JP2001058608A - にら等の物品出荷調製装置 - Google Patents

にら等の物品出荷調製装置

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JP2001058608A
JP2001058608A JP2000206959A JP2000206959A JP2001058608A JP 2001058608 A JP2001058608 A JP 2001058608A JP 2000206959 A JP2000206959 A JP 2000206959A JP 2000206959 A JP2000206959 A JP 2000206959A JP 2001058608 A JP2001058608 A JP 2001058608A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 コストの削減、確実な結束、物品供給作業の
容易化、結束位置の調節可能化、結束可能範囲の拡大、
メンテナンスの容易化。 【解決手段】 にら等の物品を受け止めて載置しうるバ
ケットを前方に移送する搬送装置を設け、搬送装置の前
側に物品を結束する結束装置を設け、前記搬送装置と前
記結束装置の間には、バケット上の物品を把持して結束
装置の結束位置に移動させる受渡装置を設けたものにお
いて、前記搬送装置と前記結束装置の間には、受渡装置
の把持部22が把持して受渡中の物品の根本側を切断す
る円形回転刃を設け、円形回転刃に最も近い把持部22
は、把持部22の腕部23の側部に腕部23に対して円
形回転刃が通過し得る隙間33を置いて切断用ガイド3
4を並設したにら等の物品出荷調製装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、にら等の物品出荷調製
装置に係るものである。
【0002】
【従来技術】従来、公知公報はないが、物品の先端側を
高く根本側を低くしたバケットを固定状態に設け、バケ
ットの下部に結束把持部を設けたにら等の物品出荷調製
装置は市販され公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例は、複雑な
構成で、生産コストが高いという課題がある。本発明
は、各部構成を工夫して、一層、作業を容易にしたもの
である。
【0004】
【発明の目的】コストの削減、確実な結束、物品供給作
業の容易化、結束位置の調節可能化、結束可能範囲の拡
大、メンテナンスの容易化。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、にら等の物品
を受け止めて載置しうるバケット11を前方に移送する
搬送装置15を設け、該搬送装置15の前側に物品を結
束する結束装置39を設け、前記搬送装置15と前記結
束装置39の間には、バケット11上の物品を把持して
前記結束装置39の結束位置に移動させる受渡装置17
を設けたものにおいて、前記搬送装置15と前記結束装
置39の間には、前記受渡装置17の把持部22が把持
して受渡中の物品の根本側を切断する円形回転刃46を
設け、前記円形回転刃46に最も近い把持部22は、該
把持部22の腕部23の側部に該腕部23に対して前記
円形回転刃46が通過し得る隙間33を置いて切断用ガ
イド34を並設したにら等の物品出荷調製装置としたも
のである。本発明は、前記切断用ガイド34は、その上
部を前記把持部22に取付けて前記腕部23と共に回動
するようにしたにら等の物品出荷調製装置としたもので
ある。本発明は、前記円形回転刃46の側部の固定部に
は、該円形回転刃46の回転方向に対して交差方向の砥
石載置台77を設けたにら等の物品出荷調製装置とした
ものである。本発明は、前記結束装置39は結束アーム
36と貼着台38を有して上側支持台42に取付け、該
上側支持台42は下側支持台43に前後または左右の何
れか一方側に摺動自在に取付け、前記下側支持台43は
メインフレーム1に前後または左右の何れか他方側に摺
動自在に取付けたにら等の物品出荷調製装置としたもの
である。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図面により説明すると、1
