JPH08260632A - 立上り部用プレハブ防水材およびそれを用いた立上り部のプレハブ化防水施工法 - Google Patents

立上り部用プレハブ防水材およびそれを用いた立上り部のプレハブ化防水施工法

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JPH08260632A
JPH08260632A JP9181995A JP9181995A JPH08260632A JP H08260632 A JPH08260632 A JP H08260632A JP 9181995 A JP9181995 A JP 9181995A JP 9181995 A JP9181995 A JP 9181995A JP H08260632 A JPH08260632 A JP H08260632A
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常雄 田島
Takayoshi Imai
隆良 今井
Kanesada Kuchiki
包定 朽木
Toru Kojima
徹 小島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 垂直面の防水工事に適した立上り部用プレハ
ブ防水シートおよびそれを用いた立上り部のプレハブ化
防水施工法の提供。 【構成】 (1)アスファルトルーフィング用基材の上
面にアスファルト層、ついでプラスチックフィルム層
を、前記基材の下面にはアスファルト層、ついで自己粘
着層(以下自着層という)を設けた第一防水層8、
(2)第一防水層のプラスチックフィルム層上に、鉱物
粒層、金属箔層および耐候性合成樹脂フィルム層よりな
る群から選ばれた耐候性層を表面に有するアスファルト
ルーフィングよりなる第二防水層9、(3)第一防水層
の自己粘着層を横切って接着されている面取部材1、
(4)前記面取部材が存在しない第一防水層の自己粘着
層をカバーする剥離層6、よりなることを特徴とする立
上り部用プレハブ防水材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、立上り部用プレハブ防水シート
とそれを用いた立上り部のプレハブ化防水施工法に関す
る。
【0002】
【従来技術とその課題】防水工法は、(1)施工現場で
固形のアスファルトを釜で溶かし、それを接着剤として
アスファルトルーフィングを複数枚貼り重ね防水層を形
成させるアスファルト防水熱工法、(2)自着層(自己
粘着性層のこと)付きアスファルトルーフィングを複数
枚貼り重ねて防水層を形成させるアスファルト防水冷工
法、(3)加硫ゴムや塩ビ等の合成高分子シートを、シ
ート面と下地面の両方に接着剤を塗りシート1枚のみで
防水層を形成するシート防水工法、(4)ウレタン塗膜
材を塗り重ねて仕上げるウレタン塗膜防水工法等があ
る。防水工事は、平面部に関しては作業者の行動を妨げ
る要因は殆どないため前記各防水工法においてそれなり
の効率的な作業ができ、しかも高い作業精度が得られ、
防水面からもかつ仕上がり面からも満足の行く防水工事
が達成される。
【0003】ところが、立上り部は平面部から垂直部に
かけて施工するため、非常に作業しずらく、その作業効
率は平面部の作業能率の1/3〜1/5に低下してしま
う。
【0004】アスファルト防水熱工法の場合に、高温の
アスファルトを流しながら垂直面に対してアスファルト
ルーフィングシートを複数枚貼り重ねていくのは相当の
熟練技能を必要とし、又仕上げのアスファルトルーフィ
ング表面をアスファルトで汚染してしまうことも往々に
してあり仕上り面でも問題をかかえている。
【0005】自着層つきアスファルトルーフィングや合
成高分子系ルーフィングも比較的柔軟なために、形態保
持性が充分とはいえず、該部分に施工する際比較的高度
の施工技術を必要としている。
【0006】このような立上り面に起因する作業性の悪
さが原因となって、立上り部の防水はどうしても充分な
施工精度が得られず防水的に不完全な個所を生じ易く、
とりわけシート防水は1層防水であることから立上り部
での漏水事故が頻発している。
【0007】塗膜防水も、垂直面に塗る作業を2回繰り
返すのはやはりかなりの熟練を要し、平面部であれば塗
膜にセルフレベリング性があるので、平滑で均一厚の防
水層が得られるが垂直面ではよほど刷毛使い技術に優れ
ていないと平滑で均一厚の防水層は得にくいのが実情で
ある。
【0008】自着層付きルーフィングや合成高分子系シ
ートは、下地が精度良く仕上がっている場合は立上りの
高さに合わせてシートをカットしたものを横に長く貼れ
