JP3414362B2 - 外径測定方法及び装置 - Google Patents

外径測定方法及び装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークの外径を測
定する外径測定方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ワークの外径は、通常、電気マイクロメ
ータによって測定される。電気マイクロメータは、基準
面と、該基準面に対して進退移動するアンビルとによっ
てワークを挟み込み、その際のアンビルの変位量を差動
トランスによって検出することにより、ワークの外径を
測定する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電気マ
イクロメータは、基準面及びアンビルがワークに直接接
触するため、ワークに傷が付くという欠点があった。特
に、ワークが柔らかい場合には、ワークが変形するた
め、ワークの外径を精度良く測定することができない欠
点があった。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みて成された
もので、ワークの外径を、ワークに傷を付けることなく
測定することができる外径測定方法及び装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、球状ワークの外径を測定する外径測定方法
において、前記球状ワークが挿入された穴に流体を供給
して前記球状ワークを浮上した状態で前記穴の中心に自
動求心させ、前記流体が穴内壁と前記球状ワークとの隙
間を通過する際の流体の背圧、流量、又は前記球状ワー
クが受ける抗力、或いは前記球状ワークの変位量を検出
し、該検出値を基準値と比較して前記球状ワークの外径
に換算することを特徴としている。
【0006】また、本発明は前記目的を達成するため
に、球状ワークの外径を測定する外径測定装置におい
て、前記球状ワークを挿入する穴と、該穴に流体を供給
して前記球状ワークを浮上した状態で前記穴の中心に自
動求心させる流体供給手段と、該流体供給手段で供給し
た流体が穴内壁と前記球状ワークとの隙間を通過する際
の流体の背圧、流量、又は前記球状ワークが受ける抗
力、或いは前記球状ワークの変位量を検出する検出手段
と、該検出手段で検出した検出値を基準値と比較して前
球状ワークの外径に換算する換算手段と、を備えたこ
とを特徴としている。
【0007】本発明によれば、ワークを穴に挿入して流
体を供給すると、供給した流体が穴内壁とワークとの隙
間を通過して、ワークが穴の中心に自動的に配置される
(自動求心作用)。したがって、流体を穴に供給した際
の物理量の変化を検出し、該検出値をマスターの基準値
と比較することにより、ワークの外径を精度良く測定す
ることができる。これにより、ワークは非接触状態で測
定されるので、測定時にワークが傷付くことがない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るワークの外径測定、特に球状に形成されたワークの外
径測定方法及び装置の実施の形態について説明する。な
お、本願の形状ワークは球のみに限定されるものではな
く、球の変形や卵形等も含むものである。
【0009】図1は、第1の実施の形態の測定装置10
の構成を示すブロック図である。
【0010】図1に示すように、空気源12から供給さ
れる圧縮空気は、フィルタ14で除塵され、レギュレー
タ16で一定圧力に調整された後、A/E変換器18
(空気/電気変換器)内に設置された絞りを通り、コネ
クタ33を介して測定台28内の送気路28Bに送気さ
れる。
【0011】測定台28の上面には、送気路28Bに連
通される供給口28Aが形成されるとともに、測定筒2
2が載置される。測定筒22には、ワーク30を挿入す
る円柱状の基準穴22Aが形成されており、この基準穴
22Aが前記供給口28A上に配置される。供給口28
Aの回りには、エア漏れ防止シール(Oリング)34が
配設され、このエア漏れ防止シール34によって測定台
28と測定筒22との隙間から空気が洩れることが防止
される。これにより、前記送気路28Bに供給された圧
縮空気は、洩れることなく、供給口28Aから基準穴2
