JPH08268418A - 包袋開封装置 - Google Patents

包袋開封装置

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Publication number
JPH08268418A
JPH08268418A JP7074211A JP7421195A JPH08268418A JP H08268418 A JPH08268418 A JP H08268418A JP 7074211 A JP7074211 A JP 7074211A JP 7421195 A JP7421195 A JP 7421195A JP H08268418 A JPH08268418 A JP H08268418A
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JP
Japan
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packaging bag
rotary blade
circular rotary
cutting
bag
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JP7074211A
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English (en)
Inventor
Ryoji Furuno
良治 古野
Akihiko Sugimoto
章彦 杉本
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Toray Industries Inc
Toray Kiki KK
Original Assignee
Toray Industries Inc
Toray Kiki KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 包袋の下面のみを切断できる包袋開封装置を
提供する。 【構成】 包袋支持部材22に対して包袋把持部23に
よりほぼU字状に吊り下げ支持された包袋7を切断する
ための円形回転刃33を移動装置32により一方向に移
動させるとともに、駆動源31により移動方向に関して
上向きに回転させる。これにより、包袋7の上面に対し
て逃げ方向の力を作用させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は包袋開封装置に関し、
さらに詳細にいえば、粉末剤が充填された包袋を吊り下
げ保持して所定位置まで搬送し、円形回転刃を用いて包
袋の中央部を切断開封するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、粉末剤が充填された包袋を吊
り下げ保持して所定位置まで搬送し、円形回転刃を用い
て包袋の中央部を切断開封するための装置として実開平
4−83250号公報に示す構成のものが提案されてい
る。この装置は、1対の搬送チェーンの所定位置にそれ
ぞれピンを介してクリップを取り付け、粉末剤が充填さ
れた包袋の両端部を把持して、搬送チェーンの走行に伴
なって包袋を搬送することができる。そして、包袋が所
定位置まで搬送されたことをリミットスイッチからなる
包袋センサにより検出し、円形回転刃を回転させながら
回動アームにより回動させることにより包袋の中央部を
切断開封するようにしている。
【0003】したがって、粉末剤が充填された包袋の搬
送、開封を自動化することができる。なお、包袋を開封
することにより取り出された粉末剤は、次工程におい
て、例えば溶解液を用いて溶解させられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記の構成の包袋開封
装置を採用した場合には、粉末剤の入った包袋の両端部
を、クリップで把持し搬送チェーン上のピンに取付ける
ものであるから、袋内の粉末剤の片寄りや、両端部のク
リップ把持位置により包袋全体が傾いてしまい、円形回
転刃で所望の位置を切断することができず、袋内に粉末
剤が残ってしまうといった問題や、円形回転刃が回転し
ながら円弧状に移動することにより包袋を切断開封する
のであるから、切断位置における包袋の厚み、長さによ
っては、包袋の中央部を全範囲にわたって切断すること
ができない可能性があるだけでなく、包袋の下面のみな
らず上面をも切断する可能性があり、包袋の上面を切断
する場合には、包袋の上面の切りはしが異物として粉末
剤に混入してしまう可能性がある。
【0005】この点についてさらに詳細に説明する。円
形回転刃が回転しながら円弧状に移動するのであるか
ら、回動アームの長さが定まれば、円形回転刃の水平方
向の移動距離に対する垂直方向の移動距離が一義に定ま
る。また、切断位置における包袋の長さが定まれば、包
袋の全範囲を切断するために必要な、円形回転刃の水平
