JPH08271995A - 感光記録装置 - Google Patents
感光記録装置Info
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- JPH08271995A JPH08271995A JP7189595A JP7189595A JPH08271995A JP H08271995 A JPH08271995 A JP H08271995A JP 7189595 A JP7189595 A JP 7189595A JP 7189595 A JP7189595 A JP 7189595A JP H08271995 A JPH08271995 A JP H08271995A
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- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/435—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material
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- G02B3/0037—Arrays characterized by the distribution or form of lenses
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- H04N1/508—Reproducing the colour component signals picture-sequentially, e.g. with reproducing heads spaced apart from one another in the subscanning direction using the same reproducing head for two or more colour components
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- G02B3/0037—Arrays characterized by the distribution or form of lenses
- G02B3/0056—Arrays characterized by the distribution or form of lenses arranged along two different directions in a plane, e.g. honeycomb arrangement of lenses
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- Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
- Optical Filters (AREA)
- Color Television Image Signal Generators (AREA)
- Optical Systems Of Projection Type Copiers (AREA)
- Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
- Lenses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】小型でコンパクトな構成であり、光学系の色収
差が小さい感光記録装置を提供する。 【構成】屈折率分布型レンズアレイ1の中心軸は、発光
ドット列を備えた蛍光発光管4の光照射方向と直交す
る。蛍光発光管4をでた光束はRGBカラーフィルタ7
を通過し、第1ミラー5に反射されて屈折率分布型レン
ズアレイ1内に入射し、屈折率分布型レンズアレイ1を
通過した光束は第2ミラー6に反射されてカラーフィル
ム8上に像を形成する。R,G,Bの各データに基づい
て蛍光発光管4をそれぞれ駆動し、装置の全体をカラー
フィルム8に対して移動させる。RGBカラーフィルタ
7を切り替え、カラーフィルム8上を三度走査し、カラ
ーフィルム8にRGB各色の画像形成を行なう。全体の
構成が従来よりも薄型になり、よりコンパクトでポータ
ブルとなった。
差が小さい感光記録装置を提供する。 【構成】屈折率分布型レンズアレイ1の中心軸は、発光
ドット列を備えた蛍光発光管4の光照射方向と直交す
る。蛍光発光管4をでた光束はRGBカラーフィルタ7
を通過し、第1ミラー5に反射されて屈折率分布型レン
ズアレイ1内に入射し、屈折率分布型レンズアレイ1を
通過した光束は第2ミラー6に反射されてカラーフィル
ム8上に像を形成する。R,G,Bの各データに基づい
て蛍光発光管4をそれぞれ駆動し、装置の全体をカラー
フィルム8に対して移動させる。RGBカラーフィルタ
7を切り替え、カラーフィルム8上を三度走査し、カラ
ーフィルム8にRGB各色の画像形成を行なう。全体の
構成が従来よりも薄型になり、よりコンパクトでポータ
ブルとなった。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光によって記録するこ
とのできる記録媒体に対して光で記録を行うための感光
記録装置に関する。例えば、本発明は、光により発色す
るインスタントフィルム等のような記録媒体に画像を形
成するカタープリンタ等に応用することができる。
とのできる記録媒体に対して光で記録を行うための感光
記録装置に関する。例えば、本発明は、光により発色す
るインスタントフィルム等のような記録媒体に画像を形
成するカタープリンタ等に応用することができる。
【0002】
【従来の技術】インスタントカラーフィルム等の感光体
