JP2001320959A - 花卉処理装置 - Google Patents

花卉処理装置

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JP2001320959A
JP2001320959A JP2000141455A JP2000141455A JP2001320959A JP 2001320959 A JP2001320959 A JP 2001320959A JP 2000141455 A JP2000141455 A JP 2000141455A JP 2000141455 A JP2000141455 A JP 2000141455A JP 2001320959 A JP2001320959 A JP 2001320959A
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Japan
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flower
stem
flowers
peripheral surface
separating
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JP2000141455A
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English (en)
Inventor
Hisanori Miyata
久典 宮田
Yukimitsu Konishi
行満 小西
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ISHII SANGYO
Ishii Corp
Original Assignee
ISHII SANGYO
Ishii Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】花卉を一つに束ねたり、結束したりする作業が
容易に行えると共に、品質や商品価値を損なうことな
く、不要部のみを分離することができる花卉処理装置を
提供する。 【解決手段】花卉Aを、送りコンベア2の載置台8…に
1本ずつ載置して、花卉Aの茎部Ab側を載置台8の右
側部に突出する。載置台8を送り方向に移動させなが
ら、花卉Aの茎部Abを、下葉分離装置19を構成する
左右のチャック22で挾持し、そのチャック22近傍の
茎部Ab周面に、左右の下葉分離体29…に張架したゴ
ム部材30を押付ける。載置台8右側部に突出する花卉
Aの茎部Abを、茎部切断装置35を構成する回転刃3
6で切断した後、ゴム部材30を、花卉Aの茎部Ab周
面に押付けたまま、左右一対の下葉分離体29を右方向
に水平移動させて、下端側茎部Abに突出する下葉Ac
を分離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばキク、バ
ラ、ユリ等の花卉を一つに束ねて出荷処理する作業に用
いられる花卉処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述の花卉を出荷処理する装置と
しては、例えば花卉の茎部をカッターにより切断して所
定長さに切揃えた後、複数本の花卉を一つに束ねたま
ま、各花卉の茎部を紐により結束して出荷処理する装置
(特開平11−313546号公報)がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した花卉
の茎部に下葉が突出していると、各花卉の茎部を束ねた
とき、茎部を互いに接触した状態に結束することが困難
であり、下葉の分だけ茎部が嵩張るため、運搬及び持運
びに不便である。
【0004】一方、下葉を除去せずに結束した場合、下
葉が枯れ落ちたとき、茎部の間隔が結束時よりも狭くな
り、紐による結束が緩んでしまうため、結束前に於て、
茎部の下葉を取除いておかなければならず、出荷作業に
手間及び時間が掛かる。
【0005】また、茎部の下葉を、手や機械で強引に除
去すると、茎部の表皮が剥離したり、表皮が傷付いたり
することがあり、花卉の品質及び商品価値が損なわれる
という問題点を有している。
【0006】この発明は上記問題に鑑み、花卉の茎部周
面に突出する不要部を不要部分離手段により分離するこ
とにより、花卉の茎部を一つに束ねたり、結束したりす
る作業が容易に行える。且つ、花卉の品質や商品価値を
損なうことなく、不要部のみを確実に除去することがで
きる花卉処理装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