ば施工能率が向上し、ジョイントも減りその分防水信頼
性も高まる。しかし、実際には下地にかなりの凹凸があ
りかつコーナー部でのシートのなじみにくさなどから途
中でシワが発生し、そのためせいぜい2m位の長さでし
か貼ることはできない。
【0009】塗膜防水を除いた各種防水工法の立上り部
特有の大きな問題の1つに、水平面と垂直面との取合い
部分(コーナー部分)の処理の困難さがある。該部分
は、直角であるので防水シートがなじみにくく、コーナ
ー部と防水層との間に空隙を生じやすい。
【0010】コーナー部は、その構造上外力を受け易く
防水層の破断による漏水事故の発生頻度が高く、上記の
ような空隙があるとより一層破断を受け易い。防水層の
コーナー部への密着を高めるために、一般に面取りが行
われ、かつ該部分の防水層を補強する目的で丈夫なシー
トを1枚余分に施工している。
【0011】面取作業はコンクリート下地作成の段階で
コンクリートで直接面をとる場合と、すでに完成したコ
ーナー部分に対して、断面が直角2等辺3角形状あるい
は台形状の木・プラスチックフォームなどからなる面取
部材(キャントストリップともいう)を、適当な接着材
を用いて固定する場合とがある。
【0012】後者の場合、キャントストリップの取り付
け時にそれらの接続部に段差が生じないように下地の突
起物を除去する必要があり、多大の労力を伴う。
【0013】コーナー部だけをとっても以上の対処が必
要になり、少なくとも2つの作業が増加し、立ち上がり
部周辺はただでさえ施工が厄介な上に、このような事情
により一層施工条件を悪化させている。
【0014】以上のように立上り部周辺には特有の問題
が多々あり、作業効率の著しい低下を招き、かつ作業者
の高い熟練度が必要としており、加えて作業者の肉体的
労働も激しい。さらに熟練技能員が減少していることも
大きな問題点であり、とりわけアスファルト防水熱工法
の立上り部の工事の簡略化−プレハブ化−が切望されて
いる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、垂直
面の防水工事に適した立上り部用プレハブ防水シートお
よびそれを用いた立上り部のプレハブ化防水施工法を提
供する点にある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の第一は、(1)
アスファルトルーフィング用基材の上面にアスファルト
層、ついでプラスチックフィルム層を、前記基材の下面
にはアスファルト層、ついで自己粘着層(以下自着層と
いう)を設けた第一防水層、(2)第一防水層のプラス
チックフィルム層上に、鉱物粒層、金属箔層および耐候
性合成樹脂フィルム層よりなる群から選ばれた耐候性層
を表面に有するアスファルトルーフィング(通常露出防
水用アスファルトルーフィングと称されている)よりな
る第二防水層、(3)第一防水層の自己粘着層を横切っ
て接着されている面取部材、(4)前記面取部材が存在
しない第一防水層の自己粘着層をカバーする剥離層、よ
りなることを特徴とする立上り部用プレハブ防水材に関
する。
【0017】本発明の第二は、前記面取部材に直交する
両端部は一定の幅で第一防水層のみの領域(a)を設
け、また前記面取部材に平行な一端部は一定の幅で第一
防水層のみの領域(b)を設けかつその領域に隣接する
第二防水層においては一定の幅で鉱物粒層をもたない領
域(c)を設けた請求項1記載の立上り部用プレハブ防
水材に関する。
【0018】本発明の第三は、前記面取部材に直交する
両端部は一定の幅で第一防水層のみの領域(a)を設
け、かつそれに隣接する第二防水層の一定幅部分には鉱
物粒層の代りにプラスチックフィルム層よりなる領域
(d)を設け、また前記面取部材に平行な一端部は一定
の幅で第一防水層のみの領域(b)を設けかつその領域
に隣接する第二防水層においては一定の幅で鉱物粒層を
もたない領域(c)を設けた請求項1記載の立上り部用
プレハブ防水材に関する。
【0019】本発明の第四は、請求項2または3記載の
立上り部用プレハブ防水材の面取部材を立上り部と床面
のコーナー部に合わせて第一番目の前記立上り部用プレ
ハブ防水材と第2番目の前記立上り部用プレハブ防水材
を剥離層を剥してその自着層の働きにより立上り部と床
面に接着する工程と、第1番目と第2番目の前記立上り
部用プレハブ防水材のつき合わせ部分及び両者の相接す
る二つの面取部材に直交する第一防水層およびそれに隣
接する第二防水層の一部の領域にジョイント用アスファ
ルトルーフィングを接着する工程を含むことを特徴とす
る立上り部のプレハブ化防水施工法に関する。
【0020】本発明の第五は、前記防水材の面取部材と
直角の関係にある端部のうちの一方は、端面に平行に第
