JPH08273624A - 表示用蛍光ランプおよびこれを用いた表示装置 - Google Patents

表示用蛍光ランプおよびこれを用いた表示装置

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JPH08273624A
JPH08273624A JP7173895A JP7173895A JPH08273624A JP H08273624 A JPH08273624 A JP H08273624A JP 7173895 A JP7173895 A JP 7173895A JP 7173895 A JP7173895 A JP 7173895A JP H08273624 A JPH08273624 A JP H08273624A
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JP
Japan
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light emitting
cathode
row
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Application number
JP7173895A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Sasai
敏彦 笹井
Junichi Nakajima
淳一 中島
Masaaki Kobayashi
正秋 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritake Co Ltd
Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Noritake Co Ltd
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Publication date
Application filed by Noritake Co Ltd, Toshiba Lighting and Technology Corp filed Critical Noritake Co Ltd
Priority to JP7173895A priority Critical patent/JPH08273624A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】各発光室の放電開始電圧のバラツキを低減ない
し防止し、各発光室間の輝度のバラツキを低減ないし防
止して輝度均斉度を高める。 【構成】共通のカソード14と、マトリックス状に配列
されて内壁面にそれぞれ蛍光膜15を形成した複数の発
光室10と、これら複数の発光室10内にそれぞれ設け
られてカソード14との間に複数の放電路を形成する複
数のアノード13と、これらの各アノード13とカソー
ド14とで発生する陽光柱を通す放電孔8a,22と
を、放電ガスを封入した気密容器内に設ける。放電孔8
a,22の大きさを、各放電路の長さが長くなるに従っ
て大きくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像表示装置の発光素
子として好適な表示用蛍光ランプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の表示用蛍光ランプの一例
としては、カソードと、そのカソードとの間に放電路を
形成するアノードとを、放電ガスが封入された気密容器
内に内蔵し、これら両電極間の放電によって紫外線を発
生し、アノードの近傍に配置した蛍光体を発光させる表
示用蛍光ランプが知られている。このような複数の蛍光
ランプを表示ボード上にマトリックス状に配置した画像
表示装置によれば、その厚さを特に大きくすることなく
表示面積を大型化することが比較的容易であると共に、
高輝度が容易に得られるため、屋外用の大型画像表示装
置の発光素子等として多用されている。
【0003】そして、この種の従来の表示用蛍光ランプ
としては、1つの気密室内にカソードおよびアノードを
1つずつ備えるいわゆる単管型蛍光ランプが一般的に用
いられており、マトリックス状に配置されているうちの
所定のランプを選択的に発光させることによって、マト
リックス全体で所望の画像を得ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の単管型蛍光ランプでは、それぞれカソードを1つ
ずつ備えているため、多数配列して大画面を構成した場
合にはカソードの数が極めて多くなり、その消費電力が
極めて多くなる。
【0005】そこで、従来より、例えば特開昭64−1
4860号公報、特開平3−222253号公報あるい
は特開平3−285297号公報等では、いわゆる複合
型蛍光ランプが提案されている。これは、共通のカソー
ドと、マトリックス状に配列されて内壁面にそれぞれ蛍
光体を有する複数の発光室と、それら複数の発光室内に
それぞれ設けられてカソードとの間に複数の放電路を形
成する複数のアノードとを、放電ガスを封入した気密容
器内に内蔵し、カソードと所定のアノードとの間で放電
させることによって所定の発光室から発光させるランプ
である。
【0006】しかしながら、このような従来の表示用蛍
光ランプでは、共通のカソードから各アノードまでの各
放電路の長さが相違するために、各放電路のインピーダ
ンスもそれぞれ相違するので、各発光室の放電開始電圧
にバラツキがあるうえに、輝度にバラツキがあるという
課題がある。
【0007】そこで本発明はこのような事情を考慮して
