JPH08274846A - 携帯無線通信装置 - Google Patents
携帯無線通信装置Info
- Publication number
- JPH08274846A JPH08274846A JP7075068A JP7506895A JPH08274846A JP H08274846 A JPH08274846 A JP H08274846A JP 7075068 A JP7075068 A JP 7075068A JP 7506895 A JP7506895 A JP 7506895A JP H08274846 A JPH08274846 A JP H08274846A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base station
- time
- area
- equipment
- setting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、予め設定された時刻になると自動的
に位置登録でき、しかも、基地局エリア外であれば、そ
の旨を報知できる携帯無線通信装置を提供する。 【構成】予めキー入力部10の時刻設定キー101によ
り所定の時刻を設定すると、タイマー12により設定時
刻が監視され、その後、該当時刻になると、制御部7に
より任意の基地局のエリア内にいるか否かを基地局から
の電波引き込みの成否状態から判断され、ここで、いず
れの基地局のエリア内でないと判断されると、アラーム
音が鳴動される。
に位置登録でき、しかも、基地局エリア外であれば、そ
の旨を報知できる携帯無線通信装置を提供する。 【構成】予めキー入力部10の時刻設定キー101によ
り所定の時刻を設定すると、タイマー12により設定時
刻が監視され、その後、該当時刻になると、制御部7に
より任意の基地局のエリア内にいるか否かを基地局から
の電波引き込みの成否状態から判断され、ここで、いず
れの基地局のエリア内でないと判断されると、アラーム
音が鳴動される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯無線通信装置に関
するものである。
するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、携帯無線通信装置としてデジタル
通信システムの一システムであるPHS(パーソナル・
ハンディホン・システム)が注目されており、デジタル
の特徴を生かした秘話機能、データ通信などの利用が有
望視されている。
通信システムの一システムであるPHS(パーソナル・
ハンディホン・システム)が注目されており、デジタル
の特徴を生かした秘話機能、データ通信などの利用が有
望視されている。
【0003】このPHSは、図3に示すように、1台の
PHS端末(子機)Tにより家庭や会社に設けられる自
営基地局BSや屋外に設けられる公衆基地局CSなどの
基地局に接続して通信できる機能を有するもので、これ
ら基地局を介することで家庭、会社、屋外のどこからで
も電話できることを最大の特徴としている。
PHS端末(子機)Tにより家庭や会社に設けられる自
営基地局BSや屋外に設けられる公衆基地局CSなどの
基地局に接続して通信できる機能を有するもので、これ
ら基地局を介することで家庭、会社、屋外のどこからで
も電話できることを最大の特徴としている。
【0004】ところで、このようなPHS端末では、着
信を受け付ける際には、通信網に対して位置登録する必
要があり、このため端末Tが自営基地局BSまたは公衆
基地局CSのいずれかのエリア内にあることが必須の条
件で、この条件の下で、端末からの位置登録で網側から
の着信を可能にしている。
信を受け付ける際には、通信網に対して位置登録する必
要があり、このため端末Tが自営基地局BSまたは公衆
基地局CSのいずれかのエリア内にあることが必須の条
件で、この条件の下で、端末からの位置登録で網側から
の着信を可能にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
端末は、携帯用として持ち運びされるため、特に屋外に
いる場合は、必ずしも公衆基地局いずれかのエリア内に
いるとは限らず、着信を受けられないことがある。
端末は、携帯用として持ち運びされるため、特に屋外に
いる場合は、必ずしも公衆基地局いずれかのエリア内に
いるとは限らず、着信を受けられないことがある。
【0006】このことは、例えば、大切な要件の連絡
が、ある決められた時間に着信することが判っていたと