材料に光を照射して画像を書き込むカラープリンタにお
いては、従来から光学系の簡素化または装置のコスト低
減の為に、屈折率分布型レンズアレイが広く利用されて
いた。屈折率分布型レンズは略円柱形であり、その中心
軸から外周面にかけて放物線状に屈折率が低下していく
屈折率分布を有している。屈折率分布型レンズに入射し
た光は、その内部を一定の周期をもって蛇行しながら進
む。屈折率分布型レンズアレイは、多数個のこのような
屈折率分布型レンズを中心軸を互いに平行にして精密に
集積・配列し、複数枚のフレーム板間に固定した光学素
子である。従来のカラープリンタの光学系では、発光素
子の光照射方向に対して屈折率分布型レンズアレイの中
心軸が平行となるように、屈折率分布型レンズアレイを
発光素子の発光面に近接して設けていた。発光素子は画
像を構成するドット状の光を照射する。この光は屈折率
分布型レンズアレイに直接入射し、屈折率分布型レンズ
アレイから照射された光は直接インスタントカラーフィ
ルムの上に正立等倍結像する。
材料に光を照射して画像を書き込むカラープリンタにお
いては、従来から光学系の簡素化または装置のコスト低
減の為に、屈折率分布型レンズアレイが広く利用されて
いた。屈折率分布型レンズは略円柱形であり、その中心
軸から外周面にかけて放物線状に屈折率が低下していく
屈折率分布を有している。屈折率分布型レンズに入射し
た光は、その内部を一定の周期をもって蛇行しながら進
む。屈折率分布型レンズアレイは、多数個のこのような
屈折率分布型レンズを中心軸を互いに平行にして精密に
集積・配列し、複数枚のフレーム板間に固定した光学素
子である。従来のカラープリンタの光学系では、発光素
子の光照射方向に対して屈折率分布型レンズアレイの中
心軸が平行となるように、屈折率分布型レンズアレイを
発光素子の発光面に近接して設けていた。発光素子は画
像を構成するドット状の光を照射する。この光は屈折率
分布型レンズアレイに直接入射し、屈折率分布型レンズ
アレイから照射された光は直接インスタントカラーフィ
ルムの上に正立等倍結像する。
【0003】しかし、発光素子と屈折率分布型レンズア
レイとの光学配置をこのようにすると、発光素子の発光
面とインスタントカラーフィルム上の結像面との距離、
即ち物体像面間距離(又は共役長)が約40mmと非常
に大きくなるため、カラープリンタの薄型化が困難であ
る。物体像面間距離が短い屈折率分布型レンズも市販さ
れているが、これらはレンズ内の光学分散が著しく大き
い為、色収差が発生し易く、カラープリンタに用いる光
学素子としては致命的な欠陥を有している。
レイとの光学配置をこのようにすると、発光素子の発光
面とインスタントカラーフィルム上の結像面との距離、
即ち物体像面間距離(又は共役長)が約40mmと非常
に大きくなるため、カラープリンタの薄型化が困難であ
る。物体像面間距離が短い屈折率分布型レンズも市販さ
れているが、これらはレンズ内の光学分散が著しく大き
い為、色収差が発生し易く、カラープリンタに用いる光
学素子としては致命的な欠陥を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の問題点を解消し、小型でコンパクトな構成であり、光
学系の色収差が小さい感光記録装置を提供することを目
的としている。
の問題点を解消し、小型でコンパクトな構成であり、光
学系の色収差が小さい感光記録装置を提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された感
光記録装置は、多数の発光ドットを有する発光素子と、
中心軸が前記発光素子の照射方向と交差するように発光
素子の近傍に配置された屈折率分布型レンズアレイと、
前記発光素子からの光を前記屈折率分布型レンズアレイ
に入射させる第1の光学手段と、前記屈折率分布型レン
ズアレイを通過した光を感光記録媒体に到達させる第2
の光学手段とを有することを特徴としている。
光記録装置は、多数の発光ドットを有する発光素子と、
中心軸が前記発光素子の照射方向と交差するように発光
素子の近傍に配置された屈折率分布型レンズアレイと、
前記発光素子からの光を前記屈折率分布型レンズアレイ
に入射させる第1の光学手段と、前記屈折率分布型レン
ズアレイを通過した光を感光記録媒体に到達させる第2
の光学手段とを有することを特徴としている。
【0006】請求項2に記載された感光記録装置は、請
求項1記載の感光記録装置において、前記発光素子と前
記第1の光学手段との間にRGBカラーフィルタを設け
たことを特徴としている。
求項1記載の感光記録装置において、前記発光素子と前
記第1の光学手段との間にRGBカラーフィルタを設け
たことを特徴としている。
【0007】請求項3に記載された感光記録装置は、請
求項1記載の感光記録装置において、前記第2の光学手
段と前記感光記録媒体との間にRGBカラーフィルタを
設けたことを特徴としている。
求項1記載の感光記録装置において、前記第2の光学手
段と前記感光記録媒体との間にRGBカラーフィルタを
設けたことを特徴としている。
【0008】請求項4に記載された感光記録装置は、請
求項1記載の感光記録装置において、前記発光素子と前
記第1の光学手段との間と、前記第2の光学手段と前記
感光記録媒体との間とに、RGBカラーフィルタを設け
たことを特徴としている。
求項1記載の感光記録装置において、前記発光素子と前
記第1の光学手段との間と、前記第2の光学手段と前記
感光記録媒体との間とに、RGBカラーフィルタを設け
たことを特徴としている。
【0009】
【作用】発光素子の発光ドットからは、画像を構成する
ドット状の光が照射される。ドット状の光は第1の光学
手段によって光路を変更され、中心軸が前記発光素子の
照射方向と交差している屈折率分布型レンズアレイに入
