JPH08257923A - 軸付き砥石および工具保持具 - Google Patents

軸付き砥石および工具保持具

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JPH08257923A
JPH08257923A JP7168695A JP7168695A JPH08257923A JP H08257923 A JPH08257923 A JP H08257923A JP 7168695 A JP7168695 A JP 7168695A JP 7168695 A JP7168695 A JP 7168695A JP H08257923 A JPH08257923 A JP H08257923A
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JP
Japan
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grindstone
shaft
face
peripheral surface
outer peripheral
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Pending
Application number
JP7168695A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Hiratani
辰夫 平谷
Chizuo Izuno
千鶴雄 泉野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 セラミックスや高硬度材料を高精度・高能率
で研削加工できることを特徴とする砥石を提供する。 【構成】砥石の円筒部外周面に溝16を、砥石の端面部
に放射状の溝14を、砥石の軸部に回転中心軸と平行な
穴19を形成し前記穴部19に羽根20を具備した砥
石。 【効果】 砥石外周面の溝と砥石端面の放射状の溝が高
速回転する事によって加工部へ冷却液が確実に供給さ
れ、砥石の摩耗および加工品のカケ、ワレなどの損傷の
低減が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セラミックスや高硬度
材料を高精度・高能率で研削加工するための軸付き砥石
および工具保持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、金型や機器部品にセラミックスや
高硬度材料が使用されている。それらセラミックや高硬
度材料の加工方法として、NC制御による加工機に軸付
き砥石を保持したツールホルダーを加工機の主軸部に固
定し、主軸を高速に回転させ砥石による除去加工で形状
を形成している。
【0003】この時の砥石と加工物の冷却方法は、次の
通りである。加工機の主軸中心部は空洞で、主軸に固定
されたツールホルダーおよびツールホルダーに保持され
た砥石の中心部も空洞となしている。
【0004】冷却液は、加工機の主軸に固定されたツー
ルホルダーの反対方向から主軸部の空洞を通して砥石端
面部および砥石外周面部に供給し、砥石と加工物の冷却
を行うと共に研削粉を除去させる方式となってる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般的
なNC制御の加工機は、前記に示すような主軸部内部よ
り冷却液を加工工具に供給させる構成でなく、主軸のツ
ールホルダー固定側の端面部から加工工具の周囲に冷却
液を供給する方式が主流である。
【0006】この方式では、砥石が高速で回転する研削
加工では、砥石の遠心力で冷却液が吹き飛ばされ、加工
部へ冷却液の供給が充分におこなわれない。その結果、
砥石の摩耗および加工品のカケ、ワレなどの損傷が発生
し精度の良い製品を得ることができない。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願発明の砥石およびツールホルダーは、砥石の円
筒部外周面に溝またはねじれ溝と砥石の端面部に放射状
の溝と砥石の軸部に回転中心軸と平行な穴を形成し前記
穴部に羽根を具備した構成とツールホルダーの砥石保持
側の軸部に回転中心軸と平行な穴を形成し前記穴部に羽
