JPH08273030A - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

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JPH08273030A
JPH08273030A JP7022895A JP7022895A JPH08273030A JP H08273030 A JPH08273030 A JP H08273030A JP 7022895 A JP7022895 A JP 7022895A JP 7022895 A JP7022895 A JP 7022895A JP H08273030 A JPH08273030 A JP H08273030A
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credit card
selection switch
credit
card
vending machine
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JP7022895A
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Koichi Takaoka
浩一 高岡
Kunihiro Tsurumaru
邦浩 鶴丸
Shiro Okubo
志郎 大窪
Shigenobu Nishimura
重信 西村
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 販売時間を短縮化できると共に通信回線の使
用料金を削減できる自動販売機を提供する。 【構成】 クレジットカード発行会社のコンピュータ2
1と通信回線を介して接続される通信手段と、クレジッ
トカードに書き込まれているデータを読み取るカードリ
ーダー10と、購入する商品を選択する商品選択スイッ
チ22と、商品選択スイッチ22の作動可・作動不可を
制御する商品選択スイッチ制御手段23とを具備し、カ
ードリーダー10にクレジットカードを通した後に商品
選択スイッチ22を作動させることによって、商品を購
入できるようにした自動販売機Aに関する。カードリー
ダー10で読み取られたデータから有効期限を抽出する
有効期限抽出手段24と、計時手段25と、有効期限抽
出手段24で抽出された有効期限の年月日と計時手段2
5で計時された年月日とを比較して有効期限内であるか
どうかを判定する有効期限判定手段26を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンパクトディスク等
の販売に用いられる自動販売機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】音楽を録音したコンパクトディスク、テ
レビゲームのCD−ROM、ビデオのCD−ROM等を
販売する自動販売機が本出願人によって提供されてい
る。図12はその一例を示すものであって、自動販売機
Aは自動販売機本体1の前面の開口部に扉2を開閉自在
に設けて形成してあり、自動販売機本体1内に複数種類
のコンパクトディスク等の商品が収容してある。自動販
売機の前面の扉2には商品の見本3を並べて陳列してあ
り、各商品見本3の下側には商品選択スイッチの釦4が
設けてある。また扉2の側部にはコイン投入口5や紙幣
導入口6、返却レバー7、釣銭出口8が設けてあり、さ
らにクレジットカードを通すカードリーダー10や、数
字を入力するテンキー11、明細票を印字して発行する
プリンター12、モニター用ディスプレー13、スピー
カー14等が設けてある。さらに自動販売機Aの下端部
には商品取り出し口15が設けてある。
【0003】この自動販売機にあって、コイン投入口5
から硬貨を投入したり、紙幣導入口6から紙幣を導入し
たりして、商品の代金を入れた後に、希望する商品の見
本3に対応する商品選択スイッチ釦4を押すことによっ
て、自動販売機本体1内の商品送り出し機構が作動し、
自動販売機本体1内に収容した商品から希望する種類の
商品を商品取り出し口15内に落下させ、この商品を商
品取り出し口15から取り出すことができるようにして
ある。また釣銭は釣銭出口8から返却されるようにして
あり、さらに明細票がプリンター12で印刷して発行さ
れるようにしてある。
【0004】一方、この自動販売機にあっては、硬貨や
紙幣のような現金を使用せずに、クレジットカードを用
いて商品を購入することができるようになっている。す
なわち、クレジットカードは、現金を使わずに商品を購
入したり各種のサービスを受けた後に、後払いで清算す
るシステムに用いられるカードであり、クレジットカー
ドにはクレジットカードを特定する識別データ等が磁気
情報として磁気ストライプに書き込まれている。そして
クレジットカードをカードリーダー10に通すことによ
って磁気情報を読み取らせた後に、商品選択スイッチ釦
4を押すことによって、自動販売機本体1内に収容した
商品から商品選択スイッチ釦4で選択した商品を取り出
すことができるようになっている。
【0005】自動販売機にはCPUとメモリからなるマ
イクロコンピュータが内蔵してあり、クレジットカード
を発行したクレジットカード発行会社のコンピュータに
通信回線を介してこのマイクロコンピュータが接続して
ある。そして上記のようにクレジットカードを使用して
商品を購入すると、マイクロコンピュータからクレジッ
トカード発行会社のコンピュータに利用実績情報のデー
タが送信され、この利用実績情報のデータに基づいてク
レジットカード発行会社から銀行等の金融機関に決済デ
ータが送られる。この後に、決済データに基づく請求書
がクレジットカードの使用者に郵送され、請求書の金額
を金融機関に支払うことによって、清算される仕組みに
なっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにクレジッ
トカードを使用する場合、クレジットカードをカードリ
ーダー10に通すと、クレジットカードに書き込まれて
いる磁気情報から、クレジットカードを特定する識別デ
ータを抽出し、この識別データに基づいて通信回線を通
じてクレジットカード発行会社のコンピュータに信用照
会を行ない、クレジットカードの有効期限を確認し、ま
たクレジットカードが紛失・盗難等で使用停止になって
いるものに該当しないかを確認するようになっている。
【0007】しかし、このようにクレジットカード発行
会社のコンピュータに通信回線を通して照会してクレジ
ットカードの有効期限を確認したり、使用停止カードで
ないかを確認したりする場合、クレジットカードをカー
ドリーダー10に通した後、商品選択スイッチ釦4を押
して商品を取り出すとができるようになるまでの時間が
長く必要になる。従って、クレジットカードをカードリ
ーダー10に通す度に、クレジットカード発行会社のコ
ンピュータにいちいち通信回線を通して照会をすると、
顧客を待たせる時間が長くなって、顧客に対するサービ
スの面で問題が生じると共に自動販売機の売上にも影響
が生じるものであり、さらには通信回線の使用料金が嵩
むという問題も生じるものであった。
【0008】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、販売時間を短縮化することができると共に通信回
線の使用料金を削減することができる自動販売機を提供
することを目的とし、加えて不正使用を防ぐことがで
き、あるいは取り扱うクジレットカードの種類を容易に
変更することができ、あるいは暗証番号の要不要の設定
を容易に行なうことができる自動販売機を提供すること
を目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動販売機
は、請求項1のように、クレジットカード発行会社のコ
ンピュータ21と通信回線を介して接続され、自動販売
機Aにおけるクレジットカードの利用実績情報を該コン
ピュータ21に送信すると共にクレジットカードの管理
情報を該コンピュータ21から受信する通信手段20
と、クレジットカードに書き込まれているデータを読み
取るカードリーダー10と、購入する商品を選択する商
品選択スイッチ22と、カードリーダー10で読み取ら
れたクレジットカードのデータに基づいて商品選択スイ
ッチ22の作動可・作動不可を制御する商品選択スイッ
チ制御手段23とを具備して形成され、カードリーダー
10にクレジットカードを通した後に商品選択スイッチ
22を操作して作動させることによって、商品を取り出
すことができるようにした自動販売機Aにおいて、カー
ドリーダー10で読み取られたデータからクレジットカ
ードの有効期限を抽出する有効期限抽出手段24と、現
在の年月日を計時する計時手段25と、有効期限抽出手
段24で抽出された年月日と計時手段25で計時された
年月日とを比較して有効期限内であるかどうかを判定
し、判定が有効期限内でない場合は商品選択スイッチ2
2を作動不可に制御するように商品選択スイッチ制御手
段23を作動させる有効期限判定手段26とを具備して
成ることを特徴とするものである。
【0010】上記構成に加えて請求項2の発明は、クレ
ジットカード発行会社のコンピュータ21から予め通信
手段20を介して受信した使用できないクレジットカー
ドのリストを記憶するブラックリスト記憶手段27と、
