JPH08271675A - 容器ノズルの検査方法及びその装置 - Google Patents
容器ノズルの検査方法及びその装置Info
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- JPH08271675A JPH08271675A JP7074172A JP7417295A JPH08271675A JP H08271675 A JPH08271675 A JP H08271675A JP 7074172 A JP7074172 A JP 7074172A JP 7417295 A JP7417295 A JP 7417295A JP H08271675 A JPH08271675 A JP H08271675A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ノズルの口径の大小に作用されずに適用性を
拡大し、着脱性及び作業性を向上させて労力を低減する
とともに、検査精度を向上させ、溶接位置の変動に対す
る融通性を確保する。 【構成】 ノズルの外表面に検査装置の周走行部を取り
付ける場合に、主車輪をコーナー部に接触させた状態で
ノズルの先端の円筒部に磁着させるとともに、副車輪を
テーパー部に磁着させて、副車輪の走行により主車輪を
コーナー部に接触させて位置決めを行ないながら、探触
子を被検査面に接触させて検査を行なう技術を採用す
る。
拡大し、着脱性及び作業性を向上させて労力を低減する
とともに、検査精度を向上させ、溶接位置の変動に対す
る融通性を確保する。 【構成】 ノズルの外表面に検査装置の周走行部を取り
付ける場合に、主車輪をコーナー部に接触させた状態で
ノズルの先端の円筒部に磁着させるとともに、副車輪を
テーパー部に磁着させて、副車輪の走行により主車輪を
コーナー部に接触させて位置決めを行ないながら、探触
子を被検査面に接触させて検査を行なう技術を採用す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、容器ノズルの検査方法
及びその装置に係り、特に、円筒状容器におけるノズル
の近傍の被検査面に、周走行部を配して搭載した探触子
により溶接部等の検査を行なう技術に関するものであ
る。
及びその装置に係り、特に、円筒状容器におけるノズル
の近傍の被検査面に、周走行部を配して搭載した探触子
により溶接部等の検査を行なう技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】円筒状をなす容器に配管を接続する場合
には、図3及び図4に示すように、容器1の外表面に半
径外方向に突出した状態にノズル2を取り付けておき、
ノズル2の先端に溶接により配管3が取り付けられる。
には、図3及び図4に示すように、容器1の外表面に半
径外方向に突出した状態にノズル2を取り付けておき、
ノズル2の先端に溶接により配管3が取り付けられる。
【0003】この場合にあって、ノズル2の部分を別途
部品として作製しておいて、容器1に明けた穴にノズル
2の基部を溶接部4により取り付けるとともに、ノズル
2の先端に配管3を溶接部5により取り付けるようにし
ている。図3に示すように、配管3が大口径である場合
には、ノズル2における基部と先端部とに、円筒部2
a,2bが配され、これら円筒部2a,2bの間にテー
パー部2cが配される。図4に示すように、配管3が小
口径である場合には、ノズル2における先端部にのみ円
筒部2bが配され、該円筒部2bと基部との間にテーパ
ー部2cが配される。
部品として作製しておいて、容器1に明けた穴にノズル
2の基部を溶接部4により取り付けるとともに、ノズル
2の先端に配管3を溶接部5により取り付けるようにし
ている。図3に示すように、配管3が大口径である場合
には、ノズル2における基部と先端部とに、円筒部2
a,2bが配され、これら円筒部2a,2bの間にテー
パー部2cが配される。図4に示すように、配管3が小
口径である場合には、ノズル2における先端部にのみ円
筒部2bが配され、該円筒部2bと基部との間にテーパ
ー部2cが配される。
【0004】従来、容器1とノズル2との間の溶接部4
