JPH08269335A - 1液型室温硬化性シリコーンエラストマー組成物の製造方法 - Google Patents

1液型室温硬化性シリコーンエラストマー組成物の製造方法

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JPH08269335A
JPH08269335A JP7099501A JP9950195A JPH08269335A JP H08269335 A JPH08269335 A JP H08269335A JP 7099501 A JP7099501 A JP 7099501A JP 9950195 A JP9950195 A JP 9950195A JP H08269335 A JPH08269335 A JP H08269335A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 硬化前はスランプがなく適切な作業時間が確
保でき、かつ、硬化途上に外力によって変形しても亀裂
が発生せず、かつ、貯蔵中や硬化後に黄変しないという
特徴を有する、1液型室温硬化性シリコーンエラストマ
ー組成物の製造方法を提供する。 【構成】 (A)(a)分子鎖末端に水酸基を有するジガノ
ポリシロキサンと(b)アルキル基含有オキシモシランの
反応混合物、 (B)(a)分子鎖末端に水酸基を有するジオルガノポリシ
ロキサンと(b)ビニル基含有オキシモシランの反応混合
物を混合し、しかる後に、(C)無機質充填剤を添加配合
することを特徴とする室温硬化性シリコーンエラストマ
ー組成物の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は1液型室温硬化性シリコ
ーンエラストマー組成物の製造方法に関し、詳しくは、
硬化前にはスランプがなく、しかも適切な作業時間が確
保できるという優れた作業性を有し、かつ、硬化途上に
外力による変形を受けても亀裂が発生せず、しかも、貯
蔵中や硬化後に熱履歴などを受けても黄変することがな
いという特徴を有する1液型室温硬化性シリコーンエラ
ストマー組成物の製造方法に関する。
【0002】
【従来技術と解決すべき課題】1液型室温硬化性シリコ
ーンエラストマー組成物は、建築・土木、一般工業、電
子・電気など各種分野でシーリング材、コーティング
剤、接着剤として広く使用されている。特に、硬化時に
ケトオキシムを副生する、いわゆる脱オキシム型室温硬
化性シリコーンエラストマー組成物は、これと接触する
基材を腐食することが少なく、貯蔵安定性に優れている
などの理由から広く使用されている。この種の1液型室
温硬化性シリコーンエラストマー組成物は、チューブや
カートリッジなどの密閉容器に保管され、使用に際して
ペースト状のシリコーンエラストマー組成物として押出
し、その後、へらなどによってその表面を平滑に仕上げ
るという方法が採られている。それゆえ、大気中に押出
してから仕上げるまでの一定時間は表面が硬化しない組
成物であることが必要である。また、垂直な箇所や下向
きの箇所に充填した場合などにだれ落ちない性質、即
ち、スランプがないことも必要である。また、表面の硬
化が始まっても、硬化部の機械的強度が十分に発現する
にはさらに時間がかかる。問題は表面の硬化が始まって
から機械的強度が発現するまでの間に外力によって組成
物が変形する時に起こる。即ち、伸長方向の変形を受け
ると硬化部は機械的強度が不十分なため破断してしまう
という不都合が起こる。一箇所破断が起こると、全体が
硬化した後その破断部分に応力が集中して全体が破断す
るに至るのである。この硬化途上の破断を防止するに
は、これらシリコーンエラストマー組成物の硬化速度を
高めればよいのだが、単純に硬化速度を高めたのではへ
ら仕上げのための作業時間が短くなってしまう。また、
保存中にシリコーンエラストマー組成物の黄変が起こる
という問題が生じやすい。そこで、十分な作業時間が確
保でき、しかも硬化開始後には速やかに機械的強度が発
現するという特性を有する1液型室温硬化性シリコーン
エラストマー組成物の開発が望まれていた。
【0003】特開平4−53902号公報には、架橋剤
として1つのケイ素原子に4つのオキシム基が結合した
化合物を併用する組成物が提案されている。この組成物
は適度な表面硬化速度と機械的強度の発現速度を有して
いた。しかし、テトラオキシモシラン類はその製造工程
で使用している有機溶媒を除去する際に爆発などの危険
を伴い、これを避けると有機溶媒を含む組成物しか製造
できないという問題があった。それゆえ、以下に示す公
知例で例示されるようにテトラオキシモシランは使用せ
ず、トリオキシモシランを使用する方が経済性、安全性
