JPH08260375A - 繊維ウェブをコンベヤーベルトからカレンダー加工用シリンダーに移送できるようにする吸引シリンダーを有する装置 - Google Patents

繊維ウェブをコンベヤーベルトからカレンダー加工用シリンダーに移送できるようにする吸引シリンダーを有する装置

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JPH08260375A
JPH08260375A JP8092062A JP9206296A JPH08260375A JP H08260375 A JPH08260375 A JP H08260375A JP 8092062 A JP8092062 A JP 8092062A JP 9206296 A JP9206296 A JP 9206296A JP H08260375 A JPH08260375 A JP H08260375A
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JP
Japan
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cylinder
calendering
suction
web
suction cylinder
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JP8092062A
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Inventor
Marc Brabant
ブラバン マルク
Jean-Louis Dupont
デュポン ジャン−ルイ
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TEIBOO E CO SA
Thibeau et Cie SA
Original Assignee
TEIBOO E CO SA
Thibeau et Cie SA
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Publication date
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    • D—TEXTILES; PAPER
    • D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01G—PRELIMINARY TREATMENT OF FIBRES, e.g. FOR SPINNING
    • D01G25/00—Lap-forming devices not integral with machines specified above
    • D—TEXTILES; PAPER
    • D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01G—PRELIMINARY TREATMENT OF FIBRES, e.g. FOR SPINNING
    • D01G15/00—Carding machines or accessories; Card clothing; Burr-crushing or removing arrangements associated with carding or other preliminary-treatment machines
    • D01G15/02—Carding machines
    • D01G15/12—Details
    • D01G15/46—Doffing or like arrangements for removing fibres from carding elements; Web-dividing apparatus; Condensers
    • D01G15/465—Doffing arrangements for removing fibres using, or cooperating with, pneumatic means

Abstract

(57)【要約】 【課題】 繊維ウェブをコンベヤーベルトから上部と下
部の二つのカレンダー加工用シリンダー（３ａ、３ｂ）
に高速で移送できるようにし、かつシリンダーへの巻取
