JPH0826188B2 - 耐熱ゴム組成物 - Google Patents

耐熱ゴム組成物

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JPH0826188B2
JPH0826188B2 JP62262585A JP26258587A JPH0826188B2 JP H0826188 B2 JPH0826188 B2 JP H0826188B2 JP 62262585 A JP62262585 A JP 62262585A JP 26258587 A JP26258587 A JP 26258587A JP H0826188 B2 JPH0826188 B2 JP H0826188B2
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勝男 岡本
昭 松田
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三井石油化学工業株式会社
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、加熱により架橋し、優れた機械的性質、耐
熱老化性、電気的特性を与えるゴム組成物に関する。
(従来技術及びその問題点) エチレン・α−オレフィン共重合ゴムは、機械的性
質、電気絶縁性に優れたゴムとして、自動車部品、電気
部品、一般工業部品等に賞用されている。しかるに最近
自動車部品、電気部品などで更に高い耐熱老化性を求め
る場合がでてきた。
このため、合成ゴム加工技術全書「エチレン・プロピ
レンゴム」に見られる如く、この種のゴムには老化防止
剤の添加が試みられているが、その改良効果は十分でな
い。
また、エチレン・α−オレフィン共重合ゴムのゴム製
品には、その性能を発現させるために各種フィラーが添
加されているが、やはり耐熱老化性が充分でなく、また
エチレン・α−オレフィン共重合ゴムの有する優れた特
性が十分に発現されるに至っていない。
従って本発明は、エチレン・α−オレフィン共重合ゴ
ムの有する優れた機械的性質及び電気絶縁性が発現さ
れ、且つ耐熱老化性にも極めて優れた加硫可能ゴム組成
物を提供することを技術的課題とする。
(問題点を解決すべき手段) 本発明は、エチレン・α−オレフィン共重合ゴム
(A)と、下記一般式(I) (R1(R2bSiO(4-a-b)/2 ……(I) 式中、 R1は、一価の飽和あるいは不飽和炭化水素基、 R2は、クロロアルキル基、又はクロロアルケニル基、 aは、1乃至2.5の数であり、 bは、0.01乃至1.2の数であり、 且つa+bは1.8乃至3の範囲にある、 で表わされる平均組成を有するポリオルガノオシロキ
サン(B)及び、下記一般式(II)、 式中、R3はアルケニル基、クロロアルケニル基又はクロ
ロアルキル基を示し、R4は、低級アルキル基を示す、 で表わされるシラン化合物によって予めじ処理された
シリカ系充填剤(C)を組み合わせることに構成上の特
徴を有している。
(作 用) 本発明の耐熱ゴム組成物は、エチレン・α−オレフィ
ン共重合ゴム(A)に、前記のポリオルガノシロキサン
(B)及びシラン処理シリカ系充填剤(C)が配合され
ていることにより、強度の優れた機械的性質とともに、
顕著に優れた耐熱老化生を示す。
即ち、後述する実施例から明らかなとうり、本発明の
組成物は180℃−96時間の試験での保持率が約70%以上
という驚くべき値を示すのである。通常の耐熱試験が14
0℃の温度で行われ、これで70%以上の値を示す時には
耐熱処方と言えることから考えても本発明組成物の優位
性が理解されよう。
本発明に於て、このように耐熱老化性が顕著に向上す
る理由は未だ明確ではないが充填剤とエチレン・α−オ
レフィン共重合ゴムとの界面特性が特定のポリオルガノ
シロキサンにより顕著に改善されることに起因している
ものと思われる。
(発明の好適な態様) (A)エチレン・α−オレフィン共重合ゴム 本発明の組成物においてベースポリマーとして使用さ
れるエチレン・α−オレフィン共重合ゴムは、エチレン
とα−オレフィン、例えばプロピレン、1−ブテン、1
−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテ
ン、17−オクテン、1−デセン等の炭素数3乃至10のα
−オレフィンの1種以上との共重合体である。エチレン