方向の移動距離の下限が定まる。したがって、回動アー
ムの長さが、包袋の長さ以上の水平方向移動距離を達成
できる長さに設定されていれば、包袋の全範囲を切断す
ることができるが、回動アームの長さが短い場合には包
袋の一部しか切断することができない。そして、この場
合には、包袋の内部の粉末剤を完全に取り出すことがで
きなくなり、包袋中にある程度の量の粉末剤が残留して
しまうことになる。したがって、仮に包袋内の粉末剤の
量が予め正確に計量されていたとしても、取り出される
粉末剤の量が前記量よりも少なくなってしまい、溶解液
を用いて溶解させた場合には、所望の濃度の溶液を得る
ことができなくなってしまう。
【0006】また、回動アームの長さが、包袋の長さ以
上の水平方向移動距離を達成できる長さに設定されてい
ても、包袋の長さが長い場合には円形回転刃の水平方向
移動距離が大きくなることに伴なって垂直方向移動距離
も大きくなってしまう。そして、垂直方向移動距離が包
袋の厚みよりも大きければ、包袋の一部において下面の
みならず上面も切断されてしまうことになる。ここで、
包袋の下面は全範囲が伸長状態であるから皺の発生はな
いのであるが、上面は非伸長状態であるからある程度の
皺が発生している。したがって、包袋の上面を切断する
に当って、皺が発生している部分を切断すれば、皺の部
分が切りはしとなって包袋の他の部分から離れてしま
い、粉末剤と共に落下してしまう。
【0007】また、円形回転刃により包袋の切断を行う
ようにしているのであるから、比較的短い可動時間で切
り味が低下してしまい、円形回転刃の交換の頻度が高く
なってしまう。さらに、1対のクリップにより両端部を
把持した状態で包袋が搬送されるのであるから、包袋の
把持状態にばらつきが存在することに起因して、リミッ
トスイッチからなる包袋センサによる包袋の検出精度が
低下してしまう可能性がある。具体的には、包袋が存在
しているにも拘らず、包袋が存在しないとの検出が行わ
れる場合があり、この場合には、該当する包袋の開封動
作が行われず、包袋をそのまま廃棄位置まで搬送してし
まうことになる。
【0008】
【発明の目的】この発明は上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、U字状に把持された包袋の下面の全範囲
のみを確実に切断開封することができる包袋開封装置を
提供することを第1の目的としている。また、円形回転
刃の交換の頻度を低下させることができる包袋開封装置
を提供することを第2の目的としている。さらに、包袋
の検出精度を高めることができる包袋開封装置を提供す
ることを第3の目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の包袋開封装置
は、粉末剤が充填された包袋の両端部を把持することに
より包袋をU字状に支持する包袋支持手段と、包袋支持
手段を支持して所定の経路を経て包袋を搬送する包袋搬
送手段と、包袋が所定位置まで搬送されたことに応答し
て包袋が該当位置に存在することを検出する包袋検出手
段と、包袋検出手段により包袋が検出されたことに応答
して包袋を非湾曲方向に沿って切断開封する切断手段
と、上記包袋支持手段(22)に包袋(7)の姿勢を制
御する袋位置決め手段(24)を有し、前記切断手段
が、円形回転刃と、円形回転刃を前記非湾曲方向に水平
に移動させる移動機構と、円形回転刃を切断のための移
動方向に対して上向きに回転させる回転機構とを有して
いる。
【0010】請求項2の包袋開封装置は、前記円形回転
刃として、外周の所定位置に切欠部を有するものを採用
している。請求項3の包袋開封装置は、前記包袋検出手
段として、非湾曲方向のほぼ全範囲にわたって包袋を支
承し、包袋の自重により回動させられる包袋検出板部材
と、包袋検出板部材の回動に追従して下降する棒状部材
と、棒状部材が下降したことに応答して包袋検出信号を
出力する信号出力部と、棒状部材に対して上向きの付勢
力を与える付勢部材とを有するものを採用している。
【0011】
【作用】請求項1の包袋開封装置であれば、粉末剤が充
填された包袋の両端部を把持することにより包袋をU字
状に支持する包袋支持手段と、包袋支持手段を支持して
所定の経路を経て包袋を搬送する包袋搬送手段と、包袋
が所定位置まで搬送されたことに応答して包袋が該当位
置に存在することを検出する包袋検出手段と、包袋検出
手段により包袋が検出されたことに応答して包袋を非湾
曲方向に沿って切断開封する切断手段とを有し、包袋支
持手段に包袋の姿勢を制御する袋位置決め手段を有する
ことと、切断手段が、円形回転刃と、円形回転刃を前記
非湾曲方向に水平に移動させる移動機構と、円形回転刃
を切断のための移動方向に対して上向きに回転させる回
転機構とを有しているのであるから、袋位置決め手段に
より包袋の姿勢を制御し、袋内の粉末剤に片寄りがあっ
た場合や、把持位置による袋の傾きを防止でき、包袋支
