JP2003038126A - スライス肉片の折畳み装置及び折畳み方法 - Google Patents

スライス肉片の折畳み装置及び折畳み方法

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JP2003038126A
JP2003038126A JP2001200277A JP2001200277A JP2003038126A JP 2003038126 A JP2003038126 A JP 2003038126A JP 2001200277 A JP2001200277 A JP 2001200277A JP 2001200277 A JP2001200277 A JP 2001200277A JP 2003038126 A JP2003038126 A JP 2003038126A
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sliced meat
conveyor
meat
piece
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Senrei Zen
仙礼 全
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成でスライス肉片を能率良く折り畳
む。 【解決手段】 スライス肉片13を搬送する搬送コンベ
ア22の途中に、折畳みアーム29,30を開閉方向が
搬送コンベア22の搬送方向と平行方向となるように配
置する。スライス肉片13が折畳みアーム29,30の
真上に搬送されたときに、搬送コンベア22を停止して
折畳みアーム29,30を閉じて開く折畳み制御を実施
する。これにより、折畳みアーム29,30は、閉じた
ときにコンベアベルト26のスリット33から上方に突
出してスライス肉片13を両側から挟んで折り畳む。こ
の際、折畳みアーム29,30は、鉛直方向に対して傾
斜した角度で閉じる。その後、折畳みアーム29,30
は、開いてコンベアベルト26の下方に格納される際
に、折り畳まれたスライス肉片13を一方のアーム29
で受け支えながらコンベアベルト26上に置く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スライスされた肉
片を折り畳む折畳み装置及び折畳み方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】自動食肉スライス装置等でスライスされ
た肉片(スライス肉片)をトレー等に盛り付ける際に、
スライス肉片を折り畳んで盛り付ける場合がある。この
ようなスライス肉片の折畳み作業を自動化するために、
特開平6−339355号公報に示すように、搬送コン
ベアの上方に配置した回転体に、折り畳み可能な肉受け
部材を取り付け、この肉受け部材が上向きに開いている
ときに、作業者が該肉受け部材の上にスライス肉片を載
せ、回転体の回転に伴って肉受け部材を折り畳んで閉じ
ることでスライス肉片を折り畳んで挟み込み、その後、
肉受け部材が下向きになったときに肉受け部材を開いて
折り畳まれたスライス肉片を搬送コンベア上に落下させ
ることが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成で
は、作業者が回転体の肉受け部材上にスライス肉片を載
せる作業が必要となり、その作業が面倒である。かとい
って、回転体の肉受け部材上にスライス肉片を載せる装
置を新たに追加すれば、構成が複雑化して、製造コスト
が高くなる欠点がある。
【0004】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、簡単な構成でスライ
ス肉片を能率良く折り畳むことができるスライス肉片の
折畳み装置及び折畳み方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1,7は、スライス肉片を搬送する
搬送コンベアの途中に、該スライス肉片を折り畳むため
の折畳み機構を開閉動作可能に配置し、該折畳み機構を
開いたときに、該折畳み機構を前記搬送コンベア上面よ
り下側に格納し、該折畳み機構を閉じたときに該折畳み
機構を該搬送コンベアの上側に突出させて該スライス肉
片を両側から挟むようにして折り畳むようにしたもので
ある。この場合、折畳み機構でスライス肉片を両側から
挟むようにして折り畳むので、簡単な構成で、スライス
肉片を能率良く折り畳むことができる。しかも、折畳み
機構を閉じてスライス肉片を折り畳んだ後、折畳み機構
を開いて搬送コンベアの下方に格納する際に、折り畳ま