含量は、一般に50乃至95モル%、好ましくは60乃至92モ
ル%の範囲にある。
更にこのエチレン・α−オレフィン共重合ゴムには、
1種以上のポリエン成分が含有されていてもよい。
ポリエン成分として具体的には、1,4−ヘキサジエ
ン、1,6−オクタジエン、2−メチル−1.5−ヘキサジエ
ン、6−メチル−1.5−ヘプタジエン、7−メチル−1,6
−オクタジエンのような鎖状非共役ジエン、シクロヘキ
サジエン、ジシクロペンタジエン、メチルテトラヒドロ
インデン、5−ビニルノルボネン、5−エチリデン−2
−ノルボルネン、5−メチレン−2−ノルボルネン、5
−イソプロピリデン−2−ノルボルネン、6−クロロメ
チル−5−イソプロペニル−2−ノルボルネンのような
環状非共役ジエン、2,3−ジイソプロピリデン−5−ノ
ルボルネン、2−エチルデン−3−イソプロピリデン−
5−ノルボルネン、2−プロペニル−2,2−ノルボルナ
ジエン、1.3.7−オクタトリエン、1,4,9−デカトリエン
のようなトリエンを代表例として例示することができ
る。好適なポリエンは環状非共役ジエン及び1,4−ヘキ
サエン、とりわけジシクロペンタジエン又は5−エチリ
デン−2−ノルボルネンである。これらポリエン成分
は、生成共重合体において、ヨウ素価表示で最大30、好
ましくは20以下となる様に共重合される。
これら共重合ゴムは、135℃デカリン中で測定した固
有粘度〔η〕が、一般に0.5乃至4.0dl/g、特に1.1乃至
3.5dl/gの範囲にあるものが好適に使用される。
この固有粘度〔η〕が上記範囲よりも小さい場合に
は、得られるゴム組成物が機械的性質において不満足な
ものとなり、また上記範囲よりも大きい場合には加工性
が損われる傾向にある。
また上述したエチレン・α−オレフィン共重合ゴム
は、不飽和カルボン酸乃至はその誘導体(例えば無水
物、エステル)をグラフト共重合させて使用に供するこ
ともできる。
上記エチレン・α−オレフィン共重合ゴムにグラフト
共重合すべき不飽和カルボン酸、その無水物及びそのエ
ステルとしては、これに限定されるものではないが例え
ば次に揚げるものが使用される。
不飽和カルボン酸; アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマール
酸、イタコン酸、シトラコン酸、テトラヒドロフタル
酸、ビジクロ〔2,2,1〕ヘプト−2−エン−5,6−ジカル
ボン酸等。
不飽和カルボン酸無水物; 無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水シトラコン
酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ビシクロ〔2,2,1〕ヘ
プト−2−エン−5,6−ジカルボン酸無水物等。これら
の中でも、無水マレイン酸が好ましい。
不飽和カルボン酸エステル; アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、マレイン酸
ジメチル、マレイン酸モノメチル、フマール酸ジエチ
ル、イタコン酸ジメチル、シトラコン酸ジエチル、テト
ラヒドロ無水フタル酸ジメチル、ビシクロ〔2,2,1〕ヘ
プト−2−エン−5,6−ジカルボン酸ジメチル等。これ
らの中でも、アクリル酸メチル及びアクリル酸エチルが
好ましい。
上記の不飽和カルボン酸等のグラフト共重合単量体
は、それぞれ単独又は2種以上の組み合わせで使用され
るが、何れの場合も前述したエチレン・α−オレフィン
共重合ゴム100g当たり、0.1モル以下、好適には0.05モ
ル以下、最も好適には0.01モル以下のグラフト量とする
のがよい。
このグラフト量が上記範囲よりも多い場合には、得ら
れるゴム組成物は、加工性や耐寒性において不満足なも
のとなる傾向にある。
グラフト共重合は、前述したエチレン・α−オレフィ
ン系共重合ゴムと不飽和カルボン酸等とを、ラジカル開
始剤の存在下に反応させることにより得られる。
反応は溶液にして行なうこともできるし、溶融状態で
行なってもよい。溶融状態で行なう場合には、押出機の
中で連続的に行なうことが最も効率的である。
グラフト反応に使用されるラジカル開始剤としては、
半減期が1分となる様な分解温度が、150乃至270℃の範
囲にあるものが好適に使用される。
具体的には有機ペルオキシド、有機ペルエステル、例
