JPH08275502A - 渦電流式減速装置のon・off切換え装置 - Google Patents
渦電流式減速装置のon・off切換え装置Info
- Publication number
- JPH08275502A JPH08275502A JP10079295A JP10079295A JPH08275502A JP H08275502 A JPH08275502 A JP H08275502A JP 10079295 A JP10079295 A JP 10079295A JP 10079295 A JP10079295 A JP 10079295A JP H08275502 A JPH08275502 A JP H08275502A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support ring
- support
- yoke
- rings
- switching device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Dynamo-Electric Clutches, Dynamo-Electric Brakes (AREA)
Abstract
とにより、軽量・コンパクト化とコスト低減を可能にし
た渦電流式減速装置のON・OFF切換え装置を提供す
る。 【構成】 回転軸に軸支した支持体に、ヨーク用の2つ
の磁石支持リングの一方を固定支持し、他方を回動自在
に軸支し、磁石支持リングに永久磁石の複数を互いに極
性を逆向きにして周設し、永久磁石群の外周磁極面に互
いに磁気的に絶縁して強磁性体の複数のスイッチ板を対
向して、回動自在に軸支した支持リングを支持体に対し
所定角度回動自在に設けた減速装置において、回動自在
に軸支した支持リングの回動機構として、ピストンロッ
ド12aと回動支持リング5bとの間を摺動体13と案
内部材15を介してヨークアタッチメント14により連
結したシリンダ駆動装置を用いる。
Description
の大型車両に使用される渦電流式減速装置のON・OF
F切換え装置の改良に関する。
通電を必要としない渦電流式減速装置が、種々発明され
ている(特開平1−298948号公報等)。上記永久
磁石方式の渦電流式減速装置は、回転軸に軸支した支持
体に、ヨーク用の磁石支持リングを回転自在に軸支し、
該磁石支持リングに永久磁石の複数個を互いに極性を逆
向きにして周設し、上記永久磁石群の外周磁極面に互い
に磁気的に絶縁した強磁性体の複数個のスイッチ板を対
向せしめ、上記回動自在に軸支した支持リングを支持体
に対し所定角度回動自在に設けてなる。
用の2つの磁石支持リングの一方を固定支持し、他方を
回動自在に軸支し、該磁石支持リングに永久磁石の複数
個を互いに極性を逆向きにして周設し、上記永久磁石群
の外周磁極面に互いに磁気的に絶縁して強磁性体の複数
のスイッチ板を対向せしめ、上記回動自在に軸支した支
持リングを支持体に対し所定角度回動自在に設けた渦電
流式減速装置が知られている(特開平4−12659号
公報)。
用の固定支持リング5aと回動支持リング5bの2つの磁
石支持リングを有する構成の場合、一つのスイッチ板7
に対向する固定側と回動側の2つの永久磁石6の極性が
同一となる位置に回動支持リング5bを回動・保持する
と、円周方向に隣接する永久磁石間には隣接するスイッ
チ板7およびローター8の円筒部9内周面を含めて磁気
回路(図2(B)に矢線で示す)が構成され、いわゆる
制動ONの状態となり、該円筒部内周面には渦電流現象
が起こり、これにより制動トルクが発生し、その制動ト
ルクに見合って車両は減速される。
ング5bを回し、図1(A)、(B)に示すように、一
つのスイッチ板7に対向する固定側と回動側の2つの永
久磁石6の極性が互いに逆となる位置に回動支持リング
5bを回動・保持すると、一つのスイッチ板7とこれに
対向する2つの永久磁石間で磁気回路(図1(A)に矢
線で示す)が構成され、ローター8の円筒部9の内周面
には永久磁石6から発生する磁束が作用しないため、渦
電流は流れず制動トルクは発生せず、いわゆる制動OF
Fの状態となる。
ングから突設した腕を介して、油圧シリンダー、エアシ
リンダー、電動モーターなどの駆動源と連接したもの
や、ラック・ピニオンやリンク機構等の他の手段を利用
したものなど多岐に及ぶ。
ダ21のピストンロッド21aと回動支持リング5bとの
間をヨークリンク22を介して連結した装置例を図6
(A),(B)に示す。この装置は、ピストンロッド2
1aとヨークリンク22の間は球面ブッシュ23を介し
てピン24で連結され、回動支持リング5bとヨークリ
ンク22の間はヨークアタッチメント26のピン25に
より連結されてなる。
永久磁石を使用した渦電流式減速装置は、磁石支持リン
グを回動するため駆動源との連結にリンク機構を使用し
ているが、ピストンロッドの先端形状をピン連結構造へ
対応させるため特殊化する必要があり、そのためリンク
部品を新設し、また摩耗や焼き付きを防止するためピン
連結部へブッシュを設ける必要があり、その結果構造が
複雑化し、減速装置の軽量・コンパクト化とコスト低減
を果たすことができなかった。
定側と回動側の2つの永久磁石を使用した渦電流式減速
装置に見られる欠点を排除することを目的とし、回動支
持リングの回動機構として、シリンダ駆動装置にスライ
