JPH08267606A - 搬送物の垂直搬送装置 - Google Patents

搬送物の垂直搬送装置

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JPH08267606A
JPH08267606A JP7071358A JP7135895A JPH08267606A JP H08267606 A JPH08267606 A JP H08267606A JP 7071358 A JP7071358 A JP 7071358A JP 7135895 A JP7135895 A JP 7135895A JP H08267606 A JPH08267606 A JP H08267606A
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    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/0016Handling tyres or parts thereof, e.g. supplying, storing, conveying
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  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
  • Tyre Moulding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 搬送物の搬送効率の向上を図った搬送物の垂
直搬送装置を提供する。 【構成】 タイヤTに対して対向する側方から接近して
保持可能な一対の第1可動支持腕15及び第2可動支持
腕28を上下方向に沿って交互に複数、移動自在に並設
し、第1可動支持腕15によって保持されたタイヤTを
昇降して上方あるいは下方に位置する第2可動支持腕2
8に順次受渡すことで、タイヤTを垂直搬送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タイヤ製造工場におい
て成形されたタイヤを次の工程に搬送するためのタイヤ
の垂直搬送装置や、食器や食品などをパレット上に搭載
して搬送するためのパレットの垂直搬送装置などとして
適用される搬送物の垂直搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、タイヤ製造工場において、所定
の形状に成形されたタイヤは次の処理を行うために次工
程に搬送しなければならない。この場合、一般的に、多
数のベルトコンベアを接続してが使用されるものであ
り、このベルトコンベア上にタイヤの列ができ、順次、
搬送されることとなる。ところが、このようにタイヤを
ベルトコンベアによって搬送する場合、搬送するタイヤ
の数量に応じてベルトコンベアの長さを確保しなければ
ならず、ベルトコンベアの設置スペースが大きくなって
広い工場が必要となってしまう。また、ベルトコンベア
が故障した場合には、タイヤの搬送が停止してしまい、
タイヤの製造効率が低下してしまう。
【0003】そこで、ベルトコンベアによる搬送の不具
合を解消するために、各ベルトコンベアの接続部分に、
タイヤを垂直搬送することで所定数量タイヤを貯留でき
るバッファ部分を設けたものが考えられている。図38
にこのような従来のタイヤ搬送装置の概略を示す。
【0004】図38に示すように、タイヤTを水平搬送
するベルトコンベア01,02の間にはタイヤを垂直搬
送して所定数量貯留するロータリコンベア03が設けら
れている。このロータリコンベア03は、上下一対のス
プロケット04,05にチェーン06が循環できるよう
に掛け回され、このチェーン06に複数の受台07が取
付けられることで構成されている。
【0005】従って、ベルトコンベア01によって搬送
されるタイヤTは図示しないローダによってロータリコ
ンベア03の受台07に順次搭載され、チェーン06が
循環することで垂直搬送して所定数量貯留される。そし
て、受台07に搭載されたタイヤTが上昇してから下降
し、ベルトコンベア02との隣接位置にくると、受台0
7上のタイヤTは図示しないローダによってベルトコン
ベア02に移載され、搬送される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来のタイヤの搬送装置のロータリコンベア03にあって
は、タイヤTを搭載する受台07がチェーン06に等間
隔で取付けられており、運転時には全ての受台07が移
動するため、タイヤTの搬入時と搬出時を同期して行わ
なければならない。そのため、このタイヤ搬入時と搬出
時のタイミングがずれて搬入できなかった場合、受台0
7に空が生じてしまう。この場合、この空の受台07を
つめることはできず、貯留能力が低下してしまうという
問題がある。一方、タイヤ搬入時と搬出時のタイミング
がずれて搬出できなかった場合、この受台07にはタイ
ヤTを搭載することができず、ここでも貯留能力が低下
してしまう。
【0007】また、このロータリコンベア03におい
て、運転開始時には各受台07は空の状態であって、ベ
ルトコンベア02にタイヤTを搬送するにはベルトコン
ベア01からロータリコンベア03にタイヤTを移載
し、このロータリコンベア03を巡回させてからベルト
コンベア02にタイヤTを移載しなければならず、ここ
でタイムラグを生じてしまう。そのため、前工程と後工
程との時間差を吸収することができず、搬送効率並びに
製造効率が良くないという問題があった。
【0008】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、搬送物の搬送効率の向上を図った搬送物の垂直
搬送装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明の搬送物の垂直搬送装置は、水平方向に沿っ
て搬送される搬送物を受け取って上方あるいは下方に搬
送する搬送物の垂直搬送装置において、前記搬送物に対
して対向する側方から接近して該搬送物を保持可能な一
対の可動支持腕を上下方向に沿って複数並設し、少なく
とも上下に隣接する前記各一対の可動支持腕をそれぞれ
独立して昇降可能に支持することで、該一対の可動支持
腕によって保持された搬送物を上方あるいは下方に位置
する一対の可動支持腕に受渡して垂直搬送することを特
徴とするものである。
【0010】また、本発明の搬送物の垂直搬送装置は、
水平方向に沿って搬送される搬送物を受け取って上方あ
るいは下方に搬送する搬送物の垂直搬送装置において、
前記搬送物に対して対向する側方から接近して該搬送物
を保持可能な一対の可動支持腕と一対の固定支持腕を上
下方向に沿って交互に複数並設し、前記一対の可動支持
腕のみを昇降可能に支持することで、該一対の可動支持
腕によって保持された搬送物を上方あるいは下方に位置
する前記一対の固定支持腕に受渡して垂直搬送すること
を特徴とするものである。
【0011】また、本発明の搬送物の垂直搬送装置は、
前記搬送物はパレット上に搭載されており、前記一対の
支持腕は該パレットに対して側方から接近して該パレッ
トの下面を保持可能であり、少なくとも上下に隣接する
前記各一対の支持腕の一方を昇降することで、該一対の
支持腕によって保持されたパレットを上方あるいは下方
に位置する一対の支持腕に受渡して垂直搬送することを
特徴とするものである。
【0012】また、本発明の搬送物の垂直搬送装置は、
水平方向に沿って搬送される搬送物を受け取って上方あ
るいは下方に搬送する搬送物の垂直搬送装置において、
前記搬送物に対して側方から接近して該搬送物を保持可
能な可動支持腕を移動台に設けると共に該移動台を上下
方向に沿って複数並設する一方、前記搬送物に対して側
方から接近して該搬送物を保持可能な固定支持腕を前記
一対の可動支持腕と上下方向に沿って交互に複数並設
し、前記各移動台を昇降可能に支持することで、前記可
動支持腕によって保持された搬送物を上方あるいは下方
に位置する前記固定支持腕に受渡して垂直搬送すること
を特徴とするものである。
【0013】また、本発明の搬送物の垂直搬送装置は、
前記可動支持腕は、前記固定支持腕の移動方向とほぼ直
交する方向に水平移動可能である一対の支持腕であるこ
とを特徴とするものである。
【0014】また、本発明の搬送物の垂直搬送装置は、
前記支持腕は、支持腕本体と、該支持腕本体に対して移
動自在に支持された移動支持腕と、該移動支持腕に対し
て該移動支持腕と同方向に沿って移動自在に支持された
移動支持台と、前記移動支持腕に回転自在に装着された
一対のねじ軸と、一端が前記支持腕本体に固着されて他
端が前記一方のねじ軸に螺合する第1連結部材と、一端
が前記移動支持台に固着されて他端が前記他方のねじ軸
に螺合する第2連結部材と、前記一対のねじ軸を回転駆
動して前記支持腕本体に対して前記移動支持腕及び前記
移動支持台を同方向に移動させる駆動装置とを有するこ
とを特徴とするものである。
【0015】
【作用】請求項1記載の本発明の搬送物の垂直搬送装置
にあっては、搬送物を上方に垂直搬送する場合、搬送物
に対して一対の可動支持腕が側方から接近することでこ
の搬送物を保持し、この状態で可動支持腕を上方に移動
し、上方に位置する空の可動支持腕の上方位置で停止
し、この空の可動支持腕を互いに接近させて搬送物の保
持可能状態とした後、搬送物を保持した一対の可動支持
腕を下方に移動することで、搬送物を別の可動支持腕に
受渡して保持させる一方、空になった一対の可動支持腕
は互いに離間して保持解除状態となって元の位置まで移
動する。
【0016】また、請求項2記載の本発明の搬送物の垂
直搬送装置にあっては、搬送物を上方に垂直搬送する場
合、搬送物に対して一対の可動支持腕が側方から接近す
ることでこの搬送物を保持し、この状態で可動支持腕を
上方に移動し、上方に位置する空の固定支持腕の上方位
置で停止し、この空の固定支持腕を互いに接近させて搬
送物の保持可能状態とした後、搬送物を保持した一対の
可動支持腕を下方に移動することで、搬送物をこの固定
支持腕に受渡して保持させる一方、空になった一対の可
動支持腕は互いに離間して保持解除状態となって元の位
置まで移動する。そして、固定支持腕が保持した搬送物
に対し、上方に位置する空の可動支持腕が下方に移動し
てこの固定支持腕の下方位置で停止し、可動支持腕を互
