JPH0425650Y2 - - Google Patents

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JPH0425650Y2
JPH0425650Y2 JP1985006396U JP639685U JPH0425650Y2 JP H0425650 Y2 JPH0425650 Y2 JP H0425650Y2 JP 1985006396 U JP1985006396 U JP 1985006396U JP 639685 U JP639685 U JP 639685U JP H0425650 Y2 JPH0425650 Y2 JP H0425650Y2
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、被検査材の表面にならつて前記被検
査材の探傷を行う探傷装置に関するものである。
従来の技術 例えば棒鋼、線材、鋼管等の断面円形の被検査
材を回転させつつその表面にならつて探傷を行う
探傷装置の一従来例として、第5図〜第7図に示
す様な漏洩磁束型の装置が知られている。
この装置は、第5図に示す様に、被検査材回転
用ターニングロール1に沿うレール2上を移動可
能な様に台車3を有すると共に、ロール1上の被
検査材4に対してプローブユニツト5を追従及び
退避させるためのシリンダ6とを有している。
第6図及び第7図はプローブ追従機構部の詳細
を示している。この装置では、プローブユニツト
5が接触シユー7を有しており、この接触シユー
7に探傷プローブ11が取り付けられている。
プローブユニツト5は、追従用スプリング12
を介してブラケツト13に取り付けられている。
また、被検査材4を励磁するためのコイル14が
巻回されているヨーク15とならいロール16
も、ブラケツト13に取り付けられている。
従つてこの従来例の装置では、ターニングロー
ル駆動用モータ17でロール1を回転させること
によつて被検査材4を回転させつつ、レール2上
で台車3を移動させて、被検査材4の探傷を行
う。
考案が解決しようとする問題点 ところで、断面円形で回転している被検査材4
の探傷を行うには、被検査材4と探傷プローブ1
1との間隙の変化つまりリフトオフ変化が少ない
ほど、安定した検出出力を得ることができる。
しかしながら、被検査材4には僅かながらも曲
がりや偏径差があり、また回転や移動による振動
も加わるので、被検査材4と探傷プローブ11と
のリフトオフ変化を免れることはできない。この
ために、上記の従来例の装置では、接触シユー7
やならいロール16等によつて、リフトオフ量を
一定に保つ様しにている。
しかしシュー7やロール16が被検査材4に接
触すると、接触によるノイズが発生しまたリフト
オフ変化も大きいために、高精度の探傷を行うこ
とができない。なおリフトオフ変化に伴う感度変
化に対しては電子回路的補償を行うことができる
が、リフトオフ変化に伴うS/N変化に対しては
電子回路的補償が困難である。
またシユー7やロール16を被検査材4に接触
させたままで、探傷プローブ11が被検査材4の
表面をトラバースする速度を増大させると、機械
的振動が増大して、リフトオフ変化も更に大きく
なる。第8図A及びBはこのことを示しており、
トラバース速度の増大には限度がある。従つて、
高効率の探傷を行うことはできず、また被検査材
4の未端における未探傷距離Y(第6図参照)も
長い。
またシユー7やロール16が被検査材4に接触
すると、これらに摩耗、損傷、発熱等が発生す
る。従つて、装置の寿命が短く、しかも探傷によ
つて被検査材4の品質が低下する。
本考案は、これらの問題点に鑑み、高精度且つ
高効率でしかも被検査材4の品質を低下させるこ
となく探傷を行うことができ、更に被検査材4の
未端における未探傷距離Yが短く、しかも長寿命
で且つ維持費が安い探傷装置を提供することを目
的としている。
問題点を解決するための手段 本考案による探傷装置は、基体13に対して揺
動可能に支持されている可動アーム22a,22
bと、この可動アーム22a,22bの一方の端
部に取り付けられており被検査材4の表面に向か
つて高圧の流体を噴出する流体フロート23a,
23bと、この流体フロート23a,23bに前
記流体を供給する可動配管24a,24bと、前
記流体フロート23a,23bに取り付けられて
いる探傷プローブ11と、前記可動アーム22
a,22bの他方の端部に取り付けられている釣
合い錘27a,27bと、前記可動アーム22
a,22bに取り付けられている緩衝器28a,
28bとを夫々具備している。
作 用 本考案のよる探傷装置では、被検査材4の表面
に向かつて高圧の流体を噴出する流体フロート2
3a,23bに探傷プローブ11が取り付けられ
ており、しかも流体フロート23a,23bに流
体を供給する配管が可動配管24a,24bであ
るので、探傷プローブ11が被検査材の表面に対
して非接触の状態で探傷可能である。
また、上述の如く探傷プローブ11が被検査材
4の表面に対して非接触の状態で探傷可能であ
り、しかも流体フロート23a,23bが取り付
けられている可動アーム22a,22bには釣合
い錘27a,27bと緩衝器28a,28bとが
取り付けられており、更に流体には物理的粘性に
よる制動作用があるので、探傷プローブ11が被
検査材4の表面をトラバースする速度が大きくて
も、被検査材4の表面と探傷プローブ11との距
離が極めて正確に維持され得る。
実施例 以下、漏洩磁束型の探傷装置に適用した本考案
の一実施例を第1図〜第4図を参照しながら説明
する。
第1図及び第2図は、既述の一従来例の夫々第
7図及び第6図に対応しており、プローブ追従機
構部の詳細を示している。また第3図は、既述の
一従来例の第1図に対応しており、探傷装置の全
体を示している。つまり、第3図から明らかな様
に、本実施例は、プローブ追従機構部を除いて既
述の一従来例と実質的に同様の構成であつてよ
い。
本実施例におけるプローブユニツト21は、第
1図及び第2図に示す様に、揺動可能な可動アー