の点で好ましいとされていた。特開昭57−14935
5号公報には、分子鎖末端が水酸基であるジオルガノポ
リシロキサンとトリオキシモシランを混合した後で充填
剤を添加混合することにより組成物を製造する方法が実
施例として示されている。特開平2−41361号公報
には、この方法によってスランプを防止した室温硬化性
ポリオルガノシロキサン組成物が製造できることが示さ
れている。しかしこの方法によると、表面硬化速度が極
度に早くなりやすく、しかも、表面硬化被膜の機械的強
度発現までの時間が長くなるという問題点があった。特
開平4−366171号公報と特開平5−105813
号公報には、上記特開平2−41361号公報の製造方
法を改良し、水分量を低く管理した充填剤を使用した
り、充填剤添加前に加える架橋剤量を適切な範囲にする
ことによって、スランプを防止しながら、かつ、表面硬
化速度と表面硬化被膜の機械的強度発現までの時間を適
度に調整できることが提案されている。しかし、この方
法ではまだ問題の解決が不十分であった。黄変しにく
く、かつ経済的にも有利なメチルトリオキシモシラン類
を架橋剤に使用すると、後の実施例で示すように、表面
硬化被膜の機械的強度発現までの時間が長過ぎ、硬化条
件が悪い場合には表面クラックが防止できなかったので
ある。この問題が、活性の高いビニルトリオキシモシラ
ン類に架橋剤を変更する、または、メチルトリオシキモ
シラン類と併用することによって解決できることはこれ
らの提案の中に実施例として記述されている。しかし、
表面クラックが防止するためには多量のビニルトリオキ
シモシラン添加量を使用せざるを得ず、それによって組
成物が貯蔵中に黄変しやすくなる上、経済的にも不利に
なるという新たな問題が生じた。特開平6−23414
8号公報では、特開昭57−149355号と同様に分
子鎖末端が水酸基であるジオルガノポリシロキサンと架
橋剤を混合した後で充填剤を添加混合するが、その後で
反応性を有しないジオルガノポリシロキサンを添加混合
する方法が提案されている。この方法によって、スラン
プの防止と押出し性の改善という2つの課題は解決でき
た。しかし、適切な作業時間を維持しながら表面クラッ
クを防止するという課題は解決できなかった。また、接
着性の低下や硬化後にブリードすることを避けるため、
充填剤混合後に添加する反応性を有しないジオルガノポ
リシロキサンの添加量は余り多くできず、各種特性調整
の自由度が狭いという課題が残っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは上記課題
を解決すべく鋭意検討した結果、本発明に到達した。即
ち、本発明は、硬化前はスランプがなく適切な作業時間
が確保でき、かつ、硬化途上に外力によって変形しても
亀裂が発生せず、かつ、貯蔵中や硬化後に黄変しないと
いう特徴を有する、1液型室温硬化性シリコーンエラス
トマー組成物の製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段とその作用】本発明は、
(A)(a)25℃における粘度が500〜300,000
センチストークスであり、分子鎖末端に水酸基を有する
ジオルガノポリシロキサン0〜55重量部と、(b)式:
1Si(OX)3{式中、R1はアルキル基、Xは式:
−N=CR23(式中、R2とR3は同種または異種の炭
素原子数6以下の一価炭化水素基である。)で表される
有機基または式:
【化2】 (式中、R4は炭素原子数10以下の二価炭化水素基で
ある。)で表される有機基、または炭素数1〜4の一価
炭化水素基であり、Xの内、炭素数1〜4の一価炭化水
素基は30モル%以下である。}で表されるアルキル基
含有オキシモシラン[該(b)成分の量は(A)成分と(B)
成分に使用される(a)成分の総重量100重量部に対し
て0.5〜20重量部の範囲内にあり、かつ、(b)成分
中のオキシモ基の総モル数が、(A)成分中の水酸基の総
モル数を越える量である。]からなる組成物もしく反応
混合物0.5〜75重量部と、 (B)(a)25℃における粘度が500〜300,000
センチストークスであり、分子鎖末端に水酸基を有する
ジオルガノポリシロキサン45〜100重量部[ただ
し、(A)成分と(B)成分に使用される(a)成分の合計
は100重量部である。]と(c)式:CH2=CHSi
(OX)3(式中、Xは前記と同じである。)で表され
るビニル基含有オキシモシラン[該(c)成分の量は(A)
成分と(B)成分に使用される(a)成分の総重量100重
量部に対して0.5〜20重量部の範囲内であり、か
つ、本成分中のオキシモ基のモル数が(a)成分中の水酸
基のモル数を越える量である。]との反応混合物45.
