JPH0827541B2 - 感光性重合体組成物 - Google Patents

感光性重合体組成物

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JPH0827541B2
JPH0827541B2 JP63304620A JP30462088A JPH0827541B2 JP H0827541 B2 JPH0827541 B2 JP H0827541B2 JP 63304620 A JP63304620 A JP 63304620A JP 30462088 A JP30462088 A JP 30462088A JP H0827541 B2 JPH0827541 B2 JP H0827541B2
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浩良 関根
宏 鈴木
任延 佐藤
宣 菊地
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日立化成工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は,半導体素子や多層基板を始めとするエレク
トロニクス素子等に用いられる耐熱性の感光性重合体組
成物に関するものである。
(従来の技術) 従来,半導体素子等の表面保護膜や層間絶縁膜として
は,1)膜形成が容易なこと,2)平坦性が可能なこと,3)
耐熱性が高く,機械特性や電気特性にすぐれることなど
の理由からポリイミドが幅広く用いられている。
しかし,ポリイミドを用いる場合,膜加工は,フォト
レジストを用いたエッチングプロセスによつて行われて
いるため,最近では膜加工プロセスを合理化する目的で
フォトレジストの機能を兼ね合わせた感光性重合体組成
物の開発検討が進められている。
これは,まず感光性重合体組成物を溶液状態で基板上
に塗布,乾燥させ膜形成後,所定のフォトマスクを介し
て露光し,現像によつてパターンを形成し,次に200〜4
00℃の温度で加熱処理し,最終的にポリイミドとされ
る。
具体的な例としては, (1)下記〔4〕式に示す感光基を有するジカルボン酸
クロリドの誘導体の異性体の混合物と下記〔5〕式に示
すジアミン化合物とを反応させて得られる下記〔6〕式
に示すポリマを用いる方法, (2)ジアミン,ジアミノシロキサン及びテトラカルボ
ン酸二無水物から得られるポリアミド酸に炭素−炭素二
重結合を有するアミン化合物及びビスアジド化合物を添
加する方法などが知られている。
これらのうち(1)の方法では〔4〕の化合物が粘稠
であり,精製が困難で,また脱塩酸によつて生じる塩素
イオンが膜中に残るため半導体用途では信頼性に悪影響
を及ぼす可能性があり好ましくない。(2)の方法にお
ける材料は上記問題点を解決した材料であり,しかも高
感度な材料であるが,加熱処理によつてポリイミドとし
た時の耐熱性が低下したり十分な接着性が得られないと
いう問題があつた。
(発明が解決しようとする課題) 本発明の目的は前記した従来技術の欠点を克服し,ポ
リイミドとしたときに感光性や耐熱性を低下させること
なく,しかも十分な接着性を有する感光性重合体組成物
を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は, (a)一般式 (但し式中Rは1価の炭化水素基を示し,mは1以上の整
数である)で表わされるシロキサン結合を有するテトラ
カルボン酸二無水物,芳香族テトラカルボン酸二無水物
およびジアミンを反応させて得られるポリアミド酸100
重量部 (b)一般式〔2〕 N3−R1−N3 ……〔2〕 (式中R1は2価の有機基を示す。)で表わされるビスア