は、細ねぎ、青ねぎ、にら、三つ葉等の長さに対して束
(結束直径)の細い物品の自動結束装置のメインフレー
ムであり、メインフレーム1の始端部上方位置には、左
右方向の後側横軸2と前側横軸3を所定間隔を置いて設
け、後側横軸2および前側横軸3には左右方向に所定間
隔を置いて複数の歯車4、5を設け、各歯車4、5には
無端チエン6を夫々掛け回す。7は軸受、10は前記無
端チエン6を回転させる搬送用モータである。前記無端
チエン6には前記物品を載置する左右方向のバケット1
1を前後方向に所定間隔を置いて複数取付ける。各バケ
ット11は、左右側に複数分割形成され同時に前方移動
する受体12により構成し、受体12は隣接する受体1
2の間に溝13を設ける。前記受体12のうち図2にお
いて下側の受体12aは物品の載置投入を容易にするた
めに角を切り欠いて円弧面12bに形成している。
【0007】前記バケット11は、前後に無端チエン6
に並設して搬送装置15を構成し、搬送装置15の手前
側には該搬送装置15より側方に突出する左右に長い第
1台14aを設け、第1台14aの上方に第2台14b
を設け、第1台14aの端部は第2台14bの端部より
側方に突出させて大きく形成する。また、第1台14a
および第2台14bには計量器14bを載置して使用す
る。前記搬送装置15の前側には結束部16を設け、搬
送装置15と結束部16の間に搬送装置15終端の物品
を結束部16に受け渡す受渡装置17を設ける。受渡装
置17はメインフレーム1に設けた正面視コ型形状の取
付メインフレーム18の上部に左右方向の回転軸19を
軸装し、回転軸19の略中央には取付アーム20の上端
を固定し、取付アーム20の下端には左右方向の取付板
21を固定し、取付板21には左右に並設した前記各バ
ケット11の受体12の間の溝13の上方に位置するよ
うに把持部22を夫々設ける。各把持部22は任意のリ
ンク機構により開閉する腕部23と腕部23を開閉させ
るシリンダ、モータ等の開閉用アクチュエータ24によ
り構成する。把持部22は前記取付板21に上下自在に
取付け、シリンダ、モータ等の上下用アクチュエータ2
5により上下する。即ち、側面視、前記把持部22の腕
部23がバケット11と重合する把持位置と上方の退避
位置の間上下する。
【0008】また、前記回転軸19の一端には回動アー
ム30の先端を固定し、回動アーム30の基部はシリン
ダ、モータ等の回動アクチュエータ31に取付け、回動
アクチュエータ31の作用により回転軸19を回転さ
せ、退避位置にある把持部22を前記結束部16側に回
動させる。しかして、前記結束部16は、左右方向に回
転する無端状の搬送ベルト35の上方位置に、該搬送ベ
ルト35に対して交差方向に前側から後側に突き出て回
動する結束アーム36と該結束アーム36が運ぶ貼着テ
ープ37の端部を貼着させて切断する貼着台38とを相
対峙させて設けた結束装置39により構成する。結束装
置39は公知のものであり、結束アーム36の基部に結
束アーム36の駆動部40およびテープ収納部41を設
ける。したがって、結束部16は上方に位置する結束ア
ーム36と貼着台38との間に貼着テープ37を張って
位置させ、この貼着テープ37に向かって前記把持部2
2を突出させ、次に、結束アーム36が回動して貼着テ
ープ37の端部を貼着させて切断するように構成し、把
持部22の腕部23を開くと、物品は搬送ベルト35上
に落下する。
【0009】しかして、前記搬送装置15と結束部16
との間の前記把持部22の移動路には、側面視移動軌跡
と重合するように物品の根本側を切断する切断部45を
設ける。切断部45は、円形回転刃46を固定部に軸装
し、円形回転刃46の回転軸47にプーリ48を固定
し、プーリ48に切断用モータ49のプーリ50に掛け
回したベルト51を掛け回し、把持部22により把持固
定された物品の根本側を切断して揃える。しかして、前
記搬送ベルト35の搬送終端には、根本側を結束した物
品の回収籠52(箱)52を設ける。また、回収籠52
に換えて搬送ベルトを設けてもよい。
【0010】また、把持部22の腕部23の内側にはク
ッション材32を設けているが、円形回転刃46最も離
れた側の把持部22の腕部23の内側にはクッション材