2Aに噴射される。噴射された圧縮空気は、基準穴22
Aの内壁とワーク30との隙間を通って外部に吹き出さ
れる。A/E変換器18は、このときの圧力を、内蔵す
るベローズと差動変圧器とによって電気信号に変換し、
管制部20に出力する。ワーク30の外径が異なる場
合、圧力が微小変化し、管制部20は、変化した電気信
号に基づいてワーク30の外径を算出し、算出したデー
タを例えば管制部20のモニタ上に表示する。
【0012】前記測定筒22の上方にはアーム36が昇
降自在に設けられており、該アーム36の先端部に抑え
部材32が垂設されている。抑え部材32は、ワーク3
0よりも小さい径の円柱状に形成され、鉛直方向に支持
される。抑え部材32の下端面は、基準穴22Aの軸と
直交方向に形成され、この下端面が平滑に加工される。
抑え部材32は、アーム36を昇降させることにより基
準穴22Aに出し入れされる。
【0013】前記基準穴22Aは、図2に示すように、
測定するワーク30よりも若干大きく形成される。即
ち、基準穴22Aの内径Dは、測定するワーク30の外
径dと、要求される感度によって設定し、例えば、(D
−d)が10〜100μm程度になるように設定する。
この(D−d)が小さいほど感度が良くなり、ワーク3
0の外径が少し変化しただけでも、A/E変換器18の
検出値が大きく変化するようになる。
【0014】次に上記の如く構成された測定装置10の
作用について説明する。
【0015】まず、図3(a)に示すように、測定筒2
2の基準穴22Aにワーク30を挿入する。ワーク30
は、球状に形成されているので、基準穴22Aに挿入し
た際に基準穴22Aの内壁に接触しても、ワーク30に
傷が付くことがない。
【0016】次に、図3(b)に示すように、抑え部材
32を基準穴22Aに挿入した後、空気源(図1参照)
12から圧縮空気を供給し、供給口28Aから圧縮空気
を噴射する。これにより、ワーク30は、図3(c)に
示すように、噴射された圧縮空気を受けて浮上する。浮
上したワーク30は、抑え部材32の下端面に当接し、
浮上した状態に維持される。前記圧縮空気は、ワーク3
0と基準穴22Aの内壁との隙間を通り抜けて上部開口
から外部に吹き出す。このときの背圧は、ワーク30と
基準穴22Aの内壁との隙間の大きさに依存するので、
背圧をA/E変換器18で検出し、管制部20でこの検
出値をマスターの基準値と比較することにより、ワーク
30の外径に換算することができる。なお、マスターの
基準値とは、測定に先立って、測定時と同じ条件でマス
ターを測定した値であり、測定条件を変える度に行われ
る。
【0017】測定時におけるワーク30には、基準穴2
2Aの内壁とワーク30との隙間を通り抜ける圧縮空気
によって自動求心作用(又は自動調心作用)が働き、ワ
ーク30が基準穴22Aの中心に自動的に移動する。即
ち、図2に二点鎖線で示すように、抑え部材32に当接
したワーク30が基準穴22Aの中心からずれていた場
合、球状のワーク30が、抑え部材32の平滑な下端面
を転がり、図2に実線で示すように基準穴22Aの中心
に移動する。したがって、圧縮空気は、ワーク30の回
りに略均等に形成された隙間を通り抜けることになり、
このときの背圧を検出することによってワーク30の外
径を精度良く求めることができる。
【0018】測定終了後、空気源12による圧縮空気の
供給を停止し、測定筒22を測定台28から外すことに
より、ワーク30を傷つけることなく、取り出すことが
できる。
【0019】このように本実施の形態の測定装置10に
よれば、ワーク30が浮上した状態で測定されるので、
ワーク30に傷を付けることなく、ワーク30の外径を
測定することができる。
【0020】また、測定装置10によれば、ワーク30
が自動求心作用によって自動的に基準穴22Aの中心に
配置されるので、ワーク30の外径を精度良く測定する
ことができる。
【0021】さらに、測定装置10は、基準穴22Aの
大きさの異なる測定筒22に交換することにより、様々
な大きさのワーク30の測定に簡単に対応することがで
きる。
【0022】なお、上述した実施の形態は、ワーク30
を基準穴22Aに挿入した後に圧縮空気を基準穴22A
に噴射したが、圧縮空気を噴射した基準穴22Aにワー