えばベンゾイルペルオキシド、ジクロルベンゾイルペル
オキシド、ジクミルペルオキシド、ジ−tert−ブチルペ
ルオキシド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ペルオキシベン
ゾエート)ヘキシン−3,1,4−ビス(tert−ブチルペル
オキシイソプロピル)ベンゼン、ラウロイルペルオキシ
ド、tert−ブチルペルアセテート、2,5−ジメチル−2,5
−ジ(tert−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3,2,5−ジ
メチル−2,5−ジ(tert−ブチルペルオキシ)ヘキサ
ン、tert−ブチルペルベンゾエート、tert−ブチルペル
フェニルアセテート、tert−ブチルペルイソブチレー
ト、tert−ブチルペル−sec−オクトエート、tert−ブ
チルペルビバレート、クミルペルビバレートおよびtert
−ブチルペルジエチルアセテートが挙げられる。
上述したエチレン・α−オレフィン共重合ゴムは、特
に機械的性質及び加工性等の見地から、ムーニー粘度
〔ML1+4(100℃)〕が5乃至180、特に10乃至120の範囲
にあるものが好適に使用される。
(B)ポリオルガノシロキサン 本発明において使用するポリオルガノシロキサンとし
ては、下記平均組成式(I)、 (R1(R2bSiO(4-a-b)/2 ……(I) 式中、 R1は、一価の炭化水素基、 R2は、クロロアルキル基、クロロアルケニル基、 aは、1乃至2.5の数であり、 bは、0.01乃至1.2の数であり、 且つa+bは1.8乃至3の範囲にある、 で表わされるものが使用され、特に基R1がメチル基或
いはフエニル基であるものが好適に使用される。
またこのポリオルガノシロキサンの数平均分子量
〔Mn〕は、一般に102乃至106、好適には103乃至105、最
も好適には5×103乃至5×104の範囲にある。
重合度が上記範囲よりも高い時は、エチレン・α−オ
レフィン共重合ゴムと充分に相溶せず、この結果として
強度低下を生じ、また上記範囲よりも低い時には所望の
耐熱老化性が得られない傾向にある。
(C)シラン処理シリカ系充填材 本発明においてはシリカ系充填材のシラン処理を行な
うべきシランカップリング剤として、下記式(II)、 式中、R3はアルケニル基、クロルアルケニル基又はクロ
ロアルキル基であり、好ましくは、アルリル基、ビニル
基、クロロプロピル基の何れを示し、R4は、低級アルキ
ル基、例えばメチル基、エチル基を示す、 で表わされるシラン化合物を使用する。具体的には、
これに限定されるものではないが、アルリルトリメトキ
シシラン、アルリルトリエトキシシラン、ビニルトリメ
トキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、クロロプロ
ピルトリメトキシシラン、クロロプロピルトリエトキシ
シラン等を挙げることができる。
また処理すべきシリカ系充填剤としては、それ自体公
知のものは全て使用でき、例えば乾式シリカ、湿式シリ
カ、合成ケイ酸塩系ホワイトカーボン、タルク、クレイ
等が好適に使用される。
前記一般式(II)で表わされるシランカップリング剤
の処理量は、処理後の充填剤を基準としてカーボン含量
で0.1乃至5重量%、好適には0.5乃至4重量%、最も好
適には1乃至3重量%の範囲とするのがよい。
この処理量があまりにも少ない場合には、所望の耐熱
老化性が発現せず、一方あまり多量に用いたとしても経
済的に不利となるだけである。
この様なシラン処理されたシリカ系充填剤を使用する
ことは、ゴム組成物の耐熱老化性が顕著に向上するばか
りでなく、充填剤の嵩比重が増大する結果としてエチレ
ン・α−オレフィン共重合ゴムとの混練をスムーズに行
なうことができ、工業的意義も大である。
シランカップリング剤による処理は、それ自体公知の
手段で行なうことができる。
即ち、特公昭41−17049号に見られるような、シリカ
系充填剤とシリカ化合物とを連続的に進行する並流法で
直立の管状炉からなる処理室中で反応させる方法、或い
は、特公昭60−6379号に見られる、比較的低温でシリカ
系充填材とシリカ化合物を接触させ、次にこれを高温処
理し、更に不活性ガスで乾燥処理する方法などが挙げら
れる。
シラン処理シリカ系充填材のカーボン含量の測定は以
