JPH08257831A - クロップシャーの制御方法 - Google Patents

クロップシャーの制御方法

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Publication number
JPH08257831A
JPH08257831A JP7068198A JP6819895A JPH08257831A JP H08257831 A JPH08257831 A JP H08257831A JP 7068198 A JP7068198 A JP 7068198A JP 6819895 A JP6819895 A JP 6819895A JP H08257831 A JPH08257831 A JP H08257831A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crop
cutting
crop shear
speed
shear
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7068198A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Matsunaga
誠夫 松永
Nobuo Murata
宣夫 村田
Masakuni Yamazaki
雅邦 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nisshin Steel Co Ltd filed Critical Nisshin Steel Co Ltd
Priority to JP7068198A priority Critical patent/JPH08257831A/ja
Publication of JPH08257831A publication Critical patent/JPH08257831A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目 的】クロップシャーでクロップエンド部を切断す
る際、精度よく切断してクロップエンドロスの歩留まり
を向上させる。 【構 成】クロップ切断制御装置5には、クロップシャ
ー7が停止位置aより切断位置bに至るまでに回転する
移動距離L1 に相当するパルスが記憶されている。クロ
ップ切断制御装置5は、パルスのカウントごとにバー先
端より切断位置までの残距離LB と次式によるLSを演
算し、LB=LSになったときモータ9に起動指令を出力
する。 【数3】 ここでVB はスラブの移動速度、Cはスラブの移動速度
に応じて選択したリードゲイン、αはクロップシャーの
加速度、βはスラブの加速度、△Lt は起動指令が出力
されてからクロップシャーが実際に起動するまでの時間
のずれの学習値、Sは速度オーバーシュート量の学習
値、△LB は調整定数である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、仕上げ圧延工程の前の
ホットバーの頭部或いは尾部のクロップエンド部を精度
よく切断するためのクロップシャーの制御方法に関す
る。
【0002】
【従来技術】熱間圧延設備において、仕上圧延機へホッ
トバーを噛み込ます際には、絞り込み防止やロール疵発
生防止のため、仕上圧延機の前に設けたクロップシャー
でクロップエンド部を切断し、先端部通板性の安定を図
っているが、切断されるクロップエンド部は、歩留まり
を向上させるうえで長さは短い程望ましい。そこで従来
はホットバーの移動速度に応じてクロップシャーの起動
タイミングや速度等を制御しているが、クロップエンド
部の実際の切断位置は指定位置よりずれがちであった。
【0003】特公平6−43010号には、ホットバー
のクロップエンド部を精度よく切断するために、ホット
バーの移動速度を検出して、移動速度が大なるときはリ
ードゲインを大、移動速度が小なるときはリードゲイン
を小とするように、ホットバーの移動速度に応じてリー
ドゲインを選択し、切断時のクロップシャーの周速がホ
ットバーの移動速度のリードゲイン倍となるように、ク
ロップシャーの起動タイミング及び周速を制御する方法
が開示されている。図1は、この方法で用いられる装置
について示すもので、粗圧延機を出たホットバー1は、
ディレーテーブル2により仕上圧延機に向かって搬送さ
れ、その先端がACR3に達すると、カメラ4により撮
像されたクロップエンド部の輪郭形状より切断位置が求
められ、クロップ切断制御装置5に出力される。クロッ
プ切断制御装置5にはまた、ACR3による検出信号に
よって降下し、ホットバー1に接触するメジャーリング
ローラー6で検出されたホットバー1の移動速度VB
出力され、クロップ切断制御装置5は、これにより移動
速度に対応したクロップシャー7の回転速度を設定する
リードゲインを求める。
【0004】クロップ切断制御装置5にはまた、待機停
止位置aより切断位置bまでの回転移動距離L1 に相当
するパルス数が、クロップシャー7が一回転したときパ
ルス発信器より発信される総パルス数より、前回の切断
時に切断位置bより待機停止位置aに回転するまでの間
に発したパルスのカウント数を減算することにより求め
られて記憶されている。
【0005】ホットバー1が続いてACRI8に達し、
ACRI8がこれを検出すると、クロップ切断制御装置
5のバー位置カウンターがゲートONされ、カウントが
開始される。そしてカウントごとにバー先端より切断位
置までの残距離LB が上述するようにして検出された移