二防水層が存在しない部分(a)が設けられており、か
つそれに隣接する第二防水層の一定幅部分には鉱物粒層
の代りにプラスチックフィルム層よりなる領域(d)を
設け、前記防水材の面取部材と平行の関係にある端部の
うちの一方は、端面に平行に第二防水層が存在しない部
分(b)および第二防水層の端部近傍の一定範囲には鉱
物粒層のない部分(c)が設けられており、かつ前記面
取部材は、前記(a)の部分と反対側であって前記
(a)の部分とほぼ同一の幅に相当する部分は切り欠か
れているものである請求項1記載の立上り部用プレハブ
防水材に関する。
【0021】本発明の第六は、立上り部と床面とのコー
ナー部に請求項5記載の立上り部用プレハブ防水材の面
取部材を合わせた後、剥離層を剥がして立上り部と床面
に第一番目の立上り部用プレハブ防水材を接着し、つい
で第二番目の立上り部用プレハブ防水材を、第一番目の
立上り部用プレハブ防水材における面取部材と第二番目
の立上り部用プレハブ防水材における面取部材をつき合
わせる状態でコーナー部に合わせた後、剥離層を剥がし
て第一番目の立上り部用プレハブ防水材の端部近傍およ
び立上り部と床面に、第二番目の立上り部用プレハブ防
水材を接着することを特徴とする立上り部のプレハブ化
防水施工法に関する。
【0022】第一防水層の積層構造は前述のとおりであ
るが、本発明の第一防水層として特願平3−23021
号の防水シートをそのまま転用することもできる。特願
平3−23021号の防水シートはプラスチックフィル
ムの上にさらに非滑性薄層(すべり止めの層)を設けた
ものであり、本発明ではこの非滑性薄層は必ずしも必要
な層ではないが存在していても何らの不都合はないので
前記防水シートの転用が可能である。
【0023】第二防水層は、鉱物粒層で代表される耐候
性層を表面に有するアスファルトルーフィングであれ
ば、何んでも使用できる。第二防水層は溶融アスファル
トを用いて第一防水層上に積層しても良いし、第二防水
層の下層に自着層を形成しておき、この自着層を利用し
て第一防水層に積層することもできる。
【0024】前記金属箔層としては、アルミニウム箔や
銅箔を挙げることができ、耐候性合成樹脂としては、ポ
リオレフィン類、ポリエステル類、ポリアミド類、アク
リル系樹脂などを挙げることができる。
【0025】また、第一番目と第二番目の前記防水材に
おける相接する二つの面取部材に直交する第一防水層の
みの領域(a)およびそれに隣接する第二防水層の一部
に接着するジョイント用アスファルトルーフィングは、
前記第二防水層と同様のものあるいは一層厚手のものが
使用できる。なお、ジョイント用アスファルトルーフィ
ングの表面は、第二防水層で選択したアスファルトルー
フィングの表面と同一の材料を使用すると仕上りが立上
り部用プレハブ防水材の第二防水層と同一になるので好
ましい場合が多い。
【0026】前記プレハブ防水材の第一防水層、第二防
水層およびジョイント用アスファルトルーフィングの一
部に用いられるプラスチックフィルムは、ポリオレフィ
ン系、アクリル樹脂系、ポリエステル等の汎用プラスチ
ックフィルムが使用できるが、コストも配慮すればポリ
オレフィン系の延伸もしくは無延伸フィルムが望まし
い。又、厚さについては施工時に損傷を受けにくいよう
に適度の機械的特性が必要とされるので8〜30μ程度
が好ましい。
【0027】更にプラスチックフィルムとして、軟質ポ
リ塩化ビニルのように可塑剤もしくは軟化剤を多く含有
するものは、それらが後にブリードし、プラスチックフ
ィルム裏面のアスファルト組成物との接着性が極端に低
下する恐れがあるので避けた方が良い。
【0028】前記プラスチックフィルムの表面には、プ
ラスチックフィルムとアスファルトの両者に親和性の高
い塗膜を塗布しておくことが好ましい。このような塗膜
形成材料としては、ウレタン系、アクリルウレタン系、
アクリル系、ポリアミド系、ポリエステル系塗料等を使
用することができる。要するに、この塗膜層はプラスチ
ックフィルム層とアスファルト層を強制的に剥離させよ
うとして力を加えたとき、プラスチックフィルム層また
はアスファルト層が破壊してしまうにたる接着力が発揮
されるような性質のものであれば十分であり、このよう
な接着力があるときは、強制的に両者を剥離しようとす
ると、通常、アスファルト層が凝集破壊をおこすので、
これによって、必要とする接着力が発揮されているかど
うかを判別することができる。厚さは5〜30μ程度が
好ましい。前記塗膜形成用塗料の例としては、つぎのも
のを挙げることができる。 NB 300 RS−2(大日精化、商品名) 100重量部 ラシック B ハードナー(大日精化、商品名) 5重量部 ラシックF(溶剤)(大日精化、商品名) 50重量部