の近傍の超音波探傷試験に関連する技術例として、実
開平03−125259号が提案されており、ノズル2
と配管3との間のように直管状態の部分の溶接部5の近
傍の超音波探傷試験に関連する技術例として、実開平
02−021553号及び実開平04−126158
号が提案されている。
の近傍の超音波探傷試験に関連する技術例として、実
開平03−125259号が提案されており、ノズル2
と配管3との間のように直管状態の部分の溶接部5の近
傍の超音波探傷試験に関連する技術例として、実開平
02−021553号及び実開平04−126158
号が提案されている。
【0005】前述の技術例にあっては、ノズル2にお
ける円筒部2bに、周方向に走行する走行手段を取り付
けて、走行手段から屈曲するアームを容器1の表面に向
けて突出させ、その先端の探触子により超音波探傷試験
を行なうようにしている。前述の技術例にあって
は、配管3が円筒状であることを利用して、配管3の外
表面に周方向に走行する走行手段を取り付け、該走行手
段に支持された探触子を周方向に移動させる等により超
音波探傷試験を行なうようにしている。
ける円筒部2bに、周方向に走行する走行手段を取り付
けて、走行手段から屈曲するアームを容器1の表面に向
けて突出させ、その先端の探触子により超音波探傷試験
を行なうようにしている。前述の技術例にあって
は、配管3が円筒状であることを利用して、配管3の外
表面に周方向に走行する走行手段を取り付け、該走行手
段に支持された探触子を周方向に移動させる等により超
音波探傷試験を行なうようにしている。
【0006】また、技術例にあっては、走行手段から
配管3の長手方向に沿ってガイドアームを配して、ガイ
ドアームに沿って探触子を移動させることにより、配管
3の長手方向及び周方向の複合した探触子の移動を行な
うようにしている。
配管3の長手方向に沿ってガイドアームを配して、ガイ
ドアームに沿って探触子を移動させることにより、配管
3の長手方向及び周方向の複合した探触子の移動を行な
うようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら技術例
の場合には、配管3が小口径であると、検査装置
を配管3の外表面に正確に取り付けることが技術的に困
難になり易く、特に、容器1とノズル2との間の溶接部
4に対して適用しようとすると、容器1の外表面が円筒
状であることに起因して、検査精度を確保することが困
難になる。
の場合には、配管3が小口径であると、検査装置
を配管3の外表面に正確に取り付けることが技術的に困
難になり易く、特に、容器1とノズル2との間の溶接部
4に対して適用しようとすると、容器1の外表面が円筒
状であることに起因して、検査精度を確保することが困
難になる。
【0008】本発明は、上記課題を有効に解決するもの
で、以下の目的を達成するものである。 1)ノズルの口径の大小に左右されることが少なく、適
用性を拡大すること。 2)ノズルに対する着脱性を高め、作業性を向上させて
労力を低減すること。 3)探触子の移動を円滑にして、検査精度を向上させる
こと。 4)管の寸法変化及び溶接位置の変動に対する融通性を
確保すること。
で、以下の目的を達成するものである。 1)ノズルの口径の大小に左右されることが少なく、適
用性を拡大すること。 2)ノズルに対する着脱性を高め、作業性を向上させて
労力を低減すること。 3)探触子の移動を円滑にして、検査精度を向上させる
こと。 4)管の寸法変化及び溶接位置の変動に対する融通性を
確保すること。
【0009】
【課題を解決するための手段】容器におけるノズルの外
表面に検査装置の周走行部を取り付けて周方向に走行さ
せることにより、探触子を被検査面に接触させて検査を
行なう場合、周走行部の主車輪をノズルの先端部の円筒
部とテーパー部とのなすコーナー部に磁着するととも
に、周走行部の副車輪を前記テーパー部に磁着し、主車
輪をコーナー部に接触させながら周走行部を走行させて
検査を行なう技術を採用する。その具体的装置として、
周走行部の部分に、ノズルの先端部の円筒部とテーパー
部とのなすコーナー部に磁着して周方向に走行する主車