カードリーダー10で読み取られたデータからクレジッ
トカードの識別データを抽出するクレジットカード抽出
手段28と、クレジットカード抽出手段28で抽出され
た識別データとブラックリスト記憶手段27に記憶され
たリストとを比較してクレジットカードがリストに該当
するかどうかを判定し、判定がリストに該当する場合は
商品選択スイッチ22を作動不可に制御するように商品
選択スイッチ制御手段23を作動させるブラックリスト
判定手段29を具備して成ることを特徴とするものであ
る。
【0011】また請求項3の発明は、クレジットカード
発行会社のコンピュータ21に通信手段20を介してク
ジレットカードの信用照会をする信用照会手段30と、
自動販売機Aでクレジットカードが使用された回数をカ
ウントする使用回数カウント手段31と、現在の時間を
計時する計時手段25と、使用回数カウント手段31で
カウントされた回数と計時手段25で計時された時間と
を対比して所定の時間の範囲内でのカウント回数を計算
し、計算された回数が0回の場合のみ信用照会手段30
を作動させる単位時間使用回数計算手段32とを具備し
て成ることを特徴とするものである。
【0012】また請求項4の発明は、クレジットカード
の使用可能回数を設定する使用可能回数設定手段33
と、使用可能回数設定手段33に使用可能回数を入力し
て設定する使用可能回数入力手段34と、上記単位時間
使用回数計算手段32で計算された回数と使用可能回数
設定手段33で設定された回数とを比較して単位時間使
用回数計算手段32で計算された回数が使用可能回数設
定手段33で設定された回数を超えるか否かを判定し、
判定が設定回数を超える場合のみ上記信用照会手段30
を作動させる使用回数判定手段35とを具備して成るこ
とを特徴とするものである。
【0013】また請求項5の発明は、取り扱うクレジッ
トカードの種類のリストを記憶する取り扱いカード記憶
手段36と、取り扱いカード記憶手段36に取り扱うク
レジットカードの種類のリストを入力する取り扱いカー
ド入力手段37と、カードリーダー10で読み取られた
データからクレジットカードの識別データを抽出するク
レジットカード抽出手段28と、クレジットカード抽出
手段28で抽出された識別データと取り扱いカード記憶
手段36に記憶されているデータとを比較してクレジッ
トカードが取り扱っている種類のものであるか否かを判
定し、判定が取り扱っている種類のクレジットカードで
ない場合は商品選択スイッチ22を作動不可に制御する
ように商品選択スイッチ制御手段23を作動させる取り
扱いカード判定手段39とを具備して成ることを特徴と
するものである。
【0014】また請求項6の発明は、暗証番号を入力す
るためのテンキー11と、カードリーダー10で読み取
られたクレジットカードのデータ及びテンキー11で入
力された暗証番号をクレジットカード会社のコンピュー
タ21に送信すると共に、クレジットカード会社のコン
ピュータ21で行なわれたクレジットカードのデータと
暗証番号との比較照合結果を受信する通信手段20と、
通信手段20で受信された比較照合結果が一致の場合に
商品選択スイッチ22を作動可に制御するように商品選
択スイッチ制御手段23を作動させる場合と、暗証番号
の比較照合の有無に関係なく商品選択スイッチ22を作
動可に制御するように商品選択スイッチ制御手段23を
作動させる場合のいずれかに切り換える切り換え手段4
2と、切り換え手段42を制御する切り換え制御手段4
3とを具備して成ることを特徴とするものである。
【0015】また請求項7の発明は、カードリーダー1
0で読み取られたデータからクレジットカードの暗証番
号を抽出する暗証番号抽出手段40と、暗証番号を入力
するテンキー11と、暗証番号抽出手段40で抽出され
た暗証番号とテンキー11で入力された暗証番号とを比
較照合して一致するか否かを判定する暗証番号比較判定
手段41と、暗証番号比較判定手段41による判定が一
致の場合に商品選択スイッチ22を作動可に制御するよ
うに商品選択スイッチ制御手段23を作動させる場合
と、暗証番号比較判定手段41による判定の有無に関係
なく商品選択スイッチ22を作動可に制御するように商
品選択スイッチ制御手段23を作動させる場合のいずれ
かに切り換える切り換え手段42と、切り換え手段42
を制御する切り換え制御手段43とを具備して成ること
を特徴とするものである。
【0016】また請求項8の発明は、カードリーダー1
0で読み取られたデータからクレジットカード発行会社
の識別データを抽出する発行会社抽出手段38と、暗証
番号の比較照合が必要なクレジットカード発行会社のリ
ストを記憶する暗証番号比較会社リスト記憶手段44
と、暗証番号比較会社リスト記憶手段44にリストを入
力して書き換える暗証番号比較会社リスト入力手段45
と、発行会社抽出手段38で抽出されたクレジットカー
ド発行会社の識別データと暗証番号比較会社リスト記憶
手段44に記憶されたリストを比較してカードリーダー
10に通されたクレジットカードが暗証番号の比較照合
が必要なクレジットカードであるか否かを判定し、上記
切り換え制御手段43を制御する暗証番号比較要否判定
手段46とを具備して成ることを特徴とするものであ
る。
【0017】
【作用】請求項1の発明は、カードリーダー10で読み
取られたデータからクレジットカードの有効期限を抽出
する有効期限抽出手段24と、現在の年月日を計時する
計時手段25と、有効期限抽出手段24で抽出された年
月日と計時手段25で計時された年月日とを比較して有
効期限内であるかどうかを判定し、判定が有効期限内で
ない場合は商品選択スイッチ22を作動不可に制御する
ように商品選択スイッチ制御手段23を作動させる有効
期限判定手段26とを具備するので、クレジットカード
の有効期限のチェックは個別の自動販売機Aによって行
なうことができ、クレジットカード発行会社のコンピュ
ータ21に有効期限を照会する必要がなくなる。
【0018】請求項2の発明は、クレジットカード発行
会社のコンピュータ21から予め通信手段20を介して
受信した使用できないクレジットカードのリストを記憶
するブラックリスト記憶手段27と、カードリーダー1
0で読み取られたデータからクレジットカードの識別デ
ータを抽出するクレジットカード抽出手段28と、クレ
ジットカード抽出手段28で抽出された識別データとブ
ラックリスト記憶手段27に記憶されたリストとを比較
してクレジットカードがリストに該当するかどうかを判
定し、判定がリストに該当する場合は商品選択スイッチ
22を作動不可に制御するように商品選択スイッチ制御
手段23を作動させるブラックリスト判定手段29を具
備するので、クレジットカードが使用停止されているも
のであるかの判定を個別の自動販売機Aによって行なう
ことができ、クレジットカード発行会社のコンピュータ
21に信用照会をする必要がなくなる。
【0019】請求項3の発明は、クレジットカード発行
会社のコンピュータ21に通信手段20を介してクレジ
ットカードの信用照会をする信用照会手段30と、自動
販売機Aでクレジットカードが使用された回数をカウン
トする使用回数カウント手段31と、現在の時間を計時
する計時手段25と、使用回数カウント手段31でカウ
ントされた回数と計時手段25で計時された時間とを対
比して所定の時間の範囲内でのカウント回数を計算し、
計算された回数が0回の場合のみ信用照会手段30を作
動させる単位時間使用回数計算手段32とを具備するの
で、自動販売機Aでクレジットカードを使用する一回目
にクレジットカード発行会社のコンピュータ21に信用
照会するだけで済み、二回目以降は信用照会する必要が
なくなる。
【0020】請求項4の発明は、クレジットカードの使
用可能回数を設定する使用可能回数設定手段33と、使
用可能回数設定手段33に使用可能回数を入力して設定
する使用可能回数入力手段34と、上記単位時間使用回
数計算手段32で計算された回数と使用可能回数設定手
段33で設定された回数とを比較して単位時間使用回数
計算手段32で計算された回数が使用可能回数設定手段
33で設定された回数を超えるか否かを判定し、判定が
設定回数を超える場合のみ上記信用照会手段30を作動
させる使用回数判定手段35とを具備するので、不正に
入手されたクレジットカードのように何回も繰り返して
使用されることを防ぐことができると共に、各自動販売
機Aにおいて使用可能回数の変更が自在にできる。
【0021】請求項5の発明は、取り扱うクレジットカ
ードの種類のリストを記憶する取り扱いカード記憶手段
36と、取り扱いカード記憶手段36に取り扱うクレジ
ットカードの種類のリストを入力する取り扱いカード入
力手段37と、カードリーダー10で読み取られたデー
タからクレジットカードの識別データを抽出するクレジ
ットカード抽出手段28と、クレジットカード抽出手段
28で抽出された識別データと取り扱いカード記憶手段
36に記憶されているデータとを比較してクレジットカ
ードが取り扱っている種類のものであるか否かを判定
し、判定が取り扱っている種類のクレジットカードでな
い場合は商品選択スイッチ22を作動不可に制御するよ
うに商品選択スイッチ制御手段23を作動させる取り扱
いカード判定手段39とを具備するので、取り扱うクレ
ジットカードの種類を変更したり、取り扱うクレジット
カードの種類を増加したりすることの設定を各自動販売
機Aにおいて行なうことができる。