【0029】前記基材は、通常のアスファルトルーフィ
ングに用いられているものであれば、いずれも使用でき
る。通常、基材層は、布、不織布、フィルムなど任意の
基材を使用することができ、天然繊維や合成繊維よりな
る織布や不織布、あるいはプラスチックフィルムなどを
例示することができる。
【0030】自着層としては、アスファルト層に親和性
があるとともに、コンクリートやモルタルに親和性があ
り、これに対して自己粘着層を示す材料であればなんで
も使用できるが、とりわけゴム変性アスファルトが好ま
しい。また、自着層には必要に応じて粘着付与材やオイ
ル成分を添加することもできる。
【0031】自着層として好ましい組成例をつぎに示
す。この自着層はその接着力、耐久性の点において熱ア
スファルト工法による接着に較べて全く遜色のないもの
であった。 SBS*1 10〜20重量部 例えば 15重量部 アスファルト 60〜70重量部 例えば 65重量部 粘着付与材*2 5〜15重量部 例えば 10重量部 プロセスオイル 5〜15重量部 例えば 10重量部 *1;SBSはスチレン・ブタジエンブロック共重合体
である。 *2;粘着付与材はC5および/またはC9の不飽和留分
の重合体又は共重合体。
【0032】アスファルト層は、アスファルトあるいは
各種の改質アスファルトを使用することができる。
【0033】剥離層は、普通剥離紙を使用するが、自着
層と親和性のない材料ならどのようなものでも使用でき
る。
【0034】面取部材1は、図6に示すように立ち上が
り部13と床面14とのコーナー部に合わせて用いるも
のであり、断面が直角二等辺三角形もしくは台形の柱状
物で俗にキャントストリップと称されることがある。材
料としては、プラスチックス、発泡プラスチックスある
いは木材などを挙げることができるが、全体の軽量化の
観点から発泡プラスチックスが好ましい製造の面からみ
ると硬質ポリウレタン発泡体が最も好都合である。
【0035】第一番目の立上り部用プレハブ防水材と第
二番目の立上り部用プレハブ防水材との継ぎ目部分すな
わちジョイント部分は、突き合わせ方式による場合と重
ね合わせ方式の両方の手段が存在する。
【0036】本発明の立上り部用プレハブ防水材は、第
一防水層と第二防水層の2つの防水層を積層したもので
ある。完全な防水のためには、このように少なくとも2
層の防水層を形成することが求められている。したがっ
て、ジョイント部分も少なくとも2層の防水層を形成す
る必要がある。
【0037】突き合わせ方式による場合、
【表1】 の7通りがある。
【0038】前記7通りの立上り用プレハブ防水材の接
着手段において、No.1の手段を採用するためには請
求項3記載の立上り部用プレハブ防水材を使用する必要
がある。
【0039】前記No.2とNo.3の手段を採用する
ためには請求項2記載の立上り部用プレハブ防水材を使
用する必要がある。
【0040】現場発生廃材となる剥離紙を使用すること
が嫌われる場合には、第一防水層の裏面に設けた剥離層
の代わりに、プラスチックフィルム層(必要に応じて親
和性向上のため塗膜層を設けることは前述のケースと同
じである)、鉱物粉層あるいはプラスチックビーズ層と
し、この面をトーチバーナーであぶって該層の下面のア
スファルトを溶出させて接着するという代替手段を採用
することもできる。
【0041】前記鉱物粉としては、シリカ、硅砂、マイ
カ、クレー、アルミナ等が使用される。前記プラスチッ
クビーズとしては、ポリスチレン等任意のプラスチック
ビーズが使用できる。これらの鉱物粉の粒子径は一般
に、0.1〜10μ程度の粒子径のものが好ましい。プ
ラスチックビーズの場合は、球径5〜30μのものが好
ましい。
【0042】請求項2または3のタイプが突き合せ方式
に適した構造になっており、請求項5のタイプのものが
重ねあわせ方式に適した構造である。
【0043】突き合せ方式による施工法の基本は請求項
4の方法であり、その詳細は実施態様項5,6,7,8
に示している。また、重ね合わせ方式による方法は請求
項6に記載したとおりである。
【0044】ジョイント部分は、必ずしも防水層が二層
なければならないわけではないが、施工の安全性を考
え、またプレハブ化防水材の防水層も二層であることを
考慮すれば、ジョイント部分も防水層を通常二層にす
る。その具体的態様は実施態様項5,6,7,8に相当
する。
【0045】突き合せ方式において、ジョイント部の防
水を二層とするに当たっては、ジョイント用第一防水層
の接着方法は、溶融アスファルトで接着する(熱アスフ