いに接近させて搬送物の保持可能状態とした後、上方に
移動することで、固定支持腕が保持した搬送物を受取っ
て保持し、上方に搬送する。
【0017】また、請求項3記載の本発明の搬送物の垂
直搬送装置にあっては、搬送物がパレット上に搭載され
ているので、一対の支持腕はこの搬送物が搭載されたパ
レットに対して側方から接近することでこのパレットの
下面を保持し、この状態で支持腕を上方あるいは下方に
移動し、空の支持腕上にパレットを載せて受渡しを行
う。
【0018】更に、請求項4記載の本発明の搬送物の垂
直搬送装置にあっては、搬送物を上方に垂直搬送する場
合、搬送物に対して可動支持腕が側方から接近すること
でこの搬送物を保持し、この状態で移動台を上方に移動
し、上方に位置する空の固定支持腕の上方位置で停止
し、この空の固定支持腕を移動させて搬送物の保持可能
状態とした後、搬送物を保持した可動支持腕を下方に移
動することで、搬送物をこの固定支持腕に受渡して保持
させる一方、空になった可動支持腕は水平移動して保持
解除状態となって元の位置まで移動する。そして、固定
支持腕が保持した搬送物に対し、上方に位置する空の可
動支持腕が下方に移動してこの固定支持腕の下方位置で
停止し、可動支持腕を水平移動させて搬送物の保持可能
状態とした後、上方に移動することで、固定支持腕が保
持した搬送物を受取って保持し、上方に搬送する。
【0019】また、請求項5記載の本発明の搬送物の垂
直搬送装置にあっては、固定支持腕が可動支持腕の移動
方向とほぼ直交する方向に水平移動可能である一対の支
持腕であるので、一対の固定支持腕は可動支持腕が保持
した搬送物に対して水平移動して側方から接近すること
でこの搬送物を保持し、空になった可動支持腕は水平移
動及び昇降して元の位置に戻る一方、一対の固定支持腕
が保持した搬送物に対し、空の可動支持腕が昇降して可
動支持腕を水平移動させて搬送物の保持可能状態とした
後、昇降することで、固定支持腕が保持した搬送物を受
取って保持搬送する。
【0020】そして、請求項6記載の本発明の搬送物の
垂直搬送装置にあっては、搬送物を支持腕によって保持
する場合、駆動装置によって一対のねじ軸を回転駆動す
ると、一方のねじ軸に螺合する第1連結部材を介して移
動支持腕が移動すると共に、他方のねじ軸に螺合する第
2連結部材を介して移動支持台が同方向に移動し、この
移動支持台が搬送物に対して接近してこの搬送物を保持
する。
【0021】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0022】図1に本発明の搬送物の垂直搬送装置を適
用した第1実施例としてのタイヤの垂直搬送装置の概略
(図2のI−I矢視)、図2に本実施例のタイヤの垂直
搬送装置の平面概略、図3に本実施例のタイヤの垂直搬
送装置におけるタイヤ受部材の移動工程を表す概略を示
す。
【0023】本実施例のタイヤの垂直搬送装置におい
て、図1及び図2に示すように、タイヤTを水平搬送す
るベルトコンベア10の端部には四角い枠体11が立設
されており、この枠体11には図2において左右両側に
それぞれ基板12が垂直に立設されており、各基板12
にはそれぞれ一対のレール13が固定されている。そし
て、各レール13に沿って複数の移動体14がそれぞれ
移動自在に支持されており、この各移動体14にはそれ
ぞれ伸縮自在な第1可動支持腕15を介してタイヤ受部
材16が装着されている。即ち、各移動体14を介して
装着された一対の第1可動支持腕15及びタイヤ受部材
16は上下に複数設けられている。なお、第1可動支持
腕15を伸縮させるためのシリンダ等からなる駆動部は
図示していない。
【0024】また、枠体11には各一対のレール13に
隣接して中途部に複数のスプロケット17が固結された
駆動軸18がそれぞれ垂直方向に沿って設けられてお
り、この駆動軸18は駆動モータ19によって駆動回転
することができる。更に、各移動体14に対応してレー
ル13と平行なねじ軸20が回転自在に支持されてお
り、このねじ軸20には移動体14と一体のナット部2
1が螺合している。そして、このねじ軸20の上端部は
正逆回転切換自在なクラッチ22を介してスプロケット
23が固結されており、このスプロケット23と駆動軸
18のスプロケット17とはチェーン24によって駆動
連結されている。
【0025】従って、駆動モータ19によって駆動軸1
8を駆動回転すると、各スプロケット17,23及びチ
ェーン24を介してねじ軸20が回転し、ナット部21
と一体の移動体14がレール13に沿って上下に移動す
ることができ、移動体14に装着された第1可動支持腕
15及びタイヤ受部材16を所定の高さ位置に移動する
ことができる。また、所定の位置で一対の第1可動支持
腕15をタイヤTに対して側方(図2において左右方
向)から接近離反させることで、一対のタイヤ受部材1
6によってタイヤTを保持、あるいは保持解除すること
ができる。
【0026】一方、枠体11には図2において上下両側
にそれぞれ基板25が垂直に立設されており、各基板2
5にはそれぞれ一対のレール26が固定されている。そ
して、各レール26に沿って複数の移動体27がそれぞ
れ移動自在に支持されており、この各移動体27にはそ
れぞれ伸縮自在な第2可動支持腕28を介してタイヤ受
部材29が装着されている。即ち、各移動体27を介し
て装着された一対の第2可動支持腕29及びタイヤ受部
材29は上下に複数設けられており、移動体27に装着
された第2可動支持腕29及びタイヤ受部材29は、前
述した移動体14に装着された第1可動支持腕15及び
タイヤ受部材16と上下方向交互に配設されている。な
お、第2可動支持腕28を伸縮させるためのシリンダ等
からなる駆動部は図示していない。
【0027】また、枠体11には各一対のレール26に
隣接して中途部に複数のスプロケット30が固結された
駆動軸31がそれぞれ垂直方向に沿って設けられてお
り、この駆動軸31は駆動モータ32によって駆動回転
することができる。更に、各移動体27に対応してレー
ル26と平行なねじ軸33が回転自在に支持されてお
り、このねじ軸33には移動体27と一体のナット部3
4が螺合している。そして、このねじ軸33の上端部は
正逆回転切換自在なクラッチ35を介してスプロケット
36が固結されており、このスプロケット36と駆動軸
31のスプロケット30とはチェーン37によって駆動
連結されている。
【0028】従って、駆動モータ32によって駆動軸3
1を駆動回転すると、各スプロケット30,36及びチ
ェーン37を介してねじ軸33が回転し、ナット部34
と一体の移動体27がレール26に沿って上下に移動す
ることができ、移動体27に装着された第2可動支持腕
28及びタイヤ受部材29を所定の高さ位置に移動する
ことができる。また、所定の位置で一対の第2可動支持
腕28をタイヤTに対して側方(図2において上下方
向)から接近離反させることで、一対のタイヤ受部材2
9によってタイヤTを保持、あるいは保持解除すること
ができる。
【0029】ここで、上述した本実施例のタイヤの垂直
搬送装置によるタイヤ搬送方法について説明する。な
お、タイヤ搬送前、各移動体14,27、即ち、各可動
支持腕15,28及びタイヤ受部材16,29はねじ軸
20,33の下端部(図1に二点鎖線で表した位置)に
位置し、且つ、各可動支持腕15,28は縮小してタイ
ヤ受部材16,29は互いに離間している。
【0030】而して、図1乃至図3に示すように、ま
ず、ベルトコンベア10によってタイヤTが搬送され、
枠体11の下方に到達すると、一対の第1可動支持腕1
5を互いに接近させることで、ベルトコンベア10上の
タイヤTを一対のタイヤ受部材16によって保持する。
この状態で駆動モータ19によって駆動軸18を駆動回
転し、チェーン24を介してねじ軸20を回転させる
と、一体の移動体14が上昇してタイヤ受部材16が保
持したタイヤTを所定の高さ、即ち、第2可動支持腕2
8及びタイヤ受部材29よりも若干高い位置(図1に実
線で表した位置)移動して停止する。このとき、第2可
動支持腕28は図示しないが縮小しており、上昇したタ
イヤTとタイヤ受部材29が干渉することはない。
【0031】そして、一対の第2可動支持腕28を伸長
して互いに接近させ、各タイヤ受部材29がタイヤTの
下方に位置することで保持可能とする。この状態でクラ
ッチ22によって回転方向を切換え、駆動モータ19に
よって駆動軸18及びねじ軸20を逆回転させると、一
体の移動体14が下降してタイヤ受部材16が保持した
タイヤTを下降させる。すると、タイヤ受部材16が保
持したタイヤTは各第2可動支持腕28のタイヤ受部材
29に受け渡され、空となったタイヤ受部材16は第1
可動支持腕15が縮小することで互いに離反し、移動体
14及びこの第1可動支持腕15と共に元の下端位置に
移動して停止する。
【0032】次に、一対のタイヤ受部材29がタイヤT
を保持した状態で、駆動モータ32によって駆動軸31
を駆動回転し、チェーン37を介してねじ軸33を回転
させると、一体の移動体27が上昇してタイヤ受部材2
9が保持したタイヤTを所定の高さ、即ち、上方に位置
する第1可動支持腕15及びタイヤ受部材14よりも若
干高い位置(図1に実線で表した位置)移動して停止す
る。このとき、第1可動支持腕15は図示しないが縮小
しており、上昇したタイヤTとタイヤ受部材16が干渉
することはない。
【0033】そして、上方の一対の第1可動支持腕15
を伸長して互いに接近させ、各タイヤ受部材16がタイ
ヤTの下方に位置することで保持可能とし、駆動モータ
32によって駆動軸31及びねじ軸33を逆回転させて
一体の移動体27を下降させると、タイヤ受部材29が
保持したタイヤTが下降し、各第1可動支持腕15のタ
イヤ受部材29がタイヤTを保持する。そして、空とな
ったタイヤ受部材29は第2可動支持腕28が縮小する
ことで互いに離反し、移動体27及びこの第2可動支持
腕28と共に元の下端位置に移動して停止する。
【0034】その後、第1可動支持腕15は前述と同様
に動作し、タイヤ受部材16が保持したタイヤTを上方
の各タイヤ受部材29及び16に順次受渡して搬送して
いく。この繰り返し動作によってタイヤTを垂直搬送す
る。
【0035】このように本実施例のタイヤの垂直搬送装
置にあっては、タイヤ受部材16,29を第1可動支持
腕15及び第2可動支持腕28によって互いに接近離反
することでタイヤTを保持、解除し、且つ、個別に上下