5〜120重量部混合し、しかる後に、(C)無機質充填
剤1〜200重量部を添加配合することを特徴とする室
温硬化性シリコーンエラストマー組成物の製造方法に関
する。
【0006】これを説明するに、(A)成分を構成する、
(a)成分のジオルガノポリシロキサンは、分子鎖末端に
水酸基を有するジオルガノポリシロキサンである。側鎖
の有機基としては、メチル基、エチル基などのアルキル
基、フェニル基などのアリール基、トリフルオロプロピ
ル基などのハロゲン置換アルキル基、ビニル基、アリル
基などのアルケニル基等の1価の非置換または置換炭化
水素基が挙げられる。このようなジオルガノポリシロキ
サンの粘度は25℃において500〜300,000セ
ンチストークスの範囲であることが必要である。粘度5
00センチストークス未満では硬化後の機械的強度が低
くなり、一方、300,000センチストークスを越え
ると硬化前のシリコーンエラストマー組成物の作業性が
著しく低下するからである。このようなジオルガノポリ
シロキサンは、室温硬化性シリコーンエラストマー組成
物の原料として周知である。尚、このジオルガノポリシ
ロキサンの分子鎖末端は50モル%以上が水酸基であれ
ばよく、残りはトリメチルシロキシ基などの不活性な基
で封鎖されていても差し支えない。
【0007】(b)成分は、架橋剤とて働く成分であり、
式:R1Si(OX)3{式中、R1はメチル基,エチル
基,プロピル基で例示される炭素原子数1〜4のアルキ
ル基であり、Xは式:−N=CR23(式中、R2とR3
はメチル基,エチル基,プロピル基等で例示される炭素
数6以下の一価化水素基である。)で表される有機基ま
たは式:
【化3】 (式中、R4はメチレン基,エチレン基,プロピレン基
等の炭素原子数10以下の二価炭化水素基である。)で
表される有機基、または炭素数1〜4の一価炭化水素基
であり、Xの内、炭素数1〜4の一価炭化水素基は30
モル%以下である。}で表されるアルキル基含有オキシ
モシランである。このオキシモシランの代表例としては
メチルトリ(メチルエチルケトオキシモ)シラン、エチ
ルトリ(メチルエチルケトオキシモ)シランが挙げられ
る。本発明においてはこのようなオキシモシランの1種
もしくは2種以上を混合して使用してもよい。(b)成分
の量は、(A)成分と(B)成分に使用される(a)成分の総
重量100重量部に対し、0.5〜20重量部の範囲内
であり、かつ、(b)成分中に存在するオキシモ基のモル
数が(a)成分中に存在する水酸基のモル数を越える量で
ある。(b)成分中に存在するオキシモ基のモル数が(a)
成分中に存在する水酸基のモル数より少なくなると、
(a)成分と(b)成分の反応混合物を製造する段階でゲル
化したり、次のステップに至る前に増粘するなどの不都
合が生じる。このような(A)成分を得るには、(a)成分
と(b)成分を常温もしくは加熱下に攪拌することによっ
て容易に製造できる。また、(a)成分と(b)成分の反応
は、核磁気共鳴スペクトル分析などによって分析可能で
ある。なお、本発明においては(A)成分には、(a)成分
を使用しない場合もあり、この場合は(A)成分は、(a)
成分と(b)成分の反応混合物ではなく(b)成分のみであ
る。
【0008】(B)成分の反応混合物を構成する(a)成分
のジオルガノポリシロキサンは、前記(A)成分の項で説
明したものと同じものである。(c)成分は、架橋剤とし
て働く成分であり、式:CH2=CHSi(OX)3{式
中、Xは前記と同じである。}で表されるビニル基含有
オキシモシランである。このオキシモシランの代表例と