なされたもので、その目的は、各発光室の放電開始電圧
のバラツキを低減ないし防止し、各発光室間の輝度のバ
ラツキを低減ないし防止して輝度均斉度を高めることが
できる表示用蛍光ランプおよびこれを用いた表示装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、共通のカソー
ドと各発光室内のアノードとの間で発生する陽光柱をそ
れぞれ通す各放電孔の大きさを、各放電路の長さが長く
なるに従って大きくすることにより、各放電路のインピ
ーダンスの均等化を図ったものであり、次のように構成
される。
【0009】本願の請求項1に記載の発明は、共通のカ
ソードと、このカソードを収容するカソード室と、マト
リックス状に配列されて内壁面にそれぞれ蛍光体を有す
る発光室と、これら複数の発光室内にそれぞれ設けられ
て上記カソードとの間に複数の放電路を形成する複数の
アノードと、発光室とカソード室とを連通し、カソード
とアノードとの距離が長くなるに従って、その大きさが
大きくなる複数の放電孔とを有し、内部に放電媒体を封
入したことを特徴とする。
【0010】また、本願の請求項2に記載の発明は、共
通のカソードは、その電極軸が複数の放電孔の配列の行
方向に対して垂直をなすように配設されていることを特
徴とする。
【0011】さらに、本願の請求項3に記載の発明は、
複数の放電孔を行列で配列するときは、その列方向で隣
り合う各放電孔の2行同士を1組として、列方向で相互
に近接するように並設していることを特徴とする。
【0012】さらにまた、本願の請求項4に記載の発明
は、複数の放電孔は、少なくとも4行に配列されて、そ
の第1行と第2行同士、並びに第3行と第4行同士をそ
れぞれ列方向で近接させて配置する一方、これら第2行
と第3行との間の中央部において、カソードを放電孔の
行方向の配列に対して垂直をなすように配設したことを
特徴とする。
【0013】さらに、本願の請求項5に記載の発明は、
共通のカソードと、マトリックス状に配列されて内壁面
にそれぞれ蛍光体を有する複数の発光室と、これら複数
の発光室内にそれぞれ設けられてこのカソードとの間に
複数の放電路を形成する複数のアノードと、これらの各
アノードとカソードとで発生する陽光柱をそれぞれ通す
複数の放電孔とを、放電ガスを封入した気密容器内に設
け、前記カソードと所定のアノードとの間で放電させる
ことによって所定の発光室から発光させる形式の表示用
蛍光ランプであって、前記各放電孔の大きさを、前記各
放電路の長さが長くなるに従って大きくしたことを特徴
とする。
【0014】さらにまた、本願の請求項6に記載の発明
は、共通のカソードと、このカソードを収容するカソー
ド室と、マトリックス状に配列されて内壁面にそれぞれ
蛍光体を有する発光室と、これら複数の発光室内にそれ
ぞれ設けられて上記カソードとの間に複数の放電路を形
成する複数のアノードと、発光室とカソード室とを連通
する複数の放電孔とを有すると共に、内部に放電媒体が
封入され、相対的に放電距離の長い放電路に設けられた
放電孔の大きさは、相対的に放電距離の短い放電路に設
けられた放電孔よりも大きいかまたは等しく、最長距離
の放電路に設けられた放電孔の大きさは最短距離の放電
路に設けられた放電孔よりも大きいことを特徴とする。
【0015】また、本願の請求項7に記載の発明は、請
求項1〜6のいずれか1項に記載の複数の表示用蛍光ラ
ンプを表示ボード上に行列状に配設したことを特徴とす
る。
【0016】
【作用】共通のカソードと各発光室内のアノードとの間
で発生する陽光柱をそれぞれ通す各放電孔の大きさを、
各放電路の長さが長くなるに従って大きくしているの
で、各放電路のインピーダンスを均等化することができ
る。
【0017】したがって、共通のカソードと各アノード
との主放電開始電圧のバラツキを低減することができる
うえに、各発光室の輝度のバラツキを低減することがで
きるので、輝度均斉度が向上できる。なお、例えば隣合
ういくつかの放電孔を同じ大きさにしてもよいが、最終
的には中央部と最外側の放電孔の大きさが異なり、全体
として外側にいくほど放電孔が大きくなるように構成し
てもよい。
【0018】そして、この複数の表示用蛍光ランプをマ
トリックス状に配列してなる表示装置としても、全体の
輝度均斉度を高めることができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図17を参照
して説明する。なお、図1〜図17中、同一または相当
部分には同一符号を付している。また、以下の説明にお
いて各図の寸法の比率等は必ずしも正確に描かれたもの
ではない。
【0020】図1は本発明の一実施例である表示用蛍光
ランプ1の外観斜視図、図3はその分解斜視図であり、
これらの図において、表示用蛍光ランプ1は、例えばガ
ラス等よりなる有底角筒状のトップボックス2の開口上
端に、透明板状のフロントガラス3を低融点ガラスによ
り固着して気密に閉じている。トップボックス2の底面
には例えば低融点ガラスによって図中上下両端開口の角
筒状のボトムボックス4を同心状に固着している。ボト
ムボックス4は図1中横方向の長さがトップボックス2
の横方向の長さと少なくとも同長以下であるが、縦方向
の長さはトップボックス2の縦よりも若干短かく形成さ
れている。ボトムボックス4は、その底面開口端に矩形
板状のアンダーガラス5を低融点ガラスにより気密に固
着している。ボトムボックス4の前後面から水平方向外
方へ突出するトップボックス2の突出端部の外底面に上
部リードピン6を垂下している。この上部リードピン6
はアンダーガラス5側に垂下し、かつボトムボックス4
