JP2561443B2 - カール解消機構のバックテンション機構 - Google Patents

カール解消機構のバックテンション機構

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JP2561443B2
JP2561443B2 JP6218532A JP21853294A JP2561443B2 JP 2561443 B2 JP2561443 B2 JP 2561443B2 JP 6218532 A JP6218532 A JP 6218532A JP 21853294 A JP21853294 A JP 21853294A JP 2561443 B2 JP2561443 B2 JP 2561443B2
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curl
back tension
shaft
recording paper
roller
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康彰 高池
徹 内田
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NEC Corp
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NIPPON DENKI ENJINIARINGU KK
Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はロール記録紙を用いるフ
ァクシミリ装置等におけるカール解消機構のバックテン
ション機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のカール解消機構の代表例
として、特開平3−61259号公報によって開示され
ているものがある。
【0003】この従来技術の構成を図4に側面図で示
す。この従来技術において、ロール状の記録紙9のカー
ルを解消する機構は、軸22を中心に回転するアーム2
3の先にガイドシャフト21が固定されていて、引張り
ばね26により矢印B方向の回転力が加えられている。
記録紙9は、ブラケット24に固定されたデカールシャ
フト20とガイドシャフト21に挟持されながら、側板
25にそって矢印C方向に流れる。カールの解消は、ガ
イドシャフト21の回転量に伴って角度θ(しごき角)
が変化し、カール解消量を調整することとなる。このと
きの、カール解消量の調整方法は、アーム23に加わる
引張りばね26の力と記録紙9の重量により、ガイドシ
ャフト21の回転量が決定される。記録紙9が大きい径
のときはガイドシャフト21の回転量が小さく、角度θ
は大きくなりカール解消量は小さくなる。逆に記録紙9
が小さい径のときは、引張りばね26の力によってガイ
ドシャフト21の回転量が大きくなり、角度θが狭くな
りカール解消量は大きくなる。このように、記録紙9の
径の大小と引張りばね26の力の釣合いによって角度θ
の量が変化し、カール解消量を調整するようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のカール
解消機構では、記録紙の残量による重量と引張りスプリ
ングの力の釣合いによるしごき角によってカールを解消
する。この時の記録紙をしごくためのバックテンション
は、記録紙の重量及びシャフトの摩擦に依存する。しか
し、記録紙径が小さくなると記録紙重量が軽くなり、バ
ックテンションの役目を行なわなくなる。記録紙がバッ
クテンションの役目を行なわなくなると、デカールシャ
フトに記録紙が紙の「こし」の弱さにより巻き付かなく
なり、カール解消力が極端に悪くなるという問題があっ
た。
【0005】本発明の目的は、上記従来の欠点を除去
し、ロール記録紙の径の大小にかかわらず、常時良好な
カール解消が可能なカール解消機構のバックテンション
機構を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のカール解消機構
のバックテンション機構は、カール矯正用の第1のシャ
フト及びバックテンション用の第2のシャフトとバック
テンションローラとを有してなるカール解消手段と、ロ
ール状の記録紙の径の大きさを検出する検出手段と、こ
の検出手段の検出量に応じて制御される駆動量にもとづ
き前記カール解消手段に回転力を与える駆動部とを備え
るカール解消機構であって、前記カール解消手段は、支
点を中心に前記第1及び第2のシャフトをあい対して設
けたシャフトユニットと、前記支点に回動自在に取付け
られ且つ前記支点にあい対する位置に前記バックテンシ
ョンローラを回転自在に有するローラユニットと、この
ローラユニットを付勢して前記支点を中心に一方向に回
動させるばね部材と、前記ローラユニットの回動を制限
するストップ部材とからなっており、前記第1及び第2
のシャフトの間に前記記録紙を通した状態で前記シャフ
トユニットが前記回転力により前記支点を中心に前記一
方向と反対方向に回転したとき、前記第2のシャフトと
前記バックテンションローラとの間に前記記録紙を挟ん
でバックテンションを与えるとともに、前記第1のシャ
フトが前記記録紙をしごいてカールを矯正するように構
成したものである。
【0007】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0008】図1は本発明の一実施例の斜視図、図2は
本実施例の要部を示す(a)は側面図、(b)は正面
図、図3は本実施例の要部の動作状況を示し(a)はカ
ール解消前、(b)はカ−ル解消中のそれぞれ側面図で
ある。
【0009】本実施例の構成の大要は、図1及び図2に
示すように、ロール状の記録紙9と、この記録紙9の径
の大きさを検出するためのポテンシャルメータ13など
からなる検出部と、記録紙9の径の大小に対応してカー
ル矯正動作を行うカール解消機構10と、この機構にカ
