JP2001305116A - 配管検査装置 - Google Patents

配管検査装置

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JP2001305116A
JP2001305116A JP2000127938A JP2000127938A JP2001305116A JP 2001305116 A JP2001305116 A JP 2001305116A JP 2000127938 A JP2000127938 A JP 2000127938A JP 2000127938 A JP2000127938 A JP 2000127938A JP 2001305116 A JP2001305116 A JP 2001305116A
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pipe
piping
wheel
guide rail
traveling body
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JP2000127938A
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Takaaki Sasaki
孝明 佐々木
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IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行体が配管の外周面に沿って確実に移動で
きる配管検査装置を提供する。 【解決手段】 非破壊検査を行なうべき配管1に外接可
能なガイドレール12と、配管1の外周面に接して配管
1周方向へ転動可能な走行車輪15を有する走行体13
と、走行体13に取り付けた探触子6と、配管1の周方
向に延び且つ一端が走行体13の移動方向一端面に係止
される支持用チェーン8と、支持用チェーン8の他端を
走行体13の移動方向他端面に連結する張力付与手段9
とを備え、ガイドレール12を磁石が吸着し得る素材に
よって形成し、ガイドレール12の外周面に接してその
周方向へ転動可能な磁石車輪14を走行体13に設け、
ガイドレール12に対する磁石車輪14の吸着力によっ
て、配管1の外周面への走行車輪15の接触力を補い、
当該走行車輪15の空転を抑止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は配管検査装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図3及び図4は従来の配管検査装置の一
例を示すものであり、この配管検査装置は、非破壊検査
を行なうべき配管1に外接可能なアルミニウム合金製の
ガイドレール2と、配管1の外周面に接してその周方向
へ転動可能な4つのゴム製の車輪3を有する走行体4
と、該走行体4から配管1の軸線に対して平行に突出す
るアーム5と、該アーム5に沿って移動し得る探触子6
と、配管1の外周面に接してその周方向へ転動可能な多
数のローラ7を有し且つ一端が走行体4の移動方向一端
面に係止される支持用チェーン8と、該支持用チェーン
8の他端を走行体4の移動方向他端面に連結するターン
バックルなどの張力付与手段9とを備えている。
【0003】車輪3は、ガイドレール2の一側及び他側
のそれぞれに2つずつ位置するように、走行体4に枢支
されている。
【0004】また、走行体4には、当該走行体4をガイ
ドレール2に沿うように導くための滑動子(図示せず)
と、車輪3を回転させる駆動装置10と、探触子6をア
ーム5に沿って移動させる駆動装置11とが内装されて
いる。
【0005】図3及び図4に示す配管検査装置を用いて
配管1の突合せ溶接継手部分などに対する非破壊検査を
行なう際には、配管1の所要位置にガイドレール2を外
嵌させ、該ガイドレール2に沿って移動し得るように配
管1の外周面の上部に走行体4を配置するとともに、走
行体4の移動方向一端面に支持用チェーン8の一端を係
止し、また、走行体4の移動方向他端面に支持用チェー
ン8の他端を張力付与手段9を介して連結する。
【0006】更に、張力付与手段9を適宜に調整して支
持用チェーン8に張力を付与し、各車輪3を配管1の外
周面に転動可能に当接させる。
【0007】この状態で、駆動装置10を作動させて走
行体4を配管1の周方向へ適宜移動させること、及び駆
動装置11を作動させて配管1の軸線方向へ探触子6を
適宜移動させることにより、探触子6を配管1の所要箇
所に対峙させ、当該配管1の超音波探傷検査を行なう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3及
び図4に示す配管検査装置では、検査対象となる配管1
の外径が大きく且つ当該配管1が略水平に配置されてい
ると、走行体4が配管1の下方から上方へ移動しようと
する際に、重力の作用、及び支持用チェーン8の構成部
品のクリアランスなどに起因して、配管1の外周面に対
する接触力の不足により車輪3の空転が生じ、走行体4
が円滑に移動しなくなることがある。
【0009】本発明は上述した実情に鑑みてなしたもの
で、走行体が配管の外周面に沿って確実に移動できる配
管検査装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に記載の配管検査装置では、磁石
が吸着し得る素材によって形成され且つ非破壊検査を行
なうべき配管を同軸に取り囲み得るガイドレールと、配
管の外周面に接してその周方向へ転動可能な走行車輪、
並びに非破壊検査用探触子を有する走行体と、配管の外
周面に接してその周方向へ転動可能な多数のローラを有
し且つ一端が走行体の移動方向一端面に係止され、ま
た、他端が走行体の移動方向他端面に張力付与手段を介
して連結される支持用チェーンと、走行体に枢支され且
つガイドレールの外周面に接してその周方向へ転動可能
な磁石車輪とを備えている。
【0011】また、本発明の請求項2に記載の配管検査