持手段にU字状に安定して支持される。支持された包袋
を包袋搬送手段により搬送し、包袋が所定位置まで搬送
されたことを包袋検出手段により検出する。そして、切
断手段により包袋を非湾曲方向に沿って切断開封するに
当って、円形回転刃が移動機構により水平方向に移動さ
れ、しかも移動方向に対して上向きに回転されるのであ
るから、包袋の下面は粉末剤の重みにより円形回転刃に
押し付けられることにより確実に切断される反面、上面
は円形回転刃の回転方向により逃がされることにより切
断を防止できる。したがって、包袋の上面を切断するこ
とに伴なう切りはしの発生を未然に防止することができ
る。
【0012】請求項2の包袋開封装置であれば、前記円
形回転刃として、外周の所定位置に切欠部を有するもの
を採用しているので、円形回転刃の切れ味が低下した場
合であっても、切欠部を形成することにより生じる回転
刃の不連続部が容易に包袋に食い込んで包袋を確実に切
断することができる。したがって、円形回転刃の寿命を
著しく長くすることができ、円形回転刃の交換の頻度を
著しく低下させることができる。
【0013】請求項3の包袋開封装置であれば、前記包
袋検出手段として、非湾曲方向のほぼ全範囲にわたって
包袋を支承し、包袋の自重により回動させられる包袋検
出板部材と、包袋検出板部材の回動に追従して下降する
棒状部材と、棒状部材が下降したことに応答して包袋検
出信号を出力する信号出力部と、棒状部材に対して上向
きの付勢力を与える付勢部材とを有するものを採用して
いるので、包袋の支持状態に多少のばらつきが存在して
いても、包袋が所定位置まで搬送された場合に、包袋検
出板部材が確実に回動し、包袋検出板部材の回動により
棒状部材を下降させることにより、信号出力部から包袋
検出信号を出力させることができる。したがって、包袋
の検出精度を著しく高めることができる。
【0014】
【実施例】以下、実施例を示す添付図面によってこの発
明を詳細に説明する。図1はこの発明の包袋開封装置の
一実施例を示す概略側面図、図2は概略正面図である。
この包袋開封装置は、立方体状のケーシング1の内部に
1対の無端チェーンベルト2が設けられているととも
に、無端チェーンベルト2のほぼ最上部の所定位置の下
方に切断装置3、ホッパ4、および溶解槽5がこの順に
設けられてなる。なお、1対の無端チェーンベルト2は
図示しないスプロケットホイール間にかけわたされ、図
示しない駆動装置により駆動されて所定方向に所定速度
で走行する。また、包袋7の有無を検出するための包袋
検出装置6が設けられている。ただし、無端チェーンベ
ルト2に代えて他の構成の無端ベルトなどを採用しても
よい。
【0015】前記1対の無端チェーンベルト2の所定位
置間には、棒状の搬送支持部材21が設けられており、
図3および図4に示すように、この搬送支持部材21に
対して包袋支持部材22が着脱自在に設けられている。
前記包袋支持部材22は、図3および図4に示すよう
に、一方向に長い平板部材22aの長手方向の端部に上
向きに延びる係合部材22bを有しているとともに、長
手方向と直交する方向の端部に包袋把持部23を有して
いる。そして、平板部材22aの下面中央部に長手方向
に延びる包袋位置決め部材24を有している。
【0016】前記係合部材22bは、丸棒状の搬送支持
部材21を収容する円形穴22b1と、丸棒状の搬送支
持部材21を円形穴22b1に導くためのスリット部2
2b2とを有する板材であり、上記スリット部22b2
の幅は、丸棒状の搬送支持部材21の直径より大きく設
定されていてもよいが、直径よりやや小さく設定され、
板材を弾性変形させて丸棒状の搬送支持部材21を円形
穴22b1に導くようにしてもよい。
【0017】前記包袋把持部23は、前記平板部材22
aの長手方向と直交する方向の端部に形成した下向き垂
下部23aと、この下向き垂下部23aの所定位置に旋
回可能に設けられた折曲状板部材23bと、折曲状板部
材23bを一方向に旋回させるべく付勢力を作用させる
コイルバネ(図示せず)とを有している。前記下向き垂
下部23aを中心として、前記長手方向の端部寄りに位
置する1対の支持板23cが平板部材22aの所定位置
に一体に設けられており、この支持板23c間に折曲板
部材23bが回動可能に支持されている。この折曲状板
部材23bは、平板材の所定位置を鋭角状に折曲するこ
とにより把持爪23b1と把持爪操作部23b2とを形
成しているとともに、折曲部に旋回軸23b4を設け、
この旋回軸23b4を前記下向き垂下部23aに旋回自
在に支持させている。また、前記コイルバネは、把持爪
23b1が上方から下向き垂下部23aに圧接されるよ
うに折曲状板部23bに付勢力を与えるべく装着されて
いる。したがって、把持爪23b1と下向き垂下部23
aとの間に包袋7の端部を把持した状態において、粉末
剤の自重に起因する力が把持爪23b1をコイルバネに