花卉支持部に支持された花卉の茎部を切断手段により所
定長さに切揃える処理装置であって、上記花卉の茎部と
対向して、該茎部周面に突出する不要部を分離する不要
部分離手段を設けると共に、上記花卉載置部と不要部分
離手段とを、上記花卉の茎部周面に突出する不要部が分
離される方向に相対移動する移動手段を設けた花卉処理
装置であることを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の構成と併せて、上記不要部分離手段を、上記花卉の茎
部周面に沿った状態に弾性変位する分離部材と、該分離
部材を花卉の茎部周面に対して押圧する部材押圧体とで
構成した花卉処理装置であることを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、上記請求項2記載
の構成と併せて、上記分離部材を、上記茎部周面に対し
て線接触される線条部材で構成した花卉処理装置である
ことを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明は、上記請求項1記載
の構成と併せて、上記不要部分離手段を、上記花卉の茎
部を該茎部周面に突出する不要部が分離される状態に押
圧保持する左右一対の茎部保持体で構成した花卉処理装
置であることを特徴とする。
【0011】請求項5記載の発明は、上記請求項1記載
の構成と併せて、上記花卉支持部に、上記花卉を定位置
に保持する花卉保持手段を設けた花卉処理装置であるこ
とを特徴とする。
【0012】
【作用及び効果】請求項1記載の発明によると、花卉の
茎部周面に突出する不要部を不要部分離手段により分離
するので、複数本の花卉を一つに束ねたり、結束したり
するとき、花卉の下端側茎部を互いに接触する状態に集
合させることができ、茎部間の隙間が狭くなるため、嵩
張らず、取扱いが容易に行える。且つ、茎部を結束した
場合、花卉の結束が緩んだり、花卉が拡散したりせず、
確実且つ強固に結束することができる。
【0013】請求項2記載の発明によると、分離部材を
花卉の茎部周面に沿った状態に弾性変位させるので、茎
部の表皮を剥離したり、傷付けることなく、例えば下葉
や枯葉、枝等の不要部のみを確実に除去することがで
き、花卉の品質及び商品価値が損なわれるのを防止する
ことができる。
【0014】請求項3記載の発明によると、線条部材を
花卉の茎部周面に対して線接触させるので、茎部周面に
突出する不要部に対して接触抵抗が付与されるので、不
要部以外の部分を傷付けることなく、不要部のみを分離
することができる。
【0015】請求項4記載の発明によると、花卉の茎部
周面を左右一対の茎部保持体により押圧保持するので、
茎部周面に突出する不要部が強制的に分離され、不要部
が残ったりせず、所定範囲の不要部を確実に分離するこ
とができる。
【0016】請求項5記載の発明によると、花卉を、花
卉保持手段により定位置に保持したまま不要部を分離す
るので、分離時に於て、花卉の載置位置が変位するのを
防止することができ、不要部を分離する作業が確実に行
える。
【0017】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は花卉を所定長さに切揃えて一つに結束し
て出荷処理する作業に用いられる花卉処理装置を示し、
図1、図2、図3に於いて、この花卉処理装置1は、入
荷工程と出荷工程との間に配設され、工程の間に配設し
た送りコンベア2は、例えば輪菊等の花卉Aを、搬送路
上に設定した茎切除部aと、下葉分離部bと、計測部c
と、仕分け部d,e,f,gとに搬送する。
【0018】上述の送りコンベア2は、図4、図5に示
すように、ブラケット4を、搬送路両側部に張架した周
回チェーン3全長に対して所定間隔に隔てて取付け、支
軸5の両端を、周回チェーン3に取付けたブラケット4
でフリー回転可能に軸受し、支軸5中央に固定した支持
部6と、載置台8下面に固定した支持部7とを上下動可
能に連結して、側面から見て略V字状に形成した載置台
8を、送り方向に対して所定間隔に隔てて架設してい
る。
【0019】且つ、載置台8は、例えばバケットやカッ
プ、トレイ等で構成され、載置台8下面に固定した支持
部7の下端側に支持ローラ9…を取付けている。また、
載置台8の代わりに、例えば支持バーや支持板等で花卉
Aを支持してもよい。
【0020】ブラケット4に枢着した係止爪10は、支
軸5端部に固定した係止部材11に係止及び係止される
方向に回動付勢され、載置台8を略水平姿勢に回動固定