ジド化合物0.1〜100重量部ならびに (c)一般式〔3〕 (式中R2,R3,R4及びR6は水素原子,低級アルキル基,フ
エニル基,ビニル基またはアリル基を示し,R5はアルキ
レン基を示す。)で表わされるアミン化合物1〜400重
量部を含有してなる感光性重合体組成物に関する。
本発明に用いられる上記の一般式〔1〕で表わされる
シロキサン結合を有するテトラカルボン酸二無水物とし
ては,例えば などがあげられる。
これらのシロキサン結合を有するテトラカルボン酸二
無水物は,2種以上を併用することもできる。また本発明
に用いられる芳香族テトラカルボン酸二無水物として
は,ピロメリツト酸二無水物,3,3′,4,4′−ベンゾフエ
ノンテトラカルボン酸二無水物,3,3′,4,4′−ビフエニ
ルテトラカルボン酸二無水物,3,3′,4,4′−ビフエニル
エーテルテトラカルボン酸二無水物,1,2,5,6−ナフタレ
ンテトラカルボン酸二無水物,2,3,6,7−ナフタレンテト
ラカルボン酸二無水物,2,3,5,6−ピリジンテトラカルボ
ン酸二無水物,1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸二
無水物,3,4,9,10−ペリレンテトラカルボン酸二無水物,
4,4′−スルホニルジフタル酸二無水物,3,3′,4,4′−
テトラフエニルシランテトラカルボン酸二無水物,3,
3′,4,4′−パーフルオロイソプロピリデンテトラカル
ボン酸二無水物などがあげられる。これらの酸二無水物
も2種以上を併用することもできる。
本発明に用いられるジアミンとしては,エチレンジア
ミン,1,3−プロパンジアミン,テトラメチレンジアミ
ン,ペンタメチレンジアミン,ヘキサメチレンジアミ
ン,ヘプタメチレンジアミン,オクタメチレンジアミ
ン,4,4′−ジアミノジフエニルエーテル,1,4−ジアミノ
シクロヘキサン,4,4′−ジアミノジフエニルメタン,4,
4′−ジアミノジフエニルスルホン,4,4′−ジアミノジ
フエニルスルフイド,ベンジン,メタ−フエニレンジア
ミン,パラ−フエニレンジアミン,2,2−ビス(4−アミ
ノフエノキシフエニル)プロパン,1,5−ナフタレンジア
ミン,2,6−ナフタレンジアミン,4,4′−ジアミノジフエ
ニルエーテル−3−スルホンアミド,3,4′−ジアミノジ
フエニルエーテル−4−スルホンアミド,3,4′−ジアミ
ノジフエニルエーテル−3′−スルホンアミド,3,3′−
ジアミノジフエニルエーテル−4−スルホンアミド,4,
4′−ジアミノジフエニルメタン−3−スルホンアミド,
3,4′−ジアミノジフエニルメタン−4−スルホンアミ
ド,3,4′−ジアミノジフエニルメタン−3′−スルホン
アミド,3,3′−ジアミノジフエニルメタン−4−スルホ
ンアミド,4,4′−ジアミノジフエニルスルホン−3−ス
ルホンアミド,3,4′−ジアミノジフエニルスルホン−4
−スルホンアミド,3,4′−ジアミノジフエニルスルホン
−3′−スルホンアミド,3,3′−ジアミノジフエニルス
ルホン−4−スルホンアミド,4,4′−ジアミノジフエニ
ルサルフアイド−3−スルホンアミド,3,4′−ジアミノ
ジフエニルサルフアイド−4−スルホンアミド,3,3′−
ジアミノジフエニルサルフアイド−4−スルホンアミ
ド,3,4′−ジアミノジフエニルサルフアイド−3′−ス
ルホンアミド,1,4−ジアミノベンゼン−2−スルホンア
ミド,4,4′−ジアミノジフエニルエーテル−3−カルボ
ンアミド,3,4′−ジアミノジフエニルエーテル−4−カ
ルボンアミド,3,4′−ジアミノジフエニルエーテル−
3′−カルボンアミド,3,3′−ジアミノジフエニルエー
テル−4−カルボンアミド,4,4′−ジアミノジフエニル
メタン−3−カルボンアミド,3,4′−ジアミノジフエニ
ルメタン−4−カルボンアミド,3,4′−ジアミノジフエ