移動することでタイヤTを垂直に搬送することができ、
タイヤ搬送作業の作業効率が良くなる。
【0036】図4乃至図6に本実施例のタイヤの垂直搬
送装置の応用例の概略を示す。即ち、図4に示すもの
は、本実施例のタイヤの垂直搬送装置の上方にレール4
1を設け、このレール41に保持具42を有する搬送台
車43を移動自在に支持したものである。従って、ベル
トコンベア10によって搬送されたタイヤTは本実施例
のタイヤの垂直搬送装置によって上方に垂直搬送され、
最上端位置で搬送台車43の保持具42によって穴部が
保持されて上方に引き上げられ、この保持状態で搬送台
車43がレール41に沿って移動することで所定位置ま
で搬送される。
【0037】また、図5に示すものは、本実施例のタイ
ヤの垂直搬送装置の上方にレール44を設け、このレー
ル44に搬送フック45を移動自在に支持すると共に、
枠体11の上端部にタイヤTを立てるローダ46を設け
たものである。従って、ベルトコンベア10によって搬
送されたタイヤTは本実施例のタイヤの垂直搬送装置に
よって上方に垂直搬送され、最上端位置でローダ46に
よって立てられ、搬送フック45が穴部に挿入して上方
に引き上げられ、この保持状態で搬送フック45がレー
ル44に沿って移動することで所定位置まで搬送され
る。
【0038】更に、図6に示すものは、本実施例のタイ
ヤの垂直搬送装置を並設し、上部を連結枠47によって
連結すると共に、この連結枠47に搬送台車48を移動
自在に支持したものである。従って、ベルトコンベア1
0によって搬送されたタイヤTは本実施例のタイヤの垂
直搬送装置によって上方に垂直搬送され、最上端位置で
搬送台車48によって隣接するタイヤの垂直搬送装置に
移動し、タイヤTはこのタイヤの垂直搬送装置によって
下方に垂直搬送され、ベルトコンベア49によって所定
位置まで搬送される。
【0039】また、図7に本発明の搬送物の垂直搬送装
置を適用した第2実施例としてのタイヤの垂直搬送装置
の概略(図8のVII−VII矢視)、図8に本実施例のタイ
ヤの垂直搬送装置の平面概略、図9に本実施例のタイヤ
の垂直搬送装置におけるタイヤ受部材の移動工程を表す
概略を示す。
【0040】本実施例のタイヤの垂直搬送装置におい
て、図7及び図8に示すように、タイヤTを水平搬送す
るベルトコンベア10の端部には六角形状をなす枠体5
1が立設されており、この枠体51には図8において左
右両側にそれぞれ一対のレール52が固定されている。
そして、各レール52に沿ってコ字状をなす複数の移動
体53がそれぞれ移動自在に支持されており、この各移
動体53にはそれぞれ伸縮自在な可動支持腕54を介し
てタイヤ受部材55が装着されている。即ち、各移動体
53を介して装着された一対の可動支持腕54及びタイ
ヤ受部材55は上下に複数設けられている。
【0041】また、枠体51には複数のスプロケット5
6が固結された駆動軸57がそれぞれ垂直方向に沿って
設けられており、この駆動軸57は駆動モータ58によ
って駆動回転することができる。更に、各移動体53に
対応してレール52と平行なねじ軸59が回転自在に支
持されており、このねじ軸59には移動体53と一体の
ナット部60が螺合している。そして、このねじ軸59
の上端部は正逆回転切換自在なクラッチ61を介してス
プロケット62が固結されており、このスプロケット6
2と駆動軸57のスプロケット56とはチェーン63に
よって駆動連結されている。
【0042】従って、駆動モータ58によって駆動軸5
7を駆動回転すると、各スプロケット56,62及びチ
ェーン63を介してねじ軸59が回転し、ナット部60
と一体の移動体53がレール52に沿って上下に移動す
ることができ、移動体53に装着された可動支持腕54
及びタイヤ受部材55を所定の高さ位置に移動すること
ができる。また、所定の位置で一対の可動支持腕54を
タイヤTに対して側方(図8において左右方向)から接
近離反させることで、一対のタイヤ受部材55によって
タイヤTを保持、あるいは保持解除することができる。
【0043】一方、枠体51には図8において上下両側
にそれぞれ基板64が垂直に立設されており、各基板6
4にはそれぞれ伸縮自在な固定支持腕65を介してタイ
ヤ受部材66が装着されている。この一対の固定支持腕
65及びタイヤ受部材66は上下に複数設けられてお
り、前述した移動体53に装着された可動支持腕54及
びタイヤ受部材55と上下方向交互に配設されている。
【0044】従って、一対の固定支持腕65をタイヤT
に対して側方(図8において上下方向)から接近離反さ
せることで、一対のタイヤ受部材66によってタイヤT
を保持、あるいは保持解除することができる。
【0045】ここで、上述した本実施例のタイヤの垂直
搬送装置によるタイヤ搬送方法について説明する。な
お、タイヤ搬送前、各移動体53、即ち、各可動支持腕
54及びタイヤ受部材55はねじ軸59の中間部(図9
で表した位置)に位置し、且つ、各支持腕54,65は
縮小してタイヤ受部材55,66は互いに離間してい
る。
【0046】而して、図7乃至図9に示すように、ま
ず、ベルトコンベア10によってタイヤTが搬送され、
枠体51の下方に到達すると、駆動モータ58によって
駆動軸57を駆動回転し、チェーン63を介してねじ軸
59を回転させると、一体の移動体53が下降してタイ
ヤ受部材55は最下端位置(図7に実線で表した位置)
に移動する。ここで、一対の可動支持腕54を互いに接
近させることで、ベルトコンベア10上のタイヤTを一
対のタイヤ受部材55によって保持する。この状態でク
ラッチ61によって回転方向を切換え、駆動モータ58
によって駆動軸57を駆動回転し、チェーン63を介し
てねじ軸59を回転させると、一体の移動体53が上昇
してタイヤ受部材55が保持したタイヤTを所定の高
さ、即ち、固定支持腕65及びタイヤ受部材66よりも
若干高い位置移動して停止する。このとき、固定支持腕
65は図示しないが縮小しており、上昇したタイヤTと
タイヤ受部材66が干渉することはない。
【0047】そして、一対の固定支持腕65を伸長して
互いに接近させ、各タイヤ受部材66がタイヤTの下方
に位置することで保持可能とする。この状態でクラッチ
61によって回転方向を切換え、駆動モータ58によっ
て駆動軸57及びねじ軸59を回転させると、一体の移
動体53が下降してタイヤ受部材55が保持したタイヤ
Tを下降させる。すると、タイヤ受部材55が保持した
タイヤTは各固定支持腕65のタイヤ受部材66に受け
渡され、空となったタイヤ受部材55は可動支持腕54
が縮小することで互いに離反し、移動体53及びこの可
動支持腕54と共に元の下端位置に移動して停止する。
【0048】次に、固定支持腕65の一対のタイヤ受部
材66がタイヤTを保持した状態で、再び、駆動モータ
58によって駆動軸57を駆動回転し、チェーン63を
介してねじ軸59を回転させると、このタイヤ受部材6
6が保持したタイヤTよりも上方に位置する一体の移動
体53が下降してこのタイヤ受部材55がタイヤ受部材
66が保持したタイヤTよりも若干低い位置(図7に実
線で表した位置)に移動して停止する。このとき、可動
支持腕54は図示しないが縮小しており、タイヤTを保
持したタイヤ受部材66と干渉することはない。
【0049】そして、一対の可動支持腕54を伸長して
互いに接近させ、各タイヤ受部材55がタイヤTの下方
に位置することで保持可能とし、駆動モータ58によっ
て駆動軸57及びねじ軸59を回転させて一体の移動体
53を上昇させると、タイヤ受部材66が保持したタイ
ヤTを可動支持腕54のタイヤ受部材55が受け取って
保持する。そして、空となったタイヤ受部材66は固定
支持腕65が縮小することで互いに離反し元の位置に戻
る。
【0050】その後、可動支持腕54は前述と同様に動
作し、タイヤ受部材55が保持したタイヤTを上方の各
タイヤ受部材66及び55に順次受渡して搬送してい
く。この繰り返し動作によってタイヤTを垂直搬送す
る。
【0051】このように本実施例のタイヤの垂直搬送装
置にあっては、タイヤ受部材55,66を可動支持腕5
4及び固定支持腕65によって互いに接近離反すること
でタイヤTを保持、解除し、且つ、可動支持腕54を上
下移動することでタイヤTを垂直に搬送することがで
き、タイヤ搬送作業の作業効率が良くなる。なお、上述
の実施例では、可動支持腕54及びタイヤ受部材55の
昇降を別々に説明したが、全てのものが同期作動するこ
とで、タイヤTを連続して搬送することができ、更に、
タイヤ搬送作業の作業効率が良くなる。
【0052】図10に本発明の搬送物の垂直搬送装置を
適用した第3実施例としてのタイヤの垂直搬送装置の正
面概略、図11に本実施例のタイヤの垂直搬送装置の側
面概略、図12に本実施例のタイヤの垂直搬送装置の平
面概略、図13に本実施例のタイヤの垂直搬送装置にお
ける可動支持ロッドの移動工程を表す概略を示す。
【0053】本実施例のタイヤの垂直搬送装置におい
て、図10乃至図12に示すように、タイヤTが搭載さ
れたパレットPを水平搬送するベルトコンベア10の端
部には四角い枠体71が立設されており、この枠体71
には図12において左右両側の外柱72にそれぞれ一対
のレール73が固定されている。そして、各レール73
に沿って4つの移動体74がそれぞれ上下に複数移動自
在に支持されており、この各移動体74にはそれぞれ伸
縮自在な第1可動支持ロッド75を有する駆動シリンダ
76が装着されている。即ち、4つで1組をなしてそれ
ぞれ第1可動支持ロッド75を有する移動体74は上下
に複数設けられている。
【0054】また、枠体71には各一対のレール73に
隣接して中途部に複数のスプロケット77が固結された
駆動軸78がそれぞれ垂直方向に沿って設けられてお
り、この駆動軸78は駆動モータ79によって駆動回転
することができる。更に、各移動体74に対応してレー
ル73と平行なねじ軸80が回転自在に支持されてお
り、このねじ軸80には移動体74が螺合している。そ
して、この隣接するねじ軸80同士はチェーン81によ
って同期回転できるように連結されると共に、一方のね
じ軸80の上端部は正逆回転切換自在なクラッチ82を
介してスプロケット83が固結されており、このスプロ
ケット83と駆動軸78のスプロケット77とはチェー
ン84によって駆動連結されている。
【0055】従って、駆動モータ79によって駆動軸7