の外側面のうちトップボックス2の一側面に沿ってそれ
ぞれ1列に配列された例えば16本(何れの面ともそれ
ぞれ8本)のステンレス製でアノード給電用のリードピ
ンである。また、ボトムボックス4とアンダーガラス5
との間から図中下方へ垂下するカソード給電用の2本の
下部リードピン7を設けている。
【0021】トップボックス2の内部には、図2と分解
斜視図の図3に示すように、ホーロー製のアノード室1
1を内蔵している。アノード室11は矩形平板状の底板
8上で複数の帯板を格子状に組み付けて固着された隔壁
9により例えば48個の有底角筒状の発光室10に仕切
っている。底板8には各発光室10毎に、丸穴の放電孔
8aと矩形の長穴8bをそれぞれ開口しており、これら
の各長穴8bには、後述する絶縁基板12に立設される
48個のアノード13が各発光室10の底部を貫通した
状態で位置させている。
【0022】上記丸穴の放電孔8aは、図2において上
から第1行目および第3行目の発光室10ではその内部
の下端の位置に、第2行目および第4行目の発光室10
ではその内部の上端の位置にそれぞれ設けており、これ
ら放電孔8aの第1行目と第2行目同士,第3行目と第
4行目同士がそれぞれ1組となって列(図中縦)方向で
相互に近接して配置されている。
【0023】また、これら2組の放電孔8aの配列が図
2中縦方向(列方向)で対向する中央部に、後述するカ
ソード14を、その電極軸が放電孔8aの横方向の並設
方向(行方向)に対してほぼ垂直をなすように配置して
いる。カソード14はボトムボックス4内に内蔵され
る。
【0024】一方、上記長穴8bは、図2中上から第1
行目および第3行目の発光室10ではその内部の上端の
位置に、第2行目および第4行目の発光室10ではその
内部の下端の位置にそれぞれ設けられている。また、図
4に示すように各発光室10の内側壁面および内底面に
は、蛍光膜15を設けている。この蛍光膜15は、1画
素を構成する3つの発光室10毎に、R(赤色),B
(青色),G(緑色)に対応する蛍光体を各1色ずつ塗
布されることにより構成されている。したがって、例え
ば左右方向および上下方向に各4画素が配列されること
になり、1本の表示用蛍光ランプ1全体で16画素が備
えられる。
【0025】そして、フロントガラス3の内底面にはフ
ィルム状のカラーフィルタ16を設けている。このカラ
ーフィルタ16は図5に示すように、各発光室10の蛍
光膜15の各発光色R,B,Gにそれぞれ対応して、
R,B,Gをそれぞれ透過せしめるフィルタ部を形成
し、1画素をなすR,B,Gドット毎に、これらの外周
を黒色帯状のブラックストライプ16aにより囲むこと
により1画素毎に黒色で縁取りしている。
【0026】また、カラーフィルタ16をフロントガラ
ス3の内面に設けた理由について、次に説明する。
【0027】仮に、図6に示すようにカラーフィルタ1
6をフロントガラス3の外面に設けた場合には、フロン
トガラス3を、その前方から、各発光室10の光軸Oに
対して所要角度傾斜した角度θから見ると、図7に示す
ように見掛け上の発光面積Lは、1画素分(R,B,
G)の発光室10の発光面積3Sに比して見る角度θが
大きくなるに従って小さくなると共に、図8に示すよう
に視差による各発光色R,B,Gの混色範囲の割合2x
/L(%)は増大し、色純度が低下する。
【0028】しかし、図4,図9に示すようにカラーフ
ィルタ16をフロントガラス3の内面に設ける場合に
は、カラーフィルタ16が各発光室10の出光端に殆ど
密着するので、見る角度θが大きくなっても視差による
各発光色R,B,Gの混色を有効に防止することができ
る。また、フロントガラス3の前外面にはカラーフィル
タ16を設けないので、この前外面にフロスト処理等を
施すことができ、これにより、外光反射や写り込みを防
止することもできる。
【0029】そして、トップボックス2の内底面とアノ
ード室11の下底面との間には、図3にも示すようにセ
ラミックス製等の絶縁基板12を介在させている。絶縁
基板12は、その上面上に、例えば48個のアノード1
3を立設している。また、絶縁基板12の一方の面、例
えば下面には図10(a),(b)に示すように、抵抗
体18を介して上記アノード13に接続される12本の
第1配線19a〜19lが、アノード13の列(すなわ
ち図の上下方向の並び)毎に形成されている。この第1
配線19は、図示しない電源装置および画像制御装置に
接続されており、その画像制御装置から送られる制御信
号に従って、所定の列に所定の時間だけ電圧が印加され
るものである。
【0030】上記抵抗体18は、例えば酸化物系材料の
ペーストを印刷・焼成することにより、5kΩ程度の抵
抗値に形成された厚膜抵抗体である。なお、図10
(b)に示すように絶縁基板12の上記一方の面には上
記の第1配線19および抵抗体18を全て覆って保護す
るために、絶縁層(オーバーコート層)20が、ガラス
ペーストを印刷・焼成することにより設けられている。
この絶縁層20は図10(b)では絶縁基板12と同程
度の厚さに描かれているが、実際にはこれよりは極めて
薄いものである。なお、図10において、21は引き出
し端子用穴である。これは、第1配線19に前記上部リ
ードピン6を接続するために、絶縁基板12,第1配線
19,絶縁層20の厚さ方向に貫通して設けられて、そ
の上部リードピン6を差し込み固定する引き出し端子用
穴である。22は、前記アノード室11に設けられた放
電孔8aと同径同位置に設けられた丸穴である。また、
図10はアノード13および上部リードピン6が立設さ
れていない状態を示しており、23はアノード13を立
設するための長穴である。また、以上の説明から明らか