ニルメタン−3′−カルボンアミド,3,3′−ジアミノジ
フエニルメタン−4−カルボンアミド,4,4′−ジアミノ
ジフエニルスルホン−3−カルボンアミド,3,4′−ジア
ミノフエニルスルホン−4−カルボンアミド,3,4′−ジ
アミノジフエニルスルホン−3′−カルボンアミド,3,
3′−ジアミノジフエニルスルホン−4−カルボンアミ
ド,4,4′−ジアミノジフエニルサルフアイド−3−カル
ボンアミド,3,4′−ジアミノジフエニルサルフアイド−
4−カルボンアミド,3,3′−ジアミノジフエニルサルフ
アイド−4−カルボンアミド,3,4′−ジアミノジフエニ
ルサルフアイド−3′−スルホンアミド,1,4−ジアミノ
ベンゼン−2−カルボンアミドなどがあげられる。耐熱
性の点から芳香族ジアミンを用いることが好ましい。こ
れらのジアミンも2種類以上を併用することもできる。
得られるポリアミド酸の分子量を大きくするために,
ジアミンと上記の一般式〔1〕で表わされるシロキサン
結合を有するテトラカルボン酸二無水物および芳香族テ
トラカルボン酸二無水物との総量はほぼ当モルとされ
る。
一般式〔2〕で示されるビスアジド化合物としては,
例えば4,4′−ジアジドカルコン, 等が挙げられる。
ビスアジド化合物の配合割合は,前記ポリアミド酸10
0重量部に対して0.1〜100重量部,特に好ましくは0.5〜
50重量部である。この配合割合が0.1重量部未満の場
合,または100重量部を越える場合には,現像性,ワニ
スの保存安定性等に悪影響を及ぼす。
一般式〔3〕で表わされるアミン化合物としては,例
えば2−(N,N−ジメチルアミノ)エチルアクリレート,
2−(N,N−ジメチルアミノ)エチルメタクリレート,3−
(N,N−ジメチルアミノ)プロピルアクリレート,3−
(N,N−ジメチルアミノ)プロピルメタクリレート,4−
(N,N−ジメチルアミノ)ブチルアクリレート,4−(N,N
−ジメチルアミノ)ブチルメタクリレート,5−(N,N−
ジメチルアミノ)ペンチルアクリレート,5−(N,N−ジ
メチルアミノ)ペンチルメタクリレート,6−(N,N−ジ
メチルアミノ)ヘキシルアクリレート,6−(N,N−ジメ
チルアミノ)ヘキシルメタクリレート,2−(N,N−ジメ
チルアミノ)エチルシンナメート,3−(N,N−ジメチル
アミノ)プロピルシンナメート,ソルビタン酸3−(N,
N−ジメチルアミノ)プロピル,ソルビタン酸2−(N,N
−ジメチルアミノ)エチル,ソルビタン酸4−(N,N−
ジメチルアミノ)ブチル等が挙げられる。
アミン化合物の配合割合は,前記ポリアミド酸100重
量部に対して1〜400重量部である。この配合割合が1
重量部未満の場合,または400重量部を超える場合に
は,現像性や最終生成物であるポリイミドの膜質に悪影
響を及ぼす。
本発明で,さらに高感度にする目的で光重合開始剤を
用いることも可能である。例えばミヒラーケトン,アン
トロン,ベンゾイン,5−ニトロアゼナフテン,2−メチル
ベンゾイン,ベンゾインメチルエーテル,ベンゾインエ
チルエーテル,ベンゾインイソプロピルエーテル,ベン
ゾインブチルエーテル,2−t−ブチルアントラキノン,
1,2−ベンゾ−9,10−アントラキノン,アントラキノ
ン,メチルアントラキノン,4,4′−ビス(ジエチルアミ
ノ)ベンゾフエノン,アセトフエノン,ベンゾフエノ
ン,チオキサントン,1,5−アセナフテン,2,2−ジメトキ
シ−2−フエニルアセトフエノン,1−ヒドロキシシクロ
ヘキシルフエニルケトン,2−メチル−〔4−(メチルチ
オ)フエニル〕−2−モルフォリノ−1−プロパノン,
ジアセチル,ベンジル,ベンジルジメチルケタール,ベ
ンジルジエチルケタール,ジフエニルジスルフイド,ア
ントラセン等を挙げることができる。
光重合開始剤の添加量は,(a),(b)および