【0022】請求項6の発明は、暗証番号を入力するた
めのテンキー11と、カードリーダー10で読み取られ
たクレジットカードのデータ及びテンキー11で入力さ
れた暗証番号をクレジットカード会社のコンピュータ2
1に送信すると共に、クレジットカード会社のコンピュ
ータ21で行なわれたクレジットカードのデータと暗証
番号との比較照合結果を受信する通信手段20と、通信
手段20で受信された比較照合結果が一致の場合に商品
選択スイッチ22を作動可に制御するように商品選択ス
イッチ制御手段23を作動させる場合と、暗証番号の比
較照合の有無に関係なく商品選択スイッチ22を作動可
に制御するように商品選択スイッチ制御手段23を作動
させる場合のいずれかに切り換える切り換え手段42
と、切り換え手段42を制御する切り換え制御手段43
とを具備するので、暗証番号の入力の要否を各自動販売
機Aにおいて行なうことができる。
【0023】請求項7の発明は、カードリーダー10で
読み取られたデータからクレジットカードの暗証番号を
抽出する暗証番号抽出手段40と、暗証番号を入力する
テンキー11と、暗証番号抽出手段40で抽出された暗
証番号とテンキー11で入力された暗証番号とを比較し
て一致するか否かを判定する暗証番号比較判定手段41
と、暗証番号比較判定手段41による判定が一致の場合
に商品選択スイッチ22を作動可に制御するように商品
選択スイッチ制御手段23を作動させる場合と、暗証番
号比較判定手段41による判定の有無に関係なく商品選
択スイッチ22を作動可に制御するように商品選択スイ
ッチ制御手段3を作動させる場合のいずれかに切り換え
る切り換え手段42と、切り換え手段42を制御する切
り換え制御手段43とを具備するので、暗証番号の入力
の要否を各自動販売機Aにおいて行なうことができる。
【0024】請求項8の発明は、カードリーダー10で
読み取られたデータからクレジットカード発行会社の識
別データを抽出する発行会社抽出手段38と、暗証番号
の比較が必要なクレジットカード発行会社のリストを記
憶する暗証番号比較会社リスト記憶手段44と、暗証番
号比較会社リスト記憶手段44にリストを入力して書き
換える暗証番号比較会社リスト入力手段45と、発行会
社抽出手段38で抽出されたクレジットカード発行会社
の識別データと暗証番号比較会社リスト記憶手段44に
記憶されたリストを比較してカードリーダー10に通さ
れたクレジットカードが暗証番号の比較が必要なクレジ
ットカードであるか否かを判定し、上記切り換え制御手
段43を制御する暗証番号比較要否判定手段46とを具
備するので、クレジットカード発行会社毎の暗証番号の
入力の要否を各自動販売機Aにおいて行なうことができ
る。
【0025】
【実施例】以下本発明を実施例によって詳述する。自動
販売機Aの本体1内にはCPUとメモリからなるマイク
ロコンピュータ51が内蔵してある。そして図11に示
すように、自動販売機Aの扉2に設けたカードリーダー
10やテンキー11、自動販売機本体1内に設けたキー
ボード52がそれぞれインターフェイスを介してこのマ
イクロコンピュータ51に接続してある。またマイクロ
コンピュータ51には内蔵したハードディスク53にデ
ータを読み取り書き込むためハードディスクドライブ5
4が接続してあると共に、オプションとして増設用のハ
ードディスク55をハードディスクドライブ54に接続
できるようにしてある。さらにフロッピーディスク56
にデータを読み取り書き込むためフロッピーディスクド
ライブ57も接続してある。
【0026】また、自動販売機Aの扉2に設けたコイン
投入口5や紙幣導入口6はメカニカルコントローラ58
に接続してあり、メカニカルコントラーローラ58はイ
ンターフェースを介してマイクロコンピュータ51に接
続してあって、コイン投入口5や紙幣導入口6から入れ
られたコインや紙幣の金額をメカニカルコントローラ5
8で読み取り、その読み取ったデータをマイクロコンピ
ュータ51に出力するようにしてある。さらにプリンタ
ー12やスピーカー14もマイクロコンピュータ51に
接続してあって、マイクロコンピュータ51によって制
御されるようにしてあり、液晶等のディスプレー13も
ディスプレーコントローラ59を介してマイクロコンピ
ュータ51に接続してあって、マイクロコンピュータ5
1によって制御されるようにしてある。
【0027】マイクロコンピュータ51にはモデム61
によって公衆回線62が接続してあり、図10に示すよ
うに、この公衆回線62によって中継用端末機63や、
遠隔操作用端末機64や、販売集計用端末機66と通信
することができるようにしてある。各自動販売機Aはそ
れぞれに内蔵されるマイクロコンピュータ51が中継用
端末機63、遠隔操作用端末機64、販売集計用端末機
66に接続されており、各自動販売機64の個々の売上
等のデータは販売集計用端末機66に集計されるように
なっていると共に、各自動販売機64の個々のトラブル
等を遠隔操作用端末機64で個別に遠隔操作できるよう
になっている。
【0028】また中継用端末機63には専用回線65の
ネットワークによって各クレジットカード発行会社のコ
ンピュータ21に接続してある。そして公衆回線62、
中継用端末機63、専用回線65及びモデム61からな
る通信手段20を介してマイクロコンピュータ51と各
クレジットカード発行会社のコンピュータ21との間で
情報の送信・受信を行なうことができるようにしてあ
り、各自動販売機Aにおけるクレジットカードの利用実
績情報をマイクロコンピュータ51からクレジットカー
ド発行会社のコンピュータ21に送信したり、クレジッ
トカードの管理情報をクレジットカード発行会社のコン
ピュータ21から自動販売機Aのマイクロコンピュータ
51に受信したりするようにしてある。
【0029】しかして、自動販売機Aから所望の商品を
購入するにあたって、現金を使って購入する場合には、
コインや紙幣をコイン投入口5や紙幣導入口6から入れ
ることによって、従来通りに行なうことができる。一
方、クレジットカード16を使用して自動販売機Aから
所望の商品を購入する場合には、図8及び図9に示す手
順で商品を購入できるようになっている。
【0030】すなわち、先ずクレジットカード16をカ
ードリーダー10に通してクレジットカード16の磁気
ストライプに書き込まれている磁気情報を読み取る。勿
論、本発明にあってクレジトカード16としては磁気情
報を有するものに限定されるものではなく、ICチップ
を組み込んだICカードをクレジットカード16として
用いる場合にはICチップに書き込まれた情報をカード
リーダー10に読み取るようにするものである。クレジ
ットカード16には、クレジットカード16を識別する
ための固有データや、クレジットカードを発行している
会社の識別データや、有効期限のデータ等が情報として
書き込まれている。
【0031】上記のようにクレジットカード16に書き
込まれているデータをカードリーダー10で読み取った
後、まずクレジットカード16が取り扱っている種類の
カードであるか否かを判定する。図2は取り扱うカード
の種類を判定して制御するためのブロック回路図を示す
ものであり、クレジットカード抽出手段28、取り扱い
カード判定手段39、取り扱いカード入力手段37、商
品選択スイッチ制御手段23をそれぞれ構成する回路部
がマイクロコンピュータ51に設けてあり、ハードディ
スク53に取り扱いカード記憶手段36が設けてある。
そして、クレジットカード抽出手段28はカードリーダ
ー10に接続されており、カードリーダー10で読み取
られたデータから、クレジットカード16の識別データ
がクレジットカード抽出手段28で抽出され、この識別
データが取り扱いカード判定手段39に入力される。一
方、取り扱いカード記憶手段36にはキーボード52で
取り扱いカード入力手段37を操作することによって、
取り扱うクレジットカードの種類の識別データ、例えば
クレジットカード発行会社の識別データ及びそのクレジ
ットカード発行会社から発行されているクレジットカー
ドのうち取り扱うカードの種類のデータ等が書き込まれ
て記憶されており、この取り扱うクレジットカードの種
類の識別データは取り扱いカード記憶手段36から取り
扱いカード判定手段39に入力されている。尚、取り扱
うことができるクレジットカードの種類の数は制限され
ないようにしてあり、プログラムを変更したりする必要
なく取り扱うクレジットカードの種類を増やす設定がで
きるようにしてある。
【0032】そして、取り扱いカード記憶手段36から
入力された識別データと、クレジットカード抽出手段2
8から入力された識別データとを取り扱いカード判定手
段39で比較して、クレジットカード16が取り扱って
いる種類のカードであるか否かを判定するようになって
いる。判定が、取り扱っている種類のカードである場合
(OK)には、次の段階に進むようになっている。また
判定が、クレジットカード16が取り扱っている種類の
カードでない場合(NG)には、ディスプレーコントロ
ーラ59を作動させてディスプレー13に使用不可の表
示を行なわせると共に、商品選択スイッチ22が作動不
可の状態に保持されるように商品選択スイッチ制御手段
23を制御するようになっている。
【0033】ここで、自動販売機Aで取り扱うクレジッ
トカード16の種類の新たな設定や変更は、各自動販売
機Aにおいて取り扱いカード入力手段37を操作して、
取り扱いカード記憶手段36に記憶させる識別データを