れたスライス肉片を、開き動作する折畳み機構で受け支
えながら搬送コンベア上に戻すことができるので、スラ
イス肉片の折畳み状態が崩れることを防止することがで
きる。
【0006】この場合、折畳み機構が閉じたときの角度
が鉛直上向きであると、折畳み機構が開いたときに、折
り畳まれたスライス肉片の両側が重力で互いに反対方向
(開き方向)に倒れてスライス肉片が再び開いてしまっ
たり、或は、スライス肉片が折り畳まれた状態に維持さ
れたとしても、そのスライス肉片の倒れる方向が一定に
ならず、搬送コンベア上に戻されたスライス肉片の向き
がばらばらになる可能性がある。
【0007】この対策として、請求項2のように、折畳
み機構は、閉じたときの角度が鉛直方向に対して傾斜す
るように構成すると良い。このようにすれば、折畳み機
構が開いたときに、重力によってスライス肉片の両側の
倒れる方向が同じ方向となり、折り畳まれたスライス肉
片が開いてしまうことが防止されると共に、搬送コンベ
ア上に戻されたスライス肉片の向きが一定になり、スラ
イス肉片を折畳んで一定方向に整列させた状態で搬送す
ることができる。
【0008】一般に、折り畳まれたスライス肉片をトレ
ー等に盛り付ける場合は、折り畳まれたスライス肉片の
折曲線を平行に並べて盛り付ける。そこで、請求項3の
ように、折畳み機構を、搬送コンベアの搬送方向とほぼ
平行な方向に開閉するように配置しても良い。このよう
にすれば、スライス肉片の折曲線を搬送コンベアの搬送
方向とほぼ直角に揃えた状態で搬送することができ、ス
ライス肉片の盛り付け作業を能率良く行うことができ
る。
【0009】また、請求項4のように、スライス肉片が
折畳み機構の真上位置に搬送されたことを検出するスラ
イス肉片検出手段を設け、スライス肉片が折畳み機構の
真上位置に搬送されたときに、折畳み制御手段で、折畳
み機構を閉じてスライス肉片を折り畳んだ後、該折畳み
機構を開いて該スライス肉片を搬送コンベア上に戻す折
畳み制御を実施するようにしても良い。これにより、ス
ライス肉片が実際に折畳み機構の真上位置に搬送されて
きたことを確認してから折畳み制御を実施することがで
き、スライス肉片をほぼ一定位置(例えばほぼ中心線)
で折り畳むことができる。
【0010】この場合、請求項5のように、折畳み制御
を実施する際に、搬送コンベアを停止させるようにして
も良い。このようにすれば、スライス肉片の搬送が停止
した状態でスライス肉片を折り畳むことができるので、
スライス肉片をより正確な位置で折り畳むことができ
る。
【0011】更に、請求項6のように、折畳み機構が搬
送コンベア上面より下側に格納されたことを検出する折
畳み機構格納検出手段を設け、搬送コンベアの停止後に
折畳み機構が搬送コンベア上面より下側に格納されたと
きに、搬送コンベアの運転を再開するようにすると良
い。このようにすれば、折畳み機構が実際に搬送コンベ
ア上面より下側に格納されて、折畳み機構が搬送コンベ
アに干渉しない状態になったことを確認してから搬送コ
ンベアの運転を再開することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。まず、図3に基づいて食肉スライ
ス及び折畳みラインの概略構成を説明する。肉塊11を
スライスする食肉スライサ12の下流側に、食肉スライ
サ12でスライスされた肉片(スライス肉片)13を折
り畳む折畳み装置14が配置され、この折畳み装置14
の下流側に、折り畳まれたスライス肉片13を所定量ず
つずらして積み重ねながら搬送する積重ねコンベア15
が配置されている。
【0013】図3に示すように、食肉スライサ12は、
肉塊11をスライスする回転刃物16が、刃物架台17
に回転可能に支持され、この回転刃物16の側方に、肉
塊11を保持する肉箱18が、上下方向(回転刃物16
とほぼ平行方向)に往復移動可能に設けられている。肉
箱18内には、肉塊11を送り出すための肉送りコンベ
ア19と肉送りローラ20が配置されている。また、回
転刃物16の下方には、肉箱18から送り出される肉塊
11の先端位置を規制する当て板21が取り付けられて
いる。
【0014】肉箱18は、当て板21に相対する位置と
回転刃物16に相対する位置との間を上下に往復移動
し、肉箱18が下方に移動する毎に、肉送りコンベア1
9と肉送りローラ20が肉送り方向に回転して肉箱18
内の肉塊11が所定量ずつ当て板21側へ送り出され
る。そして、肉箱18が上方に移動する毎に、肉箱18
内の肉塊11の先端部が回転刃物16で所定の厚さにス
ライスされ、そのスライス肉片13が回転刃物16の側
方(肉箱18と反対側)に排出される。