までの伸張力、空気乱流によるウェブの品質劣化を防止
する。 【解決手段】 静止吸引領域（ＡＢ）を内側に配置する
吸引シリンダー（４）を有する。吸引シリンダー（４）
はコンベヤーベルト（２）と同方向に回転するとともに
下部シリンダー（３ａ）の回転方向と逆方向に回転し、
コンベヤーベルト（２）に近接して配置される。吸引シ
リンダーと下部シリンダーとが共働してウェブ（１）に
対するカレンダー加工前工程領域を定め、前工程領域通
過後はウェブが下部シリンダー（３ａ）の表面に固着し
て上部シリンダー（３ｂ）まで下部シリンダーによって
駆動され、ウェブが吸引よって吸引シリンダーの表面
（５ａ）に圧接されたままカレンダー加工前工程領域ま
での全距離を吸引保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、繊維ウェブをコン
ベヤーベルトから対のカレンダー加工用シリンダーに搬
送することに関し、特に、この搬送を行うための吸引シ
ンダーの新規な使用方法に係わる。
【０００２】本発明は、特に、カード機出口とカレンダ
ー加工用シリンダーとの間に配設されているコンベヤー
ベルトに適しているものである。
【０００３】
【従来の技術】従来、カード機から搬出された繊維ウェ
ブは、コンベヤーベルトによってウェブの圧密化を行う
ためのカレンダー加工用シリンダーまで搬送される。今
までは、コンベヤーベルトが二つのカレンダー加工用シ
リンダーの接線方向に延びており、ウェブがカレンダー
加工用シリンダーに直接巻き付けられることで、繊維ウ
ェブがコンベヤーベルトから二つのカレンダー加工用シ
リンダーに移送されていた。
【０００４】搬送中、コンベヤーベルトとカレンダー加
工用シリンダーの間の中間領域では、ウェブは何にも支
持されておらず合着する危険性がある。さらに、この中
間領域では、コンベヤーベルトとカレンダー加工用シリ
ンダーとがその作動によって空気の乱流を起こし、コン
ベヤーベルトとカレンダー加工用シリンダーとの速度が
増せば増すほどこの乱流も大きくなるので、それだけ搬
送中のウェブに横方向の折れ皺をつくる危険性が生じ
る。
【０００５】ウェブへの乱流の影響を少なくするため
に、ヨーロッパ特許出願ＥＰ０１１５６５６号ですで
に、ウェブを搬送前に圧縮する提案がなされている。こ
のヨーロッパ特許出願に記載されたある実施例では、カ
レンダー加工用シリンダーから上流でコンベヤーベルト
の上部に設けられた中空の穿孔された回転シリンダーが
使用されている。ウェブが中空シリンダーに到達すると
搬送される前に、繊維ウェブ中に初めに含まれている空
気を穿孔シリンダーを介して逃がすことで、ウェブは圧
縮される。
【０００６】このウェブの事前圧縮は、乱流領域での影
響を減じるのには役立つが、搬送中支持のないウェブは
防ぐことができない。
【０００７】さらに、実際には、繊維ウェブはコンベヤ
ーベルトの出口で、同時に繊維ウェブの長さ方向に相当
な伸張力を受けながら、カレンダー加工用シリンダーに
直接巻き付けられる必要がある。そしてこの伸張力は１
００ｍ／分オーダーのコンベヤーベルトの線速度に対し
てはほぼ５０％増となる。残念ながら、カード機を出て
カレンダー加工される前の繊維ウェブは合着力が非常に
小さいため、長さ方向に伸張力を受けると、ウェブの合
着力はそれに応じて弱まることになる。ウェブが過度に
伸張されると、ウェブの外観や重量の均一性、機械特性
の等方性などの品質が劣化する。ウェブ伸張に関連した
この欠点は特にスクランブルウェブや凝結ウェブでは並
列ウェブにしたときよりも長さ方向の伸張力が少ないの
で重大なものとなる。
【０００８】支持するものがなく搬送中に伸張力を受け
る繊維ウェブの上記問題は、カレンダー加工用シリンダ
ーによって固められる前に搬送できるウェブの速度に制
限をつけることになる。
【０００９】実際に、カード機から出て中間強化処理が
なされていない繊維ウェブはコンベヤーベルトでの搬送
ができず、かつ１２０ｍ／分以上の速度でカレンダー加
工用シリンダーに直接巻き付けることもできない。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、繊維
ウェブをコンベヤーベルトからカレンダー加工用シリン
ダーに移送する装置であって上述した問題の解決を可能