輪と、テーパー部に磁着して周方向に走行する副車輪
と、これら両車輪に支持される走行台車と、該走行台車
に搭載され両車輪の少なくとも一方を回転駆動する走行
駆動源とを具備する構成を採用する。周走行部には、ノ
ズルの基部の被検査面に探触子を接触させるとともに該
探触子の位置をノズルの半径方向に移動させる直線ガイ
ド部と、ノズルの先端部の被検査面に探触子を接触させ
るとともに該探触子の位置をノズルの長さ方向に移動さ
せる直線ガイド部との一方、あるいは、両方が取り付け
られる。直線ガイド部にあっては、走行台車に対してノ
ズルの半径方向に回転移動可能に支持され、探触子が弾
発部材により被検査面に押し付けられる。副車輪の走行
軌跡は、回転とともにコーナー部から離間するように設
定される。ノズルは、原子炉圧力容器に配されるものに
対しても適用される。
表面に検査装置の周走行部を取り付けて周方向に走行さ
せることにより、探触子を被検査面に接触させて検査を
行なう場合、周走行部の主車輪をノズルの先端部の円筒
部とテーパー部とのなすコーナー部に磁着するととも
に、周走行部の副車輪を前記テーパー部に磁着し、主車
輪をコーナー部に接触させながら周走行部を走行させて
検査を行なう技術を採用する。その具体的装置として、
周走行部の部分に、ノズルの先端部の円筒部とテーパー
部とのなすコーナー部に磁着して周方向に走行する主車
輪と、テーパー部に磁着して周方向に走行する副車輪
と、これら両車輪に支持される走行台車と、該走行台車
に搭載され両車輪の少なくとも一方を回転駆動する走行
駆動源とを具備する構成を採用する。周走行部には、ノ
ズルの基部の被検査面に探触子を接触させるとともに該
探触子の位置をノズルの半径方向に移動させる直線ガイ
ド部と、ノズルの先端部の被検査面に探触子を接触させ
るとともに該探触子の位置をノズルの長さ方向に移動さ
せる直線ガイド部との一方、あるいは、両方が取り付け
られる。直線ガイド部にあっては、走行台車に対してノ
ズルの半径方向に回転移動可能に支持され、探触子が弾
発部材により被検査面に押し付けられる。副車輪の走行
軌跡は、回転とともにコーナー部から離間するように設
定される。ノズルは、原子炉圧力容器に配されるものに
対しても適用される。
【0010】
【作用】コーナー部に接するように主車輪を磁着させ、
副車輪をテーパー部に磁着させて、走行駆動源の作動に
よって周走行部を周方向に走行させると、主車輪はコー
ナー部に接触して移動が抑制されるが、副車輪はテーパ
ー部に沿って滑り得る状態であるとともに、副車輪の走
行軌跡が、回転とともにコーナー部から離間するように
設定されているために、周方向に走行台車が移動する際
に、主車輪をコーナー部に接触させる方向の力が働き、
この接触に基づいてノズルの長さ方向の移動が抑制され
ることによる位置決めがなされる。直線ガイド部に走行
台車に対して回転駆動する力を付与し、探触子を被検査
面に押し付けた状態で、直線ガイド部の作動により、探
触子を被検査面に接触させた状態のまま移動させるとと
もに、周走行部の周方向の走行を組み合わせることによ
り、探触子が容器の外表面あるいはノズルの先端部の被
検査面に沿って各方向に移動して、所望の探傷検査が実
施される。
副車輪をテーパー部に磁着させて、走行駆動源の作動に
よって周走行部を周方向に走行させると、主車輪はコー
ナー部に接触して移動が抑制されるが、副車輪はテーパ
ー部に沿って滑り得る状態であるとともに、副車輪の走
行軌跡が、回転とともにコーナー部から離間するように
設定されているために、周方向に走行台車が移動する際
に、主車輪をコーナー部に接触させる方向の力が働き、
この接触に基づいてノズルの長さ方向の移動が抑制され
ることによる位置決めがなされる。直線ガイド部に走行
台車に対して回転駆動する力を付与し、探触子を被検査
面に押し付けた状態で、直線ガイド部の作動により、探
触子を被検査面に接触させた状態のまま移動させるとと
もに、周走行部の周方向の走行を組み合わせることによ
り、探触子が容器の外表面あるいはノズルの先端部の被
検査面に沿って各方向に移動して、所望の探傷検査が実