追加したり変更したりすることによって任意に行なうこ
とができるものであり、取り扱うクレジットカードの種
類を増やしたり変更したりすることがプログラムを変更
するような必要なく容易に行なうことができるものであ
る。
【0034】上記の商品選択スイッチ22は自動販売機
本体1内に設けた商品送り出し機構を制御するスイッチ
であり、扉2の商品選択スイッチ釦4を押して商品選択
スイッチ22を作動させるによって、商品選択スイッチ
釦4に対応する見本3の商品を商品取り出し口15に送
り出すように商品送り出し機構を制御するようになって
いる。そして上記のように取り扱いカード判定手段39
による判定がNGの場合には、商品選択スイッチ22は
作動不可の状態に保持されるために、商品選択スイッチ
釦4を押しても商品を取り出すことはできない。また取
り扱いカード判定手段39による判定がOKの場合は、
商品選択スイッチ22を作動可の状態にするように商品
選択スイッチ制御手段23が制御される。しかし、商品
選択スイッチ制御手段23は後述の他の判定等が総てO
Kとなって始めて、実際に商品選択スイッチ22を作動
させることができるようになっており、この取り扱いカ
ード判定手段39の判定の結果だけでは商品送り出し機
構を作動させることはできない。
【0035】上記のように取り扱いカード判定手段39
による判定がOKの場合は、次にクレジットカード16
の有効期限を判定する。図1は有効期限を判定して制御
するためのブロック回路図を示すものであり、有効期限
抽出手段24、計時手段25、有効期限判定手段26、
上記商品選択スイッチ制御手段23をそれぞれ構成する
回路部がマイクロコンピュータ51に設けてある。しか
して有効期限抽出手段24はカードリーダー10に接続
されており、カードリーダー10で読み取られたデータ
から、有効期限のデータが有効期限抽出手段24で抽出
されるようになっている。また計時手段25はタイマー
回路からなるものであり、現在の年、月、日、時、分、
秒を常時計時している。そして有効期限抽出手段24で
抽出された有効期限のデータと、計時手段25で計時さ
れた現在の日のデータは有効期限判定手段26に入力さ
れ、両者を比較して有効期限が現在の年月日と同じもし
くは後であるか、否かを判定する。有効期限判定手段2
6による判定が、有効期限が現在の日よりも後であって
有効期限内である場合(OK)には、商品選択スイッチ
22を作動可の状態にするように商品選択スイッチ制御
手段23が制御されると共に、次の段階に進む。また有
効期限判定手段26による判定が、有効期限内でない場
合(NG)には、ディスプレーコントローラ59を作動
させてディスプレー13に使用不可の表示を行なわせる
と共に、商品選択スイッチ22が作動不可の状態に保持
されるように商品選択スイッチ制御手段23を制御す
る。
【0036】このように、クレジットカード16の有効
期限の判定は各自動販売機Aによって行なうことができ
るために、クレジットカード16が使用される度にクレ
ジットカード発行会社のコンピュータ21に有効期限を
照会する必要がなくなる。従って、有効期限を照会する
ための時間が不要になって、客を待たせることなく迅速
に販売を行なうことができるものであり、しかも通信回
線(公衆回線62や専用回線65)の使用料金が不要に
なって、経費を節減することができるものである。
【0037】上記のように有効期限判定手段26による
判定がOKの場合には、暗証番号の入力が必要であるか
否かを判定する。図3は暗証番号の入力の要否を判定す
ると共にクレジットカード発行会社のコンピュータ21
による暗証番号の照合結果に応じた制御をおこなうため
のブロック回路図を示すものであり、暗証番号送り出し
手段49、発行会社抽出手段38、暗証番号比較会社リ
スト入力手段45、暗証番号比較要否判定手段46、切
り換え手段42、切り換え制御手段43、前記商品選択
スイッチ制御手段23をそれぞれ構成する回路部がマイ
クロコンピュータ51に設けてあり、ハードディスク5
5に暗証番号比較会社リスト記憶手段44が設けてあ
る。テンキー11は暗証番号の入力が必要なときに使用
されるものであり、クレジットカード16に設定された
暗証番号をこのテンキー11を操作して入力するように
なっている。
【0038】カードリーダー10やテンキー11は暗証
番号送り出し手段49に接続してあり、カードリーダー
10で読み取られたクレジットカード16のデータとテ
ンキー11から入力された暗証番号のデータはこの暗証
番号送り出し手段49で一つの電文にし、通信手段20
を介してクレジットカード発行会社のコンピュータ21
に送信されるようにしてある。このようにクレジットカ
ード発行会社のコンピュータ21に送信されたクレジッ
トカード16のデータとテンキー11から入力された暗
証番号のデータはこのコンピュータ21によって比較照
合され、クレジットカード16に設定されている暗証番
号とテンキー11から入力された暗証番号とが一致する
か判定される。そしてこの比較照合の結果は通信手段2
0を介して受信され、切り換え手段42に入力される。
このように切り換え手段42に受信して入力される比較
照合結果が一致である場合には、商品選択スイッチ22
を作動可の状態にするように商品選択スイッチ制御手段
23が制御され、次の段階に進むことができるようにな
っている。切り換え手段42に受信されて入力される比
較照合結果が不一致の場合には、商品選択スイッチ22
が作動不可の状態に保持されるように商品選択スイッチ
制御手段23は切り換え手段42で制御されている。
尚、通信手段20で受信された比較照合結果は上記のよ
うに切り換え手段42に直接入力されるようにしてもよ
いが、後述の信用照会手段30を通信手段20と切り換
え手段42との間に設け、通信手段20を介して比較照
合結果を信用照会手段30で受信し、信用照会手段30
から切り換え手段42に出力させるようにしてもよい。
【0039】一方、切り換え手段42には切り換え制御
手段43が接続してあり、この切り換え制御手段43は
キーボード52によって操作することができるようにし
てある。そして切り換え制御手段43によって暗証番号
の入力が必要な場合と暗証番号の入力が不要な場合とに
切り換え手段42を制御して切り換えることができるよ
うにしてある。すなわち、暗証番号の入力が必要なよう
にする場合は、上記のように切り換え手段42に受信さ
れる比較照合結果が一致である場合のみ商品選択スイッ
チ22を作動可の状態にするように商品選択スイッチ制
御手段23を制御させるよう、切り換え手段42を作動
させるようにし、また暗証番号の入力が不要なようにす
る場合は、切り換え手段42に比較照合結果が受信され
なくとも常に商品選択スイッチ22を作動可の状態にす
るように商品選択スイッチ制御手段23を制御させるよ
う、切り換え手段42を作動させるようにし、この切り
換え手段42の作動の切り換え制御を切り換え制御手段
43でおこなうようにしてある。従って、切り換え制御
手段43で暗証番号の入力が必要なように切り換え手段
42を切り換え制御しておけば、上記のようにクレジッ
トカード16をカードリーダー10に通した後にテンキ
ー11から暗証番号を入力して、暗証番号がクレジット
カード16に設定されているものと一致しなければ自動
販売機Aから商品を購入できないようにすることがで
き、また切り換え制御手段43で暗証番号の入力が不要
なように切り換え手段42を切り換え制御しておけば、
暗証番号を入力する必要なく次の段階に進むことができ
るようにすることができる。例えば、通常は暗証番号の
入力を不要にしておき、盗難されたクレジットカード1
6が横行するような非常時には暗証番号の入力を必要に
する、というようなことが容易におこなえるものであ
り、このような暗証番号の入力の有無の変更をキーボー
ド52等で切り換え制御手段43を操作することによっ
て、プログラムを変更するような必要なく、即座に対応
することができるものである。
【0040】図3の実施例では、暗証番号の照合をクレ
ジットカード発行会社のコンピュータ21で行なうよう
にしたが、自動販売機A内で暗証番号の検査を行なうよ
うにすることもできる。図4は暗証番号の入力の要否を
判定すると共に暗証番号を自動販売機A内で比較判定し
て制御するためのブロック回路図を示すものであり、暗
証番号抽出手段40、発行会社抽出手段38、暗証番号
比較会社リスト入力手段45、暗証番号比較判定手段4
1、暗証番号比較要否判定手段46、切り換え手段4
2、切り換え制御手段43、前記商品選択スイッチ制御
手段23をそれぞれ構成する回路部がマイクロコンピュ
ータ51に設けてあり、ハードディスク55に暗証番号
比較会社リスト記憶手段44が形成してある。
【0041】暗証番号抽出手段40はカードリーダー1
0に接続してあり、カードリーダー10で読み取られた
データから、暗証番号のデータが抽出され、このように
抽出された暗証番号のデータは暗証番号比較判定手段4
1に入力されるようになっている。また暗証番号比較判
定手段41にはテンキー11が接続してあり、クレジッ
トカード16に設定された暗証番号をテンキー11の操
作によって暗証番号比較判定手段41に入力されるよう
にしてある。このように暗証番号抽出手段40から入力
された暗証番号のデータとテンキー11から入力された
データは暗証番号比較判定手段41で比較され、両デー