射する。屈折率分布型レンズアレイを通過した光は、第
2の光学手段によって再び光路を変更され、感光記録媒
体に到達して画像を形成する。
ドット状の光が照射される。ドット状の光は第1の光学
手段によって光路を変更され、中心軸が前記発光素子の
照射方向と交差している屈折率分布型レンズアレイに入
射する。屈折率分布型レンズアレイを通過した光は、第
2の光学手段によって再び光路を変更され、感光記録媒
体に到達して画像を形成する。
【0010】
【実施例】本実施例のカラーフィルム感光記録装置10
は、蛍光発光管からのドット状の光を屈折率分布型レン
ズアレイを介してカラーフィルム上に照射して像を形成
する感光記録装置である。
は、蛍光発光管からのドット状の光を屈折率分布型レン
ズアレイを介してカラーフィルム上に照射して像を形成
する感光記録装置である。
【0011】まず、本実施例で使用される屈折率分布型
レンズアレイ乃至屈折率分布型レンズの光学的原理乃至
特性等について説明する。図3に示すように、本発明の
実施例に用いる屈折率分布型レンズアレイ1は、多数個
の屈折率分布型レンズ2を中心軸を互いに平行にして精
密に集積・配列し、複数枚のフレーム板3の間に固定し
た光学素子である。各屈折率分布型レンズ2(以下レン
ズと呼ぶ。)は、レンズ内に図1に示すような放物線状
の屈折率分布を有する。その内部の屈折率分布は近似的
に次式のように表される。
レンズアレイ乃至屈折率分布型レンズの光学的原理乃至
特性等について説明する。図3に示すように、本発明の
実施例に用いる屈折率分布型レンズアレイ1は、多数個
の屈折率分布型レンズ2を中心軸を互いに平行にして精
密に集積・配列し、複数枚のフレーム板3の間に固定し
た光学素子である。各屈折率分布型レンズ2(以下レン
ズと呼ぶ。)は、レンズ内に図1に示すような放物線状
の屈折率分布を有する。その内部の屈折率分布は近似的
に次式のように表される。
【0012】
【数1】
【0013】(数1)中のn0 は中心軸上の屈折率、A
は屈折率分布定数、rは中心から半径方向の距離を示
す。(数1)及び図1が示すように、レンズの中心軸上
の屈折率はno である。
は屈折率分布定数、rは中心から半径方向の距離を示
す。(数1)及び図1が示すように、レンズの中心軸上
の屈折率はno である。
【0014】また、(数1)で表された屈折率分布定数
を有する長さZのレンズに入射した光束の出射条件は次
式の光線マトリクスで与えられ、Zの値を任意に変化さ
せることにより結像状態の異なるレンズを得ることがで
きる。
を有する長さZのレンズに入射した光束の出射条件は次
式の光線マトリクスで与えられ、Zの値を任意に変化さ
せることにより結像状態の異なるレンズを得ることがで
きる。
【0015】
【数2】
【0016】ここでZはレンズ長、r1 はレンズ入射
角、r2 はレンズ出射角を示す。今、Zを正立等倍結像
時のレンズ長(Z0 )とした時の内部の光線追跡結果を
図2に示す。
角、r2 はレンズ出射角を示す。今、Zを正立等倍結像
時のレンズ長(Z0 )とした時の内部の光線追跡結果を
図2に示す。
【0017】また、図3に示したレンズの一方の端面か
ら物体面11までの距離l0 、又はレンズの他方の端面
から像面12までの距離l0 (作動距離)は、次式で表
わされる。
ら物体面11までの距離l0 、又はレンズの他方の端面
から像面12までの距離l0 (作動距離)は、次式で表
わされる。
【0018】
【数3】
【0019】(数3)中のPはレンズ内の蛇行周期長
で、その蛇行周期長は次式で表わされる。
で、その蛇行周期長は次式で表わされる。
【0020】
【数4】
【0021】また、図3に示したレンズの共役長TC、
即ち物体像面間距離は、次式で表わされる。
即ち物体像面間距離は、次式で表わされる。
【0022】
【数5】
【0023】前述したように、従来のカラーフィルム感
光記録装置では、発光素子の光照射方向に対して屈折率
分布型レンズアレイの中心軸が平行となるように、屈折
率分布型レンズアレイを発光素子の発光面に近接して設
けていた。屈折率分布型レンズアレイと発光素子の光学
的位置関係を上記のようにしたままでカラーフィルム感
光記録装置を薄型化する為には、共役長TCを短くしな
ければならない。
光記録装置では、発光素子の光照射方向に対して屈折率
分布型レンズアレイの中心軸が平行となるように、屈折
率分布型レンズアレイを発光素子の発光面に近接して設
けていた。屈折率分布型レンズアレイと発光素子の光学
的位置関係を上記のようにしたままでカラーフィルム感
光記録装置を薄型化する為には、共役長TCを短くしな
ければならない。
【0024】(数5)から明らかなように、共役長TC
を短くするには、正立等倍結像時のレンズ長Z0 及び/
又は作動距離l0 を短くする必要性がある。作動距離l
0 は、中心軸上の屈折率n0 ,屈折率分布定数A,正立
等倍結像時のレンズ長Z0 の関数である。これらの値を
変化させることにより作動距離l0 を短くすることがで
きる。そこで、中心軸上の屈折率n0 及び屈折率分布定
数Aの大きなものを選択し、作動距離l0 を小さくして
共役長TCを短くすることが考えられる。
を短くするには、正立等倍結像時のレンズ長Z0 及び/
又は作動距離l0 を短くする必要性がある。作動距離l
0 は、中心軸上の屈折率n0 ,屈折率分布定数A,正立
等倍結像時のレンズ長Z0 の関数である。これらの値を
変化させることにより作動距離l0 を短くすることがで
きる。そこで、中心軸上の屈折率n0 及び屈折率分布定
数Aの大きなものを選択し、作動距離l0 を小さくして
共役長TCを短くすることが考えられる。
【0025】しかしながら、従来のカラーフィルム感光
記録装置において上記のようにレンズの作動距離l0 を