動速度VB と予め入力しておいたACRI8と切断位置
までの距離とより演算される。
【0006】クロップ切断制御装置5は、記憶された回
転移動距離L1 と、検出されたホットバー移動速度VB
と、該移動速度VB に対応して選ばれたリードゲインC
と、これより求めたクロップシャー7の加速度αと、ホ
ットバーの加速度βとから」次式によって算出されたL
S が上記LB に一致したとき、モータ9の駆動回路に出
力し、クロップシャー7を起動する。そして上記加速度
αで加速し、バーの移動速度のリードゲイン倍でホット
バー1の切断を行う。
【0007】
【数1】
【0008】ここで、△Lは調整定数である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図2は、クロップシャ
ー7が待機停止位置aより起動して切断位置bでホット
バー1の切断を行い、停止させるまでのクロップシャー
7の周速について示すもので、クロップ切断制御装置5
からモータ9の制御回路に起動指令が出力されてから、
クロプシャーが実際に起動するまでにt1 ないしt2
時間のズレがあり、起動後、加速度α1 ないしα2 でホ
ットバー1の移動速度VB のリードゲイン倍である切断
速度CVB を超えた速度まで一気に加速したのち、切断
速度CVBに戻され、この切断速度CVB に維持されて
いる間において、c点で切断を行うようになっており、
その後減速して停止されるようになっている。
【0010】上述するように、クロップシャー7は起動
後、切断速度を越えた速度まで一気に加速し、オーバー
シュートしてから切断速度に達するようになっている
が、式1の起動タイミングの演算において、速度のオー
バーシュート量Vd1 或いはVd2 は従来、上述の時間
のズレや加減速率等、切断精度を決定する他の要因と一
緒に調整定数△Lとして処理されていた。
【0011】本発明は、速度のオーバーシュート量を単
独の調整定数として起動タイミングの演算をすることに
より、起動タイミングの精度向上を図り、以ってクロッ
プエンドロスの歩留まりを向上させようとするものであ
る。
【0012】
【課題の解決手段】本発明はそのため、クロップシャー
でホットバーのクロップエンド部を切断する際、クロッ
プシャー切断制御装置に検出したホットバーの移動速度
を入力し、移動速度が大なるときはリードゲインを大、
移動速度が小なるときはリードゲインを小とするよう
に、ホットバーの移動速度に応じたリードゲインを求
め、切断時のクロップシャーの周速がホットバーの移動
速度に連動するように、クロップシャーの起動タイミン
グ、周速等を演算制御する方法において、クロップシャ
ーの起動タイミングの演算制御にクロップシャー加速時
における速度オーバーシュート量の学習値を単独の補正
値として用いることを特徴とする。
【0013】本発明によれば、クロップシャー加速時に
おける速度オーバーシュート量Sを補正値として用いた
次式の式2より求めたLsがバー先端より切断位置まで
の残距離LB に一致したとき、クロップシャーを起動す
るようにされる。
【0014】
【数2】
【0015】ここで、△LA は調整定数である。また速
度オーバーシュート量Sは、演算により求めたクロップ
シャー速度Vがホットバーの移動速度VB のリードゲイ
ン倍CVB よりその上下に設定した設定量△Vを越えた
とき、すなわちV−CVB >△Vとなったとき、パルス
のカウントを開始する速度オーバーシュート量計測カウ
ンターのカウント値S=∫Vd dtとして求められ、式
2のクロップシャー起動タイミング計算に用いた速度オ
ーバーシュート量Sは、表1のクロップシャー速度と速
度オーバーシュート量のデータテーブルから検索されて
用いられる(なお、( )内はクロップシャー速度と速
度オーバーシュート量の具体的なデータテーブル値を示
す)。
【0016】
【表1】
【0017】また、表1のデータテーブルは、切断が完
了したときにその都度、実績値に基づいて修正される。
すなわちクロップシャー速度Vに対応して表1より検索
して用いた速度オーバーシュート量がSn-1 であり、実
際に切断が完了したときの実績値がSn であったとする
と、両者の比G=Sn /Sn-1 より、各データがGの係
数を用いて修正される。そして次回のカット時には、こ
の修正されたデータが用いられる。
【0018】図3は、以上のフローを示す。別の好まし
い発明では、クロップ切断制御装置5からデータ9の制
御回路に起動指令が出力されてから、クロップシャーが
実際に起動するまでの時間のズレが単独の補正項△Lt
として用いられる。したがってこの発明では、次式の式
3より求めたLSがホットバー先端より切断位置までの
残距離LB に一致したとき、クロップシャーを起動する
ようにされる。
【0019】
【数3】
【0020】ここで△LB は調整定数である。本発明に
おいても、時間のズレの補正項△Lt は、実績値に基づ
いて更新され、次回の切断時における式3の起動タイミ
ングの演算には、この更新された補正項が用いられる。
【0021】
【実施例】図1に示す装置を用い、先ず従来例と同様に
してメジャーリングローラ6でホットバー1の移動速度
B を検出し、クロップ切断制御装置5に出力して該装
置5で移動速度VB に対応したリードゲインCを求め、
クロップシャー7の切断時の周速CVB を算出する。ク
ロップ切断制御装置5ではまた、ホットバー先端がAC
RI8に達して、ACRI8がこれを検出したときから
パルスが発信され、カウントごとにバー先端から切断位
置までの残距離LB を検出して移動速度VBと、予め入