施される。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係る容器ノズルの検査方法及
びその装置の一実施例について、図1及び図2に基づい
て説明する。図1及び図2において、符号10は検査装
置、11は周走行部、12は直線ガイド部、13は探触
子(探触子モジュール)、Xは検査面である。
びその装置の一実施例について、図1及び図2に基づい
て説明する。図1及び図2において、符号10は検査装
置、11は周走行部、12は直線ガイド部、13は探触
子(探触子モジュール)、Xは検査面である。
【0012】前記検査装置10は、その主要部が、図1
及び図2に示すように、周走行部11、直線ガイド部1
2、探触子13等によって構成され、これらに、信号電
力伝送ケーブル,制御部,演算記録部,表示部等が接続
されて、制御や探傷データ等の伝送,収集,記録等を行
なうようにしている。
及び図2に示すように、周走行部11、直線ガイド部1
2、探触子13等によって構成され、これらに、信号電
力伝送ケーブル,制御部,演算記録部,表示部等が接続
されて、制御や探傷データ等の伝送,収集,記録等を行
なうようにしている。
【0013】前記周走行部11は、図1及び図2に示す
ように、容器1のノズル2の外表面に取り付けられて周
方向に沿って走行させられるものであり、ノズル2の先
端部の円筒状の外周面を有する円筒部2bでかつコーナ
ー部2dに接触する位置に磁着状態に配して周方向に走
行させるための主車輪11aと、該主車輪11aから離
間した状態でかつテーパー部2cに磁着状態に配して周
方向に走行させるための副車輪11bと、これらの主車
輪11a及び副車輪11bによって支持されることによ
りノズル2の周方向に走行可能に配される走行台車11
cと、該走行台車11cに搭載されこれらの主車輪11
a及び副車輪11bの少なくとも一方に連結されて回転
駆動力を付与するための走行駆動源11dと、例えば走
行駆動源11dの回転量を検出するためのロータリーエ
ンコーダ11eとを具備するものが採用される。
ように、容器1のノズル2の外表面に取り付けられて周
方向に沿って走行させられるものであり、ノズル2の先
端部の円筒状の外周面を有する円筒部2bでかつコーナ
ー部2dに接触する位置に磁着状態に配して周方向に走
行させるための主車輪11aと、該主車輪11aから離
間した状態でかつテーパー部2cに磁着状態に配して周
方向に走行させるための副車輪11bと、これらの主車
輪11a及び副車輪11bによって支持されることによ
りノズル2の周方向に走行可能に配される走行台車11
cと、該走行台車11cに搭載されこれらの主車輪11
a及び副車輪11bの少なくとも一方に連結されて回転
駆動力を付与するための走行駆動源11dと、例えば走
行駆動源11dの回転量を検出するためのロータリーエ
ンコーダ11eとを具備するものが採用される。
【0014】加えて、前記副車輪11bにあっては、図
2に示すように、その走行軌跡Rが、副車輪11bの接
触位置における円弧Sから外側に外れるように、転動方
向及び車輪形状が設定される。図1及び図2例の副車輪
11bは、円筒形状をなすもの2個を若干開いた状態に
配したものとされる。
2に示すように、その走行軌跡Rが、副車輪11bの接
触位置における円弧Sから外側に外れるように、転動方
向及び車輪形状が設定される。図1及び図2例の副車輪
11bは、円筒形状をなすもの2個を若干開いた状態に
配したものとされる。
【0015】前記直線ガイド部12は、例えば、従来例
として示した技術実開平04−126158号に準じ
るものが適用され、図1の実線で示すように、周走行部
11における走行台車11cの端部に、ノズル2の半径
外方向に延長させた状態に取り付けられる。つまり、走
行台車11cに対して容器1の外表面に対向する方向に
突出状態に配される支持ブラケット12aと、該支持ブ
ラケット12aに走行台車11cから離間する方向に伸
ばした状態に取り付けられるリニアガイド12bと、該
リニアガイド12bにその長手方向に移動可能に支持さ
れる摺動子12cと、リニアガイド12bの両端に配さ
れるプーリ12dと、該プーリ12dに巻回状態に配さ