小さくして共役長TCを短くすると、レンズ内を通過す
る光線は波長分散を受け、色収差が発生して良好な画像
が得られなくなる。これはカラーフィルム感光記録装置
においては致命的な欠陥となるので、採用することがで
きない。更に、スペクトルの広い発光を示す発光素子と
RGBカラーフィルタを用いてカラー発色を得ようとし
た場合、レンズの作動距離を短くし過ぎると、レンズと
物体面の間隔や、レンズと像面の間隔が小さくなり、R
GBカラーフィルターを挿入するスペースを確保するこ
とが不可能となってしまう。
記録装置において上記のようにレンズの作動距離l0 を
小さくして共役長TCを短くすると、レンズ内を通過す
る光線は波長分散を受け、色収差が発生して良好な画像
が得られなくなる。これはカラーフィルム感光記録装置
においては致命的な欠陥となるので、採用することがで
きない。更に、スペクトルの広い発光を示す発光素子と
RGBカラーフィルタを用いてカラー発色を得ようとし
た場合、レンズの作動距離を短くし過ぎると、レンズと
物体面の間隔や、レンズと像面の間隔が小さくなり、R
GBカラーフィルターを挿入するスペースを確保するこ
とが不可能となってしまう。
【0026】そこで感光記録装置である本実施例のカラ
ーフィルム感光記録装置は、図4(a)に示すような構
造とした。発光素子としての蛍光発光管4は、多数の発
光ドットが所定方向に並んでなる発光ドット列を有して
いる。この蛍光発光管4の発光ドットには、赤(R)か
ら青(B)まで多くの成分を含んでいるZn蛍光体が設
けられている。
ーフィルム感光記録装置は、図4(a)に示すような構
造とした。発光素子としての蛍光発光管4は、多数の発
光ドットが所定方向に並んでなる発光ドット列を有して
いる。この蛍光発光管4の発光ドットには、赤(R)か
ら青(B)まで多くの成分を含んでいるZn蛍光体が設
けられている。
【0027】発光ドットからの光が照射される蛍光発光
管4の前面側の近傍には、前記屈折率分布型レンズアレ
イ1が設けられている。屈折率分布型レンズ2の共役長
TCは43.2mmである。この屈折率分布型レンズア
レイ1は、その中心軸が前記蛍光発光管4の光照射方向
と直交するように配置されている。前記屈折率分布型レ
ンズアレイ1の光入射側の端面1aと、前記蛍光発光管
4の前面との間には、第1の光学手段としての第1ミラ
ー5が配置されており、蛍光発光管4からの光を90°
反射して屈折率分布型レンズアレイ1に入射させるよう
になっている。屈折率分布型レンズアレイ1の光出射側
の端面1bの近傍には、第2の光学手段としての第2ミ
ラー6が配置されており、屈折率分布型レンズアレイ1
を通過した光を反射して屈折率分布型レンズアレイ1の
中心軸と直交する方向に導くようになっている。
管4の前面側の近傍には、前記屈折率分布型レンズアレ
イ1が設けられている。屈折率分布型レンズ2の共役長
TCは43.2mmである。この屈折率分布型レンズア
レイ1は、その中心軸が前記蛍光発光管4の光照射方向
と直交するように配置されている。前記屈折率分布型レ
ンズアレイ1の光入射側の端面1aと、前記蛍光発光管
4の前面との間には、第1の光学手段としての第1ミラ
ー5が配置されており、蛍光発光管4からの光を90°
反射して屈折率分布型レンズアレイ1に入射させるよう
になっている。屈折率分布型レンズアレイ1の光出射側
の端面1bの近傍には、第2の光学手段としての第2ミ
ラー6が配置されており、屈折率分布型レンズアレイ1
を通過した光を反射して屈折率分布型レンズアレイ1の
中心軸と直交する方向に導くようになっている。
【0028】前記第1ミラー5と蛍光発光管4との間に
は、光路を横切ってRGBカラーフィルタ7が配置され
ている。蛍光発光管4からの光に対するRGBカラーフ
ィルタ7の位置は切り換えることができ、光が通過する
RGBカラーフィルタ7の透過色を選択することによっ
て、3原色の光像を得ることができる。本実施例のRG
Bカラーフィルタ7はゼラチンフィルタであり、その厚
さはRGBの各色共に0.1mmである。
は、光路を横切ってRGBカラーフィルタ7が配置され
ている。蛍光発光管4からの光に対するRGBカラーフ
ィルタ7の位置は切り換えることができ、光が通過する
RGBカラーフィルタ7の透過色を選択することによっ
て、3原色の光像を得ることができる。本実施例のRG
Bカラーフィルタ7はゼラチンフィルタであり、その厚
さはRGBの各色共に0.1mmである。
【0029】図4(a)に示すように、カラーフィルム
感光記録装置10の近傍には、感光記録媒体としてのカ
ラーフィルム8が配置されている。カラーフィルム8の
感光面8aは、屈折率分布型レンズアレイ1の中心軸に
平行となっている。カラーフィルム感光記録装置10
は、カラーフィルム8に対し、屈折率分布型レンズアレ
イ1の中心軸に平行に移動することができる。本実施例
のカラーフィルム8としては、ポラロイド社製の所謂自
己現像方式型フィルムを用いることができる。
感光記録装置10の近傍には、感光記録媒体としてのカ
ラーフィルム8が配置されている。カラーフィルム8の
感光面8aは、屈折率分布型レンズアレイ1の中心軸に
平行となっている。カラーフィルム感光記録装置10
は、カラーフィルム8に対し、屈折率分布型レンズアレ
イ1の中心軸に平行に移動することができる。本実施例
のカラーフィルム8としては、ポラロイド社製の所謂自
己現像方式型フィルムを用いることができる。
【0030】蛍光発光管4を駆動して各発光ドットを所
定のタイミングで発光させると共に、この発光駆動に同
期したタイミングでカラーフィルム感光記録装置10の
全体を等速で移動させる。蛍光発光管4をでた光束はR
GBカラーフィルタ7を通過し、第1ミラー5に反射さ
れて屈折率分布型レンズアレイ1内に入射し、屈折率分