ク30を挿入してもよい。
【0023】また、上述した実施の形態では、測定台2
8と測定筒22を別々に構成したが、一体的に形成して
もよい。
【0024】また、上述した実施の形態は、背圧を検出
したが、これに限定するものではなく、圧縮空気が基準
穴22Aの内壁とワーク30との隙間を通過する際の圧
縮空気の流量を検出してもよい。この場合も上述した測
定装置10と同様に、管制部20が、検出値をマスター
の基準値と比較することによって、ワーク30の外径を
精度良く求めることができる。
【0025】さらに、本発明は、圧縮空気の背圧や流量
の検出に限定されるものではなく、以下に示すように、
圧縮空気が基準穴22Aの内壁とワーク30との隙間を
通過する際の、ワーク30の受ける抗力やワーク30の
変位量を検出してもよい。
【0026】図4は第2の実施の形態の測定装置40の
構造を示すブロック図であり、図1に示した第1の実施
の形態の測定装置10と同一又は類似の部材については
同一の符号を付してその説明は省略する。
【0027】同図に示す測定装置40は、ワーク30の
受ける抗力を検出する装置であり、抑え部材32が圧電
ピックアップ42を介してアーム36に取り付けられて
いる。圧電ピックアップ42は、圧縮空気が基準穴22
Aの内壁とワーク30との隙間を通過する際に、ワーク
30が圧縮空気から受ける抗力を検出し、その検出信号
を管制部20に出力する。管制部20は、圧電ピックア
ップ42から検出信号を受信すると、その検出値を、前
記同様、マスターの基準値と比較してワーク30の外径
に換算する。
【0028】なお、測定装置40では、ワーク30が受
ける抗力を検出する手段として圧電ピックアップ42を
挙げて説明したがこれに限定するものではなく、次に述
べるように、例えば歪みゲージ等で検出してもよい。
【0029】図5に示す測定装置46は、圧電ピックア
ップ42の代わりに、アーム36に歪みゲージ48が取
り付けられ、この歪みゲージ48によってアーム36の
歪みを検出する。管制部20は、圧縮空気が基準穴22
Aの内壁とワーク30との隙間を通過する際に、歪みゲ
ージ48から検出信号を受信し、アーム36の歪み特性
からワーク30の変位量を求め、さらにこの値をマスタ
ーの基準値と比較してワーク30の外径に換算する。
【0030】なお、上述した第1、2の実施の形態にお
いて、ワーク30が金属等の磁性体で構成されている場
合には、以下に示すように、磁力によってワーク30を
抑え部材32に吸着支持してもよい。
【0031】図6に示す抑え部材32は、ピアノ線等の
弾性体で構成されており、その下端に、ブラケット52
を介して円柱状のマグネット54が取り付けられてい
る。ブラケット52は、下部がマグネット54の下面よ
りも突出して形成されるとともに、その突出部の内側に
テーパが形成される。これにより、ワーク30は、マグ
ネット54によってブラケット52の下端に吸着支持さ
れる。このワーク30を、圧縮空気が供給された基準穴
22Aに挿入すると、抑え部材32が弾性変形し、ワー
ク30が基準穴22Aの中心に配置される。
【0032】このように、磁力によってワーク30を抑
え部材32に吸着支持する測定装置は、基準穴22Aの
測定開始時や測定終了時に、ワーク30と抑え部材32
を同時に基準穴22Aに出し入れすることができ、作業
を簡単に行うことができる。また、ワーク30が磁力に
よってマグネット54に吸着支持されるので、ワーク3
0を浮上させる必要がなく、基準穴22Aの内径測定を
迅速に行うことができる。
【0033】なお、マグネット54の代わりに、電磁石
を設けてもよい。この場合には、測定時に、電磁石への
電流を停止することにより、ワーク30がより滑らかに
基準穴22Aの中心に移動する。
【0034】ところで、上述した第1、2の実施の形態
では、基準穴22A側を固定し、ワーク30を基準穴2
2Aの軸と直交方向に移動自在にしたが、以下に示すよ
うに、ワーク30を固定し、基準穴22A側をその軸と
直交方向に移動させてもよい。
【0035】図7は、第3の実施の形態の測定装置の概
略構造を示す断面図である。
【0036】同図に示すように、測定筒22は、コネク
タ56を介してA/E変換器18に連通されており、一
定圧力に調整された圧縮空気がコネクタ56を介して基