【0015】次に、スライス肉片13を折り畳む折畳み
装置14の構成について説明する。図3に示すように、
食肉スライサ12から排出されるスライス肉片13を搬
送する搬送コンベア22が、コンベア架台23上に組み
付けられている。搬送コンベア22を駆動するサーボモ
ータ等のモータ24の回転軸には、駆動プーリ25が連
結され、この駆動プーリ25と、コンベアベルト26の
駆動ローラ27との間に、ベルト28(又はチェーン)
が掛け渡されている。これにより、モータ24の回転力
が駆動ローラ27に伝達されて駆動ローラ27が回転
し、この駆動ローラ27に掛け渡されたコンベアベルト
26が搬送方向(図3に矢印で示す方向)に走行するこ
とで、スライス肉片13が搬送される。
【0016】また、搬送コンベア22の途中には、スラ
イス肉片13を折り畳む折畳み機構として複数対の折畳
みアーム29,30が設けられている。図1に示すよう
に、折畳みアーム29,30は、それぞれ回動軸31,
32を支点にして回動することで開閉され、その開閉方
向が、搬送コンベア22の搬送方向と平行方向となるよ
うに配置されている。折畳みアーム29,30は、閉じ
たときにスライス肉片13を両側から挟むようにして折
り畳むことができるようなっている。折畳みアーム2
9,30は、それぞれスライス肉片13を挟む面が、円
弧状に緩やかに凹むように形成されている。また、上流
側の折畳みアーム29が、下流側の折畳みアーム30よ
りも少し短くなるように形成されている。
【0017】図2に示すように、各対の折畳みアーム2
9,30は、搬送コンベア22の搬送方向と直角方向に
所定間隔で配置され、コンベアベルト26には、各対の
折畳みアーム29,30に対応して複数本のスリット3
3が搬送方向に延びるように平行に形成されている。こ
れらのスリット33は、コンベアベルト26の搬送方向
に等間隔で複数箇所に形成され、食肉スライサ12でス
ライスされたスライス肉片13は、コンベアベルト26
のスリット33上に載せられる。
【0018】また、コンベアベルト26の端部には、ス
リット位置検出用の被検出体34(例えば鉄等の磁性
体)が、搬送方向にスリット33と同じ間隔で複数箇所
に設けられ、スリット33が折畳みアーム29,30の
真上に移動したときに、被検出体34がスリット位置検
出センサ35で検出されるようになっている。これによ
り、スリット位置検出センサ35は、被検出体34を検
出することで、スリット33が折畳みアーム29,30
の真上に移動したことを検出する。
【0019】また、折畳みアーム29,30の側方に
は、折畳みアーム29,30を駆動するサーボモータ等
のモータ36が配置され、このモータ36の回転軸が、
ジョイント37を介して上流側の折畳みアーム29の回
動軸31に連結されている。この上流側の折畳みアーム
29の回動軸31には、大径ギア38が一体的に回動可
能に連結され、この大径ギア38が、下流側の折畳みア
ーム30の回動軸32に連結された小径ギア39と噛み
合っている。これにより、折畳み動作時の上流側の折畳
みアーム29の回動角よりも下流側の折畳みアーム30
の回動角の方が大きくなるようになっている。
【0020】通常時には、折畳みアーム29,30は、
図1に実線で示すように、水平方向に一直線状に開いて
コンベアベルト26上面よりも下側に格納された全開位
置に保持されている。
【0021】折畳みアーム29,30を閉じる場合に
は、モータ36を正回転方向に回転させて、折畳みアー
ム29,30を、それぞれ回動軸31,32を支点にし
て閉じ方向に回動させる。これにより、図1に二点鎖線
で示すように、折畳みアーム29,30が、コンベアベ
ルト26のスリット33から上方に突出して閉じた状態
となる。前述したように、上流側の折畳みアーム29の
回動角よりも下流側の折畳みアーム30の回動角の方が
大きくなるように設定されているため、折畳みアーム2
9,30は、鉛直方向に対して上流側に傾斜した角度で
閉じる。
【0022】例えば、大径ギア38の歯数と小径ギア3
9の歯数の比を5:1に設定した場合は、上流側の折畳
みアーム29の回動角と下流側の折畳みアーム30の回
動角の比が1:5となるため、折畳みアーム29,30
は、上流側の折畳みアーム29が全開位置から約30°
回動し、下流側の折畳みアーム30が全開位置から約1
50°回動した位置、つまり、鉛直方向に対して上流側
に約60°傾いた状態で閉じる。
【0023】一方、折畳みアーム29,30を開く場合
には、モータ36を逆回転方向に回転させて、折畳みア
ーム29,30を、それぞれ回動軸31,32を支点に