布型レンズアレイ1を通過した光束は第2ミラー6に反
射されてカラーフィルム8上に像を形成する。
定のタイミングで発光させると共に、この発光駆動に同
期したタイミングでカラーフィルム感光記録装置10の
全体を等速で移動させる。蛍光発光管4をでた光束はR
GBカラーフィルタ7を通過し、第1ミラー5に反射さ
れて屈折率分布型レンズアレイ1内に入射し、屈折率分
布型レンズアレイ1を通過した光束は第2ミラー6に反
射されてカラーフィルム8上に像を形成する。
【0031】上記の駆動に際しては、カラーフィルム感
光記録装置10にNTSC信号を転送し、同装置内に存
在する補正回路により輝度補正等の処理を行う。補正さ
れたR,G,Bの各データに基づき、蛍光発光管4をそ
れぞれ駆動してカラーフィルム8の感光面8a上を三度
走査し、その度毎にRGBカラーフィルタ7を切り替
え、カラーフィルム8の感光面8a上にRGB各色の画
像形成を行なう。
光記録装置10にNTSC信号を転送し、同装置内に存
在する補正回路により輝度補正等の処理を行う。補正さ
れたR,G,Bの各データに基づき、蛍光発光管4をそ
れぞれ駆動してカラーフィルム8の感光面8a上を三度
走査し、その度毎にRGBカラーフィルタ7を切り替
え、カラーフィルム8の感光面8a上にRGB各色の画
像形成を行なう。
【0032】本実施例のカラーフィルム感光記録装置1
0では、上述のように屈折率分布型レンズアレイ1を蛍
光発光管4の光照射方向に直交して配置したので、全体
の構成を従来のカラーフィルム感光記録装置よりも薄型
にでき、よりコンパクトでポータブルな記録装置となっ
た。
0では、上述のように屈折率分布型レンズアレイ1を蛍
光発光管4の光照射方向に直交して配置したので、全体
の構成を従来のカラーフィルム感光記録装置よりも薄型
にでき、よりコンパクトでポータブルな記録装置となっ
た。
【0033】更に、このような光学配置を採用すること
により、作動距離の大きな屈折率分布型レンズを使用で
きる為、色収差に関する問題が起こらない。図5は本発
明に用いた屈折率分布型レンズアレイ1におけるRGB
三色に対する結像位置の違いを示すもので横軸はレンズ
アレイ径r、縦軸は共役長TCである。図5において、
Rは赤色、Gは緑色、Bは青色であり、RGB各色に対
してほぼ同一点に結像していることがわかる。
により、作動距離の大きな屈折率分布型レンズを使用で
きる為、色収差に関する問題が起こらない。図5は本発
明に用いた屈折率分布型レンズアレイ1におけるRGB
三色に対する結像位置の違いを示すもので横軸はレンズ
アレイ径r、縦軸は共役長TCである。図5において、
Rは赤色、Gは緑色、Bは青色であり、RGB各色に対
してほぼ同一点に結像していることがわかる。
【0034】図6は、共役長の短い(TC14.4m
m)屈折率分布型レンズアレイにおけるRGB3色に対
する結像位置の違いを示す。図5のものと比較してRG
B3色間で最大約2mmの結像位置の違いを示してお
り、色収差が大きいことが理解できる。
m)屈折率分布型レンズアレイにおけるRGB3色に対
する結像位置の違いを示す。図5のものと比較してRG
B3色間で最大約2mmの結像位置の違いを示してお
り、色収差が大きいことが理解できる。
【0035】屈折率分布型レンズアレイの解像力を表す
指標の一つにMTF(ModulationTransfer Function)が
ある。MTFは、矩形波格子パターンの像をスリットス
キャンあるいはCCDイメージセンサで受光し、その光
量レベルから算出するレスポンス関数であり、次の(数
6)で与えられる。ここでi(W)max,i(W)min は空間周波
数w(lp/mm) における矩形波応答の極大値、極小値であ
る。MTFが100%に近い程、原画に忠実な像が形成
されているといえる。
指標の一つにMTF(ModulationTransfer Function)が
ある。MTFは、矩形波格子パターンの像をスリットス
キャンあるいはCCDイメージセンサで受光し、その光
量レベルから算出するレスポンス関数であり、次の(数
6)で与えられる。ここでi(W)max,i(W)min は空間周波
数w(lp/mm) における矩形波応答の極大値、極小値であ
る。MTFが100%に近い程、原画に忠実な像が形成
されているといえる。
【0036】
【数6】
【0037】目や写真フィルムその他のセンサの解像力
を考慮すると、はっきりした像が得られる受光面の位置
には許容範囲があり、これを焦点深度と呼ぶ。屈折率分
布型レンズアレイの焦点深度は、屈折率分布型レンズア
レイにおける像面からの受光面のずれΔ1と、MTFと
の関係で表す。
を考慮すると、はっきりした像が得られる受光面の位置
には許容範囲があり、これを焦点深度と呼ぶ。屈折率分
布型レンズアレイの焦点深度は、屈折率分布型レンズア
レイにおける像面からの受光面のずれΔ1と、MTFと
の関係で表す。
【0038】図7は、本発明の実施例に用いた屈折率分
布型レンズアレイ1における像面からの受光面のずれΔ
1と、MTFとの関係を示す。また図8は、共役長の短
い屈折率分布型レンズアレイ1における図7と同等の図
である。これらを比較すると、本発明の実施例に用いた
屈折率分布型レンズアレイ1は焦点深度が深いことが理
解できる。その結果、カラーフィルム面のたわみ等の影
響を受けにくく良好な画像形成が可能となる。
布型レンズアレイ1における像面からの受光面のずれΔ
1と、MTFとの関係を示す。また図8は、共役長の短
い屈折率分布型レンズアレイ1における図7と同等の図
である。これらを比較すると、本発明の実施例に用いた
屈折率分布型レンズアレイ1は焦点深度が深いことが理
解できる。その結果、カラーフィルム面のたわみ等の影
響を受けにくく良好な画像形成が可能となる。