ァルト法で施工する熱工法)方法とジョイント用第一防
水層に自着層を設けておき、それを用いて接着する方法
の2つの方法が存在し、また、ジョイント用第二防水層
の接着方法も、同様に溶融アスファルトで接着する方法
(熱工法)と自着層による接着方法が存在することは前
述の接着手段No.1〜No.3に示したとおりであ
る。そして自着層を有するジョイント用第二防水層の積
層構造の1例を図11に示す。
【0046】ジョイント用第二防水層は、立上り部用プ
レハブ防水材の第二防水層の上にも強固に接着する必要
がある。溶融アスファルト(熱工法)によるジョイント
用第二防水層を接着する場合、その突き合せ部分の断面
は、図12に示すとおりであり、立上り部用プレハブ防
水材の鉱物粒層などの耐候性層上に溶融アスファルト1
8を介してジョイント用第二防水層を接着するので、自
着層で接着する場合と異なり前記鉱物粒層の粒子や粉末
層の存在はまったく問題にならない。
【0047】しかし、ジョイント用第二防水層の接着を
溶融アスファルトではなく、ジョイント用第二防水層自
体の自着層により行う場合には立上り用プレハブ化防水
材の鉱物粒層は完全な接着を妨げる。そこで、ジョイン
ト用第二防水層が重なる部分のみは鉱物粒層の代りにプ
ラスチックフィルム層19とすることにより、完全な接
着を達成することができる。この場合のジョイント部の
断面は図13に示す。なお、耐候性層が金属箔層や自着
層と親和性の高いプラスチック層である場合は、この部
分をわざわざプラスチックフィルム層19に変える必要
はない。
【0048】本発明の立上り部用プレハブ防水材におけ
る第一防水層の1例を図4に示す。この例は第一防水層
が自着層5と剥離層6を有する場合である。自着層を用
いず、溶融アスファルトで接着する場合(熱工法)は、
自着層5と剥離層6がなく、代わりに鉱物粉を設けたも
のとなる。
【0049】本発明の立上り部用プレハブ防水材におけ
る第二防水層の1例を図5に示す。基材4の上面にアス
ファルト層3と鉱物粒層7を、基材4の下面にアスファ
ルト層3と鉱物粒層(やや小さめの粒子が好ましい)7
を設けたものである。
【0050】以下に本発明の実施態様項を列挙する。 1.(1)アスファルトルーフィング用基材の上面にア
スファルト層、ついでプラスチックフィルム層を、前記
基材の下面にはアスファルト層、ついで自己粘着層(以
下自着層という)を設けた第一防水層、(2)第一防水
層のプラスチックフィルム層上に、鉱物粒層、金属箔層
および耐候性合成樹脂フィルム層よりなる群から選ばれ
た耐候性層を表面に有するアスファルトルーフィングよ
りなる第二防水層、(3)第一防水層の自己粘着層を横
切って接着されている面取部材、(4)前記面取部材が
存在しない第一防水層の自己粘着層をカバーする剥離
層、よりなることを特徴とする立上り部用プレハブ防水
材。 2. 前記面取部材に直交する両端部は一定の幅で第一
防水層のみの領域(a)を設け、また前記面取部材に平
行な一端部は一定の幅で第一防水層のみの領域(b)を
設けかつその領域に隣接する第二防水層においては一定
の幅で鉱物粒層をもたない領域(c)を設けた前項1記
載の立上り部用プレハブ防水材。 3. 前記面取部材に直交する両端部は一定の幅で第一
防水層のみの領域(a)を設け、かつそれに隣接する第
二防水層の一定幅部分には鉱物粒層の代わりにプラスチ
ックフィルム層よりなる領域(d)を設け、また前記面
取部材に平行な一端部は一定の幅で第一防水層のみの領
域(b)を設けかつその領域に隣接する第二防水層にお
いては一定の幅で鉱物粒層をもたない領域(c)を設け
た前項1記載の立上り部用プレハブ防水材。 4. 前項2または3記載の立上り部用プレハブ防水材
の面取部材を立上り部と床面のコーナー部に合わせて第
一番目の前記立上り部用プレハブ防水材と第二番目の前
記立上り部用プレハブ防水材をそれぞれの剥離層を剥し
てその自着層の働きにより立上り部と床面に接着する工
程と、前記第一番目と第二番目の立上り部用プレハブ防
水材の突き合わせ部分及び両者の相接する二つの「面取
部材に直交する第一防水層のみの領域」(a),(a)
およびそれに隣接する第二防水層の一部の領域にジョイ
ント用アスファルトルーフィングを接着する工程を含む
ことを特徴とする立上り部のプレハブ化防水施工法。 5. 前記ジョイント用アスファルトルーフィングの接
着が(イ)アスファルトルーフィング用基材の上面にア
スファルト層、ついでプラスチックフィルム層を、前記
基材の下面にアスファルト層を設けてなるジョイント用
第一防水層を溶融アスファルトを用いて接着し、ついで
(ロ)ジョイント用第一防水層の上に、耐候性層を表面
に有するアスファルトルーフィングよりなり、その横幅