ム22a,22bの夫々の一方の端部に取り付け
られている一対の流体フロート23a,23bを
有している。これらの流体フロート23a,23
bには、その下面の流体噴出口(図示せず)から
噴出する流体を供給するための柔軟な可動配管2
4a,24bが接続されている。
流体フロート23a,23bには、探傷プロー
ブ11を保持しているプローブホルダ25が取り
付けられており、このプローブホルダ25は、追
従用スプリング12を介してブラケツト13にも
取り付けられている。
一方、ブラケツト13の両端部には、下方に延
びる固定アーム26a,26bが取り付けられて
いる。そしてこれらの固定アーム26a,26b
の下端部には、既述の可動アーム22a,22b
が、ブラケツト13に対して揺動可能な様にその
略中央部において支持されている。
可動アーム22a,22bの夫々の他方の端部
には釣合い錘27a,27bが取り付けられてお
り、またこれらの他方の端部は夫々緩衝器28
a,28bを介してブラケツト13に支持さらて
いる。
従つて本実施例の装置でも、既述の従来例の装
置を同様に、ターニングロール駆動用モータ17
でロール1を回転させることによつて被検査材4
を回転させつつ、レール2上で台車3を移動させ
て、被検査材4の探傷を行うが、その時、可動配
管24a,24bを通じて流体フロート23a,
23bへ流体を供給する。
するとこの流体は、流体フロート23a,23
bの下面の流体噴出口から被検査材4の表面に向
かつて高圧で噴出される。この結果、プローブユ
ニツト21が浮上力を受け、被検査材4の表面か
ら一定の高さXだけ浮上する。
この高さXは、流体の量と圧力、プローブユニ
ツト21と釣合い錘27a,27bとの重量、追
従用スプリング12と緩衝器28a,28bとの
定数、被検査材4の外径、及び流体噴出口の形状
によつて決定される。
第4図A及びBは、圧力が3.0Kg/cm2である空
気を流体として用い、探傷プローブ11と併置し
た距離センサによつて記録したリフトオフ量を示
している。
この第4図と既述の第8図とから明らかな様
に、本実施例は従来例と比べてリフトオフ変化が
約半分である。
なお上記の実施例は本考案を漏洩型磁束型の探
傷装置に適用したものであるが、渦電流を利用す
る電磁誘導型等の他の型の探傷装置にも本考案を
適用することができる。
また上記の実施例においては断面円形で回転し
ている被検査材4を探傷する様にしているが、板
状で回転していない被検査材を探傷することもで
きる。
考案の効果 上述の如く、本考案による探傷装置では、探傷
プローブが被検査材の表面に対して非接触の状態
で探傷可能であるので、接触によるノイズの発生
がなく、高精度の探傷を行うことができる。
また、探傷プローブが被検査材の表面に対して
非接触の状態で探傷可能であるので、探傷プロー
ブが被検査材の表面をトラバースする速度を増大
させても機械的振動が増大することがなく、高効
率の探傷を行うことができると共に、被検査材の
末端における未探傷距離を短くすることができ
る。
また、探傷プローブが被検査材の表面に対して
非接触の状態で探傷可能であるので、探傷装置や
被検査材に摩耗、損傷、発熱等が発生せず、探傷
装置が長寿命であると共に被検査材の品質を低下
させることなく探傷を行うことができる。
また、被検査材の表面と探傷プローブとの距離
が極めて正確に維持され得てリフトオフ変化が小
さいので、このことによつても高精度の探傷を行
うことができる。
また、使用する流体としては空気や水等でよい
ので、維持費が安く、且つ取り扱いも容易であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の要部を示す拡大側
面図、第2図は第1図の矢視図、第3図は一実
施例の全体を示す正面図、第4図は一実施例のリ
フトオフ量をグラフである。第5図は本考案の一
従来例の全体を示す正面図、第6図は一従来例の
要部を示す拡大正面図、第7図は第6図の矢視
図、第8図は一従来例のリフトオフ量を示すグラ
フである。 なお図面に用いた符号において、4……被検査
材、11……探傷プローブ、13……ブラケツ
ト、22a,22b……可動アーム、23a,2
3b……流体フロート、24a,24b……可動
配管、27a,27b……釣合い錘、28a,2
8b……緩衝器である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被検査材の表面にならつて前記被検査材の探傷
    を行う探傷装置において、基体に対して揺動可能
    に支持されている可動アームと、この可動アーム
    の一方の端部に取り付けられており前記表面に向
    かつて高圧の流体を噴出する流体フロートと、こ
    の流体フロートに前記流体を供給する可動配管
    と、前記流体フロートに取り付けられている探傷
    プローブと、前記可動アームの他方の端部に取り
    付けられている釣合い錘と、前記可動アームに取
    り付けられている緩衝器とを夫々具備することを
    特徴とする探傷装置。
JP1985006396U 1985-01-21 1985-01-21 Expired JPH0425650Y2 (ja)

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JP1985006396U JPH0425650Y2 (ja) 1985-01-21 1985-01-21

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JPS61122559U JPS61122559U (ja) 1986-08-01
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US7293943B1 (en) 2006-02-02 2007-11-13 Daido Metal Company Ltd. Tool holder

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