にした装置を提供することである。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、この移
送装置は、コンベヤーベルトと同方向に回転し、下部カ
レンダー加工用シリンダーと反対方向に回転する固定吸
引部位を有する吸引シリンダーで構成されている。この
吸引シリンダーは、コンベヤーベルトと一対のカレンダ
ー加工用シリンダー間のウェブ通路に、下部カレンダー
加工用シリンダーに接するかもしくはほぼ接するように
配置さる。換言すれば、吸引シリンダーの表面と下部カ
レンダー加工用シリンダーの表面との距離はゼロもしく
はウェブの厚み以下であって、それらの間でこの二つの
シリンダーがカレンダー加工前の境界領域を定め、その
領域内で繊維ウェブが圧力を受ける結果ウェブが下部カ
レンダー加工用シリンダーの表面に固着するようにな
る。
【００１２】吸引シリンダーもコンベヤーベルトの近く
に配置され、繊維ウェブが吸引力で吸引シリンダーの表
面に押しつけらると、そのままの状態でカレンダー加工
の前工程領域まで到達すするようになっている。カレン
ダー加工の前工程領域を過ぎると、繊維ウェブは下部カ
レンダー加工用シリンダーの表面上で水分が伴出されな
がら、上部カレンダー加工用シリンダーに到達する。
【００１３】上記した本発明の特徴は伸張力を弱めるこ
とができ、かつ、ウェブが吸引シリンダーの表面から次
は下部カレンダー加工用シリンダーの表面ヘとずっと押
しつけられているので、搬送中は支持のないウェブの危
険度を少なくすることができる。
【００１４】さらに、吸引シリンダーと下部カレンダー
加工用シリンダーの両シリンダーは一方から他方へウェ
ブを移送するように反対方向に回転しており、どこの位
置でもウェブが押し戻されないという利点があり、した
がって、繊維ウェブの形状変化が生じない。
【００１５】織物分野での吸引シリンダーの使用はすで
に広範に行われている。特に、フランス特許第１５００
７４６号で、カード機からの出口で繊維ウェブを引き離
すための吸引シリンダーの使用は公知である。
【００１６】フランス特許第２６１２９４９号は織物原
料ウェブまたはシートを強化するために、少なくとも二
つの近接した中空穿孔シリンダーをしようすることを教
示している。
【００１７】フランス実用新案の追加ＦＲ８１２８７号
はより糸製造装置中に、通常使われている大きなドラム
を除去するために吸引圧縮シリンダーを使用することを
考えている。さらに、圧縮シリンダーの周囲からウェブ
の巻取を容易にするために吸引剥離シリンダーが使われ
ている。
【００１８】すなわち、本発明は、他の利用ではそれ自
体すでに知られている吸引シリンダーの新規な応用であ
る。本発明によれば、吸引シリンダーは、上記に特定し
た効果や利点を得るために、繊維ウェブをコンベヤーベ
ルトから二つのカレンダー加工用シリンダーまで移送す
る新規な機能を遂行する。
【００１９】本発明の範囲として、吸引シリンダーをコ
ンベヤーベルトの終端部の位置に設けるやベルトと同列
に設けることは可能である。しかし、その変形ではコン
ベヤーベルトから吸引シリンダーの表面まで通過する間
支持されていない繊維ウェブの危険性で走行する欠点に
よる害を蒙る。
【００２０】このために、本発明の実施の形態において
は、吸引シリンダーはコンベヤーベルトに接するかもし
くは近接し、実質的に接しており、それによって繊維ウ
ェブはこの二つの間で圧接されるようになる。これが移
送中、何も支持されていない繊維ウェブのすべての危険
性を除くのである。
【００２１】
【発明の実施の形態】本発明の他の特徴および利点は本
発明の実施例についての以下の記述でより明らかになる
と考える。この記述は限定されない例示として書かれた
ものであり、唯一の図面を参照して行われる。
【００２２】図面はコンベヤーベルトの終端部上に配置
された吸引シリンダーについての理論概念図である。
【００２３】図面に示す実施例で明らかなように、カー
ド機（図示せず）からの繊維ウェブ１はコンベヤーベル
ト２によって二つの加熱カレンダー加工用シリンダー３
ａ、３ｂの近くまで運ばれる。従来のように、カレンダ
ー加工用シリンダー３ａ、３ｂの表面温度は繊維ウェブ
の軟化温度に近くにまで上げられており、繊維が二つの
加熱カレンダー加工用シリンダーの間を通過するときの
圧力と加熱によって繊維同士が熱結合するようになって
いる。 コンベヤーベルト２は、従来のように、エンド