する。係止爪10は、後述する係止解除装置46により
係止解除され、載置台8を放出方向に回動する。
【0021】終端側下部に配設した減速機付きモータ1
2は、スプロケット13,14及び駆動チェーン15を
介して周回チェーン3を送り方向に回転させ、載置台8
…を所定の速度で周回移動する。また、載置台8の大き
さや形状、前後間隔、周回速度を変更してもよい。
【0022】一方、揃え板16を、載置台8に載置され
る花卉Aの花部Aaと対向して搬送路の始端側左側部に
配設している。
【0023】搬送路の始端側下部に配設した下葉分離装
置19は、図6、図7、図8に示すように、支持台21
を、上述の載置台8下面と対向する間隔に隔てて、搬送
路両側部に張架した周回チェーン20の間に架設して、
送りコンベア2の送り速度と略同期して送り方向に連動
(又は独立)して周回移動する。
【0024】左右一対のチャック22を、図9にも示す
ように、載置台8の右側部に突出される花卉Aの茎部A
bと対向して支持台21端部に軸支し、支軸22a及び
ギャ22bを介して回動可能に連結している。
【0025】且つ、一方のチャック22側に連結したア
ーム23を、搬送路下部に架設したレール24に乗り上
げさせて、花卉Aの茎部Abを挾持する閉角度に回動
し、レール24から脱落したとき、茎部Abの挾持が解
除される開角度に回動する。また、チャック22は、例
えば渦巻きバネやコイルプリング等の付勢手段により開
方向に回動付勢している。
【0026】チャック22の挾持面には、例えばウレタ
ンゴム又はスポンジゴム等の柔軟性を有するゴム材で形
成され、花卉Aの茎部Abを挾持するのに必要な接触抵
抗を有する部材を装着している。
【0027】一方、2本のガイド軸25を、支持台21
上面に対して送り方向と略直交する方向に水平移動可能
に軸受し、ガイド軸23の下面側中間部に取付けた係合
部材26を、搬送路下部に架設したレール27のガイド
溝28に係合して、ガイド軸25の右側端部に取付けた
左右一対の下葉分離体29を、溝部28に沿って送り方
向及び回帰方向に周回移動させ、上述のチャック22に
より挾持された茎部Abと略平行する方向に往復水平移
動する。
【0028】下葉分離体29は、図10、図11、図1
2にも示すように、係合部材26を溝部28の始端側
(茎切除部b前段)に移動したとき、チャック22近傍
の茎部Ab周面と対向する位置に移動され、終端側(下
葉除去部b)に移動したとき、茎部Acの切断側端部よ
りも外側の位置に移動される。
【0029】左右一対の下葉分離体29を、例えば断面
丸形、断面平形等の形状を有する部材を折り曲げて、側
面から見て花卉Aの茎部Ab半周面が囲繞される大きさ
及び形状に形成すると共に、ガイド軸25の右側端部に
軸支(送り方向と直交)した左右の支軸29aに対して
互い違いに取付け、支軸29a及びギャ29bを介して
回動可能に連結すると共に、茎部Abの下葉Acを分離
するのに必要な弾性及び柔軟性を有する環状のゴム部材
30を、下葉分離体29の上端部と下端部との間に張架
している。
【0030】且つ、一方の支軸29aに連結したアーム
31を、搬送路下部に架設したレール32に乗り上げさ
せて、茎部Ab周面に対してゴム部材30が押圧される
方向及び角度に閉回動し、レール32から脱落させて、
その押圧が解除される方向及び角度に開回動する。ま
た、ゴム部材30に代わる分離部材として、例えば紐や
ワイヤ等の柔軟性を有する線条体を用いてもよい。
【0031】前述の茎切除部aに配設した茎部切除装置
35は、図6にも示すように、略円板状の回転刃36
を、花卉Aの茎部Abと対向して搬送路右側部に配設
し、回転刃36を、右側上部に配設した減速機能付きモ
ータ37により回転して、載置台8側部に突出された花
卉Aの茎部Abを所定長さに切断する。カバー38は、
回転刃36の上部周面を囲繞している。
【0032】また、回転刃36を、例えば左右又は前後
に移動して茎部Abの切断寸法を可変設定したり、回転
刃36の軸芯を、例えば垂直方向、水平方向に偏心して
切断角度を可変してもよい。
【0033】上述の回転刃36に代わる他の切断手段と
して、例えば固定刃や鋸刃、チェーン式又はワイヤ式の
カッター、バンドソー等を用いてもよい。
【0034】下葉除去部bの搬送路右側部には、例えば
コンプレッサーや送風ブロワ等のエア供給装置に接続さ
れた噴射ノズル39を、花卉Aの茎部Abと対向して配
設し、上述の下葉分離体29により分離された花卉Aの
下葉Acを、噴射ノズル39から吐出するエアーにより
除去する。
【0035】前述の計測部c下部に配設した計測装置4