がジョイント用第一防水層より大きいジョイント用第二
防水層を溶融アスファルトを用いて接着する前項4記載
の立上り部のプレハブ化防水施工法。 6. 前記ジョイント用アスファルトルーフィングの接
着が(イ)アスファルトルーフィング用基材の上面にア
スファルト層、ついでプラスチックフィルム層を、前記
基材の下面にアスファルト層、ついで自着層および剥離
層を設けてなるジョイント用第一防水層を、剥離層を剥
がしてその自着層により接着し、さらに(ロ)ジョイン
ト用第一防水層の上に、耐候性層を表面に有するアスフ
ァルトルーフィングよりなるジョイント用第二防水層
を、溶融アスファルトを用いて接着する前項4記載の立
上り部のプレハブ化防水施工法。 7. 前項3記載の立上り部用プレハブ防水材の面取部
材を立上り部と床面のコーナー部に合わせて第一番目の
前記立上り部用プレハブ防水材と第二番目の前記立上り
部用プレハブ防水材をそれぞれの剥離層を剥してその自
着層の働きにより立上り部と床面に接着する工程と、前
記第一番目と第二番目の立上り部用プレハブ防水材の突
き合わせ部分および両者の相接する二つの「面取部材に
直交する第一防水層のみの領域」(a),(a)および
それに隣接する第二防水層の一部の領域である前記
(d),(d)にジョイント用アスファルトルーフィン
グを接着する工程を含む立上り部のプレハブ化防水施工
法において、前記ジョイント用アスファルトルーフィン
グの接着が(イ)アスファルトルーフィング用基材の上
面にアスファルト層、ついでプラスチックフィルム層
を、前記基材の下面にアスファルト層を設けてなるジョ
イント用第一防水層を溶融アスファルトを用いて接着
し、ついで(ロ)ジョイント用第一防水層の上に、耐候
性層を表面に有し、その裏面に、自着層及び剥離層を有
するアスファルトルーフィングよりなり、かつその横幅
がジョイント用第一防水層より大きいジョイント用第二
防水層を、前記剥離層を剥してその自着層により接着す
ることを特徴とする立上り部のプレハブ化防水施工法。 8. 前項3記載の立上り部用プレハブ防水材の面取部
材を立上り部と床面のコーナー部に合わせて第一番目の
前記立上り部用プレハブ防水材と第二番目の前記立上り
部用プレハブ防水材を、それぞれの剥離層を剥してその
自着層の働きにより立上り部と床面に接着する工程と、
前記第一番目と第二番目の立上り部用プレハブ防水材の
突き合わせ部分および両者の相接する二つの「面取部材
に直交する第一防水層のみの領域」(a),(a)およ
び、それに隣接する第二防水層の一部である前記
(d),(d)に、ジョイント用アスファルトルーフィ
ングを接着する工程を含む立上り部のプレハブ化防水施
工法において、前記ジョイント用アスファルトルーフィ
ングの接着が(イ)アスファルトルーフィング用基材の
上面にアスファルト層、ついでプラスチックフィルム層
を、前記基材の下面にアスファルト層、ついで自着層お
よび剥離層を設けてなるジョイント用第一防水層を、剥
離層を剥してその自着層により接着し、さらに(ロ)ジ
ョイント用第一防水層の上に、耐候性層を表面に有し、
その裏面、自着層及び剥離層を有するアスファルトルー
フィングよりなり、かつその横幅がジョイント用第一防
水層より大きいジョイント用第二防水層を、前記剥離層
を剥してその自着層により接着することを特徴とする立
上り部のプレハブ化防水施工法。
【0051】
【実施例】以下に本発明を実施例を挙げて詳細に説明す
るが、本発明はこれにより限定されるものではない。
【0052】実施例1(請求項2と請求項4に対応) 実施例1は、本発明の立上り部用プレハブ化防水材の1
つの具体例を示すものであり、図1はその平面図、図2
はその断面図、図12はジョイント部の断面図であり、
その施工態様は図6〜10に示す。図1〜図2に実施例
に用いた立上り部用プレハブ化防水材の実際の寸法をm
m単位で示した。請求項2でいう領域(a)、領域
(b)、領域(c)は、図1に示すとおりである。図1
および図2における立上り部用プレハブ化防水材におけ
る第一防水層8は、図4に示す積層構造のものを用い、
立上り部用プレハブ化防水材における第二防水層9は、
図5に示す積層構造の物を用いた。第一防水層と第二防
水層の接着は熱アスファルト工法によった。
【0053】前述の積層構造をもつ立上り部用プレハブ
化防水材11,12...を相互に突き合せつつ、面取
部材1を立上り部13と床面14のコーナー部に合わ
せ、立上り部用プレハブ化防水材11,12...の裏
側の第一防水層8の剥離層(剥離紙)6を剥しつつ自着
層5の接着力を利用して立上り部13と床面14に(図
6参照)立上り部用プレハブ化防水材11,12...