下のようにして行った。即ちシラン処理シリカ系充填材
を150℃窒素ガスを流しながら充分に乾燥した後、元素
分析計によりカーボン含量を測定した。
ゴム組成物 本発明におけるゴム組成物は、エチレン・α−オレフ
ィン共重合ゴム(A)100重量部にたいして、特定のポ
リオルガノシロキサン(B)を0.5〜30重量部、好まし
くは1〜25重量部、更に好ましくは1.5〜20重量部の割
合で配合し、更に特定のシランカップリング剤で処理さ
れたシリカ系充填材(C)の単独あるいは混合物を10〜
100重量部、好ましくは15〜80重量部、更に好ましくは2
0〜60重量部の割合で配合する。
ポリオルガノシロキサン(B)が上記範囲よりあまり
に少ない場合には所望の耐熱老化性が得られず、またあ
まりに多い場合には所望に強度が得られないばかりでな
く極めて高価となり実用的でない。また、シランカップ
リング剤で処理されたシリカ系充填材(C)が上記範囲
よりあまりに少ない場合にも、またあまりに多い場合に
も所望の強度が得られず実用的でない。
配合剤 本発明のゴム組成物には、意図する加硫物の用途等に
用途等に応じて、それ自体公知の配合剤、例えばゴム用
補強剤、軟化剤、加硫剤、加硫助剤等を配合することが
できる。
この場合、組成物中を占める前記(A)乃至(C)成
分の総量が、用途等によっても異なるが一般に60重量%
以上、特に80重量%以上とすることが好適である。
使用し得るゴム用補強剤としては、SRF、GPF、FEF、H
AF、ISAF、SAF、FT、MTなどのカーボンブラックが例示
される。
これらのゴム用補強剤は、その用途等に応じて適宜選
択し得るが、前述した(A)乃至(C)成分の総量100
重量部当たり、50重量部以下、特に30重量部以下である
ことが好適である。
本発明で使用できる軟化剤は通常ゴムに使用される軟
化剤で充分であるが、例えばプロセスオイル、潤滑油、
合成潤滑油、パラフィン、流動パラフィン、石油アスフ
ァルト、ワセリンなどの石油系軟化剤、コールタール、
コールタールピッチなどのコールタール系軟化剤、ヒマ
シ油、アマニ油、ナタメ油、ヤシ油などの脂肪油系軟化
剤、トール油;サブ;密ロウ、カルナウバロウ、ラノリ
ンなどのロウ類;リシノール酸、パルミチン酸、ステア
リン酸バリウム、ステアリン酸カルシウム、ラウリン酸
亜鉛などの脂肪酸および脂肪酸塩;石油樹脂、アタクチ
ックポリプロピレン、クマロンインデン樹脂、ポリエス
テル系樹脂などの合成高分子物質、あるいはジオクチル
アジペート、ジオクチルフタレートなどのエステル系可
塑剤その他マイクロクリスタリンワックス、サブ(ファ
クチス)などを挙げることができる。
これらの軟化剤の配合量は、その用途等に応じて適宜
選択できるが、前述した(A)乃至(C)成分の総量10
0重量部当たり50重量部以下、特に30重量部以下である
ことが好ましい。
本発明の組成物からに加硫物は通常一般にゴムを加硫
するときと同様に、後述する方法で未加硫の配合ゴムを
一度調整し、次いで該配合ゴムを意図する形状に成形し
た後加硫を行うことにより製造される。そして加硫方法
として加硫剤を使用し加熱する方法と電子線を照射する
方法がある。
加硫剤を用いる際に使用される加硫剤としてはイオウ
系化合物および有機過酸化物を挙げることができる。イ
オウ系化合物としては、イオウ、塩化イオウ、二塩化イ
オウ、モルホリンジスルフィド、アルキルフェノールジ
スルフィド、テトラメチルチウラムジスルフィド、ジメ
チルジチオカルバミン酸セレンを例示でき、なかでもイ
オウの使用が好ましい。イオウ系化合物は、エチレン・
α−オレフィン共重合ゴム(A)100重量部に対して0.1
乃至10重量部、好ましくは0.5ないし5重量部の割合で
使用される。有機過酸化物としてはジクミルペルオキシ
ド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(第三ブチルペルオキシ)
ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイルペルオ
キシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(第三ブチル
ペルオキシ)ヘキシン−3、ジ第三ブチルペルオキシ
ド、ジ第三ブチルペルオキシ−3,3,5−トリメチルシク
ロヘキサン、第三ブチルヒドロペルオキシドを例示でき