なように、本実施例においては、第1配線19は列に沿
って一方向に配列されたアノード13に対して各配列単
位毎に設けられている。
【0031】また、絶縁基板12の下面(すなわち、ア
ノード13が立設されている側とは反対側の面)には、
図3における左右方向に長い長方形の4つの制御電極2
4が、図10(a),(b)および図11に示すよう
に、例えばガラスペースト等によってその絶縁基板12
の丸穴22を閉塞するように固着されている。すなわ
ち、図2および図10において破線で示すように、1つ
の制御電極24は図中横方向の1行内に位置する全ての
放電孔8a,丸穴22を閉じている。各制御電極24
は、例えば導電性を有する金属メッシュによって構成さ
れており、発光室10すなわちアノード13の行単位毎
に1つの制御電極24が設けられ、これら24は例えば
絶縁基板12の下面に形成されて第2配線25a〜25
dに電気的に接続されている。この第2配線25aは、
第1配線19が接続されているものとは異なる図示しな
い電源装置に接続されている。
【0032】つまり、本実施例においては、各行におけ
る各列の発光室10に対応する(すなわち、行に沿って
一方向に配列された)制御電極24が一体的に設けられ
ることにより、その制御電極24自体が各発光室10同
士間の接続配線を兼ねており、第2配線25が制御電極
24毎すなわち各行単位毎に設けられている。なお、図
10において26は引き出し端子用穴であり、これは第
2配線25に上部リードピン6を接続するために、絶縁
基板12,第2配線25,絶縁層20の厚さ方向に貫通
して穿設されて、そのリードピン6を差し込み固定せし
めるものである。
【0033】また、トップボックス2の底面には、絶縁
基板12に固定された上部リードピン6が貫通する貫通
穴27が、図3に示すように片側8箇所ずつ2列に設け
られている。上部リードピン6は、第1配線19a〜1
9lおよび第2配線25a〜25dにそれぞれ接続され
た状態で、前記絶縁基板12に例えばガラスペースト等
によって固定されると共に、上記貫通穴27に貫通させ
られた状態で例えばガラスペーストにより固定される。
また、その底面の貫通穴27の内側位置に矩形の長穴2
8が2箇所に設けられており、ボトムボックス4内部と
連通させられている。この各矩形の長穴28は、その幅
方向長さが制御電極24のほぼ2枚分の幅を有し、絶縁
基板12に設けた丸穴22およびアノード室11の放電
孔8aの、図2および図10における第1行目および第
2行目と、第3行目および第4行目とにそれぞれ連通す
る位置に設けられており、これにより、図4に示される
ように、アノード室11の各発光室10が放電孔8a,
丸穴22,制御電極24,および矩形長穴28を介して
ボトムボックス4と連通させられている。
【0034】また、図3に示すようにアンダーガラス5
のボトムボックス4側の一面(図3中上面)上には、一
対の内部導入線29,29がほぼ平行に並設されてお
り、カソード14がその内部導入線29,29の軸方向
中間部上で立設される一対の支持軸30,30によって
固定され、図2に示すようにカソード14がアンダーガ
ラス5のほぼ中央部に配置されている。この内部導入線
29,29はそのアンダーガラス5の図3における左右
両端から外方へ突出した突出端部を図中下方に向ってほ
ぼ直角に折り曲げられることにより下部リードピン7に
形成されるものであり、カソード14には下部リードピ
ン7から電圧が印加される。また、内部導入線29のう
ちの一方には、水銀ゲッター31が溶接により固定され
ている。また、アンダーガラス5は、その略中央部に貫
通穴32を穿設しており、これはランプ1の内部の大気
を希ガスに置換するための排気孔である。つまり、表示
用蛍光ランプ1は、全体を加熱しつつ内部の大気を真空
吸引して排気する一方、内部に希ガスを導入して貫通穴
32をガラス33等で閉じることによって、フロントガ
ラス3,トップボックス2,ボトムボックス4,アンダ
ーガラス5により気密容器に形成した後、外部から上記
水銀ゲッター31を高周波誘導加熱で加熱して、ランプ
内部に必要最小限の水銀を一定に供給すると共に残留不
純物ガスをゲッター31に吸着させることにより作製さ
れるものである。
【0035】そして、図2に示すように、放電孔8aお
よびこれと同径同心状の丸穴22の直径を、カソード1
4から遠く離れるに従って次第に拡径することにより、
各アノード13と共通カソード14との各放電路のイン
ピーダンスが等しくなるように形成している。したがっ
て、カソード14に最も近い放電孔8aと丸穴22の直
径が最も小さく形成されて、最も放電路径を絞ることに
より放電路のインピーダンスを高める一方、カソード1
4に最も遠い放電孔8aと丸穴22の直径が最も大きく
形成されて、放電路径の絞りを小さくすることにより放
電路のインピーダンスを低くしている。これにより、各
放電路のインピーダンスが均等化されている。
【0036】また、図2中、上から第1行目と第2行目
の各放電孔8a同士を列方向(図2中縦方向)に相互に
近接させる一方、第3行目と第4行目の各放電孔8a同
士を列方向に相互に近接させている。これにより矩形長
穴28を各行毎に4箇所設ける必要がなく、2箇所で済
むので、構成が簡単となり、その分、トップボックス2
の加工が容易となる。
【0037】次に、このように構成された表示用蛍光ラ
ンプ1の駆動方法の一例を、表示用蛍光ランプ1の回路
図である図12と駆動信号のタイムチャートを示す図1
3に従って説明する。なお、図12においては、1画素
に相当するR,B,Gの3つの発光室10を1ブロック
(すなわち、全体で16(4×4)ブロック)で示して