ール矯正用の回転力を与えるステッピングモータ15な
どからなる駆動部と、検出部の検出量に応じて駆動部を
制御する制御部14とを有してなる。
【0010】カール解消機構10は、図2(a)に詳し
く示すように、カール矯正用のカール取りシャフト1及
びバックテンション用の補助シャフト2を支点4を中心
にあい対して有するシャフトユニットとしてのシャフト
固定用ブラケット3と、バックテンションローラ5を有
してシャフト固定用ブラケット3の支点4に回動自在に
取付られたローラユニットとしてのローラ固定用ブラケ
ット6と、支点4を中心としてローラ固定用ブラケット
6を記録紙9の通る方向に付勢力を与えて回動させるば
ね部材としてのコイルスプリング8と、ローラ固定用ブ
ラケット6の回動を制限するストッパーピン7ならびに
筐体11とから構成される。
【0011】このような本実施例において、記録紙9の
径の大小をアクチュエータ12の移動量によりポテンシ
ャルメータ13により確認し、その移動量を制御部14
で判断し、ステッピングモータ15にカール解消機構部
のしごき角度まで回転するパルスを送り、しごき角度ω
を制御する。
【0012】カール解消機構10は、カール取りシャフ
ト1と補助シャフト2がシャフト固定用ブラケット3に
支点4を中心にあい対するように固定されており、この
シャフト固定用ブラケット3は支点4を中心に回転する
ようになっており、ステッピングモータ15の駆動力が
この支点4に伝わり、これを中心にカール解消機構10
は矢印A方向に回転する。バックテンションローラ5は
ローラ固定用ブラケット6に回転可能に取付き、ローラ
固定用ブラケット6は支点4に回動可能に取付いてい
る。このローラ固定用ブラケット6に回転方向Aとは逆
向きの付勢力を与えるコイルスプリング8が取付けてあ
り、ローラ固定用ブラケット6の回転止めとしてストッ
パーピン7が筐体11に固定されている。
【0013】記録紙9は、図3(a)に示すように、カ
ール取りシャフト1と補助シャフト2の間を通してセッ
トする。カール解消動作は、記録紙9の径を検出し、そ
の検出量に応じてカール解消機構10がステッピングモ
ータ15により矢印A方向に回転し、図3(b)に示す
ようなカール解消状態で止まり、記録紙9が矢印D方向
に流れると共に、カール取りシャフト1によりしごき角
度ωによってカールが解消される。この時に、ステッピ
ングモータ15の出力ギアにウォームギア16を使用
し、これに噛合ってカール解消機構10に回転を伝える
ギアをウォームホイルギア17とすることにより、一た
ん図3(b)のような位置で止まった状態では、ウォー
ムギア16がブレーキの役目をし、しごき中のカール解
消機構10が支点4側からは回転しない構造になって
る。カール解消状態のバックテンションは、記録紙9の
重量とバックテンションローラ5により与えている。
【0014】バックテンションローラ5の動作は、補助
シャフト2が矢印A方向に回転中に記録紙9をバックテ
ンションローラ5との間に挟み込み、そのまま補助シャ
フト2が回動することにより連れ回りをする。そして、
図3(b)のような状態になり、バックテンションロー
ラ5がコイルスプリング8の付勢力により補助シャフト
2に押付けられ、バックテンションを与える。バックテ
ンションローラ5によるバックテンションの力は、カー
ル解消機構10の矢印A方向の回転量、すなわち補助シ
ャフト2の回転度合が大きいほど強くなり、同様にカー
ル取りシャフト1も矢印A方向への回転度合が大きくな
るほどしごき角ωが小さくなり、カール解消力が良くな
る。記録紙9の径が大きくカール量が小さいときは、カ
ール解消機構10の小さい回転量でしごき角ωが大きく
且つバックテンション力は小で動作し、また径が小さく
カール量が大きいときは、カール解消機構10の大きな
回転量でしごき角ωが小さく且つバックテンション力は
大で動作し、カール解消を行う。これにより、記録紙9
の径の大から小までに対応して、カールを解消するため
のしごき角ω及びバックテンション力を調整することが
できる。バックテンション力は、コイルスプリング8の
ばね定数とバックテンションローラ5のローラ硬度によ
り調整することが出来る。このカール解消機構10は、
動作終了後には図3(a)の初期状態にもどるように制
御される。
【0015】なお本実施例では、記録紙9の径の大きさ
を検出する手段としてポテンシャルメータ13を例示し
たが、これに限らず、ロータリーエンコーダーでもポテ
ンシャルメータのように細かくは検出できないが、数段
階の検出を行うことができ、従って数段階のしごき角度
の制御ができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、2本のシ
ャフトの回動によってカールを解消する機構に、回動角
度によりバックテンション力が変化するバックテンショ
ンローラとを付加して取付けたことにより、ロール状記
録紙の径の大小にかかわらず、最適なバックテンション
が作用して常時良好なカール解消が可能となる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の斜視図である。
【図2】本発明の一実施例の要部を示す(a)は側面
図、(b)は正面図である。
【図3】本発明の一実施例の要部の動作状況を示し
(a)はカール解消前、(b)はカール解消中のそれぞ
れ側面図である。
【図4】従来のカール解消機構の一例を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 カール取りシャフト 2 補助シャフト 3 シャフト固定用ブラケット 4 支点 5 バックテンションローラ 6 ローラ固定用ブラケット 7 ストッパーピン 8 コイルスプリング 9 記録紙 10 カール解消機構 11 筐体 12 アクチュエータ 13 ポテンシャルメータ 14 制御部 15 ステッピングモータ 16 ウォームギア 17 ウォームホイルギア