るが、なかでもジクミルペルオキシド、ジ第三ブチルペ
ルオキシド、ジ第三ブチルペルオキシ−3,3,5−トリメ
チルシクロヘキサンが好ましく使用される。有機過酸化
物はエチレン・α−オレフィン共重合ゴム(A)100重
量部に対して3×10-4ないし5×10-2モル部、好ましく
は1×10-3ないし3×10-2モル部使用する。
加硫剤としてイオウ系化合物を使用するときは加硫促
進剤の併用が好ましい。加硫促進剤としてはN−シクロ
ヘキシル−2−ベンゾチアゾール−スルフエンアミド、
N−オキジエチレン−2−ベンゾチアゾール−スルフエ
ンアミド、N,N−ジイソプロピル−2−ベンゾチアゾー
ルスルフエンアミド、2−メルカプトベンゾチアゾー
ル、2−(2,4−ジニトロフェニル)メルカプトベンゾ
チアゾール、2−(2,6−ジエチル−4−モルホリノチ
オ)ベンゾチアゾール、ジベンゾチアジルージスルフィ
ドなどのチアゾール系;ジフェニルグアニジン、トリフ
ェニルグアニジン、ジオルソトリルグアニジン、オルソ
トリル・バイ・グアナイド、ジフェニルグアニジン。フ
タレートなどのグアニジン系;アセトアルデヒド−アニ
リン反応物、ブチルアルデヒド−アニリン縮合物、ヘキ
サメチレンテトラミン、アセトアルデヒドアンモニアな
どのアルデヒドアミンまたはアルデヒド−アンモニア
系;2−メルカプトイミダゾリンなどのイミダゾリン系;
チオカルバニリド、ジエチルチオユリア、ジブチルチオ
ユニア、トリメチルチオユリア、ジオルソトリルチオユ
リアなどのチオユリア系;テトラメチルチウラムモノス
ルフィド、テトラメチルチウラムスルフィド、テトラエ
チルチウラムジスルフィド、テトラブチルチウラムジス
ルフィド、ペンタメチレンチウラムテトラトラスルフィ
ドなどのチウラム系;ジメチルジチオカルバミン酸亜
鉛、ジエチルチオカルバミン酸亜鉛、ジ−n−ブチルジ
チオカルバミン酸亜鉛、エチルフェニルジチオカルバミ
ン酸亜鉛、ブチルフェニルジチオカルバミン酸亜鉛、ジ
メチルジチオカルバミン酸ナトリウム、ジメチルジチオ
カルバミン酸セレン、ジエチルジチオカルバミン酸テル
ルなどのジチオ酸塩系;ジブチルキサントゲン酸亜鉛な
どのサンテート系;その他、亜鉛華などを挙げることが
できる。これら加硫促進剤はエチレン・α−オレフィン
共重合ゴム(A)100重量部に対して0.1ないし20重量
部、好ましくは0.2ないし10重量部の割合で使用され
る。
加硫剤として有機過酸化物を使用するときは加硫助剤
の併用が好ましい。加硫助剤としては硫黄、p−キノン
ジオキシムなどのキノンジオキシム系、ポリエチレング
リコールジメタクリレートなどのメタクリレート系、ジ
アリルフタレート、トリアリルシアヌレートなどのアリ
ル系、その他マレイミド系、ジビニルベンゼンなどが例
示される。このような加硫助剤は使用する有機過酸化物
1モルに対して1/2ないし2モル、好ましくは約等モル
使用する。
加硫方法としては加硫剤を使用せず、電子線を使用す
る場合は後述する成形された未加硫の配合ゴムに0.1な
いし10MeV(メガエレクトロンボルト)、好ましくは0.3
ないし2.0MeVのエネルギーを有する電子を吸収線が0.5
ないし35Mred(メガラット)、好ましくは0.5ないし10M
redになるように照射すればよい。このとき前記の加硫
剤としての有機ペルオキシドと併用する加硫助剤を使用
してもよく、その量はエチレン・α−オレフィン共重合
ゴム(A)100重量部に対して1×10-4ないし1×10-1
モル部、好ましくは1×10-3ないし3×10-2モル部配合
する。更に本発明組成物は必要に応じ、着色剤、老化防
止剤、分散剤、難燃剤を添加できる。
ゴム組成物の調製 未加硫の配合ゴムは次の方法で調製される。すなわち
バンバリーミキサーの如きミキサー類によりエチレン・
α−オレフィン共重合ゴム(A)、ポリオルガノシロキ
サン(B)、前記一般式(II)のシランカップリング剤
で処理されたシリカ系充填剤(C)、及び必要に応じゴ
ム用補強剤を80ないし170℃の温度で3ないし10分間混
練した後、オーブンロールの如きロール類を使用して、
加硫剤、必要に応じて加硫促進剤又は加硫助剤を追加混
合し、ロール温度40ないし80℃で5ないし30分間混練し
た後、分出し、リボン状又はシート状の配合ゴムを調製
する。
このように調製された配合ゴムは押出成形機、カレン
ダーロール、又はプレスにより意図する形状に成形さ