おり、Rmn,Bmn,Gmnはm行n列に位置するブロック
において、それぞれ赤色R,青紫色B,緑色Gを発光す
る蛍光膜15を形成した発光室10に相当する。また、
通常の屋外用画像表示装置においては、多数の表示用蛍
光ランプ1がマトリックス状に配置されて用いられる
が、基本的な駆動方法は共通するため、以下、1つの表
示用蛍光ランプ1の駆動について説明する。
【0038】図13で示す時刻t0 においては、第1配
線19および第2配線25の何れからも各発光室10の
アノード13および制御電極24に電圧が印加されてお
らず、発光室10は何れも点灯していない。時刻t1 に
なると、電源装置から第1行目の第2配線25aに所定
の電圧(例えば50V程度)が印加されると共に、図示
しない画像制御装置からの制御信号に従って第1列〜第
3列と第12列の第1配線19a,19b,19c,1
9lに主放電電圧(例えば100〜250V程度)が印
加され、第1配線19および第2配線25の両方から給
電される第1行第1列のブロックの発光室10(R11,
B11,G11)、および第1行第4列のブロックのうちの
1つの発光室10(B14)のみが発光させられる。
【0039】すなわち、第1配線19からは、第1列〜
第3列(R11〜G11)および第12列(G14〜G44)の
発光室10の全てに、放電が生じるために十分な所定の
主放電電圧が印加されるが、カソード14とアノード1
3との間には制御電極24が設けられているため、制御
電極24に所定の電圧が印加されていない行(すなわ
ち、第2行〜第4行)においては放電が生じない。その
ため、主放電電圧が印加されている上記の発光室10の
うち、制御電極24に所定の電圧が印加されている第1
行に位置する発光室10のアノード13とカソード14
との間のみで放電が生じ、その発光室10から発光させ
られるのである。
【0040】時刻t2 になると、第1配線19と第2配
線25からの給電が停止されて発光が一旦停止される。
時刻t2 になると、第2行目の第2配線25bと第1列
目の第1配線19aから電圧が印加される。このため、
上述の説明と同様にして第1配線19と第2配線25の
両方から電圧が印加されている第2行,第1列のR21の
発光室10のみが発光する。このとき、第1列の第1配
線19aからの給電時間(t3 〜t4 )が上述の場合の
半分であるため、R21からの発光量は上述の場合の半分
(すなわち、輝度が半分)となる。その後、時刻t4 ,
t5 において第1列目の第1配線19aと第2行目の第
2配線25bからの給電がそれぞれ停止されると、R21
の発光室10からの発光が停止される。
【0041】続く時刻t6 においては、第3行目の第2
配線25cから電圧が印加されるが、全第1配線19a
〜19lの何れからも主放電電圧か印加されないため、
何れの発光室10も発光させられない。時刻t7 におい
て第3行目の第2配線25cからの給電が一旦停止され
た後、時刻t8 において第4行目の第2配線25dと第
12列の第1配線19lに電圧が印加され、第1配線1
9と第2配線25の両方から電圧が印加されたG44の発
光室10のみが発光させられる。そして、時刻t9 にお
いて給電が一旦停止された後、時刻t10において再び第
1行目の第2配線25aに電圧が印加されると共に、第
10列の第1配線19jに電圧が印加され、R14の発光
室10が発光させられる。
【0042】このようにして、第2配線25a〜25d
に第1行目〜第4行目〜第1行目と、順次制御電圧が印
加されると共に、その第2配線25の電圧が印加される
行のうちの発光させる発光室10が位置する列に対応す
る第1配線19aから19lに順次定電圧が印加される
ことにより、表示用蛍光ランプ1は行単位で上から下へ
連続的に走査され、第1配線19のパルスすなわち駆動
信号に従って所望の映像が表示される。なお、第2配線
25から電圧が印加される通電時間は100m秒程度の
時間であり、第1配線19から電圧が印加される通電時
間は、高い輝度を得るとき(t1 〜t2 等)は例えば1
00m秒程度の通電時間、比較的低輝度を得るとき(例
えばt3 〜t4 )は、高輝度を得るときの約半分程度の
通電時間50m秒程度とされる。また、第2配線25か
らの電圧の印加が停止されてから次に電圧が印加される
までの時間(t2 〜t3 等)は、例えば5m秒程度の極
めて短かい時間とされている。したがって、1サイクル
すなわち第1行〜第4行の第2配線25a〜25dまで
の1回の走査の時間(t1 〜t9 )は、例えば420m
秒程度とされている。
【0043】ここで、本実施例によれば、マトリックス
状に配列された複数の発光室10内に形成された複数の
アノード13のうち、列に沿って一方向に配列されたも
のに対して各配列単位毎に抵抗体18を介して複数本の
第1配線19が接続される一方、発光室10の各行毎に
設けられた制御電極24がそれぞれ各別に複数の第2配
線25に接続されることにより、アノード13には列単
位に放電を生じさせるための主放電電圧が印加されると
共に、制御電極24には行単位にその放電を容認するた
めの制御電圧が印加される。
【0044】すなわち、表示用蛍光ランプ1において
は、カソード14とアノード13との間に制御電極24
が介在されているため、アノード13に主放電電圧が印
加されているにも拘らず、制御電極24に制御電圧が印
加されない場合には、カソード14と制御電極24との
電位差がないことにより、カソード14とアノード13
との間の放電が発生せず、発光室10は陽光柱により発
光させられない。そのため、行方向に順次走査して第2
配線25から給電すると共に、その走査に対応して各行