準穴22Aに噴射される。測定筒22の外周面には全周
にわたって凸条部22Bが形成され、該凸状部22Bが
静圧流体軸受58に支持される。静圧流体軸受58は、
空気源60からレギュレータ62を経て供給された一定
圧力の圧縮空気を、前記凸条部22Bの上面、及び下面
に吹き付け、前記測定筒22を浮上支持する。これによ
り、測定筒22は、水平方向にスライド自在に支持され
る。
【0037】一方、抑え部材32は、ワーク30よりも
小さい外径の円筒状に形成されるとともに、水平方向に
おいて固定される。抑え部材32の内部は、負圧発生源
64に連通され、該負圧発生源64を駆動することによ
り抑え部材32の下端からエアを吸引する。抑え部材3
2の下端にはゴム等の弾性体から成るリング状のシール
材66が配設される。これにより、負圧発生源64を駆
動することによってワーク30を抑え部材32の下端に
吸着支持することができる。
【0038】上記の如く構成された測定装置は、ワーク
30に自動求心作用が働くと、測定筒22がワーク30
に対して相対移動し、ワーク30が基準穴22Aの中心
に配置される。これにより、ワーク30の外径が精度良
く測定される。
【0039】なお、上述した第1、2の実施の形態で
は、圧縮空気の供給を停止して測定筒22を測定台28
から外すことにより、ワーク30を基準穴22Aから取
り出したが、ワーク30の取出方法は、これに限定する
ものではない。例えば、圧縮空気を基準穴22Aに噴射
しながら、抑え部材を基準穴22Aから上方に抜くこと
により、ワーク30を基準穴22Aの上方から取り出し
てもよい。この場合、基準穴22Aの上端部にテーパを
形成しておくと、抑え部材32を基準穴22Aから抜い
た際にワーク30がテーパの位置に留まるので、ワーク
30を簡単に回収することができる。また、基準穴22
Aの上端部にテーパを形成すると、ワーク30を基準穴
22Aに挿入する操作も簡単になる。
【0040】また、上述した第1、2の実施の形態で
は、測定筒22の基準穴22Aに圧縮空気を噴射した
が、空気以外の気体や液体を噴射してもよい。また、そ
の流体の温度を制御する温度制御手段を設けてもよい。
【0041】また、図1に示した測定装置10におい
て、ワーク30が中空に浮いた状態のまま、測定を行っ
てもよい。即ち、ワーク30が流体の噴射によって受け
る浮力と、ワーク30の自重とが釣り合うことにより、
ワーク30が抑え部材32に当接せずに中空に維持され
る状態で背圧や流量を検出する。この場合も同じ条件で
測定したマスターの基準値と比較することにより、ワー
ク30の寸法を精度良く求めることができる。
【0042】また、上述した実施の形態において、A/
E変換器18から出力された検出信号を、管制部20で
A/D変換し、高周波成分を除去することにより、ワー
ク30の振動成分を除去してもよい。これにより、測定
精度をさらに向上させることができる。
【0043】図8は、ワーク30を基準穴22Aに自動
で出し入れするための自動出入装置の一例を示す斜視図
である。
【0044】同図に示すように、測定筒22の上方に
は、回転盤68が設けられている。回転盤68は、外周
部に所定の間隔でU字溝68A、68A…が形成されて
おり、図示しない駆動装置を駆動することにより回転す
る。この回転盤68には、ワーク30を搬送する3つの
レール70、72、74が接続されている。レール7
0、72、74の先端部にはそれぞれ、シャッタ76、
78、80が上下にスライド自在に設けられ、該シャッ
タ76、78、80によってU字溝68Aとレール7
0、72、74とが遮断される。
【0045】この自動出入装置において、ワーク30
は、レール70によって搬送され、シャッタ76を昇降
することによって一つずつU字溝68Aに挿入される。
U字溝68Aに挿入されたワーク30は、回転盤68を
時計方向に回転させることにより、基準穴22Aの上方
に配置される。基準穴22Aの上方に配置されたワーク
30は、シリンダのロッド82を伸長させることによ
り、圧縮空気が噴射された基準穴22Aの内部に挿入さ
れ、外径が測定される。
【0046】測定が終了したワーク30は、ロッド82
を縮めることによって回転盤68のU字溝68Aの内部
に移動される。そして、回転盤68を回転し、U字溝6