れ、成形と同時に又は成形物を加硫槽内に導入し、150
ないし270℃の温度で1ないし30分間加熱するかあるい
は全記した方法により電子線を照射することにより加硫
物が得られる。この加硫の段階は金型を用いてもよい
し、又金型を用いずに実施してもよい。金型を用いない
場合は成形、加硫の工程は通常連続的に実施される。
勿論、電子線照射により加硫を行う場合は加硫剤の配
合されない配合ゴムを用いる。
又、加硫槽における加熱方法としては熱空気、ガラス
ビーズ流動床、UHF(極超短波電磁波)、スチームなど
の加熱層を用いることができる。
(発明の効果) かくして製造された本発明のゴム組成物は、後述する
実施例に示す通り、機械的性質、電気絶縁性、及び耐熱
老化性に優れ、電線皮覆、チューブ、ベルト、ゴムロー
ル、ガスケット、パッキン類、ゴムホース等に好適に使
用される。
本発明の優れた効果を次の例で説明する。
(実施例) 実施例 1 本発明のゴム組成物の必須成分の(A)乃至(C)の
各成分として以下に示すものを使用し、下記処方に従っ
てゴム組成物を調製した。
・エチレン・α−オレフィン共重合ゴム(A) エチレン含量:68モル% α−オレフィン:プロピレン 〔η〕:1.8 ヨウ素価:5(エチリデンノルボルネン) ・ポリオルガノシロキサン(B) (CH31.8(ClCH2CH2CH20.2SiO 数平均分子量Mn:5.0×103 ・シラン処理シリカ(C) シリカ:乾式シリカ比表面積200m2/g シランカップリング剤:クロロプロピルトリメトキシシ
ラン 処理量(カーボン含量):2.0wt% 配合処方 エチレン・α−オレフィン共重合ゴム 100.0重量部 ポリオルガノシロキサン 3.0 〃 シラン処理シリカ 30.0 〃 ステアリン酸 2.0 〃 亜鉛華 5.0 〃 有機過酸化物1) 5.0 〃 硫黄 0.2 〃 老化防止剤MB2) 2.0 〃 老化防止剤2003) 1.0 〃 1) 商品名 三井DCP 40C:三井石油化学社製2) 2−メルカプトベンツイミダゾール:大内新興社
3) 2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノー
ル:大内新興社製 混練は8インチオーブンロールを用いて60℃〜70℃で
20分行った。次に混合物を170で10分間プレス加硫し、
厚さ2mmの加硫ゴムシートを作成し測定に供した。測定
はいずれもJIS K 6301の方法に従い、以下の項目を測定
した。
常態物性 引張強さ(TB)、伸び(EB)、 耐熱老化性〔熱老化条件:180℃−96時間〕 引張強さ保持率 AR(TB)、 伸び保持率 AR(EB) 結果は、後記表1に示す。
実施例 2 実施例1でエチレン・α−オレフィン共重合ゴムとし
て以下のものを用いた以外は実施例1と全く同様に行っ
た。
エチレン含量:80モル% αオレフィン:プロピレン 〔η〕:1.5 実施例 3 実施例1でエチレン・α−オレフィン共重合ゴムとし
て以下のものを用いた以外は実施例1と全く同様に行っ
た。
エチレン含量:80モル% αオレフィン:プロピレン 〔η〕:3.0 ヨウ素価:3(ビニルノルボルネン) 実施例 4 実施例1でエチレン・α−オレフィン共重合ゴムとし
て以下のものを用いた以外は実施例1と全く同様に行っ
た。
エチレン含量:90モル% αオレフィン:1−ブテン 〔η〕:1.3 実施例 5 実施例1でポリオルガノシランとして以下のものを用
いた以外は、実施例1と全く同様に行った。
(CH31.8(CHCl=CH)0.2SiO Mn:5.1×103 実施例 6 実施例1でシラン処理シリカとして以下のものを用い
た以外は、実施例1と全く同様に行った。
シリカ:乾式シリカ 比表面200m2/g シランカップリング剤:ビニルトリメトキシシラン 処理量(カーボン含量):2.5wt% 実施例 7 実施例1でシラン処理シリカとして以下のものを用い
た以外は、実施例1と全く同様に行った。
シリカ:乾式シリカ 比表面200m2/g シランカップリング剤:ビニルトリメトキシシラン 処理量(カーボン含量):3.0wt% 比較例 1 実施例1でポリオルガノシランを除き、かつシラン処
理する前のシリカを使った以外は、実施例1と全く同様
に行った。
比較例 2 実施例1でポリオルガノシロキサンとして以下のもの
を用い、かつシラン処理する前のシリカを使った以外
は、実施例1と全く同様に行った。