装置では、磁石車輪を走行車輪と同調駆動するように構
成している。
【0012】本発明の請求項1あるいは請求項2に記載
の配管検査装置のいずれにおいても、ガイドレールに対
する磁石車輪の吸着力によって、配管の外周面に対する
走行車輪の接触力を補い、当該走行車輪の空転を抑止す
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例とともに説明する。
【0014】図1及び図2は本発明の配管検査装置の実
施の形態の一例を示すものであり、図中、図3及び図4
と同一の符号を付したものは同一物を表している。
【0015】この配管検査装置は、非破壊検査を行なう
べき配管1に外接可能で且つ磁石が吸着可能な素材によ
って形成されたガイドレール12と、該ガイドレール1
2の外周面に接して吸着し且つその周方向へ転動可能な
2つの磁石車輪14、及び配管1の外周面に接してその
周方向へ転動可能な4つのゴム製の走行車輪15を有す
る走行体13と、該走行体13は、走行体13から配管
1の軸線に対して平行に突出するアーム5と、該アーム
5に沿って移動し得る探触子6と、配管1の外周面に接
してその周方向へ転動可能な多数のローラ7を有し且つ
一端が走行体13の移動方向一端面に係止される支持用
チェーン8と、該支持用チェーン8の他端を走行体13
の移動方向他端面に連結するターンバックルなどの張力
付与手段9とを備えている。
【0016】走行車輪15は、ガイドレール12の一側
及び他側のそれぞれに2つずつ位置するように走行体1
3に枢支され、磁石車輪14は、該走行車輪15の走行
体13中央部寄りに位置するように走行体13に枢支さ
れている。
【0017】また、走行体13には、当該走行体13を
ガイドレール12に沿うように導くための滑動子(図示
せず)と、走行車輪15を回転させる駆動装置10と、
探触子6をアーム5に沿って移動させる駆動装置11
と、磁石車輪14を走行車輪15と同調するように駆動
する駆動装置16とが内装されている。
【0018】図1及び図2に示す配管検査装置を用いて
配管1の突合せ溶接継手部分などに対する非破壊検査を
行なう際には、配管1の所要位置にガイドレール12を
外嵌させ、該ガイドレール12に沿って移動し得るよう
に配管1の外周面の上部に走行体13を配置し、走行体
13の移動方向一端面に支持用チェーン8の一端を係止
し、また、走行体13の移動方向他端面に支持用チェー
ン8の他端を張力付与手段9を介して連結する。
【0019】更に、張力付与手段9を適宜に調整して支
持用チェーン8に張力を付与し、各走行車輪15を配管
1の外周面に転動可能に当接させ、各磁石車輪14をガ
イドレール12の外周面に転動可能に吸着させ、滑動子
(図示せず)をガイドレール12の両側側面に当接させ
る。
【0020】この状態で、駆動装置10,16を作動さ
せると、走行車輪15が配管1の外周面を転動し且つ磁
石車輪14がガイドレール12の外周面を当該ガイドレ
ール12に吸着しながら転動して、走行体13が配管1
の周方向へ移動する。
【0021】更に、走行体13を配管1の周方向へ適宜
移動させること、及び駆動装置11を作動させて配管1
の軸線方向へ探触子6を適宜移動させることにより、探
触子6を配管1の所要箇所に対峙させ、当該配管1の超
音波探傷検査を行なう。
【0022】このように、図1及び図2に示す配管検査
装置では、ガイドレール12に対する磁石車輪14の吸
着力によって、配管1の外周面への走行車輪15の接触
力を補うので、当該走行車輪15の空転を抑止すること
ができ、よって、走行体13が配管1の外周面に沿って
確実に移動する。
【0023】なお、本発明の配管検査装置は上述した実
施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨
を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは
勿論である。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の配管検査装
置によれば、ガイドレールに対する磁石車輪の吸着力に
よって、配管の外周面への走行車輪の接触力を補うの
で、当該走行車輪の空転を抑止することができ、よっ
て、走行体が配管の外周面に沿って確実に移動し、配管
の非破壊検査を効率よく行なえるという優れた効果を奏
し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の配管検査装置の実施の形態の一例を示
す側面図である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】従来の配管検査装置の一例を示す側面図であ
る。
【図4】図3のIV−IV矢視図である。
【符号の説明】
1 配管 6 探触子 7 ローラ 8 支持用チェーン 9 張力付与手段 12 ガイドレール 13 走行体 14 磁石車輪 15 走行車輪

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁石が吸着し得る素材によって形成され
    且つ非破壊検査を行なうべき配管を同軸に取り囲み得る
    ガイドレールと、配管の外周面に接してその周方向へ転
    動可能な走行車輪、並びに非破壊検査用探触子を有する
    走行体と、配管の外周面に接してその周方向へ転動可能
    な多数のローラを有し且つ一端が走行体の移動方向一端
    面に係止され、また、他端が走行体の移動方向他端面に
    張力付与手段を介して連結される支持用チェーンと、走
    行体に枢支され且つガイドレールの外周面に接してその
    周方向へ転動可能な磁石車輪とを備えてなることを特徴
    とする配管検査装置。
  2. 【請求項2】 磁石車輪を走行車輪と同調駆動するよう
    に構成した請求項1に記載の配管検査装置。
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