して開き方向に回動させる。これにより、図1に実線で
示すように、折畳みアーム29,30は、水平方向に一
直線状に開いてコンベアベルト26の上面より下側に格
納された全開位置に戻る。
【0024】折畳みアーム29の回動軸31には、折畳
みアーム位置検出用の被検出体40(例えば鉄等の磁性
体)が一体的に回動可能に設けられ、折畳みアーム2
9,30がコンベアベルト26の下方に格納された全開
位置となったときに、被検出体40が折畳みアーム位置
検出センサ41(折畳み機構格納検出手段)で検出され
るようになっている。これにより、折畳みアーム位置検
出センサ41は、被検出体40を検出することで、折畳
みアーム29,30がコンベアベルト26の上面より下
側に格納されたことを検出する。
【0025】また、図3に示すように、コンベアベルト
26の上方には、スライス肉片13が折畳みアーム2
9,30の真上に搬送されたことを検出するスライス肉
片検出センサ42(スライス肉片検出手段)が設けられ
ている。
【0026】上述した各種センサの出力信号は、折畳み
装置14の制御回路43(図4参照)に入力される。こ
の制御回路43は、ROM(記憶媒体)に記憶された図
5の折畳み制御プログラムを実行することで、スリット
33が折畳みアーム29,30の真上に移動し、且つ、
スライス肉片13が折畳みアーム29,30の真上に搬
送されたときに、搬送コンベア22を停止して、折畳み
アーム29,30を閉じてスライス肉片11を折り畳ん
だ後、折畳みアーム29,30を開いて該スライス肉片
11をコンベアベルト26上に戻す折畳み制御を実施
し、折畳みアーム29,30がコンベアベルト26の下
方に格納されたときに、搬送コンベア22の運転を再開
する動作を繰り返す。
【0027】以下、図5の折畳み制御プログラムの具体
的な処理内容を説明する。図5の折畳み制御プログラム
は、例えば折畳み装置14の駆動スイッチのオン後に所
定周期で繰り返し実行され、特許請求の範囲でいう折畳
み制御手段に相当する役割を果たす。
【0028】本プログラムが起動されると、まず、ステ
ップ101で、折畳みアーム29,30が、コンベアベ
ルト26の下方に格納されているか否かを、折畳みアー
ム位置検出センサ41の出力信号によって判定する。も
し、折畳みアーム29,30がコンベアベルト26の下
方に格納されていないと判定されれば、ステップ107
に進み、搬送コンベア22を停止状態に維持する。
【0029】一方、折畳みアーム29,30がコンベア
ベルト26の下方に格納されていると判定された場合に
は、ステップ102に進み、搬送コンベア22の駆動を
開始する。これにより、コンベアベルト26が搬送方向
に走行して、食肉スライサ12からコンベアベルト26
のスリット33上に落下したスライス肉片13が搬送さ
れる。
【0030】搬送コンベア22の駆動開始後、ステップ
103に進み、スリット33が折畳みアーム29,30
の真上に移動したか否かを、スリット位置検出センサ3
5の出力信号によって判定する。スリット33が折畳み
アーム29,30の真上に移動していなければ、そのま
ま本プログラムを終了して、搬送コンベア22の駆動を
継続する。
【0031】その後、スリット33が折畳みアーム2
9,30の上方に移動したと判定された時点で、ステッ
プ103からステップ104に進み、スライス肉片13
が折畳みアーム29,30の真上に搬送されたか否か
を、スライス肉片検出センサ42の出力信号によって判
定する。
【0032】スリット33が折畳みアーム29,30の
真上に移動していても、スライス肉片13が折畳みアー
ム29,30の真上に搬送されていなければ、そのまま
本プログラムを終了して、搬送コンベア22の駆動を継
続する。
【0033】その後、スリット33が折畳みアーム2
9,30の真上に移動し、且つ、スライス肉片13が折
畳みアーム29,30の真上に搬送されたと判定された
ときに、ステップ104からステップ105に進み、搬
送コンベア22を停止させた後、ステップ106に進
み、折畳みアーム29,30を閉じて開く折畳み制御を
実施する。これにより、折畳みアーム29,30を閉じ
たときに、折畳みアーム29,30をコンベアベルト2
6のスリット33から上方に突出させて、折畳みアーム
29,30でスライス肉片13を両側から挟むようにし
て折り畳む。そして、折畳みアーム29,30を開いて
コンベアベルト26の下方に格納する際に、折り畳まれ
たスライス肉片13を上流側の折畳みアーム29で受け
支えながらコンベアベルト26上に置く。
【0034】折畳みアーム29,30がコンベアベルト
26の下方に格納されて全開位置に戻るまでの期間は、