しても、その時刻にたまたま端末所有者が基地局のエリ
ア内にいなければ、着信を受けられないことになる。
が、ある決められた時間に着信することが判っていたと
しても、その時刻にたまたま端末所有者が基地局のエリ
ア内にいなければ、着信を受けられないことになる。
【0007】また、この種の携帯端末として、手動によ
り位置登録を行うような手動位置登録モードを有するも
のがあるが、このようなものでは、手動による位置登録
により発呼操作を行わない限り、例え、端末の所有者が
公衆基地局のエリア内にいたとしても、みすみす着信を
逃してしまうという問題点もあった。
り位置登録を行うような手動位置登録モードを有するも
のがあるが、このようなものでは、手動による位置登録
により発呼操作を行わない限り、例え、端末の所有者が
公衆基地局のエリア内にいたとしても、みすみす着信を
逃してしまうという問題点もあった。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、予め設定された時刻になると自動的に位置登録で
き、しかも、基地局エリア外であれば、その旨を報知す
ることができる携帯無線通信装置を提供することを目的
とする。
で、予め設定された時刻になると自動的に位置登録で
き、しかも、基地局エリア外であれば、その旨を報知す
ることができる携帯無線通信装置を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
所定の時刻を設定する時刻設定手段と、この時刻設定手
段で設定された時刻を監視する時刻監視手段と、この時
刻監視手段で前記設定時刻を判断すると任意の基地局か
らの電波引き込みの成否から該基地局のエリア内か否か
を判断する判断手段と、この判断手段によりいずれの基
地局のエリア内でないと判断されるとその旨を報知する
報知手段とにより構成している。
所定の時刻を設定する時刻設定手段と、この時刻設定手
段で設定された時刻を監視する時刻監視手段と、この時
刻監視手段で前記設定時刻を判断すると任意の基地局か
らの電波引き込みの成否から該基地局のエリア内か否か
を判断する判断手段と、この判断手段によりいずれの基
地局のエリア内でないと判断されるとその旨を報知する
報知手段とにより構成している。
【0010】また、請求項2記載の発明では、時刻監視
手段は、時刻設定手段で設定された時刻より所定時間だ
け前に該設定時刻を判断するようにしている。また、請
求項3記載求の発明は、所定の時刻を設定する時刻設定
手段と、この時刻設定手段で設定された時刻を監視する
時刻監視手段と、この時刻監視手段で前記設定時刻を判
断すると任意の基地局からの電波引き込みの成否から該
基地局のエリア内か否かを判断する判断手段と、この判
断手段により任意の基地局のエリア内と判断されると位
置登録処理を実行する位置登録処理手段とにより構成し
ている。
手段は、時刻設定手段で設定された時刻より所定時間だ
け前に該設定時刻を判断するようにしている。また、請
求項3記載求の発明は、所定の時刻を設定する時刻設定
手段と、この時刻設定手段で設定された時刻を監視する
時刻監視手段と、この時刻監視手段で前記設定時刻を判
断すると任意の基地局からの電波引き込みの成否から該
基地局のエリア内か否かを判断する判断手段と、この判
断手段により任意の基地局のエリア内と判断されると位
置登録処理を実行する位置登録処理手段とにより構成し
ている。
【0011】また、請求項4記載の発明では、請求項3
記載求の発明において、さらに判断手段により任意の基
地局のエリア内と判断されるとその旨を報知する報知手
段を具備している。
記載求の発明において、さらに判断手段により任意の基
地局のエリア内と判断されるとその旨を報知する報知手
段を具備している。
【0012】
【作用】この結果、請求項1記載の発明によれば、予め
所定の時刻が設定され、この設定時刻になると、任意の
基地局からの電波引き込みの成否から該基地局のエリア
内か否かが判断され、いずれの基地局のエリア内でない
と判断されると、その旨が報知されるようになるので、
この報知から端末所有者は、この時刻での着信を受けら
れないのを知ることができるとともに、必要な着信を受
けられるようにするため任意の基地局のエリア内に移動
するなど次の行動に速やかに移ることができる。
所定の時刻が設定され、この設定時刻になると、任意の
基地局からの電波引き込みの成否から該基地局のエリア
内か否かが判断され、いずれの基地局のエリア内でない