8を駆動回転すると、各スプロケット77,83及びチ
ェーン81,84を介して各ねじ軸80が回転し、4つ
の移動体74がレール73に沿って上下に移動すること
ができ、移動体74に装着された駆動シリンダ76の第
1可動支持ロッド75を所定の高さ位置に移動すること
ができる。また、所定の位置で各駆動シリンダ76を作
動することで、第1可動支持ロッド75をパレットPの
下方に移動し、タイヤTが搭載されたパレットPを保持
することができる。
【0056】一方、枠体71には左右の各移動体74の
間に位置する外柱85にそれぞれ一対のレール86が固
定されている。そして、各レール86に沿って4つの移
動体87がそれぞれ上下に複数移動自在に支持されてお
り、この各移動体87にはそれぞれ伸縮自在な第2可動
支持ロッド88を有する駆動シリンダ89が装着されて
いる。即ち、4つで1組をなしてそれぞれ第2可動支持
ロッド88を有する移動体87は上下に複数設けられて
おり、各移動体87は、前述した移動体74と上下方向
交互に配設されている。
【0057】また、前述の駆動軸78には別の複数のス
プロケット90が複数固結されており、駆動モータ79
によって駆動回転することができる。更に、各移動体8
7に対応してレール86と平行なねじ軸91が回転自在
に支持されており、このねじ軸91には移動体87が螺
合している。そして、この隣接するねじ軸91同士はチ
ェーン92によって同期回転できるように連結されると
共に、一方のねじ軸91の上端部は正逆回転切換自在な
クラッチ93を介してスプロケット94が固結されてお
り、このスプロケット94と駆動軸78のスプロケット
90とはチェーン95によって駆動連結されている。
【0058】従って、駆動モータ79によって駆動軸7
8を駆動回転すると、各スプロケット90,94及びチ
ェーン92,95を介して各ねじ軸91が回転し、4つ
の移動体87がレール86に沿って上下に移動すること
ができ、移動体87に装着された駆動シリンダ87の第
2可動支持ロッド88を所定の高さ位置に移動すること
ができる。また、所定の位置で各駆動シリンダ89を作
動することで、第2可動支持ロッド88をパレットPの
下方に移動し、タイヤTが搭載されたパレットPを保持
することができる。
【0059】ここで、上述した本実施例のタイヤの垂直
搬送装置によるタイヤ搬送方法について説明する。な
お、タイヤ搬送前、各移動体74,87、即ち、各可動
支持ロッド75,88はねじ軸80,91の下端部(図
10に二点鎖線で表した位置)に位置し、且つ、各可動
支持ロッド75,88は縮小して退避している。
【0060】而して、図10乃至図13に示すように、
まず、ベルトコンベア10によってタイヤTが搬送さ
れ、枠体71の下方に到達すると、4つの駆動シリンダ
74を作動して第1可動支持ロッド75を伸長させるこ
とで、ベルトコンベア10上のタイヤTが搭載されたパ
レットPの下面を保持する。この状態で駆動モータ79
によって駆動軸78を駆動回転し、チェーン81,84
を介して各ねじ軸80を回転させると、各移動体74が
上昇して第1可動支持ロッド75が保持したパレットP
を所定の高さ、即ち、第2可動支持ロッド88よりも若
干高い位置(図10に実線で表した位置)移動して停止
する。このとき、第2可動支持ロッド88は図示しない
が縮小しており、上昇したパレットPと干渉することは
ない。
【0061】そして、4つの駆動シリンダ89を作動し
て第2可動支持ロッド28を伸長させ、パレットPの下
方に位置することで保持可能とする。この状態でクラッ
チ82によって回転方向を切換え、駆動モータ79によ
って駆動軸78及びねじ軸80を逆回転させると、一体
の移動体74が下降して第1可動支持ロッド75が保持
したパレットPを下降させる。すると、第1可動支持ロ
ッド75が保持したパレットPは第2可動支持ロッド8
8上に受け渡され、空となった第1可動支持ロッド75
は駆動シリンダ76を逆に作動して縮小させ、移動体7
4及びこの第1可動支持ロッド75と共に元の下端位置
に移動して停止する。
【0062】次に、第2可動支持ロッド88がパレット
Pを保持した状態で、駆動モータ79によって駆動軸7
8を駆動回転し、チェーン92,95を介してねじ軸9
1を回転させると、一体の移動体87が上昇して第2可
動支持ロッド88が保持したパレットPを所定の高さ、
即ち、上方に位置する第1可動支持ロッド75よりも若
干高い位置(図10に実線で表した位置)移動して停止
する。このとき、第1可動支持ロッド75は図示しない
が縮小しており、上昇したパレットPが干渉することは
ない。
【0063】そして、上方の第1可動支持ロッド75を
伸長させ、パレットPの下方に位置することで保持可能
とし、駆動モータ79によって駆動軸78及びねじ軸9
1を逆回転させて一体の移動体87を下降させると、第
2可動支持ロッド88が保持したパレットPが下降し、
第1可動支持ロッド75がパレットPを保持する。そし
て、空となった第2可動支持ロッド28は縮小すること
で互いに退避し、移動体87と共に元の下端位置に移動
して停止する。
【0064】その後、第1可動支持ロッド75は前述と
同様に動作し、保持したパレットPを上方の第2可動支
持ロッド88及び第1可動支持ロッド75に順次受渡し
て搬送していく。この繰り返し動作によってパレットP
に搭載されたタイヤTを垂直搬送する。
【0065】このように本実施例のタイヤの垂直搬送装
置にあっては、各駆動シリンダ76,89によって第1
可動支持ロッド75及び第2可動支持ロッド88を伸縮
させることでタイヤTが搭載されたパレットPを保持、
解除し、且つ、個別に上下移動することでタイヤTを垂
直に搬送することができ、タイヤ搬送作業の作業効率が
良くなる。なお、前述の実施例では、各移動体74,8
7を移動させるねじ軸80,91の駆動を1つの駆動モ
ータ79及び駆動軸78によって行ったが、この場合、
各クラッチ82,93の切換によって個別に作動させて
いるが、個々に駆動モータ及び駆動軸等を設けてもよい
ものである。
【0066】図14に本発明の搬送物の垂直搬送装置を
適用した第4実施例としてのタイヤの垂直搬送装置の正
面概略、図15に本実施例のタイヤの垂直搬送装置の側
面概略、図16に本実施例のタイヤの垂直搬送装置の平
面概略、図17に本実施例のタイヤの垂直搬送装置にお
ける可動支持ロッドの移動工程を表す概略を示す。
【0067】本実施例のタイヤの垂直搬送装置におい
て、図14乃至図16に示すように、タイヤTが搭載さ
れたパレットPを水平搬送するベルトコンベア10の端
部には四角い枠体101が立設されており、この枠体101に
は図16において左右両側にそれぞれ一対のレール102
が固定されている。そして、各レール102に沿って4つ
の移動体103がそれぞれ上下に複数移動自在に支持され
ており、この各移動体103にはそれぞれ伸縮自在な可動
支持ロッド104を有する駆動シリンダ105が装着されてい
る。即ち、4つで1組をなしてそれぞれ可動支持ロッド
104を有する移動体103は上下に複数設けられている。
【0068】また、枠体101には各一対のレール102に隣
接して中途部に複数のスプロケット106が固結された駆
動軸107がそれぞれ垂直方向に沿って設けられており、
この駆動軸107は駆動モータ108によって駆動回転するこ
とができる。更に、各移動体103に対応してレール102と
平行なねじ軸109が回転自在に支持されており、このね
じ軸109には移動体103が螺合している。そして、この隣
接するねじ軸109同士はチェーン110によって同期回転で
きるように連結されると共に、一方のねじ軸109の上端
部は正逆回転切換自在なクラッチ111を介してスプロケ
ット112が固結されており、このスプロケット112と駆動
軸107のスプロケット106とはチェーン113によって駆動
連結されている。なお、上下に隣接する各ねじ軸109は
各移動体103同士の干渉を防止するために前後左右にず
れて配設されている。
【0069】従って、駆動モータ108によって駆動軸107
を駆動回転すると、各スプロケット106,112及びチェー
ン110,113を介して各ねじ軸109が回転し、4つの移動
体103がレール102に沿って上下に移動することができ、
移動体103に装着された駆動シリンダ105の可動支持ロッ
ド104を所定の高さ位置に移動することができる。ま
た、所定の位置で各駆動シリンダ105を作動すること
で、可動支持ロッド104をパレットPの下方に移動し、
タイヤTが搭載されたパレットPを保持することができ
る。
【0070】一方、枠体101には左右の各移動体103の外
側に位置して4つの固定体114がそれぞれ上下に複数固
定されており、この各固定体114にはそれぞれ伸縮自在
な固定支持ロッド115を有する駆動シリンダ116が装着さ
れている。即ち、4つで1組をなしてそれぞれ固定支持
ロッド115を有する固定体114は上下に複数設けられてお
り、各固定体114は、前述した移動体103と上下方向交互
に配設されている。
【0071】従って、各駆動シリンダ116を作動するこ
とで、固定支持ロッド115をパレットPの下方に移動
し、タイヤTが搭載されたパレットPを保持することが
できる。
【0072】ここで、上述した本実施例のタイヤの垂直
搬送装置によるタイヤ搬送方法について説明する。な
お、タイヤ搬送前、各移動体103、即ち、各可動支持ロ
ッド104はねじ軸109の中間部(図17に表した位置)に
位置し、且つ、各可動支持ロッド104及び固定支持ロッ
ド115は縮小して退避している。
【0073】而して、図14乃至図17に示すように、
まず、ベルトコンベア10によってタイヤTが搬送さ
れ、枠体101の下方に到達すると、駆動モータ108によっ
て駆動軸107を駆動回転し、チェーン110,113を介して
各ねじ軸109を回転させ、各移動体103を最下端位置まで
下降させて停止する。そして、4つの駆動シリンダ105
を作動して可動支持ロッド104を伸長させることで、ベ
ルトコンベア10上のタイヤTが搭載されたパレットP
の下面を保持する。この状態でクラッチ111によって回
転方向を切換え、駆動モータ108によって駆動軸107を駆
動回転し、チェーン110,113を介して各ねじ軸109を回
転させると、各移動体103が上昇して可動支持ロッド104
が保持したパレットPを所定の高さ、即ち、固定支持ロ
ッド115よりも若干高い位置に移動して停止する。この