してはビニルトリ(メチルエチルケトオキシモ)シラン
が挙げられる。(c)成分の量は、(A)成分と(B)成分中
の(a)成分の総重量100重量部に対し、0.5〜20
重量部の範囲内であり、かつ、(c)成分中に存在するオ
キシモ基のモル数が(a)成分中に存在する水酸基のモル
数を越える量であり、通常は、(A)成分と(B)成分中の
(a)成分の総重量100重量部に対して0.25〜20
重量部の範囲内であり、(c)成分中に存在するオキシモ
基のモル数が(a)成分中に存在する水酸基のモル数より
少なくなると、(a)成分と(c)成分の反応混合物を製造
する段階でゲル化したり、次のステップに至る前に増粘
するなどの不都合が生じる。(B)成分を得るには、(a)
成分と(b)成分を常温もしくは加熱下に攪拌することに
よって容易に製造できる。この場合、窒素ガスなどの不
活性ガスの存在下で混合することが好ましい。また、
(a)成分と(b)成分の反応は、核磁気共鳴スペクトル分
析によって分析可能である。本発明の組成物に含まれる
(b)成分と(c)成分は、(a)成分中に存在する水酸基
(シラノール基)と反応するだけでなく、(c)成分中の
吸着水や表面シラノール基との反応、さらには組成物貯
蔵時に侵入する湿気とも反応する。これらと反応してな
お過剰の(b)成分と(c)成分がないと、本発明の方法で
製造される組成物は貯蔵容器内で硬化したり、ゲルを生
じたり、また、粘度が上がって押し出すことが困難とな
る。
【0009】本発明においては、上記のようにして製造
された(A)成分と(B)成分は、つぎのステップで混合さ
れるのであるが、ここで(A)成分と(B)成分の混合比率
は(A)成分0.5〜75重量部に対して(B)成分45.5
〜120重量部である。尚、この混合は化学反応を伴わ
ない単なる混合である。ただし、湿気で容易に加水分解
する(b)成分および(c)成分を含むので、窒素などの不
活性ガス雰囲気で混合するか、より好ましくは密閉型混
合装置を使用することが推奨される。
【0010】本発明においては上記のような(A)成分と
(B)成分を混合し、しかる後に(C)成分である無機質充
填剤を配合するのであるが、ここで使用される(C)成分
の無機質充填剤は本発明の製造方法で得られる組成物の
機械的強度特性を向上させる成分である。このような
(C)成分としては、乾式シリカ、湿式をシリカなどの微
粉状シリカが一般的であるが、炭酸カルシウムなどを用
いてもよい。微粉状シリカを使用する場合、その比表面
積はBET法で50〜400m2/gのシリカを使用す
ることが望ましい。このような微粉状シリカは表面に水
分を吸着しやすく、その水分は組成物に配合した場合に
(b)成分および(c)成分と反応して本発明の組成物の性
能を損なうことがある。したがって、配合前に吸着水は
できるかぎり減らしておくことが望ましい。このような
微粉状シリカはそのまま使用してもよいが、表面を疎水
化処理した微粉状シリカとして使用することもできる。
そのような疎水化処理シリカとしては、ヘキサメチルジ
シラザン処理シリカ、ジメチルジクロロシラン処理シリ
カ、ジメチルジメトキシシラン処理シリカ、メチルトリ
メトキシシラン処理シリカなどが例示される。本成分の
配合量は(A)成分と(B)成分中の(a)成分の和100重
量部に対し5〜200重量部であることが必要である。
この配合量が5重量部未満では硬化後のシリコーンエラ
ストマーの補強効果が十分に得られず、200重量部を
越えると硬化物の弾力性が失われ、また、組成物を容器