と判断されると、その旨が報知されるようになるので、
この報知から端末所有者は、この時刻での着信を受けら
れないのを知ることができるとともに、必要な着信を受
けられるようにするため任意の基地局のエリア内に移動
するなど次の行動に速やかに移ることができる。
【0013】また、請求項2記載の発明によれば、予め
設定された時刻より所定時間だけ前に該設定時刻を判断
してアラーム音を鳴動させるようにできるので、端末所
有者は、アラーム音を聞いてから実際の設定時刻までの
間に、任意の基地局のエリアに入ることにより、設定時
刻での着信を受けることができる。
設定された時刻より所定時間だけ前に該設定時刻を判断
してアラーム音を鳴動させるようにできるので、端末所
有者は、アラーム音を聞いてから実際の設定時刻までの
間に、任意の基地局のエリアに入ることにより、設定時
刻での着信を受けることができる。
【0014】また、請求項3記載の発明によれば、予め
所定の時刻が設定され、この設定時刻になると、任意の
基地局からの電波引き込みの成否から該基地局のエリア
内か否かが判断され、任意の基地局のエリア内と判断さ
れると、次の位置登録処理が実行されるようになるの
で、手動により位置登録を行う手動位置登録モードを有
するようなものの場合でも、設定時刻での着信を受ける
ことができる。
所定の時刻が設定され、この設定時刻になると、任意の
基地局からの電波引き込みの成否から該基地局のエリア
内か否かが判断され、任意の基地局のエリア内と判断さ
れると、次の位置登録処理が実行されるようになるの
で、手動により位置登録を行う手動位置登録モードを有
するようなものの場合でも、設定時刻での着信を受ける
ことができる。
【0015】また、請求項4記載の発明によれば、いず
れの基地局のエリア内と判断されると、その旨が報知さ
れるようになるので、設定時刻になって重要な連絡が入
ってくることを端末所有者に予告することができる。
れの基地局のエリア内と判断されると、その旨が報知さ
れるようになるので、設定時刻になって重要な連絡が入
ってくることを端末所有者に予告することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従い説明す
る。図1は、第1実施例が適用されるPHS端末の概略
構成を示している。図において、1はアンテナで、この
アンテナ1には、送受信装置2を接続している。この送
受信装置2は、周波数変換部とモデムで構成されるもの
で、周波数変換部の受信側では、アンテナ1から入力さ
れた信号が送信/受信を振り分けるアンテナスイッチを
介して入力され、PLLシンセサイザから出力される所
定周波数の局部発振信号と混合することにより、1.9
GHz帯から1MHz付近のIF信号に周波数変換する。一
方、送信側では、モデムから入力されたπ/4シフトQ
PSKの変調波をPLLシンセサイザから出力される所
定周波数の局部発振信号と混合することにより、1.9
GHz帯に周波数変換し、アンテナスイッチを介してアン
テナ1より輻射するようにしている。
る。図1は、第1実施例が適用されるPHS端末の概略
構成を示している。図において、1はアンテナで、この
アンテナ1には、送受信装置2を接続している。この送
受信装置2は、周波数変換部とモデムで構成されるもの
で、周波数変換部の受信側では、アンテナ1から入力さ
れた信号が送信/受信を振り分けるアンテナスイッチを
介して入力され、PLLシンセサイザから出力される所
定周波数の局部発振信号と混合することにより、1.9
GHz帯から1MHz付近のIF信号に周波数変換する。一
方、送信側では、モデムから入力されたπ/4シフトQ
PSKの変調波をPLLシンセサイザから出力される所
定周波数の局部発振信号と混合することにより、1.9
GHz帯に周波数変換し、アンテナスイッチを介してアン
テナ1より輻射するようにしている。
【0017】また、モデムの受信側では、周波数変換部
からのIF信号が復調されIQデータに分離され、デー
タ列になって通信制御部に転送するようにしている。一
方、送信側では、通信制御部から転送されてきたデータ
からIQデータを生成し、π/4シフトQPSKに変調
して周波数変換部に出力する。
からのIF信号が復調されIQデータに分離され、デー
タ列になって通信制御部に転送するようにしている。一
方、送信側では、通信制御部から転送されてきたデータ
からIQデータを生成し、π/4シフトQPSKに変調
して周波数変換部に出力する。
【0018】そして、この送受信装置2に、通信制御部