とき、固定支持ロッド115は図示しないが縮小してお
り、上昇したパレットPと干渉することはない。
【0074】そして、4つの駆動シリンダ116を作動し
て固定支持ロッド115を伸長させ、パレットPの下方に
位置することで保持可能とする。この状態でクラッチ11
1によって回転方向を切換え、駆動モータ108によってね
じ軸109を回転させると、各移動体103が下降して可動支
持ロッド104が保持したパレットPを固定支持ロッド115
上に受け渡し、空となった可動支持ロッド104は駆動シ
リンダ105を逆に作動して縮小させ、移動体103と共に元
の下端位置に移動して停止する。
【0075】次に、固定支持ロッド115がパレットPを
保持した状態で、駆動モータ108によってねじ軸107を回
転させると、固定支持ロッド115が保持したパレットP
より上方の各移動体103が下降して固定支持ロッド115が
保持したパレットPよりも若干低い位置に移動して停止
する。このとき、可動支持ロッド104は図示しないが縮
小しており、固定支持ロッド115が保持したパレットP
と干渉することはない。
【0076】そして、この可動支持ロッド104を伸長さ
せ、パレットPの下方に位置することで保持可能とし、
駆動モータ108によってねじ軸109を回転させて各移動体
103を上昇させると、固定支持ロッド115が保持したパレ
ットPを可動支持ロッド104が受け取って保持する。そ
して、空となった固定支持ロッド115は縮小することで
退避する。
【0077】その後、可動支持ロッド104は前述と同様
に動作し、保持したパレットPを上方の固定支持ロッド
115及び可動支持ロッド104に順次受渡して搬送してい
く。この繰り返し動作によってパレットPに搭載された
タイヤTを垂直搬送する。
【0078】このように本実施例のタイヤの垂直搬送装
置にあっては、各駆動シリンダ105,116によって可動支
持ロッド104及び固定支持ロッド115を伸縮させることで
タイヤTが搭載されたパレットPを保持、解除し、且
つ、個別に上下移動することでタイヤTを垂直に搬送す
ることができ、タイヤ搬送作業の作業効率が良くなる。
なお、上述の実施例では、可動支持ロッド104の昇降を
別々に説明したが、全てのものが同期作動することで、
タイヤT(パレットP)を連続して搬送することがで
き、更に、タイヤ搬送作業の作業効率が良くなる。
【0079】図18に本発明の搬送物の垂直搬送装置を
適用した第5実施例としてのパレットの垂直搬送装置の
正面概略、図19に本実施例のパレットの垂直搬送装置
の側面概略、図20に本実施例のパレットの垂直搬送装
置の平面概略、図21にパレットの要部概略、図22に
本実施例のパレットの垂直搬送装置における可動支持ロ
ッドの移動工程を表す概略を示す。
【0080】本実施例のパレットの垂直搬送装置におい
て、図18乃至図20に示すように、タイヤを搬送して
空となったパレットPを水平搬送するベルトコンベア1
0の端部には四角い枠体121が立設されており、この枠
体121には図20において左右両側にそれぞれ一対のレ
ール122が固定されている。そして、各レール122に沿っ
て4つの移動体123がそれぞれ上下に複数移動自在に支
持されており、この各移動体123にはそれぞれ伸縮自在
な可動支持ロッド124を有する駆動シリンダ125が装着さ
れている。
【0081】また、枠体121には各一対のレール122に隣
接してスプロケット126が固結された駆動軸127がそれぞ
れ垂直方向に沿って設けられており、この駆動軸127は
駆動モータ128によって駆動回転することができる。更
に、各移動体123に対応してねじ軸129が回転自在に支持
されており、このねじ軸129には移動体123が螺合してい
る。そして、この隣接するねじ軸129同士はチェーン130
によって同期回転できるように連結されると共に、一方
のねじ軸129の上端部は正逆回転切換自在なクラッチ131
を介してスプロケット132が固結されており、このスプ
ロケット132と駆動軸127のスプロケット126とはチェー
ン133によって駆動連結されている。
【0082】従って、駆動モータ128によって駆動軸127
を駆動回転すると、各スプロケット126,132及びチェー
ン130,133を介して各ねじ軸129が回転し、4つの移動
体123がレール122に沿って上下に移動することができ、
移動体123に装着された駆動シリンダ125の可動支持ロッ
ド124を所定の高さ位置に移動することができる。ま
た、所定の位置で各駆動シリンダ125を作動すること
で、可動支持ロッド124がそれぞれ伸長し、パレットP
を保持することができる。
【0083】一方、枠体121には左右の各移動体123の内
側に位置して4つの固定体134が固定されており、この
各固定体134にはそれぞれ伸縮自在な固定支持ロッド135
を有する駆動シリンダ136が装着されている。従って、
各駆動シリンダ136を作動することで、固定支持ロッド1
35がそれぞれ伸長し、パレットPを保持することができ
る。なお、図21に示すように、パレットPの左右の側
面には係止孔Hが形成されており、駆動シリンダ125の
可動支持ロッド124の先端が係止することでこのパレッ
トPを保持することができ、また、駆動シリンダ126の
固定支持ロッド125の先端が係止することで保持するこ
とができるようになっている。
【0084】ここで、上述した本実施例のパレットの垂
直搬送装置によるパレット搬送方法について説明する。
なお、パレット搬送前、各移動体123、即ち、各可動支
持ロッド124はねじ軸129の下端部(図21に表した位
置)に位置し、且つ、各可動支持ロッド104及び固定支
持ロッド115は縮小して退避している。
【0085】而して、図18乃至図22に示すように、
まず、ベルトコンベア10によってパレットPが搬送さ
れ、枠体121の下方に到達すると、4つの駆動シリンダ1
25を作動して可動支持ロッド124を伸長させることで、
ベルトコンベア10上のパレットPの各係止孔Hにこの
可動支持ロッド124の先端を挿入して保持する。この状
態で駆動モータ128によって駆動軸127を駆動回転し、チ
ェーン130,133を介して各ねじ軸129を回転させると、
各移動体123が上昇して可動支持ロッド124が保持したパ
レットPを所定の高さ、即ち、固定支持ロッド135と同
じ位置に移動して停止する。このとき、固定支持ロッド
135は図示しないが縮小しており、上昇したパレットP
と干渉することはない。
【0086】そして、4つの駆動シリンダ136を作動し
て固定支持ロッド135を伸長させ、パレットPの各係止
孔Hにこの固定支持ロッド135の先端を挿入して保持す
る。この状態で4つの駆動シリンダ125を逆に作動して
可動支持ロッド124を縮小させることで、パレットPの
各係止孔Hから可動支持ロッド124の先端を抜脱して保
持が解除され、パレットPを受け渡す。その後、クラッ
チ131によって回転方向を切換え、駆動モータ128によっ
てねじ軸129を逆回転させると、各移動体123が下降して
可動支持ロッド124は元の下端位置に移動して停止す
る。
【0087】次に、再び、ベルトコンベア10によって
パレットPが搬送されると、4つの駆動シリンダ125を
作動して可動支持ロッド124を伸長させることで、先端
をこのパレットPの各係止孔Hに挿入して保持する。こ
の状態で駆動モータ128によって各ねじ軸129を回転さ
せ、各移動体123を上昇させ、可動支持ロッド124が保持
したパレットPをすでに固定支持ロッド135が保持して
いるパレットPと密着する位置に移動して停止する。こ
こで、4つの駆動シリンダ136を逆に作動して固定支持
ロッド135を縮小させることで、パレットPの各係止孔
Hから固定支持ロッド135の先端を抜脱して保持を解除
し、保持していたパレットPを可動支持ロッド124が保
持したパレットP上に積み重ねる。
【0088】この状態で駆動モータ128によって各ねじ
軸129を回転させ、各移動体123を上昇し、可動支持ロッ
ド124が保持したパレットPを固定支持ロッド135と同じ
位置に移動して停止する。そして、4つの駆動シリンダ
136を作動して固定支持ロッド135を伸長させ、先端をパ
レットPの各係止孔Hに挿入して保持する一方、4つの
駆動シリンダ125を逆に作動して可動支持ロッド124を縮
小させることで、先端をパレットPの各係止孔Hから抜
いて保持を解除することで、パレットPが受け渡され
る。その後、クラッチ131によって回転方向を切換え、
駆動モータ128を駆動して各移動体123を下降し、可動支
持ロッド124を元の下端位置に移動して停止する。
【0089】この繰り返し動作によってパレットPを垂
直搬送して積み上げていく。そして、所定数量のパレッ
トPが積み重ねられると、積み重ねられたパレットPを
全て可動支持ロッド124が保持し、移動体123を下降して
ベルトコンベア10上に載せ、搬送する。
【0090】このように本実施例のパレットの垂直搬送
装置にあっては、各駆動シリンダ125,136によって可動
支持ロッド124及び固定支持ロッド135を伸縮させること
でパレットPを保持、解除し、且つ、上下移動すること
でパレットPを垂直に搬送して積み重ねることができ、
パレット搬送作業の作業効率が良くなる。
【0091】図23に本発明の搬送物の垂直搬送装置を
適用した第6実施例としてのパレットの垂直搬送装置の
正面概略、図24に本実施例のパレットの垂直搬送装置
の側面概略、図25に可動支持ロッドの駆動機構を表す
概略、図26に別の可動支持ロッドの駆動機構を表す正
面概略、図27にこの可動支持ロッドの駆動機構の縦断
面、図28に本実施例のパレットの垂直搬送装置の斜視
概略、図29に本実施例のパレットの垂直搬送装置にお
ける可動支持ロッドの移動工程を表す概略を示す。
【0092】本実施例のパレットの垂直搬送装置におい
て、図23乃至図25、図28に示すように、パレット
Pを水平搬送するベルトコンベア10の端部には枠体14
1が立設されており、この枠体141の一方側には図示しな
いレールが固定されており、移動台142が上下方向に沿
って移動自在に支持されている。そして、この移動台14
2には水平方向に伸縮自在な可動支持ロッド143が装着さ
れている。即ち、移動台142に固定された固定レール144
に対して可動支持ロッド143は水平方向に沿って相対移