32を設けずに内径を大にして物品の葉先を痛めるのを
防止する。また、円形回転刃46に最も近い把持部22
は、物品の根本側を把持固定して切断させるが、一層切
断を容易にするため、腕部23の側部に円形回転刃46
が通過し得る隙間33を置いて切断用ガイド34を並設
する。切断用ガイド34は側面視後側の腕部23とに円
弧形状に形成し、その上部を把持部22に腕部23と同
時回動するように取付ける。実施例では、一対の腕部2
3のうち円形回転刃46の反対側の腕部23の側部に設
ける。しかして、前記結束部16は、結束部フレーム2
6上に、結束アーム36と該結束アーム36が運ぶ貼着
テープ37の端部を貼着させて切断する貼着台38とを
設け、結束部フレーム26の前側下面をメインフレーム
1側に支持軸27により回動自在に軸着し、結束部フレ
ーム26の後側(貼着台38)を上下させる。結束部フ
レーム26の下方には結束部16の上下用のシリンダ、
モータ等により構成した結束部上下用アクチュエータ2
8を設け、結束部上下用アクチュエータ28と前記結束
部フレーム26との間にリンク機構29を設ける。
【0011】したがって、結束部フレーム26の部分の
搬送ベルト35は上下に吊設した往復のベルトの上下間
隔を狭く形成して、結束部フレーム26の上下動と干渉
しないようにする。しかして、結束アーム36と貼着台
38からなる結束部16は上側支持台42に取付け、上
側支持台42は下側支持台43に対して前後または左右
の何れか一方側に摺動自在に取付け、下側支持台43は
メインフレーム1に対して前後または左右の何れか他方
側に摺動自在に取付ける。即ち、結束アーム36と貼着
台38および上側支持台42は下側支持台43(メイン
フレーム1)に対して前後方向に摺動自在に取付け、上
側支持台42にはコマ部材70を固定し、コマ部材70
には固定部に軸装したハンドル71の螺子軸72を螺合
させる。また、下側支持台43はメインフレーム1に対
して左右方向に摺動自在に取付け、下側支持台43にコ
マ部材73を固定し、コマ部材73に固定部に軸装した
ハンドル74の螺子軸75を螺合させる。なお、結束部
上下用アクチュエータ28とリンク機構29はメインフ
レーム1側に設けているが、結束部16の前後および左
右の移動量がそれ程大きくないので、結束部上下用アク
チュエータ28とリンク機構29の作用を結束部16の
移動に追随させることにより対応させている。即ち、結
束部16が移動しても作用は確保される。しかして、結
束部16には、貼着させて切断した後に貼着テープ37
の端部を処理するテープ端部処理装置53を設ける。テ
ープ端部処理装置53は、物品の周方向にテープ端部5
4を移動させ、次にテープ端部54を物品外周に押さえ
付けるように構成する。即ち、貼着台38側に、下から
物品の周方向に円弧状に突き出る突出片55を設け、突
出片55は薄金属板等の多少変形する弾性を有しなが
ら、テープ端部54を移動させる際に移動軌跡上を一定
して往復する所定の剛性を有するもので形成し、突出片
55の基部側は、出入用アクチュエータ56に取付け
る。なお、要件ではないが、突出片55を貼着台38内
に収納し、貼着台38の所定位置に出入りするための開
口部を設け、該開口部に突出片55を上下に挟持して案
内するガイド体57を設けると、設置スペースを確保し
て作動を確実にして好適である。テープ端部処理装置5
3も前記結束部16と共に前後左右に移動する。
【0012】しかして、結束位置にある物品の上方位置
にはテープ端部54を物品外周に押さえ付ける押え体6
0を設ける。押え体60はアーム61の先端に形成し、
アーム61の基部は駆動部40側に軸62により回動自
在に取付け、アーム61には押え用アクチュエータ63
を接続する。そして、テープ端部処理装置53は、突出
片55と押え体60により構成し、前記結束部上下用ア
クチュエータ28により結束部フレーム26を上下させ
ることにより一層確実に作用する。即ち、物品が結束位
置に至り、結束されて貼着テープ37が切断されると、
結束部フレーム26を上動させ、突出片55がテープ端
部54を物品の上面側に位置するように突出でき、これ
により、テープ端部54は物品の周方向に折れ曲がって
密着しやすくなり、この状態のテープ端部54を押え体