レスベルト２ａが回転してるドラム２ｂにぴんと張られ
ている。ベルト２ａは空気不透過性であって、ポリプロ
ピレンで作ることができる。図面では、二つの加熱カレ
ンダー加工用シリンダー３ａ、３ｂの近傍でのコンベヤ
ーベルト終端部のみを示している。
【００２４】本発明によれば、繊維ウェブ１はコンベヤ
ーベルト２から吸引シリンダー４によって二つの加熱カ
レンダー加工用シリンダーまで移送される。図示の例
で、このシリンダーは穿孔された周壁５を有する中空で
ある。シリンダー内には、二つの静止仕切板６ａ、６ｂ
があり、その間は、図にクロスハッチングで表わす静止
区部ＡＢを規定している。仕切板６ａ、６ｂによって規
定される区部に吸引を採用することは公知であるので詳
細は記述しない。実施化目的には、フランス特許第１５
００７４６号を参照できよう。この特許は本発明の記述
の統合された一部を形成する。
【００２５】吸引シリンダー４はまずはポイントＴ１で
コンベアー２のベルト２ａに実質的に接（正接）してお
り、そして次にはポイントＴ２で下部カレンダー加工用
シリンダー３ａに実質的に接（正接）している。さら
に、吸引シリンダー４は、矢印Ｆの方向正方向に、繊維
ウェブ１がコンベヤー２によって移送されるときの周速
が実質的な線速度に等しくなるように回転する。二つの
カレンダー加工用シリンダー３ａ、３ｂは反対方向に回
転されており、下部カレンダー加工用シリンダー３ａは
吸引シリンダー４の回転方向にも反対になっている。
【００２６】吸引シリンダー４の周壁５の表面５ａとコ
ンベアー２のベルト２ａとが接するように出会うポイン
トＴ１における両者の距離ｄ１は、繊維ウェブ１が吸引
シリンダー４からコンベヤー２を通過するときに受ける
圧縮力をできるだけ少なくするように選定される。この
圧縮中に、ウェブ１に含まれる空気は周壁５の穿孔を通
過して逃げる。
【００２７】両者間で、吸引シリンダー４と下部カレン
ダー加工用シリンダー３ａとはポイントＴ１のいずれか
の面で繊維ウェブ１の対するカレンダー加工前領域を規
定する。このカレンダー加工前領域では、ウェブの繊維
は圧縮と加熱の結合効果によって少し軟化される。ポイ
ントＴ２における吸引シリンダー４の周壁５の表面５ａ
と下部カレンダー加工用シリンダー３ａの表面との距離
ｄ２は、繊維ウェブが加熱と圧縮との結合効果によって
ポイントＴ２を越えて下部カレンダー加工用シリンダー
３ａの表面に固着を確実にできるように十分小さい。
【００２８】実用には、吸引シリンダー４の周壁５は開
孔付き金属板でできているので、加熱、圧縮による損傷
は受けない。
【００２９】ウェブ１をコンベヤーベルト２からカレン
ダー加工用シリンダー３ａ、３ｂに移送するのは以下の
ように行われる。ポイントＴ１をほぼ中心とする領域
で、繊維ウェブはベルト２ａと吸引シリンダー４との間
で圧力を受ける。圧力領域を出るとき、繊維ウェブ１は
区域ＡＢに生じる吸引空気流の効果で吸引シリンダーの
周囲に押しつけられる。そしてウェブは吸引シリンダー
によってポイントＴ２を中心とするカレンダー加工前工
程領域に到達するまで回転によって駆動される。
【００３０】ポイントＴ１，Ｔ２間では、ウェブはずっ
とシリンダー４の周囲に吸引保持される。図示例におけ
る吸引シリンダーの開始、終了に対応するポイントＡ、
Ｂは、ウェブ１の移動に相対してそれぞれポイントＴ１
の上流、ポイントＴ２の下流に位置する。カレンダー加
工前工程領域からの出口で、繊維ウェブは下部カレンダ
ー加工用シリンダー３ａの表面に固着され、このシリン
ダーによってカレンダー加工ポイントＴ３に移送され
る。
【００３１】図示例においては、シリンダー４の吸引区
域の開始を標すポイントＴ１は、引空気流によって、吸
引シリンダーとコンベヤー２のベルト２ａとの間に圧接
されているウェブに含まれる空気の抜取が容易になるよ
うに、ウェブの移動方向に相対して接点Ｔ１の上流に位
置される。
【００３２】ただし、本発明はこの態様に限定されるも
のではない。仕切板６ａはポイントＡがポイントＴ１と
一致するように配置することもできる。さらに、仕切板
は、ウェブ加圧領域内にあるのが好ましいものの、上記
ポイントから若干下流に配置することも可能である。
【００３３】同様に、吸引区域の終端部ＢをポイントＴ
２と一致するように配置することもできるし、さらに、
終端部は、ウェブ加圧前加工領域内にあるのが好ましい