【0039】次に、本実施例の光学系における波面収差
について検討する。単色光光源から出た光は、屈折率が
一定の媒質等の均質等方性媒質内では、一定時間後に点
光源を中心とする球面上に達している。この球面上では
光波の振動の位相は等しく、このような面を波面とい
う。しかしながら、収差のある光学系では波面は球面と
ならない。収差の原因としては、媒質内の屈折率が不均
一であることや、レンズのように位相(凸形といった形
状)が変化しているといったことが挙げられる。理想的
な球面状の波面の上にある点と、収差により歪んだ波面
の上にある点との幾何学的距離に屈折率を掛けたものを
波面収差と呼ぶ。
について検討する。単色光光源から出た光は、屈折率が
一定の媒質等の均質等方性媒質内では、一定時間後に点
光源を中心とする球面上に達している。この球面上では
光波の振動の位相は等しく、このような面を波面とい
う。しかしながら、収差のある光学系では波面は球面と
ならない。収差の原因としては、媒質内の屈折率が不均
一であることや、レンズのように位相(凸形といった形
状)が変化しているといったことが挙げられる。理想的
な球面状の波面の上にある点と、収差により歪んだ波面
の上にある点との幾何学的距離に屈折率を掛けたものを
波面収差と呼ぶ。
【0040】本実施例で使用されている屈折率分布型レ
ンズアレイ1は、前述したようにレンズ内部に大きな屈
折率分布をもつために波面収差の影響が大きくなる。し
かしながら、本実施例では蛍光発光管4と第1ミラー5
の間にRGBカラーフィルタ7を設けたので、光の進行
方向に沿う屈折率分布型レンズアレイ1とRGBカラー
フィルタ7の間隔を適当に調整すれば、屈折率分布型レ
ンズアレイ1による波面収差を打ち消すことが可能であ
る。
ンズアレイ1は、前述したようにレンズ内部に大きな屈
折率分布をもつために波面収差の影響が大きくなる。し
かしながら、本実施例では蛍光発光管4と第1ミラー5
の間にRGBカラーフィルタ7を設けたので、光の進行
方向に沿う屈折率分布型レンズアレイ1とRGBカラー
フィルタ7の間隔を適当に調整すれば、屈折率分布型レ
ンズアレイ1による波面収差を打ち消すことが可能であ
る。
【0041】上記実施例では、蛍光発光管4と第1ミラ
ー5の間にRGBカラーフィルタ7を設けたが、図4
(b)に示す第2実施例のように第2ミラー6とカラー
フィルム8の間にRGBカラーフィルタ7を設けても第
1実施例と略同様の作用・効果が得られる。
ー5の間にRGBカラーフィルタ7を設けたが、図4
(b)に示す第2実施例のように第2ミラー6とカラー
フィルム8の間にRGBカラーフィルタ7を設けても第
1実施例と略同様の作用・効果が得られる。
【0042】次に、図4(c)に示す第3実施例のよう
に、蛍光発光管4と第1ミラー5の間及び第2ミラー6
とカラーフィルム8の間の両位置にRGBカラーフィル
タ7,7をそれぞれ設ければ、第1及び第2実施例と同
様に屈折率分布型レンズアレイ1による波面収差を打ち
消すことができる他、RGBカラーフィルタ7自体によ
って生じる波面収差をも解消することができる。
に、蛍光発光管4と第1ミラー5の間及び第2ミラー6
とカラーフィルム8の間の両位置にRGBカラーフィル
タ7,7をそれぞれ設ければ、第1及び第2実施例と同
様に屈折率分布型レンズアレイ1による波面収差を打ち
消すことができる他、RGBカラーフィルタ7自体によ
って生じる波面収差をも解消することができる。
【0043】図9(a)は、物体面11(前記蛍光発光
管4に相当)から出た光がフィルタF(前記実施例のR
GBフィルタ7に相当)を介して屈折率分布型レンズア
レイに入射する際の光路を示したものであり、これは第
1〜第3実施例の光学系における蛍光発光管4側の光路
に相当する。物体面11から出た光は、フィルタFによ
り屈折され、フィルタFが無かった場合にレンズに入射
する点Aよりも内側の点Bにおいてレンズに入射する。
管4に相当)から出た光がフィルタF(前記実施例のR
GBフィルタ7に相当)を介して屈折率分布型レンズア
レイに入射する際の光路を示したものであり、これは第
1〜第3実施例の光学系における蛍光発光管4側の光路
に相当する。物体面11から出た光は、フィルタFによ
り屈折され、フィルタFが無かった場合にレンズに入射
する点Aよりも内側の点Bにおいてレンズに入射する。
【0044】図9(b)は、屈折率分布型レンズアレイ
から出た光がフィルタFを介して像面12(前記カラー
フィルム8)に入射する際の光路を示したものであり、
これは第2及び第3実施例の光学系におけるカラーフィ
ルム8側の光路に相当する。屈折率分布型レンズアレイ
から出た光は、フィルタFにより屈折され、フィルタF
が無かった場合に像面12に入射する点Dよりも内側の
点Cにおいて像面12に入射する。
から出た光がフィルタFを介して像面12(前記カラー
フィルム8)に入射する際の光路を示したものであり、
これは第2及び第3実施例の光学系におけるカラーフィ
ルム8側の光路に相当する。屈折率分布型レンズアレイ
から出た光は、フィルタFにより屈折され、フィルタF
が無かった場合に像面12に入射する点Dよりも内側の
点Cにおいて像面12に入射する。
【0045】図9(a),(b)からわかるように、物
体面11側のフィルタFによる光路のずれの方向と、像
面12側のフィルタFによる光路のずれの方向とは逆向
きであり、各ずれの大きさを一致させれば、フィルタF
自体によって発生する波面収差を打ち消すことができ
る。また、第1及び第2実施例の場合と同様に、光の進
行方向に沿う屈折率分布型レンズアレイ1とフィルタF
の間隔を適当に調整すれば、屈折率分布型レンズアレイ
1による波面収差を打ち消すことができる。
体面11側のフィルタFによる光路のずれの方向と、像