60にて押えると、テープ端部54に食み出ている糊面
が既に巻きついている貼着テープ37の外周に密着す
る。
【0013】しかして、前記搬送ベルト35の搬送終端
には、搬送ベルト35の搬送方向に搬送ローラー65を
並設する。搬送ローラー65は前記搬送ベルト35に対
して幅広に形成すると共に、その中心を手前側になるよ
うに配置する。前記搬送ローラー65の間には、該搬送
ローラー65の上面より低い待機位置から後側に向かっ
て回動する投げ出しアーム66を設け、各投げ出しアー
ム66の後端を取付回転軸67に固定し、取付回転軸6
7を正逆転モータ68により回転するようにする。前記
各搬送ローラー65の後側には物品の回収籠(箱)52
を設ける。
【0014】しかして、前記円形回転刃46の側部には
砥石載置台77を設ける。砥石載置台77は砥石(図示
省略)を載せて円形回転刃46に押し付けることによ
り、円形回転刃46を研ぐものであり、作業を安定させ
るガイド作用をも期待し、近傍の固定部に固定する。し
かして、搬送装置15の側部には物品揃え装置78を設
ける。物品揃え装置78は、シリンダ79のロッド80
に揃え板81を固定し、揃え板81を左右に移動させて
物品の位置を揃える。前記シリンダ79はメインフレー
ム1に対して左右方向に移動自在の取付台82に設け、
揃え位置を調節自在に構成している。
【0015】
【作用】次に作用を述べる。本発明は前記の構成であ
り、搬送装置15の近傍に物品を用意し、搬送用モータ
10に通電すると、無端チエン6がバケット11一個分
の距離移動して所定時間停止し、また、バケット11一
個分の距離移動して所定時間停止して、これを反復して
間欠的にバケット11を移動させる。そこで、計量済の
にら、三つ葉等の物品をバケット11の上面に入れる
と、バケット11は搬送装置15の終端に至る。この場
合、搬送装置15の手前側には第1台14aを設け、第
1台14aの上方に第2台14bを設け、第2台14b
の端部は第1台14aの端部より側方に突出させて大き
く形成しているから、第1台14aおよび第2台14b
には計量器14bを載置して使用すると、計量作業を容
易にできる。また、第2台14bの端部と回収籠(箱)
52との間に所定の側部作業スペース83を設けている
から、手前作業スペース84と相俟って狭い設置面積内
での作業も容易にできる。また、受体12のうち円形回
転刃46側の受体12aは、角を切り欠いて円弧面12
bに形成しているから、物品の載置投入を容易にでき
る。しかして、搬送装置15と受渡装置17の間の任意
位置には、シリンダ79により左右に出入りする揃え板
81を有する物品揃え装置78を設け、物品揃え装置7
8は前記バケット11の停止位置の側部に設けているか
ら、バケット11が停止したのをセンサ(図示省略)等
により感知し、シリンダ79のロッド80を伸長させ、
揃え板81が物品に当接して所定位置に位置させる。し
たがって、物品の一方側(根本側)を揃えて結束部16
に供給することができる。このとき、前記シリンダ79
はメインフレーム1に対して左右方向に移動自在の取付
台取付台82に設けているから、取付台82を移動させ
ることにより揃え位置を変更調節することができ、結束
可能物品の範囲を広げることができ、汎用性を向上させ
る。搬送装置15の終端には、受渡装置17が設けられ
ているから、把持部22はバケット11の直上位置に待
機しており、この把持部22の下方に物品を載置したバ
ケット11が至ると、上下用アクチュエータ25が作動
し、腕部23が開いた状態の把持部22は下降してバケ
ット11の左右の受体12の間の溝13よりバケット1
1内の物品の前後方向の側部に位置し、次に、開閉用ア
クチュエータ24を作動させて、腕部23を閉じて把持
部22は物品を把持し、次に、上下用アクチュエータ2
5を作動させると、把持部22はバケット11の上方に
退避する。この場合、把持部22の腕部23の内側には
クッション材32を設けているから、細い物品の根本側
を確実にまた傷めることなく把持する。他方、物品の先
端側の把持部22の腕部23の内側にはクッション材3
2を設けずに内径を大にしているから、物品の葉先を痛
めるのを防止する。
【0016】次に、回動アクチュエータ31を作動さ
せ、回動アーム30を介して回転軸19を回転させる