ものの、上記ポイントから若干上流に配置することも可
能である。吸引区域の形状を変化させるのを可能にする
ため、二つの仕切板６ａ、６ｂの角度位置を調整できる
ようにするのが好ましい。
【００３４】上記した本発明の装置では、ポイントＴ１
からポイントＴ２への移送中、ウェブが支持なし状態に
なることを防げる。さらに、図示例のように、３つのシ
リンダーとコンベヤベルト２との相対位置を、ウェブが
ポイントＴ１，Ｔ２間を移動する距離を限定してウェブ
移送の信頼性を向上させるために適切な選択ができる。
さらに正確には、下部シリンダー４は、吸引シリンダー
４とコンベヤーベルト２とカレンダー加工用シリンダー
３ａとの間の中間領域で乱流域を作らないように十分な
ギャップｅ１を保持しなければならないものの、吸引シ
リンダー４に相対してポイントＴ１，Ｔ２間の距離を減
少してできるだけ小さくなるように配置することができ
る。
【００３５】コンベヤ２のベルト２ａの走行と下部カレ
ンダー加工用シリンダー３ａの回転が、図中、それぞれ
矢印ＣおよびＤで記すように、反対方向に流れる空気の
表面流を起こさせる。もし、距離ｅ１が非常に小さい
と、これらの二つの空気流がウェブ移送領域で乱流を生
じさせて、ウェブの品質に害を及ぼすことになる。した
がって、ポイントＴ１、Ｔ２間の距離を減少させること
と十分なギャップｅ１を保持することとの妥協点を見つ
けることは当業者次第である。
【００３６】同様に、カレンダー加工用シリンダー３ｂ
は、ポイントＴ２、Ｔ３間で繊維ウェブの接する下部カ
レンダー加工用シリンダー３ａの周辺部を限定するよう
に吸引シリンダー４と相対配置できる。ただし、シリン
ダー４、３ｂの回転によって反対方向の空気表面流（矢
印Ｅ、Ｆ）ができるので、３つのシリンダー間の中間領
域で乱流域を生成しないように十分なギャップｅ２を維
持しなければならない。
【００３７】
【実施例】特定の実施例としては、吸引シリンダーの直
径が２９０ｍｍで、両カレンダー加工用シリンダーの直
径が３５０ｍｍ、ｅ１が３５ｍｍ、ｅ２が２５ｍｍ、距
離ｄ１はゼロ、距離ｄ２は０．３ｍｍである。二つのカ
レンダー加工用シリンダー３ａ、３ｂの周速は２５０ｍ
／分である。吸引シリンダー４の周速はベルト２ａの走
行速度と同一で２１７ｍ／分である。この実施例で、繊
維ウェブはコンベアベルトから二つのカレンダー加工用
シリンダーまで伸張率１５％で移送される。
【００３８】本発明は上記した実施例には限定されるも
のではない。発明の範囲内として吸引シリンダー４とコ
ンベアベルト２ａとの間でのウェブの加圧を省略でき
る。さらに、吸引シリンダー４はかならずしも図示のよ
うにコンベアベルト２ａの上に配置される必要はなく、
たとえば、吸引区域ＡＢに対応する周辺部がドラム２ｂ
に到達するウェブとほぼ一列になるように、駆動ドラム
２ｂから下流に直接配置できる。
【００３９】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の装置は、
移送中にウェブが支持なし状態になることを防止でき、
かつンウェブの移動距離を限定できるのでウェブ移送の
信頼性を向上させるとともに高速で移送することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】コンベヤーベルトの終端部上に配置された吸引
シリンダーについての理論概念を示す概略断面図であ
る。
【符号の説明】
１…繊維ウェブ、 ２…コンベヤーベルト、 ２ａ…エンドレスベルト、 ２ｂ…回転ドラム、 ３ａ…下部カレンダー加工用シリンダー、 ３ｂ…上部カレンダー加工用シリンダー、 ４…吸引シリンダー、 ５…シリンダー穿孔周壁、 ５ａ…吸引シリンダーの表面、 ６ａ、６ｂ…仕切板、 ｅ１…下部カレンダー加工用シリンダーの表面とコンベ
ヤーとの間のギャップ、 ｅ２…吸引シリンダーの表面と上部カレンダー加工用シ
リンダーの表面との間のギャップ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 繊維ウェブ（１）をコンベヤーベルト
    （２）から二つのカレンダー加工用シリンダー（３ａ、
    ３ｂ）に移送できるようにする装置であって、この装置
    が静止吸引領域部（ＡＢ）を有する吸引シリンダー
    （４）を有し、この吸引シリンダーが前記コンベヤーベ
    ルト（２）と同方向に回転駆動されるとともに前記カレ