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カール矯正用の第1のシャフト及びバッ
    クテンション用の第2のシャフトとバックテンションロ
    ーラとを有してなるカール解消手段と、ロール状の記録
    紙の径の大きさを検出する検出手段と、この検出手段の
    検出量に応じて制御される駆動量にもとづき前記カール
    解消手段に回転力を与える駆動部とを備えるカール解消
    機構であって、前記カール解消手段は、支点を中心に前
    記第1及び第2のシャフトをあい対して設けたシャフト
    ユニットと、前記支点に回動自在に取付けられ且つ前記
    支点にあい対する位置に前記バックテンションローラを
    回転自在に有するローラユニットと、このローラユニッ
    トを付勢して前記支点を中心に一方向に回動させるばね
    部材と、前記ローラユニットの回動を制限するストップ
    部材とからなっており、前記第1及び第2のシャフトの
    間に前記記録紙を通した状態で前記シャフトユニットが
    前記回転力により前記支点を中心に前記一方向と反対方
    向に回転したとき、前記第2のシャフトと前記バックテ
    ンションローラとの間に前記記録紙を挟んでバックテン
    ションを与えるとともに、前記第1のシャフトが前記記
    録紙をしごいてカールを矯正するように構成したことを
    特徴とするカール解消機構のバックテンション機構。
  2. 【請求項2】 前記検出手段がポテンシャルメータであ
    る請求項1記載のカール解消機構のバックテンション機
    構。
  3. 【請求項3】 前記ばね部材がコイルスプリングである
    請求項1記載のカール解消機構のバックテンション機
    構。
JP6218532A 1994-09-13 1994-09-13 カール解消機構のバックテンション機構 Expired - Lifetime JP2561443B2 (ja)

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JPH0881098A JPH0881098A (ja) 1996-03-26
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JP2001072295A (ja) * 1999-08-31 2001-03-21 Miyakoshi Printing Machinery Co Ltd 用紙のカール防止装置
CN108238295A (zh) * 2016-12-26 2018-07-03 上海烟草集团有限责任公司 一种包装纸卷曲刮平装置及烟草设备
CN113998517A (zh) * 2021-11-30 2022-02-01 江苏蓝豆信息技术有限公司 一种玻璃纤维布收卷装置

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