2は、例えばロードセルや重量センサー等で構成され、
装置上部に取付けた計測台43上を載置台8が走行する
とき、花卉Aが載置された載置台8の総重量を搬送しな
がら計測して、その計測結果を判定装置45に出力す
る。また、計測台43の走行面を、例えばフッ素樹脂
(商品名=テフロン)等の接触抵抗の小さい部材で被覆
してもよい。
【0036】上述の判定装置45(例えばパーソナルコ
ンピュータ)は、計測装置42から出力される総重量デ
ータに基づいて、載置台8の重量を減算して花卉Aのみ
の重量を算出し、その花卉Aの重量データと、予め格納
した基準重量データとを比較して等級(例えば重量)を
判定し、仕分け部d,e,f,gに載置台8が移動する
までの番地又はタイムラグを計数する。
【0037】判定と対応する仕分け部d〜gに花卉Aが
搬送されたとき、搬送路側部に配設した係止解除装置4
6(例えばモータやソレノイド、シリンダ等)を駆動
し、解除部材47を係止爪10に当接して解除動作(図
5参照)させ、載置台8を下方に回動する。判定と異な
る場合、係止解除装置46を待機させる。
【0038】一方、放出姿勢に回動した載置台8は、終
端側から始端側に回帰移動する途中に於て元の姿勢に回
動復帰し、係止爪10が係止部材11に係止される。
【0039】前述の仕分け部d,e下部に配設した集積
部50は、図3にも示すように、送りコンベア2から放
出される花卉Aを、搬送路下部に配設したコンベア51
上に等級別(例えば秀やL)にストックする。コンベア
51は、複数本の花卉Aを搬送路右側部に配設したコン
ベア52に供給し、コンベア52は、花卉Aを結束機5
7に供給する方向と回収する方向とに正逆回転する。
【0040】コンベア52の終端側に配設した集合板5
3は、送り方向に対して徐々に狭くなる形状に形成さ
れ、花卉Aの下端側茎部Abを集合する方向にガイドす
る。且つ、終端部に配設したストッパ54は、一方のコ
ンベア52に載置された花卉Aの結束作業が完了するま
で、他方のコンベア52に載置された花卉A…を一旦停
止させる。
【0041】コンベア52上部に架設した放出体55
は、結束済みの花卉Aを、コンベア52側部に配設した
集積箱56に放出する位置と、花卉Aの搬送が許容され
る位置とに往復移動及び上下移動する。
【0042】コンベア52の終端部と対向して配設した
結束機57は、コンベア52と対向する位置に往復移動
され、一つに束ねられた茎部Ab…周面にゴム紐Bを巻
回する。また、結束機57を、仕分け部d,eのコンベ
アと対向して夫々配設してもよく、ゴム紐Bに代わる結
束体として、例えば樹脂ベルトや紐、ワイヤ等を用いて
もよい。
【0043】結束機57に設けた揃え板58は、花卉A
の茎部Abに対して当接され、茎部Abを略真っ直ぐに
揃える。且つ、コンベア52の終端部に設けたチャック
59は、一つに集合された花卉Aの茎部Abを結束時に
挾持する。
【0044】前述の仕分け部f,g下部に配設した集積
部62は、搬送路下部に配設した集積箱63を、複数本
の花卉Aが交差(例えば井桁)した状態に収容される大
きさに形成して、送りコンベア2から放出される花卉A
を等級別(例えばMやS)にストックする。
【0045】集積箱63の両側壁部に枢着した対角位置
の振分け棒64を、例えばエアシリンダやソレノイド、
モータ、カム等のアクチュエータにより互い違いに回動
し、斜め下方に向けて傾斜した角度に回動停止して、花
部Aaと茎部Abとを互い違いとなるように振分けガイ
ドし、花卉Aを、平面から見て交差する状態に集積収容
する。
【0046】図示実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下、花卉処理装置1により花卉Aの処理動作を説
明する。
【0047】先ず、図1、図2に示すように、生産者か
ら入荷される花卉Aを、搬送路側部に待機する作業者の
手で保持して、送りコンベア2の載置台8…に対して1
本ずつ載置する。
【0048】花卉Aの花部Aaを揃え板16に押し当て
て、花部Aa側を基準として送り方向と略直交する状態
(横向き姿勢)に載置すると共に、茎部Ab側を載置台
8の右側部に突出する。また、作業者に代わる他の供給
方法として、例えばコンベアで搬送したり、吸着子又は
アームで保持する等して機械的に供給してもよい。
【0049】次に、図9、図11に示すように、載置台
8を送り方向に移動させながら、花卉Aの茎部Abを、
下葉分離装置19を構成する左右のチャック22で挾持
し、チャック22近傍の茎部Ab周面に、左右の下葉分
離体29…に張架したゴム部材30を線接触して、ゴム