ポリジメチルシロキサン 数平均分子量Mn:4.8×103 実施例 8 実施例1でシラン処理シリカの処理量をカーボン含量
で0.5wt%とした以外は実施例1と全く同様に行った。
実施例 9 実施例1でシラン処理シリカの処理量をカーボン含量
で3.5wt%とした以外は実施例1と全く同様に行った。
実施例 10 実施例1でポリオルガノシロキサンのMn=6×104
した以外は実施例1と全く同様に行った。
実施例 11 実施例1でポリオルガノシロキサンの平均組成式を
(CH31.9(ClCH2CH2CH20.1SiO Mn5.5×103とした
以外は実施例1と全く同様に行った。
実施例 12 実施例1でポリオルガノシロキサンの平均組成式を
(CH31.5(ClCH2CH2CH20.5SiO Mn5.5×103とした
以外は実施例1と全く同様に行った。
実施例 13 実施例2でエチレン・α−オレフィン共重合ゴムとし
て、該エチレン・α−オレフィン共重合ゴムを無水マレ
イン酸変性して用いた以外は実施例2と全く同様に行っ
た。
無水マレイン酸含量:共重合ゴム100gに対して5×10-3
モル 実施例 14 実施例13でポリオルガノシロキサンとして以下のもの
を用いた以外は実施例13と全く同様に行った。
ポリオルガノシロキサン (CH31.8(CHCl=CH)0.2SiO Mn:4.8×103 実施例 15 実施例13でシラン処理シリカとして以下に示すものを
用いた以外は、実施例13と全く同様に行った。
シリカ:乾式シリカ 比表面積200m2/g シランカップリング剤:ビニルトリメトキシシラン 処理量(カーボン含量):2.5wt% 実施例 16 実施例4でエチレン・α−オレフィン共重合ゴムとし
て、該エチレン・α−オレフィン共重合ゴムをアクリル
酸エチル変性して用いた以外は実施例4と全く同様に行
った。
アクリル酸エチル含量:共重合ゴム100gに対して10-2
ル 実施例 17 実施例1でエチレン・α−オレフィン共重合ゴムとし
て以下のものを用い、配合処方を以下の如くし、加硫時
間を160℃−20分とした以外は実施例1と同様に行っ
た。
・エチレン・α−オレフィン共重合ゴム エチレン含量:70モル% α−オレフィン:プロピレン 〔η〕:2.7 ヨウ素価:10(エチリデンノルボルネン) 配合処方 エチレン・α−オレフィン共重合ゴム 100.0重量部 ポリオルガノシロキサン 3.0 〃 シラン処理シリカ 30.0 〃 ステアリン酸 2.0 〃 亜鉛華 5.0 〃 促進剤DPTT1) 0.5 〃 促進剤ZnBDC2) 1.5 〃 促進剤MBTZ3) 3.0 〃 硫黄 1.5 〃 老化防止剤AANP4) 1.0 〃 1) ジペンタメチレンチウラムテトラスルフィド:大
内新興社製2) ジ−n−ブチルジチオカルバミン酸亜鉛:大内新
興社製3) ジベンゾチアジルジスフィド:大内新興社製4) アルドールと1−ナフチルアミンの粉末状縮合
物:大内新興社製 実施例 18 実施例1で配合処方を以下の如くした以外は、実施例
1と同様に行った。
配合処方 エチレン・α−オレフィン共重合ゴム 100.0重量部 ポリオルガノシロキサン 3.0 〃 シラン処理シリカ 15.0 〃 ステアリン酸 2.0 〃 亜鉛華 5.0 〃 有機過酸化物 5.0 〃 硫黄 0.2 〃 老化防止剤 MB 2.0 〃 老化防止剤 200 1.0 〃 実施例 19 実施例1で配合処方を以下の如くした以外は、実施例
1と同様に行った。
配合処方 エチレン・α−オレフィン共重合ゴム 100.0重量部 ポリオルガノシロキサン 3.0 〃 シラン処理シリカ 50.0 〃 ステアリン酸 2.0 〃 合成潤滑油1) 20.0 〃 亜鉛華 5.0 〃 有機過酸化物 5.0 〃 硫黄 0.2 〃 老化防止剤 MB 2.0 〃 老化防止剤 200 1.0 〃 1) 商品名ルーカントHC−600:三井石油化学社製 実施例 20 実施例1でポリオルガノシロキサンの配合量を20重量
部とした以外は、実施例1全く同様に行った。
実施例 21 実施例1でシラン処理シリカとして以下のものを用い
た以外は、実施例1と同様に行った。
・シラン処理シリカ シリカ:商品名 ニプシルVN3 シランカップリング剤:クロロプロピルトリメトキシシ
ラン 処理量(カーボン含量):2.5wt% 比較例 3 実施例1で配合処方を以下の如くした以外は、実施例
1と同様に行った。