(c)成分の総量に対して0.01〜10重量%の範囲が好ま
しい。
本発明の感光性重合体組成物は,前記成分(a),
(b)および(c)を,適当な有機溶剤に溶解すること
により,溶液状態で得られる。この際用いられる有機溶
剤としては,溶解性の点から非プロトン性極性溶媒が好
ましく,例えばN−メチル−2−ピロリドン,N−アセチ
ル−2−ピロリドン,N−ベンジル−2−ピロリドン,N,N
−ジメチルホルムアミド,N,N−ジメチルアセチルアミ
ド,ジメチルスルホキシド,ヘキサメチルホスホルトリ
アミド,N−アセチル−ε−カプロラクタム,ジメチルイ
ミダゾリジノン等が挙げられる。これらの有機溶剤は単
独でまたは2種以上組合わせて用いられる。
有機溶剤の配合割合は,前記ポリアミド酸,ビスアジ
ド化合物およびアミン化合物の混合物100重量部に対し
て100〜10,000重量部,好ましくは200〜5,000重量部と
される。この配合割合が100重量部未満の場合,または1
0,000重量部を超える場合には,成膜性に悪影響を及ぼ
す。
本発明の感光性重合体組成物は,通常の微細加工技術
によりパターン加工することが可能である。本発明の感
光性重合体組成物のガラス基板,半導体,金属酸化物絶
縁体(例えばTiO2,Ta2O3,SiO2など),窒化ケイ素など
の基板上にスピンナーを用いた回転塗布,浸漬,噴霧印
刷等の手段が用いられる。塗布膜厚は塗布手段,本発明
の感光性重合体組成物のワニスの固形分濃度,粘度等に
より調節可能である。
乾燥工程により支持基板上で,被膜となつた本発明の
感光性重合体組成物に光源を照射し,次いで未露光部分
を現像液で溶解除去することにより,レリーフ・パター
ンが得られる。この際光源は紫外線,可視光線,放射線
等が用いられる。
現像液としては,例えばN−メチル−2−ピロリド
ン,N−アセチル−2−ピロリドン,N,N−ジメチルホルム
アミド,N,N−ジメチルアセトアミド,ジメチルスルホキ
シド,ヘキサメチルホスホルトリアミド,ジメチルイミ
ダゾリジノン,N−ベンジル−2−ピロリドン,N−アセチ
ル−ε−カプロラクタム等の非プロトン性極性溶媒が,
単独でまたはポリアミド酸の非溶媒,例えばメタノー
ル,エタノール,イソプロピルアルコール,ベンゼン,
トルエン,キシレン,メチルセロソルブ,水等との混合
液として用いられる。
次いで現像により形成されたレリーフ・パターンを,
リンス液により洗浄し,現像溶媒を除去する。リンス液
としては,現像液との混和性のよいポリアミド酸の非溶
媒が用いられ,例えばメタノール,エタノール,イソプ
ロピルアルコール,ベンゼン,トルエン,キシレン,メ
チルセロソルブ,水等が挙げられる。
上記処理により得られるレリーフ・パターンの重合体
は,ポリイミドの前躯体であり,150〜450℃の加熱処理
によりイミド環や他に環状基を持つ耐熱性重合体のレリ
ーフ・パターンとなる。
(実施例) 以下,本発明を実施例により説明する。
実施例1 温度計撹拌機および塩化カルシウム管を備えた1,000m
l三ツ口フラスコに4,4′−ジアミノジフエニルエーテル
60.1gをN−メチル−2−ピロリドン60.1gに加えよく撹
拌し溶解させた。これに1,3−ビス(3,4−ジカルボキシ
フエニル)−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン二無
水物6.4g,3,3′,4,4′−ビフエニルテトラカルボン酸二
無水物83.8gを徐々に加えた。添加終了後6時間反応を
続け,シロキサン結合を有するポリアミド酸の溶液を得
た。
得られたポリアミド酸の溶液は不揮発分濃度20重量%
で,粘度は2,000ポアズであつた。次に,この溶液を80
℃付近の温度で加熱し粘度調整を行つた。