から押し出すことが困難になるためである。
【0011】本発明の特徴は、上記(A)〜(C)成分を添
加混合する手順、および、それらの比率にある。その目
的は、表面硬化部の機械的強度が発現するまでの時間短
縮に必須であるが黄変の原因となりやすい、(c)成分の
ビニル基含有トリオキシモシランをできるだけ少ない使
用量で効果を発揮させることにある。より詳しくは、ビ
ニル基含有オキシモシランを選択的にベースポリマー末
端のシラノール基と結合させることが目的である。これ
は本発明に至る検討過程で得た、表面硬化部の機械的強
度が発現するまでの時間短縮というビニル基含有オキシ
モシランの効果は、ビニル基含有オキシモシランがポリ
マー末端の水酸基と直接結合した場合に発揮されるとい
う知見に基づくものである。
【0012】かくして製造された混合物に、第3ステッ
プで無機質充填剤を添加混合する。この混合方法にとく
に制限はないが、大気中の湿気からは遮断した雰囲気で
行うことが望ましい。加熱などの必要はなく、かえって
混合中の剪断発熱による温度上昇を抑えることが推奨さ
れる。無機質充填剤に同伴される大気を混合途中、また
は混合後に脱泡操作によって除去することによって本発
明の製造方法は完了して目的の特性を有する1液型室温
硬化性シリコーンエラストマー組成物が得られる。
【0013】本発明の方法においては、(A)成分〜(C)
成分に加えて組成物の(D)成分として、硬化を促進させ
るための硬化触媒を添加配合することが推奨される。か
かる(D)成分には従来公知の触媒化合物を、本発明の組
成物の機能を損なわないかぎり使用することができる。
このような(D)成分としては、ジアルキルスズジカルボ
キシレートなどのスズ系触媒、テトラブチルチタネート
などのチタン酸エステル類、テトラメチルグアニジンな
どのアミン系触媒などが例示される。なお、この(D)成
分は1種類で使用されることが一般的であるが、2種類
以上を配合することもできる。本成分を添加する場合に
は、(A)成分と(B)成分中の(a)成分の和100重量部
に対して0.05〜5重量部であることが必要である。
5重量部を越えると耐水性や耐熱性を損なう、黄変する
などの弊害が多く出る。0.05部より少ないとその添
加効果が得られない。(D)成分の添加時期に特に制限は
ない。
【0014】本発明の組成物には必要に応じて、シラノ
ール基を有さないジオルガノポリシロキサン、シリコー
ン樹脂、流動性調整剤、接着付与剤、顔料、耐熱剤、難
燃剤、防かび剤、有機溶媒などを添加することもでき
る。
【0015】以上のような本発明の組成物は、作業性に
優れ、かつ、硬化途上で外力による変形を受けても表面
に亀裂が発生せず、また、黄変しないという特徴を有す
る。それゆえ、接着剤、コーティング剤、シーリング材
などに特に有用である。
【0016】
【実施例】以下に本発明を実施例、比較例によって説明
する。実施例中、粘度は25℃における値であり、cs
はセンチストークスである。ポリマーAは、70重量%
は両末端が水酸基で封鎖され、30重量%は両末端がそ
れぞれ水酸基とトリメチルシロキシ基で封鎖された、粘
度17000csのジメチルポリシロキサンである。ま
た、ビニルトリ(メチルエチルケトオキシモ)シラン、
メチルトリ(メチルエチルケトオキシモ)シランてをそ
れぞれ架橋剤V、架橋剤Mと略記する。なお、1液型硬
化性シリコーン組成物の特性の評価は、次の方法に従っ
て行った。 ○タックフリー 作業時間の目安として評価したものであり、試験方法は