タが一致するか否かを判定し、一致している場合にのみ
切り換え手段42に信号が出されるようになっている。
切り換え手段42は切り換えスイッチ等から構成される
ものであり、暗証番号比較判定手段41からの一致信号
が入力されると、商品選択スイッチ22を作動可の状態
にするように商品選択スイッチ制御手段23が作動し、
次の段階に進むことができるようになっている。従っ
て、暗証番号が一致しない場合には、暗証番号比較判定
手段41から一致信号が切り換え手段42に入力されな
いので、商品選択スイッチ22が作動不可の状態に保持
されるように商品選択スイッチ制御手段23は切り換え
手段42で制御されている。
【0042】また切り換え手段42には切り換え制御手
段43が接続してあり、この切り換え制御手段43はキ
ーボード52によって操作することができるようにして
ある。そして切り換え制御手段43によって暗証番号の
入力が必要な場合と暗証番号の入力が不要な場合とに切
り換え手段42を制御して切り換えることができるよう
にしてある。すなわち、暗証番号の入力が必要なように
する場合は、上記のように暗証番号比較判定手段41か
らの一致信号が入力されたときのみ商品選択スイッチ2
2を作動可の状態にするように商品選択スイッチ制御手
段23を制御させるよう切り換え手段42を作動させる
ようにし、また暗証番号の入力が不要なようにする場合
は、暗証番号比較判定手段41からの一致信号の入力の
有無に関係なく商品選択スイッチ22を作動可の状態に
するように商品選択スイッチ制御手段23を制御させる
よう切り換え手段42を作動させるようにし、この切り
換え手段42の作動の切り換え制御を切り換え制御手段
43でおこなうようにしてある。
【0043】また、図3の実施例と同様にして、暗証番
号比較要否判定手段46が切り換え制御手段43に接続
してあり、暗証番号比較要否判定手段46による判定の
結果に応じて切り換え制御手段43を作動させて切り換
え手段42を切り換えるようにしてある。すなわち、暗
証番号比較要否判定手段46による判定が、使用された
クレジットカード16は暗証番号の入力を必要とするク
レジットカード発行会社が発行したものである場合、す
なわち暗証番号の入力が必要な場合には、上記のように
暗証番号比較判定手段41からの一致信号が入力された
ときのみ商品選択スイッチ22を作動可の状態にするよ
うに商品選択スイッチ制御手段23を制御させるよう切
り換え手段42を作動させる。また暗証番号比較要否判
定手段46による判定が、使用されたクレジットカード
16は暗証番号の入力を必要とするクレジットカード発
行会社が発行したものでない場合、すなわち暗証番号の
入力が不要な場合には、暗証番号比較判定手段41から
の一致信号の入力の有無に関係なく商品選択スイッチ2
2を作動可の状態にするように商品選択スイッチ制御手
段23を制御させるよう切り換え手段42を作動させる
ようにしてある。
【0044】上記のようにして暗証番号の入力が必要で
あるか否かの判定をし、さらに暗証番号の入力が必要で
ある場合にはクレジットカード16に設定された暗証番
号とテンキー11から入力された暗証番号が一致するこ
とを確認した後、クレジットカード16が盗難、紛失、
未払いによる失効など、使用を停止されているカードに
該当するか否かの判定を行なう。本発明では、各自動販
売機A毎に使用停止カードのリストをブラックリストと
して予め記憶しておくブラックリスト記憶手段27を設
け、このブラックリスト記憶手段27を用いて判定を行
なうか、あるいは信用照会手段30によってクレジット
カード発行会社のコンピュータ21に信用照会して判定
するかのいずれかで上記判定を行なうことができるよう
になっており、まずいずれで判定を行なうかの選択をす
る。この選択は、マイクロコンピュータ51に設けた選
択回路(図示省略)で行なうことができるようにしてあ
り、選択回路の設定はキーボード52で行なうことがで
きるようにしてある。すなわち、キーボード52を操作
してブラックリスト記憶手段27を用いて判定すること
を選択するように選択回路を設定しておけば、ブラック
リスト記憶手段27を用いた判定の回路が作動し、信用
照会手段30を用いて判定することを選択するように選
択回路を設定しておけば、信用照会手段30を用いた判
定の回路が作動するようにしてある。
【0045】まず、ブラックリスト記憶手段27を用い
て判定することを選択した場合を説明する。図5はブラ
ックリスト記憶手段27を用いてクレジットカード16
が使用することができないカードに該当するか否かの判
定をして制御するためのブロック回路図であり、クレジ
ットカード抽出手段28、ブラックリスト判定手段2
9、前記商品選択スイッチ制御手段23をそれぞれ構成
する回路部がマイクロコンピュータ51に設けてあり、
ハードディスク55にブラックリスト記憶手段27が設
けてある。またブラックリスト判定手段29にはディス
プレーコントローラ59を介してディスプレー13に接
続してある。
【0046】ブラックリスト記憶手段27は通信手段2
0を介してクレジットカード発行会社のコンピュータ2
1に接続してあり、クレジットカード発行会社のコンピ
ュータ21に使用停止されているクレジットカード16
のリストが入力されると、このリストがブラックリスト
記憶手段27に送信され、使用停止のクレジットカード
16のリストがブラックリスト記憶手段27に書き込ま
れて記憶されるようになっている。ブラックリスト記憶
手段27に記憶されたリストのデータはブラックリスト
判定手段29に入力されている。一方、カードリーダー
10で読み取られたデータから、クレジットカード16
に固有の識別データがクレジットカード抽出手段28で
抽出され、このように抽出されたクレジットカード16
の識別データはブラックリスト判定手段29に入力され
るようになっている。そしてこのようにクレジットカー
ド抽出手段28から入力されたクレジットカード16の
識別データと、ブラックリスト記憶手段27から入力さ
れたリストのデータがブラックリスト判定手段29で比
較され、クレジットカード16がリストに該当するか否
かを判定するようになっている。
【0047】ブラックリスト判定手段29による判定
が、クレジットカード16がリストに該当する場合に
は、ディスプレーコントローラ59を作動させてディス
プレー13に使用不可の表示を行なわせると共に、商品
選択スイッチ22が作動不可の状態に保持されるように
商品選択スイッチ制御手段23を制御するようにしてあ
る。またブラックリスト判定手段29による判定が、ク
レジットカード16がリストに該当しない場合には、商
品選択スイッチ22を作動可の状態にするように商品選
択スイッチ制御手段23が働き、商品選択スイッチ釦4
を押して商品選択スイッチ22を作動させると、商品選
択スイッチ釦4に対応する見本3の商品が商品取り出し
口15に送り出されるようになっている。
【0048】このように、ブラックリスト記憶手段27
を用いて判定を行なうようにすれば、クレジットカード
16が使用停止されているものであるかの判定を個別の
自動販売機Aによって行なうことができ、クレジットカ
ード発行会社のコンピュータ21に照会する必要がなく
なるものであり、クレジットカード16が使用される度
にクレジットカード発行会社のコンピュータ21に使用
停止されてか否かを照会する必要がなくなる。従って、
照会するための時間が不要になって、客を待たせること
なく迅速に販売を行なうことができるものであり、しか
も通信回線(公衆回線62や専用回線65)の使用料金
が不要になって、経費を節減することができるものであ
る。
【0049】次に、信用照会手段30を用いて判定する
ことを選択した場合を説明する。ここで、信用照会手段
30を用いる場合には、通信回線を使用してクレジット
カード発行会社のコンピュータ21に信用照会を行なう
ために、通信回線の使用料金が必要になると共に照会の
ための時間も必要になる。そこで本発明では、クレジト
カード16を使用する度に必ず信用照会手段30を用い
て信用照会をする場合と、所定時間内(例えば1日の始
めから終わりまで、つまり当日)で一回目に使用される
クレジットカード16の場合にのみ信用照会を行なうと
共に所定時間内(当日)での二回目以降の使用の場合に
は信用照会を行なわないようにする場合のいずれかを選
択できるようにしてある。この選択は、マイクロコンピ
ュータ51に設けた選択回路で行なうことができるよう
にしてあり、選択回路の設定はキーボード52で行なう
ことができるようにしてある。
【0050】図6はクレジットカード16が所定の単位
時間内(当日)に始めて使用される場合にのみ信用照会
手段30によってクレジットカード16が使用停止カー
ドに該当するか否かの判定をして制御するためのブロッ
ク回路図であり、使用回数カウント手段31、計時手段
25、単位時間使用回数計算手段32、信用照会手段3
0、前記クレジットカード抽出手段28、前記商品選択
スイッチ制御手段23をそれぞれ構成する回路部がマイ
クロコンピュータ51に設けてある。信用照会手段30
は通信手段20を介してクレジットカード発行会社のコ
ンピュータ21に接続してあり、コンピュータ21の使
用が停止されているクレジットカード16のリストなど
を記憶する部分にアクセスできるようにしてある。
【0051】そして、使用回数カウント手段31は、個
別の自動販売機Aでクレジットカード16が使用された