の点灯すべき発光室10がある列に第1配線19から順
次給電することにより、第1配線19からアノード13
に電圧が印加された発光室10のうち、第2配線25か
ら制御電極24に電圧が印加されている行に位置する発
光室10のみが選択的に順次発光させられ、所望の文
字,図形,記号等の画像が表示される。
【0045】このため、表示用蛍光ランプ1はいわゆる
ダイナミック駆動が可能となって、アノード13と制御
電極24からの引き出し端子の数は、発光室10すなわ
ちアノード13が形成するマトリックスの行数と列数と
の和となり、少なくなる。これにより、画素密度(単位
面積辺りの発光室10の数)を高くする場合にも上部リ
ードピン6の密度が高くならず、構造が比較的簡単にな
って製造が容易になると共に製造コストが低減される。
さらに、引き出し端子数の減少によって必要とされる駆
動素子の数も減少し、制御回路の製造コストも低減され
て表示装置全体のコストが低減される。
【0046】これに対して、従来の各発光室毎に点灯を
制御するいわゆるスタティック駆動の場合には、各発光
室毎に駆動信号を入力させるため、アノード13からの
引き出し線の数が行数と列数の積(例えば、本実施例の
表示用蛍光ランプ1と同様に4行×12列に発光室が配
置されている場合には、4×12=48本)と多く必要
とされた。そのため、画素密度を高くする場合にはリー
ドピン20の密度が高くなって構造が複雑となるという
問題があったのである。
【0047】また、本実施例によれば、第1配線19か
らアノード13への電圧の印加時間は、画像制御装置か
らの制御信号に従って変更され、その印加時間の変更に
よって発光室10の輝度が変更できるため、画像表示装
置の設置場所や表示内容に応じて画像の輝度を変更する
ことが可能となる。
【0048】さらに、48ドット分の発光室10が1つ
の気密容器内に備えられて、各発光室10内のアノード
13と1つのカソード14との間で放電させられるた
め、各アノード13に対してそれぞれカソード14を設
ける場合に比較して、カソード14の消費電力を低減で
きる。そして、共通のカソード14と各アノード13と
の間に、その両電極14,13間の放電開始直前に所定
の電圧が通電される制御電極24を介在したので、主放
電開始電圧を低下せしめ、始動性を良好にすることがで
きる。
【0049】しかも、放電孔8aと丸穴22との直径
を、共通カソード14から遠く離れる従って次第に拡径
することにより、カソード14と各アノード13との各
放電路のインピーダンスを均等化したので、これらの各
放電路の放電開始電圧のバラツキを低減することができ
ると共に、各発光室10の輝度均斉度を高めることがで
きる。なお、上記実施例では放電孔8aと丸穴22とを
円形に形成した場合について形成したが、これは角孔で
もよい。
【0050】また、絶縁基板12上に抵抗体18と第1
配線19等を厚膜印刷により形成しているため、従来の
制御回路側に抵抗体を取り付けていた場合に比較して制
御回路を簡単にすることが可能である。
【0051】さらに、1つの表示用蛍光ランプ1に16
画素(すなわち48ドット)に相当する発光室10が備
えられているため、従来の1つの表示用蛍光ランプ1に
1画素あるいは1ドットのみが備えられていた場合に比
較して、画素密度を高くすることが容易である。
【0052】なお、アノード13および制御電極24に
印加される電圧は、主放電電圧が100〜250V程
度、制御電圧が20〜100V程度の間で、それぞれ電
極形状や要求される輝度等に対応して適宜設置されるも
のである。
【0053】次に、本発明の他の実施例を図面を参照し
て説明する。
【0054】図14(a),(b)は、前記実施例にお
ける図2の一部および図11にそれぞれ対応する図であ
って、前記のアノード13に代えて、絶縁基板12上に
アノード40を厚膜により形成する場合の一例を示す図
である。これは、アノード40を、絶縁基板12上であ
って前述の実施例においてアノード13が取り付けられ
ていた位置に、例えばNi(ニッケル)等の厚膜ペース
トを印刷・焼成することによって形成する点に特徴があ
る。一方、アノード13には、長穴8bに代えて比較的
大きい角穴41が設けられており、アノード13とカソ
ード14との間には放電孔8aと丸穴22および角穴4
1を通る放電路が形成されている。このようにすればア
ノード40も抵抗体18等と同様に印刷形成されるた
め、別途アノード13を作製して絶縁基板12に固定す
る場合に比較して製造が一層容易となる。
【0055】図15は前記メッシュ状制御電極24に所
定電圧を印加したときに流れる制御電流Ig(mA)と
放電開始電圧Vs(V)との関係を、制御電極24のメ
ッシュの単位長当りの素線の本数を種々変えたときの変
化を示している。図15中□印は制御電極24の単位長
当りの素線の本数がゼロ(0本/cm)、つまり、外枠の
みの場合、+印は10本/cm,○印は15本/cm,△印
は20本/cmの場合をそれぞれ示している。
【0056】そして、制御電極24が△印の20本/cm
の場合は、制御電流Igが0.1〜0.5mAのとき
に、放電開始電圧Vsが約170〜180V程度であ
る。この場合は□印の0本/cmの場合に比して放電開始
電圧Vsが若干高いが、これは制御電極24のメッシュ
自体の狭窄性に起因する。しかし、制御電極24自体を
設けないときの放電開始電圧Vsが約300〜330V
程度であるので、制御電極24を有する本実施例の場合
にはメッシュの網目の大小に拘らず、放電開始電圧Vs
を、その約1/2の約150V程度に低減することがで
きる。このために、共通カソード14とアノード13と