3、音声処理部4を順に接続し、この音声処理部4にス
ピーカ5およびマイクロフォン6を接続している。ここ
で、通信制御部3は、フレーム同期およびスロットのデ
ータフォーマット処理を行うもので、受信側では、送受
信部2のモデムから送られてくる受信データから所定タ
イミングで1スロット分のデータを取り出し、このデー
タの中からユニークワード(同期信号)を抽出してフレ
ーム同期をとり、且つ制御データ部および音声データ部
のスクランブルなどを解除した後、制御データは後述す
る制御部7に送り、音声データは音声処理部4に転送す
る。一方、送信側では、音声処理部4から送られてくる
音声データに制御データなどを付加し、スクランブルな
どをかけた後にユニークワードなどを付加して1スロッ
ト分の送信データを作成し、所定タイミングでフレーム
内の所定スロットに挿入して送受信部2のモデムに送出
する。
3、音声処理部4を順に接続し、この音声処理部4にス
ピーカ5およびマイクロフォン6を接続している。ここ
で、通信制御部3は、フレーム同期およびスロットのデ
ータフォーマット処理を行うもので、受信側では、送受
信部2のモデムから送られてくる受信データから所定タ
イミングで1スロット分のデータを取り出し、このデー
タの中からユニークワード(同期信号)を抽出してフレ
ーム同期をとり、且つ制御データ部および音声データ部
のスクランブルなどを解除した後、制御データは後述す
る制御部7に送り、音声データは音声処理部4に転送す
る。一方、送信側では、音声処理部4から送られてくる
音声データに制御データなどを付加し、スクランブルな
どをかけた後にユニークワードなどを付加して1スロッ
ト分の送信データを作成し、所定タイミングでフレーム
内の所定スロットに挿入して送受信部2のモデムに送出
する。
【0019】音声処理部4は、スピーチコーディックお
よびPCMコーディックにより構成され、このうちスピ
ーチコーディックは、デジタルデータの圧縮/伸長処理
を行うもので、受信側では、通信制御部3から送られて
きたADPCM音声信号(4bit ×8KHz=32Kbps
)をPCM音声信号(8bit ×8KHz=64Kbps )
に復号化することにより伸長してPCMコーディックに
出力する。一方、送信側では、PCMコーディックから
送られてきたPCM音声信号をADPCM音声信号に符
号化することにより圧縮して通信制御部3に出力する。
よびPCMコーディックにより構成され、このうちスピ
ーチコーディックは、デジタルデータの圧縮/伸長処理
を行うもので、受信側では、通信制御部3から送られて
きたADPCM音声信号(4bit ×8KHz=32Kbps
)をPCM音声信号(8bit ×8KHz=64Kbps )
に復号化することにより伸長してPCMコーディックに
出力する。一方、送信側では、PCMコーディックから
送られてきたPCM音声信号をADPCM音声信号に符
号化することにより圧縮して通信制御部3に出力する。
【0020】また、PCMコーディックは、アナログ/
デジタル変換処理を行うもので、受信側では、スピーチ
コーディックから送られてくるPCM音声信号をD/A
変換してアナログ音声信号をスピーカ5に出力する。一
方、送信側では、マイクロフォン6から入力されたアナ
ログ音声信号をA/D変換してPCM音声信号をスピー
チコーディックに出力する。
デジタル変換処理を行うもので、受信側では、スピーチ
コーディックから送られてくるPCM音声信号をD/A
変換してアナログ音声信号をスピーカ5に出力する。一
方、送信側では、マイクロフォン6から入力されたアナ
ログ音声信号をA/D変換してPCM音声信号をスピー
チコーディックに出力する。
【0021】そして、これら送受信部2、通信制御部
3、音声処理部4には、制御部7を接続し、この制御部
7にROM8、RAM9、キー入力部10、表示部1
1、タイマー12を接続している。
3、音声処理部4には、制御部7を接続し、この制御部
7にROM8、RAM9、キー入力部10、表示部1
1、タイマー12を接続している。
【0022】ここで、制御部7は、所定のプロトコルに
従い装置全体を制御するものである。ROM8は、制御
部7での制御プログラムを記憶したものである。また、
RAM9は、制御部7での制御により取り扱われるデー
タを一時記憶するものである。キー入力部10は、各機
能を設定するためのキー入力を制御部7に入力するため
のものである。この場合、キー入力部10には、自動的
位置登録のために予め所定の時刻を設定する時刻設定キ
ー101を有している。