JIS A 5758に準拠した。 ○表面クラック時間 組成物の硬化途上における亀裂の入りやすさの目安とし
て評価したものであり、試験方法は、まず組成物をアル
ミ板の上に打設し25℃で一定時間硬化させた後、この
アルミ板を180度折り曲げた。このままの状態を保持
し、この時組成物表面に亀裂が入らなくなるまでの時間
を測定した。表面クラック時間が120分以内であれば
実用上亀裂が発生する確率は低く、60分以内であれば
さらに良好な性能といえる。 ○硬化後の硬度 厚さ約2mmのシートを作成し、25℃で5日間硬化させ
た後、JIS K 6301に準拠して測定した。 ○黄変 製造した組成物をプラスチック製の1/3リットルカー
トリッジに充填し、40℃湿度95%の雰囲気に8週間
保管した。その後、カートリッジを切り開き、組成物の
色変化を観察した。
【0017】
【実施例1】混合機を使用し、600gのポリマーAに
窒素雰囲気下で99.8gの架橋剤Mを添加し、室温で
30分間混合することにより、ポリマーA/架橋剤M混
合物を調製した。600gのポリマーAに窒素雰囲気下
で15.5gの架橋剤Vを添加し、室温で30分間混合
した後、先に調製したポリマーA/架橋剤M混合物46
7gを湿気に触れないように注意しながら添加し、窒素
雰囲気下室温で30分混合した。その後、120℃で3
時間乾燥したBET法比表面積200m2/gの乾式シ
リカ115gを加え、窒素雰囲気下で十分に混合した。
接着付与剤としてγ−(2−アミノエチル)アミノプロ
ピルトリメトキシシラン8.6g、硬化触媒としてジブ
チルスズジラウレート2.5gを加え、窒素雰囲気下で
十分混合した。得られた1液型室温硬化性シリコーンエ
ラストマー組成物はスランプのない良好な外観を有して
いた。この組成物の評価結果を表1に示した。なお、製
造途上でサンプリングした少量の試料(ポリマーA/架
橋剤M混合物、ポリマーA/架橋剤V混合物およびポリ
マーA)の29Si−NMR測定により、前者2サンプル
からは、ポリマーAに含まれる−SiMe2OHは全く
検出されず、その代わりに、それぞれ−O−SiMe
(OX)2と−OSiVi(OX)2が検出された。
【0018】
【実施例2】混合機を使用し、700gのポリマーAに
窒素雰囲気下で93.1gの架橋剤Mを添加し、室温で
30分間混合することにより、ポリマーA/架橋剤M混
合物を調製した。500gのポリマーAに窒素雰囲気下
で15.5gの架橋剤Vを添加し、室温で30分間混合
した後、先に調製したポリマーA/架橋剤M混合物56
7gを湿気に触れないように注意しながら添加し、窒素
雰囲気下室温で30分混合した。その後、120℃で3
時間乾燥したBET法比表面積200m2/gの乾式シ
リカ115gを加え、窒素雰囲気下で十分に混合した。
接着付与剤としてγ−(2−アミノエチル)アミノプロ
ピルトリメトキシシラン8.6g、硬化触媒としてジブ
チルスズジラウレート2.5gを加え、窒素雰囲気下で
十分混合した。得られた1液型室温硬化性シリコーンエ
ラストマー組成物はスランプのない良好な外観を有して
いた。この組成物の評価結果を表1に示した。
【0019】
【実施例3】混合機を使用し、1000gのポリマーA
に窒素雰囲気下で15.5gの架橋剤Vを添加し、室温
で30分間混合した後、66.5gの架橋剤Mを湿気に
触れないように注意しながら添加し、窒素雰囲気下室温
で30分混合した。その後、120℃で3時間乾燥した
BET法比表面積200m2/gの乾式シリカ115g
を加え、窒素雰囲気下で十分に混合した。接着付与剤と