に印加すべき主放電電圧を大幅に低減できるので、点灯
回路部品の小容量と小型軽量化とを共に図ることができ
る。
【0057】また、一旦、共通カソード14とアノード
13との間で主放電が開始されたときは、引き続き制御
電極24に電圧を印加する必要がないので、主放電電圧
が印加される直前に、制御電圧をパルス印加すれば足
り、節電を図ることができる。
【0058】なお、図16は、表示用ランプ1に用いら
れる他の制御電極42を示す図である。この制御電極4
2は、例えばFe−Ni−Cr合金または426合金
(Ni−42%,Cr−6%,残Fe)等から成る極め
て薄い金属板に、例えばエッチング等によって微小な正
六角形の穴43を多数設けたものであり、この穴43の
大きさ、すなわち、隣り合う穴43同士の向かい合う頂
点間の距離は、例えば0.1mm程度に、全体の開口率は
例えば80%程度にされている。前述の実施例の制御電
極24に代えてこのような制御電極42が用いられても
同様な効果が得られる。なお、穴43の形状は正六角形
に限られず、丸穴やその他の多角形であってもよいが、
穴43の大きさがカソード14から飛び出した電子が通
過できる範囲で十分に小さく、かつ制御電圧印加時の電
子の通過をできるだけ容易とするため開口率は可及的に
大きいことが望ましい。
【0059】また、前述の実施例における制御電極2
4,40,42は、それぞれ図17に示す制御電極44
のような形状に形成されてもよい。この制御電極44
は、制御電極24,40,42等において放電孔8a,
丸穴22の間に位置する部分に切欠部45が設けられた
形状にされている。このため、制御電極44の面積が減
じられて制御電圧を低減することが可能である。さら
に、本発明は、制御電極24,40,42,44自体を
設けない表示用蛍光ランプ1にも適用することができ
る。
【0060】以上、本発明の一実施例を図面を参照して
詳細に説明したが、本発明はさらに別の形態でも実施さ
れる。
【0061】例えば、前述の実施例においては、表示用
蛍光ランプ1は16画素を有していたが、この画素数は
適宜変更され得る。例えば1画素×4画素のように構成
してもよいし、反対に20画素あるいはそれ以上の画素
数を有するように構成されてもよい。
【0062】また、発光室10を形成するアノード室1
1、および絶縁基板12は、ホーロー,ガラスやセラミ
ックス等の各種の絶縁基板から構成されてもよい。
【0063】さらに、抵抗体18は、絶縁基板12上に
形成された厚膜抵抗体に代えて他の抵抗体が用いられて
もよく、第1配線19,第2配線25等もリード線を絶
縁基板12上に接合することにより構成されてもよい。
【0064】また、トップボックス2には、発光室10
とボトムボックス4内とを連通させるための一対の矩形
長穴28が設けられていたが、各発光室10とそれぞれ
連通させる穴が1つずつ設けられていてもよく、また、
複数の発光室10と連通させる穴が複数設けられていて
もよい。なお、各発光室10と各別に連通させられる穴
が設けられている場合には、前述の実施例における絶縁
基板12上の制御電極24に代えて同様な制御電極がそ
のトップボックス2の穴に設けられてもよい。
【0065】また、カソード14は、1つの表示用蛍光
ランプ1に対して1つ設けられていたが、複数のカソー
ド14が設けられていてもよい。
【0066】また、第1配線19,アノード13との間
に設けられている抵抗体18は、第1配線19中に設け
られていてもよい。このようにすれば、第1配線19群
の各列に設けられる抵抗体18が各々1つとなって、絶
縁基板12への厚膜抵抗体の形成、あるいは抵抗体の接
合が一層容易となって表示用蛍光ランプ1の製造コスト
が一層低減される。
【0067】また、表示用蛍光ランプ1を複数マトリッ
クス状に配置し、大型画像表示装置を構成する場合に
は、各表示用蛍光ランプ1がそれぞれ前述の駆動方法の
説明のように駆動されてもよく、また。全体として1つ
の表示用蛍光ランプのような駆動されてもよい。すなわ
ち、複数配列されている表示用蛍光ランプ1の第1配線
19と第2配線25を各列および各行単位で全て接続
し、表示面全体で一体的に走査されてもよい。
【0068】その他、一々例示はしないが、本発明はそ
の主旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得るものであ
る。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、陽光柱を
通す放電孔の大きさを、共通カソードからアノードまで
の放電路長が長くなるに従って次第に拡径したので、各
放電路のインピーダンスを均等化することができる。
【0070】したがって、共通のカソードと各アノード
との主放電開始電圧のバラツキを低減することができる
うえに、各発光室の輝度のバラツキを低減することがで
きる。
【0071】そして、この複数の表示用蛍光ランプをマ
トリックス状に配列してなる表示装置としても、全体の
輝度均斉度を高めて、高品位な映像を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の表示用蛍光ランプの外観斜
視図。
【図2】図1で示す表示用蛍光ランプの平面図。
【図3】図1で示す表示用蛍光ランプの分解斜視図。
【図4】図2の一部を省略して示すIV−IV線矢視断面
図。
【図5】図4で示すカラーフィルタの一部切欠平面図。
【図6】従来のカラーフィルタのフロントガラスの貼着
方法の一例を示す図。
【図7】図6で示すカラーフィルタの視認角度による見
掛け上の発光面積の変化を示すグラフ。
【図8】図6で示すカラーフィルタの視認角度による発