ステップ101からステップ107に進み、搬送コンベ
ア22を停止状態に保持し、その後、折畳みアーム2
9,30がコンベアベルト26の下方に格納されて全開
位置に戻った時点で、ステップ101からステップ10
2に進み、搬送コンベア22の駆動を再開する。
【0035】以上説明した本実施形態では、折畳みアー
ム29,30でスライス肉片13を両側から挟むように
して折り畳むので、折畳みアーム29,30以外にスラ
イス肉片13の折畳みを補助する補助部材を用いずに、
折畳みアーム29,30を開閉する機構を設けるだけの
簡単な構成で、スライス肉片13を能率良く折り畳むこ
とができる。しかも、折畳みアーム29,30を閉じて
スライス肉片13を折り畳んだ後、折畳みアーム29,
30を開いてコンベアベルト26の下方に格納する際
に、折り畳まれたスライス肉片13を上流側の折畳みア
ーム29で受け支えながらコンベアベルト26上に置く
ことができるので、スライス肉片13の折畳み状態が崩
れることを防止することができる。
【0036】ところで、折畳みアーム29,30が鉛直
上向きで閉じる構成にすると、折畳みアーム29,30
が開いたときに、折り畳まれたスライス肉片13の両側
が重力で互いに反対方向(開き方向)に倒れてスライス
肉片13が再び開いてしまったり、或は、スライス肉片
13が折り畳まれた状態に維持されたとしても、そのス
ライス肉片13の倒れる方向が一定にならず、コンベア
ベルト26上に戻されたスライス肉片13の向きがばら
ばらになる可能性がある。
【0037】その点、本実施形態では、折畳みアーム2
9,30が、鉛直方向に対して傾斜した角度で閉じるよ
うにしたので、折畳みアーム29,30が開いたとき
に、重力によってスライス肉片13の両側の倒れる方向
が同じ方向となり、折り畳まれたスライス肉片13が開
いてしまうことが防止されると共に、コンベアベルト2
6上に戻されたスライス肉片13の向きが一定になり、
スライス肉片13を折畳んで一定方向に整列させた状態
で搬送することができる。
【0038】また、本実施形態では、スリット位置検出
センサ35及びスライス肉片検出センサ42でスリット
33が折畳みアーム29,30の真上に移動し、且つ、
スライス肉片13が折畳みアーム29,30の真上に搬
送されたことを確認してから、搬送コンベア22を停止
して折畳み制御を実施し、折畳みアーム位置検出センサ
41で折畳みアーム29,30がコンベアベルト26の
下方に格納されたことを確認してから、搬送コンベア2
2の駆動を再開するようにしたので、折畳みアーム2
9,30がコンベアベルト26に干渉することを確実に
回避することができる。
【0039】しかも、搬送コンベア22を停止した状態
で、折畳みアーム29,30を閉じて開く折畳み制御を
実施するので、スライス肉片13の移動が停止した状態
でスライス肉片13を折り畳むことができ、スライス肉
片13をより正確な位置で折り畳むことができる。
【0040】しかしながら、折畳み制御を実施する際
に、必ずしも、搬送コンベア22を停止する必要はな
く、搬送コンベア22の搬送スピードが比較的遅いよう
な場合には、搬送コンベア22の運転を継続したまま折
畳み制御を実施するようにしても良い。或は、折畳み制
御を実施するときに、搬送コンベア22の搬送スピード
を遅くするようにしても良い。
【0041】また、上記実施形態では、折畳みアーム2
9,30を搬送コンベア22の搬送方向とほぼ平行方向
に開閉するように配置したが、折畳みアーム29,30
を搬送コンベア22の搬送方向とほぼ直角方向に開閉す
るように配置したり、或は、折畳みアーム29,30を
搬送コンベア22の搬送方向に対して斜め方向に開閉す
るように配置しても良い。
【0042】また、上記実施形態では、コンベアベルト
26の搬送方向の複数箇所にスリット33を形成するよ
うにしたが、コンベアベルト26の全長に渡ってスリッ
トを形成する(つまり、コンベアベルト26を複数本の
ベルトで構成する)ようにしても良い。この場合は、ス
リット位置検出センサ35を省略して、スライス肉片検
出センサ42でスライス肉片13が折畳みアーム29,
30の真上に搬送されたことを検出する毎に折畳み制御
を実施すれば良い。
【0043】また、上記実施形態では、折畳み装置14
の上流側に、肉箱18を上下方向に往復移動させる食肉
スライサ12を配置したが、食肉スライサの構成は、こ
れに限定されず、例えば、肉箱を水平方向に往復移動さ
せる構成にしても良い等、適宜変更して実施できること
はいうまでもない。
【0044】尚、本発明の折畳み装置14は、折畳みア
ーム29,30の駆動を停止してコンベアベルト26の