れ一部が摺動子12cに固定される駆動ベルト12e
と、該駆動ベルト12eを駆動させるためのベルト駆動
モータ12fと、リニアガイド12bの基部を支持ブラ
ケット12aに回転可能に取り付けるための支持ピン1
2gと、支持ブラケット12a及びリニアガイド12b
の間に介在状態に配されリニアガイド12bを弾発力に
より被検査面Aに近接させる方向に回転させるねじりば
ね等の弾発部材12hとを具備するものが採用される。
として示した技術実開平04−126158号に準じ
るものが適用され、図1の実線で示すように、周走行部
11における走行台車11cの端部に、ノズル2の半径
外方向に延長させた状態に取り付けられる。つまり、走
行台車11cに対して容器1の外表面に対向する方向に
突出状態に配される支持ブラケット12aと、該支持ブ
ラケット12aに走行台車11cから離間する方向に伸
ばした状態に取り付けられるリニアガイド12bと、該
リニアガイド12bにその長手方向に移動可能に支持さ
れる摺動子12cと、リニアガイド12bの両端に配さ
れるプーリ12dと、該プーリ12dに巻回状態に配さ
れ一部が摺動子12cに固定される駆動ベルト12e
と、該駆動ベルト12eを駆動させるためのベルト駆動
モータ12fと、リニアガイド12bの基部を支持ブラ
ケット12aに回転可能に取り付けるための支持ピン1
2gと、支持ブラケット12a及びリニアガイド12b
の間に介在状態に配されリニアガイド12bを弾発力に
より被検査面Aに近接させる方向に回転させるねじりば
ね等の弾発部材12hとを具備するものが採用される。
【0016】前記探触子13にあっても、前述した技術
実開平04−126158号に準じるものが適用さ
れ、直線ガイド部12における摺動子12cにジンバル
機構等によって取り付けられ、被検査面Aに対して面接
触状態を保持するための弾発力を作用させる押し付けス
プリングが配される。
実開平04−126158号に準じるものが適用さ
れ、直線ガイド部12における摺動子12cにジンバル
機構等によって取り付けられ、被検査面Aに対して面接
触状態を保持するための弾発力を作用させる押し付けス
プリングが配される。
【0017】このように構成されている検査装置10を
ノズル2の外表面に取り付けて、ノズル2の基部におけ
る溶接部4の近傍の超音波探傷試験を実施する場合につ
いて説明する。
ノズル2の外表面に取り付けて、ノズル2の基部におけ
る溶接部4の近傍の超音波探傷試験を実施する場合につ
いて説明する。
【0018】図1に示すように、走行台車11cにおけ
る主車輪11a及び副車輪11bを、ノズル2における
円筒部2b及びテーパー部2cに対して、コーナー部2
dを跨ぐように磁着させ、この際に、主車輪11aをコ
ーナー部2dに接するように配する。そして、走行台車
11cに支持された直線ガイド部12を、容器1の円筒
状外表面に近接させて、探触子13を弾発部材12hの
弾発力等により上記円筒状外表面に接触させた状態とす
る。
る主車輪11a及び副車輪11bを、ノズル2における
円筒部2b及びテーパー部2cに対して、コーナー部2
dを跨ぐように磁着させ、この際に、主車輪11aをコ
ーナー部2dに接するように配する。そして、走行台車
11cに支持された直線ガイド部12を、容器1の円筒
状外表面に近接させて、探触子13を弾発部材12hの
弾発力等により上記円筒状外表面に接触させた状態とす
る。
【0019】周走行部11における走行駆動源11dの
作動によって、副車輪11bを回転させると、副車輪1
1bがテーパー部2cに磁着しているとともに、走行軌
跡Rが円弧Sから外側に外れるように設定されているた
めに、走行台車11c全体としてはノズル2の周方向に
走行させられるが、副車輪11bの走行軌跡Rに基づい
て主車輪11aをコーナー部2dに押し付ける力が働
き、かつ主車輪11aがコーナー部2dに接触すること
により移動が抑制され、一方、副車輪11bはテーパー
部2cの外表面を滑り得る状態であるために、常時主車
輪11aの縁部をコーナー部2dに接触させて位置決め
した状態での走行が行なわれる。なお、周方向の走行移
動量は、ロータリーエンコーダ11eにより検出され、