面12側のフィルタFによる光路のずれの方向とは逆向
きであり、各ずれの大きさを一致させれば、フィルタF
自体によって発生する波面収差を打ち消すことができ
る。また、第1及び第2実施例の場合と同様に、光の進
行方向に沿う屈折率分布型レンズアレイ1とフィルタF
の間隔を適当に調整すれば、屈折率分布型レンズアレイ
1による波面収差を打ち消すことができる。
【0046】本発明は、前記実施例のような蛍光発光管
を光源としたカラーフィルム感光記録装置の他、電子ス
チルカメラや、ビデオカメラ・パソコン等の画像を被記
録媒体に記録する画像記録装置にも適用できる。
を光源としたカラーフィルム感光記録装置の他、電子ス
チルカメラや、ビデオカメラ・パソコン等の画像を被記
録媒体に記録する画像記録装置にも適用できる。
【0047】
【発明の効果】本発明の感光記録装置によれば、発光素
子の光照射方向に対して屈折率分布型レンズアレイの軸
線を横置きに配置したので、装置の薄型化を図ることが
できた。更にこのような光学配置を採用することによ
り、共役長の大きな屈折率分布型レンズアレイを使用で
きるため、発色、解像力の優れた画像を形成することが
可能となった。
子の光照射方向に対して屈折率分布型レンズアレイの軸
線を横置きに配置したので、装置の薄型化を図ることが
できた。更にこのような光学配置を採用することによ
り、共役長の大きな屈折率分布型レンズアレイを使用で
きるため、発色、解像力の優れた画像を形成することが
可能となった。
【図1】本発明の実施例に用いた屈折率分布型レンズ内
の屈折率分布を示すグラフ。
の屈折率分布を示すグラフ。
【図2】本発明の実施例に用いた屈折率分布型レンズ内
の光線追跡結果を示すグラフ。
の光線追跡結果を示すグラフ。
【図3】本発明の実施例に用いた屈折率分布型レンズア
レイの構成を模式的に示す斜視図。
レイの構成を模式的に示す斜視図。
【図4】本発明の各実施例のカラーフィルム感光記録装
置の構成を示す図。
置の構成を示す図。
【図5】本発明の実施例に用いた屈折率分布型レンズア
レイのレンズ素子径に対する共役長を示すグラフ。
レイのレンズ素子径に対する共役長を示すグラフ。
【図6】共役長の短い屈折率分布型レンズアレイのレン
ズ素子径に対する共役長を示すグラフ。
ズ素子径に対する共役長を示すグラフ。
【図7】本発明の実施例に用いた屈折率分布型レンズア
レイにおける像面からの受光面のずれΔlとMTFの関
係を示すグラフ。
レイにおける像面からの受光面のずれΔlとMTFの関
係を示すグラフ。
【図8】共役長の短い屈折率分布型レンズアレイにおけ
る像面からの受光面のずれΔlとMTFの関係を示すグ
ラフ。
る像面からの受光面のずれΔlとMTFの関係を示すグ
ラフ。
【図9】各実施例の光学系に相当する光学系における光
路を示す図である。
路を示す図である。
1 屈折率分布型レンズアレイ 4 発光素子としての蛍光発光管 5 第1の光学手段としての第1ミラー 6 第2の光学手段としての第2ミラー 7 RGBカラーフィルタ 10 カラーフィルム感光記録装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年7月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光によって記録するこ
とのできる記録媒体に対して光で記録を行うための感光
記録装置に関する。例えば、本発明は、光により発色す
るインスタントフィルム等のような記録媒体に画像を形
成するカラープリンタ等に応用することができる。
とのできる記録媒体に対して光で記録を行うための感光
記録装置に関する。例えば、本発明は、光により発色す
るインスタントフィルム等のような記録媒体に画像を形
成するカラープリンタ等に応用することができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】そこで感光記録装置である本実施例のカラ
ーフィルム感光記録装置は、図4(a)に示すような構
造とした。発光素子としての蛍光発光管4は、多数の発
光ドットが所定方向に並んでなる発光ドット列を有して
いる。この蛍光発光管4の発光ドットには、赤(R)か
ら青(B)まで多くの成分を含んでいるZnO蛍光体が
設けられている。
ーフィルム感光記録装置は、図4(a)に示すような構
造とした。発光素子としての蛍光発光管4は、多数の発
光ドットが所定方向に並んでなる発光ドット列を有して
いる。この蛍光発光管4の発光ドットには、赤(R)か
ら青(B)まで多くの成分を含んでいるZnO蛍光体が
設けられている。
フロントページの続き (72)発明者 潮 嘉次郎 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内 (72)発明者 古田 正寛 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内 (72)発明者 上田 武彦 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内
Claims (4)
- 【請求項1】 多数の発光ドットを有する発光素子と、
中心軸が前記発光素子の照射方向と交差するように発光
素子の近傍に配置された屈折率分布型レンズアレイと、
前記発光素子からの光を前記屈折率分布型レンズアレイ
に入射させる第1の光学手段と、前記屈折率分布型レン
ズアレイを通過した光を感光記録媒体に到達させる第2
の光学手段とを有する感光記録装置。 - 【請求項2】 前記発光素子と前記第1の光学手段との
間にRGBカラーフィルタを設けた請求項1記載の感光
記録装置。 - 【請求項3】 前記第2の光学手段と前記感光記録媒体
との間にRGBカラーフィルタを設けた請求項1記載の
感光記録装置。 - 【請求項4】 前記発光素子と前記第1の光学手段との