    ンダー加工シリンダーのうち下部カレンダー加工用シリ
    ンダー（３ａ）の回転とは反対方向に回転駆動され、か
    つ前記コンベヤーベルト（２）から前記二つのカレンダ
    ー加工用シリンダー（３ａ、３ｂ）までの前記繊維ウェ
    ブの通路上に配置されるようにされ、 第一には、この吸引シリンダーが、前記下部カレンダー
    加工用シリンダー（３ａ）に実質的に接するかもしくは
    近接するように配置されることによってそれらが共働し
    て前記ウェブに対するカレンダー加工前工程領域を規定
    し、この前工程領域を過ぎると前記ウェブは前記下部カ
    レンダー加工用シリンダー（３ａ）の表面に固着して上
    部カレンダー加工用シリンダー（３ｂ）まで前記下部カ
    レンダー加工用シリンダーに搭載されるように配置さ
    れ、 第二には、前記吸引シリンダーが前記コンベヤーベルト
    （２）に近接して配置されて、前記吸引シリンダー
    （４）のレベルで、前記繊維ウェブが吸引よって前記吸
    引シリンダーの表面（５ａ）に圧接され、かつ前記吸引
    シリンダー（４）と前記下部カレンダー加工用シリンダ
    ー（３ａ）との間の前記カレンダー加工前工程領域を通
    過中ずっと吸引保持されているようにされることを特徴
    とする、繊維ウェブをコンベヤーベルトからカレンダー
    加工用シリンダーに移送できるようにする吸引シリンダ
    ーを有する装置。
  2. 【請求項２】 前記吸引シリンダー（４）が前記コンベ
    ヤー（２）のベルト（２ａ）に実質的に接していること
    を特徴とする請求項１記載の装置。
  3. 【請求項３】 前記下部カレンダー加工用シリンダー
    （３ａ）は前記吸引シリンダー（４）と前記コンベヤー
    ベルト（２）に対して、前記繊維ウェブ（１）に接触し
    ている前記吸引シリンダーの周辺部をできるだけ小さく
    するようにし、一方、前記下部カレンダー加工用シリン
    ダー（３ａ）の表面と前記コンベヤー（２）間のギャッ
    プ（ｅ１）が前記吸引シリンダー（４）、前記コンベヤ
    ー（２）と前記下部カレンダー加工用シリンダー（３
    ａ）との間で乱流領域が生じるのを防ぐのに充分な大き
    さにすることを特徴とする請求項１もしくは請求項２記
    載の装置。
  4. 【請求項４】 前記吸引シリンダー（４）及び前記カレ
    ンダー加工用シリンダー（３ａ、３ｂ）との相対位置
    が、前記前記吸引シリンダー（４）の表面と前記上部カ
    レンダー加工用シリンダー（３ｂ）の表面との間のギャ
    ップ（ｅ２）が前記３つのシリンダーの交点で乱流領域
    が生じるのを防ぐのに充分な大きさに保持しつつ、前記
    繊維ウェブ（１）に接している前記吸引シリンダーの周
    辺部ができるだけ小さくするように選択されることを特
    徴とする請求項１乃至請求項３記載の装置。
JP8092062A 1995-03-22 1996-03-21 繊維ウェブをコンベヤーベルトからカレンダー加工用シリンダーに移送できるようにする吸引シリンダーを有する装置 Pending JPH08260375A (ja)

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FR9503573 1995-03-22
FR9503573A FR2732042B1 (fr) 1995-03-22 1995-03-22 Cylindre aspirant permettant le transfert d'un voile fibreux entre un tapis de transport et deux cylindres de calandrage

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EP (1) EP0733729B1 (ja)
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AT (1) ATE161591T1 (ja)
DE (2) DE733729T1 (ja)
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