この検出データに基づいて周方向の位置設定がなされ
る。
作動によって、副車輪11bを回転させると、副車輪1
1bがテーパー部2cに磁着しているとともに、走行軌
跡Rが円弧Sから外側に外れるように設定されているた
めに、走行台車11c全体としてはノズル2の周方向に
走行させられるが、副車輪11bの走行軌跡Rに基づい
て主車輪11aをコーナー部2dに押し付ける力が働
き、かつ主車輪11aがコーナー部2dに接触すること
により移動が抑制され、一方、副車輪11bはテーパー
部2cの外表面を滑り得る状態であるために、常時主車
輪11aの縁部をコーナー部2dに接触させて位置決め
した状態での走行が行なわれる。なお、周方向の走行移
動量は、ロータリーエンコーダ11eにより検出され、
この検出データに基づいて周方向の位置設定がなされ
る。
【0020】直線ガイド部12におけるベルト駆動モー
タ12fを作動させて、駆動力をプーリ12d及び駆動
ベルト12eに伝達することにより、摺動子12cに支
持された探触子13がノズル2の半径方向に移動させら
れる。
タ12fを作動させて、駆動力をプーリ12d及び駆動
ベルト12eに伝達することにより、摺動子12cに支
持された探触子13がノズル2の半径方向に移動させら
れる。
【0021】したがって、周走行部11によるノズル2
の周方向の走行移動と、直線ガイド部12によるノズル
2の半径方向の直線移動とを組み合わせることにより、
溶接部4の近傍の被検査面Aに沿って探触子13を各方
向に移動させ、所望の探傷検査が実施される。
の周方向の走行移動と、直線ガイド部12によるノズル
2の半径方向の直線移動とを組み合わせることにより、
溶接部4の近傍の被検査面Aに沿って探触子13を各方
向に移動させ、所望の探傷検査が実施される。
【0022】この際に、走行台車11cは、機械加工に
より高い精度で加工された円筒部2bの外表面に沿って
誘導され、かつ直線ガイド部12及び探触子13が溶接
部4の近傍の外表面に常時押し付けられるため、被検査
面Aのレベルが変動した場合にあっても、検査精度の維
持が可能になる。
より高い精度で加工された円筒部2bの外表面に沿って
誘導され、かつ直線ガイド部12及び探触子13が溶接
部4の近傍の外表面に常時押し付けられるため、被検査
面Aのレベルが変動した場合にあっても、検査精度の維
持が可能になる。
【0023】なお、検査装置10をノズル2の外表面か
ら撤去する場合には、前述した取り付け時の逆手順によ
って行なわれる。つまり、直線ガイド部12を被検査面
Aから引き離すとともに、磁着状態の主車輪11a及び
副車輪11bを円筒部2b及びテーパー部2cから引き
剥がすことによって走行台車11c等が外される。
ら撤去する場合には、前述した取り付け時の逆手順によ
って行なわれる。つまり、直線ガイド部12を被検査面
Aから引き離すとともに、磁着状態の主車輪11a及び
副車輪11bを円筒部2b及びテーパー部2cから引き
剥がすことによって走行台車11c等が外される。
【0024】ついで、検査装置10により、ノズル2の
先端部における溶接部5の近傍の超音波探傷試験を実施
する場合について説明すると、図1の鎖線で示すよう
に、走行台車11cの先端部に直線ガイド部12を配し
て、探触子13を溶接部5の近傍の被検査面Bに接触さ
せ、周走行部11によるノズル2の周方向の走行移動
と、直線ガイド部12によるノズル2の長さ方向の移動
との組み合わせにより、超音波探傷試験が行なわれる。
先端部における溶接部5の近傍の超音波探傷試験を実施
する場合について説明すると、図1の鎖線で示すよう
に、走行台車11cの先端部に直線ガイド部12を配し
て、探触子13を溶接部5の近傍の被検査面Bに接触さ
せ、周走行部11によるノズル2の周方向の走行移動
と、直線ガイド部12によるノズル2の長さ方向の移動
との組み合わせにより、超音波探傷試験が行なわれる。
【0025】〔他の実施態様〕本発明に係る容器ノズル
の検査方法及びその装置にあっては、以下の技術を包含
するものである。 a)駆動輪を副車輪11bに代えて主車輪11aとする
こと。 b)副車輪11bの形状をテーパー状とすること。 c)副車輪11bの数を1個または3個以上とするこ