を接着する。
【0054】立上り部用プレハブ防水材11と立上り部
用プレハブ防水材12との突合せ部分には、図4の積層
構造をもつジョイント用第一防水層15の剥離紙6を剥
がしつつ、その自着層5の接着力を利用して、突き合せ
部分の領域(a),(a)の部分に接着する。(図7参
照)
【0055】前記ジョイント用第一防水層15施工後、
熱アスファルト工法により前記ジョイント用第一防水層
より巾広のジョイント用第二防水層16を接着した(図
8、図9参照)。18は、溶融アスファルトの存在を示
す。
【0056】前記工事により、立上り部の防水工事は完
了するので、この後は、床面を通常の工法によりアスフ
ァルトルーフィングを施工する。
【0057】実施例2(請求項3と請求項4に対応) 実施例2は、本発明の立上り部用プレハブ化防水材の他
の具体例を示すものであり、図14はその平面図、図1
3はジョイント部の断面図であり、その施工態様は実施
例1の図6〜10に準ずる。請求項3でいう領域
(a)、領域(b)、領域(c)、領域(d)は、図1
4に示すとおりである。図14および図13における立
上り部用プレハブ化防水材における第一防水層8は、図
4に示す積層構造のものを用い、立上り部用プレハブ化
防水材における第二防水層9はその端部に相当する領域
(d)の部分を除くと、図5に示す積層構造の物であ
る。第一防水層と第二防水層の接着は熱アスファルト工
法によった。
【0058】前述の積層構造をもつ立上り部用プレハブ
化防水材11,12...を相互に突き合せつつ、面取
部材1を立上り部13と床面14のコーナー部に合わ
せ、立上り部用プレハブ化防水材11,12...の裏
側の第一防水層8の剥離層(剥離紙)6を剥しつつ自着
層5の接着力を利用して立上り部13と床面14に(図
6参照)立上り部用プレハブ化防水材11,12...
を接着する。
【0059】立上り部用プレハブ防水材11と立上り部
用プレハブ防水材12との突合せ部分には、図4の積層
構造をもつジョイント用第一防水層15の剥離紙6を剥
がしつつ、その自着層5の接着力を利用して、突き合せ
部分の領域(a),(a)の部分に接着する。
【0060】前記ジョイント用第一防水層15施工後、
前記ジョイント用第一防水層より巾広のジョイント用第
二防水層16を接着した。なお、このジョイント用第二
防水層は表面から順に耐候性層(例えば鉱物粒層)、ア
スファルト層(通常2層)、自着層20、剥離層よりな
る積層体を、剥離層を剥してその自着力により立上り部
用プレハブ防水材の領域(d)に設けられたプラスチッ
クフィルム層19に接着させる。
【0061】前記工事により、立上り部の防水工事は完
了するので、この後は、床面を通常の工法によりアスフ
ァルトルーフィングを施工する。
【0062】
【効果】
(1)熟練技術を必要とせず、1つの作業工程で平面部
と同等の防水層(耐久性能・機械的性能)が形成でき
る。 (2)熔融アスファルトは全く使用しないか、もしくは
場合によって必要最小限の使用に留めることができる。 (3)プレハブ化防水シート相互の接続部分は、容易か
つ簡便な方法により平面部と同等の水密的信頼性が得ら
れる。 (4)従来の熱工法と比して施工能率の点で大幅に上回
ることができる。通常その所要時間は50%以下とな
る。 (5)従来の熱工法と比して材料コストは、三割増し以
内に押さえられる。 (6)熟練技能員でなくとも容易に施工できる。 (7)コーナー部に空隙が生ずることなく施工でき、従
って補強用防水シートの必要もなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の立上り部用プレハブ防水材の平面図
である。
【図2】実施例1の立上り部用プレハブ防水材の断面図
である。
【図3】実施例1における立上り部用プレハブ防水材同
士のジョイント部の平面図である。
【図4】実施例1で用いた立上り部用プレハブ防水材の
第一防水層の積層構造を示す断面図である。
【図5】実施例1で用いた立上り部用プレハブ防水材の
第二防水層の積層構造を示す断面図である。
【図6】実施例1における立上り部用プレハブ防水材の
施工過程を示し、立上り部用プレハブ防水材を突き合わ
せて施工した状態を示す斜視図である。
【図7】実施例1における立上り部用プレハブ防水材の
施工過程を示し、突き合わせたジョイント部分にジョイ
ント用第一防水層を施工している態様を示す斜視図であ
る。
【図8】実施例1における立上り部用プレハブ防水材の
施工過程を示し、ジョイント用第一防水層の上に、それ
より巾広のジョイント用第二防水層を熱アスファルト工
法で接着している態様を示す斜視図である。
【図9】図8の施工が完了した状態を示す斜視図であ
る。
【図10】立上り部の防水工事が完了したのち、床面の
防水工事を行っている態様を示す斜視図である。
【図11】ジョイント用第二防水層において、自着層を
有するタイプの積層構造の1例を示す断面図である。
【図12】ジョイント用防水層を接着するに当たり、ジ
ョイント用第二防水層の接着に熱アスファルト工法を採
用した場合のジョイント部の1例を示す断面図である。
【図13】ジョイント用防水層を接着するに当たり、ジ
ョイント用第二防水層の接着に自着層を採用した場合
の、ジョイント部の1例を示す断面図である。
【図14】実施例2の立上り部用プレハブ防水材の平面
図である。
【符号の説明】