力しておいたACRI8と切断位置までの距離とより算
出する一方、切断待機位置aより切断位置bまでの予め
記憶しておいた回転移動距離L1と、上記移動速度VB
と、該移動速度VB に対応して選ばれたリードゲインC
と、これより求めたクロップシャー7の加速度αと、ホ
ットバーの加速度βとから上記式3に基づいてLsを算
出し、Ls=LBとなった時、切断制御装置5からの起動
指令によりモータ9を起動し、クロップシャー7を切断
時の周速がCVB となるように回転駆動した。図4は、
従来法によるものと本実施例による切断位置の測定経過
を示す。以上のように、クロシャーの起動タイミングの
演算制御に、モータ9に起動指令が出力されてからクロ
ップシャー7が実際に起動するまでの時間のズレの学習
値と、速度オーバーシュートの学習値を単独の調整定数
として用いたことにより、切断精度がより向上し、図4
に示すように、バーの切断指定位置と実際の切断位置の
ずれをより少なくすることができるようになった。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、クロップシャーの起動
タイミングを演算するのに調整定数の中に一括して組み
込まれて処理されていた速度オーバーシュート量を単独
の調整定数とし、しかもこの速度オーバーシュート量の
調整定数に学習機能を持たせて数値の信頼性を上げたこ
とにより、演算制御の制御精度が向上し、クロップエン
ドロスの歩留まりを向上させることができる。
【0023】更にまた、クロップシャー駆動用モータの
制御回路に起動指令が出力されてからクロップシャーが
実際に起動するまでの時間のズレの学習値を単独の調整
定数として用いるようにすれば、演算制御の制御精度が
より向上し、クロップエンドロスの歩留まりを更に向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明方法で使用される制御装置の概略図。
【図2】 切断時におけるクロップシャーの速度を示す
グラフ。
【図3】 切断時のフローを示す図。
【図4】 切断位置のバラ付キを示す図
【符号の説明】
1・・・ホットバー 2・・・ディレーテ
ーブル 3・・・ACR 4・・・カメラ 5・・・クロップ切断制御装置 6・・・メジャーリ
ングローラー 7・・・クロップシャー 8・・・ACRI 9・・・モータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロップシャーでホットバーのクロップ
    エンド部を切断する際、クロップシャー切断制御装置に
    検出したホットバーの移動速度を入力し、移動速度が大
    なるときはリードゲインを大、移動速度が小なるときは
    リードゲインを小とするように、ホットバーの移動速度
    に応じたリードゲインを求め、切断時のクロップシャー
    の周速がホットバーの移動速度に連動するようにクロッ
    プシャーの起動タイミング、周速等を演算制御する方法
    において、クロップシャーの起動タイミングの演算制御
    にクロップシャー加速時における速度オーバーシュート
    量の学習値を単独の補正値として用いることを特徴とす
    るクロップシャーの制御方法。
  2. 【請求項2】 クロップ切断制御装置5からデータ9の
    制御回路に起動指令が出力されてから、クロップシャー
    が実際に起動するまでの時間のズレの学習値を単独の補
    正項として用いる請求項1記載のクロップシャーの制御
    方法。
JP7068198A 1995-03-27 1995-03-27 クロップシャーの制御方法 Withdrawn JPH08257831A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100941777B1 (ko) * 2008-02-27 2010-02-11 (주)유피아이 이동식 절단기, 이를 이용한 이동식 절단시스템과 절단방법
CN103706642A (zh) * 2013-12-30 2014-04-09 陕西钢铁集团有限公司 基于直接轧制棒材全倍尺生产在线调整的控制系统及方法
KR101536915B1 (ko) * 2014-04-28 2015-07-16 현대제철 주식회사 크롭쉬어의 구동장치 및 그 제어방법
WO2024013976A1 (ja) * 2022-07-15 2024-01-18 東芝三菱電機産業システム株式会社 クロップシャーの切断制御システム

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KR100941777B1 (ko) * 2008-02-27 2010-02-11 (주)유피아이 이동식 절단기, 이를 이용한 이동식 절단시스템과 절단방법
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KR101536915B1 (ko) * 2014-04-28 2015-07-16 현대제철 주식회사 크롭쉬어의 구동장치 및 그 제어방법
WO2024013976A1 (ja) * 2022-07-15 2024-01-18 東芝三菱電機産業システム株式会社 クロップシャーの切断制御システム

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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020604