と。 d)容器1が原子炉圧力容器その他の大型容器等である
こと。 e)図3に示す大口径のノズル2に対して適用するこ
と。
の検査方法及びその装置にあっては、以下の技術を包含
するものである。 a)駆動輪を副車輪11bに代えて主車輪11aとする
こと。 b)副車輪11bの形状をテーパー状とすること。 c)副車輪11bの数を1個または3個以上とするこ
と。 d)容器1が原子炉圧力容器その他の大型容器等である
こと。 e)図3に示す大口径のノズル2に対して適用するこ
と。
【0026】
【発明の効果】本発明に係る容器ノズルの検査方法及び
その装置によれば、以下の効果を奏する。 (1) 高い精度で加工されたノズルにおける円筒部及
びテーパー部に、主車輪及び副車輪を磁着させることに
より、ノズルが小口径である場合にあっても、検査装置
を正確に取り付けて所望の精度を確保することができ
る。 (2) 円筒部とテーパー部との間のコーナー部に主車
輪を接触させた状態で周走行部を走行させることによ
り、周方向の走行移動を円滑にし、コーナー部を基準と
することにより、容器とノズルとの間の溶接部に対して
の適用性を向上させるとともに、管の寸法変化及び溶接
位置の変動に対する融通性を確保することができる。 (3) 上記により、ノズルの口径の大小に作用される
ことなく検査を行なうことができ、適用範囲を拡大する
ことができる。 (4)ノズルの外表面に、主車輪及び副車輪を磁着させ
ることにより、ノズルに対する着脱性を高め、作業性を
向上させて労力を低減することができる。 (5) 主車輪についてノズルの長さ方向の位置決めを
行なうとともに、周走行部の周方向の走行移動と直線ガ
イド部による直線移動との組み合わせにより、探触子の
移動を円滑にして検査精度を向上させることができる。
その装置によれば、以下の効果を奏する。 (1) 高い精度で加工されたノズルにおける円筒部及
びテーパー部に、主車輪及び副車輪を磁着させることに
より、ノズルが小口径である場合にあっても、検査装置
を正確に取り付けて所望の精度を確保することができ
る。 (2) 円筒部とテーパー部との間のコーナー部に主車
輪を接触させた状態で周走行部を走行させることによ
り、周方向の走行移動を円滑にし、コーナー部を基準と
することにより、容器とノズルとの間の溶接部に対して
の適用性を向上させるとともに、管の寸法変化及び溶接
位置の変動に対する融通性を確保することができる。 (3) 上記により、ノズルの口径の大小に作用される
ことなく検査を行なうことができ、適用範囲を拡大する
ことができる。 (4)ノズルの外表面に、主車輪及び副車輪を磁着させ
ることにより、ノズルに対する着脱性を高め、作業性を
向上させて労力を低減することができる。 (5) 主車輪についてノズルの長さ方向の位置決めを
行なうとともに、周走行部の周方向の走行移動と直線ガ
イド部による直線移動との組み合わせにより、探触子の
移動を円滑にして検査精度を向上させることができる。
【図1】本発明に係る容器ノズルの検査方法及びその装
置の一実施例を示す正面図である。
置の一実施例を示す正面図である。
【図2】本発明に係る容器ノズルの検査方法及びその装
置の一実施例を示す右側面図である。
置の一実施例を示す右側面図である。
【図3】容器に配管を接続する大口径ノズルの例を示す
正面図である。
正面図である。
【図4】容器に配管を接続する小口径ノズルの例を示す
正面図である。
正面図である。
1 容器 2 ノズル 2b 円筒部 2c テーパー部 2d コーナー部 3 配管 4,5 溶接部 10 検査装置 11 周走行部 11a 主車輪 11b 副車輪 11c 走行台車 11d 走行駆動源 11e ロータリーエンコーダ 12 直線ガイド部 12a 支持ブラケット 12b リニアガイド 12c 摺動子 12d プーリ 12e 駆動ベルト 12f ベルト駆動モータ 12g 支持ピン 12h 弾発部材 13 探触子(探触子モジュール) A,B 被検査面 R 走行軌跡 S 円弧
Claims (4)
- 【請求項1】 容器(1)におけるノズル(2)の外表
