にそれぞれ固定したことにより、車体の表面
形状の微妙な変化を確実に検出できると共に、トルク検
出器に大きなトルクが作用しても第1、第2の保護部材
によりこれを吸収して、軟磁性箔を有する検出軸には所
定以上のトルクが作用しないように構成したので、検出
軸の変形や破損を防止することができる。
【0044】(4)上記(2),(3)の薄肉円筒状の
検出軸に代えて、磁歪特性を有し磁気異方性が付与され
たFe−Al系、Fe−Ni系又はSNCM系浸炭鋼か
らなる検出軸を用いたので、構造が簡単で製造が容易で
あり、洗車ブラシの大きいトルクに対しても強度を十分
確保することができる。
【0045】(5)上記(4)の検出軸に、スリット又
は凹溝を設けて直接磁気異方性を付与するようにしたの
で、構造が簡単で製造も容易であり、コストを低減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を説明するための模式図
である。
【図2】図1の洗車ブラシ駆動部の断面図である。
【図3】図2の一部拡大図である。
【図4】図3の保護部材の斜視図である。
【図5】図3の検出中空軸の一部断面図である。
【図6】図3のボビンの一部断面図である。
【図7】本発明の第2の実施例のブラシ駆動部の断面図
である。
【図8】図7の一部拡大図である。
【図9】図7のセンサ保持部材の一部断面図である。
【図10】図7の保護部材の斜視図である。
【図11】本発明の第3の実施例の要部の一部断面図で
ある。
【図12】洗車装置の一例の正面図である。
【符号の説明】
2 固定軸 6,12a 連結部材 7 洗車ブラシ駆動モータ 13 洗車ブラシ 20,20a トルク検出器 21a,37a 第1の保護部材 21b,37b 第2の保護部材 22,38 凸部 23,39 凹部 25,25a 検出軸 26 軟磁性箔 26a 第1の磁気異方性部 26b 第2の磁気異方性部 30 ボビン 31a 第1の検出コイル 32a 第2の検出コイル 35a 第1のセンサ保持部材 35b 第2のセンサ保持部材 40 トーションバー 50 洗車ブラシ位置決めモータ 51 操作パネル 61 装置本体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗車ブラシと、該洗車ブラシを駆動する
    洗車ブラシ駆動手段と、前記洗車ブラシ及び洗車ブラシ
    駆動手段を昇降させて前記洗車ブラシの負荷を調整する
    洗車ブラシ位置決め手段とを有し、 前記洗車ブラシと洗車ブラシ駆動手段との間にトルク検
    出器を介装し、該トルク検出器の出力信号に対応して前
    記洗車ブラシ位置決め手段を制御することを特徴とする
    洗車装置。
  2. 【請求項2】 トルク検出器を、 対向部に設けた連結部により僅かなすき間を介して連結
    された円筒状の第1、第2の保護部材と、 第1、第2の磁気異方性部を有する軟磁性箔が外周に固
    着され、前記連結された第1、第2の保護部材に嵌合さ
    れて両端部が該第1、第2の保護部材に固定された薄肉
    円筒状の検出軸と、 前記軟磁性箔の第1、第2の磁気異方性部にそれぞれ近
    接して配設された第1、第2の検出コイルとによって構
    成し、 前記連結された第1、第2の保護部材の両端部を洗車ブ
    ラシと洗車ブラシ駆動手段にそれぞれ固定したことを特
    徴とする請求項1記載の洗車装置。
  3. 【請求項3】 トルク検出器を、 対向部に設けた連結部により僅かなすき間を介して連結
    された有底円筒状の第1、第2の保護部材、及び該第
    1、第2の保護部材の円筒部内に両端部が回転不能に嵌
    合されたトーションバーと、 前記連結された第1、第2の保護部材の両端部が嵌入固
    定された円筒状の第1、第2のセンサ保護部材と、 第1、第2の磁気異方性部を有する軟磁性箔が外周に固
    着され、その両端部が前記第1、第2のセンサの保持部
    材に嵌合固定された薄肉円筒状の検出軸と、 前記軟磁性箔の第1、第2の磁気異方性部にそれぞれ近
    接して配設された第1、第2の検出コイルとによって構
    成し、 前記センサ保持部材の両端部を洗車ブラシと洗車ブラシ
    駆動手段にそれぞれ固定したことを特徴とする請求項1
    記載の洗車装置。
  4. 【請求項4】 薄肉円筒状の検出軸に代えて、磁歪特性
    を有し磁気異方性が付与されたFe−Al系合金、Fe
    −Ni系合金又はSNCM系浸炭鋼からなる検出軸を用
    いたことを特徴とする請求項2又は3記載の洗車装置。
  5. 【請求項5】 検出軸に、左右対称に平面ほぼV字状の
    スリット又は凹溝を設けて磁気異方性を付与したことを
    特徴とする請求項4記載の洗車装置。
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WO2015104766A1 (ja) * 2014-01-09 2015-07-16 日本精工株式会社 トルクセンサ、及び電動パワーステアリング装置
CN115384449A (zh) * 2022-09-01 2022-11-25 经纬恒润(天津)研究开发有限公司 一种雷达清洗方法、装置和雷达设备

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