従い装置全体を制御するものである。ROM8は、制御
部7での制御プログラムを記憶したものである。また、
RAM9は、制御部7での制御により取り扱われるデー
タを一時記憶するものである。キー入力部10は、各機
能を設定するためのキー入力を制御部7に入力するため
のものである。この場合、キー入力部10には、自動的
位置登録のために予め所定の時刻を設定する時刻設定キ
ー101を有している。
【0023】また、表示部11は、各種制御のための入
力データおよび結果などを表示するものである。そし
て、タイマー12は、時刻設定キー101により設定さ
れた時刻を監視するもので、該当する時刻になると、制
御部7にその旨を通知するようになっている。
力データおよび結果などを表示するものである。そし
て、タイマー12は、時刻設定キー101により設定さ
れた時刻を監視するもので、該当する時刻になると、制
御部7にその旨を通知するようになっている。
【0024】次に、以上のように構成した実施例の動作
を説明する。この場合、PHS端末所有者は、例えば、
重要な連絡の着信があるような場合、事前に、その着信
予定時刻(例えば、PM3:00)をキー入力部10の
時刻設定キー101により設定しておく。この設定時刻
は、制御部7の指示によりRAM9に記憶される。
を説明する。この場合、PHS端末所有者は、例えば、
重要な連絡の着信があるような場合、事前に、その着信
予定時刻(例えば、PM3:00)をキー入力部10の
時刻設定キー101により設定しておく。この設定時刻
は、制御部7の指示によりRAM9に記憶される。
【0025】この状態から、PHS端末では、図2に示
すフローチャートが実行される。この場合、ステップ2
1でアラーム時刻の設定有りかを判断する。この場合、
アラーム時刻の設定がなければ、この状態が維持され
る。しかし、ここでは、上述したようにアラーム時刻の
設定がなされているので、ステップ22に進む。ステッ
プ22では、RAM9に記憶された設定時刻を基にして
タイマー12により該当時刻になったかを監視する。こ
こでも設定時刻でなければ、この状態が維持される。
すフローチャートが実行される。この場合、ステップ2
1でアラーム時刻の設定有りかを判断する。この場合、
アラーム時刻の設定がなければ、この状態が維持され
る。しかし、ここでは、上述したようにアラーム時刻の
設定がなされているので、ステップ22に進む。ステッ
プ22では、RAM9に記憶された設定時刻を基にして
タイマー12により該当時刻になったかを監視する。こ
こでも設定時刻でなければ、この状態が維持される。
【0026】その後、予め設定した時刻になると、タイ
マー12よりその旨が制御部7に通知される。すると、
制御部7では、ステップ23で、かかるPHS端末が任
意の基地局のエリア内、例えば公衆基地局または自営基
地局のいずれかのエリア内にいるかを判断する。この場
合、PHS端末が公衆基地局または自営基地局のエリア
内にいるかの判断は、基地局からの電波(制御チャネ
ル)の引き込みの成否より判断する。
マー12よりその旨が制御部7に通知される。すると、
制御部7では、ステップ23で、かかるPHS端末が任
意の基地局のエリア内、例えば公衆基地局または自営基
地局のいずれかのエリア内にいるかを判断する。この場
合、PHS端末が公衆基地局または自営基地局のエリア
内にいるかの判断は、基地局からの電波(制御チャネ
ル)の引き込みの成否より判断する。
【0027】この場合、PHS端末の電源がONとなっ
ている状態で、電波の引き込みを行う。この電波の引き
込みは、制御部7により決定された引き込み周期に基づ
いて、所定タイミングで自営基地局に割当てられた制御
チャネル周波数および公衆基地局に割り当てられた制御
チャネル周波数をそれぞれサーチする。つまり、この場
合、制御部7では、所定時刻の通知を受取ると、送受信
装置2、通信制御部3を動作させるとともに、送受信装
置2のPLLシンセサイザから出力される局部発振周波
数を局部発信周波数を変えることによりそれぞれの基地
局に割当てられた制御チャネルの引き込みを行い、この
制御チャネルの引き込みが成功すれば、公衆基地局また
は自営基地局のいずれかのエリア内にいると判断し、い
ずれからも制御チャネルの引き込みが成功しない場合
は、公衆基地局または自営基地局のいずれのエリア内に
もいないと判断するようになる。
ている状態で、電波の引き込みを行う。この電波の引き
込みは、制御部7により決定された引き込み周期に基づ
いて、所定タイミングで自営基地局に割当てられた制御