面に検査装置(10)の周走行部(11)を取り付けて
周方向に走行させることにより、探触子(13)を被検
査面(A,B)に接触させて検査を行なう方法であっ
て、周走行部の主車輪(11a)をノズルの先端部の円
筒部(2b)とテーパー部(2c)とのなすコーナー部
(2d)に磁着するとともに、周走行部の副車輪(11
b)を前記テーパー部に磁着し、主車輪をコーナー部に
接触させながら周走行部を走行させて検査を行なうこと
を特徴とする容器ノズルの検査方法。 - 【請求項2】 容器(1)のノズル(2)の外表面に取
り付けられ周方向に沿って走行する周走行部(11)
と、該周走行部に支持されノズルの近傍箇所の被検査面
(A,B)に接触して探傷を行なう探触子(13)とを
具備する検査装置(10)であって、周走行部は、ノズ
ルの先端部の円筒部(2b)とテーパー部(2c)との
なすコーナー部(2d)に磁着して周方向に走行する主
車輪(11a)と、テーパー部に磁着して周方向に走行
する副車輪(11b)と、これら両車輪に支持される走
行台車(11c)と、該走行台車に搭載され両車輪の少
なくとも一方を回転駆動する走行駆動源(11d)とを
具備することを特徴とする容器ノズルの検査装置。 - 【請求項3】 周走行部(11)に、ノズル(2)の基
部の被検査面(A)に探触子(13)を接触させるとと
もに該探触子の位置をノズルの半径方向に移動させる直
線ガイド部(12)が取り付けられることを特徴とする
請求項2記載の容器ノズルの検査装置。 - 【請求項4】 周走行部(11)に、ノズル(2)の先
端部の被検査面(B)に探触子(13)を接触させると
ともに該探触子の位置をノズルの長さ方向に移動させる
直線ガイド部(12)が取り付けられることを特徴とす
る請求項2記載の容器ノズルの検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7074172A JPH08271675A (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 容器ノズルの検査方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7074172A JPH08271675A (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 容器ノズルの検査方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08271675A true JPH08271675A (ja) | 1996-10-18 |
Family
ID=13539482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7074172A Withdrawn JPH08271675A (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 容器ノズルの検査方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08271675A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013061286A (ja) * | 2011-09-14 | 2013-04-04 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ロータディスクの翼溝部の探傷装置 |
-
1995
- 1995-03-30 JP JP7074172A patent/JPH08271675A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013061286A (ja) * | 2011-09-14 | 2013-04-04 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ロータディスクの翼溝部の探傷装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020604 |