と、把持部22は回動アーム30の前方回動により回動
して、所定位置にて停止する。このとき、結束装置39
の結束アーム36と貼着台38との間には糊面が後側に
向いた状態で貼着テープ37を張っているから、上下用
アクチュエータ25を作動させると、把持部22は貼着
テープ37に向かって進み、貼着テープ37に当接して
更に押しながら、搬送ベルト35の上方位置に至る。次
に、結束装置39は公知の手段により結束アーム36を
回動させて、結束アーム36の先端を貼着台38に当接
させ、このとき、物品の外周に貼着テープ37が巻かれ
て、その端部が切断され、根本側が貼着テープ37によ
り結束される。
【0017】すると、開閉用アクチュエータ24を作動
させて、把持部22の腕部23を開き、これにより把持
部22により把持されていた物品は搬送ベルト35上に
落下し、搬送ベルト35により搬送されて機外に排出さ
れる。しかして、搬送装置15と結束部16との間の把
持部22の移動路には、側面視把持部22の移動軌跡と
重合するように円形回転刃46を設けているから、把持
部22により把持固定された物品は、結束される前に根
本側を切断して揃えられ、商品価値を向上させる。この
場合、円形回転刃46に最も近い把持部22の腕部23
の側部には腕部23に対して円形回転刃46が通過し得
る隙間33を置いて切断用ガイド切断用ガイド34を並
設しているから、円形回転刃46の通過する両側の物品
は腕部23と切断用ガイド34に押し付けられて、円滑
確実に切断され、切断面は円形回転刃46の通過位置と
同じになって美麗にできる。即ち、切断用ガイド34が
ない場合は円形回転刃46が当接すると、物品が後に逃
げて、それだけ、切断面が斜めになるが、これを防止で
きる。そして、搬送装置15の終端の物品が結束部16
で結束されると、受渡装置17の把持部22が待機位置
に戻り、把持部22の下方に物品を載せたバケット11
が位置して、前記作業を反復する。
【0018】以上のように、バケット11が前方に間欠
移動する搬送装置15を設け、搬送装置15の前側に結
束部16を設け、搬送装置15の終端には搬送された物
品を掴んで結束部16に渡す受渡装置17を設けている
から、結束部16への物品の供給および供給時の物品の
固定が容易となり、確実な作業を期待できる。受渡装置
17による受渡は、取付アーム20の回動と把持部22
の取付アーム20の長さ方向の伸縮により構成するの
で、スペースを有効利用して、合理的に構成できる。こ
の受渡中に物品の根本を切断して揃えるので、構成が簡
単であるだけでなく、作業に無駄がなく、作業効率が向
上し、また、把持部22による把持状態で切断するか
ら、確実に切断できる。しかして、前記結束部16を結
束部フレーム26上に設け、結束部フレーム26の前側
下面をメインフレーム1側に支持軸27により回動自在
に軸着し、結束部フレーム26の後側(貼着台38)に
はリンク機構29を介して結束部上下用アクチュエータ
28を設けているから、物品が結束位置に至ると、結束
部フレーム26の後側を上動させる。
【0019】結束部フレーム26の後側が上動すると、
結束アーム36の貼着テープ37の出口と貼着台38と
が物品から離れるので、相対的に物品の斜め後方に貼着
テープ37が伸びたことになり、この貼着テープ37を
結束アーム36の回動により貼着台38にて切断する。
したがって、貼着テープ37は物品の外周を確実に一周
以上巻きつくので、結束が確実になる。結束が終了する
と、テープ端部処理装置53の突出片55が出入用アク
チュエータ56により物品の周方向に突き出るから、突
出片55はテープ端部54を物品の周方向の前側に折り
曲げる。そして、次に、突出片55が退避して押え体6
0が下降し、押え体60は軸62中心に回動して折曲げ
られたテープ端部54を上方から物品に押し付けるか
ら、テープ端部54は物品の外周に密着する。この場
合、前記したように結束部フレーム26の後側が上動し
て結束位置にある物品に対して結束アーム36と貼着台
38が相対的に離れて、結束後のテープ端部54が長く
なるので、結束部フレーム26の作用と相俟って突出片
55および押え体60が確実に作用する。
【0020】次に、突出片55および押え体60が待機