動自在に係合しており、固定レール144の上面にラック1
45が形成される一方、可動支持ロッド143の下面にもラ
ック146が形成されており、ラック145と146とはピニオ
ン147を介して噛み合っている。そして、移動台142に装
着された駆動シリンダ148の駆動ロッド149がピニオン14
7が枢着された支持ロッド150に連結されている。
【0093】また、枠体141にはねじ軸151が回転自在に
支持されており、このねじ軸151には移動台142が螺合し
ている。そして、このねじ軸151の上端部にはスプロケ
ット152が固結されており、このスプロケット152は駆モ
ータ153のスプロケット154とチェーン155によって駆動
連結されている。このように構成された移動台142及び
可動支持ロッド143、ねじ軸151等は上下に複数組設けら
れており、上下に隣接する各ねじ軸151は各移動台142同
士の干渉を防止するために前後左右にずれて配設されて
いる。
【0094】従って、駆動モータ152によってスプロケ
ット154を回転すると、チェーン155及びスプロケット15
2を介してねじ軸151が回転し、移動台142が上下に移動
することができ、移動台142に装着された可動支持ロッ
ド143を所定の高さ位置に移動することができる。ま
た、所定の位置で駆動シリンダ148を作動すると、駆動
ロッド149が伸長し、支持ロッド150を介してピニオン14
7を固定レール144のラック145上を転動させ、このピニ
オン147と噛み合うラック146が形成された可動支持ロッ
ド104を水平方向に移動し、パレットPを下方から保持
することができる。
【0095】一方、枠体141の他方側には固定台156がそ
れぞれ上下に複数固定されており、この各固定台156に
はそれぞれ水平方向に伸縮自在な固定支持ロッド157が
装着されている。この固定支持ロッド157は上下に複数
設けられており、各固定台156は、前述した移動台142と
上下方向交互に配設されている。なお、この固定支持ロ
ッド157の駆動機構は前述した可動支持ロッド143のもの
と同様であるため、説明は省略する。
【0096】なお、可動支持ロッド143の駆動機構は前
述のものに限定されるものではない。例えば、図26及
び図27に示すように、移動台142にはL字形をなすブ
ラケット161を介して一対の固定レール162が固定され、
この固定レール162には複数のボール163によってリテー
ナ164が移動自在に支持され、このリテーナ164には連結
片165を介して可動支持ロッド143が連結されている。そ
して、ブラケット161に装着された駆動シリンダ166の駆
動ロッド167の先端がリテーナ164に連結されている。従
って、駆動シリンダ166を作動すると、駆動ロッド167が
伸長し、可動支持ロッド143がリテーナ164及び連結片16
5を介して固定レール162に沿って移動することができ
る。
【0097】ここで、上述した本実施例のパレットの垂
直搬送装置によるパレット搬送方法について説明する。
なお、パレット搬送前、各移動台142、即ち、各可動支
持ロッド143はねじ軸151の中間部(図29に表した位
置)に位置し、且つ、各可動支持ロッド143及び固定支
持ロッド157は縮小して退避している。
【0098】而して、図23乃至図29に示すように、
まず、ベルトコンベア10によってパレットPが搬送さ
れ、枠体141の下方に到達すると、駆動モータ158によっ
て各スプロケット152,154及びチェーン155 を介してね
じ軸151を回転させ、移動台142を最下端位置まで下降さ
せて停止する。そして、駆動シリンダ148を作動して一
対の可動支持ロッド143を伸長させることで、ベルトコ
ンベア10上のパレットPの下面を保持して受け取る。
この状態で駆動モータ153を逆に駆動し、ねじ軸151を逆
回転させ、移動台142を上昇し、可動支持ロッド143が保
持したパレットPを所定の高さ、即ち、固定支持ロッド
157よりも若干高い位置(図24に二点鎖線で表す位
置)に移動して停止する。このとき、固定支持ロッド15
7は図示しないが縮小しており、上昇したパレットPと
干渉することはない。
【0099】そして、図示しない駆動シリンダを作動し
て固定支持ロッド157を伸長させ、パレットPの下方に
位置することで保持可能とする。この状態で駆動モータ
153によってねじ軸151を回転させ、移動台142を下降
し、可動支持ロッド143が保持したパレットPを固定支
持ロッド157上に受け渡し、空となった可動支持ロッド1
43は駆動シリンダ148を逆に作動して縮小させ、移動台1
42と共に元の下端位置に移動して停止する。
【0100】次に、固定支持ロッド157がパレットPを
保持した状態で、駆動モータ153によってねじ軸151を回
転させると、固定支持ロッド157が保持したパレットP
より上方の移動台142が下降して固定支持ロッド157が保
持したパレットPよりも若干低い位置に移動して停止す
る。このとき、可動支持ロッド143は図示しないが縮小
しており、固定支持ロッド157が保持したパレットPと
干渉することはない。
【0101】そして、この可動支持ロッド143を伸長さ
せ、パレットPの下方に位置することで保持可能とし、
駆動モータ153によってねじ軸151を回転させて移動台14
2を上昇させると、固定支持ロッド157が保持したパレッ
トPを可動支持ロッド143が受け取って保持する。そし
て、空となった固定支持ロッド157は縮小することで退
避する。
【0102】その後、可動支持ロッド143は前述と同様
に動作し、保持したパレットPを上方の固定支持ロッド
157及び可動支持ロッド143に順次受渡して搬送してい
く。この繰り返し動作によってパレットPを垂直搬送す
る。
【0103】このように本実施例のパレットの垂直搬送
装置にあっては、駆動シリンダ148によって可動支持ロ
ッド143及び固定支持ロッド157を伸縮させることでパレ
ットPを保持、解除し、且つ、個別に上下移動すること
でパレットPを垂直に搬送することができ、パレット搬
送作業の作業効率が良くなる。なお、上述の実施例で
は、可動支持ロッド143の昇降を別々に説明したが、全
てのものが同期作動することで、パレットPを連続して
搬送することができ、更に、パレット搬送作業の作業効
率が良くなる。
【0104】図30に本発明の搬送物の垂直搬送装置を
適用した第7実施例としてのタイヤの垂直搬送装置の正
面概略、図31に本実施例のタイヤの垂直搬送装置の平
面概略、図32に可動支持腕の駆動機構を表す正面概
略、図33にこの可動支持腕の駆動機構を表す平面概
略、図34に本実施例のタイヤの垂直搬送装置における
タイヤ受部材の移動工程を表す概略を示す。
【0105】本実施例のタイヤの垂直搬送装置におい
て、図30及び図31に示すように、タイヤTを水平搬
送するベルトコンベア10の端部には枠体171が立設さ
れており、この枠体171には図31において上下両側に
それぞれ一対のレール172が対向して固定されており、
この各レール172にはその間に配設された複数の移動台1
73がそれぞれ移動自在に支持されており、この各移動台
173には移動自在な可動支持腕174を介してタイヤ受部材
175が装着されている。
【0106】即ち、図32及び図33に示すように、移
動台173にはガイド176を介して可動支持腕174を構成す
る箱状の移動支持腕177が移動自在に支持されており、
この移動支持腕177にはガイド178を介して移動支持台17
9が移動自在に支持され、移動支持台179にはタイヤ受部
材175が固定されている。また、移動支持腕177の内部に
は平行をなす一対のねじ軸180,181が回転自在に装着さ
れており、各ねじ軸180,181の端部には互いに噛み合う
連結ギア182,183が固結され、一方の連結ギア183には
駆動モータ184の出力軸が連結されている。そして、移
動台173に固定された連結部材185が一方のねじ軸180に
螺合し、移動支持台179に固着された連結部材186が他方
のねじ軸181に螺合している。従って、駆動モータ184を
駆動すると、連結ギア182,183を介して各ねじ軸180,1
81を互いに逆方向に回転駆動し、連結部材185,186を介
して移動台173に対して移動支持腕177及び移動支持台17
9を同方向に沿って移動させることができる。
【0107】また、枠体171にはレール172と平行をなす
ねじ軸187が回転自在に支持されており、このねじ軸187
には移動台173が螺合している。そして、このねじ軸187
の上端部にはスプロケット188が固結されており、この
スプロケット188は駆モータ189のスプロケット190とチ
ェーン191によって駆動連結されている。このように構
成された移動台173及び可動支持腕174、ねじ軸187等は
上下に複数組設けられており、上下に隣接する各ねじ軸
187は各移動台173同士の干渉を防止するために前後左右
にずれて配設されている。
【0108】従って、駆動モータ189によってスプロケ
ット190を回転すると、チェーン191及びスプロケット18
8を介してねじ軸187が回転し、移動台173が上下に移動
することができ、移動台173に装着された可動支持腕179
を所定の高さ位置に移動することができる。また、所定
の位置で駆動モータ182を駆動すると、一対のねじ軸18
0,181が回転し、移動支持腕177を介して移動支持台179
を水平方向に移動し、タイヤ受部材175によってタイヤ
Tを保持することができる。
【0109】一方、枠体171の両側(図31において上
下)には互いに対向する一対の固定支持腕192がそれぞ
れ上下に複数配設され、枠体171のレール193によって水
平移動自在に支持されており、この各固定支持腕192の
先端部にはタイヤ受部材194が固定されている。また、
枠体171には各固定支持腕192に隣接して一対の固定シリ
ンダ195がそれぞれ固定されており、この各固定シリン
ダ195の伸縮自在な固定支持ロッド196の先端部は固定支
持腕192に連結されている。この固定支持腕194は上下に
複数設けられており、前述した移動台173の可動支持腕1
74と上下方向交互に配設されている。
【0110】ここで、上述した本実施例のタイヤの垂直
搬送装置によるタイヤ搬送方法について説明する。な
お、タイヤ搬送前、各移動台173、即ち、各可動支持腕1
74はねじ軸189の中間部(図34に表した位置)に位置