チャネル周波数および公衆基地局に割り当てられた制御
チャネル周波数をそれぞれサーチする。つまり、この場
合、制御部7では、所定時刻の通知を受取ると、送受信
装置2、通信制御部3を動作させるとともに、送受信装
置2のPLLシンセサイザから出力される局部発振周波
数を局部発信周波数を変えることによりそれぞれの基地
局に割当てられた制御チャネルの引き込みを行い、この
制御チャネルの引き込みが成功すれば、公衆基地局また
は自営基地局のいずれかのエリア内にいると判断し、い
ずれからも制御チャネルの引き込みが成功しない場合
は、公衆基地局または自営基地局のいずれのエリア内に
もいないと判断するようになる。
【0028】ここで、制御部7によりステップ23で、
いずれかのエリア内にいると判断された場合は、ステッ
プ24に進み、制御チャネルの引き込みの成功した基地
局に対して位置登録処理を行い、その後、着信に備える
ようになる。なお、ここでの着信処理については、周知
のことなので、ここでの説明は省略する。
いずれかのエリア内にいると判断された場合は、ステッ
プ24に進み、制御チャネルの引き込みの成功した基地
局に対して位置登録処理を行い、その後、着信に備える
ようになる。なお、ここでの着信処理については、周知
のことなので、ここでの説明は省略する。
【0029】一方、ステップ23で、公衆基地局または
自営基地局のいずれのエリア内にもいないと判断された
場合は、ステップ25に進む。ステップ25では、制御
部7の指示によりスピーカ5よりアラーム音を出力し、
端末が公衆基地局または自営基地局のいずれのエリア内
にないことを報知するようになる。
自営基地局のいずれのエリア内にもいないと判断された
場合は、ステップ25に進む。ステップ25では、制御
部7の指示によりスピーカ5よりアラーム音を出力し、
端末が公衆基地局または自営基地局のいずれのエリア内
にないことを報知するようになる。
【0030】従って、このような実施例によれば、予め
キー入力部10の時刻設定キー101により所定の時刻
を設定すると、タイマー12により設定時刻が監視さ
れ、その後、該当時刻になると、任意の基地局のエリア
内にいるかを基地局からの電波引き込みの成否から判断
され、ここで、いずれの基地局のエリア内でないと判断
されると、その旨がアラーム音として報知されるように
なるので、このアラーム音から端末所有者は、この時刻
での着信を受けられないのを知ることができるととも
に、着信を受けられるようにするため、任意の基地局の
エリア内に移動するなど次の行動に速やかに移ることが
できる。これにより、決められた時刻に着信することが
判っている大切な要件の連絡などを確実に受けとること
ができ、不必要に着信を逃してしまうような不都合を確
実に回避することができる。
キー入力部10の時刻設定キー101により所定の時刻
を設定すると、タイマー12により設定時刻が監視さ
れ、その後、該当時刻になると、任意の基地局のエリア
内にいるかを基地局からの電波引き込みの成否から判断
され、ここで、いずれの基地局のエリア内でないと判断
されると、その旨がアラーム音として報知されるように
なるので、このアラーム音から端末所有者は、この時刻
での着信を受けられないのを知ることができるととも
に、着信を受けられるようにするため、任意の基地局の
エリア内に移動するなど次の行動に速やかに移ることが
できる。これにより、決められた時刻に着信することが
判っている大切な要件の連絡などを確実に受けとること
ができ、不必要に着信を逃してしまうような不都合を確
実に回避することができる。
【0031】一方、いずれかのエリア内にいると判断さ
れた場合は、制御チャネルの引き込みの成功した基地局
に対して位置登録処理を行い、その後の着信に備えるよ
うになるので、手動により位置登録を行う手動位置登録
モードを設定したものの場合でも、設定時刻で自動的に
位置登録処理が実行されることから、設定時刻での着信
を確実に受けることができ、従来のように電話端末の所
有者が任意のエリア内にいたとしても、みすみす着信を
逃してしまうような不都合を解決できる。
れた場合は、制御チャネルの引き込みの成功した基地局
に対して位置登録処理を行い、その後の着信に備えるよ
うになるので、手動により位置登録を行う手動位置登録
モードを設定したものの場合でも、設定時刻で自動的に
位置登録処理が実行されることから、設定時刻での着信
を確実に受けることができ、従来のように電話端末の所
有者が任意のエリア内にいたとしても、みすみす着信を