位置に戻り、結束部フレーム26も結束前の水平状態に
戻り、次の物品を受け入れる。前記の場合、結束部フレ
ーム26は上側支持台42に取付け、上側支持台42は
下側支持台下側支持台43に対して前後方向に摺動自在
に取付けているから、ハンドルハンドル71を回すと、
上側支持台42が前後に移動し、物品の外径に合わせて
結束前後位置を調節できる。即ち、結束径が小径の場合
は、結束部16を後側に移動させて把持部22に接近さ
せ、結束径が大径の場合は、結束部16を前側に移動さ
せて把持部22より離間させ、物品による結束径の変化
に対応させる。例えば、夏に収穫されるニラは、葉身が
長いので、同じ重量では結束径が細く、反対に、冬夏に
収穫されるニラは、葉身が短いので、同じ重量でも結束
径が太くなるのである。また、下側支持台43はメイン
フレーム1に対して左右方向に摺動自在に取付けている
から、下側支持台43を左右に移動させることにより物
品に対する葉身長さ方向の結束位置を変更することがで
きる。したがって、葉と茎の長さ割合が相違しても、作
業者の好みの位置で結束することが可能になる。しかし
て、結束された物品は搬送ベルト35上に落下し、搬送
ベルト35により搬送されて搬送ローラー65上に乗り
搬送され、所定位置にて、搬送ローラー65が停止す
る。搬送ローラー65が停止すると、正逆転モータ68
を駆動させて取付回転軸67を回転させ、取付回転軸6
7の回転により各投げ出しアーム66が取付回転軸67
中心に後方回動して、搬送ローラー65上の物品を後方
に放出し、物品は回収籠(箱)52内に落下する。従っ
て、物品は横たわった姿勢のまま回収籠(箱)52に入
り、傷みが少ないので商品価値を落とさず、回収籠
(箱)52に整然と入るので、収容効率も向上する。こ
の場合、搬送ローラー65は搬送ベルト35より幅広に
形成し、搬送ベルト35より手前側に搬送ローラー65
を配置しているから、物品は搬送ローラー65の軸心方
向の中央に位置し、各投げ出しアーム66の作用を確実
にしている。しかして、前記円形回転刃46の側部には
砥石載置台77が設けられているから、砥石載置台77
には砥石(図示省略)を載せて円形回転刃46に押し付
けるだけで、いつでも、円形回転刃46を研ぐことがで
き、連続作業でも、作業を安定させる。この場合、砥石
を載せて押し付けるだけでよく、ガイド作用をも期待で
き、作業を容易にする。
【0021】
【効果】本発明は、にら等の物品を受け止めて載置しう
るバケット11を前方に移送する搬送装置15を設け、
該搬送装置15の前側に物品を結束する結束装置39を
設け、前記搬送装置15と前記結束装置39の間には、
バケット11上の物品を把持して前記結束装置39の結
束位置に移動させる受渡装置17を設けたものにおい
て、前記搬送装置15と前記結束装置39の間には、前
記受渡装置17の把持部22が把持して受渡中の物品の
根本側を切断する円形回転刃46を設け、前記円形回転
刃46に最も近い把持部22は、該把持部22の腕部2
3の側部に該腕部23に対して前記円形回転刃46が通
過し得る隙間33を置いて切断用ガイド34を並設した
にら等の物品出荷調製装置としたものであるから、切断
面を美麗にできる。本発明は、前記切断用ガイド34
は、その上部を前記把持部22に取付けて前記腕部23
と共に回動するようにしたにら等の物品出荷調製装置と
したものであるから、切断面を美麗にできる。本発明
は、前記円形回転刃46の側部の固定部には、該円形回
転刃46の回転方向に対して交差方向の砥石載置台77
を設けたにら等の物品出荷調製装置としたものであるか
ら、円形回転刃46のメンテナンスを取り外すことなく
容易にできる。本発明は、前記結束装置39は結束アー
ム36と貼着台38を有して上側支持台42に取付け、
該上側支持台42は下側支持台43に前後または左右の
何れか一方側に摺動自在に取付け、前記下側支持台43
はメインフレーム1に前後または左右の何れか他方側に
摺動自在に取付けたにら等の物品出荷調製装置としたも
のであるから、結束位置の変更のみならず、結束径を変
更可能にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 概略全体側面図。
【図2】 同平面図。
【図3】 同正面図。