ド機構を用いることにより、軽量・コンパクト化とコス
ト低減を可能にした渦電流式減速装置のON・OFF切
換え装置を提供するものである。
め、この発明の渦電流式減速装置のON・OFF切換え
装置は、回転軸に軸支した支持体に、ヨーク用の2つの
磁石支持リングの一方を固定支持し、他方を回動自在に
軸支し、該磁石支持リングに永久磁石の複数を互いに極
性を逆向きにして周設し、上記永久磁石群の外周磁極面
に互いに磁気的に絶縁して強磁性体の複数のスイッチ板
を対向せしめ、上記回動自在に軸支した支持リングを支
持体に対し所定角度回動自在に設けた減速装置におい
て、上記回動自在に軸支した支持リングの回動機構とし
て、ピストンロッドと回動支持リングとの間を摺動体と
ブッシュを介してヨークアタッチメントにより連結した
シリンダ駆動装置を用いることを特徴とする。
採用することにより、ピストンロッド先端の形状は一般
に使用されているねじ形状とし、摺動体をねじ結合する
ことにより、球面ブッシュを介したピン結合を排除でき
る。
を使用することなく、ピストンロッド先端にねじ結合し
た摺動体に、ヨークアタッチメントの案内部材を介して
連結する。
ダ駆動装置の駆動により前後運動する摺動体と共に動く
案内部材を介して回動リングがON位置またはOFF位
置に回動する。
により、構造が簡素化され、シリンダ駆動装置の設計が
容易となり、渦電流装置全体の軽量・コンパクト化とコ
スト低減が可能となる。
る。図5において、回転軸1に軸受2を介して軸支した
アルミニウム等の非磁性体からなる支持体3に、固定支
持された固定支持リング5aと軸受4を介して軸支され
た回動支持リング5bの2つの磁石支持リングを設け
る。上記固定支持リング5aおよび回動支持リング5bの
外周面には、上下磁極面が回転軸1に対し直角方向の断
面において円弧面をなす永久磁石6の複数個を等間隔に
配設する。
5bに取着した各永久磁石6群の表面に対向して、強磁
性体からなるスイッチ板7の複数枚を非磁性体の支持部
材を介して等間隔に円周配置して支持体3に一体に取着
する。そして、ローター8を回転軸1に嵌着し、その円
筒部9を所定の空隙をもってスイッチ板7に対向させ
る。
きく突出した車体への取付座11が設けられている。ま
た、この取付座11の内側には永久磁石6を周配設した
回動支持リング5bを回動させるための駆動用のシリン
ダ駆動装置10が設けられる。
3、図4(A),(B)に示すように、シリンダ12と
回動支持リング5bの間は、摺動体13と案内部材15
を介して連結される。すなわち、摺動体13に設けたね
じ孔に、シリンダ12のピストンロッド12aの先端に
設けたねじ部12bを螺合して摺動体13をピストンロ
ッドに一体化し、該摺動体13に明けた孔19に、ヨー
クアタッチメント14に形成した案内部材15を挿嵌し
て連結される。なお、前記摺動体13はシリンダ12の
ピストン側端面に突設した駆動ケース16に収納され、
ピストンロッド12aの軸線方向に摺動自在に設けられ
ている。また、案内部材15は周面にブッシュを被嵌し
上端に設けた押え蓋20により固定されている。
体13を実線で示した制動OFFの状態において、ポー
ト18から右室の空気を排気すると共にポート17より
左室に圧空を送入すると、ピストンロッド12aが前進
し、摺動体13は鎖線で示す制動ONの状態に位置す
る。すると、ヨークアタッチメント14の案内部材15
を介して回動支持リング5bが回動し、制動ONとな
る。
える際は、ポート17より左室の空気を排気すると共
に、ポート18より右室に圧空を送入しピストンロッド
12aを後退させると、摺動体13が元の制動OFFの
位置にもどることにより、回動支持リング5bが回動
し、制動OFFの状態となる。
動機構として、シリンダ駆動装置にスライド機構を用い
ることにより、軽量・コンパクト化とコスト低減を可能
にした渦電流式減速装置のON・OFF切換え装置を提
供できる。
流式減速装置における制動OFF時の状態を示す説明図
で、(A)は縦断側面図、(B)は縦断正面図である。
流式減速装置における制動ON時の状態を示す説明図
で、(A)は縦断側面図、(B)は縦断正面図である。
の正面図である。
び摺動体部分をa−a線上で断面したON・OFF切換
え装置の平面図、(B)は図3のb−b線上の縦断側面
図である。
部は破断して示す全体の側面図である。
からなるON・OFF切換え装置であり、(A)は平面
図、(B)は正面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 回転軸に軸支した支持体に、ヨーク用の
2つの磁石支持リングの一方を固定支持し、他方を回動
自在に軸支し、該磁石支持リングに永久磁石の複数を互
いに極性を逆向きにして周設し、上記永久磁石群の外周
磁極面に互いに磁気的に絶縁して強磁性体の複数のスイ
ッチ板を対向せしめ、上記回動自在に軸支した支持リン
グを支持体に対し所定角度回動自在に設けた減速装置に
おいて、上記回動自在に軸支した支持リングの回動機構
として、ピストンロッドと回動支持リングとの間を摺動
体とブッシュを介してヨークアタッチメントにより連結
したシリンダ駆動装置を用いることを特徴とする渦電流