逃してしまうような不都合を解決できる。
【0032】なお、本発明は、上記実施例にのみ限定さ
れず、要旨を変更しない範囲で適宜変形して実施でき
る。例えば、上述した実施例では、予め設定された所定
時刻で、基地局のエリアの外にいると、アラーム音が鳴
動するようになっているが、これでは、仮に、端末所有
者がアラーム音により設定時刻を知ると同時に、端末に
着信があったような場合は、この着信を受けることがで
きない。そこで、キー入力部10により設定される時刻
より所定時間だけ前にタイマー12より設定時刻とみな
した出力を発生させ、この出力によりアラーム音を鳴動
させるようにすれば、端末所有者は、アラーム音を聞い
てから実際の設定時刻までの間に、余裕を持って基地局
のエリアに戻ることができ、これにより設定時刻での重
要な着信を受けることができるようになる。
れず、要旨を変更しない範囲で適宜変形して実施でき
る。例えば、上述した実施例では、予め設定された所定
時刻で、基地局のエリアの外にいると、アラーム音が鳴
動するようになっているが、これでは、仮に、端末所有
者がアラーム音により設定時刻を知ると同時に、端末に
着信があったような場合は、この着信を受けることがで
きない。そこで、キー入力部10により設定される時刻
より所定時間だけ前にタイマー12より設定時刻とみな
した出力を発生させ、この出力によりアラーム音を鳴動
させるようにすれば、端末所有者は、アラーム音を聞い
てから実際の設定時刻までの間に、余裕を持って基地局
のエリアに戻ることができ、これにより設定時刻での重
要な着信を受けることができるようになる。
【0033】また、上述した実施例では、PHS端末が
公衆基地局のエリア外にある時にアラーム音を鳴動させ
るようにしたが、公衆基地局のエリア内であっても他の
音(成功音)を鳴動させるようにしてもよい。こうすれ
ば、かかる他の音(成功音)により重要な連絡が入って
くる予定の時間であることを端末所有者に予告するよう
にもできる。
公衆基地局のエリア外にある時にアラーム音を鳴動させ
るようにしたが、公衆基地局のエリア内であっても他の
音(成功音)を鳴動させるようにしてもよい。こうすれ
ば、かかる他の音(成功音)により重要な連絡が入って
くる予定の時間であることを端末所有者に予告するよう
にもできる。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、予め
設定された時刻に任意の基地局のエリア内にいないと、
その旨が報知されるので、この報知から端末所有者は、
この時刻での着信を受けられないのを知ることができ、
必要な着信を受けられるようにするため任意の基地局の
エリア内に移動するなど次の行動に速やかに移ることが
でき、これにより、決められた時刻に着信することが判
っている大切な要件の連絡などを確実に受けとることが
でき、不必要に着信を逃してしまうような不都合を確実
に回避することができる。
設定された時刻に任意の基地局のエリア内にいないと、
その旨が報知されるので、この報知から端末所有者は、
この時刻での着信を受けられないのを知ることができ、
必要な着信を受けられるようにするため任意の基地局の
エリア内に移動するなど次の行動に速やかに移ることが
でき、これにより、決められた時刻に着信することが判
っている大切な要件の連絡などを確実に受けとることが
でき、不必要に着信を逃してしまうような不都合を確実
に回避することができる。
【0035】また、予め設定された時刻に任意の基地局
のエリア内にいれば、次の位置登録処理が実行されるよ
うになるので、手動により位置登録を行う手動位置登録
モードを有するようなものの場合でも、設定時刻で自動
的に位置登録処理が実行され、設定時刻での着信を確実
に受けることができ、端末所有者が任意のエリア内にい
たとしても、みすみす着信を逃してしまうような不都合
を回避できる。
のエリア内にいれば、次の位置登録処理が実行されるよ
うになるので、手動により位置登録を行う手動位置登録
モードを有するようなものの場合でも、設定時刻で自動
的に位置登録処理が実行され、設定時刻での着信を確実
に受けることができ、端末所有者が任意のエリア内にい
たとしても、みすみす着信を逃してしまうような不都合
を回避できる。
【図1】本発明の一実施例の概略構成を示す図。
【図2】一実施例の動作を説明するためのフローチャー
ト。
ト。
【図3】従来の携帯無線通信装置の一例の概略構成を示
す図。
す図。