配合処方 エチレン・α−オレフィン共重合ゴム 100.0重量部 ポリオルガノシロキサン 3.0 〃 シラン処理シリカ 5.0 〃 ステアリン酸 2.0 〃 亜鉛華 5.0 〃 有機過酸化物 5.0 〃 硫黄 0.2 〃 老化防止剤 MB 2.0 〃 老化防止剤 200 1.0 〃 比較例 4 実施例21で配合処方を以下の如くした以外は、実施例
21と同様に行った。
配合処方 エチレン・α−オレフィン共重合ゴム 100.0重量部 ポリオルガノシロキサン 3.0 〃 シラン処理シリカ 110.0 〃 ステアリン酸 2.0 〃 合成潤滑油 60.0 〃 亜鉛華 5.0 〃 有機過酸化物 5.0 〃 硫黄 0.2 〃 老化防止剤 MB 2.0 〃 老化防止剤 200 1.0 〃
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 51/06 LLJ //(C08L 23/08 83:04) (C08L 51/06 83:04) (56)参考文献 特開 平1−108239(JP,A) 特開 昭54−139649(JP,A) 特開 昭57−195757(JP,A) 特開 昭56−116739(JP,A) 特開 昭56−109250(JP,A) 特開 昭55−71737(JP,A) 特開 昭54−13548(JP,A) 特開 昭49−34948(JP,A) 特開 昭63−72745(JP,A) 米国特許3795646(US,A)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)エチレン・α−オレフィン共重合ゴ
    ム100重量部, (B)下記一般式 (R1(R2bSiO(4−a−b)/2 ……(I) 式中、 R1は、一価の飽和あるいは不飽和炭化水素基、 R2は、クロロアルキル基、又はクロロアルケニル基、 aは、1乃至2.5の数であり、 bは、0.01乃至1.2の数であり、 且つa+bは1.8乃至3の範囲にある、 で表わされる平均組成を有するポリオルガノシロキサン
    0.5乃至30重量部、 及び、 (C)下記一般式、 式中、 R3はアルケニル基、クロロアルケニル基又はクロロアル
    キル基、 R4は低級アルキル基を示す、 で表わされるシラン化合物で予め処理されたシリカ系充
    填剤10乃至100重量部、 とが必須成分として配合されていることを特徴とする耐
    熱ゴム組成物。
  2. 【請求項2】エチレン・α−オレフィン共重合ゴム
    (A)は、135℃で、デカリン中で測定した極限粘度
    〔η〕が0.5乃至4.0dl/gの範囲にあるものである特許請
    求の範囲第1項記載のゴム組成物。
  3. 【請求項3】エチレン・α−オレフィン共重合ゴム
    (A)の組成が、モル比でエチレン/α−オレフィン=
    50/50〜95/5である特許請求の範囲第1項記載の耐熱ゴ
    ム組成物。
  4. 【請求項4】エチレン・α−オレフィン共重合ゴム
    (A)が、ヨウ素価表示で最大30の非共役ポリエンを含
    む特許請求の範囲第1項記載のゴム組成物。
  5. 【請求項5】エチレン・α−オレフィン共重合ゴム
    (A)が、不飽和カルボン酸、その酸無水物及びそのエ
    ステルから選択された1種以上の化合物をエチレン・α
    −オレフィン共重合ゴム100gに対し最大10-1モルグラフ
    ト共重合してなる変性エチレン・α−オレフィン共重合
    ゴムである特許請求の範囲第1項記載のゴム組成物。
  6. 【請求項6】ポリオルガノシロキサン(B)の組成に示
    す一般式(I)において、基R1がメチル基又はフェニル
    基又はビニル基である特許請求の範囲第1項記載のゴム
    組成物。
  7. 【請求項7】ポリオルガノシロキサン(B)の数平均分
    子量(Mn)が、100乃至106の範囲にある特許請求の範囲
    第1項記載のゴム組成物。
  8. 【請求項8】前記シラノ処理シリカ系充填剤(C)にお
    けるシラン化合物の結合量が、処理後の該充填剤の重量
    に対する該処理シラン化合物中の炭素元素重量の割合と
    して表した場合に、0.1乃至5.0重量%である特許請求の
    範囲第1項記載のゴム組成物。
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