1 面取部材 2 プラスチックフィルム層 3 アスファルト層 4 基材層 5 自着層 6 剥離層 7 鉱物粒層 8 第1防水層 9 第2防水層 11 第一番目の立上り部用プレハブ防水材 12 第二番目の立上り部用プレハブ防水材 13 立上り部 14 床面 15 ジョイント用第一防水層 16 ジョイント用第二防水層 16′ ジョイント用第二防水層 17 溶融アスファルトまたはジョイント用第一防水層
の自着層 18 溶融アスファルト 19 立上り部用プレハブ化防水材の鉱物粒層に代るプ
ラスチックフィルム層 20 ジョイント用第二防水層における自着層 21 アスファルトルーフィング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小島 徹 東京都足立区小台1丁目3番1号 田島ル ーフィング株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)アスファルトルーフィング用基材
    の上面にアスファルト層、ついでプラスチックフィルム
    層を、前記基材の下面にはアスファルト層、ついで自己
    粘着層(以下自着層という)を設けた第一防水層、
    (2)第一防水層のプラスチックフィルム層上に、鉱物
    粒層、金属箔層および耐候性合成樹脂フィルム層よりな
    る群から選ばれた耐候性層を表面に有するアスファルト
    ルーフィングよりなる第二防水層、(3)第一防水層の
    自己粘着層を横切って接着されている面取部材、(4)
    前記面取部材が存在しない第一防水層の自己粘着層をカ
    バーする剥離層、よりなることを特徴とする立上り部用
    プレハブ防水材。
  2. 【請求項2】 前記面取部材に直交する両端部は一定の
    幅で第一防水層のみの領域(a)を設け、また前記面取
    部材に平行な一端部は一定の幅で第一防水層のみの領域
    (b)を設けかつその領域に隣接する第二防水層におい
    ては一定の幅で鉱物粒層をもたない領域(c)を設けた
    請求項1記載の立上り部用プレハブ防水材。
  3. 【請求項3】 前記面取部材に直交する両端部は一定の
    幅で第一防水層のみの領域(a)を設け、かつそれに隣
    接する第二防水層の一定幅部分には鉱物粒層の代わりに
    プラスチックフィルム層よりなる領域(d)を設け、ま
    た前記面取部材に平行な一端部は一定の幅で第一防水層
    のみの領域(b)を設けかつその領域に隣接する第二防
    水層においては一定の幅で鉱物粒層をもたない領域
    (c)を設けた請求項1記載の立上り部用プレハブ防水
    材。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載の立上り部用プレ
    ハブ防水材の面取部材を立上り部と床面のコーナー部に
    合わせて第一番目の前記立上り部用プレハブ防水材と第
    2番目の前記立上り部用プレハブ防水材を剥離層を剥し
    てその自着層の働きにより立上り部と床面に接着する工
    程と、第1番目と第2番目の前記立上り部用プレハブ防
    水材のつき合せ部分及び両者の相接する二つの面取部材
    に直交する第一防水層およびそれに隣接する第二防水層
    の一部の領域にジョイント用アスファルトルーフィング
    を接着する工程を含むことを特徴とする立上り部のプレ
    ハブ化防水施工法。
  5. 【請求項5】 前記防水材の面取部材と直角の関係にあ
    る端部のうちの一方は、端面に平行に第二防水層が存在
    しない部分(a)が設けられており、かつそれに隣接す
    る第二防水層の一定幅部分には鉱物粒層の代りにプラス
    チックフィルム層よりなる領域(d)を設け、前記防水
    材の面取部材と平行の関係にある端部のうちの一方は、
    端面に平行に第二防水層が存在しない部分(b)および
    第二防水層の端部近傍の一定範囲には鉱物粒層または天
    然スレート砂層のない部分(c)が、設けられており、
    かつ前記面取部材は、前記(a)の部分と反対側であっ
    て前記(a)の部分とほぼ同一の幅に相当する部分は切
    り欠かれているものである請求項1記載の立上り部用プ
    レハブ防水材。
  6. 【請求項6】 立上り部と床面とのコーナー部に請求項
    5記載の立上り部用プレハブ防水材の面取部材を合わせ
    た後、剥離層を剥がして立上り部と床面に第一番目の立
    上り部用プレハブ防水材を接着し、ついで第二番目の立
    上り部用プレハブ防水材を、第一番目の立上り部用プレ
    ハブ防水材における面取部材と第二番目の立上り部用プ
    レハブ防水材における面取部材をつき合せる状態でコー
    ナー部に合わせた後、剥離層を剥がして第一番目の立上
    り部用プレハブ防水材の端部近傍および立上り部と床面
    に、第二番目の立上り部用プレハブ防水材を接着するこ
    とを特徴とする立上り部のプレハブ化防水施工法。
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JP2022039057A (ja) * 2020-08-27 2022-03-10 アーキヤマデ株式会社 防水シート施工方法
CN114319730A (zh) * 2021-12-28 2022-04-12 中铁五局集团建筑工程有限责任公司 一种装配式多层复合保温隔热屋面板及其制备方法和装配方法

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