式減速装置のON・OFF切換え装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10079295A JP2914215B2 (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 渦電流式減速装置のon・off切換え装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10079295A JP2914215B2 (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 渦電流式減速装置のon・off切換え装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08275502A true JPH08275502A (ja) | 1996-10-18 |
JP2914215B2 JP2914215B2 (ja) | 1999-06-28 |
Family
ID=14283290
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10079295A Expired - Lifetime JP2914215B2 (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 渦電流式減速装置のon・off切換え装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2914215B2 (ja) |
-
1995
- 1995-03-30 JP JP10079295A patent/JP2914215B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2914215B2 (ja) | 1999-06-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH07118901B2 (ja) | 渦電流式減速装置 | |
JPH04351456A (ja) | 渦電流式減速装置 | |
JP2709821B2 (ja) | 渦電流式減速装置 | |
JPH08275502A (ja) | 渦電流式減速装置のon・off切換え装置 | |
JP3444167B2 (ja) | 渦電流減速装置及びそのon−off切替え装置 | |
JPH08275501A (ja) | 渦電流式減速装置のon・off切換え装置 | |
JP2709827B2 (ja) | 渦電流式減速装置 | |
JP2577810Y2 (ja) | 渦電流式減速装置 | |
JP2577357Y2 (ja) | 渦電流式減速装置のon・off切換え装置 | |
JPH05199705A (ja) | トルク定数可変型モータ | |
JP2561161Y2 (ja) | 渦電流式減速装置 | |
JP3858839B2 (ja) | 渦電流減速装置 | |
JPH10127039A (ja) | 永久磁石式渦電流減速装置 | |
JP3285067B2 (ja) | 渦電流式減速装置 | |
JP2701390B2 (ja) | 渦電流式減速装置 | |
JP3892599B2 (ja) | 渦電流式減速装置 | |
JP2001078426A (ja) | 渦電流減速装置 | |
JP2572511Y2 (ja) | 渦電流式減速装置 | |
JP2573695Y2 (ja) | 渦電流式減速装置 | |
JP2594754Y2 (ja) | 渦電流式減速装置 | |
JP3719338B2 (ja) | 渦電流減速装置 | |
JP2003274634A (ja) | 渦電流減速装置 | |
JPH0638505A (ja) | 渦電流式減速装置 | |
JP2002112528A (ja) | 渦電流減速装置 | |
JPH07118904B2 (ja) | 渦電流式減速装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080416 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090416 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100416 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110416 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120416 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120416 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416 Year of fee payment: 14 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416 Year of fee payment: 14 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140416 Year of fee payment: 15 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |