JP3118417B2 - 長葱切断装置 - Google Patents

長葱切断装置

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JP3118417B2 JP08133939A JP13393996A JP3118417B2 JP 3118417 B2 JP3118417 B2 JP 3118417B2 JP 08133939 A JP08133939 A JP 08133939A JP 13393996 A JP13393996 A JP 13393996A JP 3118417 B2 JP3118417 B2 JP 3118417B2
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淳一 山浦
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は長葱切断装置に係
り、たとえば、葉鞘部を長く白く仕上げる根深葱のよう
な長葱の葉鞘部と根群との間の根元不要部を切断するも
のに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、掘り取られた根深葱はこの根深葱
の葉鞘皮の剥ぎ取る前調整作業としてその根元不要部を
切断しているが、この根元不要部を切断する切断装置と
しては、たとえば、根深葱を載置して搬送するバケット
コンベヤを設け、このバケットコンベヤ上に搬入された
根深葱の切断位置を位置決めする位置決め体を設け、前
記バケットコンベヤの搬出端部に根深葱の根元不要部を
切断するカッターを回転自在に設けた構成のものがあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の切断装置で
は、バケットコンベヤのバケットは幅を比較的狭くした
形状に形成してバケット上に搬入された根深葱の移動を
少なくするようになっているため、このバケット上には
根深葱を簡単には搬入し難く、また、このバケットの幅
を比較的広くした形状では根深葱を簡単に搬入すること
ができるが、このバケット上の根深葱は移動し易く、こ
の根深葱の根元不要部を切断する際には根深葱が移動し
て根元不要部が斜めに切断される等根元不要部を正確に
切断し難い、という問題がある。
【0004】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、コンベヤ上には長葱を簡単に搬入でき、この長
葱を搬送中でカッターに対して直交する姿勢に調整する
とともに挟持して搬送でき、長葱の根元不要部等を正確
に切断することができる長葱切断装置を提供することを
目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の長葱切断
装置は、間隔をおいて長葱を支えて搬送する多数の長葱
支体を有するコンベヤと、このコンベヤの幅方向の一側
縁部に臨ませて設けられこのコンベヤ上に搬入された長
葱の根群を突き当てる突当て体と、前記コンベヤの搬送
方向の途中上方に位置してこのコンベヤに対して上下方
向に回動可能に設けられコンベヤ上の長葱の姿勢を調整
しかつこの長葱にて押し上げ回動される長葱の姿勢調整
体と、この姿勢調整体を通過した前記コンベヤ上の長葱
を上方から支持する移動可能な長葱支持体と、前記突当
て体と同側で前記長葱の搬送方向に位置して回転自在に
設けられ前記長葱支持体に支持された前記コンベヤ上の
長葱の根元不要部を切断するカッターと、を具備したも
のである。
【0006】そして、回行するコンベヤ上の長葱支体間
に長葱を横送りする状態で搬入し、この長葱を押し込ん
で根群を突当て体に突き当てて位置決めするとともに、
この長葱から手を離すことにより、この長葱はコンベヤ
によって搬送される。そうして、この長葱が姿勢調整体
に当接して搬送が一時的に阻止されるとともに、この長
葱に向かって移動する長葱支体にて長葱が押動され、こ
の長葱の姿勢がコンベヤに直交する状態に調整される。
【0007】また、長葱を押動した長葱支体が更に移動
して長葱を押動することにより、この長葱にて姿勢調整
体が押し上げ回動されるとともに、この長葱がコンベヤ
に直交する状態で姿勢調整体を通過される。そして、こ
の長葱が上方から長葱支持体にて支持され、この長葱支
持体とコンベヤとの間に長葱の葉鞘部が位置決め挟持さ
れ、このコンベヤ及び長葱支体にて長葱がコンベヤに直
交する状態で搬送されるとともに、この長葱にて長葱支
持体が連動され長葱の搬送方向に移動される。
【0008】また、長葱がカッターの位置に搬送される
と、このカッターにて長葱の根元不要部が切断される。
この際、カッターには長葱が直交する姿勢でかつこの長
葱が位置決めされた状態で搬送されるので、長葱の根元
不要部が斜めに切断されることがなく根元不要部は整然
と切断される。そして、根元不要部を切断された長葱は
コンベヤの搬出端部から搬出される。
【0009】請求項2記載の長葱切断装置は、請求項1
記載の長葱切断装置において、姿勢調整体は、回動支点
を中心としてコンベヤ上に向かって附勢支持され長葱が
当接する側縁部に回転自在のガイドローラを有するもの
である。
【0010】そして、長葱にて姿勢調整体は附勢に抗し
て押し上げ回動されるとともに、この長葱はガイドロー
ラに案内されて押し開かれた姿勢調整体を通過する。こ
の際、長葱は姿勢調整体の側縁部に摺動することなくガ
イドローラに案内されて通過するため、長葱を損傷する
ことが防止される。また、長葱が姿勢調整体を通過する
と、この姿勢調整体は附勢により回動復帰され、つぎの
長葱の姿勢の調整に備える。
【0011】請求項3記載の長葱切断装置は、請求項1
記載の長葱切断装置において、長葱支持体は、外周部に
長葱を上方から支持する多数の支持凹部を有する無端回
行体からなり、この無端回行体は長葱支体にて押動され
る長葱にて回行されるものである。
【0012】そして、姿勢調整体を通過した長葱は根元
不要部の切断に備えて姿勢を調整された状態で無端回行
体の支持凹部にて上方から支持され、この支持凹部とコ
ンベヤとの間に長葱の葉鞘部が挟持される。そうして、
コンベヤと長葱支体にて搬送される長葱にて無端回行体
が押動され長葱の搬送方向に回行される。
【0013】請求項4記載の長葱切断装置は、請求項1
記載の長葱切断装置において、カッターは、長葱の葉身
部を切断する葉切りカッターを有する回転軸に固着され
ているものである。そして、カッターにて長葱の根元不
要部が切断されると同時に葉切りカッターにて長葱の葉
身部が所定の位置から切断される。
【0014】請求項5記載の長葱切断装置は、請求項4
記載の長葱切断装置において、葉切りカッターは、回転
軸に軸方向に位置調節可能に固着されているものであ
る。そして、葉切りカッターの取り付け位置を調節する
ことにより、この葉切りカッターにて長葱の葉身部が所
定の位置から確実に切断される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を添
付図面を参照して説明する。
【0016】1は切断装置本体で、この切断装置本体1
は移動自在の架台2と、この架台2の上部に固定された
機枠3と、この機枠3の一端部に固着された略水平状の
テーブル4と、カバー体5とを有している。
【0017】また、前記機枠3には長葱Aを搬送するコ
ンベヤ6が設けられている。このコンベヤ6は、前記機
枠3の一端部に回転自在に軸架された左右方向の回転軸
7と、この回転軸7に固着された従動ローラ8と、前記
機枠3の他端部に回転自在に軸架された左右方向の駆動
軸9と、この駆動軸9に固着された駆動ローラ10と、前
記従動ローラ8と前記駆動ローラ10との間に回行自在に
懸架された無端状のコンベヤベルト11とを有している。
【0018】また、前記コンベヤベルト11は、その幅方
向の両側部に所定の間隔をおいて、かつ、このコンベヤ
ベルト11の回行方向に所定の間隔をおいて両側一対の長
葱Aを支えて搬送する長葱支体12がそれぞれ一体に突設
されている。この各長葱支体12は、前記コンベヤベルト
11の回行方向に前記長葱Aを押動する垂直状の押動面13
を有して断面略コ字形状に形成されている。そして、コ
ンベヤベルト11の幅方向の両側の長葱支体12の押動面13
はそれぞれコンベヤベルト11に対して直交する同一平面
にて形成されている。
【0019】また、前記駆動軸9は、前記機枠3に固定
された第1のモータ14に連動媒体15を介して連動連結さ
れている。そして、前記第1のモータ14にて連動媒体15
を介して前記駆動軸9が回転駆動され、この駆動軸9の
駆動ローラ10にてコンベヤベルト11が図1矢印時計方向
に向かって回行されるようになっている。
【0020】つぎに、前記テーブル4側寄りに位置して
前記コンベヤベルト11の幅方向の一側縁部に臨ませて前
記機枠3にはコンベヤベルト11上に搬入された長葱Aの
根群Bを突き当てる板状の突当て体16が設けられてい
る。この突当て体16は前記コンベヤベルト11の回行方向
に沿って垂直状に延在されている。
【0021】つぎに、前記コンベヤベルト11の回行上部
11a の上方に位置しかつこの回行上部11a の前後方向の
略中間部から搬出端部にかけて前記機枠3には左右に所
定の間隔をおいて離間した前後方向の一対の支持フレー
ム17がそれぞれ平行かつ水平状に固着されている。そし
て、前記一方側の支持フレーム17は前記突当て体16側の
回行上部11a の一側縁部の上方に沿って固着されている
とともに、前記他方側の支持フレーム17は前記回行上部
11a の幅方向の略中間部の上方に沿って固着されてい
る。
【0022】また、前記一対の支持フレーム17の前端部
には前側ローラ18がそれぞれ回転自在に軸架され、この
一対の支持フレーム17の後端部には後側ローラ19がそれ
ぞれ回転自在に軸架されている。また、前記一対の支持
フレーム17の前側ローラ18と後側ローラ19との間には長
葱Aを上方から支持する移動可能な長葱支持体20がそれ
ぞれ回行自在に懸架されている。
【0023】前記一対の長葱支持体20は、弾性変形可能
な無端回行体21からなり、その外周部には長葱Aを上方
から支持する多数の支持凹部22が山形状の支持凸部23を
介して連続的に形成され、すなわち、この多数の支持凹
部22と多数の支持凸部23とは交互に繰り返して配設され
全体的には略鋸刃状に形成されている。そして、この無
端回行体21は、前記長葱支体12の押動面13にて押動され
る長葱Aにてこの長葱Aを上方から支持した支持凹部22
を介して自転回行されるようになっている。
【0024】また、前記一対の支持フレーム17の前端上
部には回動支点としての左右方向の支軸24がそれぞれ取
り付けられ、この両側部の支軸24には前記コンベヤベル
ト11の回行上部11a 上の長葱Aの姿勢を調整する長葱A
の姿勢調整体25がそれぞれ回行上部11a に対して上下方
向に回動可能に軸支されている。
【0025】前記姿勢調整体25は、略三角形状に形成さ
れた回動枠体26を有し、この回動枠体26には前記コンベ
ヤベルト11の回行上部11a にて搬送される長葱Aが当接
する前側縁部に複数のガイドローラ27がそれぞれ上下方
向に回転自在に並設軸架されている。
【0026】また、前記両側部の支軸24にはコイルスプ
リング28がそれぞれ巻回され、このコイルスプリング28
の一端部がそれぞれの支持フレーム17に係合されている
とともに、このコイルスプリング28の他端部がそれぞれ
の回動枠体26に係合されている。
【0027】そして、前記コイルスプリング28にて前記
姿勢調整体25がそれぞれの支軸24を中心として前記コン
ベヤベルト11の回行上部11a に向かって下降する方向に
附勢支持され、常時は姿勢調整体25は後下方に向かって
下降傾斜し下端部が回行上部11a に近接する状態に支持
され、かつ、長葱Aにて押動されることにより、この姿
勢調整体25が支軸24を中心としてコイルスプリング28に
抗して押し上げ回動されるようになっている。
【0028】つぎに、前記コンベヤベルト11の回行上部
11a の上方に位置しかつこの回行上部11a の搬出部の近
傍に位置して前記機枠3には左右方向の円筒状の軸受体
29aが水平状に固着され、この軸受体29a 内には回転軸2
9が回転自在に挿通され、この回転軸29の一端部、すな
わち、前記突当て体16と同側の一端部には前記コンベヤ
ベルト11の回行上部11a にて搬送される長葱Aの根元不
要部Cを切断する円盤状のカッター30が着脱可能に固着
されている。
【0029】また、前記回転軸29の他端部には長葱Aの
葉身部Dを切断する円盤状の葉切りカッター31が軸方向
に位置調節可能にかつ着脱可能に固着されている。すな
わち、前記回転軸29の他端部は軸方向に間隔をおいて回
転軸29に直交する方向に貫通した複数の取付孔32を有
し、前記葉切りカッター31は中心部に前記回転軸29に摺
動自在に嵌合した軸受ボス33を有している。
【0030】そして、前記回転軸29に前記葉切りカッタ
ー31の軸受ボス33を嵌合して軸方向に位置調節し、その
設定位置で軸受ボス33から回転軸29の選択された取付孔
32にボルト34を挿通するとともに、このボルト34にナッ
ト(図示せず)を螺着して回転軸29の他端部に葉切りカ
ッター31が着脱可能に固着されるようになっている。
【0031】また、前記回転軸29は、前記機枠3に固定
された第2のモータ36に連動媒体37を介して連動連結さ
れている。そして、前記第2のモータ36にて連動媒体37
を介して前記回転軸29が回転駆動され、この回転軸29の
両端部の根元不要部Cを切断するカッター30及び葉切り
カッター31が図1矢印反時計方向に向かって回転される
ようになっている。
【0032】つぎに、前記実施の形態の作用を説明す
る。
【0033】長葱Aの葉身部Dを切断する位置に応じて
回転軸29に沿って葉切りカッター31を有する軸受ボス33
を摺動調節し、この軸受ボス33を回転軸29に対する設定
位置でボルト34・ナットにて固着することにより、この
葉切りカッター31は回転軸29の他端部に長葱Aの葉身部
Dを切断する所定の位置に固定される。
【0034】また、第1のモータ14からの出力によりコ
ンベヤ6のコンベヤベルト11が図1に示す矢印時計方向
に向かって回行され、第2のモータ36からの出力により
根元不要部Cを切断するカッター30及び葉切りカッター
31が図1に示す矢印反時計方向に向かって回転される。
【0035】つぎに、テーブル4上からコンベヤベルト
11の回行上部11a の長葱支体12間に長葱Aを横送りする
状態で搬入し、この長葱Aの根群Bが突当て体16に対向
する位置に搬送されたところで、この長葱Aを押し込ん
で根群Bを突当て体16に突き当てて位置決めするととも
に、この長葱Aから手を離すことにより、この長葱Aは
コンベヤベルト11の回行上部11a によって搬送される。
【0036】この場合、コンベヤベルト11の幅方向に一
対の各長葱支体12は回行上部11a の移動方向に比較的大
きく離間して突設されているので、この一対の各長葱支
体12間には長葱Aを横送りする状態で簡単に搬入でき、
かつ、この長葱Aは後に姿勢調整体25にて姿勢が調整さ
れるようになっているので、この長葱Aの搬入時には長
葱Aは特に回行上部11a に対して直交する状態に搬入す
る気遣いを必要とせず簡単に搬入できる。
【0037】なお、長葱Aは最初から突当て体16に対向
する位置のコンベヤベルト11の回行上部11a に載置して
突当て体16に向かって押し込み、その根群Bを突当て体
16に突き当てて位置決めするとともに、この長葱Aから
手を離すようにしてもよく、この場合も長葱Aの搬入時
には長葱Aは特に回行上部11a に対して直交する状態に
搬入する気遣いを必要とせず簡単に搬入できる。
【0038】そして、この長葱Aが両側部の姿勢調整体
25の前側縁部のガイドローラ27に当接して搬送が一時的
に阻止されるとともに、この長葱Aに向かって移動する
両側部の長葱支体12の押動面13にて長葱Aが押動され、
この長葱Aの姿勢がコンベヤベルト11の回行上部11a に
直交する状態に調整される。
【0039】また、長葱Aを押動した両側部の長葱支体
12が更に移動して押動面13にて長葱Aを押動することに
より、この長葱Aにて両側部の姿勢調整体25がコイルス
プリング28に抗して支軸24を中心として押し上げ回動さ
れるとともに、この長葱Aがコンベヤベルト11の回行上
部11a に直交する状態で押し開かれた両側部の姿勢調整
体25を通過される。
【0040】この際、両側部の姿勢調整体25は前側縁部
に回転自在に並設軸架した複数のガイドローラ27を有す
るので、長葱Aは両側部の姿勢調整体25の前側縁部に摺
動することなく各ガイドローラ27に案内されて通過する
ため、長葱Aを損傷することが防止され、長葱Aは両側
部の姿勢調整体25からスムーズに通過される。
【0041】また、長葱Aが両側部の姿勢調整体25を通
過すると、この両側部の姿勢調整体25はコイルスプリン
グ28の復帰力により支軸24を中心としてそれぞれ下方に
向かって回動復帰され、この両側部の姿勢調整体25はつ
ぎに搬入される長葱Aの姿勢の調整に備える。
【0042】また、長葱Aが両側部の姿勢調整体25を通
過すると、この長葱Aの両側部が上方から両側部の長葱
支持体20にて支持され、この両側部の長葱支持体20とコ
ンベヤベルト11の回行上部11a との間に長葱Aの葉鞘部
Eが位置決め挟持され、このコンベヤベルト11の回行上
部11a 及び両側部の長葱支体12の押動面13にて長葱Aが