してγ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメト
キシシラン8.6g、硬化触媒としてジブチルスズジラ
ウレート2.5gを加え、窒素雰囲気下で十分混合し
た。得られた1液型室温硬化性シリコーンエラストマー
組成物はスランプのない良好な外観を有していた。この
組成物の評価結果を表1に示した。
【0020】
【比較例1】混合機を使用し、1050gのポリマーA
に窒素雰囲気下で99.8gの架橋剤Mを添加し、室温
で30分間混合することにより、ポリマーA/架橋剤M
混合物を調製した。300gのポリマーAに窒素雰囲気
下で15.5gの架橋剤Vを添加し、室温で30分間混
合した後、先に調製成したポリマーA/架橋剤M混合物
767gを湿気に触れないように注意しながら添加し、
窒素雰囲気下室温で30分混合した。その後、120℃
で3時間乾燥したBET法比表面積200m2/gの乾
式シリカ115gを加え、窒素雰囲気下で十分に混合し
た。接着付与剤としてγ−(2−アミノエチル)アミノ
プロピルトリメトキシシラン8.6g、硬化触媒として
ジブチルスズジラウレート2.5gを加え、窒素雰囲気
下で十分混合した。得られた1液型室温硬化性シリコー
ンエラストマー組成物はスランプのない良好な外観を有
していた。この組成物の評価結果を表1に示した。
【0021】
【比較例2】1000gのポリマーAに窒素雰囲気下で
15.5gの架橋剤Vと66.5gの架橋剤Mを同時に添
加して室温で30分間混合した。その後、120℃で3
時間乾燥したBET法比表面積200m2/gの乾式シ
リカ115gを加え、窒素雰囲気下で十分に混合した。
しかる後に接着付与剤としてγ−(2−アミノエチル)
アミノプロピルトリメトキシシラン8.6g、硬化触媒
としてジブチルスズジラウレート2.5gを加え、窒素
雰囲気下で十分混合した。得られた1液型室温硬化性シ
リコーンエラストマー組成物はスランプのない良好な外
観を有していた。この組成物の評価結果を表1に示し
た。
【0022】
【比較例3】1000gのポリマーAに窒素雰囲気下で
82.0gの架橋剤Vを添加して室温で30分間混合し
た。その後、120℃で3時間乾燥したBET法比表面
積200m2/gの乾式シリカ115gを加え、窒素雰
囲気下で十分に混合した。しかる後に接着付与剤として
γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシ
シラン8.6g、硬化触媒としてジブチルスズジラウレ
ート2.5gを加え、窒素雰囲気下で十分混合した。得
られた1液型室温硬化性シリコーンエラストマー組成物
はスランプのない良好な外観を有していた。この組成物
の評価結果を表1に示した。
【表1】
【0023】
【実施例4】混合機を使用し、450gのポリマーAに
窒素雰囲気下で75.3gの架橋剤Mを添加し、室温で
30分間混合することにより、ポリマーA/架橋剤M混
合物を調製した。700gのポリマーAに窒素雰囲気下
で15.5gの架橋剤Vを添加し、室温で30分間混合
した後、先に調製したポリマーA/架橋剤M混合物35
0gを湿気に触れないように注意しながら添加し、窒素
雰囲気下室温で30分混合した。その後、乾式シリカを
ジメチルジクロロシランで表面処理したBET法比表面
積130m2/gの疎水性シリカ115gを加え、窒素
雰囲気下で十分に混合した。接着付与剤としてγ−(2
−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン
8.6g、硬化触媒としてジブチルスズジラウレート1.