この溶液100gに2,6−ジ(p−アジドベンザル)−4
−カルボキシルシクロヘキサノン0.9g及び3−(N,N−
ジメチルアミノ)プロピルメタクリレート13.7gを溶解
し,次いで1μm孔のフイルターを用いて加圧ろ過し
た。
得られた溶液をスピンナーを用いて,シリコンウエー
ハ上に回転塗布し,90℃で30分加熱乾燥を行い8μmの
塗膜を得た。
この塗膜を縞模様のソーダガラス製フオトマスクを介
して30cmの距離から500Wの高圧水銀灯を用いて15秒密着
露光した。
露光後,N−メチル−2−ピロリドン7容,メタノール
3容から成る混合溶媒で現像し,次いでエタノールでリ
ンスしてレリーフパターンを得た。
次いで窒素雰囲気下120℃で30分,200℃で30分,400℃
で60分加熱処理し,膜厚4μmの塗膜を得た。この時,
パターンは強固に基板に密着しフオトマスクのパターン
が確実に転写されていた。
さらにこの塗膜を,121℃2気圧のプレツシヤークツカ
ーで加圧加湿試験を行つたが,100時間経過しても,はく
離は見られなかつた。
実施例2 実施例1で得られたポリアミド酸100重量部に2,6−ジ
(p−アジドベンザル)−4−ヒドロキシメチルシクロ
ヘキサノン0.8g,2−(N,N−ジメチルアミノ)エチルメ
タクリレート12.8g,4,4′−ビス(ジエチルアミノ)ベ
ンゾフエノン1.7gを加え次いで1μm孔のフイルターを
用いて加圧ろ過した。
得られた溶液をスピナーを用いてシリコンウエーハ上
に回転塗布し,90℃で30分加熱乾燥を行い9μmの塗膜
を得た。
この塗膜を実施例1と同様に紫外線照射を行い露光後
N−メチル−2−ピロリドン7容,エタノール3容の混
液で現像し,次いでエタノールでリンスしてレリーフパ
ターンを得た。
次いで窒素雰囲気下120℃で30分,200℃で30分,350℃
で60分加熱処理し膜厚5μmの塗膜を得た。この時,パ
ターンは強固に基板に密着し,フオトマスクのパターン
が確実に転写されていた。
さらに,この塗膜を121℃2気圧のプレツシヤークツ
カーで加圧加湿試験を行つたが100時間を経過しても,
はく離は見られなかつた。
実施例3 実施例1と同じ合成フラスコを用いて,4,4′−ジアミ
ノジフエニルエーテル57.1g,4,4′−ジアミノジフエニ
ルエーテル−3−カルボンアミド3.65gをN−メチル−
2−ピロリドン654gに加えてよく撹拌し溶解させた。こ
れに,1,3−ビス(3,4−ジカルボキシフエニル)1,1,3,3
−テトラメチルジシロキサン25.6g,3,3′,4,4′−ベン
ゾフエノンテトラカルボン酸二無水物77.3gを徐々に加
えた。添加終了後5時間反応を続けシロキサン結合を有
するポリアミド酸の溶液を得た。
得られたポリアミド酸の溶液は不揮発分濃度15重量%
で粘度は800ポアズであつた。次にこの溶液を80℃付近
の温度で加熱し粘度調整を行つた。
この溶液100gに2,6−ジ(p−アジドシンナミリデ
ン)−4−カルボキシルシクロヘキサノン1.3g,4−(N,
N−ジメチルアミノ)ブチルメタクリレート13.6gを加
え,1μmフイルターを用いて加圧ろ過した。
得られた溶液をスピナーを用いて表面に窒化ケイ素を
形成したシリコーンウエーハ上に回転塗布し,90℃で30
分加熱乾燥を行い10μmの塗膜を得た。
この塗膜を実施例1と同様に紫外線照射を行い露光
後,N−メチル−2−ピロリドン8容,メタノール2容の
混液で現像し,次いでエタノールでリンスしてレリーフ
パターンを得た。次いで窒素雰囲気下120℃で30分,180
℃で30分,350℃で60分加熱処理し膜厚5.2μmの塗膜を
得た。この時,パターンは強固に基板に密着しフオトマ
スクのパターンが確実に転写されていた。
さらに,この塗膜を121℃2気圧のプレツシヤークツ
カーで加圧加湿試験を行つたが100時間を経過しても,