回数をクジレットカード16毎にカウントして単位時間
使用回数計算手段32に入力するようにしてある。単位
時間使用回数計算手段32には計時手段25で計時され
た時刻が入力されており、この時刻に基づいて所定時間
内(例えば午前0時〜午後12時)での同じクレジット
カード16の使用回数が単位時間使用回数計算手段32
で計算されるようにしてある。使用回数のカウントは所
定時間が経過するとリセットされるようになっている。
このように単位時間使用回数計算手段32で計算される
クジレットカード16の使用回数が、所定時間内に1回
以上であれば信用照会手段30は作動させないように制
御が行なわれる。
【0052】また単位時間使用回数計算手段32で計算
されるクジレットカード16の使用回数が所定時間内で
0回であるとき、つまり当日はクジレットカード16が
使用されていないときには、商品選択スイッチ釦4で商
品選択スイッチ22が操作されると信用照会手段30を
作動させ、クレジットカード16の発行会社のコンピュ
ータ21に信用照会を行なうようになっている。信用照
会手段30にはクレジットカード抽出手段28が接続さ
れており、クレジットカード抽出手段28で抽出された
クレジットカード16の識別データが信用照会手段30
に入力され、この識別データが信用照会手段30からコ
ンピュータ21に送信されて、コンピュータ21で使用
を停止されているものに該当しないか等のチェックを受
けた後、その結果がコンピュータ21から信用照会手段
30に送信される。
【0053】このようにして信用照会手段30によって
行なわれる信用照会の判定が、クジレットカード16が
使用できないものであるときは、ディスプレーコントロ
ーラ59を作動させてディスプレー13に使用不可の表
示を行なわせると共に、商品選択スイッチ22が作動不
可の状態に保持されるように商品選択スイッチ制御手段
23を制御するようにしてある。また信用照会手段30
によって行なわれる信用照会の判定が、クジレットカー
ド16が使用することができるものであるときは、商品
選択スイッチ22が作動されるように商品選択スイッチ
制御手段23を制御し、商品選択スイッチ釦4に対応す
る見本3の商品が商品取り出し口15に送り出されるよ
うになっている。この信用照会手段30によって行なわ
れる信用照会の判定結果はカードファイルとして記憶さ
れるようになっている。
【0054】また単位時間使用回数計算手段32で計算
されるクジレットカード16の使用回数が所定時間内で
1回以上であるとき、つまり当日はクジレットカード1
6が使用されているときは、上記のようにしてクジレト
カード16の信用照会は既におこおなわれているので、
カードファイルから判定結果を呼び出して結果を確認す
るだけでよい。判定結果がクジレットカード16が使用
できないものであるときは、ディスプレーコントローラ
59を作動させてディスプレー13に使用不可の表示を
行なわせると共に、商品選択スイッチ22が作動不可の
状態に保持されるように商品選択スイッチ制御手段23
を制御するようにし、判定結果がクジレットカード16
が使用できるものであるときは、商品選択スイッチ22
が作動可になるように商品選択スイッチ制御手段23を
制御し、商品選択スイッチ釦4で商品選択スイッチ22
を操作することによって商品が商品取り出し口15に送
り出されるようになっている。
【0055】上記のように、所定時間内で一回目に使用
されるクレジットカード16の場合にのみ信用照会手段
30で信用照会を行ない、所定時間内での二回目以降の
使用の場合には信用照会を行なう必要がないようにする
ことによって、同じクレジットカード16について信用
照会を重複して行なうようなことがなくなり、クジレッ
トカード発行会社のコンピュータ21に信用照会するた
めの通信回線の使用回数や使用時間が少なくなり、経費
を節減できると共に、信用照会に要する時間客を待たせ
るようなこともなくなるものである。
【0056】次に、クレジトカード16を使用する度に
必ず信用照会手段30を用いて信用照会することを選択
した場合には、商品選択スイッチ釦4で商品選択スイッ
チ22が操作される度に信用照会手段30が作動し、ク
レジットカード16の発行会社のコンピュータ21に信
用照会を行なうようになっている。ここで、クレジット
カード16が単位時間内で一度使用した後に盗まれたり
落としたりした場合、盗難や拾得で不正に入手されたこ
のクレジットカード16の使用が単位時間内で二度目以
降であるとき、上記のように単位時間内での二度目以降
の使用時には信用照会しないようにすると、このクレジ
ットカード16が不正使用されることを防ぐことができ
ない。そしてこのような盗難や拾得で不正に入手したク
レジットカード16は短時間で何回も使用され、被害額
が大きくなることが多い。そこで本発明では、所定時間
内(例えば1日の始めから終わりまで、つまり当日)で
同じクレジットカード16を所定回数以上使用すると、
あらためて信用照会手段30で信用照会を行なうように
してある。
【0057】図7は、所定時間内に同じクレジットカー
ド16が所定回数以上使用されると信用照会手段30で
信用照会が行なわれるように制御するブロック回路図を
示すものであり、使用可能回数設定手段33、使用可能
回数入力手段34、使用回数判定手段35、前記単位時
間使用回数計算手段32、前記信用照会手段30、前記
クレジットカード抽出手段28、前記商品選択スイッチ
制御手段23を構成する回路部がマイクロコンピュータ
51に設けてある。
【0058】使用可能回数入力手段34はキーボード5
2に接続してあり、キーボード52を操作して使用可能
回数入力手段34を作動させることによって、使用可能
回数設定手段33に使用可能回数を設定するようにして
あり、この使用可能回数は使用可能回数設定手段33か
ら使用回数判定手段35に入力されるようにしてある。
また既述のようにして所定時間内(例えば午前0時〜午
後12時)での同じクレジットカード16の使用回数が
単位時間使用回数計算手段32で計算されていると共
に、この使用回数も使用回数判定手段35に入力されて
おり、使用可能回数設定手段33から入力されている使
用可能回数と比較し、使用回数が使用可能回数を超える
か否かを使用回数判定手段35で判定するようにしてあ
る。
【0059】そして、使用回数判定手段35による判定
が使用回数が使用可能回数を超える場合には、既述のよ
うにして信用照会手段30を作動させてクレジットカー
ド16の信用照会を行なうようにしてある。また使用回
数判定手段35による判定が使用回数が使用可能回数を
超えない場合には、信用照会を行なうことなく、商品選
択スイッチ22が作動可になるように商品選択スイッチ
制御手段23を制御し、商品選択スイッチ釦4で商品選
択スイッチ22を操作することによって商品が商品取り
出し口15に送り出されるようになっている。
【0060】このようにして、単位時間内での使用回数
が所定回数を超えるクレジットカード16については、
改めて信用照会をすることによって、クレジットカード
16の不正使用による損害額を小さくすることができる
ものである。また使用可能回数の設定は、各自動販売機
A毎に使用可能回数入力手段34によって任意に行なう
ことができるものである。
【0061】上記の手順で、クレジットカード16を使
用して自動販売機Aから商品を購入することができるも
のであり、プリンター12によって明細票が印字された
後、ハードディスク53のシステム履歴・集計ファイル
にデータを保存し、また通信手段20によって販売集計
用端末機66に売上等のデータやシステム履歴のデータ
が送信されるようになっている。そしてアイドル状態に
戻って上記手順が終了するようになっている。
【0062】
【発明の効果】上記のように請求項1の発明は、クレジ
ットカード発行会社のコンピュータと通信回線を介して
接続され、自動販売機におけるクレジットカードの利用
実績情報を該コンピュータに送信すると共にクレジット
カードの管理情報を該コンピュータから受信する通信手
段と、クレジットカードに書き込まれているデータを読
み取るカードリーダーと、購入する商品を選択する商品
選択スイッチと、カードリーダーで読み取られたクレジ
ットカードのデータに基づいて商品選択スイッチの作動
可・作動不可を制御する商品選択スイッチ制御手段とを
具備して形成され、カードリーダーにクレジットカード
を通した後に商品選択スイッチを操作して作動させるこ
とによって、商品を取り出すことができるようにした自
動販売機において、カードリーダーで読み取られたデー
タからクレジットカードの有効期限を抽出する有効期限
抽出手段と、現在の年月日を計時する計時手段と、有効
期限抽出手段で抽出された年月日と計時手段で計時され
た年月日とを比較して有効期限内であるかどうかを判定
し、判定が有効期限内でない場合は商品選択スイッチを
作動不可に制御するように商品選択スイッチ制御手段を
作動させる有効期限判定手段とを具備するので、クレジ
ットカードの有効期限を抽出する有効期限抽出手段や有
効期限内であるかどうかを判定する有効期限判定手段に
よって、クレジットカードの有効期限のチェックを個別
の自動販売機によって行なうことができ、クレジットカ
ード発行会社のコンピュータに有効期限の照会する必要
がなくなるものであり、有効期限を照会するための時間
が不要になって、客を待たせることなく迅速に販売を行