し、且つ、各可動支持腕174及び固定支持腕192は縮小し
て退避している。
【0111】而して、図30乃至図34に示すように、
まず、ベルトコンベア10によってタイヤTが搬送さ
れ、枠体171の下方に到達すると、駆動モータ189によっ
て各スプロケット190,188及びチェーン191 を介してね
じ軸187を回転させ、移動台173を最下端位置まで下降さ
せて停止する。そして、駆動モータ182を駆動して一対
の可動支持腕174を前進させることで、タイヤ受部材175
がベルトコンベア10上のタイヤTを保持して受け取
る。この状態で駆動モータ189を逆に駆動し、ねじ軸187
を逆回転させ、移動台173を上昇し、可動支持腕174のタ
イヤ受部材175が保持したタイヤTを所定の高さ、即
ち、固定支持腕192のタイヤ受部材194よりも若干高い位
置に移動して停止する。このとき、固定支持腕192は図
示しないが縮小しており、上昇したタイヤTと干渉する
ことはない。
【0112】そして、固定シリンダ195を作動して固定
支持腕192を伸長させ、タイヤ受部材194をタイヤTの下
方に位置することで保持可能とする。この状態で駆動モ
ータ189によってねじ軸187を回転させ、移動台173を下
降し、可動支持腕174が保持したタイヤTを固定支持腕1
92上に受渡し、空となった可動支持腕174は駆動モータ1
82を逆に駆動して退避させ、移動台173と共に元の下端
位置に移動して停止する。
【0113】次に、固定支持腕192がタイヤTを保持し
た状態で、駆動モータ189によってねじ軸187を回転させ
ると、固定支持腕192が保持したタイヤTより上方の移
動台173が下降して固定支持腕192が保持したタイヤTよ
りも若干低い位置に移動して停止する。このとき、可動
支持腕174は図示しないが退避しており、固定支持腕192
が保持したタイヤTと干渉することはない。
【0114】そして、この可動支持腕174を伸長させ、
タイヤ受部材175をタイヤTの下方に位置することで保
持可能とし、駆動モータ189によってねじ軸187を回転さ
せて移動台173を上昇させると、固定支持腕192のタイヤ
受部材194が保持したタイヤTを可動支持腕174のタイヤ
受部材175が受取って保持する。そして、空となった固
定支持腕192は縮小することで退避する。
【0115】その後、可動支持腕174は前述と同様に動
作し、保持したタイヤTを上方の固定支持腕192及び可
動支持腕174に順次受渡して搬送していく。この繰り返
し動作によってタイヤTを垂直搬送する。
【0116】このように本実施例のタイヤの垂直搬送装
置にあっては、駆動モータ182によって可動支持腕174を
伸縮させてタイヤ受部材175を移動させると共に固定シ
リンダ195によって固定支持腕194を伸縮させてタイヤ受
部材175を移動させることでタイヤTを保持、解除し、
且つ、個別に上下移動することでタイヤTを垂直に搬送
することができ、タイヤ搬送作業の作業効率が良くな
る。なお、上述の実施例では、可動支持腕174の昇降を
別々に説明したが、全てのものが同期作動することで、
タイヤTを連続して搬送することができ、更に、タイヤ
搬送作業の作業効率が良くなる。また、搬送物もタイヤ
T に限らず、例えば、パレットにあっては、これを積み
重ねて搬送することができる。
【0117】また、図35に本発明の搬送物の垂直搬送
装置の応用例としてのタイヤ搬送装置の概略、図36に
この応用例に適用された可動支持腕の駆動機構を表す正
面概略、図37に本実施例のタイヤの搬送装置の他の応
用例の概略を示す。
【0118】図35に示すように、本実施例のタイヤの
搬送装置にあっては、図示しないタイヤ垂直搬送装置を
ベルトコンベア10の搬送方向前後に並設し、その間に
立設された枠体201の上部にタイヤTを水平移動する可
動支持腕202が設けられている。
【0119】この可動支持腕202において、図36に示
すように、枠体201の上部にはガイド203を介して可動支
持腕202を構成する箱状の移動支持腕204が移動自在に支
持されており、この移動支持腕204の上部にはガイド205
を介して移動支持台206が移動自在に支持され、移動支
持台206にはタイヤ受部材207が固定されている。また、
移動支持腕204の内部には平行をなす上下一対のねじ軸2
08,209が回転自在に装着されており、一方のねじ軸208
の一端部には連結ギア210が固結され、他方のねじ軸209
の一端部には連結ギア210と噛み合う連結ギア211及び従
動プーリ212が固結されており、従動プーリ212と駆動モ
ータ213の駆動プーリ214との間にはベルト215が掛け回
されている。そして、枠体201に固定された連結部材216
が一方のねじ軸208に螺合し、移動支持台206に固着され
た連結部材217が他方のねじ軸209に螺合している。
【0120】従って、駆動モータ213によって駆動プー
リ214を駆動すると、ベルト215を介して従動プーリ212
が回転駆動し、連結ギア210,212を介して各ねじ軸208
位,209を互いに逆方向に回転駆動し、連結部材215,21
6を介して枠体201に対して移動支持腕204及び移動支持
台206を同方向に沿って移動させることができる。な
お、ねじ軸208,209のピッチを変えたり、連結ギア21
0,211のギア比を変えることで、移動支持腕204と移動
支持台206の移動量を変えて重量をバランスを良好に調
整することができる。
【0121】而して、ベルトコンベア10によって搬送
されたタイヤTがタイヤ垂直搬送装置によって上方の最
上端位置に垂直搬送されると、駆動モータ213によって
各ねじ軸208,209を互いに逆方向に回転駆動し、移動支
持腕204及び移動支持台206を前進させ、この移動支持台
206のタイヤ受部材207を保持されたタイヤTの下方に位
置させる。そして、タイヤ受部材207がタイヤTを受け
取った後に、駆動モータ213によって各ねじ軸208,209
をそれぞれ前述とは逆に回転駆動し、移動支持腕204及
び移動支持台206を後退させ、タイヤ受部材207が保持し
たタイヤTを隣接するタイヤ垂直搬送装置の最上端位置
に位置させる。そして、このタイヤ垂直搬送装置はタイ
ヤ受部材207が保持したタイヤTを受取り、このタイヤ
Tを下方に搬送し、ベルトコンベア10によって所定位
置まで搬送する。
【0122】また、図37に示すように、本実施例のタ
イヤの搬送装置にあっては、図示しないレールに沿って
移動自在に支持された保持具221を有するモノレール台
車222の下方に図示しないタイヤ垂直搬送装置を配設
し、このタイヤ垂直搬送装置に隣接して加硫機223の昇
降装置224が配設し、このタイヤ垂直搬送装置と昇降装
置224との間にタイヤTを水平移動する前述の可動支持
腕202が設けられている。而して、モノレール台車222に
よって搬送されたタイヤTはタイヤ垂直搬送装置によっ
て下方の最下端位置に垂直搬送されると、前進位置にあ
る移動支持台206のタイヤ受部材207がタイヤTを受け取
る。そして、タイヤTを保持したタイヤ受部材207は移
動支持台206と共に後退し、タイヤ受部材207が保持した
タイヤTを隣接する加硫機223の昇降装置224側に位置さ
せる。そして、この昇降装置224はタイヤ受部材207が保
持したタイヤTを受取り、このタイヤTを上方に搬送
し、加硫機223まで搬送する。
【0123】
【発明の効果】以上、実施例を挙げて詳細に説明したよ
うに本発明の搬送物の垂直搬送装置によれば、搬送物に
対して対向する側方から接近してこの搬送物を保持可能
な一対の可動支持腕を上下方向に沿って複数並設し、少
なくとも上下に隣接する各一対の可動支持腕をそれぞれ
独立して昇降可能に支持することで、一対の可動支持腕
によって保持された搬送物を上方あるいは下方に位置す
る一対の可動支持腕に受渡して垂直搬送するようにした
ので、可動支持腕が保持した搬送物を上下の可動支持腕
に受渡して垂直搬送することとなり、搬送物の受台を不
要とすることで貯留能力を低下させずに搬送物の搬送効
率の向上を図ることができる。
【0124】また、本発明の搬送物の垂直搬送装置によ
れば、搬送物に対して対向する側方から接近してこの搬
送物を保持可能な一対の可動支持腕と一対の固定支持腕
を上下方向に沿って交互に複数並設し、一対の可動支持
腕のみを昇降可能に支持することで、一対の可動支持腕
によって保持された搬送物を上方あるいは下方に位置す
る一対の固定支持腕に受渡して垂直搬送するようにした
ので、可動支持腕が保持した搬送物を上下の固定支持腕
を介して可動支持腕に受渡して垂直搬送することとな
り、搬送物の受台を不要とすることで貯留能力を低下さ
せずに搬送物を連続して搬送することができ、搬送物の
搬送効率の向上を図ることができる。
【0125】また、本発明の搬送物の垂直搬送装置によ
れば、搬送物はパレット上に搭載されており、一対の支
持腕は側方から接近してパレットの下面を保持可能であ
り、少なくとも上下に隣接する各一対の支持腕の一方を
昇降することで、一対の支持腕によって保持されたパレ
ットを上方あるいは下方に位置する一対の支持腕に受渡
して垂直搬送するようにしたので、支持腕が保持したパ
レットを上下の支持腕に受渡して垂直搬送することとな
り、搬送物の受台を不要とすることで貯留能力を低下さ
せずに搬送物の搬送効率の向上を図ることができる。
【0126】また、本発明の搬送物の垂直搬送装置によ
れば、搬送物に対して側方から接近してこの搬送物を保
持可能な可動支持腕を移動台に設けると共にこの移動台
を上下方向に沿って複数並設する一方、搬送物に対して
側方から接近してこの搬送物を保持可能な固定支持腕を
可動支持腕と交互に上下方向に沿って複数並設し、各移
動台を昇降可能に支持することで、可動支持腕によって
保持した搬送物を上方あるいは下方に位置する固定支持
腕に受渡して垂直搬送するようにしたので、可動支持腕
が保持した搬送物を上下の固定支持腕を介して可動支持
腕に受渡して垂直搬送することとなり、搬送物の受台を
不要とすることで貯留能力を低下させずに搬送物を連続
して搬送することができ、搬送物の搬送効率の向上を図
ることができる。
【0127】また、本発明の搬送物の垂直搬送装置によ
れば、固定支持腕は可動支持腕の移動方向とほぼ直交す
る方向に水平移動可能である一対の支持腕としたので、
可動支持腕及び固定支持腕を軽量でコンパクトに構成す
ることができ、搬送物の搬送効率を低下させることなく