はく離は見られなかつた。
比較例1 実施例1と同様な三ツ口フラスコに4,4′−ジアミノ
ジフエニルエーテル57.1g,1.3−ビス(アミノプロピ
ル)テトラメチルジシロキサン3.7g,N−メチル−2−ピ
ロリドン504.8gを入れ撹拌溶解した。次いでこの溶液に
ピロメリツト酸二無水物65.4gを徐々に加え添加終了後
さらに5時間反応させ粘度1000ポアズのポリアミド酸を
得た。次に80℃付近の温度で粘度調整を行つた。
この溶液100gに3−(N,N−ジメチルアミノ)プロピ
ルメタクリレート16.3g,2.6−ジ(p−アジドベンザ
ル)4−ヒドロキシメチルシクロヘキサノン1.6gを加え
溶解させ,次いで1μm孔のフイルターを用いて加圧
過した。
得られた溶液をスピナーを用いてシリコーンウエーハ
上に回転塗布し,90℃で30分加熱乾燥を行い9μmの塗
膜を得た。
この塗膜を縞模様のソーダーガラス製フオトマスクを
介して30cmの距離から500Wの高圧水銀灯を用いて10秒密
着露光した。次いでN−メチル−2−ピロリドン7容,
エタノール3容の混液を用いて現像しエタノールでリン
スして,レリーフパターンを得た。次いで窒素雰囲気下
120℃で30分,180℃で30分,350℃で60分加熱処理し膜厚
5μmの塗膜を得た。この時パターンは強固に基板に密
着しフオトマスクのパターンが確実に転写されていた。
さらに,この塗膜を121℃2気圧のプレツシヤークツ
カーで加圧加湿試験を行つたところ50時間でパターンが
はく離した。
またレリーフパターン形成後,400℃で60分加熱処理し
たものは,わずか20時間ではく離した。
(発明の効果) 本発明になる感光性重合体組成物は,カツプリング処
理をしていないガラス基板,半導体,金属酸化物絶縁体
(例えばTiO2,Ta2O3,SiO2など)窒化ケイ素などの基板
に対して,すぐれた接着性を有し,半導体をはじめとす
る各種電子部品の表面保護膜,層間絶縁膜等として使用
する際に必要とされる熱処理に対して十分な耐熱性を有
する高分子を生成するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 任延 茨城県日立市東町4丁目13番1号 日立化 成工業株式会社山崎工場内 (72)発明者 菊地 宣 茨城県日立市東町4丁目13番1号 日立化 成工業株式会社茨城研究所内 (72)発明者 斉藤 高之 茨城県日立市東町4丁目13番1号 日立化 成工業株式会社茨城研究所内 (56)参考文献 特開 昭59−160139(JP,A) 特開 昭57−170929(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)一般式 (但し式中Rは1価の炭化水素基を示し、mは1以上の
    整数である)で表わされるシロキサン結合を有するテト
    ラカルボン酸二無水物、芳香族テトラカルボン酸二無水
    物およびジアミンを反応させて得られるポリアミド酸10
    0重量部、 (b)一般式〔2〕 N3−R1−N3 ……〔2〕 (式中R1は2価の有機基を示す)で表わされるビスアジ
    ド化合物0.1〜100重量部ならびに (c)一般式〔3〕 (式中R2、R3、R4及びR6は水素原子、低級アルキル基、
    フェニル基、ビニル基またはアリル基を示し、R5はアル
    キレン基を示す)で表わされるアミン化合物1〜400重
    量部を含有してなる感光性重合体組成物。
JP63304620A 1988-12-01 1988-12-01 感光性重合体組成物 Expired - Lifetime JPH0827541B2 (ja)

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