なうことができると共に、通信回線の使用料金が不要に
なって、経費を節減することができるものである。
【0063】また請求項2の発明は、クレジットカード
発行会社のコンピュータから予め通信手段を介して受信
した使用できないクレジットカードのリストを記憶する
ブラックリスト記憶手段と、カードリーダーで読み取ら
れたデータからクレジットカードの識別データを抽出す
るクレジットカード抽出手段と、クレジットカード抽出
手段で抽出された識別データとブラックリスト記憶手段
に記憶されたリストとを比較してクレジットカードがリ
ストに該当するかどうかを判定し、判定がリストに該当
する場合は商品選択スイッチを作動不可に制御するよう
に商品選択スイッチ制御手段を作動させるブラックリス
ト判定手段を具備するので、ブラックリスト記憶手段と
クレジットカードの識別データを抽出するクレジットカ
ード抽出手段とブラックリスト判定手段によって、クレ
ジットカードが使用停止されているものであるかの判定
を個別の自動販売機によって行なうことができ、クレジ
ットカード発行会社のコンピュータに信用照会する必要
がなくなるものであり、信用照会するための時間が不要
になって、客を待たせることなく迅速に販売を行なうこ
とができると共に、通信回線の使用料金が不要になっ
て、経費を節減することができるものである。
【0064】また請求項3の発明は、クレジットカード
発行会社のコンピュータに通信手段を介してクレジット
カードの信用照会をする信用照会手段と、自動販売機で
クレジットカードが使用された回数をカウントする使用
回数カウント手段と、現在の時間を計時する計時手段
と、使用回数カウント手段でカウントされた回数と計時
手段で計時された時間とを対比して所定の時間の範囲内
でのカウント回数を計算し、計算された回数が0回の場
合のみ信用照会手段を作動させる単位時間使用回数計算
手段とを具備するので、クレジットカードを所定時間内
で使用する一回目についてクレジットカード発行会社の
コンピュータに信用照会するだけで済み、所定時間内で
は二回目以降の使用時には信用照会する必要がなくな
り、信用照会するための時間が不要になって、客を待た
せることなく迅速に販売を行なうことができると共に、
通信回線の使用料金が不要になって、経費を節減するこ
とができるものである。
【0065】また請求項4の発明は、クレジットカード
の使用可能回数を設定する使用可能回数設定手段と、使
用可能回数設定手段に使用可能回数を入力して設定する
使用可能回数入力手段と、単位時間使用回数計算手段で
計算された回数と使用可能回数設定手段で設定された回
数とを比較して単位時間使用回数計算手段で計算された
回数が使用可能回数設定手段で設定された回数を超える
か否かを判定し、判定が設定回数を超える場合のみ信用
照会手段を作動させる使用回数判定手段とを具備するの
で、不正に入手されたクレジットカードのように何回も
繰り返して使用されるものについては、所定回数を超え
ると信用照会手段でクレジットカード発行会社のコンピ
ュータに信用照会することができ、不正使用による損害
を小さくすることができるものであり、また各自動販売
機において使用可能回数入力手段を操作することによっ
て、使用可能回数の変更が自在にできるものである。
【0066】また請求項5の発明は、取り扱うクレジッ
トカードの種類のリストを記憶する取り扱いカード記憶
手段と、取り扱いカード記憶手段に取り扱うクレジット
カードの種類のリストを入力する取り扱いカード入力手
段と、カードリーダーで読み取られたデータからクレジ
ットカードの識別データを抽出するクレジットカード抽
出手段と、クレジットカード抽出手段で抽出された識別
データと取り扱いカード記憶手段に記憶されているデー
タとを比較してクレジットカードが取り扱っている種類
のものであるか否かを判定し、判定が取り扱っている種
類のクレジットカードでないときは商品選択スイッチを
作動不可に制御するように商品選択スイッチ制御手段を
作動させる取り扱いカード判定手段とを具備するので、
取り扱うクレジットカードの種類を変更したり、増加し
たりすることの設定を、取り扱いカード入力手段を操作
することによって各自動販売機において容易に行なうこ
とができるものである。
【0067】また請求項6の発明は、暗証番号を入力す
るためのテンキーと、カードリーダーで読み取られたク
レジットカードのデータ及びテンキーで入力された暗証
番号をクレジットカード発行会社のコンピュータに送信
すると共に、クレジットカード発行会社のコンピュータ
で行なわれるクレジットカードのデータと暗証番号との
比較照合結果を受信する通信手段と、通信手段で受信さ
れた比較照合結果が一致の場合に商品選択スイッチを作
動可に制御するように商品選択スイッチ制御手段を作動
させる場合と、暗証番号の比較照合の有無に関係なく商
品選択スイッチを作動可に制御するように商品選択スイ
ッチ制御手段を作動させる場合のいずれかに切り換える
切り換え手段と、切り換え手段を制御する切り換え制御
手段とを具備するので、切り換え手段を制御する切り換
え制御手段の設定を変更することによって、暗証番号の
入力の要否の変更をトラブル等に対応して各自動販売機
において迅速に行なうことができるものである。
【0068】また請求項7の発明は、カードリーダーで
読み取られたデータからクレジットカードの暗証番号を
抽出する暗証番号抽出手段と、暗証番号を入力するテン
キーと、暗証番号抽出手段で抽出された暗証番号とテン
キーで入力された暗証番号とを比較して一致するか否か
を判定する暗証番号比較判定手段と、暗証番号比較判定
手段による判定が一致の場合に商品選択スイッチを作動
可に制御するように商品選択スイッチ制御手段を作動さ
せる場合と、暗証番号比較判定手段による判定の有無に
関係なく商品選択スイッチを作動可に制御するように商
品選択スイッチ制御手段を作動させる場合のいずれかに
切り換える切り換え手段と、切り換え手段を制御する切
り換え制御手段とを具備するので、切り換え手段を制御
する切り換え制御手段の設定を変更することによって、
暗証番号の入力の要否の変更をトラブル等に対応して各
自動販売機において迅速に行なうことができるものであ
る。
【0069】また請求項8の発明は、カードリーダーで
読み取られたデータからクレジットカード発行会社の識
別データを抽出する発行会社抽出手段と、暗証番号の比
較が必要なクレジットカード発行会社のリストを記憶す
る暗証証番号比較会社リスト記憶手段と、暗証番号比較
会社リスト記憶手段に記憶するリストを入力して書き換
える暗証番号比較会社リスト入力手段と、発行会社抽出
手段で抽出されたクレジットカード発行会社の識別デー
タと暗証番号比較会社リスト記憶手段に記憶されたリス
トを比較してカードリーダーに通されたクレジットカー
ドが暗証番号の比較が必要なクレジットカードであるか
否かを判定し、上記切り換え制御手段を制御する暗証番
号比較要否判定手段とを具備するので、暗証番号比較会
社リスト記憶手段に記憶するリストを暗証番号比較会社
リスト入力手段で書き換えることによって、クレジット
カード発行会社毎の暗証番号の入力の要否の変更をトラ
ブル等に対応して各自動販売機において迅速に行なうこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における、有効期限を判定し
て制御するためのブロック回路図である。
【図2】本発明の一実施例における、取り扱いカード会
社を判定して制御するためのブロック回路図である。
【図3】本発明の一実施例における、暗証番号の入力の
要否を判定すると共に暗証番号をクレジットカード発行
会社のコンピュータで判定して制御するためのブロック
回路図である。
【図4】本発明の一実施例における、暗証番号の入力の
要否を判定すると共に暗証番号を自動販売機内で比較判
定して制御するためのブロック回路図である。
【図5】本発明の一実施例における、ブラックリスト記
憶手段を用いてクレジットカードが使用できないカード
に該当するか否かの判定をして制御するためのブロック
回路図である。
【図6】本発明の一実施例における、信用照会手段を用
いてクレジットカードが使用できないカードに該当する
か否かの判定をして制御するためのブロック回路図であ
る。
【図7】本発明の一実施例における、所定時間内に同じ
クレジットカードが所定回数以上使用されると信用照会
手段で信用照会が行なわれるように制御するブロック回
路図である。
【図8】本発明の一実施例における、クレジットカード
を使用して商品を購入する場合の手順を示す一部のフロ
ーチャートである。
【図9】本発明の一実施例における、クレジットカード
を使用して商品を購入する場合の手順を示す他の一部の
フローチャートである。
【図10】本発明の一実施例における、全体システムの
概略構成を示す図である。
【図11】本発明の一実施例における、自動販売機に組
み込まれたシステムの概略構成を示す図である。
【図12】本発明の一実施例における、自動販売機の外