根を具備した構成とし、主軸を高速で回転させ砥石の回
転力および羽根の回転力により冷却液を加工部に強制的
に供給させ摩耗および加工品のカケ、ワレなどの損傷が
ない砥石およびツールホルダーを提供する。
【0008】
【作用】本発明は、砥石の円筒部外周面に形成されたね
じれ溝によって砥石の周囲から供給された冷却液をねじ
れ溝と前記溝と一致する端面部の放射状の溝によって加
工部に冷却液を供給する作用と砥石の端面部に供給され
た冷却液を砥石の円筒部外周面に形成されたねじれ溝と
一致しない端面部の溝によって排出される作用の繰り返
しによって加工部には新しい冷却液が供給され、砥石の
摩耗および加工品のカケ、ワレなどの損傷が発生する事
なく精度の良い製品が得られる。
【0009】一方、主軸に固定されたツールホルダーお
よび砥石軸に具備された羽根は、主軸が回転することで
羽根が回転し吸引効果が発生する構成となっている。
【0010】砥石周囲から供給された冷却液は、ツール
ホルダーおよび砥石軸に具備された羽根が回転すること
で砥石の円筒部外周面に形成された溝と前記溝と一致す
る砥石端面部の放射状の溝を通して冷却液を強制的に吸
引させる。前記により加工部には新しい冷却液が供給さ
れ、砥石の摩耗および加工品のカケ、ワレなどの損傷が
発生する事なく高精度で高能率の加工が可能となる。
【0011】
【実施例】以下本願発明の一実施例の加工方法について
図面を参照しながら説明する。
【0012】図1は、本願発明の実施例に使用した加工
装置の構成図で、後述する本願発明の一実施例である図
3あるいは図4の軸付き砥石1を保持したツールホルダ
ー21が主軸2に固定されている。
【0013】セラミックの加工品4は、バイス(図示せ
ず)によって加工装置のX軸テーブル9に固定され保持
されている。このセラミックの加工品4を、図2に示す
形状に加工しようとするものである。
【0014】X軸テーブル9上に液漕6を配置し、冷却
液供給ノズル3から供給される冷却液5で、加工品4全
体が液漕6内の冷却液5に浸かるように、冷却液排水口
7の絞りを調整して液漕6内の水位を設定する。
【0015】Z軸8、X軸テーブル9、Y軸テーブル1
0はコントローラ12によって制御される。
【0016】加工品4の角形状の凸部加工は、加工装置
の主軸2を高速で回転させ、砥石1が加工品4に接触し
ない位置で加工品4の規定加工深さ位置までZ軸8を降
下させる。
【0017】加工品4のX軸、Y軸方向に適当な切り込
みを与えてX軸テーブル9、Y軸テーブル10を駆動さ
せ研削加工する。前記X軸、Y軸方向の切り込みを繰り
返して加工品の角形状の凸部を形成する。
【0018】加工品4の角形状の凹部加工は、加工装置
の主軸2を高速で回転させ、加工品4の中央部にZ軸8
を降下させ砥石1が加工品4と接触すると同時にX軸テ
ーブル9またはY軸テーブル10を駆動させ、同時2軸
で適当な切り込み後、X軸、Y軸方向に適当な切り込み
を与えてX軸テーブル9、Y軸テーブル10を駆動させ
規定の大きさの角形状に研削加工する。以上の加工手順
を繰り返して加工品4の規定の加工深さ位置まで研削加
工し角形状の凹部を形成する。
【0019】上記の加工装置において、従来の砥石を用
いて研削加工を実施した結果、加工品外周の角部にカケ
の発生と砥石の端面部と円筒部外周面が交わる角部に大
きなRが発生した。
【0020】しかしながら、本願発明の砥石を用いて研
削加工した結果、加工品外周の角部にカケが発生するこ
となく砥石の端面部と円筒部外周面が交わる角部も変化
がなかった。この事は、本願発明の形状および構成に効
果がある事を示している。
【0021】なお主軸の回転方向が正回転と反対方向で
あれば、円筒部外周面には右ねじれの溝を形成すること
は言うまでもない。
【0022】また、羽根の構成も図5、図6に示した扇
風機などに使用されている羽根構成でなく、図7に示す
ような主軸の回転が正回転のとき砥石の端面部から見て
円筒部の内周面に右ねじれの突起物を形成した構成も考
えられる。なお主軸の回転方向が正回転と反対方向であ
れば、円筒部の内周面には左ねじれの突起物を形成する
ことは言うまでもない。
【0023】なお、本発明の砥石においては、砥粒はC
BNもしくはダイヤモンドが使用されることは勿論であ
る。
【0024】