部材30を、茎部Ab周面に沿った状態に押圧する。
【0050】次に、花卉Aが基準寸法よりも長い場合、
花卉Aの茎部Abを、茎部切断装置35の回転刃36で
切断して所定長さに切揃える。続いて、図12に示すよ
うに、ゴム部材30を、花卉Aの茎部Ab周面に押付け
たまま、左右一対の下葉分離体29を右方向に水平移動
して、茎部Abの下葉Ac(又は枝部)を強制的に分離
する。
【0051】次に、図9及び図10の実線に示すよう
に、チャック22及び下葉分離体29による保持を解除
すると同時に、噴射ノズル39から吐出されるエアーを
花卉Aの茎部Abに吹付けて、分離した下葉Acを除去
する。なお、切除した茎部Ab及び分離した下葉Ac
は、搬送路下部に配設した回収箱(図示省略)に投入さ
れ、定期的に回収する。
【0052】次に、花卉Aが載置された載置台8の総重
量を、計測装置42により搬送しながら計測して、その
計測結果を判定装置45に出力する。
【0053】一方、判定装置45は、計測時の総重量か
ら載置台8の重量を減算し、花卉Aのみの重量を算出し
て等級を判定する。判定と対応する仕分け部d〜gに花
卉Aが搬送されたとき、係止解除装置46を駆動して、
載置台8を放出姿勢に回動させ、花卉Aを放出する。
【0054】例えば45g以上の秀品、略35g〜略4
5gのL品等の等級を有する花卉Aは、集積部50のコ
ンベア51上に一旦ストックされ、複数本の花卉Aをコ
ンベア52により結束機57に供給して、花卉Aの茎部
Abを束ねたままゴム紐Bにより結束する。結束済みの
花卉Aは、コンベア52により逆搬送して集積箱56に
投入する。集積箱56に集積した花卉Aは、結束したま
ま出荷したり、箱詰め又は袋詰めして出荷する。
【0055】一方、略25g〜略35gのM品、25g
以下のS品等の等級を有する花卉Aは、仕分け部f,g
下部に配設した集積部62の集積箱63に対して交差す
る状態に集積され、複数数の花卉Aを一つに束ねて出荷
したり、箱詰め又は袋詰めして出荷する。
【0056】以上のように、花卉Aの茎部Ab周面に突
出する下葉Ac(又は枯葉や枝)を下葉分離体29のゴ
ム部材30により分離するので、複数本の花卉Aを一つ
に束ねたり、結束したりするとき、花卉Aの下端側茎部
Abを互いに接触する状態に集合させることができ、茎
部Ab間の隙間が狭くなるため、嵩張らず、取扱いが容
易となる。且つ、茎部Abを結束した場合、花卉Aの結
束が緩んだり、花卉Aが拡散したりせず、確実且つ強固
に結束することができる。
【0057】しかも、柔軟性を有するゴム部材30を花
卉Aの茎部Ab周面に沿った状態に押付けるので、茎部
Abの下葉Acを分離するので、茎部Abの表皮を剥離
したり、傷付けることなく、下葉Acのみを確実に除去
することができ、花卉Aの品質及び商品価値が損なわれ
るのを防止することができる。
【0058】さらに、載置台8に載置された花卉Aを、
左右一対のチャック22により定位置に保持したまま茎
部Abの下葉Acを分離するので、花卉Aの載置位置が
変位するのを防止することができ、下葉Acのみを分離
する作業が確実に行える。
【0059】さらにまた、線条のゴム部材30を花卉A
の茎部Ab周面に対して線接触させるので、茎部Ab周
面に突出する下葉Acに対して接触抵抗が付与され、下
葉Ac以外の部分を傷付けることなく、下葉Acのみを
分離することができる。
【0060】図13は、下葉分離体29に張架した1本
のゴム部材30を花卉Aの下葉Ac周面に押付けて下葉
分離する方法を示し、ゴム部材30を、下葉分離体29
の端部29c,29dと、端部29e,29f,29g
との間に蛇行して張架し、左右の下葉分離体29に張架
したゴム部材30を、茎部Ab周面の略4個所に夫々押
圧するので、上述の実施例と略同等の作用効果を奏する
ことができ、下葉Acの分離作業が確実に行える。
【0061】また、図14は、左右の茎部保持体66に
より花卉Aの茎部Ab周面を押圧及び挾持すると共に、
茎部保持体66の押圧面に装着した柔軟性を有する押圧
パッド67を茎部Ab周面に沿った状態に弾性変位させ
るので、茎部Abを傷付けること無く、下葉Acのみを
分離することができる。且つ、茎部Ab周面に突出する
下葉Acが強制的に分離され、下葉Acが残ったりせ
ず、所定範囲の下葉Acを確実に分離することができ
る。
【0062】図15は、花卉Aの茎部Abと下葉Acと
を画像データに基づいて切除及び分離する方法を示し、
花卉A全体又は茎部Abや下葉Acの大きさ、色相、反
射光、透過光等を撮像カメラ68により撮像し、その画
像データに基づいて、茎部Abの切断個所と、下葉Ac