コンベヤベルト11の回行上部11a に直交する状態で搬送
されるとともに、この長葱Aにて両側部の長葱支持体20
が連動されて長葱Aの搬送方向に移動される。
【0043】すなわち、両側部の姿勢調整体25を通過し
た長葱Aは根元不要部Cの切断に備えて姿勢を調整され
た状態で両側部の無端回行体21の支持凹部22にて葉鞘部
Eが上方から支持され、この両側部の支持凹部22とコン
ベヤベルト11の回行上部11aとの間に長葱Aの葉鞘部E
の両側部が挟持される。そして、コンベヤベルト11の回
行上部11a と両側部の長葱支体12にて搬送される長葱A
にて両側部の無端回行体21が押動されて連動され長葱A
の搬送方向に自転回行される。
【0044】また、長葱Aが根元不要部Cを切断するカ
ッター30及び葉切りカッター31の位置に搬送されると、
このカッター30にて長葱Aの根元不要部Cが切断される
と同時に葉切りカッター31にて長葱Aの葉身部Dが切断
される。
【0045】この際、カッター30及び葉切りカッター31
には長葱Aが直交する姿勢でかつこの長葱Aが位置決め
された状態で搬送されるので、長葱Aの根元不要部Cが
斜めに切断されることがなく根元不要部Cは整然と切断
され、この長葱Aの葉身部Dも同様に整然と切断され
る。
【0046】そして、根元不要部C及び所定位置から葉
身部Dを切断された長葱Aはコンベヤベルト11の回行上
部11a の搬出端部から搬出される。
【0047】このように、コンベヤ6のコンベヤベルト
11を連続的に回行させるとともに、回転軸29の両端部の
根元不要部Cを切断するカッター30及び葉切りカッター
31を連続的に回転させた状態で、コンベヤベルト11の回
行上部11a の搬入部に長葱Aを順次搬入することによ
り、これらの各長葱Aは順次姿勢を調整されて搬送され
るとともに、コンベヤベルト11の回行上部11a に直交す
る状態に姿勢を調整されたままの状態で挟持されて搬送
され、これらの各長葱Aの根元不要部C及び葉身部Dが
順次整然と切断される。したがって、各長葱Aは根元不
要部C及び葉身部Dが連続的に切断処理される。
【0048】つぎに、前記実施の形態では、長葱切断装
置を連続運転し、これに多数の長葱Aを順次連続的に供
給し、各長葱Aの根元不要部C及び葉身部Dを連続的に
切断処理する場合について説明したが、これに限らず、
長葱切断装置を間欠的に運転し、これに多数の長葱Aを
間欠的に供給し、各長葱Aの根元不要部C及び葉身部D
を間欠的に切断処理するようにしてもよい。
【0049】この実施の形態では、前記突当て体16の前
方に位置して前記機枠3には前記コンベヤベルト11の回
行上部11a の搬入部に搬入された長葱Aを検知する第1
のセンサー38が設けられ、この第1のセンサー38は図示
しない制御手段に接続され、この制御手段には前記第1
のモータ14及び第2のモータ36が接続されている。
【0050】そして、第1のセンサー38にて回行上部11
a の搬入部に搬入された長葱Aを検知することにより、
この検知信号が前記制御手段に出力され、この検知信号
を入力した制御手段が作動し、この制御手段からの信号
により前記第1のモータ14及び第2のモータ36がそれぞ
れ駆動され、この第1のモータ14にてコンベヤベルト11
が駆動回行されるとともに、第2のモータ36にて前記根
元不要部Cを切断するカッター30及び葉切りカッター31
がそれぞれ回転されるようになっている。
【0051】また、前記カッター30及び葉切りカッター
31を有する回転軸29の前方で前記一対の支持フレーム17
の中間部間に位置して前記機枠3には前記コンベヤベル
ト11の回行上部11a にて搬送される姿勢調整後の長葱A
を検知する第2のセンサー39が設けられ、この第2のセ
ンサー39は図示しない制御手段に接続されている。
【0052】そして、第2のセンサー39にて姿勢調整後
の長葱Aを検知することにより、この検知信号が前記制
御手段に出力され、この検知信号を入力した制御手段が
作動し、この制御手段からの信号により前記第1のモー
タ14及び第2のモータ36の駆動が停止され、コンベヤベ
ルト11の回行並びに前記根元不要部Cを切断するカッタ
ー30及び葉切りカッター31の回転がそれぞれ停止される
ようになっている。
【0053】このように構成することにより、前記実施
の形態の場合と同様に突当て体16に長葱Aの根群Bを突
き当てると、第1のセンサー38にて長葱Aの搬入が検知
され、この検知信号が制御手段に出力され、この検知信
号を入力した制御手段が作動し、この制御手段からの信
号により前記第1のモータ14及び第2のモータ36がそれ
ぞれ駆動される。
【0054】そして、第1のモータ14からの出力により
コンベヤベルト11が駆動回行されるとともに、第2のモ
ータ36からの出力により前記根元不要部Cを切断するカ
ッター30及び葉切りカッター31がそれぞれ回転される。
【0055】また、両側部の姿勢調整体25にて回行上部
11a に対して直交する状態に姿勢を調整された長葱Aが
両側部の姿勢調整体25を通過して無端回行体21の支持凹
部22にて上方から支持され、かつ、回行上部11a 及び両
側部の長葱支体12にて切断部に向かって搬送される。
【0056】そして、第2のセンサー39にて姿勢調整後
の長葱Aが検知され、この検知信号が前記制御手段に出
力され、この検知信号を入力した制御手段が作動し、こ
の制御手段からの信号により第1のモータ14及び第2の
モータ36の駆動が停止され、コンベヤベルト11の回行並
びに前記根元不要部Cを切断するカッター30及び葉切り
カッター31の回転がそれぞれ停止される。すなわち、長
葱Aは切断部に搬送される直前に搬送が停止される。
【0057】つぎに、突当て体16に2番目の長葱Aの根
群Bを突き当てると、第1のセンサー38にて2番目の長
葱Aの搬入が検知され、前記の場合と同様に第1のモー
タ14及び第2のモータ36がそれぞれ駆動され、この2番
目の長葱Aが搬送されて姿勢が調整されるとともに、切
断部の直前に搬送が停止された1番目の長葱Aが搬送さ
れ、この1番目の長葱Aの根元不要部C及び葉身部Dが
カッター30及び葉切りカッター31にて切断される。
【0058】そして、2番目の長葱Aが1番目の長葱A
を停止させた位置に搬送されると、第2のセンサー39に
て2番目の長葱Aが検知され、1番目の長葱Aの場合ど
同様に第1のモータ14及び第2のモータ36の駆動が停止
され、長葱Aは切断部に搬送される直前に搬送が停止さ
れる。
【0059】このように、第1のモータ14及び第2のモ
ータ36の作動用の第1のセンサー38と、この第1のモー
タ14及び第2のモータ36の作動停止用の第2のセンサー
39とを用いて、これらを間欠運転することにより、コン
ベヤ6に対して長葱Aを搬入する作業間隔を作業者が選
択することができ、コンベヤ6に長葱Aを搬入する際の
気遣いや気苦労が軽減される。
【0060】つぎに、前記実施の形態では、テーブル4
及びコンベヤ6は略水平状に設定するとともに、このテ
ーブル4及びコンベヤ6に倣って姿勢調整体25及び一対
の長葱支持体20を略水平状に設定する場合について説明
したが、これに限らず、図4に示すように、テーブル4
及びコンベヤ6は突当て体16側を低く傾斜した状態に設
定するとともに、このテーブル4及びコンベヤ6に倣っ
て姿勢調整体25及び一対の長葱支持体20を突当て体16側
を低く傾斜した状態に設定するようにしてもよい。
【0061】このように構成することにより、突当て体
16に対する長葱Aの根群Bの突き当て作業が容易であ
り、姿勢調整体25にて姿勢がコンベヤ6の搬送方向に対
して直交する状態に調整された長葱Aは一対の長葱支持
体20とコンベヤベルト11とにより挟持されて搬送される
ので長葱Aが滑り落ちることがなく、位置決めされた切
断位置で長葱Aの根元不要部C及び葉身部Dが確実に切
断される。
【0062】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、コンベヤに間
隔をおいて長葱を支えて搬送する長葱支体を設けたので
コンベヤ上には長葱を簡単に搬入することができる。ま
た、コンベヤの搬送方向の途中上方に位置してコンベヤ
上の長葱の姿勢を調整しかつ長葱にて押上げ回動される
姿勢調整体をコンベヤに対して上下方向に回動可能に設
けたので、この姿勢調整体にて長葱の姿勢をコンベヤの
搬送方向に対して直交する状態に簡単に調整することが
でき、長葱が斜めの状態でカッターに向かって搬送され
ることを確実に防止できる。
【0063】また、姿勢調整体を通過した長葱を上方か
ら支持する移動可能な長葱支持体を設けたので、姿勢調
整体を通過した直後のコンベヤの搬送方向に対して直交
する状態のままの長葱を長葱支持体にて確実に支持でき
るとともに、この長葱を挟持してカッターに向かって搬
送することができる。
【0064】したがって、カッターにて長葱の根元不要
部を正確に切断することができ、この根元不要部が斜め
に切断されることを確実に防止することができる。
【0065】請求項2の発明によれば、姿勢調整体は回
動支点を中心としてコンベヤ上に向かって附勢支持され
長葱が当接する側縁部に回転自在のガイドローラを有す
るので、このガイドローラにて長葱を姿勢調整体からス
ムーズに通過させることができ、この姿勢調整体を押上
げ回動させて通過する際に長葱が損傷されることを防止
できる。
【0066】請求項3の発明によれば、長葱支持体は、
外周部に長葱を上方から支持する多数の支持凹部を有す
る無端回行体からなるので、この無端回行体の支持凹部
にて姿勢調整体を通過した直後の長葱を上方から押さえ
付けるようにして確実に支持することができ、搬送中に
長葱の姿勢が傾くことを確実に防止できる。また、無端
回行体は長葱支体にて押動される長葱にて回行されるの
で、この無端回行体をコンベヤの回行速度に合わせる回
行手段を必要とせず構成が簡単である。
【0067】請求項4の発明によれば、カッターは、長
葱の葉身部を切断する葉切りカッターを有する回転軸に
固着されているので、この同軸のカッター及び葉切りカ
ッターにて長葱の根元不要部及び葉身部を同時に切断す
ることができ、作業能率を向上できる。
【0068】請求項5の発明によれば、葉切りカッター
は回転軸に軸方向に位置調節可能に固着されているの
で、この葉切りカッターを長葱の成長状態や長葱の葉身
部の切断位置に応じて簡単に調節することができ、長葱
の葉身部を適正な位置から切断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す長葱切断装置の要
部の側面図である。
【図2】同上平面図である。
【図3】同上長葱切断装置の斜視図である。
【図4】他の実施の形態の長葱切断装置の斜視図であ
る。
【符号の説明】
6 コンベヤ 12 長葱支体 16 突当て体 20 長葱支持体 21 無端回行体 22 支持凹部 24 回動支点 25 姿勢調整体 27 ガイドローラ 29 回転軸 30 カッター 31 葉切りカッター A 長葱 B 根群 C 根元不要部 D 葉身部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23N 15/00 - 15/04

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間隔をおいて長葱を支えて搬送する多数
    の長葱支体を有するコンベヤと、このコンベヤの幅方向
    の一側縁部に臨ませて設けられこのコンベヤ上に搬入さ
    れた長葱の根群を突き当てる突当て体と、前記コンベヤ
    の搬送方向の途中上方に位置してこのコンベヤに対して
    上下方向に回動可能に設けられコンベヤ上の長葱の姿勢
    を調整しかつこの長葱にて押し上げ回動される長葱の姿
    勢調整体と、この姿勢調整体を通過した前記コンベヤ上
    の長葱を上方から支持する移動可能な長葱支持体と、前
    記突当て体と同側で前記長葱の搬送方向に位置して回転
    自在に設けられ前記長葱支持体に支持された前記コンベ
    ヤ上の長葱の根元不要部を切断するカッターと、を具備
    したことを特徴とする長葱切断装置。
  2. 【請求項2】 姿勢調整体は、回動支点を中心としてコ
    ンベヤ上に向かって附勢支持され長葱が当接する側縁部
    に回転自在のガイドローラを有することを特徴とする請
    求項1記載の長葱切断装置。
  3. 【請求項3】 長葱支持体は、外周部に長葱を上方から
    支持する多数の支持凹部を有する無端回行体からなり、
    この無端回行体は長葱支体にて押動される長葱にて回行
    されることを特徴とする請求項1記載の長葱切断装置。
  4. 【請求項4】 カッターは、長葱の葉身部を切断する葉
    切りカッターを有する回転軸に固着されていることを特
    徴とする請求項1記載の長葱切断装置。
  5. 【請求項5】 葉切りカッターは、回転軸に軸方向に位
    置調節可能に固着されていることを特徴とする請求項4
    記載の長葱切断装置。
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