【発明の効果】本願発明は、以上のごとく砥石の外周面
のねじれ溝と砥石端面の放射状の溝が高速回転する事に
よって加工部へ冷却液の供給する効果が発生し砥石の摩
耗および加工品のカケ、ワレなどの損傷の低減が図れ
る。
【0025】更に、ツールホルダーおよび砥石軸に羽根
を具備する事で加工部への冷却液の供給が促進され砥石
の摩耗および加工品のカケ、ワレなどの損傷が押さえら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の砥石の一実施例を装着した加工装置の
全体図
【図2】同実施例の砥石によって形成された加工品の完
成図
【図3】本発明の砥石の一実施例を示す構成図
【図4】本発明の砥石の他の実施例を示す構成図
【図5】本発明の砥石の更に他の実施例を示す構成図
【図6】本発明の工具保持具の一実施例の構成図
【図7】図6の工具保持具におけるファンの他の形態の
説明図
【符号の説明】
1 砥石 2 主軸 3 冷却液供給ノズル 4 加工品 5 冷却液 6 液漕 7 冷却液排出口 8 Z軸 9 X軸テーブル 10 Y軸テーブル 11 基台 12 コントローラ 13 砥石端面 14 溝 15 砥石外周面 16 溝 17 軸部 18 凹部 19 穴 20 羽 21 ツールホルダ本体 22 冷却液排出穴 23 砥石固定ネジ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加工機の主軸に固定された軸付き砥石を正
    回転させたとき、軸付き砥石の端面部からみて円筒部外
    周面に左ねじれの溝と端面部に放射状の溝を形成した軸
    付き砥石。
  2. 【請求項2】加工機の主軸に固定された軸付き砥石を正
    回転させたとき、軸付き砥石の端面部からみて円筒部外
    周面に左ねじれの溝と端面部に放射状の溝を形成した、
    砥粒がCBNまたはダイヤモンドの軸付き砥石。
  3. 【請求項3】加工機の主軸に固定された軸付き砥石を正
    回転させたとき、軸付き砥石の端面部からみて円筒部外
    周面に左ねじれの溝と端面部の中央部に凹部と端面部に
    放射状の溝を形成した軸付き砥石。
  4. 【請求項4】加工機の主軸に固定された軸付き砥石を正
    回転させたとき、軸付き砥石の端面部からみて円筒部外
    周面に左ねじれの溝と端面部の中央部に凹部と端面部に
    放射状の溝を形成した、砥粒がCBNもしくはダイヤモ
    ンドの軸付き砥石。
  5. 【請求項5】軸付き砥石の円筒部外周面に溝と端面部に
    放射状の溝と軸部に回転中心軸と平行な穴を形成しその
    穴に羽根を配置した軸付き砥石。
  6. 【請求項6】軸付き砥石の円筒部外周面に溝と端面部に
    放射状の溝と軸部に回転中心軸と平行な穴を形成しその
    穴に羽根を配置した、砥粒がCBNもしくはダイヤモン
    ドの軸付き砥石。
  7. 【請求項7】加工機の主軸に固定された軸付き砥石を正
    回転させたとき、軸付き砥石の端面部からみて円筒部外
    周面に左ねじれの溝と端面部に放射状の溝と軸部に回転
    中心軸と平行な穴を形成しその穴に羽根を配置した軸付
    き砥石。
  8. 【請求項8】加工機の主軸に固定された軸付き砥石を正
    回転させたとき、軸付き砥石の端面部からみて円筒部外
    周面に左ねじれの溝と端面部に放射状の溝と軸部に回転
    中心軸と平行な穴を形成しその穴に羽根を配置した、砥
    粒がCBNもしくはダイヤモンドの軸付き砥石。
  9. 【請求項9】工具を保持して加工機の主軸に固定される
    工具保持具であって、工具保持側の軸部に回転中心軸と
    平行な穴を形成しその穴に羽根を配置した工具保持具。
JP7168695A 1995-03-29 1995-03-29 軸付き砥石および工具保持具 Pending JPH08257923A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001157969A (ja) * 1999-09-20 2001-06-12 Kyocera Corp 研削工具及びこれを用いた研削加工方法
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