8Aをレール72又は74に連通させることにより、ワ
ーク30をレール72又は74に送り出す。このとき、
基準穴22Aで測定したワーク30の測定値に応じてワ
ーク30を分類し、ワーク30の送り出し先をレール7
2とレール74で選択する。例えば、ワーク30の測定
値が所定の範囲内に収まっていた場合には、該ワーク3
0を合格品としてレール72に送り出し、ワーク30の
測定値が所定の範囲から外れていた場合には、該ワーク
30を不合格品としてレール74に送り出す。これによ
り、ワーク30を基準穴22Aに自動で出し入れして測
定することができるとともに、その測定値に応じてワー
ク30を分類することができる。
【0047】このように、測定装置10は、簡易な構造
の自動出入装置を取り付けることができ、多数のワーク
30を連続して簡単に測定することができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る外径測
定方法及び装置によれば、流体を供給した穴にワークを
挿入して該ワークを非接触状態で測定するので、測定時
のワークに傷が付くことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る外径測定装置の第1の実施の形態
の構造を示すブロック図
【図2】図1に示した外径測定装置の特徴部分を示す断
面図
【図3】図1に示した外径測定装置の作用を示す説明図
【図4】本発明に係る外径測定装置の第2の実施の形態
の構造を示すブロック図
【図5】図4と検出方法が異なる測定装置の構造を示す
ブロック図
【図6】図1と異なる測定球の支持構造を示す断面図
【図7】本発明に係る外径測定装置の第3の実施の形態
の構造を示すブロック図
【図8】基準穴にワークを出し入れする自動出入装置を
示す斜視図
【符号の説明】
10…測定装置、12…空気源、16…レギュレータ、
18…A/E変換器、20…管制部、22…測定筒、2
2A…基準穴、28…測定台、28A…供給口、30…
ワーク、32…抑え部材、42…圧電ピックアップ、4
8…歪みゲージ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−186009(JP,A) 特公 昭26−4492(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 13/00 - 13/24

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球状ワークの外径を測定する外径測定方
    法において、前記球状ワークが挿入された穴に流体を供給して前記球
    状ワークを浮上した状態で前記穴の中心に自動求心さ
    せ、 前記流体が穴内壁と前記球状ワークとの隙間を通過する
    際の流体の背圧、流量、又は前記球状ワークが受ける抗
    力、或いは前記球状ワークの変位量を検出し、 該検出値を基準値と比較して前記球状ワークの外径に換
    算することを特徴とする外径測定方法。
  2. 【請求項2】 球状ワークの外径を測定する外径測定装
    置において、 前記球状ワークを挿入する穴と、 該穴に流体を供給して前記球状ワークを浮上した状態で
    前記穴の中心に自動求心させる流体供給手段と、 該流体供給手段で供給した流体が穴内壁と前記球状ワー
    クとの隙間を通過する際の流体の背圧、流量、又は前記
    球状ワークが受ける抗力、或いは前記球状ワークの変位
    量を検出する検出手段と、 該検出手段で検出した検出値を基準値と比較して前記
    ワークの外径に換算する換算手段と、 を備えたことを特徴とする外径測定装置。
  3. 【請求項3】 前記球状ワークの抑え部材を設けたこと
    を特徴とする請求項記載の外径測定装置。
  4. 【請求項4】 前記球状ワークは、前記抑え部材に磁力
    によって吸着されることを特徴とする請求項記載の外
    径測定装置。
  5. 【請求項5】 前記流体は、空気であることを特徴とす
    る請求項2、3、又は4のうちいずれか1項に記載の外
    径測定装置。
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