よる付勢方向と同じ方向に旋回させるべく作用し、包袋
7の把持状態を確実に維持できる。
【0018】前記包袋位置決め部材24は、前記平板部
材22aの中央部から下向きに延びる垂下板部材からな
るものであり、包袋7の長手方向の姿勢を制御するとと
もに、把持部23により把持されたときのバランスを保
つものであり、包袋7をU字状に安定して保持させるも
のである。前記切断装置3は、モータなどの駆動源31
を、包袋7の非湾曲方向(図3における紙面と直角な方
向)と平行に往復動させるべくスライドレールなどから
なる移動機構32に支持させているとともに、駆動源3
1の出力軸31aに円形回転刃33を装着してなるもの
である。そして、包袋開封時における円形回転刃33の
移動方向が、例えば、図4において矢印で示されるよう
に右から左に向かう方向に設定されているとともに、円
形回転刃33の回転方向が、図4において矢印で示され
るように時計回り方向に設定されている。ただし、移動
方向および移転方向を共に逆方向に設定してもよいこと
はもちろんである。
【0019】前記包袋検出装置6は、図5および図6に
示すように、ケーシング1の内部所定位置(検出対象と
なる包袋7の下方所定位置)に設けられた支持部材61
の上部所定位置に包袋検知板部材62が回動自在に設け
られている。この包袋検知板部材62は、U字状に湾曲
支持された包袋7の非湾曲方向の長さとほぼ等しいか、
より大きい長さを有するほぼ方形の板部材であり、無端
チェーンベルト2により所定位置まで搬送された包袋の
全範囲を支承して、包袋7の自重により下方に回動され
る。そして、支持部材61の所定位置から水平方向に延
びる3つの支持板63に形成された孔を貫通する状態で
昇降レバー64(棒状部材に相当する)が設けられてい
るとともに、昇降レバー64の所定位置に設けたストッ
パ部材65と何れかの支持板63とに当接するようにコ
イルバネ66を設けることにより、昇降レバー64に対
して常に上向きの付勢力を与えている。また、昇降レバ
ー64の下端部に対応させて、近接センサ、フォトセン
サなどからなるセンサ67(信号出力部に相当する)が
設けられ、コイルバネ66に抗して昇降レバー64が所
定距離以上下降した場合に、センサ67が昇降レバー6
4の下端部を検出するようにしている。また、コイルバ
ネ66の弾力は、包袋7の自重によりコイルバネ66が
圧縮されるように設定されている。前記包袋検知板部材
62として、U字状に湾曲支持された包袋7の非湾曲方
向の長さよりもやや短いものを採用することも可能であ
る。
【0020】上記の構成の包袋開封装置の作用は次のと
おりである。包袋位置決め部材24に沿って包袋支持部
材22の包袋把持部23に包袋7の両端耳部を把持させ
ることにより包袋7を確実にU字状に吊り下げ支持し、
1対の無端チェーンベルト2を所定方向に走行させるこ
とにより、粉末剤が充填された包袋7を搬送する。
【0021】包袋7が所定位置まで搬送されれば、包袋
7の自重により、コイルバネ66に抗して包袋検知板部
材62が回動されるとともに、昇降レバー64が下降さ
れ、センサ67が下降した昇降レバー64の下端部を検
出する。したがって、センサ67から出力される検出信
号が包袋検出信号である。この場合において、包袋検知
板部材62は、包袋7の非湾曲方向の長さとほぼ等しい
か、より大きい長さを有するほぼ方形の板部材であるか
ら、包袋7の内部において粉末剤の偏りなどが存在して
いても包袋7を確実に検出できる。
【0022】包袋検出装置6により包袋7が検出されれ
ば、1対の無端チェーンベルト2を前記と同じ方向に走
行させることにより包袋7を切断装置3と正対させる。
この状態において駆動源31を動作させるとともに、移
動装置32を動作させ、円形回転刃33を図4中時計方
向に回転させながら図4中左側に向かって移動させるこ
とにより、包袋7の下面のみを切断することができる。
この点をさらに説明する。包袋7は吊り下げ状に支持さ
れており、円形回転刃33は上述のように回転しながら
移動するのであるから、包袋7には円形回転刃33から
逃げる方向の力が作用する。しかし、包袋7の下面に対
しては、内部の粉末剤の自重が作用しているのであるか
ら、包袋7の下面は前記逃げる方向の力にうち勝って円
形回転刃33に押し付けられ、この結果、包袋7の下面
は確実に切断される。これに対して、包袋7の上面には
粉末剤の自重が全く作用していないのであるから、前記
逃げる方向の力により円形回転刃33から逃がされ、包
袋7の上面が切断されることを防止できる。
【0023】したがって、しわが生じている上面が切断
されることが防止されることにより、切りはしの発生も
未然に防止でき、落下する粉末剤に切りはしが混入する
という不都合の発生を未然に防止できる。切断装置3に
より下面が切断された包袋7から落下する粉末剤はホッ
パ4を通して溶解槽5に導かれ、溶解液により溶解され
て所望の溶液(透析液など)が得られる。