【図4】 概略側面図。
【図5】 同平面図。
【図6】 同正面図。
【図7】 搬送部の側面図。
【図8】 バケットの正面図。
【図9】 同平面図。
【図10】 結束部のスライド機構の背面図。
【図11】 同側面図。
【図12】 同側面図。
【図13】 結束部の上下機構の側面図。
【図14】 搬送コンベアの平面図。
【図15】 同正面図。
【図16】 同側面図。
【図17】 切断用ガイドの斜視図。
【図18】 同背面図。
【図19】 結束位置に移動した作用状態図。
【図20】 結束した作用状態図。
【図21】 突出片作用前状態図。
【図22】 突出片作用状態図。
【図23】 押え体作用状態図。
【図24】 終了状態図。
【符号の説明】
1…フレーム、2…後側横軸、3…前側横軸、4…歯
車、5…歯車、6…無端チエン、10…搬送用モータ、
11…バケット、13…溝、15…搬送装置、16…結
束部、17…受渡装置、18…取付フレーム、19…回
転軸、20…取付アーム、21…取付板、22…把持
部、23…腕部、24…開閉用アクチュエータ、25…
上下用アクチュエータ、26…結束部フレーム、27…
支持軸、28…結束部上下用アクチュエータ、29…リ
ンク機構、30…回動アーム、31…回動アクチュエー
タ、32…クッション材、33…隙間、34…切断用ガ
イド、35…搬送ベルト、36…結束アーム、37…貼
着テープ、38…貼着台、39…結束装置、40…駆動
部、41…テープ収納部、42…上側支持台、43…下
側支持台、45…切断部、46…円形回転刃、47…回
転軸、48…プーリ、49…切断用モータ、50…プー
リ、51…ベルト、52…回収籠、53…テープ端部処
理装置、54…テープ端部、55…突出片、56…出入
用アクチュエータ、57…ガイド体、60…押え体、6
1…アーム、62…軸、63…押え用アクチュエータ、
65…搬送ローラー、66…投げ出しアーム、67…取
付回転軸、68…正逆転モータ。74…ハンドル、77
…砥石載置台、78…物品揃え装置、79…シリンダ、
80…ロッド、81…揃え板、82…取付台。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 にら等の物品を受け止めて載置しうるバ
    ケット11を前方に移送する搬送装置15を設け、該搬
    送装置15の前側に物品を結束する結束装置39を設
    け、前記搬送装置15と前記結束装置39の間には、バ
    ケット11上の物品を把持して前記結束装置39の結束
    位置に移動させる受渡装置17を設けたものにおいて、
    前記搬送装置15と前記結束装置39の間には、前記受
    渡装置17の把持部22が把持して受渡中の物品の根本
    側を切断する円形回転刃46を設け、前記円形回転刃4
    6に最も近い把持部22は、該把持部22の腕部23の
    側部に該腕部23に対して前記円形回転刃46が通過し
    得る隙間33を置いて切断用ガイド34を並設したにら
    等の物品出荷調製装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記切断用ガイド3
    4は、その上部を前記把持部22に取付けて前記腕部2
    3と共に回動するようにしたにら等の物品出荷調製装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、前記
    円形回転刃46の側部の固定部には、該円形回転刃46
    の回転方向に対して交差方向の砥石載置台77を設けた
    にら等の物品出荷調製装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2または請求項3
    において、前記結束装置39は結束アーム36と貼着台
    38を有して上側支持台42に取付け、該上側支持台4
    2は下側支持台43に前後または左右の何れか一方側に
    摺動自在に取付け、前記下側支持台43はメインフレー
    ム1に前後または左右の何れか他方側に摺動自在に取付
    けたにら等の物品出荷調製装置。
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