1…アンテナ、 2…送受信装置、 3…通信制御部、 4…音声処理部、 5…スピーカ、 6…マイクロフォン、 7…制御部、 8…ROM、 9…RAM、 10…キー入力部、 101…時刻設定キー、 11…表示部、 12…タイマー。
Claims (4)
- 【請求項1】 所定の時刻を設定する時刻設定手段と、 この時刻設定手段で設定された時刻を監視する時刻監視
手段と、 この時刻監視手段で前記設定時刻を判断すると任意の基
地局からの電波引き込みの成否から該基地局のエリア内
か否かを判断する判断手段と、 この判断手段によりいずれの基地局のエリア内でないと
判断されるとその旨を報知する報知手段と、 を具備したことを特徴とする携帯無線通信装置。 - 【請求項2】 時刻監視手段は、時刻設定手段で設定さ
れた時刻より所定時間だけ前に該設定時刻と判断するこ
とを特徴とする請求項1記載の携帯無線通信装置。 - 【請求項3】 所定の時刻を設定する時刻設定手段と、 この時刻設定手段で設定された時刻を監視する時刻監視
手段と、 この時刻監視手段で前記設定時刻を判断すると任意の基
地局からの電波引き込みの成否から該基地局のエリア内
か否かを判断する判断手段と、 この判断手段により任意の基地局のエリア内と判断され
ると位置登録処理を実行する位置登録処理手段と、 を具備したことを特徴とする携帯無線通信装置。 - 【請求項4】 前記判断手段により任意の基地局のエリ
ア内と判断されるとその旨を報知する報知手段をさらに
具備したことを特徴とする請求項2記載の携帯無線通信
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7075068A JPH08274846A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 携帯無線通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7075068A JPH08274846A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 携帯無線通信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08274846A true JPH08274846A (ja) | 1996-10-18 |
Family
ID=13565521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7075068A Pending JPH08274846A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 携帯無線通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08274846A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10164228A (ja) * | 1996-11-28 | 1998-06-19 | Saitama Nippon Denki Kk | 音声メッセージ通知機能付きデジタル携帯電話シ ステム及びその移動機 |
JP3821646B2 (ja) * | 1999-01-20 | 2006-09-13 | 富士通株式会社 | 移動体交換網における移動端末の位置情報管理システム |
CN114705809A (zh) * | 2022-02-21 | 2022-07-05 | 深圳绿米联创科技有限公司 | 检测模块控制方法、装置及电子设备 |
-
1995
- 1995-03-31 JP JP7075068A patent/JPH08274846A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10164228A (ja) * | 1996-11-28 | 1998-06-19 | Saitama Nippon Denki Kk | 音声メッセージ通知機能付きデジタル携帯電話シ ステム及びその移動機 |
JP3821646B2 (ja) * | 1999-01-20 | 2006-09-13 | 富士通株式会社 | 移動体交換網における移動端末の位置情報管理システム |
CN114705809A (zh) * | 2022-02-21 | 2022-07-05 | 深圳绿米联创科技有限公司 | 检测模块控制方法、装置及电子设备 |
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