観を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 カードリーダー 11 テンキー 20 通信手段 21 コンピューター 22 商品選択スイッチ 23 商品選択スイッチ制御手段 24 有効期限抽出手段 25 計時手段 26 有効期限判定手段 27 ブラックリスト記憶手段 28 クレジットカード抽出手段 29 ブラックリスト判定手段 30 信用照会手段 31 使用回数カウント手段 32 単位時間使用回数計算手段 33 使用可能回数設定手段 34 使用可能回数入力手段 35 使用回数判定手段 36 取り扱いカード記憶手段 37 取り扱いカード入力手段 38 発行会社抽出手段 39 取り扱いカード判定手段 40 暗証番号抽出手段 41 暗証番号比較判定手段 42 切り換え手段 43 切り換え制御手段 44 暗証番号比較会社リスト記憶手段 45 暗証番号比較会社リスト入力手段 46 暗証番号比較要否判定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 重信 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クレジットカード発行会社のコンピュー
    タと通信回線を介して接続され、自動販売機におけるク
    レジットカードの利用実績情報を該コンピュータに送信
    すると共にクレジットカードの管理情報を該コンピュー
    タから受信する通信手段と、クレジットカードに書き込
    まれているデータを読み取るカードリーダーと、購入す
    る商品を選択する商品選択スイッチと、カードリーダー
    で読み取られたクレジットカードのデータに基づいて商
    品選択スイッチの作動可・作動不可を制御する商品選択
    スイッチ制御手段とを具備して形成され、カードリーダ
    ーにクレジットカードを通した後に商品選択スイッチを
    操作して作動させることによって、商品を取り出すこと
    ができるようにした自動販売機において、カードリーダ
    ーで読み取られたデータからクレジットカードの有効期
    限を抽出する有効期限抽出手段と、現在の年月日を計時
    する計時手段と、有効期限抽出手段で抽出された年月日
    と計時手段で計時された年月日とを比較して有効期限内
    であるかどうかを判定し、判定が有効期限内でない場合
    は商品選択スイッチを作動不可に制御するように商品選
    択スイッチ制御手段を作動させる有効期限判定手段とを
    具備して成ることを特徴とする自動販売機。
  2. 【請求項2】 請求項1の自動販売機において、クレジ
    ットカード発行会社のコンピュータから予め通信手段を
    介して受信した使用できないクレジットカードのリスト
    を記憶するブラックリスト記憶手段と、カードリーダー
    で読み取られたデータからクレジットカードの識別デー
    タを抽出するクレジットカード抽出手段と、クレジット
    カード抽出手段で抽出された識別データとブラックリス
    ト記憶手段に記憶されたリストとを比較してクレジット
    カードがリストに該当するかどうかを判定し、判定がリ
    ストに該当する場合は商品選択スイッチを作動不可に制
    御するように商品選択スイッチ制御手段を作動させるブ
    ラックリスト判定手段を具備して成ることを特徴とする
    自動販売機。
  3. 【請求項3】 請求項1の自動販売機において、クレジ
    ットカード発行会社のコンピュータに通信手段を介して
    クレジットカードの信用照会をする信用照会手段と、自
    動販売機でクレジットカードが使用された回数をカウン
    トする使用回数カウント手段と、現在の時間を計時する
    計時手段と、使用回数カウント手段でカウントされた回
    数と計時手段で計時された時間とを対比して所定の時間
    の範囲内でのカウント回数を計算し、計算された回数が
    0回の場合のみ信用照会手段を作動させる単位時間使用
    回数計算手段とを具備して成ることを特徴とする自動販
    売機。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の自動販売機において、
    クレジットカードの使用可能回数を設定する使用可能回
    数設定手段と、使用可能回数設定手段に使用可能回数を
    入力して設定する使用可能回数入力手段と、上記単位時
    間使用回数計算手段で計算された回数と使用可能回数設
    定手段で設定された回数とを比較して単位時間使用回数
    計算手段で計算された回数が使用可能回数設定手段で設
    定された回数を超えるか否かを判定し、判定が設定回数
    を超える場合のみ信用照会手段を作動させる使用回数判
    定手段とを具備して成ることを特徴とする自動販売機。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の自動販売機において、
    取り扱うクレジットカードの種類のリストを記憶する取
    り扱いカード記憶手段と、取り扱いカード記憶手段に取
    り扱うクレジットカードの種類のリストを入力する取り
    扱いカード入力手段と、カードリーダーで読み取られた
    データからクレジットカードの識別データを抽出するク
    レジットカード抽出手段と、クレジットカード抽出手段
    で抽出された識別データと取り扱いカード記憶手段に記
    憶されているデータとを比較してクレジットカードが取
    り扱っている種類のものであるか否かを判定し、判定が
    取り扱っている種類のクレジットカードでないときは商
    品選択スイッチを作動不可に制御するように商品選択ス
    イッチ制御手段を作動させる取り扱いカード判定手段と
    を具備して成ることを特徴とする自動販売機。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の自動販売機において、
    暗証番号を入力するためのテンキーと、カードリーダー
    で読み取られたクレジットカードのデータ及びテンキー
    で入力された暗証番号をクレジットカード発行会社のコ
    ンピュータに送信すると共に、クレジットカード発行会
    社のコンピュータで行なわれるクレジットカードのデー
    タと暗証番号との比較照合結果を受信する通信手段と、
    通信手段で受信された比較照合結果が一致の場合に商品
    選択スイッチを作動可に制御するように商品選択スイッ
    チ制御手段を作動させる場合と、暗証番号の比較照合の
    有無に関係なく商品選択スイッチを作動可に制御するよ
    うに商品選択スイッチ制御手段を作動させる場合のいず
    れかに切り換える切り換え手段と、切り換え手段を制御
    する切り換え制御手段とを具備して成ることを特徴とす
    る自動販売機。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の自動販売機において、
    カードリーダーで読み取られたデータからクレジットカ
    ードの暗証番号を抽出する暗証番号抽出手段と、暗証番
    号を入力するテンキーと、暗証番号抽出手段で抽出され
    た暗証番号とテンキーで入力された暗証番号とを比較照
    合して一致するか否かを判定する暗証番号比較判定手段
    と、暗証番号比較判定手段による判定が一致の場合に商
    品選択スイッチを作動可に制御するように商品選択スイ
    ッチ制御手段を作動させる場合と、暗証番号比較判定手
    段による判定の有無に関係なく商品選択スイッチを作動
    可に制御するように商品選択スイッチ制御手段を作動さ
    せる場合のいずれかに切り換える切り換え手段と、切り
    換え手段を制御する切り換え制御手段とを具備して成る
    ことを特徴とする自動販売機。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7に記載の自動販売機にお
    いて、カードリーダーで読み取られたデータからクレジ
    ットカード発行会社の識別データを抽出する発行会社抽
    出手段と、暗証番号の比較照合が必要なクレジットカー
    ド発行会社のリストを記憶する暗証証番号比較会社リス
    ト記憶手段と、暗証番号比較会社リスト記憶手段に記憶
    するリストを入力して書き換える暗証番号比較会社リス
    ト入力手段と、発行会社抽出手段で抽出されたクレジッ
    トカード発行会社の識別データと暗証番号比較会社リス
    ト記憶手段に記憶されたリストを比較してカードリーダ
    ーに通されたクレジットカードが暗証番号の比較照合が
    必要なクレジットカードであるか否かを判定し、上記切
    り換え制御手段を制御する暗証番号比較要否判定手段と
    を具備して成ることを特徴とする自動販売機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2005040536A (ja) * 2003-07-25 2005-02-17 Sankyo Kk 遊技用システム
JP2008299576A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Panasonic Corp 自動販売機
JP2010092136A (ja) * 2008-10-06 2010-04-22 Panasonic Corp 自動販売機の制御装置

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