の分離個所とを判定装置45で判定した後、回転刃36
と下葉分離体29(又は茎部保持体66)を、前述のよ
うなアクチュエータにより各判定個所と対向する位置に
移動して切除作業及び分離作業を行ってもよく、作業精
度が高くなる。また、載置台8側を相対移動してもよ
い。
【0063】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の花卉支持部は、実施例の載置台8
に対応し、以下同様に、不要部分離手段は、下葉分離装
置19に対応し、分離部材は、ゴム部材30(線条部
材)と、押圧パッド67とに対応し、部材支持体は、下
葉分離体29に対応し、花卉保持手段は、チャック22
に対応し、移動手段は、支持台21と、ガイド軸25
と、係合部材26と、レール27と、ガイド溝28とに
対応するも、この発明は、上述の実施例の構成のみに限
定されるものではない。
【0064】上述した花卉処理装置1の構成は、例えば
垂直又は鉛直に支持された花卉Aの茎部Ab周面に突出
する下葉Acを分離する作業にも適用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 花卉処理装置による花卉の処理動作を示す平
面図。
【図2】 花卉の仕分け動作を示す側面図。
【図3】 花卉の結束動作を示す正面図。
【図4】 載置台の取付け状態を示す側面図。
【図5】 係止解除装置による解除動作を示す側面図。
【図6】 下葉分離装置による茎部及び下葉の分離動作
を示す正面図。
【図7】 チャック及び下葉分離体の取付け状態を示す
平面図。
【図8】 各レールの配置状態を示す平面図。
【図9】 チャックによる茎部の挾持状態を示す側面
図。
【図10】 下葉分離体のゴム部材を待機させた状態を
示す正面図。
【図11】 下葉分離体のゴム部材を茎部に押付けた状
態を示す正面図。
【図12】 4本のゴム部材による下葉の分離動作を示
す側面図。
【図13】 2本のゴム部材による下葉の他の分離動作
を示す側面図。
【図14】 茎部保持体により茎部を挾持する下葉の分
離動作を示す側面図。
【図15】 茎部と下葉とを画像処理により分離する方
法を示す平面図。
【符号の説明】
A…花卉 Aa…花部 Ab…茎部 Ac…下葉 B…ゴム紐 1…花卉処理装置 2…送りコンベア 8…載置台 19…下葉分離装置 22…チャック 29…下葉分離体 30…ゴム部材 35…茎部切除装置 36…回転刃 42…計測装置 45…判定装置 50,62…集積部 51,52…コンベア 57…結束機 66…茎部保持体 67…押圧パッド 68…撮像カメラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】花卉支持部に支持された花卉の茎部を切断
    手段により所定長さに切揃える処理装置であって、上記
    花卉の茎部と対向して、該茎部周面に突出する不要部を
    分離する不要部分離手段を設けると共に、上記花卉支持
    部と不要部分離手段とを、上記花卉の茎部周面に突出す
    る不要部が分離される方向に相対移動する移動手段を設
    けた花卉処理装置。
  2. 【請求項2】上記不要部分離手段を、上記花卉の茎部周
    面に沿った状態に弾性変位する分離部材と、該分離部材
    を花卉の茎部周面に対して押圧する部材支持体とで構成
    した請求項1記載の花卉処理装置。
  3. 【請求項3】上記分離部材を、上記茎部周面に対して線
    接触される線条部材で構成した請求項2記載の花卉処理
    装置。
  4. 【請求項4】上記不要部分離手段を、上記花卉の茎部を
    該茎部周面に突出する不要部が分離される状態に押圧保
    持する左右一対の茎部保持体で構成した請求項1記載の
    花卉処理装置。
  5. 【請求項5】上記花卉支持部に、上記花卉を定位置に保
    持する花卉保持手段を設けた請求項1記載の花卉処理装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104396589A (zh) * 2014-09-22 2015-03-11 高佰义 花朵与杆分切装置
CN107409791A (zh) * 2017-05-24 2017-12-01 青岛欧勃亚金属制品有限公司 一自动化鲜花包装设备
CN108317960A (zh) * 2018-04-20 2018-07-24 昆明理工大学 一种花卉分级装置

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