装置の小型化を図ることができる。
【0128】また、本発明の搬送物の垂直搬送装置によ
れば、支持腕本体に移動支持腕を移動自在に支持してこ
の移動支持腕に移動支持台を同方向に沿って移動自在に
支持すると共に、この移動支持腕に一対のねじ軸を回転
自在に装着して支持腕本体に第1連結部材を介して一方
のねじ軸に螺合し、移動支持台に第2連結部材を介して
他方のねじ軸に螺合し、駆動装置によって一対のねじ軸
を回転駆動して支持腕本体に対して移動支持腕及び移動
支持台を同方向に移動させるようにしたので、移動支持
台の移動距離及び移動距離を倍とすることができ、搬送
物の搬送効率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の搬送物の垂直搬送装置を適用した第1
実施例としてのタイヤの垂直搬送装置の概略(図2のII
−II矢視)図である。
【図2】本実施例のタイヤの垂直搬送装置の平面概略図
である。
【図3】本実施例のタイヤの垂直搬送装置におけるタイ
ヤ受部材の移動工程を表す概略図である。
【図4】本実施例のタイヤの垂直搬送装置の応用例の概
略図である。
【図5】本実施例のタイヤの垂直搬送装置の応用例の概
略図である。
【図6】本実施例のタイヤの垂直搬送装置の応用例の概
略図である。
【図7】本発明の搬送物の垂直搬送装置を適用した第2
実施例としてのタイヤの垂直搬送装置の概略(図8のVI
I−VII矢視)図である。
【図8】本実施例のタイヤの垂直搬送装置の平面概略図
である。
【図9】本実施例のタイヤの垂直搬送装置におけるタイ
ヤ受部材の移動工程図である。
【図10】本発明の搬送物の垂直搬送装置を適用した第
3実施例としてのタイヤの垂直搬送装置の正面概略図で
ある。
【図11】本実施例のタイヤの垂直搬送装置の側面概略
図である。
【図12】本実施例のタイヤの垂直搬送装置の平面概略
図である。
【図13】本実施例のタイヤの垂直搬送装置における可
動支持ロッドの移動工程を表す概略図である。
【図14】本発明の搬送物の垂直搬送装置を適用した第
4実施例としてのタイヤの垂直搬送装置の正面概略図で
ある。
【図15】本実施例のタイヤの垂直搬送装置の側面概略
図である。
【図16】本実施例のタイヤの垂直搬送装置の平面概略
図である。
【図17】本実施例のタイヤの垂直搬送装置における可
動支持ロッドの移動工程を表す概略図である。
【図18】本発明の搬送物の垂直搬送装置を適用した第
5実施例としてのパレットの垂直搬送装置の正面概略図
である。
【図19】本実施例のパレットの垂直搬送装置の側面概
略図である。
【図20】本実施例のパレットの垂直搬送装置の平面概
略図である。
【図21】パレットの要部概略図である。
【図22】本実施例のパレットの垂直搬送装置における
可動支持ロッドの移動工程を表す概略図である。
【図23】本発明の搬送物の垂直搬送装置を適用した第
6実施例としてのパレッ トの垂直搬送装置の正面概略
図である。
【図24】本実施例のパレットの垂直搬送装置の側面概
略図である。
【図25】可動支持ロッドの駆動機構を表す概略図であ
る。
【図26】別の可動支持ロッドの駆動機構を表す正面概
略図である。
【図27】可動支持ロッドの駆動機構の縦断面図であ
る。
【図28】本実施例のパレットの垂直搬送装置の斜視概
略図である。
【図29】本実施例のパレットの垂直搬送装置における
可動支持ロッドの移動工程を表す概略図である。
【図30】本発明の搬送物の垂直搬送装置を適用した第
7実施例としてのタイヤの垂直搬送装置の正面概略図で
ある。
【図31】本実施例のタイヤの垂直搬送装置の平面概略
図である。
【図32】可動支持腕の駆動機構を表す正面概略図であ
る。
【図33】本実施例の可動支持腕の駆動機構を表す平面
概略図である。
【図34】本実施例のタイヤの垂直搬送装置におけるタ
イヤ受部材の移動工程を表す概略図である。
【図35】本発明の搬送物の垂直搬送装置の応用例とし
てのタイヤ搬送装置の概略図である。
【図36】応用例に適用された可動支持腕の駆動機構を
表す正面概略図である。
【図37】本実施例のタイヤの搬送装置の他の応用例の
概略図である。
【図38】従来のタイヤ搬送装置の概略図である。
【符号の説明】
10 ベルトコンベア 11 枠体 14,27 移動体 15 第1可動支持腕 16,29 タイヤ受部材 19,32 駆動モータ 20,33 ねじ軸 28 第2可動支持腕 51 枠体 53 移動体 54 可動支持腕 55,66 タイヤ受部材 58 駆動モータ 59 ねじ軸 65 固定支持腕 71 枠体 74,87 移動体 75 第1可動支持ロッド 76,89 駆動シリンダ 79 駆動モータ 80,91 ねじ軸 88 第2可動支持ロッド 101 枠体 103 移動体 104 可動支持ロッド 105,116 駆動シリンダ 108 駆動モータ 109 ねじ軸 114 固定体 115 固定支持腕 121 枠体 123 移動体 124 可動支持ロッド 135,136 駆動シリンダ 128 駆動モータ 129 ねじ軸 134 固定体 135 固定支持腕 141 枠体 142 移動台 143 可動支持ロッド 148 駆動シリンダ 153 駆動モータ 151 ねじ軸 156 固定台 157 固定支持腕 171 枠体 173 移動台 174 可動支持腕 175 タイヤ受部 177 移動支持腕 179 移動支持台 180,181 ねじ軸 184 駆動モータ 187 ねじ軸 189 駆動モータ 192 固定支持腕 194 タイヤ受部 195 固定シリンダ 201 枠体 202 可動支持腕 204 可動支持台 206 移動支持台 207 タイヤ受部 208,209 ねじ軸 213 駆動モータ T タイヤ P パレット H 係止孔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向に沿って搬送される搬送物を受
    け取って上方あるいは下方に搬送する搬送物の垂直搬送
    装置において、前記搬送物に対して対向する側方から接
    近して該搬送物を保持可能な一対の可動支持腕を上下方
    向に沿って複数並設し、少なくとも上下に隣接する前記
    各一対の可動支持腕をそれぞれ独立して昇降可能に支持
    することで、該一対の可動支持腕によって保持された搬
    送物を上方あるいは下方に位置する一対の可動支持腕に
    受渡して垂直搬送することを特徴とする搬送物の垂直搬
    送装置。
  2. 【請求項2】 水平方向に沿って搬送される搬送物を受
    け取って上方あるいは下方に搬送する搬送物の垂直搬送
    装置において、前記搬送物に対して対向する側方から接
    近して該搬送物を保持可能な一対の可動支持腕と一対の
    固定支持腕を上下方向に沿って交互に複数並設し、前記
    一対の可動支持腕のみを昇降可能に支持することで、該
    一対の可動支持腕によって保持された搬送物を上方ある
    いは下方に位置する前記一対の固定支持腕に受渡して垂
    直搬送することを特徴とする搬送物の垂直搬送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1及び2記載の搬送物の垂直搬送
    装置において、前記搬送物はパレット上に搭載されてお
    り、前記一対の支持腕は該パレットに対して側方から接
    近して該パレットの下面を保持可能であり、少なくとも
    上下に隣接する前記各一対の支持腕の一方を昇降するこ
    とで、該一対の支持腕によって保持されたパレットを上
    方あるいは下方に位置する一対の支持腕に受渡して垂直
    搬送することを特徴とする搬送物の垂直搬送装置。
  4. 【請求項4】 水平方向に沿って搬送される搬送物を受
    け取って上方あるいは下方に搬送する搬送物の垂直搬送
    装置において、前記搬送物に対して側方から接近して該
    搬送物を保持可能な可動支持腕を移動台に設けると共に
    該移動台を上下方向に沿って複数並設する一方、前記搬
    送物に対して側方から接近して該搬送物を保持可能な固
    定支持腕を前記一対の可動支持腕と上下方向に沿って交
    互に複数並設し、前記各移動台を昇降可能に支持するこ
    とで、前記可動支持腕によって保持された搬送物を上方
    あるいは下方に位置する前記固定支持腕に受渡して垂直
    搬送することを特徴とする搬送物の垂直搬送装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の搬送物の垂直搬送装置に
    おいて、前記固定支持腕は、前記可動支持腕の移動方向
    とほぼ直交する方向に水平移動可能である一対の支持腕
    であることを特徴とする搬送物の垂直搬送装置。
  6. 【請求項6】 請求項1及び2、4記載の搬送物の垂直
    搬送装置において、前記支持腕は、支持腕本体と、該支
    持腕本体に対して移動自在に支持された移動支持腕と、
    該移動支持腕に対して該移動支持腕と同方向に沿って移
    動自在に支持された移動支持台と、前記移動支持腕に回
    転自在に装着された一対のねじ軸と、一端が前記支持腕
    本体に固着されて他端が前記一方のねじ軸に螺合する第
    1連結部材と、一端が前記移動支持台に固着されて他端
    が前記他方のねじ軸に螺合する第2連結部材と、前記一
    対のねじ軸を回転駆動して前記支持腕本体に対して前記
    移動支持腕及び前記移動支持台を同方向に移動させる駆
    動装置とを有することを特徴とする搬送物の垂直搬送装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20170000653A (ko) * 2015-06-24 2017-01-03 주식회사 에스에프에이 승강장치
US10766214B2 (en) 2014-11-18 2020-09-08 Harburg-Freudenberger Maschinenbau Gmbh Device and transport device for handling tyre blanks
CN115214898A (zh) * 2021-04-21 2022-10-21 北京二郎神科技有限公司 无人机的货物传送系统、建筑物及储存组件

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