【0024】ただし、前記円形回転刃33に代えて、図
7に示すように外周の一部に切欠部33aを形成してな
る円形回転刃33を採用することが可能であり、この場
合には円形回転刃33の寿命を著しく長くできる。具体
的には、1日に40個の包袋7を切断する条件の下で、
切欠部33aを有していない円形回転刃33を使用した
場合には、60日の使用により円形回転刃33を交換し
なければならなかったのであるが、切欠部33aを有し
ている円形回転刃33を使用した場合には、360日の
使用によっても円形回転刃33を交換する必要がなかっ
た。
【0025】
【発明の効果】請求項1の発明は、包袋内の粉末剤の片
寄りが有る場合や、包袋把持位置がずれた場合であって
も確実に包袋をV字状に保持でき、また、円形回転刃で
切断開封するときに、包袋の下面は粉末剤の重みにより
円形回転刃に押し付けられることにより確実に切断され
る反面、上面は円形回転刃の回転方向により逃がされる
ことにより切断を防止でき、包袋の上面を切断すること
に伴なう切りはしの発生を未然に防止することができる
という特有の効果を奏する。
【0026】請求項2の発明は、円形回転刃の切れ味が
低下した場合であっても、切欠部を形成することにより
生じる回転刃の不連続部が容易に包袋に食い込んで包袋
を確実に切断することができ、ひいては、円形回転刃の
寿命を著しく長くすることができ、円形回転刃の交換の
頻度を著しく低下させることができるという特有の効果
を奏する。
【0027】請求項3の発明は、包袋の支持状態に多少
のばらつきが存在していても、包袋が所定位置まで搬送
された場合に、包袋検出板部材が確実に回動し、包袋検
出板部材の回動により棒状部材を下降させることによ
り、信号出力部から包袋検出信号を出力させることがで
き、この結果、包袋の検出精度を著しく高めることがで
きるという特有の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の包袋開封装置の一実施例を示す概略
側面図である。
【図2】同上概略正面図である。
【図3】吊り下げ支持された包袋と切断装置との関係を
示す概略正面図である。
【図4】同上概略側面図である。
【図5】吊り下げ支持された包袋と包袋検出装置との関
係を示す概略正面図である。
【図6】同上概略側面図である。
【図7】円形回転刃の他の実施例を示す側面図である。
【符号の説明】
2 無端チェーンベルト 3 切断装置 6 包袋検出装置 7 包袋 22 包袋支持部材 31 駆動源 32 移動装置 33 円形回転刃 33a 切欠部 62 包袋検知板部材 64 昇降レバー 66 コイルバネ 67 センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉末剤が充填された包袋(7)の両端部
    を把持することにより包袋(7)をU字状に支持する包
    袋支持手段(22)と、包袋支持手段(22)を支持し
    て所定の経路を経て包袋(7)を搬送する包袋搬送手段
    (2)と、包袋(7)が所定位置まで搬送されたことに
    応答して包袋(7)が該当位置に存在することを検出す
    る包袋検出手段(6)と、包袋検出手段(6)により包
    袋(7)が検出されたことに応答して包袋(7)を非湾
    曲方向に沿って切断開封する切断手段(3)と、上記包
    袋支持手段(22)に包袋(7)の姿勢を制御する袋位
    置決め手段(24)を有し、前記切断手段(3)が、円
    形回転刃(33)と、円形回転刃(33)を前記非湾曲
    方向に水平に移動させる移動機構(32)と、円形回転
    刃(33)を切断のための移動方向に対して上向きに回
    転させる回転機構(31)とを有していることを特徴と
    する包袋開封装置。
  2. 【請求項2】 前記円形回転刃(33)が、外周の所定
    位置に切欠部(33a)を有している請求項1に記載の
    包袋開封装置。
  3. 【請求項3】 前記包袋検出手段(6)が、非湾曲方向
    のほぼ全範囲にわたって包袋(7)を支承し、包袋
    (7)の自重により回動させられる包袋検出板部材(6
    2)と、包袋検出板部材(62)の回動に追従して下降
    する棒状部材(64)と、棒状部材(64)が下降した
    ことに応答して包袋検出信号を出力する信号出力部(6
    7)と、棒状部材(64)に対して上向きの付勢力を与
    える付勢部材(66)とを有している請求項1または請
    求項2に記載の包袋開封装置。
JP7074211A 1995-03-30 1995-03-30 包袋開封装置 Pending JPH08268418A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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