光色の混色範囲の変化を示すグラフ。
【図9】図4で示すカラーフィルタの作用を示す図。
【図10】(a)は図1で示す表示用蛍光ランプの絶縁
基板の一面を一部省略して示す平面図、(b)は(a)
のb−b線矢視断面図。
【図11】図2のXI−XI線矢視断面図。
【図12】図1で示す表示用蛍光ランプの回路図。
【図13】図1で示す表示用蛍光ランプを駆動するため
の駆動信号を表すタイムチャート。
【図14】本発明の他の実施例を示す図であって、
(a)は図2で示すアノード室の一部の拡大図、(b)
は(a)におけるb−b線矢視断面図。
【図15】図3等で示すメッシュ状制御電極による放電
開始電圧の低減効果を示すグラフ。
【図16】本発明の他の実施例に用いられる制御電極の
一部省略平面図。
【図17】本発明のさらに他の実施例に用いられる制御
電極を示す図。
【符号の説明】
1 表示用蛍光ランプ 2 トッブボックス 3 フロントガラス 4 ボトムボックス 5 アンダーガラス 6 上部リードピン 7 下部リードピン 8 底板 8a 放電孔 8b 長穴 9 隔壁 10 発光室 11 アノード室 12 絶縁基板 13 アノード 14 カソード 15 蛍光膜 16 カラーフィルタ 18 抵抗体 19,19a〜19l 第1配線 20 絶縁層 21 引き出し端子用穴 22,23 丸穴 24 制御電極 25,25a〜25d 第2配線 26 引き出し端子用穴 27 貫通穴 28 矩形長穴 29 内部導入線 30 支持軸 31 水銀ゲッター 32 貫通穴 33 ガラス 40 アノード 41 角穴 42,44 制御電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 淳一 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東芝 ライテック株式会社内 (72)発明者 小林 正秋 愛知県名古屋市西区則武新町三丁目1番36 号 株式会社ノリタケカンパニーリミテド 内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共通のカソードと、このカソードを収容
    するカソード室と、マトリックス状に配列されて内壁面
    にそれぞれ蛍光体を有する発光室と、これら複数の発光
    室内にそれぞれ設けられて上記カソードとの間に複数の
    放電路を形成する複数のアノードと、発光室とカソード
    室とを連通し、カソードとアノードとの距離が長くなる
    に従って、その大きさが大きくなる複数の放電孔とを有
    し、内部に放電媒体を封入したことを特徴とする表示用
    蛍光ランプ。
  2. 【請求項2】 共通のカソードは、その電極軸が複数の
    放電孔の配列の行方向に対して垂直をなすように配設さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の表示用蛍光ラ
    ンプ。
  3. 【請求項3】 複数の放電孔を行列で配列するときは、
    その列方向で隣り合う各放電孔の2行同士を1組とし
    て、列方向で相互に近接するように並設していることを
    特徴とする請求項1記載の表示用蛍光ランプ。
  4. 【請求項4】 複数の放電孔は、少なくとも4行に配列
    されて、その第1行と第2行同士、並びに第3行と第4
    行同士をそれぞれ列方向で近接させて配置する一方、こ
    れら第2行と第3行との間の中央部において、カソード
    を放電孔の行方向の配列に対して垂直をなすように配設
    したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記
    載の表示用蛍光ランプ。
  5. 【請求項5】 共通のカソードと、マトリックス状に配
    列されて内壁面にそれぞれ蛍光体を有する複数の発光室
    と、これら複数の発光室内にそれぞれ設けられてこのカ
    ソードとの間に複数の放電路を形成する複数のアノード
    と、これらの各アノードとカソードとで発生する陽光柱
    をそれぞれ通す複数の放電孔とを、放電ガスを封入した
    気密容器内に設け、前記カソードと所定のアノードとの
    間で放電させることによって所定の発光室から発光させ
    る形式の表示用蛍光ランプであって、前記各放電孔の大
    きさを、前記各放電路の長さが長くなるに従って大きく
    したことを特徴とする表示用蛍光ランプ。
  6. 【請求項6】 共通のカソードと、このカソードを収容
    するカソード室と、マトリックス状に配列されて内壁面
    にそれぞれ蛍光体を有する発光室と、これら複数の発光
    室内にそれぞれ設けられて上記カソードとの間に複数の
    放電路を形成する複数のアノードと、発光室とカソード
    室とを連通する複数の放電孔とを有すると共に、内部に
    放電媒体が封入され、相対的に放電距離の長い放電路に
    設けられた放電孔の大きさは、相対的に放電距離の短い
    放電路に設けられた放電孔よりも大きいかまたは等し
    く、最長距離の放電路に設けられた放電孔の大きさは最
    短距離の放電路に設けられた放電孔よりも大きいことを
    特徴とする表示用蛍光ランプ。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載の複
    数の表示用蛍光ランプを表示ボード上に行列状に配設し
    たことを特徴とする表示装置。
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