下方に格納したまま搬送コンベア22のみを駆動するこ
とによって、食肉スライサ12から供給されるスライス
肉片13を折り畳まずに搬送する装置として利用しても
良い。
【0045】その他、本発明は、折畳みアームの数、形
状、駆動方式等を適宜変更したり、スライス肉片を搬送
する搬送コンベアの構成を適宜変更しても良い等、要旨
を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す折畳み装置の要部の
縦断面図
【図2】折畳み装置の要部の平面図
【図3】食肉のスライス及び折畳みラインの概略構成を
示す図
【図4】折畳み装置の電気的構成を示すブロック図
【図5】折畳み制御プログラムの処理の流れを示すフロ
ーチャート
【符号の説明】
12…食肉スライサ、13…スライス肉片、14…折畳
み装置、15…積重ねコンベア、23…搬送コンベア、
24…モータ、26…コンベアベルト、29,30…折
畳みアーム(折畳み機構)、31,32…回動軸、33
…スリット、35…スリット位置検出センサ、36…モ
ータ、41…折畳みアーム位置検出センサ(折畳み機構
格納検出手段)、42…スライス肉片検出センサ(スラ
イス肉片検出手段)、43…制御回路(折畳み制御手
段)。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライスされた肉片(以下「スライス肉
    片」という)を折り畳むスライス肉片の折畳み装置であ
    って、 前記スライス肉片を搬送する搬送コンベアと、 前記搬送コンベアによって搬送されてくるスライス肉片
    を折り畳むように開閉動作する折畳み機構とを備え、 前記折畳み機構は、開いたときに前記搬送コンベア上面
    より下側に格納され、閉じたときに前記搬送コンベアの
    上側に突出して前記スライス肉片を両側から挟むように
    して折り畳むように構成されていることを特徴とするス
    ライス肉片の折畳み装置。
  2. 【請求項2】 前記折畳み機構は、閉じたときの角度が
    鉛直方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項
    1に記載のスライス肉片の折畳み装置。
  3. 【請求項3】 前記折畳み機構は、前記搬送コンベアの
    搬送方向とほぼ平行な方向に開閉するように配置され
    て、該スライス肉片の折曲線が該搬送コンベアの搬送方
    向とほぼ直角になることを特徴とする請求項1又は2に
    記載のスライス肉片の折畳み装置。
  4. 【請求項4】 前記スライス肉片が前記折畳み機構の真
    上位置に搬送されたことを検出するスライス肉片検出手
    段と、 前記スライス肉片が前記折畳み機構の真上位置に搬送さ
    れたときに、前記折畳み機構を閉じて前記スライス肉片
    を折り畳んだ後、該折畳み機構を開いて該スライス肉片
    を前記搬送コンベア上に戻す折畳み制御を実施する折畳
    み制御手段とを備えていることを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれかに記載のスライス肉片の折畳み装置。
  5. 【請求項5】 前記折畳み制御手段は、前記折畳み制御
    を実施する際に、前記搬送コンベアを停止させることを
    特徴とする請求項4に記載のスライス肉片の折畳み装
    置。
  6. 【請求項6】 前記折畳み機構が前記搬送コンベア上面
    より下側に格納されたことを検出する折畳み機構格納検
    出手段を備え、 前記折畳み制御手段は、前記搬送コンベアの停止後に前
    記折畳み機構が前記搬送コンベア上面より下側に格納さ
    れたときに、前記搬送コンベアの運転を再開することを
    特徴とする請求項5に記載のスライス肉片の折畳み装
    置。
  7. 【請求項7】 スライスされた肉片(以下「スライス肉
    片」という)を折り畳むスライス肉片の折畳み方法であ
    って、 前記スライス肉片を搬送する搬送コンベアの途中に、該
    スライス肉片を折り畳むための折畳み機構を開閉動作可
    能に配置し、該折畳み機構を開いたときに、該折畳み機
    構を前記搬送コンベア上面より下側に格納し、該折畳み
    機構を閉じたときに該折畳み機構を該搬送コンベアの上
    側に突出させて該スライス肉片を両側から挟むようにし
    て折り畳むことを特徴とするスライス肉片の折畳み方
    法。
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