0gを加え、窒素雰囲気下で十分混合した。得られた1
液型室温硬化性シリコーンエラストマー組成物はスラン
プのない良好な外観を有していた。この組成物の評価結
果を表2に示した。
【0024】
【比較例4】混合機を使用し、900gのポリマーAに
窒素雰囲気下で69.5gの架橋剤Mを添加し、室温で
30分間混合することにより、ポリマーA/架橋剤M混
合物を調製した。350gのポリマーAに窒素雰囲気下
で15.5gの架橋剤Vを添加し、室温で30分間混合
した後、先に調製したポリマーA/架橋剤M混合物35
0gを湿気に触れないように注意しながら添加し、窒素
雰囲気下室温で30分混合した。その後、乾式シリカを
ジメチルジクロロシランで表面処理したBET法比表面
積130m2/gの疎水性シリカ115gを加え、窒素
雰囲気下で十分に混合した。接着付与剤としてγ−(2
−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン
8.6g、硬化触媒としてジブチルスズジラウレート1.
0gを加え、窒素雰囲気下で十分混合した。得られた1
液型室温硬化性シリコーンエラストマー組成物はスラン
プのない良好な外観を有していた。この組成物の評価結
果を表2に示した。
【表2】
【0025】
【発明の効果】本発明の1液型室温硬化性シリコーンエ
ラストマー組成物は、(A)成分〜(B)成分各所定量を混
合し、しかる後に、(C)成分を混合しているので、硬化
前はスランプがなく、適切な作業時間が確保でき、か
つ、硬化途上に外力によって変形しても亀裂が発生せ
ず、かつ、貯蔵中や硬化後に熱履歴などを受けても黄変
することがないという特徴を有する。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)(a)25℃における粘度が500〜
    300,000センチストークスであり、分子鎖末端に
    水酸基を有するジオルガノポリシロキサン0〜55重量
    部と、(b)式:R1Si(OX)3{式中、R1はアルキ
    ル基、Xは式:−N=CR23(式中、R2とR3は同種
    または異種の炭素原子数6以下の一価炭化水素基であ
    る。)で表される有機基または式: 【化1】 (式中、R4は炭素原子数10以下の二価炭化水素基で
    ある。)で表される有機基、または炭素数1〜4の一価
    炭化水素基であり、Xの内、炭素数1〜4の一価炭化水
    素基は30モル%以下である。}で表されるアルキル基
    含有オキシモシラン[該(b)成分の量は(A)成分と(B)
    成分に使用される(a)成分の総重量100重量部に対し
    て0.5〜20重量部の範囲内にあり、かつ、(b)成分
    中のオキシモ基の総モル数が、(A)成分中の水酸基の総
    モル数を越える量である。]からなる組成物もしく反応
    混合物0.5〜75重量部と、 (B)(a)25℃における粘度が500〜300,000
    センチストークスであり、分子鎖末端に水酸基を有する
    ジオルガノポリシロキサン45〜100重量部[ただ
    し、(A)成分と(B)成分に使用される(a)成分の合計
    は100重量部である。]と(c)式:CH2=CHSi
    (OX)3(式中、Xは前記と同じである。)で表され
    るビニル基含有オキシモシラン[該(c)成分の量は(A)
    成分と(B)成分に使用される(a)成分の総重量100重
    量部に対して0.5〜20重量部の範囲内であり、か
    つ、本成分中のオキシモ基のモル数が(a)成分中の水酸
    基のモル数を越える量である。]との反応混合物45.
    5〜120重量部混合し、しかる後に、(C)無機質充填
    剤1〜200重量部を添加配合することを特徴とする室
    温硬化性シリコーンエラストマー組成物の製造方法。
  2. 【請求項2】 無機充填剤が微粉状シリカである、請求
    項1記載の1液型室温硬化性シリコーンエラストマー組
    成物の製造方法。
  3. 【請求項3】 微粉状シリカが親水性シリカである、請
    求項2記載の1液型室温硬化性シリコーンエラストマー
    組成物の製造方法。
  4. 【請求項4】 微粉状シリカが疎水性シリカである、請
    求項2記載の1液型室温硬化性シリコーンエラストマー
    組成物の製造方法。
  5. 【請求項5】 さらに、(d)成分として硬化促進触媒
    0.01〜5重量部を配することを特徴とする、請求項
    1記載の1液型室温硬化性シリコーンエラストマー組成
    物の製造方法。
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