間と、前記第2の光学手段と前記感光記録媒体との間と
に、RGBカラーフィルタを設けた請求項1記載の感光
記録装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7189595A JP2854537B2 (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 感光記録装置 |
TW085103423A TW350934B (en) | 1995-03-29 | 1996-03-21 | Photo recording device |
KR1019960008766A KR0180033B1 (ko) | 1995-03-29 | 1996-03-28 | 감광기록장치 |
US08/623,845 US5933181A (en) | 1995-03-29 | 1996-03-29 | Photographic recording apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7189595A JP2854537B2 (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 感光記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08271995A true JPH08271995A (ja) | 1996-10-18 |
JP2854537B2 JP2854537B2 (ja) | 1999-02-03 |
Family
ID=13473732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7189595A Expired - Fee Related JP2854537B2 (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 感光記録装置 |
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Country | Link |
---|---|
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JP (1) | JP2854537B2 (ja) |
KR (1) | KR0180033B1 (ja) |
TW (1) | TW350934B (ja) |
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US6314248B1 (en) | 1998-04-21 | 2001-11-06 | Fuji Photo Film, Co., Ltd. | Image photography apparatus, image reproducing apparatus, image photography and reproducing apparatus, stereographic projector, jig for image stereoscopic vision, and printer |
US7116355B1 (en) | 1998-04-15 | 2006-10-03 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Instant printer, printing method for using the same, combination printer/electronic still camera system |
US7643048B2 (en) | 2001-11-06 | 2010-01-05 | Fujifilm Corporation | Image transfer apparatus |
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JP2001260410A (ja) * | 2000-03-16 | 2001-09-25 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | 光書込みヘッドおよび光点列ずれの補正方法 |
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-
1995
- 1995-03-29 JP JP7189595A patent/JP2854537B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-03-21 TW TW085103423A patent/TW350934B/zh active
- 1996-03-28 KR KR1019960008766A patent/KR0180033B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1996-03-29 US US08/623,845 patent/US5933181A/en not_active Expired - Fee Related
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KR960033768A (ko) | 1996-10-22 |
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TW350934B (en) | 1999-01-21 |
KR0180033B1 (ko) | 1999-05-15 |
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